JPH07126886A - リードフレームのめっき方法およびめっき装置 - Google Patents

リードフレームのめっき方法およびめっき装置

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JPH07126886A
JPH07126886A JP27041493A JP27041493A JPH07126886A JP H07126886 A JPH07126886 A JP H07126886A JP 27041493 A JP27041493 A JP 27041493A JP 27041493 A JP27041493 A JP 27041493A JP H07126886 A JPH07126886 A JP H07126886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead frame
plating
sealing material
die pad
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP27041493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Amamiya
隆夫 雨宮
Masahiro Koizumi
雅弘 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP27041493A priority Critical patent/JPH07126886A/ja
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードフレームをマスクとシール材で挟圧支
持した際にシール材側にめっき液が回り込むことを防止
するとともに、インナーリードの先端部等にめっき残し
が生じないようにして的確なめっきを施す。 【構成】 リードフレーム10をシール材12とマスク
14で挟圧支持し、めっき液を噴射してめっきするリー
ドフレームのめっき方法において、前記リードフレーム
10のダイパッド部10aに当接する部位にエア吸引孔
12aを開口したシール材12と前記マスク14とで前
記リードフレーム10を挟圧支持した際に、前記エア吸
引孔12aに連絡するエア吸引機構を作動させ、前記ダ
イパッド部10aを前記シール材12側に吸着させてめ
っきする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームのめっき
方法およびめっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームの製造工程では所定のリ
ードを形成したリードフレームのインナーリード先端や
ダイパッド部等に部分めっきを施す場合がある。このよ
うな部分めっきを行う際に、マスクおよびシール材でリ
ードフレームを挟み、マスク面側からめっき液を噴射し
てめっきする方法がある。図4はマスク5およびシール
材6でリードフレーム7を挟圧してめっきする様子を示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のシール材6はマ
スク5との間でリードフレーム7を挟圧してリードフレ
ーム7の裏面側(シール材6側)にめっき液が回り込ま
ないようシールするもので、シール性を得るためゴム等
の弾性材を用いて形成するが、めっき範囲が広い場合や
ダイパッド部が大きい製品あるいはダイパッド部のデザ
インによってリードフレーム7とシール材6との間に隙
間が生じてめっき液が裏面側に回り込む場合がある。図
4はシール材6でリードフレーム7を加圧した際にダイ
パッド部8とシール材6との間に隙間9が生じ、この隙
間9内にめっき液が回り込んで不要部分にまでめっきさ
れる場合を示す。
【0004】このようなめっきの漏れ出しを防止するた
めシール材6による加圧力を強くする方法もあるが、加
圧力を強くしすぎると図5のようにインナーリード10
の先端部にシール材6がくい込んで所要部位にめっきが
施されないといったことが起きる。図6はインナーリー
ド10の先端部を拡大して示すが、図のようにインナー
リード10の先端がシール材6にくい込むことによって
めっきが必要な先端部にめっきが施されなくなる。
【0005】本発明はこのようにリードフレームにめっ
きを施す際に、必要個所にめっきが施されなかったり、
めっきが不要な個所にめっきが施されるといった問題を
解消すべくなされたものであり、リードフレームに的確
にめっきを施すことができるめっき方法およびめっき装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、リードフレーム
をシール材とマスクで挟圧支持し、めっき液を噴射して
めっきするリードフレームのめっき方法において、前記
