JP3075923U - 長 靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 長靴の踏まず部のみで物の上に載った場合に
も滑り難くする。 【解決手段】 底面の踏まず部４にも意匠６を施こす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、消防用に用いて好適な長靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

長靴においては、底面の意匠（凹凸模様）をできるだけシャープにして地面によ く食い付くようにしてある。食い付くことで摩擦抵抗を上げ、滑り難くするため である。この意匠は底面全体に施されるが、只、中央の踏まず部には施されてい なかった。これは、この部分は接地しないから、ここに意匠を施す必要がなかっ たからだと思われる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このことは、すべての長靴に共通した考え方であり、消防士が履く長靴も然りで あった。ところが、消防士は消火活動に際して屋根の上を歩くこともあり、屋根 には瓦屋根もある。瓦屋根では、その継ぎ目の部分がある幅に亘って高くなって おり、この継ぎ目に踏まず部が位置すると、他の部分は浮き上がり気味になる。 従って、踏まず部に意匠が施されていないと滑ってしまう。本考案はこれを解決 したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案は、底面の踏まず部にも意匠を施した長靴を提供する。踏まず 部に意匠があれば滑り難いから、踏まず部が瓦の継ぎ目部分に載ってここで体重 の大半を受けることがある消防用の靴に適用して最適である。尚、踏まず部に意 匠を施せば、その分だけ踏まず部の底が従来のものよりも浅くなるから、この点 からも滑り難くしていると言える。ところで、長靴には皮革製とゴム製とがある が、本考案が適用されるのは一般にはゴム長靴である（皮革製長靴に適用されて はならないというのではない）。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本考案に係るゴム 製長靴の側面図、図２は底面図であるが、この長靴Ａは、靴形状をした足挿入部 １の上方にブーツ状の脛挿入部２が形成される従来周知の形状をしているもので ある。足挿入部１の裏面（底面）は、これに挿入される足に合わせて後方から踵 部３、踏まず部４及び甲被裏部５に形成されており、それぞれに足の踵、土踏ま ず、甲被が挿入される。

【０００６】 足挿入部１の底面には凹凸模様である意匠６が施されるが、従来であれば、踏ま ず部４には意匠６は施されていなかった。しかし、本考案では、この意匠６を踏 まず部４を含めて足挿入部１の底面全体に施すのである。尚、この意匠６は、成 形用の型にその模様を掘っておいて成形時に施すのが大半であり、中には成形後 に施したりするものあるが、本考案ではそのいずれであってもよい。更に、意匠 ６のデザインも問わない。

【０００７】

【考案の効果】

以上、本考案に係る長靴によれば、踏まず部にも意匠が施されていて滑り難いか ら、踏まず部が瓦の継ぎ目部分に載ってここで体重の大半を受けることがある消 防用の靴に適用して最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例を示す長靴の側面図である。

【図２】本考案の一例を示す長靴の底面図である。

【符号の説明】

Ａ 長靴 ４ 踏まず部 ６ 意匠

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底面の踏まず部にも意匠を施した長靴。
2. 【請求項２】 長靴がゴム長靴である請求項１の長靴。