JPH07125709A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH07125709A
JPH07125709A JP5263474A JP26347493A JPH07125709A JP H07125709 A JPH07125709 A JP H07125709A JP 5263474 A JP5263474 A JP 5263474A JP 26347493 A JP26347493 A JP 26347493A JP H07125709 A JPH07125709 A JP H07125709A
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sheet
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Mamoru Yasumatsu
守 安松
Takashi Iwakawa
隆 岩川
Takao Mizoguchi
隆雄 溝口
Masaki Morita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状の包装シートの端部を挟持して、こ
の包装シートを包装台上に所定長さ引き出す引き出し機
構と、引き出し機構により包装台上に所定長さに引き出
された包装シートのロール状部分側を自動的に切断する
カッターとを備えた包装装置において、挟持位置で引き
出し機構が動けなくなり、切断作動によってカッターが
引き出し機構に接触して、両者が破損してしまうような
状態を防止する。 【構成】 引き出し機構16が挟持位置(図4(ロ)参
照)に存在しているか否かを検出する位置センサーを備
えて、引き出し機構16が挟持位置に達してから設定時
間が経過しても、位置センサーが引き出し機構16の存
在を検出していれば、カッター12の切断作動を阻止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えばレタ
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置においては、所定
長さに切断された包装シート載置用の包装台を備えて、
包装台に所定長さの包装シートを置き、この包装台上の
包装シートに被包装物を置くと、包装手段が作動して被
包装物が包装台の包装シートに自動的に包装されるよう
に構成しているものがある。
【0003】この場合、例えば図14に示すように、包
装台2への包装シート1の自動的な引き出し及び切断を
行うように構成した包装装置がある。図14(イ)に示
すように、包装台2の一方の横側部にロール状に巻かれ
た包装シート1が置かれており、一回の包装が終了する
と、包装台2の反対側の引き出し位置に待機していた引
き出し機構16が、ロール状に巻かれた包装シート1側
に自動的に進行してくる。そして、図14(ロ)に示す
挟持位置で引き出し機構16が停止し、引き出し機構1
6の操作アーム19が包装シート1の端部1bを挟持し
て、引き出し機構16が再び元の引き出し位置側に移動
して包装シート1を包装台2上に引き出していく。図1
4(ハ)に示すように、引き出し機構16により包装シ
ート1が所定長さに引き出されると、カッター12が自
動的に下降操作され再び上昇操作されて、包装シート1
が所定長さに切断され、一枚の包装シート1が包装台2
に載置されるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す包装装置
においては図14(ロ)に示すように、引き出し機構1
6が引き出し位置側から、カッター12の下側を通過し
て挟持位置に達し、引き出し機構16の操作アーム19
が包装シート1の端部1bを挟持するように構成されて
いる。
【0005】従って、引き出し機構16が何らかの異常
により、挟持位置で停止して反対側の引き出し位置側に
移動できなくなるような状態になってしまうと、この状
態でカッター12が下降操作されるとカッター12が引
き出し機構16に接触するおそれがあり、引き出し機構
16やカッター12等が破損する場合がある。本発明は
このような引き出し機構及びカッターを備えた包装装置
において、カッターの切断作動による引き出し機構及び
カッターの破損を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、ロール状に巻かれた包装シートをロール軸
