JPH07125911A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07125911A
JPH07125911A JP5272725A JP27272593A JPH07125911A JP H07125911 A JPH07125911 A JP H07125911A JP 5272725 A JP5272725 A JP 5272725A JP 27272593 A JP27272593 A JP 27272593A JP H07125911 A JPH07125911 A JP H07125911A
Authority
JP
Japan
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user
output
time
bin
warning
Prior art date
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Pending
Application number
JP5272725A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Goto
弘 後藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザの人数より少ないビン数のメールボッ
クスを具備する画像形成装置に対し、空きビンに随時出
力するような使用方法をとっている場合に、ビンが不足
することを防ぐ。 【構成】 複数のユーザが使用するネットワークに接続
可能で、かつ複数のビンを有するメールボックス15を備
えたプリンタ1において、プリンタコントローラ2に、
メールボックス15の各ビンごとに印刷出力された時刻か
らの経過時間を計時する機能と、出力用紙が取り出され
たときに計時値をリセットする機能を果たすための管理
テーブルを有するRAM11と、メールボックス15を制御
するプログラムが格納されたプログラムROM7とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークシステム
を持つ、プリンタ,ファクシミリ,複写機などの画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続されたプリンタで、
用紙が排出されるメールボックスが具備されている場
合、そのメールボックスのビン数が、ネットワークに登
録されているユーザ数に対し充分な数を備えているとき
には、各ユーザごとに専用のビンを設けることができ
る。
【0003】しかし、ビン数が不足する場合には、空い
ているビンを選択して排紙するか、空いているビンを予
約して使用することになる。
【0004】前記使用方法においては、メールボックス
の使用頻度が上がってくると、やがて空いたビンがない
状態に陥る。そこでメールボックスをソータとして使用
する場合に、ビンが不足したときには排紙位置を左右に
ずらして排紙するという方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
ごとのメールボックスとして使用する場合には、たとえ
排紙位置をずらしても、1つのビンに複数のユーザの出
力をすることは好ましくない。したがって、前記使用方
法のときにはビン数が不足する以前に対策を施すことが
望ましい。
【0006】本発明の目的は、ユーザの人数より少ない
ビン数のメールボックス(排紙部)を具備し、かつ空きビ
ンに随時出力するような使用方法をとっている場合で
も、ビンが不足することを防ぐ機能を有する画像形成装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数のユーザが使用するネットワークを
通じて使用され、かつ複数のビンを有する排紙部を備え
た画像形成装置において、前記排紙部の各ビンごとに印
刷出力された時刻からの経過時間を計時し、かつ出力用
紙が取り出されたときに前記計時の値をリセットする制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また、あるビンに印刷出力された時刻から
の経過時間が所定の時間を過ぎても出力用紙が存在する
場合に、ネットワークを通じて当該ビンに出力したユー
ザに係る警告信号を発するように前記制御手段を構成し
たことを特徴とする。
【0009】また、前記警告信号を発した後、適当な時
間が経過してもなお出力用紙が存在する場合に、ネット
ワークを通じて当該ビンに出力したユーザに係る警告信
号を、所定の時間間隔を持って、出力用紙が取り出され
るまで繰り返し発するように前記制御手段を構成したこ
とを特徴とする。
【0010】また、警告信号を発するまでの時間を設定
