JPH07127484A - ディーゼルエンジンの遠心式ガバナの始動時燃料増量装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの遠心式ガバナの始動時燃料増量装置

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JPH07127484A
JPH07127484A JP27192293A JP27192293A JPH07127484A JP H07127484 A JPH07127484 A JP H07127484A JP 27192293 A JP27192293 A JP 27192293A JP 27192293 A JP27192293 A JP 27192293A JP H07127484 A JPH07127484 A JP H07127484A
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JP
Japan
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weight
governor
centrifugal
spring
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP27192293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagahama
真裕 長浜
Tatsuyuki Nakamura
達行 中村
Yuzo Umeda
裕三 梅田
Shunichi Manba
俊一 萬羽
Kozo Yoshida
鉱三 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH07127484A publication Critical patent/JPH07127484A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの始動性を向上させる。 【構成】 ガバナウエイト3と一体回転するウエイトホ
ルダ15に遠心式の始動時燃料増量装置20を設ける。
この始動時燃料増量装置20は、ウエイトホルダ15の
回転により遠心作動する遠心錘21と、この遠心錘21
の遠心作動と一体に連動して上記ガバナウエイト3に接
離する当接片22と、エンジンの始動時にその付勢力が
遠心錘21の遠心力に打ち勝って上記当接片22をガバ
ナウエイト3に当接させる付勢バネ23とを具備して成
る。エンジンの始動回転域内のエンジン回転数では、ガ
バナウエイト3の遠心作動を当接片22で拘束すること
により、ラックピン2aをエンジンの始動増量位置の近
傍に規制し、始動時の燃料増量を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
遠心式ガバナの始動時燃料増量装置に関し、特に遠心式
ガバナにおけるエンジンの始動性を向上させる技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの遠心式ガバナとし
ては、従来より例えば図3に示すものがある。この遠心
式ガバナは、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ1の
ラックピン2aにウエイト側レバー10を介してガバナ
ウエイト3とスタートスプリング11とを連動連結し、
調速レバー6をガバナスプリング7とスプリング側レバ
ー8とを順に介して上記ウエイト側レバー10に連結
し、上記ガバナスプリング7の張力を調速レバー6で調
節操作可能に構成されている。
【0003】上記ラックピン2aをスタートスプリング
11とガバナスプリング7で燃料増量側Rへ弾圧するの
に対して、ガバナウエイト3で燃料減量側Lへ押圧する
ように構成する。そしてエンジンの始動時には、上記ウ
エイト側レバー10を介してスタートスプリング11の
張力でラックピン2aを全負荷位置よりも増量側となる
始動増量位置(図示せず)に弾圧するように構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、エ
ンジンの始動時には、ガバナスプリング7の張力は作用
せず、ガバナスプリング7の張力より遥かに小さなスプ
リング力に設定されているスタートスプリング11の張
力だけが燃料噴射ポンプ1のラックピン2aに作用す
る。つまり、上記ラックピン2aは、スタートスプリン
グ11によって始動増量位置に弾圧されているが、始動
直後にはガバナウエイト3の遠心作動により、直ちに燃
料制限位置まで戻される。このため、エンジンの始動性
が悪くなる。本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、エンジンの始動性を向上することを技術課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明が採用した手段は、前記従来の付遠心式ガバナ