芯周りに回転自在に、包装台の横側部で支持する支持部
と、支持部に支持されるロール状の包装シートの端部を
挟持する挟持位置、及び包装シートのロール状部分を回
転させながら、挟持した包装シートを包装台上に所定長
さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動駆動される
引き出し機構と、引き出し機構が引き出し位置に達し
て、包装シートが包装台上に所定長さに引き出される
と、包装シートのロール状部分側の所定位置を自動的に
切断するカッターとを備えると共に、引き出し機構が挟
持位置に存在しているか否かを検出する位置センサー
と、引き出し機構が挟持位置に達してから設定時間が経
過しても位置センサーが引き出し機構の存在を検出して
いれば、カッターの切断作動を阻止する牽制手段とを備
えてある。
【0007】
【作用】本発明のように構成すると例えば図4(イ)
(ロ)に示すように、一回の包装が終了すると、引き出
し位置に位置していた引き出し機構16が、包装シート
1側に進行してきて挟持位置で停止し(図4(ロ)参
照)、この挟持位置において引き出し機構16は、包装
シート1の端部1bを挟持し図5に示すように包装シー
ト1を包装台2上に引き出し始める。
【0008】この場合に各部が正常であれば、引き出し
機構16は図4(ロ)の挟持位置に達してから設定時間
以内に、図5に示すようにカッター12から充分に離れ
た引き出し位置側に移動している。しかしながら、引き
出し機構16が挟持位置に達してから設定時間を経過し
ても、まだ挟持位置に残っていることが位置センサーに
より検出されると、異常が発生したと判断されて、カッ
ター12による包装シート1の切断作動は行われない。
【0009】
【発明の効果】以上のように、設定時間を経過してもま
だ引き出し機構が挟持位置に残っていると、異常である
と判断してカッターによる切断作動が行われないように
構成することにより、切断作動によりカッターが引き出
し機構に接触して破損してしまうような状態を未然に防
止することができた。これにより、包装装置における引
き出し機構及びカッターの作業性及び耐久性を向上させ
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用した農作物用の包装装置
について、図面に基づいて説明する。 (1)図1に包装装置の全体を示している。この包装装
置では包装台2に被包装物Aの落とし込み用の開孔2a
を備えて、包装台2の横側部に備えた一対の支持ローラ
ー5(支持部に相当)に、包装シート1をロール状に巻
いて置いている。そして、包装台2の反対側に包装シー
ト1用の引き出し機構16を備えている。
【0011】(2)先ず、本発明の包装装置における包
装全体の流れを図8(イ)〜図10(ハ)に基づいて説
明する。一回の包装が終了すると、図1に示す位置に在
る引き出し機構16が紙面左方に移動して包装シート1
の端部1bを挟持し、再び紙面右方に移動して包装シー
ト1を引き出す。引き出し機構16が包装シート1を所
定長さ引き出すと、引き出し機構16が停止してカッタ
ー12が下降し、包装シート1が切断される。このよう
にして包装シート1を所定長さに切断すると、引き出し
機構16がさらに紙面右方に移動して図1に示す位置に
戻り停止して、切断された包装シート1の端部1bを離
す。
【0012】以上のように、所定長さに切断された包装
シート1が包装台2に載置された状態で、図8(イ)に
示すように作業者が被包装物Aを包装台2の開孔2a内
に押し込んで落とし込ませると、被包装物Aが包装シー
ト1に包まれながら下方の支持台3内に落ちる。この後
に、一対の起動スイッチ(図示せず)を同時に押し操作
すると、図8(ロ)に示すように支持台3に備えられた
左右一対の保持アーム36が被包装物A側に揺動操作さ
れて被包装物Aが保持され、支持台3及び保持アーム3
6が下降操作されて所定位置で停止操作される。この場
合、ゴム板状の複数の補助絞り部材11が開孔2aの下
側に被包装物Aを取り囲むように設けられており、この
補助絞り部材11により包装シート1がさらに良く絞ら
れる。
【0013】包装台2の下側に配置されている一対の板
状の挟持部材14が、図8(ハ)及び図9(イ)に示す
ように包装シート1側に進行してきて、包装シート1の