可能にしたことを特徴とする。
【0011】また、前記制御手段に対して所定時間を過
ぎたビンに印刷出力したユーザ以外に警告を送る特定の
ユーザ情報を設定可能にし、ビンに出力したユーザに係
る警告信号を発した後、所定時間が過ぎても出力用紙が
存在する場合、設定した前記特定のユーザに係る警告信
号を発するように制御手段を構成したことを特徴とす
る。
【0012】また、警告禁止信号を受けて所定時間が過
ぎても、設定された特定のユーザに係る警告信号を発す
ることを中止するように前記制御手段を構成したことを
特徴とする。
【0013】また、前記排紙部の空きビン数が所定数よ
り少なくなったときに、ネットワークを通じて各ビンに
出力したユーザに係る警告信号を発するように前記制御
手段を構成したことを特徴とする。
【0014】また、前記排紙部の空きビン数が所定数よ
り少なくなったときに、ネットワークを通じて印刷出力
してからの経過時間が最も長いユーザに係る警告信号を
発してから所定の時間間隔をおいて順に、各々のユーザ
に係る警告信号を発するように前記制御手段を構成した
ことを特徴とする。
【0015】また、警告信号を発する空きビン数を設定
可能にしたことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記手段では、メールボックスの各ビンごとに
印刷出力された時刻からの経過時間を計時すると共に、
出力用紙が取り出されたときに前記計時の値をリセット
する。
【0017】また、あるビンに印刷出力された時刻から
の経過時間が、ある一定時間を過ぎても出力用紙が存在
する場合に、そのビンに出力したユーザに、ネットワー
クを通じて警告信号を発する。
【0018】また、警告信号を発した後、適当な時間が
経過してもなお出力用紙が存在する場合に、そのビンに
出力したユーザに、適当な間隔を持って、出力用紙が取
り出されるまで繰り返しネットワークを通じて警告信号
を発する。
【0019】また、警告信号を発するまでの時間を設定
することが可能である。
【0020】また、一定の時間を過ぎたビンに印刷出力
したユーザ以外に警告を送る特定のユーザを設定可能
で、ビンに出力したユーザに警告を送った後、一定時間
が過ぎても出力用紙が存在する場合、設定した特定のユ
ーザに警告を送る。
【0021】また、一定の時間が過ぎたビンに印刷出力
したユーザ以外に警告を送る特定のユーザを設定してい
ても、ジョブの先頭に警告禁止信号を送ることにより、
ビンの使用ユーザに警告を送った後、一定時間が過ぎて
も設定された特定のユーザに警告を送ることを禁止す
る。
【0022】また、メールボックスの空きビン数がある
一定数より少なくなった場合に、各ビンに印刷出力した
ユーザに、各々ネットワークを通じて警告信号を発す
る。
【0023】また、メールボックスの空きビン数がある
一定数より少なくなったときに、印刷出力してからの経
過時間が最も長いユーザからある間隔をおいて順に各々
のユーザにネックワークを通じて警告信号を発する。
【0024】また、警告信号を発するための基準空きビ
ン数を設定することが可能である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】図1は本発明の第1実施例であるページプ
リンタのコントローラのブロック図であり、1はプリン
タ、2はプリンタコントローラ、3はコンピュータなど
のホストマシン、4はフォントカートリッジ、5はOP
(オペレーション)パネル、6はホストI/F、7はプロ
グラムROM、8はフォントROM、9はパネルI/
F、10はCPU、11はRAM、12はオプションRAM
(例えばNVRAM)、13はエンジンI/F、14はプリン
タエンジンである。
【0027】ここで、ホストI/F6は双方向インター
フェイスで、これを介してネットワークとつながってい
る。これによりネットワークから、ユーザ識別子(ID)
等のユーザ識別情報を含む印刷付加情報と印刷デーダが
プリンタコントローラ2に取り込まれる。また逆に、プ
リンタコントローラ2側から、ネットワークへユーザ識
別情報を含む情報が送出される。データが取り込まれる
と、プログラムROM7に格納されているデータ解析プ
ログラムが、印刷データからイメージデータを作成し、
エンジンI/F13を介してプリンタエンジン14から印刷
結果として出力される。
【0028】プリンタエンジン14からの出力用紙が受け
る公知の排紙部であるメールボックス15の出力ビンの選
択は、ユーザから指定された情報に基づく印刷付加情報
によって指定される場合、または空いているビンの中か
ら順に選択する場合などがある。いずれかの手段で選択
された出力ビンの情報を、メールボックスI/F16を介
してメールボックス15側に送信することで、そのビンが
選択される。
