JP3861566B2 - 高ストレッチ性ポリエステル系複合糸の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高ストレッチ性を有するポリエステル系複合糸の製造方法に関するものであり、詳しくは該複合糸を構成する粘度の異なる2成分のうち、少なくとも高粘度成分が繰り返し単位の80モル%以上がトリメチレンテレフタレートである高ストレッチ性ポリエステル系複合糸の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリエステルは機械的特性をはじめ、様々な優れた特性を有しているため、衣料用のみならず幅広く展開されている。また、近年のストレッチブームによりポリエステル糸にストレッチ性、捲縮性を与えるため種々の方法が採用されている。
【0003】
例えば、ポリエステル糸に仮撚り加工を施し、加撚/解撚トルクを発現させてストレッチ性を付与する方法がある。しかしながら、このトルクは織物に使用した際には織物表面にシボを発生し、織物欠点となり易い問題がある。一方、収縮特性または溶融粘度の異なる重合体をサイドバイサイド型や偏芯芯鞘型に複合紡糸し、捲縮糸を得る技術も種々提案されている。例えば、特公昭44−2504号公報や特開平4−308271号公報には固有粘度差あるいは極限粘度差を有するポリエチレンテレフタレート(以下PETと略す)のサイドバイサイド型複合糸、特開平5−295634号公報にはホモPETとそれより高収縮性の共重合PETのサイドバイサイド型複合糸が記載されている。このような捲縮性ポリエステル複合糸を用いれば、確かにある程度のストレッチ性を得ることができるが、織物に使用した際のストレッチ性が不十分となり、満足なストレッチ性織物が得られにくいという問題があった。上記したようなサイドバイサイド型複合糸は織物拘束中での捲縮発現性能が低く、また捲縮がヘタリ易いためである。
【0004】
また、特開平11−189923号公報には、PETとそれより溶融粘度の低いポリトリメチレンテレフタレート(以下PTTと略す)からなるポリエステル系複合糸が提案されている。しかし、PTTをPETより低粘度とすると、発現する捲縮形態の大部分について、捲縮コイル内側がPET成分、外側がPTT成分となるために得られる捲縮糸のストレッチ性、捲縮発現性について十分満足のいくものではなく、またストレッチ性、捲縮発現性の保持性も非常に低いものとなり、実質的には固有粘度や極限粘度の異なるPETを用いたサイドバイサイド型複合により捲縮糸を得る技術と何ら変わりのないものとなってしまうなどの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記のような従来技術の有する問題を解消し、安定した生産性と優れたストレッチ性および品位を有する高ストレッチ性ポリエステル系複合糸の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
(1)粘度の異なるポリエステルをサイドバイサイド型に複合した捲縮性ポリエステル系複合糸を製造するに際し、少なくとも高粘度成分が繰り返し単位の80モル%以上がトリメチレンテレフタレートからなり、固有粘度が1.36〜1.52のポリトリメチレンテレフタレートである複合糸を紡糸冷却し、次いで分子量4000〜10000のポリエーテルを0.7〜30重量%含有する仕上げ剤を該複合糸に0.5〜2.5重量%付与した後に延伸し、2〜10%のリラックス率にて巻き取ることを特徴とするポリエステル系複合糸の製造方法である。
(2)仕上げ剤を付与した後延伸する前に、ノズル型ガイドにて490〜5890Pa/Rの圧空を吹き付けることを特徴とする前記(1)記載のポリエステル系複合糸の製造方法である。
(ただし、Rは交絡付与時の糸条1本の直径を示し、最終的に得られた糸条の繊度(dtex)をd、延伸倍率をrとしたとき、9.5×(d×r)1/2 で求めた値(μm)である。)
(3)粘度の異なるポリエステルをサイドバイサイド型に複合した捲縮ポリエステル系複合糸を製造するに際し、紡糸冷却後、予熱ローラーにて予熱し、一旦巻取ることなく続けて延伸し、熱処理ローラーにて熱処理し、リラックスローラーを経た後、巻取機にて巻取る製造方法であって、延伸前の予熱ローラー表面温度を50〜80℃、熱処理ローラーの表面温度を100〜180℃と設定することを特徴とする前記(1)または(2)記載のポリエステル系複合糸の製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。本発明において、複合糸を構成する重合体のうち、少なくとも高粘度成分は繰り返し単位の80モル%以上がトリメチレンテレフタレートからなるポリトリメチレンテレフタレートである。