JP3003246U - 靴 底 - Google Patents

靴 底

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JP3003246U
JP3003246U JP1994002514U JP251494U JP3003246U JP 3003246 U JP3003246 U JP 3003246U JP 1994002514 U JP1994002514 U JP 1994002514U JP 251494 U JP251494 U JP 251494U JP 3003246 U JP3003246 U JP 3003246U
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JP
Japan
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shoe
shoe sole
heel
cutout groove
sole
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JP1994002514U
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English (en)
Inventor
健 中村
Original Assignee
株式会社タケヤ
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行時における靴の履き心地を向上させる。 【構成】 つま先側からかかと側へ向かい厚みが増加す
る靴底11において、その裏面に切欠溝12を設ける。
切欠溝12により、靴底11にかかと部13と易屈曲部
15を形成する。歩行時に、靴1のかかと側が足の踵に
追随して屈曲することを許容される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として婦人靴における履き心地を向上させる靴底に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、婦人用の靴には、例えば図3に示すようなものがある。すなわち、靴1 は、主として甲被部分に飾りが設けられた靴本体2と、ウエッジソールと称する 靴底3によって構成されてる。かかる靴底3は、屈曲可能な軟質の合成樹脂によ ってモールド成形されており、つま先からかかと側へ向かい厚みが増加する形状 、つまり楔形状を有している。
【0003】 図4にも示すように、靴底3の周面の両側部の中程には、斜め上方側に後退す る側部側湾曲面4,4が設けられ、また、その裏面には、裏面側湾曲面5が上方 へ後退する裏面側湾曲面5が設けられている。これにより、靴底3のかかと側に かかと部6が形成されている。そして、このような、かかと部6が一体形成され た靴底3を備えた靴1にあっては、その安定性がよく、履きやすくなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の靴底3を備えた靴1にあっては、靴底3が楔 形状であるため、いわゆる靴の「返り」が無かった。すなわち、前述したように 、かかと部6のつま先側に側部側湾曲面4,4および裏面側湾曲面5が設けられ ていても、これらが装飾としてしか機能せず、歩行するとき足が曲がっても、靴 1のかかと側がその曲がりに追随して上方側へ屈曲できなかった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、歩行時におけ る靴の履き心地を向上させる靴底の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するため、請求項1の靴底にあっては、つま先側からかかと側 へ向かい厚みが増加する靴底において、接地面を有する裏面の前記かかと側にか かと部を形成するとともに、該かかと部とその他の一般部との結合部分に易屈曲 部を形成する切欠溝を設けた。
【0007】 また、請求項2の靴底にあっては、請求項1の構成に加え、前記切欠溝の断面 形状を、下方に向けて末広がりとした。
【0008】 また、請求項3の靴底にあっては、請求項2の構成に加え、前記切欠溝の断面 形状を、前記裏面側を一辺とする三角形状とした。
【0009】 また、請求項4の靴底にあっては、請求項3の構成に加え、前記裏面の前記切 欠溝を隔てた両側に、前記切欠溝に連続する接地面を面一状に形成した。
【0010】 そして、請求項5の靴底にあっては、請求項1の構成に加え、前記裏面の前記 切欠溝を隔てた両側に、前記切欠溝に連続する接地面を面一状の接地面を形成し た。
【0011】
【作用】
請求項1の靴底においては、その靴底を備えた靴を履いて歩行する際に、足の 曲がりに追随して、易屈曲部が切欠溝の開口部分が拡開するよう屈曲する。この ため、その靴底を備えた靴にあっては、歩行時にかかと側が足の踵に追随する。 すなわち歩行時における靴の「返り」を確保できる。
【0012】 また、請求項2及び請求項3の靴底においては、請求項1の靴底を、例えば合 成樹脂にてモールド成形したり、加工成形したりする場合に、その製造を容易に 行える。
【0013】 さらに、請求項4の靴底においては、金型成形等により容易に製造でき、また その靴底を備えた靴の歩行時における「返り」が良くなるとともに、接地面積を より大きく確保でき、歩行時の安定性が向上しかつ滑りにくくなる。
【0014】 そして、請求項5の靴底においては、請求項1のものと同様に、その靴底を備 えた靴の歩行時における「返り」が良くなるとともに、接地面積が大きいため、 歩行時の安定性が向上しかつ滑りにくくなる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。すなわち図1は、従来例 で示したものと同様に、婦人用の靴1を示す図であって、靴1は、主として甲被 部分に飾りが設けられた靴本体2と、本考案に係る靴底11によって構成されて る。靴底11は、屈曲可能な軟質の合成樹脂によってモールド成形されており、 つま先からかかと側へ向かい厚みが増加する形状、つまり楔形状を有している。 靴底11は、図2にも示すように、その上方側に比べて下方側がややすぼまった 形状であり、その裏面11aが面一状に形成されている。そして、靴底11は靴 本体2に取り付けられることによって、そのつま先側が靴本体2に沿って反り上 がっている。
