JPH0712847U - 汚染防止型吹出口 - Google Patents

汚染防止型吹出口

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JPH0712847U
JPH0712847U JP4664893U JP4664893U JPH0712847U JP H0712847 U JPH0712847 U JP H0712847U JP 4664893 U JP4664893 U JP 4664893U JP 4664893 U JP4664893 U JP 4664893U JP H0712847 U JPH0712847 U JP H0712847U
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JP
Japan
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frame
outlet
ceiling
outlet frame
air
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Application number
JP4664893U
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English (en)
Inventor
幸男 久野
明 鳥実
Original Assignee
協立エアテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出口枠の額縁部に空調空気の拡散誘引部を
設けたことにより、吹出口より天井面に向けて吹出され
る気流を、吹出口より遠地点で天井面に接触する様に拡
散誘引でき、天井面の汚染を効率防止できる汚染防止型
吹出口を提供することを目的とする。 【構成】 吹出口枠12と、この吹出口枠の下端周縁に
設けられた額縁部14とを備え、前記額縁部は、前記吹
出口枠の下端周縁から一端上方へ円弧状に湾曲され、気
流を拡散状に誘引し得る様な拡散誘引部22を含んで成
る。吹出口枠の内面から額縁部の散誘引部22に沿って
通流する気流によって、吹出口枠から天井板方向へ通流
する気流は下方へ膨らみながら通流し、額縁部から遠地
点で天井板と接触する様に拡散されて天井板の汚染を防
止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吹出口より吹出す気流で吹出口近傍の天井面が汚染されるのを防止 することを特徴とする汚染防止型吹出口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内の部屋全体や所定の場所等の空気調和を図るために、天井面や壁 面等に吹出口を設け、この吹出口から空調空気を吹出しながら空気調和を図って いるものである。 例えば、図6に示す様に天井ディフューザを天井面に設置する場合には、天井 板に開口した挿入口内に円形、角形等に形成された吹出口枠を嵌合させ、吹出口 枠の上端ネックを天井裏空間に配置された空調ダクト等に接続すると共に吹出口 枠の下端周縁に設けた断面略V字状や断面略L字状等の額縁部の上面を天井板に 密着させている。 そして、前記吹出口枠内に設けたコーンを上下調整しながら暖房時には暖気気 流を天井面と略垂直方向に、冷房時には冷気気流を天井面に沿った略水平方向に 吹出させている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記吹出口枠から冷気を天井面に沿って水平方向へ吹出すとき に、室内側の汚染空気Hが同時に誘引され、この汚染空気を含んだ冷気が接触す る額縁部の周縁の天井面が次第に暗褐色に汚染され、この天井面の汚染で美観が 低下する等の問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、吹出 口枠の額縁部に空調空気の拡散誘引部を設けたことにより、吹出口より天井面に 対して水平方向に吹出される気流を、より拡散的に吹出す様にして、天井面の汚 染を防止できる汚染防止型吹出口を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、天井等に取り付けられる空気吹出し用 の吹出口であって、吹出口枠12と、この吹出口枠12の基部12a周縁に設け られた額縁部14とを備え、前記額縁部14は、前記吹出口枠12の基部12a に接続され略上方へ断面円弧状に湾曲され、気流を拡散状に誘引し得る様な拡散 誘引部22と、該拡散誘引部22に接続され前記天井28の下面に沿って設けら れた縁部26を備えて成る汚染防止型吹出口10から構成される。