上側部分1aを挟み込み小さく絞り込む。これにより、
被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれる。この
後、図9(イ)に示すように一対の円盤カッター28が
挟持部材14の上面に沿って進行して、包装シート1の
上側部分1aが切り取られ、噴射ノズル6から圧縮空気
が噴射されて、円盤カッター28に付着した包装シート
1の上側部分1aが吹き飛ばされる。
【0014】次に、図9(ロ)に示すように所定長さに
切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び挟
持部材14の端部に亘って置かれ、図9(ハ)に示すよ
うにスポンジ部材7により粘着テープ4が上側から押圧
される。そして、スポンジ部材7により粘着テープ4を
押圧した状態で、図10(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され、再びスポンジ部材7が被包装
物A側に押圧操作されて粘着テープ4が包装シート1に
密着する。この後、図10(ロ)に示すように保持アー
ム36が左右に開き操作され、支持台3が横倒し操作さ
れて、被包装物Aがすべり台8から包装装置の外側に放
出されて回収される(以上、包装手段に相当)。そし
て、支持台3が再び図8(イ)に示す元の位置まで上昇
操作されて一回の包装が終了するのであり、包装の終了
した被包装物Aの状態を図10(ハ)に示す。
【0015】(3)一回の包装が終了すると、ロール状
に巻かれた包装シート1から次の包装用として自動的に
包装シート1が引き出され切断されるように構成してお
り、次にこのロール状に巻かれた包装シート1の支持構
造について説明する。図3及び図1に示すように包装台
2の横側部に、ロール状に巻かれた包装シート1のロー
ル軸芯と平行な軸芯周りに回転自在な円筒状の一対の支
持ローラー5が並べて配置されており、一対の支持ロー
ラー5上にロール状に巻かれた包装シート1を、そのロ
ール軸芯周りに回転自在に載置している。
【0016】支持ローラー5の下側の横軸芯P1周り
に、一対の制動部材27が揺動自在に支持されており、
一対の制動部材27の両下端に亘って引っ張り作用を持
つバネ30が架設接続されている。両制動部材27の各
々の下部に上下揺動自在にリンク31が支持されてお
り、両リンク31の先端同志がピン連結されている。モ
ータ32により所定角度内で上下に揺動駆動される操作
アーム33が備えられ、この操作アーム33の先端に長
孔(図示せず)が備えられて、両リンク31の先端同志
を連結するピンがこの長孔内に挿入されている。
【0017】図3に示す状態はモータ32により操作ア
ーム33が上昇操作されている状態であり、バネ30の
作用で両制動部材27の下部が互いに引き寄せられ、両
制動部材27の上端が両支持ローラー5の外面に押圧さ
れて、両支持ローラー5に制動が掛かっている状態であ
る。そして、図5に示すようにモータ32により操作ア
ーム33を下降操作すると、両リンク31が紙面左右に
押し広げられ、バネ30に抗して両制動部材27の上端
が両支持ローラー5から離間操作される。
【0018】(4)次の包装用としてロール状に巻かれ
た包装シート1から包装シート1を自動的に引き出す引
き出し機構16について説明する。図3及び図1に示す
ように引き出される包装シート1の端部1bの下側に、
包装シート1のロール軸芯方向に沿って所定間隔を置い
て第1受け部10aが複数個配置されており、各第1受
け部10aが同一の高さに設定されている。各第1受け
部10aに対し、ロール状に巻かれた包装シート1とは
反対側に所定間隔を置いて第2受け部10bが対向配置
され、各第2受け部10bが第1受け部10aよりも少
し低い高さに設定されている。
【0019】図3及び図1に示すように包装台2の左右
のガイドレール2bに沿って、一対の支持板17がスラ
イド自在に支持されており、左右の支持板17に亘り1
本の支持軸18が架設されて、支持軸18に5個の操作
アーム19が各々独立に揺動自在に外嵌され、操作アー
ム19の先端上面にゴム板19aが固定されている。左
右の支持板17の上端に亘って天板20が架設連結され
て、操作アーム19のゴム板19aに対応する天板20
の下面にゴム板20aが固定されており、各操作アーム
19を天板20への揺動側に付勢するバネ(図示せず)