【0016】 また、その裏面11aには、靴1の中程よりもややかかと側に切欠溝12が設 けられている。切欠溝12の断面形状は、裏面側を一辺とする三角形つまり下方 に向かって末広がりである一方、裏面11aに連続する靴底11の周面11bの 両側部を貫通するように靴底11を横断している。
【0017】 そして、靴底11には、前記切欠溝12によって、かかと側の端部にかかと部 13が形成されるとともに、つま先側のその他の一般部14と前記かかと部13 との結合部分に易屈曲部15が形成されている。同時に、裏面11aは、前記切 欠溝12を隔ててその両側に2分割されている。すなわち前記切欠溝12のつま 先側に連続するつま先側接地面Aと、切欠溝12のかかと側に連続するかかと側 接地面Bである。なお、双方の接地面A,Bは当然のごとく面一状であり、各々 の接地面A,Bには、図示しないが滑り止め用の模様が形成されている。
【0018】 以上の構成からなる靴底11においては、前記易屈曲部15が靴底11におい て部分的にその厚みが薄い構造であるため、靴1を履いて歩行する際には、足が 曲がるとき、靴底11の中程に加わる応力が主として易屈曲部15に集中する。 このため、靴底11が足の曲がりに追随して、易屈曲部15が切欠溝12の開口 部分が拡開するよう屈曲し、これに伴い靴1にあっては、かかと側が足の踵に追 随する。すなわち歩行時における靴の「返り」が確保される。よって、靴底11 を備えた靴1の履き心地を向上させることができる。
【0019】 なお、本実施例の靴底11においては、前記切欠溝12の断面形状が末広がり である三角形状のものを示したが、これに限らず、切欠溝12の断面形状を逆U 字型等の平行溝や、裏面11a側から上方に向かって拡開する形状の溝等にする こともできる。その場合であっても前記と同様の効果を奏することができる。
【0020】 一方、本実施例の靴底11においては、切欠溝12の断面形状が末広がりであ るため、本実施例のように合成樹脂によりモールド成形したり、或は他の加工方 法により成形する場合であってもその製造が容易である。よって、靴底11を極 めて安価に提供することもできる。
【0021】 さらに、本実施例の靴底11においては、切欠溝12の両側に、先側接地面A と、かかと側接地面Bとが面一状に設けられた構造であるため、接地面積が従来 例に示したものに比べて大きくなり、靴1の安定性が向上しかつ滑りにくくなる 。よって、靴1の履き心地をさらに向上させることもできる。また、かかる効果 については、前記切欠溝12の断面形状が、前述したような、平行溝や、裏面1 1a側から上方に向かって拡開する形状の溝等である場合であっても同様に奏す ることができる。
【0022】 なお、本実施例においては、靴底11が婦人用の靴1にも用いられた場合につ いて説明したが、当然のごくと、本考案に係る靴底11を、男性用や性別を問わ ないものにも用いてもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の靴底においては、その靴底を備えた靴の歩行 時における「返り」を確保できるため、その靴底を備えた靴の履き心地を向上さ せることができるという効果がある。
【0024】 また、請求項2又は請求項3の靴底においては、請求項1の靴底の製造が容易 となるため、前記効果に加え、極めて安価に提供できるという効果がある。
【0025】 また、請求項4の靴底においては、接地面積が大きく、歩行時の安定性が向上 しかつ滑りにくくなるため、前記全ての効果に加え、その靴底を備えた靴の履き 心地をさらに向上させることができるという効果がある。
【0026】 そして、請求項5の靴底においては、低価格化を除く全ての点で請求項4の靴 底と同一の効果を奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す靴の側面図である。
【図2】同実施例の底面図である。
【図3】従来例を示す靴の側面図である。
【図4】同従来例の底面図である。
【符号の説明】
2 靴本体 13 かかと部 11 靴底 14 一般部 11a 裏面 15 易屈曲部 11b 周面 A つま先側接地面 12 切欠溝 B かかと側接地面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つま先側からかかと側へ向かい厚みが増
    加する靴底において、接地面を有する裏面の前記かかと
    側にかかと部を形成するとともに、該かかと部とその他
    の一般部との結合部分に易屈曲部を形成する切欠溝を設
    けたことを特徴とする靴底。
  2. 【請求項2】 前記切欠溝の断面形状を、下方に向けて
    末広がりとしたことを特徴とする請求項1記載の靴底。
  3. 【請求項3】 前記切欠溝の断面形状を、前記裏面側を
    一辺とする三角形状としたことを特徴とする請求項2記
    載の靴底。
  4. 【請求項4】 前記裏面の前記切欠溝を隔てた両側に、
    前記切欠溝に連続する接地面を面一状に形成したことを
    特徴とする請求項3記載の靴底。
  5. 【請求項5】 前記裏面の前記切欠溝を隔てた両側に、
    前記切欠溝に連続する接地面を面一状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載の靴底。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672202A (ja) * 1992-08-31 1994-03-15 Ikeda Bussan Co Ltd 座席装置
JPH0672203A (ja) * 1992-08-31 1994-03-15 Ikeda Bussan Co Ltd 座席装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672202A (ja) * 1992-08-31 1994-03-15 Ikeda Bussan Co Ltd 座席装置
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