【0006】
【作用】
本考案の実施例に係る汚染防止型吹出口は、その額縁部に、吹出口枠の下端周 縁から略上方へ円弧状に湾曲され、気流を拡散状に誘引し得る様な拡散誘引部を 含むことを特徴とするものである。従って、額縁部を天井面に密着設置すること により、吹出口枠から天井板へ向け吹出される気流は、額縁部の下面で下方へや や膨らみながら通流されて吹出口枠から遠地点で天井板と接触する様に拡散され 、吹出口周縁の天井板の汚染を防止できることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。 図1、図2、図3には、本考案の実施例に係る汚染防止型吹出口10が示され ている。 図において、前記汚染防止型吹出口10は、軽金属を素材とし、上端口より下 端口へ向けラッパ状に拡径された吹出口枠12と、この吹出口枠12の下端周縁 に曲成された額縁部14とを備えている。
【0008】 図1、図2に示す様に、図示しないダクトに接続された短管筒状のネック部1 6の下端部に吹出口枠12が接続される。この吹出口枠12はこのネック部16 から下方に拡開状に形成されており、その内部には複数のコーン状の羽根18が 嵌合されている。 前記羽根18は、ネック部16の内面に設けたブラケット20に取付けられて いる。この羽根18により、ネック部16から吹出口枠12内へ通流する気流は 放射状に偏向されて室内等に吹き出されることとなる。
【0009】 なお、前記羽根18は、ネック部16に取付ける代わりに、吹出口枠12内に 取付けてもよい。また、羽根18を上下可動に取付けてもよく、暖気のときには 羽根を吹出口枠12内の上部位置に上げて垂直下方へ吹出し、冷気のときには羽 根を吹出口枠12内の下部位置に下げて天井面に沿った水平方向へ吹出す様に調 整してもよい。
【0010】 図3に示す様に、前記額縁部14は、吹出口枠12の基部12a周縁から略上 方へ円弧状に湾曲された円弧凹面24を有し、気流を拡散状に誘引し得る様な拡 散誘引部22を含む。 前記拡散誘引部22は、前記吹出口枠12の下端あるいは基部12a周縁から 、一旦は略上方へ円弧状に湾曲され、さらに天井面の下面側に沿って設けられた 縁部26に接続されている。そして、実施例においては、この拡散誘引部22は 全体として外側に下がる様な形状に形成されている。
【0011】 これにより、吹出口枠12内を通流しながら羽根18で天井板28方向へ偏向 される気流は、拡散誘引部22の円弧凹面24に沿って円弧状に湾曲され、下方 へやや膨らんだ気流として通流する。これによって、この気流は吹出口枠12か ら、図2に示す遠地点Fで天井板28と接触する様に拡散されながら天井板28 の汚染を防止できることとなる。
【0012】 なお、前記拡散誘引部22は、必ずしも吹出口枠12の下端周縁から外側下方 へ傾斜して設ける必要はなく、要は、吹出口枠12の周縁、特に額縁部の周縁が 目立つ程に汚染されて意匠感を損なうことがないような吹出し気流を得れば良い ものであって、例えば、図4に示すように吹出口枠12の基部12aから断面円 弧状の円弧凹面24を形成し、縁部26が前記吹出口枠12の基部12aに対し て略水平方向の位置となるように設けられた場合も含むものである。
【0013】 前記拡散誘引部22の端部周縁には、縁部26が上方側へ突出されている。 この縁部26は天井板28の下面に密着して天井板28に開口された吹出口枠 挿入口30を額縁部14で遮蔽する。
【0014】 本考案に係る汚染防止吹出口10は、図1に示す様に、吹出口枠12の下端の 額縁部14を天井板28の吹出口枠挿入口30の下面に密着させ、吹出口枠12 の上端のネック部16を天井裏空間の空調ダクト等に接続する。 そして、夏期における冷気は、天井板28に沿った水平方向へ吹出す様に吹出 口枠12内の羽根18を調整する。
【0015】 そこで、図3に示す様に、前記吹出口枠12の内面に沿って矢印A1の様に吹 出された気流は、拡散誘引部22の円弧凹面24の内面に沿って矢印A2の様に 下方向へ吹出される。 これに対し吹出口枠12内の羽根18で水平方向に偏向された気流が矢印A3 の向きに吹出され、この矢印A3向きの気流は室内空気Hを誘引混合しながら拡 散誘引部22の内面に沿った矢印A2の気流によって下方へやや膨らみながら矢 印A4方向へと吹出されることとなる。