リードフレームのダイパッド部に当接する部位にエア吸
引孔を開口したシール材と前記マスクとで前記リードフ
レームを挟圧支持した際に、前記エア吸引孔に連絡する
エア吸引機構を作動させ、前記ダイパッド部を前記シー
ル材側に吸着させてめっきすることを特徴とする。ま
た、リードフレームをシール材とマスクで挟圧支持し、
めっき液を噴射してめっきするリードフレームのめっき
方法において、前記シール材とマスクとで前記リードフ
レームを挟圧支持した際に、磁気力発生機構を作動さ
せ、前記ダイパッド部を前記シール材側に吸着させてめ
っきすることを特徴とする。また、リードフレームをシ
ール材とマスクで挟圧支持し、めっき液を噴射してめっ
きするリードフレームのめっき装置であって、前記シー
ル材には前記リードフレームのダイパッド部に当接する
部位にエア吸引孔を設け、前記シール材と前記マスクと
で前記リードフレームを挟圧した際に、前記エア吸引孔
に連絡して前記ダイパッド部を吸引するエア吸引機構を
設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るリードフレームのめっき方法はマ
スクとシール材でリードフレームを挟んで部分めっきを
施す場合に、シール材の裏面側からダイパッド部をエア
吸引し、ダイパッド部をシール材にエア吸着させること
によってダイパッド部のシール性を高め、めっき液の回
り込みを防止してめっきすることを特徴とする。このよ
うにダイパッド部をシール材に吸着してめっきする方法
は、ダイパッド部を確実にシール材に吸着させることが
できることと、シール材をリードフレームに加圧する加
圧力を弱くして良好なシール性を得ることができること
から、シール材を強く加圧することによってたとえばイ
ンナーリード先端部の表側にめっき無しが生じるといっ
た問題を解消して確実な部分めっきを施すことが可能に
なる。
【0008】なお、マスクとシール材でリードフレーム
を挟圧した際にシール材にダイパッド部をエア吸着する
ため、シール材でダイパッド部に当接する部位にエア吸
引孔を設け、このエア吸引孔をエア吸引機構に接続し
て、リードフレームをマスクとシール材で挟圧した際に
エア吸引機構を作動させてダイパッド部をシール材に吸
着させ、めっき液を吹き付けるようにする。シール材に
設けるエア吸引孔はシール材でダイパッド部に当接する
範囲内に設ければよく、1個もしくは複数個設けること
ができる。
【0009】上記例はマスクとシール材でリードフレー
ムを挟圧支持する際に、リードフレームのダイパッド部
をエア吸引してシール材側に吸着させる方法であるが、
ダイパッド部をシール材に吸着させる方法としては、エ
ア吸引による他、磁気的な吸着力を利用することも可能
である。たとえば、リードフレーム材が鉄、コバルト等
の磁気吸着能を有するものである場合はシール材でリー
ドフレームを挟んだ際に電磁石等でリードフレームのダ
イパッド部をシール材側に吸引することでシール材にダ
イパッド部を吸着させ、シール材のダイパッド部に対す
るシール性を良好にしてめっきすることが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るリードフレ
ームのめっき方法によってリードフレーム10をめっき
する様子を示す。12はシール材、14はマスクであ
り、シール材12およびマスク14でリードフレーム1
0を挟圧した状態である。マスク14の開口した部分は
めっきを施す部分でリードフレーム10のダイパッド部
10aおよびサポートバーを示す。
【0011】シール材12はリードフレーム10を裏面
側から加圧してマスク14との間でリードフレーム10
をシールするが、実施例ではダイパッド部10aの中央
位置に相当するシール材12にエア吸引孔12aを設
け、シール材12をダイパッド部10aの裏面に当接し
た際にエア吸引孔12a部分でエア吸引することによっ
てダイパッド部10aをシール材12に吸着させてめっ
きしている。
【0012】エア吸引孔12aによってダイパッド部1
0aをシール材12に吸着することによってダイパッド
部10aはシール材12に確実に密着し、ダイパッド部
10aの裏面側にめっき液が回り込むことを有効に防止
することができる。そして、エア吸引によってシール材
12にダイパッド部10aを吸着させるようにした場合
は、シール材12による加圧力をそれほど強く設定する
必要がなくなるから、マスク14の開口部分からダイパ
ッド部10aが押し出される量が小さくなり、図1に示
すようにリードフレーム10はほぼ平坦状に支持されて
めっきされる。これによって、インナーリードの先端に
シール材12がくい込むことも防止でき、インナーリー
ド先端の表側にめっき無しが生じるといったことも防止
することができる。また、エア吸引することによってダ
