JP3482589B2 - めっき装置 - Google Patents

めっき装置

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JP3482589B2
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洋成 五嶋
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はめっき装置のマスク
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】被めっき材には所定箇所をめっきする部
分めっき或は全面的なめっきが施される。例えばリード
フレームには半導体チップを搭載するパッドやワイヤ−
ボンディングされるインナーリード先端部に貴金属が部
分めっきされる。
【0003】部分めっきは被めっき材例えばリードフレ
ームにめっきを必要とする部分のみを露呈させめっき液
と接するようにマスクが使用される。即ち、リードフレ
ームに部分めっきする場合は、マスクゴムを設けたマス
クプレ−トとバックゴムを設けたバックプレ−トで当該
リードフレームを挟持して、めっき液を噴きつけ或はめ
っき液に浸漬して電気めっき等によりめっきが行われ
る。
【0004】この種の部分めっきでは前記マスクゴムと
バックゴムが被めっきリードフレームに密着して挟持し
めっき必要箇所のみにめっきし、めっき後にマスクゴム
とバックゴムによる挟持を解いて被めっきリードフレー
ムを次工程に搬送する。
【0005】
【この発明が解決しようとする課題】ところで、前記マ
スクゴムとバックゴムによる被めっきリードフレームの
挟持を、前記バックプレ−トとマスクプレ−トを離して
解く際、被めっきリードフレームがマスクゴム或はバッ
クゴムに張り付き、当該リードフレームをめっき装置か
ら搬出できなくなる。
【0006】また、部分めっきされる被めっき材は前記
リードフレームのように板厚が薄く成形加工され変形し
易いものが多く、前記張り付いた被めっきリードフレー
ム等の被めっき材に腰折れや曲がり等の変形が生じる。
これを無理に搬出すると変形が酷くなるので手作業で張
り付きを解かねばならず生産性が大きく阻害される。
【0007】本発明は被めっき材がマスクゴムやバック
ゴムに張り付かず、また変形することなく、且つ生産性
を高められるめっき装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ゴム等
の弾性体からなる弾性当接支持体を設けたマスクプレ−
トとバックプレ−トで被めっき材を挟持しめっきを行う
装置において、前記マスクプレ−ト、バックプレ−トの
少なくともいずれかの弾性当接支持体に、当該弾性支持
体より弾性能のある張り付き防止リフタ−を突出・へ込
み自在に設けたことを特徴とするめっき装置にある。他
の要旨は前記マスクプレ−ト、バックプレ−トの弾性当
接支持体がゴムで、前記張り付き防止リフタ−がスポン
ジであることを特徴とするめっき装置にあり、他の要旨
は前記張り付き防止リフタ−が前記マスクプレ−ト、バ
ックプレ−トの弾性当接支持体に散設されているめっき
装置にある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照して説明する。この実施例では図4に示すようなリー
ドフレーム1を部分めっきする場合について述べる。2
はパッドで半導体チップを搭載するところで、該パッド
2の周りにインナーリード3が形成されている。4は前
記インナーリード3に続いて形成されたアウターリード
である。5はタイバ−、6は前記パッド2を支持するサ
ポ−トバ−、7は位置決めに使用されるガイドホ−ルで
ある。該リードフレーム1にはパッド2及びインナーリ
ード3先端部の片面に貴金属例えばAu、Ag等が部分
めっきされる。
【0010】めっき装置について図1、図2及び図3を
参照して述べる。8はマスクプレ−トで、被めっきリー
ドフレーム材1aと当接する側にはゴム、合成樹脂等か
らなる弾性当接支持体例えばマスクゴム9が設けられて
いる。マスクプレ−ト8及びマスクゴム9には部分めっ
きするための開口部10が形成され、めっき液噴射装置
11からのめっき液が被めっきリードフレーム材1aの
部分めっき箇所に噴流されるようになっている。なお、
12は前記めっき液噴射装置11が設けられたスパ−ジ
ャである。
【0011】13はバックプレ−トで、被めっきリード
フレーム材1aの通板ラインを挟んで前記マスクプレ−
ト8に対向して設けられ進退駆動装置14によりマスク
プレ−ト8に対して進退自在である。該バックプレ−ト
13には被めっきリードフレーム材1aと当接する側に
ゴム、合成樹脂等からなる弾性当接支持体例えばバック
ゴム15が設けられている。
【0012】めっきに際しては前記マスクプレ−ト8の
マスクゴム9とバックプレ−ト13のバックゴム15で
被めっきリードフレーム材1aを挟持してめっきを行
い、めっき後に前記挟持が解れる。このとき被めっきリ
ードフレーム材1aがマスクゴム9やバックゴム15に
張り付かないように前記弾性当接支持体より弾性能の高
い張り付き防止リフタ−16をマスクゴム9、バックゴ
ム15に点在して設けている。