PTTは、結晶構造においてアルキレングリコール部のメチレン鎖がゴーシュ−ゴーシュの構造(分子鎖が90度に屈曲)であること、さらにはベンゼン環同士の相互作用(スタッキング、並列)による拘束点密度が低く、フレキシビリティーが高いことから、メチレン基の回転により分子鎖が容易に伸長・回復するという特有のストレッチ性を有している。このPTT固有のストレッチ性を複合糸においても十分発揮させるためである。なお、本発明において、複合糸を構成する高粘度成分と低粘度成分の複合比率は通常サイドバイサイド型複合による捲縮性付与に用いられる複合比率であれば、特に規定するものではなく、一般的には65:35〜35:65の範囲であり、好ましくは60:40〜40:60の範囲である。
【0008】
また、本発明において、複合糸を構成する高粘度成分および低粘度成分の重合体のうち、低粘度成分はポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどを用いれば良く、また低粘度のポリトリメチレンテレフタレートを用いても良い。
【0009】
本発明において、複合糸を紡糸冷却した後に付与する仕上げ剤は、分子量2000〜10000のポリエーテルを0.7〜30重量%含有することが重要である。ポリエーテルの分子量が2000を下回る場合あるいは仕上げ剤に対してポリエーテル含有量が0.7重量%を下回る場合、糸条の集束性や平滑性が低下してしまい、またポリエーテル分子量が10000を超える場合あるいは仕上げ剤に対してポリエーテル含有量が30重量%を超える場合、仕上げ剤の粘度が過剰に高くなり、平滑性が著しく低下してしまうばかりでなく、均一な仕上げ剤付与が難しくなる。これらの場合、延伸時や巻き取り時、後加工時に毛羽や糸切れが多発する。すなわち、上記の仕上げ剤は、分子量2000〜10000、好ましくは分子量4000〜8000のポリエーテルを0.7〜30重量%、好ましくは1.5〜10重量%含有することが好ましい。
【0010】
本発明において、複合糸を紡糸冷却した後に前記仕上げ剤を0.5〜2.5重量%付与することが重要である。仕上げ剤の付与量が0.5重量%を下回る場合、糸条の集束性や平滑性、制電性などの仕上げ剤としての種々の機能が低減する。また、仕上げ剤の付与量が2.5重量%を超える場合、糸条がベトついて取り扱い性が悪化したり、巻き取ったパッケージが崩れ易くなるばかりでなく、延伸や巻き取りにおけるガイド類、ローラー類などを汚してしまい、糸切れや毛羽の発生を誘発する。なお、本発明における仕上げ剤の付与方法は、特に規定するものではないが、多くの単糸で構成する糸条に均一に付与するためには、オイリングローラーで仕上げ剤を付与することが好ましい。仕上げ剤の付与量は0.5〜1.3重量%であることが好ましい。
【0011】
本発明において、上記の複合糸を紡糸冷却し、次いで仕上げ剤を付与し、延伸した後、2〜10%のリラックス率にて巻き取るものである。2%を下回るリラックス率で巻き取った場合、パッケージ形成後に、延伸により発生するPTTの繊維構造歪みが経時的に緩和し、パッケージが徐々に崩れたり、巻締まりを発生して、巻き取り機からのパッケージの取り出しがしにくくなる。また、10%を超えるリラックス率で巻き取ると、巻き取り中の糸条走行安定性が急激に悪化し、糸切れや毛羽発生を誘発したり、パッケージが過剰にソフトとなり崩れ易くなるばかりでなく、後加工での解舒性が急激に低下する。リラックス率は2〜7%であることが好ましく、巻締まり発生の防止効果と糸条走行安定性を確保し、優れたパッケージを得やすくするものである。
【0012】
本発明において、該複合糸を複合紡糸する際の複合紡糸装置は特に規定するものではないが、例えば以下のようにして製造することができる。図1は、本発明における実施の形態で用いる複合紡糸装置の一例を示す概略図である。すなわち、図1の紡糸巻き取り装置によりPETとPTTの2成分をサイドバイサイド型複合糸として紡糸する。そして口金1から吐出された糸条2をチムニー3で冷却し、続いてオイリングローラー4で給油し、交絡ガイド5にて圧空による油剤均一化を施した後に、第1ホットローラー6で引き取り、第2ホットローラー7との速度比により延伸した後に、本交絡ガイド8により本交絡を付与し、さらに第2ホットローラー7とリラックスローラー9との間でリラックスを付与したのち、リラックスローラー9とワインダー10のスピンドル12に支持された巻き取り糸パッケージ11の周速度との間でリラックスを付与した状態で巻き取る。
【0013】