【0016】 そして、前記吹出口枠12から天井板28へ向け矢印A4の様に吹き出された 冷気は、額縁部14の下面で下方へやや膨らみながら通流され、図2に示す様に 、前記気流は吹出口枠12から遠地点Fで天井板28と接触する様に拡散されて 天井板28の汚染を防止できる。
【0017】 また、図6に示す従来の天井ディフューザの額縁部において、吹出口枠から冷 気が吹出されるときに、額縁部のG1点に冷気が直接接触して冷却され、このG 1点の低温度が額縁部の上面間隙側のG2点に伝導して冷却される。一方、室内 側の汚染空気Hを誘引混合したやや暖かい空気が額縁部の外面のG3点の近傍に 接触通流され、前記額縁部の外面のG3点と内面側のG2点との温度差が大きく なって前記G3点近傍には接触空気の湿気が結露していた。
【0018】 しかしながら、本願においては、図3に示す吹出口枠12内から冷却された矢 印A1の気流で吹出口枠12の基部12a近傍が冷却されるものの、拡散誘引部 22に沿って通流する気流A2により、室内側の汚染空気Hを誘引混合したやや 暖かい矢印A3の気流は、下方へ膨らみながら矢印A4方向へと吹出される。 従って、天井板28の下面に接触したとしても縁部26より遠い地点であるた め、縁部26の内外面において大きな温度差が発生することなく、縁部26部分 に結露が生じることがない。
【0019】 図5の、従来の吹出口と本願の汚染防止型吹出口との天井板に対する気流接触 線図に示す様に、本願における気流接触線の方が、中央の吹出口に対する足が長 くなり、その分だけ気流は拡散されて天井板に接触し、天井板28の汚染度は、 従来の吹出口に比べ薄くなって目立つことなく、天井板の汚染、延ては美観の低 価を防止できることとなる。
【0020】 なお、実施例においては、アネモ型の天井ディフューザについて説明している が、本願はこれに限ることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の本 質を逸脱しない範囲における全ての天井ディフューザを含むものであり、例えば パン型ディフューザでも良い。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に係る汚染防止型吹出口によれば、吹出口枠と 、この吹出口枠の基部周縁に設けられた額縁部と、を備え、前記額縁部は、前記 吹出口枠の基部に接続され略上方へ断面円弧状に湾曲され、気流を拡散状に誘引 し得る様な拡散誘引部と、該拡散誘引部に接続され前記天井の下面に沿って設け られた縁部を備えて成ることにより、吹出口より天井面に向けて吹出される気流 を、吹出口より遠地点で天井面に接触する様に拡散誘引でき、天井面の汚染を確 実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る汚染防止型吹出口の縦断
面図である。
【図2】図2は、図1の汚染防止型吹出口の一部縦断面
図である。
【図3】図1の汚染防止型吹出口の受縁部の一部拡大縦
断面図である。
【図4】他の実施例に係る額縁部を示す一部拡大断面図
である。
【図5】従来の吹出口と本願の吹出口とから吹出される
気流の天井板に対する気流接触線図である。
【図6】従来の吹出口の気流の流れを示した縦断説明図
である。
【符号の説明】
10 汚染防止型吹出口 12 吹出口枠 14 額縁部 22 拡散誘引部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井等に取り付けられる空気吹出し用の
    吹出口であって、 吹出口枠と、 この吹出口枠の基部周縁に設けられた額縁部と、を備
    え、 前記額縁部は、前記吹出口枠の基部に接続され略上方へ
    断面円弧状に湾曲され、気流を拡散状に誘引し得る様な
    拡散誘引部と、 該拡散誘引部に接続され前記天井の下面に沿って設けら
    れた縁部を備えて成る汚染防止型吹出口。
JP4664893U 1993-08-03 1993-08-03 汚染防止型吹出口 Pending JPH0712847U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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