【0029】また、プログラムROM7には、メールボ
ックス15を管理するプログラムも格納されている。メー
ルボックス15の全てのビンには、出力用紙が存在するこ
とを検知するセンサが付いていて、メールボックス15を
管理するプログラムは全てのビンの出力用紙の存在の有
無を知ることができる。これに加えて本実施例では、R
AM11上に管理テーブルを設け、各ビンに出力されてか
らの経過時間を“time”、そのビンを使用したユーザ情
報を“user−id”として記録する。
【0030】図2は管理テーブルの一例を図示したもの
であり、メールボックス15にはN個のビンを備えてお
り、対応した管理テーブルには、1〜Nの各ビンの出力
用紙が出力されてからの経過時間を“time”に、使用ユ
ーザIDを“user−id”に逐次記録する。メールボック
ス15を管理するプログラムは、必要に応じてこの管理テ
ーブルを参照して、対応した処置を施すことができる。
【0031】ここで、管理テーブルのデータ更新の手段
の1つについて述べる。
【0032】1. まず初期状態として、管理テーブルの
データは“time”,“user−id”共に全てゼロクリアさ
れている。
【0033】2. 次に、ユーザIDを含む印刷データを
受け取って、その出力ビンが決定した後、プリンタエン
ジン14に出力した時点で、管理テーブルの出力するビン
の“user−id”にユーザIDを書き込む。
【0034】3. プリンタ1は従来から一定の周期ごと
に割り込みを発生し、所定の処理を実行している。これ
をタイマ割り込みと呼ぶ。従来のタイマ割り込みの処理
のルーチンに加えて、各ビンに出力用紙が存在するか否
かのチェックを行う。
【0035】4. チェックの結果、出力用紙が存在した
ビンに対しては、そのビンに対応した管理テーブルの
“time”にタイマ割り込みの周期分加算する。
【0036】5. 一方、出力用紙が存在しなかったビン
に対しては、まず対応した管理テーブルの“time”を参
照する。そして“time”がゼロのときは何もしない。も
し“time”に値が存在した場合は前の割り込みまでは出
力用紙が存在したが、そのときにはなくなった訳で、つ
まり出力用紙が取り出されたと判断される。したがっ
て、“time”,“user−id”共にゼロにクリアする。
【0037】以上で、常に管理テーブルはビンに出力さ
れてからの経過時間と、そのユーザIDを保持すること
ができ、また出力用紙が取り出されることによって、そ
れら情報がリセットされる。
【0038】次に、タイマ割り込みの周期が1マイクロ
秒である場合を例として、以下に説明する。
【0039】1. まず全てのビンが空の状態では管理テ
ーブル1〜Nは、図3のように“time”,“user−id”
共全てゼロである。
【0040】2. ユーザIDとして“U1”を含む印字デ
ータが送られ、出力するビンが“5”と決定し、プリン
タエンジン14に出力された時点で、図4のように、管理
テーブルのビン“5”の“user−id”に、ユーザIDの
“U1”を書き込む。
【0041】3. あるタイマ割り込みのときにビン
“5”に出力用紙が存在したとすると、管理テーブルの
ビン“5”に、タイマ割り込み周期の1マイクロ秒分が
加算され、0.001となる。
【0042】4. その次のタイマ割り込みでは、さらに
1マイクロ秒分が加算され、0.002となる。
【0043】5. ユーザIDとして“U10”を含む次の印
字データが送られ、出力するビンが“1”と決定し、プ
リンタエンジン14に出力された時点で、図5のように、
管理テーブルのビン“1”の“user−id”に、ユーザI
Dの“U10”を書き込む。
【0044】6. ビン“5”の方が60000回目のタイマ割
り込みが入ったとき、0.001×60000=60で、60秒を示し
ている。
【0045】7. 同じときに、ビン“1”にも紙が存在
していたとすると、管理テーブルのビン“1”が0.001
となる。
【0046】8. このときから、さらに60000回目のタイ
マ割り込み時にビン“5”に紙が存在しなかったとする
と、このときの割り込み処理で、図6のように、管理テ
ーブルのビン“5”はゼロにクリアされる。一方、管理
テーブルのビン“1”の方は60秒を示している。
【0047】以上述べた方法を1つの手段として、プリ
ンタ1は、メールボックス15の各ビンに出力用紙が出力
されてからの経過時間を常に管理することが可能にな
る。
【0048】一般的に、ネットワークにつながったプリ
ンタ1は、ユーザが文書などを作成する端末から離れた
場所に位置し、ユーザはプリンタ1に印刷出力しても、
すぐに取り出すとは限らない。また、そのまま忘れてし
まうこともあり得る。また、ユーザの数がメイルボック
ス15のビンの数より多い場合、出力用紙をいつまでもビ