この時、紡糸温度は特に規定するものではないが、PTTがPET対比、融点が低く、耐熱性が劣るため、紡糸温度は260〜280℃の範囲が好ましく、また、第1ホットローラー6の温度についても特に規定するものではないが、糸条を均一に加熱し、さらには過剰な加熱によるPTTの劣化を抑制するために、第1ホットローラー6の表面温度は50〜80℃の範囲とすることが好ましい。また、第2ホットローラー7の表面温度については100〜180℃の範囲が好ましく、PTTの熱劣化を抑制しつつ得られた複合糸を織物に加工する際の取り扱いを容易にするためのものである。
【0014】
第1ホットローラー6の周速度による紡糸速度は特に規定するものではないが、吐出糸条における非晶部の配向や部分的な結晶化が進み、延伸倍率を上げることができなくなるため、好ましくは1000〜2000m/分であり、より好ましくは1050〜1500m/分である。第2ホットローラー7の周速度は、延伸倍率によって決定されるが、通常3000〜6000m/分が好ましく、より好ましくは3500〜5000m/分である。
【0015】
第1ホットローラー6と第2ホットローラー7間での延伸倍率は特に規定するものではないが、2.0〜4.5倍が好ましく、より好ましくは2.8〜4.0倍であり、サイドバイサイド型複合により十分なストレッチ性と捲縮発現性を付与するためである。
【0016】
また、延伸後のリラックス率の付与方法は特に規定するものではなく、リラックスローラー9を介して第2ホットローラー7との間でリラックスを付与する方法、第2ホットローラー7とリラックスローラー9間さらにリラックスローラー9と巻き取り糸パッケージ11間の2箇所でリラックス率を付与する方法、あるいは第2ホットローラー7と巻き取り糸パッケージ11間で直接リラックス率を付与する方法などが挙げられ、いずれの方法を採用しても良いが、糸条の走行安定性を考慮した場合、リラックスローラー9を介して第2ホットローラー7との間でリラックスを付与する方法が好ましく、第2ホットローラー7とリラックスローラー9間さらにリラックスローラー9と巻き取り機10間の2箇所でリラックス率を付与する方法がより好ましく、リラックスローラーを2個設置してリラックス率を分割付与することがさらに好ましい。リラックス率を分割付与する場合、各箇所で付与するリラックス率の合計を、前記規定のリラックス率2〜10%とすることが重要である。リラックスローラーを2個設置する場合、第2ホットローラー7と第1リラックスローラー13間さらに第1リラックスローラー13と第2リラックスローラー14間、第2リラックスローラーとパッケージ11間の3箇所でリラックス率を付与することが好ましく、第2ホットローラー7と第1リラックスローラー13間は定長とし、第1リラックスローラー13と第2リラックスローラー14間さらには第2リラックスローラー14とパッケージ11間の2箇所でリラックス率を付与することがさらに好ましい。
【0017】
またリラックスローラーは、形状を特に規定するものではなく、ネルソンローラーを用いても良く、通常のゴデットローラーを用いても良いが、糸条を引き廻す際の作業性や設備コストを考慮した場合、通常ゴデットローラーを用いることが好ましい。また、この時、本交絡ガイドによる本交絡付与は特に必須の条件ではなく、交絡付与装置も特に規定するものではないが、巻き取るパッケージの品位をより向上すること、および後加工における解舒性を向上するためには、通常の交絡付与装置により1.0〜5.0個/mの交絡を付与することが好ましい。
【0018】
本発明において、仕上げ剤を付与した後、延伸する前にノズル型ガイドにて490〜5890Pa/Rの圧空を吹き付けることが好ましく、該糸条に付与した仕上げ剤の付着をより均一化するためのものであり、より好ましくは690〜1970Pa/Rである。ただし、Rは交絡付与時の糸条1本の直径を示し、最終的に得られた糸条の繊度(dtex)をd、延伸倍率をrとしたとき、9.5×(d×r)1/2 で求めた値(μm)である。なお、ここで用いるノズル型ガイドや圧空の吹き付け方法は、特に形状を規定するものはなく、一般的に交絡付与に用いられる市販のガイドを用いれば良いが、走行糸条に対して、直角方向に圧空を当てることが好ましい。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお、本文および実施例中の固有粘度、交絡数、捲縮伸長率、仕上げ剤付与量、糸切れ回数、毛羽個数は次に示す内容のものである。
A.固有粘度:
オルソクロロフェノール(以下OCPと略す)10ml中に試料ポリマーを0.8g溶かし、25℃にてオストワルド粘度計を用いて相対粘度ηrを次式により算出した値(IV)である。
【0020】