において、前記ガバナウエイト3と一体回転するウエイ
トホルダ15に遠心式の始動時燃料増量装置20を設
け、この始動時燃料増量装置20は、ウエイトホルダ1
5の回転により遠心作動する遠心錘21と、この遠心錘
21の遠心作動と一体に連動して上記ガバナウエイト3
に接離する当接片22と、エンジンの始動時にその付勢
力が遠心錘21の遠心力に打ち勝って上記当接片22を
ガバナウエイト3に当接させる付勢バネ23とを具備し
て成り、エンジンの始動回転域内の回転数では、ガバナ
ウエイト3の遠心作動を当接片22で拘束することによ
り、ラックピン2aを始動増量位置の近傍に規制するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用】本発明では、エンジンの始動時には、付
勢バネ23の付勢力が遠心錘21の遠心力に打ち勝っ
て、当接片22をガバナウエイト3に当接させ、ガバナ
ウエイト3の遠心作動を当接片22で拘束する。これに
より、ラックピン2aはエンジンの始動増量位置の近傍
に規制され、始動時の燃料増量が確保される。また、エ
ンジンが立ち上がり、始動回転域を超えると、遠心錘2
1の遠心作動によりガバナウエイト3へ当接していた当
接片22がガバナウエイト3から離れる。これにより、
ガバナウエイト3は当接片22による拘束から解放さ
れ、ラックピン2aはスタートスプリング11及びガバ
ナスプリング7の合力とガバナウエイト3のガバナ力G
との釣合力で調量域内を調量移動する。つまり、エンジ
ンは通常の運転状態に移行する。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
はエンジンの始動時において、付勢バネ23の付勢力で
当接片22をガバナウエイト3に当接させ、ガバナウエ
イト3の遠心作動を当接片22で拘束することにより、
ラックピン2aをエンジンの始動増量位置の近傍に規制
して、始動時の燃料増量を確保するように構成したの
で、エンジンの始動性を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例を示し、同図(A)は
遠心式ガバナの縦断面図、同図(B)はその遠心式ガバナ
の要部拡大図である。
【0009】この遠心式ガバナは、従来例と同様の基本
構造を備える。すなわち、ディーゼルエンジンの燃料噴
射ポンプ1のコントロールラック2のにラックピン2a
にウエイト側レバー10を介してガバナウエイト3とス
タートスプリング11とを連動連結する。また、調速レ
バー6にガバナスプリング7・スプリング側レバー8を
順に介して上記ウエイト側レバー10に連結する。
【0010】上記ガバナスプリング7の張力は調速レバ
ー6で調節操作可能に構成する。即ち、スタートスプリ
ング11とガバナスプリング7によりラックピン2aを
燃料増量側Rへ弾圧するのに対して、ガバナウエイト3
によりガバナスリーブ5・ウエイト側レバー10を介し
てラックピン2aを燃料減量側Lへ押圧するように構成
する。なお、図中の符号4はガバナ軸、15はガバナウ
エイト3と一体回転するウエイトホルダ、16はウエイ
トホルダ15の鍔部15aを回転自在に枢支する軸受で
ある。
【0011】第1の実施例では、図1に示すように、ウ
エイトホルダ15に2個の遠心式の始動時燃料増量装置
20・20を設け、各始動時燃料増量装置20はそれぞ
れガバナウエイト3の回転半径外端面に臨ませる。この
始動時燃料増量装置20は、ウエイトホルダ15の鍔部
15aの先端に固設された板バネ23と、この板バネ2
3と一体に形成された当接片22と、当接片22の当接
裏面に固着された遠心錘21とから構成されている。
【0012】本実施例では、エンジンの始動時には、板
バネ23の付勢力が遠心錘21の遠心力に打ち勝って、
当接片22をガバナウエイト3に当接させ、ガバナウエ
イト3の遠心作動を当接片22で拘束する。これによ
り、ラックピン2aはエンジンの始動増量位置の近傍に
規制され、始動時の燃料の増量が確保される。また、エ
ンジンが立ち上がり、始動回転域を超えると、遠心錘2
1の遠心作動によりガバナウエイト3へ当接していた当
接片22がガバナウエイト3から離れ、ガバナウエイト
3は当接片22による拘束から解放される。これによ
り、エンジンは通常の運転状態に移行する。
【0013】図2は本発明の第2の実施例を示す図1
(B)に相当する要部拡大図である。この実施例では、各
始動時燃料増量装置20は、ウエイトホルダ15の鍔部
15aの回転半径内面側に付設され、ガバナウエイト3
の支軸3a寄りの回転半径外端面に臨ませてある。この
始動時燃料増量装置20は、図2に示すように、ウエイ
トホルダ15の鍔部15aの先端寄りで回転半径内面側
に装着穴24を凹入形成し、この装着穴24内に付勢バ
ネ23と当接片22を固設した遠心錘21とを装填して
ケース25をかぶせつけ、ピンで形成した上記当接片2
2を上記ケース25から出退自在に突設させて構成され
ている。
【0014】この第2の実施例においても、第1の実施
例と同様に始動時の燃料増量が確保される。即ち、エン
ジンの始動時には、付勢バネ23の付勢力が遠心錘21
