JPH07126922A - 分割型複合短繊維の製造方法 - Google Patents

分割型複合短繊維の製造方法

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JPH07126922A
JPH07126922A JP5300909A JP30090993A JPH07126922A JP H07126922 A JPH07126922 A JP H07126922A JP 5300909 A JP5300909 A JP 5300909A JP 30090993 A JP30090993 A JP 30090993A JP H07126922 A JPH07126922 A JP H07126922A
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JP
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polyamide
polyester
heat treatment
fiber
short fibers
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JP5300909A
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Toru Kamimura
徹 上村
Masatoshi Morita
正敏 森田
Tomoyuki Izumi
智之 和泉
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アミノ末端基量が35mmol/g以下のポリアミ
ドAとポリエステルBとからなり、少なくとも一方の成
分がポリシロキサンを0.05〜1重量%含有し、下記式
及びを満足する2成分を用いて、ポリアミドセグメン
トとポリエステルセグメントとが、横断面において放射
状に合計10以上で交互に配列されてなる複合フィラメン
トを溶融紡糸し、延伸し、定長又は緊張熱処理し、機械
捲縮を付与し、さらに弛緩熱処理した後、所定長に切断
して短繊維とする。 1500≦〔A〕≦3500 1.0≦〔A〕/〔B〕≦1.2 ここで、〔A〕及び〔B〕は、それぞれポリアミドA及
びポリエステルBの溶融粘度(ポイズ)で、温度 280
℃、剪断速度 1000sec-1における値を示す。 【効果】 織編物又はシート状にするまでの工程では分
割せず、分割処理工程によって初めて高度に分割する、
風合いに優れた織編物や不織布等を与える分割型複合短
繊維が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織編物又はシート状に
するまでの工程では分割せず、分割処理工程によって初
めて高度に分割する、風合いに優れた織編物や不織布等
を得るための分割型複合短繊維の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ソフトな風合い、ドレープ性、ワ
イピング性を有する織編物や不織布を得るべく分割型繊
維の開発がなされており、例えば、ポリアミドとポリエ
ステルのような互いに相溶性のない2種類のポリマーの
複合繊維(特公昭48− 37044号、同53− 37927号、同53
− 10169号等)が提案されている。しかし、この複合繊
維は、製糸性を向上するためには、分割前の単繊維繊度
を大きくすることが有利となるが、分割後の最終単繊維
繊度を小さくするには、分割数を多くする必要があり、
ノズル等の構成が複雑となり、製糸性の向上と分割後の
単繊維繊度を小さくすることの両者を満足させることが
困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
ポリアミドとポリエステルとからなる分割型複合繊維の
欠点を解消し、製糸性が良好で、分割後の最終単繊維繊
度も小さく、かつ織編物又はシート状にする以前の延
伸、カーディング、紡績等の工程では分割せず、その後
のウオータージェット加工やエンボス加工等の機械的処
理によって初めて高度に分割する織編物や不織布に好適
な分割型複合短繊維の製造方法を提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために鋭意検討の結果、アミノ末端基
量の少ないポリアミドとポリエステルとを用い、少なく
とも一方の成分にポリシロキサンを含有させ、紡糸、延
伸熱処理後、機械捲縮を付与し、弛緩熱処理することに
よりこの目的が達成されることを見出し、本発明に到達
した。
【0005】すなわち、本発明の要旨は次のとおりであ
る。アミノ末端基量が35mmol/g以下のポリアミドAと
ポリエステルBとからなり、少なくとも一方の成分がポ
リシロキサンを0.05〜1重量%含有し、下記式及び
を満足する2成分を用いて、ポリアミドセグメントとポ
リエステルセグメントとが、横断面において放射状に合
計10以上で交互に配列されてなる複合フィラメントを溶
融紡糸し、延伸し、定長又は緊張熱処理し、機械捲縮を