ηr=η/η0=(t×q)/(t0×q0)
IV=0.0242ηr+0.2634
ただし、η:ポリマー溶液の粘度
η0:OCPの粘度
t:溶液の落下時間(秒)
q:溶液の密度(g/cm3 )
t0:OCPの落下時間(秒)
q0:OCPの密度(g/cm3 )。
B.交絡数:
スイスROTHSCHILD製AUTO MATIC ENTAGLEMENT TESTER R2060を用い、糸速4cm/秒で30回測定し、次式より求めた値(個/m)である。
【0021】
交絡数(個/m)=1000mm/交絡距離mm
C.捲縮伸長率:
原長560mmのカセを作り、3.53×10-3cN/dtexの荷重を掛けた状態で、15分間の沸水処理を施す。その後170℃×5分間の乾熱処理を施した後に、0.018cN/dtexの荷重を掛けて30秒後のカセ長L1を測定し、次に3.53cN/dtexの荷重を掛けて30秒後のカセ長L2を測定し、次式より求めた値(%)である。
【0022】
捲縮伸長率(%)={(L1−L2)/L1}×100
D.仕上げ剤付与量(重量%):
JIS L1013に基づき、得られた複合糸をジエチルエーテルで抽出した時のジエチルエーテル抽出分として求めた。
E.糸切れ回数:
56デシテックス24フィラメントの複合糸8糸条を同時に製糸し、紡糸量2000kgにおける糸切れ発生回数。
F.毛羽個数:
図3に示す東レエンジニアリング社製MULTI FLY COUNTER モデルDT−108(F)を用い、、得られたマルチフィラメントのパッケージ8個について、550m/分の速度で解舒しながら、糸長30000mについて、毛羽個数を測定した値(個/万m)である。
【0023】
また、実施例中に示すストレッチ性、製糸性、品位は次の判定による4段階評価とした。
実施例1
図1に示す複合紡糸装置を用い、口金1から吐出し紡糸冷却した複合糸条に、オイリングローラー4にて糸条に仕上げ剤を付与し、交絡ガイド5にて圧空による油剤均一化を施した後、第1ホットローラー6にて引き取り、引き続いて第2ホットローラー7との速度比により延伸を施し、さらに本交絡ガイド8により本交絡を付与した後にゴデットローラーであるリラックスローラー9を介して、56デシテックス24フィラメントのマルチフィラメントをワインダーにて巻き取った。
【0025】
実施例1
高粘度成分にIV=1.38のホモPTT、低粘度成分にIV=0.52のホモPETを用い、紡糸温度265℃、複合比率50:50、第1ホットローラー温度(以下1HRTと略す)70℃、第1ホットローラー速度(以下1HRVと略す)2000m/分、第2ホットローラー温度(以下2HRTと略す)180℃、第2ホットローラー速度(以下2HRVと略す)6000m/分、延伸倍率3.0倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量4000のポリエーテルを10重量%含有するものを1.5重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空3920Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。更に交絡ガイド8にて交絡数2.0個/mを付与し、リラックスローラー9を介して、ワインダー巻き取り糸のパッケージ11周速度との間に4%のリラックス率を付与してパッケージを巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は65.8%とストレッチ性は良好であり、糸切れ回数は1.5回/tと実際生産には問題ないレベルであり、毛羽個数は2個/万mと後加工などで問題にならないレベルであった。
【0026】
実施例2
高粘度成分にIV=1.47のホモPTT、低粘度成分にIV=0.51のホモPETを用い、紡糸温度275℃、複合比率50:50、1HRT60℃、1HRV1050m/分、2HRT150℃、2HRV4200m/分、延伸倍率4.0倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量5000のポリエーテルを5重量%含有するものを1.2重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空1960Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。実施例2では、図2に示すようにリラックスローラーを2個設置し、第1ホットローラー6と第1リラックスローラー13との間はリラックス率0%とし、第1リラックスローラー13と第2リラックスローラー14との間に1%のリラックス率を付与し、さらに第2リラックスローラー14とワインダー巻き取り糸のパッケージ11周速度との間に1%のリラックス率を付与し、さらに交絡ガイド8にて交絡数1.3個/mを付与して巻き取った。