ンに残しておくと、ビンがやがて不足する事態が発生
し、他のユーザの迷惑になる。
【0049】そこで、上述した第1実施例において、あ
る一定の時間が経過しても、ビンに出力用紙が残されて
いるものに対してはネットワークを通じて、そのユーザ
に早く取り出すように警告する機能を設けた第2実施例
のプリンタについて説明する。
【0050】上述したタイマ割り込み処理ルーチンで、
管理テーブルの全てのデータに関し、値を書き換えた
後、次の処理を追加する。まず、ある一定の値Xと管理
テーブルからのデータ値を比較する。ここで、Xとデー
タ値が等しかった場合に、ネットワークを通じて出力用
紙を早く取り出すように促す警告信号を送る。警告信号
には、警告信号を発した時刻や、経過時間等の情報を含
むと効果的である。また警告と共に、出力されたビンを
明示する、例えばID番号等の情報を送れば、ユーザが
取り出すときにより便利である。
【0051】しかし、警告を送られることに慣れてしま
うと、1度警告が送られただけでは出力用紙を取り出そ
うとせず、やがて忘れてしまうことは充分考えられるこ
とである。そこで、1度警告を送られた後、適当な時間
が経過しても、なお出力用紙が取り出されていないとき
に、さらに警告を送る機能を第3実施例では追加する。
以下に、その実現方法の1つについて説明する。
【0052】上述したタイマ割り込み処理ルーチンに、
さらに以下の処理を加える。まず、管理テーブルの“ti
me”を参照する。ここで、1度警告を送った後、X1秒
後に再び警告を送るとするならば、“time”が(X+X
1)であったときに警告を再び送る。それ以外は何も実行
しない。しかし出力用紙がなくなったときは、“tim
e”,“user−id”共にクリアする。
【0053】ここで、X1のとり方であるが、一定時間
間隔でとる場合と、不定時間間隔でとる場合が考えられ
る。一定間隔とする場合は、警告を出した後のさらなる
経過時間がX1の倍数となったときに、再度、警告を送
ればよい。つまり、管理テーブルの“time”が(X+n
×X1)となったとき、警告を送る。不定間隔でとる場合
は、例えば、警告を送る時間を並べたテーブルを用意す
る等の必要がある。
【0054】最初に警告を送るまでの時間Xは、ネット
ワークを使っているユーザの都合により、適切な時間は
違いがある。例えば、メールボックスのビンの数よりは
るかに多い人数が、ネットワークおよびこのプリンタを
使用している場合は、早めに出力用紙を取り出して貰わ
なければならない。逆に人数が少ない場合は、忘れてし
まった場合以外は警告は必要ないかも知れない。したが
って、警告信号が発せられるまでの時間は、ユーザの意
思によって変更可能である方が便利である。以下に、こ
のことを考慮した第4実施例の実現方法について説明す
る。
【0055】すなわち、変更可能であるためには、前記
第2,第3実施例で、管理テーブルの“time”と比較す
る値Xを書き換え可能なRAM11またはNVRAM12に
設ける必要がある。ユーザが書き換える方法は、コマン
ドによる方法,オペレーションパネル5からによる方法
等が考えられる。コマンドによる場合は、ホストマシン
3から送られたコマンドを、プログラムROM7に存在
するコマンド解析ルーチンが解釈し、RAM11またはN
VRAM12上に設けた変数Xを書き換える。オペレーシ
ョンパネル5からによる場合は、オペレーションパネル
5からパネルI/F9を通じてとり入れたデータを、同
様にプログラムROM7に存在するコマンド解析ルーチ
ンが解釈し、Xを書き換える。
【0056】ここで、もしユーザがメールボックスにプ
リント出力したまま席を外してしまった場合などは、何
度ユーザに警告を送っても無駄である。このような場合
を考慮して、何度か警告を送っても取り出されない場合
に、代理人へ警告を送るようにすれば、ユーザが席を外
してしまっても、代理人が取り出すことができる。した
がって、代理人の登録を可能にし、ビンに出力したユー
ザに何度か警告を送っても取り出されないときに、登録
してある代理人へ警告を送るようにすればよい。以下
に、このことを考慮した第5実施例の実現方法について
説明する。
【0057】代理人の登録手段としては、コマンドによ
る方法がまず考えられる。コマンドには、代理人を示す
情報、例えばユーザID等を含む必要がある。そして、
RAM11またはNVRAM12に代理人の情報を保持する
変数を設ける。ここでは、変数“mail−man”とする。
コマンドをホストマシン3から受け取ると、プログラム
ROM7に存在するコマンド解析ルーチンが解釈し、コ
マンドに含まれるユーザ情報を変数“mail−man”にコ
ピーする。この状態で、出力用紙がビンに保持され、ユ
ーザに警告を発するまでは第4実施例と同様である。加