の遠心力に打ち勝って、当接片22をガバナウエイト3
に当接させ、ガバナウエイト3の遠心作動を当接片22
で拘束する。また、エンジンが立ち上がり、始動回転域
を超えると、遠心錘21の遠心作動によりガバナウエイ
ト3へ当接していた当接片22がガバナウエイト3から
離れ、当接片22による拘束を解除する。これにより、
エンジンの始動時において、燃料増量を確保してエンジ
ンの始動性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、同図(A)は遠心
式ガバナの縦断面図、同図(B)はその要部拡大図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例に係る遠心式ガバナの要
部拡大図である。
【図3】従来例に係る遠心式ガバナの縦断面図である。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ、 2a…ラックピン、 3…ガバナウエイト、 6…調速レバー、 7…ガバナスプリング、 8…スプリング側レバー、 10…ウエイト側レバー、 11…スタートスプリン
グ、 15…ウエイトホルダ、 20…始動時燃料増量装
置、 21…遠心錘、 22…当接片、 23…付勢バネ、 R…燃料増量側、 L…燃料増量側。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萬羽 俊一 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 吉田 鉱三 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
    (1)のコントロールラック(2)のラックピン(2a)にウ
    エイト側レバー(10)を介してガバナウエイト(3)とスタ
    ートスプリング(11)とを連動連結し、 調速レバー(6)をガバナスプリング(7)とスプリング側
    レバー(8)とを順に介して上記ウエイト側レバー(10)に
    連結し、上記ガバナスプリング(7)の張力を調速レバー
    (6)で調節操作可能に構成し、 上記ラックピン(2a)をスタートスプリング(11)とガバ
    ナスプリング(7)で燃料増量側(R)へ弾圧するのに対し
    て、ガバナウエイト(3)で燃料減量側(L)へ押圧するよ
    うに構成し、 エンジンの始動時には、上記ウエイト側レバー(10)を介
    してスタートスプリング(11)の張力でラックピン(2a)
    を全負荷位置よりも増量側となる始動増量位置に弾圧す
    るように構成したディーゼルエンジンの遠心式ガバナに
    おいて、 前記ガバナウエイト(3)と一体回転するウエイトホルダ
    (15)に遠心式の始動時燃料増量装置(20)を設け、 この始動時燃料増量装置(20)は、ウエイトホルダ(15)の
    回転により遠心作動する遠心錘(21)と、この遠心錘
    (21)の遠心作動と一体に連動して上記ガバナウエイト
    (3)に接離する当接片(22)と、エンジンの始動時にその
    付勢力が遠心錘(21)の遠心力に打ち勝って上記当接片(2
    2)をガバナウエイト(3)に当接させる付勢バネ(23)とを
    具備して成り、 エンジンの始動回転域内の回転数では、ガバナウエイト
    (3)の遠心作動を当接片(22)で拘束することにより、ラ
    ックピン(2a)を始動増量位置の近傍に規制するように
    構成したことを特徴とするディーゼルエンジンの遠心式
    ガバナの始動時燃料増量装置。
JP27192293A 1993-10-29 1993-10-29 ディーゼルエンジンの遠心式ガバナの始動時燃料増量装置 Pending JPH07127484A (ja)

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JP27192293A JPH07127484A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 ディーゼルエンジンの遠心式ガバナの始動時燃料増量装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1083312A2 (en) * 1999-09-07 2001-03-14 Delphi Technologies, Inc. Governor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1083312A2 (en) * 1999-09-07 2001-03-14 Delphi Technologies, Inc. Governor
EP1083312B1 (en) * 1999-09-07 2007-05-02 Delphi Technologies, Inc. Governor

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