付与し、さらに弛緩熱処理した後、所定長に切断して短
繊維とすることを特徴とする分割型複合短繊維の製造方
法。 1500≦〔A〕≦3500 1.0≦〔A〕/〔B〕≦1.2 ここで、〔A〕及び〔B〕は、それぞれポリアミドA及
びポリエステルBの溶融粘度(ポイズ)で、温度 280
℃、剪断速度 1000sec-1における値を示す。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロ
ン66等が用いられるが、アミノ末端基量が35mmol/g
以下のものであることが必要である。アミノ末端基量が
35mmol/gを超えるものでは、オリゴマー等の作用によ
り紡糸の操業性が悪くなるので好ましくない。
【0007】また、ポリエステルとしては、ポリエチレ
ンテレフタレートが好ましく用いられるが、ポリアミド
との相溶性を生じない成分であれば、少量(5モル%程
度以下)の共重合成分を含有していてもよい。このよう
な共重合成分としては、イソフタル酸等の芳香族ジカル
ボン酸、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸及び1,4−
ブタンジオール等のジオール成分が挙げられる。
【0008】ポリアミド又はポリエステルに含有させる
ポリシロキサンの具体例としては、非反応型のジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、反応
型のジメチルポリシロキサンジオール、メチルフェニル
ポリシロキサンジオール、メチルハイドロジエンポリシ
ロキサン等が挙げられるが、ジメチルポリシロキサンが
好適に用いられる。
【0009】ポリシロキサンの含有量は、0.05〜1重量
%とすることが必要であり、好ましくは 0.1〜0.5 重量
%とするのが適当である。この量が0.05重量%未満であ
ると分割性を向上させる効果が不十分であり、1重量%
を超えると織編物又はシート状にする以前の延伸、カー
ディング、紡績等の工程で分割されたり、紡糸調子が悪
くなるので好ましくない。
【0010】本発明におけるポリアミドAとポリエステ
ルBは、それらの溶融粘度が式及びを満足するよう
に選択することが必要である。ポリアミドの溶融粘度を
1500ポイズ未満とすると、アミノ末端基減少のための末
端基封鎖剤の添加量が多く必要となるためコストアップ
となり、しかも繊維形成能が低下し、繊維強力が低く実
用上問題となる。一方、ポリアミドの溶融粘度が3500ポ
イズ以上となると、紡糸、再溶融時に解重合が進みモノ
マーが増加し、紡糸操業性が悪化する。
【0011】また、ポリアミドとポリエステルとの溶融
粘度の比が 1.0未満であると、ポリアミドが繊維断面の
中央部で集結して一つとなり、分割し難くなり、逆にこ
の比が 1.2を超えると、ポリアミドが繊維断面の外側に
多く露出し、紡糸調子が悪化するとともに、ポリエステ
ルが繊維断面の中央部で集結して一つとなり、分割し難
くなる。また、ポリアミドとポリエステルとの紡糸温度
での溶融粘度差を小さくすることにより、製糸性が向上
する。
【0012】本発明においては、まず、上記のようなポ
リアミドAとポリエステルBとを用いて溶融紡糸し、ポ
リアミドセグメントとポリエステルセグメントとが、横
断面において放射状に合計10以上で交互に配列された複
合フィラメントを得る。図1は、分割型複合短繊維の一
例を示す断面図であり、セグメント数の合計が24の例を
示し、1はポリアミドセグメント、2はポリエステルセ
グメントを示している。
【0013】紡糸速度は、 700〜1200m/分が適当であ
り、複合比は、体積比で3/7〜7/3が適当である。
【0014】本発明の方法で得られる分割型複合繊維
は、分割後の繊維の平均繊度が 0.5デニール以下、特に
0.3デニール以下となるようにすることが好ましい。分
割後の繊維の平均繊度が 0.5デニール以上になると、柔
軟性が得られず、風合いの悪いものとなる。したがっ
て、分割型複合繊維のセグメント数は、延伸倍率や後工
程のオーバーフィード率等を考慮して、分割後の平均繊
度が 0.5デニール以下になるように決められるが、複合
繊維のセグメント数は両成分の合計で10以上とすること
が必要である。セグメント数が両成分の合計で10未満の
場合、分割後の繊維の平均繊度を小さくしようとする
と、分割前の複合繊維を細くする必要があり、紡糸操業
上困難な場合がある。セグメント数が多ければ分割後の
繊度が小さくなるという利点があるが、実際には繊維製
造上の容易さから両成分の合計で10〜30のセグメント数
とすることが好ましい。
【0015】本発明では、複合紡糸して得た分割型複合
繊維を延伸するが、紡糸した複合繊維を集束して8〜60
万デニールの未延伸繊維束とし、2〜4倍に延伸するこ
とが好ましい。
【0016】延伸後、ヒートドラムを用いて定長又は緊
張熱処理を施す。この緊張熱処理の温度は 110〜150 ℃
が好ましく、熱処理温度が低いと、次工程で捲縮を付与
する等、熱処理を施すと繊維束が硬くなり、後工程で複