【0027】
得られた糸の捲縮伸長率は70.1%とストレッチ性は良好であり、糸切れ回数は0.8回/t、毛羽個数は0.4個/万mと製糸性および品位共に良好なものを得た。
【0028】
実施例3
高粘度成分と低粘度成分は実施例2と同一のものを用い、紡糸温度280℃、複合比率50:50、1HRT60℃、1HRV1500m/分、2HRT170℃、2HRV6000m/分、延伸倍率4.0倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量6000のポリエーテルを2.5重量%含有するものを0.8重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空780Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。更に交絡ガイド8にて交絡数1.0個/mを付与し、第一ホットローラーとリラックスローラーとの間に3%のリラックス率を付与し、さらにリラックスローラーとワインダー巻取り糸のパッケージ周速度との間に2%のリラックス率w付与してパッケージを巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は65.5%とストレッチ性は良好であり、糸切れ回数は0.9回/tと安定した製糸性を示し、毛羽個数は0.7個/万mと良好な品位を得た。
【0029】
実施例4
高粘度成分はIV=1.47のホモPTTを用い、低粘度成分はIV=0.55のホモPETを用い、紡糸温度275℃、複合比率50:50、1HRT80℃、1HRV1000m/分、2HRT180℃、2HRV3500m/分、延伸倍率3.5倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量8000のポリエーテルを1.0重量%含有するものを1.0重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空980Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数1.2個/mを付与し、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に3%のリラックス率を付与してパッケージを巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は55.9%、糸切れ回数は1.1回/tとストレッチ性および製糸性は良好であり、毛羽個数は0.2個/万mと優れた品位を得た。
【0030】
実施例5
高粘度成分、低粘度成分は実施例2および3と同一のものを用い、紡糸温度280℃、複合比率40:60、1HRT70℃、1HRV1000m/分、2HRT170℃、2HRV3000m/分、延伸倍率3.0倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量6000のポリエーテルを2.5重量%含有するものを0.8重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空780Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数3.0個/mを付与し、リラックスローラーとワインダー巻き取り糸のパッケージ周速度との間に3%のリラックス率を付与して巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は65.5%と良好なストレッチ性を示し、糸切れ回数は0.9回/tと安定した製糸性であり、毛羽個数は1個/万mと良好な品位を得た。
【0031】
実施例6
高粘度成分はIV=1.52のホモPTT、低粘度成分はIV=0.60のホモPETを用い、紡糸温度260℃、複合比率65:35、1HRT55℃、1HRV1000m/分、2HRT110℃、2HRV4500m/分、延伸倍率4.5倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量8000のポリエーテルを1.0重量%含有するものを1.0重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空980Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数1.5個/mを付与し、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に1%のリラックス率を付与し、更にリラックスローラーとワインダー巻き取り糸のパッケージ周速度との間に1%のリラックス率を付与して巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は54.2%と良好なストレッチ性を示し、糸切れ回数は0.5回/t、毛羽個数は0.1個/万mと優れた製糸性および品位を示した。
