JP3081652U - 履 物 - Google Patents

履 物

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JP3081652U
JP3081652U JP2001002845U JP2001002845U JP3081652U JP 3081652 U JP3081652 U JP 3081652U JP 2001002845 U JP2001002845 U JP 2001002845U JP 2001002845 U JP2001002845 U JP 2001002845U JP 3081652 U JP3081652 U JP 3081652U
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豊彦 西辺
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株式会社ニシベケミカル
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 かかと部の底面に凹部が設けられた履物の軽
量化の比率を向上させることである。 【解決手段】 かかと部1bの凹部4bを、開口から奥
に向かって徐々に広がるように形成するとともに、凹部
4bの内面に、凹部4bの内壁から突出して凹部4bの
底面に連なる柱状のリブ6を設けることにより、底面3
の接地面積とかかと部1bの強度を確保して、安全性や
履き心地を損なうことなく、従来よりも軽量化できるよ
うにしたのである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、かかと部の底面に凹部が設けられた履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、履物は重量が軽い方が履きやすくて疲れにくく、使用する材料も少な くてすむ。このため、靴やサンダル等でかかと部にある程度の厚みがある履物で は、図2に一例を示すように、かかと部51の底面52に凹部53を設けて軽量 化したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したかかと部に凹部を設けた履物では、できるだけ凹部を大きくして軽量 化の比率を上げ、使用する材料を少なくすることが、製造コストを抑えるための ポイントとなる。しかし、凹部を広くしすぎると、底面の接地面積が小さくなっ て滑りやすくなり、転倒して怪我をしたりするおそれが生じる。また、凹部を深 くしすぎると、かかと部の厚みが薄くなって履いたときに大きく沈み込むように なり、履き心地が悪くなる。
【0004】 すなわち、このような履物では、凹部の形状は、底面に安全性確保のための所 定の接地面積を残すとともに、かかと部には履き心地が悪くならない最低限の厚 みを持たせるという条件を満足するように決める必要があるので、一定の比率以 上に軽量化することが難しい。
【0005】 そこで、この考案の課題は、かかと部の底面に凹部が設けられた履物の軽量化 の比率を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、かかと部の底面に凹部が設けられた 履物において、前記凹部の奥側を開口側より広く形成した構成を採用したのであ る。
【0007】 すなわち、かかと部の凹部の奥側を開口側より広く形成することにより、底面 の接地面積とかかと部の厚みを確保して、安全性や履き心地を損なうことなく、 凹部の形成による軽量化の比率を向上させることができるようにしたのである。
【0008】 前記凹部の内面に、凹部の内壁から突出して凹部の底面に連なるリブを設ける ことにより、かかと部の強度を維持したまま凹部の奥側をさらに広くして、履物 をより軽量化することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき、この考案の実施形態を説明する。この履物は、図1(a )、(b)に示すように、底部1と足先を引っ掛けるためのベルト2とが合成ゴ ムで一体成形されたサンダルで、底部1の底面3のかかと側に凹部4が設けられ ている。
【0010】 前記凹部4は、開口から奥に向かって徐々に広がるように形成されている。ま た、凹部4の内面には、底面に沿ってY字状に延び、土踏まず部1aを補強する 帯状のリブ5が設けられている。この帯状のリブ5で仕切られた3つ凹部4a、 4a、4bのうち、かかと部1bの凹部4bの内面には、凹部4bの内壁から突 出して凹部4bの底面に連なる柱状のリブ6が、周方向に沿って6箇所に設けら れている。
【0011】 すなわち、この履物では、かかと部1bの凹部4bの奥側が開口側より広く形 成されているので、底面3の接地面積およびかかと部1bの厚みを図2に示した 従来の履物と変えずに、軽量化することができる。また、凹部4bの内面にリブ 6が設けられているため、かかと部1bの強度もほとんど変わらない。
【0012】 なお、土踏まず部1aの凹部4aは、その開口の広さが底面3の接地面積に影 響しないので、必ずしも奥側を開口側より広く形成しなくてもよい。
【0013】 上述した実施形態では、かかと部の凹部を、開口から奥に向かって徐々に広く なるように形成したが、例えば、凹部の内壁の奥側に周方向に沿って溝を設ける 等、奥側が開口側より広くなっていれば、どのような形状に形成してもよい。
【0014】 また、かかと部の凹部のリブは、柱状に形成したが、あまり軽量化を妨げずに かかと部を補強することができれば、どのような形状としてもよい。また、リブ を設ける位置や個数も、種々の設計が可能である。
【0015】 なお、この考案は、サンダルに限らず、かかと部の底面に凹部が設けられてい れば、どのような履物にも適用することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案の履物は、かかと部の底面に設けられた凹部の奥側を 開口側より広く形成したものであるから、安全性や履き心地を損なうことなく、 軽量化の比率を向上させることができ、その分だけ材料の使用量を減らしてコス トダウンを図ることができる。
【0017】 前記凹部の内面に、凹部の内壁から突出して凹部の底面に連なるリブを設ける ことにより、かかと部の強度を維持したまま凹部の奥側をさらに広くすることが でき、履物をより軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは実施形態の履物の底面側からの外観斜視
図、bはaの履物のかかと部の縦断面図
【図2】従来の履物のかかと部の縦断面図
【符号の説明】
1 底部 1a 土踏まず部 1b かかと部 2 ベルト 3 底面 4、4a、4b 凹部 5、6 リブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かかと部の底面に凹部が設けられた履物
    において、前記凹部の奥側を開口側より広く形成したこ
    とを特徴とする履物。
  2. 【請求項2】 前記凹部の内面に、凹部の内壁から突出
    して凹部の底面に連なるリブを設けた請求項1に記載の
    履物。
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