えて最初の警告を発してから適当な間隔X1をあけて、
繰り返しユーザに送る警告の数をカウンタを設けカウン
トする。カウンタとしては、管理テーブルの要素とし
て、“time”,“user−id”に加えて“cnt”を設けて
もよい(図7参照)。ユーザに初めての警告を送ったとき
は、“cnt”はゼロにクリアされていなければならな
い。そして、ユーザに警告を送る度に“cnt”をインク
リメントする。そして、代理人に警告を送る適当な回数
“C1”になったとき、ネットワークを介してユーザ“ma
il−man”に警告を送る。回数“C1”は、コマンドやス
イッチで設定可能とする。“C1”をゼロに設定した場合
は、最初の警告で同時に代理人の所へも警告が送られる
ことになる。
【0058】前記第5実施例のプリンタを使用していて
も、ユーザによっては、代理人に取り出して貰っては困
る内容の印刷出力を行うときもある。そこで、特定のコ
マンドを設け、そのような内容の印刷出力をするとき
は、ジョブの先頭に前記コマンドを加えてから印刷デー
タを送ることにより、代理人へ警告が送られる時間にな
っても警告が送られないような機能を持たせればよい。
以後、このコマンドを親展モードコマンドと呼ぶ。以下
に、このことを考慮した第6実施例の実現方法について
説明する。
【0059】まず、RAM11上に、前記モードに入って
いることを記憶するフラグが必要になる。例えば、管理
テーブルの要素として、“time”,“user−id”,“cn
t”に加えて“secret−flag”といったフラグを追加す
ればよい(図8参照)。このフラグは初期値はゼロとなっ
ていて、親展モードの指示を受けたときに、“1”とな
るようにする。動作としては、第1実施例において説明
した、ユーザIDを含む印刷データを受け取って、その
出力ビンが決定した後、管理テーブルの出力するビンの
“user−id”にユーザIDを書き込む動作に、以下の処
理を追加する。まず、ユーザが送信する印刷データに、
ユーザIDに加えて親展モードのコマンドが含まれてい
た場合、コマンド解析プログラムが、前記コマンドを認
識して印刷処理が行われ、出力ビンが決定した後、出力
するビンの“user−id”に、ユーザIDを書き込む動作
に加え、“secret−flag”を“1”にする。次に第5実
施例において説明した、代理人に警告を送る適当な回数
“C1”になったとき、ネットワークを介して前記“mail
−man”に警告を送る動作を追加して、前記“C1”にな
ったとき、管理テーブルの“secret−flag”を参照し、
これがゼロであったら、“mail−man”に警告を送るよ
うにする。これによって、親展コマンドを送ったジョブ
に関しては、“secret−flag”が“1”となるため、
“mail−man”に警告を送らなくなる。さらに出力用紙
が取り出されたと認識したときに、“time”,“user−
id”と共に“secret−flag”もゼロクリアすることによ
り、以後のジョブに影響を残すことがなくなる。
【0060】前記第2実施例では、一定の時間が経過し
ても取り出されないときに警告を送るため、ユーザの取
り忘れの防止として効果が高い。しかし一度に沢山のユ
ーザが、プリンタおよびメールボックス15を使用する
と、メールボックス15のビンの数が不足することも予想
できる。そこで、一定の時間が経過しなくても、残りの
ビンの数が特定の数以下になるとユーザに警告を送るこ
とによって、前記課題を解決する第7実施例のプリンタ
を以下に説明する。
【0061】第1実施例において説明した、ユーザID
を含む印刷データを受け取って、その出力ビンが決定し
た後、管理テーブルの出力するビンの“user−id”にユ
ーザIDを書き込む動作において、この“user−id”に
書き込んだ後、管理テーブル上で使われていないビンの
数をカウントする。カウントは、管理テーブル上で0か
らNまでの“user−id”がゼロであるものをカウントす
ればよい。カウントした値“BN”が、警告信号を発する
未使用ビンの数“LN”以下になっていたら、ネットワー
クを通じて警告信号を発する。
【0062】警告は、管理テーブルの“user−id”の値
を参照し、これがゼロ以外のときは、すなわち、その値
がユーザID等のユーザを識別する情報であるから、そ
のユーザに警告を送る。“0”のビンは、未使用なので
何もしなくてもよい。これを管理テーブル0からNまで
繰り返せば、ビンに印刷出力を残しているユーザ全員に
警告が届く。
【0063】残りのビンの数が特定の数以下になり警告
を送る場合、ビンに出力用紙を残しているユーザ全員に
警告を送ると、各自の認識が薄くなり、取り出すことを
促す効果が薄くなることも考えられる。そこで、同状況
になったとき、経過時間の最も長いユーザから順に、そ