【0032】
実施例7
高粘度成分はIV=1.52のホモPTT、低粘度成分はIV=0.58のホモPETを用い、紡糸温度280℃、複合比率35:65、1HRT80℃、1HRV1200m/分、2HRT180℃、2HRV5040m/分、延伸倍率4.2倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量10000のポリエーテルを0.7重量%含有するものを2.5重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空5880Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数1.0個/mを付与し、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に2%のリラックス率を付与して巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は53.4%と良好なストレッチ性を示し、糸切れ回数は0.6回/t、毛羽個数は0.4個/万mと優れた製糸性および品位を示した。
【0033】
実施例8
高粘度成分はIV=1.36のホモPTT、低粘度成分はIV=0.62のホモPTTを用い、紡糸温度260℃、複合比率50:50、1HRT50℃、1HRV1000m/分、2HRT100℃、2HRV4950m/分、延伸倍率4.5倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量7000のポリエーテルを8重量%含有するものを1.0重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空980Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。更に交絡ガイド8にて交絡数2.0個/mを付与した。また、実施例8では、図2に示すようにリラックスローラーを2個設置し、第1ホットローラー6と第1リラックスローラー13との間に6%のリラックス率を付与し、第1リラックスローラー13と第2リラックスローラー14との間に3%のリラックス率を付与し、さらに第2リラックスローラー14とワインダー巻き取り糸のパッケージ11周速度との間に1%のリラックス率を付与して巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は78.9%と優れたストレッチ性を示し、糸切れ回数は1.0回/tと良好な製糸性であり、また毛羽個数は0.4個/万mと優れた品位であった。
【0034】
実施例9
高粘度成分はIV=1.47のホモPTT、低粘度成分はIV=0.82のホモPBTを用い、紡糸温度270℃、複合比率50:50、1HRT55℃、1HRV1800m/分、2HRT120℃、2HRV4500m/分、延伸倍率2.5倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量5000のポリエーテルを20重量%含有するものを0.5重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空490Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数4.0個/mを付与した。また、実施例9では実施例8と同様にリラックスローラーを2個設置し、第1リラックスローラー13と第2リラックスローラー14との間に4%のリラックス率を付与し、第2リラックスローラー14とワインダー巻き取り糸のパッケージ11周速度との間に2%のリラックス率を付与して巻き取った。得られた糸の捲縮伸長率は33.6%とストレッチ性は問題なく、糸切れ回数は1.2回/tと良好な製糸性であり、また毛羽個数は0.4個/万mと優れた品位であった。
【0035】
比較例1