合繊維を分割させても十分に分割しない等の問題が発生
する。また、熱処理温度が高温になると、次工程で弛緩
熱処理を行っても複合繊維が十分収縮せず、後工程で複
合繊維が十分に分割しない。定長又は緊張熱処理におい
ては、繊維束が弛緩せず、かつあまり緊張されないよう
にすることが望ましく1.05倍程度以下の緊張率となるよ
うにすることが好ましい。
【0017】定長又は緊張熱処理を施した後、クリンパ
ーで機械捲縮を付与する。機械捲縮を付与することによ
り、後工程でのカード通過性が良好となると共に、複合
繊維の分割が一層容易になる。
【0018】機械捲縮を付与した後、定長又は緊張熱処
理の温度より10〜40℃高い温度で弛緩熱処理を施して複
合繊維を10%以上収縮させる。弛緩熱処理温度が低い
と、10%以上の弛緩率で弛緩熱処理を施しても複合繊維
を10%以上収縮させることができない。また、上記の範
囲より高い温度で弛緩熱処理を施すと、弛緩熱処理時に
繊維が溶融密着したり、変色するので好ましくない。複
合繊維を10%以上収縮させるには、弛緩熱処理時の弛緩
率を10〜25%にすることが好ましい。複合繊維を10%以
上収縮させるのは、互いにポリアミドとポリエステルの
収縮率の差を大きくし、後工程で複合繊維を分割しやす
くさせるためであり、10%未満の収縮では繊維が分割し
難いので好ましくない。最後に、所定長に切断して短繊
維とする。
【0019】次に、本発明の方法で得られる分割型複合
短繊維を不織布にして極細繊維に分割する場合について
説明する。まず、複合短繊維をカード工程で開繊し、ウ
エブを形成する。柔軟性の高い布帛を得るためには、ウ
エブの目付けを40〜100 g/m2の範囲とすることが好ま
しい。カード工程においてウエブを形成させた後、物理
的な処理を施して複合短繊維を分割させ、平均繊度が
0.5デニール以下の極細繊維とする。複合短繊維の分割
を行う物理的な処理としては、ニードルパンチを施す方
法や高圧液体流を噴射する方法(スパンレース法)があ
るが、繊維を割繊性よく分割させるためには、高圧液体
流をウエブ表面に噴射して、複合短繊維を分割させる方
法が好ましく、液体流として使用する液体は、取扱いの
容易な水又は温水が好ましい。なお、この水流の圧力を
適宜選択することにより、分割の程度を制御することが
可能であり、必要に応じて一部又は全部を分割し得る。
【0020】
【作用】本発明によると、アルカリ水溶液や有機溶媒等
で分割処理を施す必要がなく、風合い、ドレープ性及び
ワイピィング性が非常に良好な織編物や不織布等を与え
る分割型複合繊維が得られるが、その理由は次のとおり
である。少なくとも一方の成分にポリシロキサンを添加
することにより、ポリエステルとポリアミドの間にポリ
シロキサンの薄膜が形成され、割繊性が向上し、簡単な
水流処理等で割繊することができる。また、ポリアミド
のアミノ末端基を35mmol/g以下にすることにより、紡
糸時のモノマー発生量が減少し、紡糸操業性が向上す
る。さらに、ポリアミドとポリエステルの溶融粘度が式
及びを満足するようにすることにより、各ポリマー
の中央での集結や操業調子の悪化を防ぎ、均一に分割可
能となり、分割後の単繊維繊度が0.05〜0.5 デニールと
なる分割型複合短繊維を容易に得ることができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、測定法等は次のとおりである。 (1) 溶融粘度 島津製作所製のフローテスターFT−500 を用いて、280
℃において、剪断速度1000sec-1で測定した。 (2) アミノ末端基量 試料をフェノールとメタノールとの容量比7:3の混合
液に溶解し、自動滴定装置(HIRANUMA COM−900)を用い
て1/20規定塩酸で中和滴定して求めた。 (3) 分割率 処理後の不織布の断面を電子顕微鏡で観察し、次式で算
出した。 分割率(%)=(a/b)×100 a:セグメント数の約90%以上が分割した繊維の本数 b:分割前の繊維の本数
【0022】実施例1 アミノ末端基量30mmol/g、溶融粘度3200ポイズのナイ
ロン6をA成分とし、ポリシロキサン(ジメチルポリシ
ロキサン)を 0.5重量%含有した溶融粘度3000ポイズの
ポリエチレンテレフタレートをB成分として、体積比
1:1の割合で溶融紡糸し、1000m/分で巻き取り、図
1に示すような断面を有するセグメント数24、繊度10デ
ニールの分割型複合未延伸糸を得た。この未延伸糸を集
束して10万デニールの繊維束とし、延伸速度 100m/
分、延伸温度70℃で 2.4倍に延伸した。次いで定長熱処
理を行った後、クリンパーで18個/2.54cmの捲縮を付与
し、油剤を付与した。次いで 160℃の乾燥機中で弛緩率
15%で弛緩熱処理を10分間行い、繊維束を収縮させてた
後、トウカッターで51mmの長さに切断して短繊維を得
た。この短繊維をローラカードにより80g/分の速度で
開繊し、目付60g/m2のウエブとし、ロール巻にした。
このウエブをネットコンベアー上に供給し、孔径0.12m