イパッド部10aに反り等があった場合、あるいはダイ
パッド部10aをディプレス加工した後にめっきを施す
場合でも、シール材12とダイパッド部10aとの密着
性を良好にでき、確実なめっきを施すことが可能にな
る。
【0013】なお、従来リードフレームを挟圧していた
際のシール材の加圧力は約1kg/cm2 であったのに
対して、実施例のエア吸引を利用してめっきする場合の
シール材12の加圧力は約0.5kg/cm2 で済ます
ことができた。この場合のエア吸引による吸着は−25
0mmHg〜−500mmHgであった。
【0014】図2および図3はリードフレームに部分め
っきを施す際に使用するめっき装置の実施例を示す。図
2はシール材12の構成を示す平面図である。この実施
例のシール材12は一度に4フレームをシールしてめっ
きを施すものであり、16a、16b、16c、16d
が各々のフレームに対応したシール部であり、18a、
18b、18c、18dがエア吸引孔である。エア吸引
孔18a、18b、18c、18dは各々のダイパッド
部に対応して1つずつ設けている。
【0015】図3はシール材12およびマスク14の側
面配置を示す。前記シール部16a・・・は裏面シール
ブロック20の下面に下向きに取り付けられ、シール部
16a・・・に設けたエア吸引孔18a・・・は支持ブ
ロック20内に設けたエア流路22に連通する。エア流
路22はエア吸引機構に連絡し、シール部16a・・・
とマスク14でリードフレームを挟圧した後、エア吸引
機構を作動させることによって各ダイパッド部を各々の
シール部16a・・・に吸着させてめっきする。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームのめっき方
法によれば、上述したように、リードフレームのダイパ
ッド部をシール材に確実に吸着させてめっきできるか
ら、シール材側へのめっき液の回り込みを防止して的確
なめっきを施すことができる。また、本発明に係るめっ
き装置によれば簡易な構成によって確実なめっきが可能
になる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードフレームのめっき方法を示
す説明図。
【図2】リードフレームのめっき装置のシール材の実施
例を示す説明図。
【図3】リードフレームのめっき装置の構成を示す説明
図。
【図4】シール材とマスクを用いてリードフレームをめ
っきする従来方法の説明図。
【図5】シール材とマスクを用いてリードフレームをめ
っきする従来方法の説明図。
【図6】従来のめっき方法でインナーリードの先端部の
様子を示す説明図。
【符号の説明】
5 マスク 6 シール材 7 リードフレーム 8 ダイパッド部 9 隙間 10 リードフレーム 10a ダイパッド部 12 シール材 12a エア吸引孔 14 マスク 16a、16b、16c、16d シール部 18a、18b、18c、18d エア吸引孔 20 裏面シールブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームをシール材とマスクで挟
    圧支持し、めっき液を噴射してめっきするリードフレー
    ムのめっき方法において、 前記リードフレームのダイパッド部に当接する部位にエ
    ア吸引孔を開口したシール材と前記マスクとで前記リー
    ドフレームを挟圧支持した際に、前記エア吸引孔に連絡
    するエア吸引機構を作動させ、前記ダイパッド部を前記
    シール材側に吸着させてめっきすることを特徴とするリ
    ードフレームのめっき方法。
  2. 【請求項2】 リードフレームをシール材とマスクで挟
    圧支持し、めっき液を噴射してめっきするリードフレー
    ムのめっき方法において、 前記シール材とマスクとで前記リードフレームを挟圧支
    持した際に、磁気力発生機構を作動させ、前記ダイパッ
    ド部を前記シール材側に吸着させてめっきすることを特
    徴とするリードフレームのめっき方法。
  3. 【請求項3】 リードフレームをシール材とマスクで挟
    圧支持し、めっき液を噴射してめっきするリードフレー
    ムのめっき装置であって、 前記シール材には前記リードフレームのダイパッド部に
    当接する部位にエア吸引孔を設け、 前記シール材と前記マスクとで前記リードフレームを挟
    圧した際に、前記エア吸引孔に連絡して前記ダイパッド
    部を吸引するエア吸引機構を設けたことを特徴とするリ
    ードフレームのめっき装置。
JP27041493A 1993-10-28 1993-10-28 リードフレームのめっき方法およびめっき装置 Pending JPH07126886A (ja)

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