JPH071271U - 木製ドア - Google Patents
木製ドアInfo
- Publication number
- JPH071271U JPH071271U JP3690893U JP3690893U JPH071271U JP H071271 U JPH071271 U JP H071271U JP 3690893 U JP3690893 U JP 3690893U JP 3690893 U JP3690893 U JP 3690893U JP H071271 U JPH071271 U JP H071271U
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- Japan
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- frame
- joint
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- door
- wooden door
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木製ドア枠構成部材の接合部に所望とする幅
と深さの凹部を形成させたことにより、意匠性ならびに
接合部の防水性を殆ど損なうことなく、塗膜の亀裂を目
立たなくすると共に、材の色差による接合部の違和感を
緩和することを目的とする。 【構成】 木製ドア1の構成部材である縦框2と上框3
などの接合部の外側縁7の木口面の一部を残し、ドアの
表面側となる外側コ−ナ−部が接合面に沿って凹部8が
形成されるように切削され、鏡板6を嵌め込んで組立て
た後、塗装仕上げが施されている。
と深さの凹部を形成させたことにより、意匠性ならびに
接合部の防水性を殆ど損なうことなく、塗膜の亀裂を目
立たなくすると共に、材の色差による接合部の違和感を
緩和することを目的とする。 【構成】 木製ドア1の構成部材である縦框2と上框3
などの接合部の外側縁7の木口面の一部を残し、ドアの
表面側となる外側コ−ナ−部が接合面に沿って凹部8が
形成されるように切削され、鏡板6を嵌め込んで組立て
た後、塗装仕上げが施されている。
Description
【0001】
本考案は玄関、内装などに用いるドアに関する。
【0002】
従来、ドアの框、鏡板などの部材を組み付けた後、塗装仕上げを行う方法、即 ち、後塗装仕上げによるものとしては、縦框と横框の接合などに於いて、嵌め込 み、ダボ構造など、接合、形状で接着剤を用いて接合し、接合個所にメチや段差 を生じないように研摩し、接合面を面一に平面化した後、目止め着色、中塗り、 上塗りなどの塗装仕上げを行う方法によって得られた木製ドア。
【0003】 枠構成部材の接合端面の一方又は双方の外側縁を接合時に互いに接触すること のないよう予め寸足らずに切り落とし、パネルを配置し、枠構成部材を組み立て て、該枠構成部材の接合端面の外側縁を対面させて、突合せ個所の堺面に細溝を 形成した後、塗装仕上げを行う方法(特公昭62−4513)によって得られた木 製ドアなどがあった。
【0004】
しかしながら、框同士の接合個所の表面を面一の水平面に研摩した後、塗装仕 上げを行う方法では、塗装仕上げ直後の意匠性は優れてはいるものの、長期間に わたる使用中の木材の繰返しの伸縮のため、接合個所の塗膜に亀裂を生じ易く、 特に乾燥によって割れが発生し、外観が悪くなる欠点を有していた。
【0005】 また、外側縁端面同士が接触することがないようにあらかじめ寸足らずに切り 落としてから組立てを行い、接合個所の堺面に細溝を形成させた後、塗装仕上げ を行う方法によって得られた木製ドアは、使用中に枠構成部材の突合せ個所の木 材が収縮しても境界面に細溝が形成され、面一の水平面ではないので、塗膜切れ を生じても目立たず、外観を損なうことがない利点を有する。
【0006】 しかし、外側縁が寸足らずに切り落とされているため、溝の幅が狭い場合、組 立て後、塗装工程に於いて、塗料を溝の底まで十分にゆきわたらせて塗装するこ とが困難で、強風を伴う降雨の天候では玄関ドアの場合、水濡れを起こすケ−ス があり、不完全塗装の溝の底面や側面より水が木材に浸透して膨張し乾燥するこ とによって割れを生じ易い欠点があった。
【0007】 このような問題点を防ぐ方法としては、枠材の組付接合を行う前に細溝の底面 、側面となる部分を予め着色、塗装することによって解消できるが、塗装工程が 増え、余分の労力を必要とするものであった。
【0008】 また、外側の一方又は双方が寸足らずに切り落とされるため、溝の深さは外側 縁の切り落とし位置の厚さとなり、溝が深くなることから、溝幅との関連に於い て、意匠性の点で必ずしも満足できるものではなかった。
【0009】 本考案は木製ドアに於いて、枠構成部材接合部の一方又は双方の外側縁の木口 部と表面が接するコ−ナ−部分を外側縁の木口面の一部を残して切削し、木製ド ア枠の構成部材の接合部に所望とする幅と深さの凹部を形成させたことにより、 意匠性、ならびに接合部の防水性を殆ど損なうことなく、塗膜の亀裂を目立たな くすると共に材の色差による接合部の違和感を緩和することを目的とする。
【0010】
本考案は框など、枠構成部材の接合部に於いて、該接合部に沿って凹部が形成 され、且つ、該凹部の幅及び深さが一定に規制されるように該枠構成部材の一方 又は双方の外側縁の木口面の一部を残しドア表面側コ−ナ−部が切削され、所定 の位置に鏡板を配置して組み立てられた後、塗装仕上げが施されたことを特徴と する木製ドアである。
【0011】 本考案の木製ドアは、枠構造部材である縦框、上框、下框、中桟、束など接合 部の位置に沿って外側縁木口面の内側になる部分を残して、外側、即ち、ドアの 表面側になる部分のコ−ナ−部分を切削して、組み立てることによって接合部表 面に凹部が形成されている。