m、孔間隔 1.0mmの噴射孔を複数個有する噴射ノズルを
3段階に設け、前段20kg/cm2 、中段60kg/cm2、後段8
0kg/cm2 の圧力の水を噴射して高圧水流噴射処理を行
い、ウエブの構成繊維の分割化と絡合化を行った。噴射
ノズルとネットコンベアの間隔は50mmで、ネットコンベ
アの速度は20m/分とした。得られた不織布の分割率は
98%であった。
【0023】実施例2〜7、比較例1〜3 ナイロン6のアミノ末端基量及び各成分のポリシロキサ
ンの添加量を表1のように変えた以外は実施例1と同様
に行って不織布を作成した。得られた結果も併せて表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】実施例2〜7では、紡糸調子が良好で、糸
切れの発生が紡糸開始時から21時間以上であった。ま
た、得られた不織布は、ペーパーライクで、表面がソフ
トな風合いを有しており、分割率は92%以上であり、高
い分割性を示した。これに対して、比較例1では、アミ
ノ末端基量が多かったため、紡糸操業性が悪く、糸切れ
が紡糸開始時から16時間程度で発生し、その後も多発し
た。また、ポリシロキサンの含有量が少ない比較例2で
は、分割率が低く、ポリシロキサンの含有量が多い比較
例3では、ローラカードでの開繊時に分割が発生し、ネ
ップが多発した。
【0026】実施例8〜11、比較例4〜8 ナイロン6とポリエチレンテレフタレートの溶融粘度関
係、セグメント数を表2のように変えた以外は実施例1
と同様に行って不織布を作成した。得られた結果も併せ
て表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】実施例8〜11で得られた分割型複合短繊維
を用いて作成した不織布は、分割後の平均繊度が0.21デ
ニール以下で、複合繊維の断面における2成分の中央部
での集結が小さく良好であったため、分割率が95%以上
であった。これに対して、ナイロンとポリエステルの溶
融粘度比が 0.8と小さい比較例4では、ナイロンが中央
で集結し、分割不可能であり、溶融粘度比が 1.3と大き
い比較例5では、ポリエステルが中央部で集結し、分割
不可能であると共に、紡糸開始から18時間で糸切れが発
生し、紡糸調子が不調であった。また、ナイロンの溶融
粘度が低い比較例6では、紡糸調子、分割率は良好であ
ったが、分割後の不織布の引裂強力が低い結果となり、
ナイロンの溶融粘度が高い比較例7では、紡糸開始から
4時間で糸切れが発生し、紡糸が不可能であった。さら
に、セグメント数の少ない比較例8では、分割後の単繊
維繊度を十分小さくすることができなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ポリアミドとポリエス
テルとからなる分割型複合繊維において、製糸性が良好
で、分割後の最終単繊維繊度も小さく、かつ織編物又は
シート状にする以前の延伸、カーディング、紡績等の工
程では分割せず、その後のウオータージェット加工やエ
ンボス加工等の機械的処理によって初めて高度に分割す
る織編物や不織布に好適な分割型複合短繊維の製造が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割型複合短繊維の一例を示す断面図であり、
セグメント数の合計が24の例を示す。
【符号の説明】
1 ポリアミドセグメント 2 ポリエステルセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/04 Z 7199−3B // D01F 6/90 311 E 7199−3B 6/92 307 N 7199−3B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ末端基量が35mmol/g以下のポリ
    アミドAとポリエステルBとからなり、少なくとも一方
    の成分がポリシロキサンを0.05〜1重量%含有し、下記
    式及びを満足する2成分を用いて、ポリアミドセグ
    メントとポリエステルセグメントとが、横断面において
    放射状に合計10以上で交互に配列されてなる複合フィラ
    メントを溶融紡糸し、延伸し、定長又は緊張熱処理し、
    機械捲縮を付与し、さらに弛緩熱処理した後、所定長に
    切断して短繊維とすることを特徴とする分割型複合短繊
    維の製造方法。 1500≦〔A〕≦3500 1.0≦〔A〕/〔B〕≦1.2 ここで、〔A〕及び〔B〕は、それぞれポリアミドA及
    びポリエステルBの溶融粘度(ポイズ)で、温度 280
    ℃、剪断速度 1000sec-1における値を示す。
JP5300909A 1993-11-05 1993-11-05 分割型複合短繊維の製造方法 Pending JPH07126922A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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