【0013】前記張り付き防止リフタ−16は外力が作
用していないときには前記マスクゴム9、バックゴム1
5の表面より突き出ており、バックプレ−ト13を進退
駆動装置14によりマスクプレ−ト8側へ進行させ被め
っきリードフレーム材1aを挟持する外力を受けるとそ
れぞれマスクゴム9、バックゴム15の表面まで収縮す
る。該張り付き防止リフタ−16は前記弾性当接支持体
より弾性能がすぐれたスポンジを使用するのが好まし
い。
【0014】張り付き防止リフタ−16はこの実施例で
は円柱状のものを設けているが、形状はこれに限らず角
柱状など形状は任意である。
【0015】次に作用について述べる。被めっきリード
フレーム材1aが間欠的に搬送されめっき装置17内に
来ると、図示しない位置決めピンで位置決めされ、パッ
ド2及びインナーリード3先端部のみにめっきするよう
に進退駆動装置14を作動させバックプレ−ト13をマ
スクプレ−ト8の方に進行させ、マスクゴム9とバック
ゴム15により被めっきリードフレーム材1aを挟持す
る。該挟持の外力で張り付き防止リフタ−16は前記マ
スクゴム9及びバックゴム15の面内にそれぞれ収縮す
る。この挟持した状態で被めっきリードフレーム材1a
に陰極電極(図示しない)を当接し通電する。これと同
じくしてスパ−ジャ12内で陽極(図示しない)に接続
されためっき液噴射装置11からめっき液を噴射しめっ
きする。
【0016】めっき後、バックプレ−ト13を進退駆動
装置14により後退させマスクプレ−ト8との前記挟持
を解くと、マスクゴム9及びバックゴム15にそれぞれ
設けた張り付き防止リフタ−16がマスクゴム9及びバ
ックゴム15の表面より突き出る。該張り付き防止リフ
タ−16の作用で被めっきリードフレーム材1aがマス
クゴム9、バックゴム15にくっつくことなく離され、
すぐ搬送される。
【0017】この実施例では、張り付き防止リフタ−1
6はマスクゴム9とバックゴム15の双方に設けたが、
被めっき材がくっつき易い何れか一方に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は前記のようにマスクプレ−ト、
バックプレ−トの少なくともいずれかの弾性当接支持体
に、当該弾性当接支持体より弾性能のある張り付き防止
リフタ−を突出・収縮自在に設けているので、当該マス
クプレ−トとバックプレ−トで被めっき材を挟持してめ
っきした後、挟持を解くと前記張り付き防止リフタ−が
マスクプレ−ト、バックプレ−トの弾性当接支持体の表
面より突き出て被めっき材が自動的に且つ無理なく確実
に離され、張り付きが防止される。また、めっき後、め
っき装置から直ちに搬出され生産性が高まり、且つ変形
することがない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例におけるめっき装置を示す
図。
【図2】本発明の1実施例におけるめっき装置の作用を
説明するための図。
【図3】本発明の1実施例におけるマスクプレ−トを示
す図。
【図4】本発明の1実施例における被めっきリードフレ
ームを示す図。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 パッド 3 インナーリード 4 アウターリード 5 タイバ− 6 サポ−トバ− 7 ガイドホ−ル 8 マスクプレ−ト 9 マスクゴム 10 開口部 11 めっき液噴射装置 12 スパ−ジャ 13 バックプレ−ト 14 進退駆動装置 15 バックゴム 16 張り付き防止リフタ− 17 めっき装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−263992(JP,A) 特開 昭62−156290(JP,A) 特開 昭62−63456(JP,A) 特開 昭61−207590(JP,A) 特開 昭57−101698(JP,A) 特開 昭53−125938(JP,A) 特開 平5−13639(JP,A) 特開 平1−198497(JP,A) 実開 昭62−83875(JP,U) 実開 昭62−83873(JP,U) 実開 昭62−75067(JP,U) 実開 昭61−104559(JP,U) 実開 昭59−3533(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 5/02 H01L 23/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム等の弾性体からなる弾性当接支持体
    をそれぞれ設けたマスクプレートとバックプレートで被
    めっき材を挟持しめっきを行う装置において、 前記マスクプレート、バックプレートの少なくともいず
    れかの前記弾性当接支持体に、当該弾性当接支持体より
    弾性能のある張付き防止リフターを突出・収縮自在に、
    且つ散設したことを特徴とするめっき装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性当接支持体は、ゴムであり、 前記張付き防止リフターは、スポンジであることを特徴
    とする請求項1記載のめっき装置。
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