比較例1では、実施例1と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を得た。ただし、仕上げ剤は分子量1000のポリエーテルを10重量%含有するものを1.5重量%付与した。得られた糸の捲縮伸長率は65.8%と良好なストレッチ性であり、糸切れ回数1.5回/tと生産には問題ないレベルであったが、毛羽個数が25個/万mと非常に多く、製品として扱えない品位の低いものとなった。
【0036】
比較例2
比較例2では、実施例2と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を得た。ただし、仕上げ剤は分子量11000のポリエーテルを5重量%含有するものを1.2重量%付与した。得られた糸の捲縮伸長率は68.9%と優れたストレッチ性を示し、また毛羽個数は0.4個/万mと良好な品位であったが、糸切れ回数5.3回/tと実際に生産するのが困難な状況となった。
【0037】
比較例3
比較例3では、実施例4と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を得た。ただし、仕上げ剤は分子量5000のポリエーテルを0.3重量%含有するものを1.2重量%付与した。得られた糸の捲縮伸長率は53.8%と良好なストレッチ性であったが、糸切れ回数は2.5回/t、毛羽個数40個/万mと非常に多く、品位が劣るばかりでなく実際に生産するのが困難な状況となった。
【0038】
比較例4
比較例4では、実施例3と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を得た。ただし、仕上げ剤は分子量5000のポリエーテルを40重量%含有したものを1.2重量%付与した。得られた糸の捲縮伸長率は67.5%と良好なストレッチ性を示したが、糸切れ回数7回/t、毛羽個数29個/万mと品位、製糸性ともに劣る結果となった。
【0039】
比較例5
比較例5では、実施例3と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を紡糸した。ただし、仕上げ剤の付与量を0.2重量%とし、交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空590Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施し、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に3%のリラックス率を付与し、更にリラックスローラーとワインダー巻き取り糸のパッケージ周速度との間に2%のリラックス率を付与してパッケージを巻き取ろうとした。しかし、比較例5では、糸条を交絡ガイド5に通した直後に毛羽が発生し糸切れを起こしたり、巻き取り開始直後に第1ホットローラー上に糸条が巻き付いてしまい、実際に製品を巻き取ることができなかった。
【0040】
比較例6
比較例6では、実施例9と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を得た。ただし、仕上げ剤中のポリエーテル含有量を5重量%とし、3.5重量%付与した後に、交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空5880Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。得られた糸の捲縮伸長率は34.0%と問題のないストレッチ性を示し、毛羽個数も0.4個/万mと優れた品位のものを得たが、各ホットローラーやガイド上に仕上げ剤のスカムが大量発生し、糸切れを発生した。また、巻き取り中にパッケージの端面部分が徐々に膨らんでしまい、巻き取り中にパッケージが崩れて、ワインダーに糸が巻き付いて糸切れを起こした。結果的に糸切れ回数は7.1回/tに達してしまい、実際生産することが困難となった。
【0041】
比較例7
比較例7では、実施例6と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を紡糸した。ただし、比較例7では第2ホットローラーと巻き取り糸条のパッケージ周速度との間にはリラックス率を付与せずに巻き取った。しかし、巻き取り中にパッケージが徐々に崩れて糸切れを頻発し、さらには巻き取りを完了したパッケージを巻き取り機から取り出そうとしたが、スピンドルからパッケージが抜き取れず、結局パッケージを切断せざるを得ない状況となり、実際に生産することが困難となった。
【0042】
比較例8