【0012】 外側縁接合部のコ−ナ−部分の切削形状は、シャクリ形、えて(猿頬)形、沢( さじ)形などの面を有する凹部を形成させることができ、且つ、切削面の大きさ を変えることによって変化のある意匠効果を得ることが可能になる。
【0013】 また、凹部形成に於いて、幅に比して深さを浅くすることにより、組立後の塗 装で、下地着色剤、中塗塗料、上塗塗料を凹部内に完全に塗布することができ、 中塗などの研摩作業が容易になる。
【0014】
実施例1 図面に基づき、本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例を示す図面である。木製ドア1は無垢の木材 を用いて作られた、縦框2、上框3、下框4、中桟5を枠構成部材とし、鏡板6 が嵌め込まれ、それぞれの枠構成部材同士は雌雄嵌合、ダボと尿素樹脂系接着剤 で接着固定されている。
【0015】 上框3、下框4、中桟5それぞれは、縦框2との接合部分の外側縁7の木口面 の一部を残し、ドアの表面側となる外側コ−ナ−部分が幅2mm、深さ1mmのシャ クリ形状に切削されており、ドアを組み立てることによって、接合部に沿って凹 部8が形成される。
【0016】 組み立てられたドアは、ワイドベルトサンダ−などにより表面の木地仕上げが 行われ、下地着色が施された後、ポリウレタン樹脂塗料による中塗ならびに上塗 塗装が行われ、ドア全面が塗膜9によって被覆されている。
【0017】
木製ドアに於いて、框などの枠構成部材の接合部の外側縁の木口面の一部を残 し、ドア表面側コ−ナ−部分を切削して、接合部に凹部を形成させることにより 、凹部に塗装が容易に行える形状になるよう切削幅ならびに深さを適宜設定する ことが可能になる。その結果、凹部内を完全に塗装することができ、切削部から の浸水による材割れを防ぐことができる。
【0018】 また、框材などの収縮によって生じる接合部の塗膜の亀裂や、材の収縮率の違 いによる段差の発生などの欠点に対しても接合部に凹部が形成されているので、 これらの欠点が目立たず、外観を損なうことがない。
【0019】 更に、凹部によって接合部表面が分割されるので、面一に仕上げられた接合部 に較べ、材相互の色差による違和感が緩和され意匠性が向上する。
【図1】本考案の木製ドアの構造の一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の木製ドアの上框と縦框の接合部の構造
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
1 木製ドア 2 縦框 3 上框 4 下框 5 中桟 6 鏡板 7 外側縁 8 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 框など、枠構成部材の接合部に於いて、
該接合部に沿って凹部が形成され、且つ、該凹部の幅及
び深さが一定に規制されるように該枠構成部材の一方又
は双方の外側縁の木口面の一部を残しドア表面側コ−ナ
−部が切削され、所定の位置に鏡板を配置して組み立て
られた後、塗装仕上げが施されたことを特徴とする木製
ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036908U JP2594980Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 木製ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036908U JP2594980Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 木製ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071271U true JPH071271U (ja) | 1995-01-10 |
JP2594980Y2 JP2594980Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12482884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036908U Expired - Fee Related JP2594980Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 木製ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594980Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246932A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 框組パネル |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP1993036908U patent/JP2594980Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246932A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 框組パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594980Y2 (ja) | 1999-05-24 |
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