の状況を明らかにする内容を含んだ警告を送ることで、
より効果の上がる第8実施例のプリンタを以下に説明す
る。
【0064】前記第7実施例の場合と同様に、“user−
id”にユーザIDを書き込んだ後、管理テーブル上で使
われていないビンの数をカウントする。そして、カウン
ト値“BN”が、警告信号を発する未使用ビンの数“LN”
以下になっていたら、出力してから最も時間の経過した
ビンを調べ出す。それは、管理テーブル0からNの“ti
me”を各々参照し、最も値の大きなビンを検索すればよ
い。以上の手段で検索されたビンの“user−id”に示さ
れたユーザに警告を送ればよく、警告には、出力されて
から経過した時間や、最も長い時間放置してあることを
指摘する内容を含むものであれば、より効果的である。
【0065】さらに、前記警告の後、適当な時間が経過
しても状態が変化しない場合、経過時間が2番目に長い
ビンに出力したユーザに警告を送るようにする。以後、
状態が改善されるまで適当な時間が経過するごとに、経
過時間が、3番目,4番目のユーザに順に警告を送るよ
うにすればよい。
【0066】ここで、残りのビンの数によって警告を送
る場合、その判定する残りのビンの数は、プリンタを使
う頻度や、人数によって適正な値が異なってくる。した
がって、その値は、ユーザが設定可能である方がより効
果的である。以下に、第7実施例の機能に加え、警告を
送る残りのビンの数をコマンド(限界ビン数設定コマン
ドと呼ぶ)によって、設定・変更可能とする第9実施例
のプリンタの実現手段について説明する。
【0067】まず、前記設定・変更可能とするために
は、その値を保持する変数“LN”を、RAM11またはN
VRAM12上に設ける必要がある。そして、プログラム
ROM7に存在するコマンド解析ルーチンに、限界ビン
数設定コマンドの解析ルーチンを追加する必要がある。
そのルーチンでは、限界ビン数設定コマンドに含まれる
設定値を読み出し、RAM11またはNVRAM12上に設
けた変数“LN”を書き換える。これによって、残りのビ
ンの数が設定された“LN”になったとき、警告信号を発
するようになる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、請求項1記載の発明によれば、ネットワークに
継り、メールボックスを備えたプリンタ(画像形成装置)
において、各ビンの印刷出力がなされてからの経過時間
をプリンタ自身が管理することが可能になる。
【0069】請求項2記載の発明によれば、ネットワー
クに継り、メールボックスを備えたプリンタにおいて、
メールボックスに印刷出力した後、一定の時間取り出さ
ない全てのユーザに対し警告が送られるため、取り出す
ことを忘れているユーザが出力用紙を取り出すことを忘
れてしまうことを防ぐことができる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、出力用紙が
取り出されるまで何度でも警告が送られるため、席を外
していたり、見逃したりしたユーザも、やがて認識する
ことができ、メールボックスが不必要に長時間使われる
ことが防止できる。
【0071】請求項4記載の発明によれば、プリンタが
継ったネットワークの人数,使用頻度など、使用環境に
合わせて如何なる場合にも適切な時間が設定可能にな
る。
【0072】請求項5記載の発明によれば、メールボッ
クスに印刷出力を残したまま席を外したユーザの出力用
紙も、代理人の所に警告が届くため、その代理人が速や
かに取り出すことが可能になる。また、その警告に、出
力したユーザを示す情報が含まれているため、その代理
人が出力したユーザに届けることが可能になる。
【0073】請求項6記載の発明によれば、機密文書な
ど他人に見られては困る内容の印刷を行ったときは、も
し何かの原因で取り出すことが遅れても、設定されてい
る代理人の所へ警告が行かないようにジョブを行うこと
が可能になる。
【0074】請求項7記載の発明によれば、プリンタお
よびメールボックスの使用頻度が高いときなど、ユーザ
が出力用紙の取り出しを忘れていなくとも、また一定の
時間に達しなくとも、使用可能な出力ビンが不足しそう
になったときに、各ユーザに警告信号が発せられるた
め、使用可能な出力ビンがなくなる前に、出力用紙を取
り出すことを促すことができる。
【0075】請求項8記載の発明によれば、使用可能な
ビンが不足しそうになったときに、ビンに出力用紙を放
置したまま最も長い時間が経過したユーザから順に警告
が発せられるため、出力して間もないユーザに不快な思
いをさせずに、使用可能なビンがなくなることを防ぐこ
とが可能になる。
【0076】請求項9記載の発明によれば、プリンタが
継ったネットワークの人数,使用頻度など使用環境に合