比較例8では、実施例7と同一の条件にてサイドバイサイド型複合糸を紡糸した。ただし、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に10%のリラックス率を付与し、さらにリラックスローラーとワインダー巻き取り糸のパッケージ周速度との間に5%のリラックス率を付与してパッケージを巻き取ろうとした。しかし、比較例8では第2ホットローラー以降の糸条走行性が急激に悪化し、巻き取り中に糸条が互いに干渉してしまい、糸切れを発生した。実際に製品を巻き取ることができなかった。また、リラックスローラーを2個設置して、第2ホットローラーと第1リラックスローラー間で6%、第1リラックスローラーと第2リラックスローラー間で5%、第2リラックスローラーと巻き取り糸条のパッケージ周速度との間で4%のリラックス率を付与するなど、あらゆるリラックス率の分配方法を試みたが、同様の結果となった。
【0043】
比較例9
高粘度成分はIV=0.85のホモPET、低粘度成分はIV=0.60のホモPETとし、図1に示す複合紡糸機を用い、紡糸温度290℃、複合比率50:50、1HRT80℃、1HRV1500m/分、2HRT180℃、2HRV4500m/分、延伸倍率3.0倍としてサイドバイサイド型複合糸を巻き取った。この時、仕上げ剤は分子量6000のポリエーテルを0.5重量%含有するものを1.1重量%付与し、その後に交絡ガイド5を用いて糸条に対し直角方向に圧空2940Pa/Rを吹き付けて仕上げ剤付着均一化を施した。さらに交絡ガイド8にて交絡数1.3個/mを付与し、第1ホットローラーとリラックスローラーとの間に2%のリラックス率を付与し、さらにリラックスローラーと巻き取り糸条のパッケージ周速度との間で1%のリラックス率を付与して巻き取った。糸切れ回数は0.9回/t、毛羽個数0.6個/万mと製糸性および品位は優れたものとなったが、得られた糸の捲縮伸長率は13.4%とストレッチ性捲縮糸としては不十分な製品となった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、高粘度成分にPTTを用いたサイドバイサイド型複合糸に仕上げ剤の成分としてポリエーテルの分子量および含有量を適切なものとして、適切なリラックス率を付与して巻き取りことによって、優れたストレッチ性と品位を有する高ストレッチ性ポリエステル系複合糸を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態で用いる複合紡糸装置の一例を示す概略図である。
【図2】本発明における実施の形態で用いる複合紡糸装置の他一例を示す概略図である。
【図3】本発明における毛羽個数の測定方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1:口金
2:吐出糸条
3:チムニー糸条冷却装置
4:オイリングローラー
5:交絡ガイド
6:第1ホットローラー
7:第2ホットローラー
8:交絡ガイド
9:リラックスローラー
10:ワインダー
11:パッケージ
12:スピンドル
13:第1リラックスローラー
14:第2リラックスローラー
15:パッケージ
16:毛羽検知器
17:解舒装置
18:糸条吸引装置
19:フライカウンター本体
Claims (3)
- 粘度の異なるポリエステルをサイドバイサイド型に複合した捲縮性ポリエステル系複合糸を製造するに際し、少なくとも高粘度成分が繰り返し単位の80モル%以上がトリメチレンテレフタレートからなり、固有粘度が1.36〜1.52のポリトリメチレンテレフタレートである複合糸を紡糸冷却し、次いで分子量4000〜10000のポリエーテルを0.7〜30重量%含有する仕上げ剤を該複合糸に0.5〜2.5重量%付与した後に延伸し、2〜10%のリラックス率にて巻き取ることを特徴とするポリエステル系複合糸の製造方法。
- 仕上げ剤を付与した後延伸する前に、ノズル型ガイドにて490〜5890Pa/Rの圧空を吹き付けることを特徴とする請求項1記載のポリエステル系複合糸の製造方法。(ただし、Rは交絡付与時の糸条1本の直径を示し、最終的に得られた糸条の繊度(dtex)をd、延伸倍率をrとしたとき、9.5×(d×r)1/2 で求めた値(μm)である。)
- 粘度の異なるポリエステルをサイドバイサイド型に複合した捲縮ポリエステル系複合糸を製造するに際し、紡糸冷却後、予熱ローラーにて予熱し、一旦巻取ることなく続けて延伸し、熱処理ローラーにて熱処理し、リラックスローラーを経た後、巻取機にて巻取る製造方法であって、延伸前の予熱ローラー表面温度を50〜80℃、熱処理ローラーの表面温度を100〜180℃と設定することを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル系複合糸の製造方法。
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