わせて、使用可能なビンがなくなるのを防ぐのに最も適
切な使用状態において、警告が発せられるように設定で
き、これにより、警告が早過ぎて余分に警告が送られる
ことも、逆に、警告が遅れてメールボックスが使用不可
能状態に陥ることもなく、より効果的に警告が送られる
ように設定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置装置の第1実施例である
ページプリンタのコントローラのブロック図である。
【図2】管理テーブルの一例の説明図である。
【図3】管理テーブルの一例の説明図である。
【図4】管理テーブルの一例の説明図である。
【図5】管理テーブルの一例の説明図である。
【図6】管理テーブルの一例の説明図である。
【図7】第5実施例における管理テーブルの説明図であ
る。
【図8】第6実施例における管理テーブルの説明図であ
る。
【符号の説明】
1…プリンタ、 2…プリンタコントローラ(制御手
段)、 3…ホストマシン、5…OP(オペレーション)
パネル、 7…プログラムROM、 11…RAM、12…
オプションRAM(NVRAM)、 14…プリンタエンジ
ン、 15…メールボックス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 D M H04L 12/54 12/58

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザが使用するネットワークを
    通じて使用され、かつ複数のビンを有する排紙部を備え
    た画像形成装置において、前記排紙部の各ビンごとに印
    刷出力された時刻からの経過時間を計時し、かつ出力用
    紙が取り出されたときに前記計時の値をリセットする制
    御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 あるビンに印刷出力された時刻からの経
    過時間が所定の時間を過ぎても出力用紙が存在する場合
    に、ネットワークを通じて当該ビンに出力したユーザに
    係る警告信号を発するように前記制御手段を構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記警告信号を発した後、適当な時間が
    経過してもなお出力用紙が存在する場合に、警告信号
    を、所定の時間間隔を持って、出力用紙が取り出される
    まで繰り返し発するように前記制御手段を構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 警告信号を発するまでの時間を設定可能
    にしたことを特徴とする請求項2または3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段に対して所定時間を過ぎた
    ビンに印刷出力したユーザ以外に警告を送る特定のユー
    ザ情報を設定可能にし、ビンに出力したユーザに係る警
    告信号を発した後、所定時間が過ぎても出力用紙が存在
    する場合、設定した前記特定のユーザに係る警告信号を
    発するように制御手段を構成したことを特徴とする請求
    項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 警告禁止信号を受けて所定時間が過ぎて
    も、設定された特定のユーザに係る警告信号を発するこ
    とを中止するように前記制御手段を構成したことを特徴
    とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記排紙部の空きビン数が所定数より少
    なくなったときに、ネットワークを通じて各ビンに出力
    したユーザに係る警告信号を発するように前記制御手段
    を構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記排紙部の空きビン数が所定数より少
    なくなったときに、ネットワークを通じて印刷出力して
    からの経過時間が最も長いユーザに係る警告信号を発し
    てから所定の時間間隔をおいて順に、各々のユーザに係
    る警告信号を発するように前記制御手段を構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 警告信号を発する空きビン数を設定可能
    にしたことを特徴とする請求項7または8記載の画像形
    成装置。
JP5272725A 1993-10-29 1993-10-29 画像形成装置 Pending JPH07125911A (ja)

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