が備えられて、引き出し機構16が構成されている。こ
の場合、図3に示すように操作アーム19が引き下げ操
作されている状態において、第1受け部10aよりも少
し高位置に、引き出し機構16の天板20が位置してお
り、第2受け部10bよりも少し低位置に操作アーム1
9の先端が位置している。
【0020】支持軸18は支持板17に対して回動自在
に支持されており、支持軸18の左右にアーム18aが
固定され、左右のアーム18aに亘り1本のロッド18
bが架設固定されている。一方の支持板17に揺動自在
に支持された扇型ギヤ22と一方のアーム18aとに亘
り、リンク23が架設されており、扇型ギヤ22を駆動
するモータ24が設けられている。図3に示す状態はモ
ータ24を駆動してロッド18bを押し上げて各操作ア
ーム19を天板20から引き下げている状態であり、後
述するようにモータ24を逆に駆動してロッド18bを
引き下げると、バネの付勢力で各操作アーム19が天板
20側に上昇して包装シート1の端部1bを挟持するの
である。
【0021】図1に示すように、包装台2の一方の端部
に一本の駆動軸39が配置され、この駆動軸39の両端
に一対の駆動スプロケット35が固定されており、駆動
軸39を回転駆動するモータ38が備えられている。包
装台2の反対側の端部に一本の従動軸40が配置され、
従動軸40の両端に従動スプロケット37が固定されて
いる。そして、左右の駆動スプロケット35及び従動ス
プロケット37に亘り左右一対のチェーン41が巻回さ
れて、左右のチェーン41が引き出し機構16の左右の
支持板17に連結されている。以上の構造により、モー
タ38で駆動スプロケット35を正逆転駆動することに
よって、引き出し機構16を包装台2のガイドレール2
bに沿って移動させることができる。
【0022】図1に示すように従動軸40の一端に、従
動軸40の回転角度の0°から360°に対応した検出
値を出力する回転式のポテンショメータ21(位置セン
サーに相当)が備えられている。この場合、図2に示す
ように引き出し機構16が後述する挟持位置(図4
(ロ)参照)に在る状態で、ポテンショメータ21が検
出値V0を出力するように設定されている。引き出し機
構16が図4(ロ)の挟持位置から図5に示すように紙
面左方に移動していくと、従動軸40の回転角度の0°
から360°に対応した検出値がポテンショメータ21
から一次関数的に出力されていき、従動軸40が一回転
して回転角度が0°になる直前において、ポテンショメ
ータ21が検出値V1を出力するのであり、従動軸40
が一回転して回転角度が0°になるとポテンショメータ
21が検出値V0を出力する。これ以後、引き出し機構
16の移動に伴って、従動軸40の回転角度の0°から
360°に対応した検出値V0から検出値V1までの検
出値が、ポテンショメータ21から繰り返し出力されて
いく。
【0023】(5)次の包装用として引き出し機構16
が引き出した包装シート1を、自動的に切断するカッタ
ー12について説明する。図3及び図1に示すように、
第1及び第2受け部10a,10bの上側に支持フレー
ム13が配置されており、この支持フレーム13に包装
シート1の横幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター1
2が固定されている。支持フレーム13の左右に固定さ
れたボス部13aが左右のガイドレール9に外嵌され
て、支持フレーム13の全体が上下スライド駆動自在に
支持されている。
【0024】包装シート1の約1/2の横幅を持つ板材
状で、下面にゴム板15aが貼り付けられた押さえ部材
15が、カッター12の前側左右の2個及び後側左右の
2個の合計4個備えられており、各押さえ部材15が支
持フレーム13に上下動自在でバネ15bにより下方側
に付勢され、押さえ部材15のゴム板15aがカッター
12の下端よりも下方に突出するように支持されてい
る。
【0025】(6)次に、一回の包装終了後に次の包装
用として、包装シート1を包装台2上に引き出す際にお
ける引き出し機構16及びカッター12の作動の流れに
ついて、図11,12,13、図4(イ)〜図7に基づ
いて説明する。図8(イ)から図10(ロ)に示すよう
にして一回の包装が終了すると(ステップS1)、図1
及び図4(イ)の限界位置に在る引き出し機構16が図
3に示すように、挟持位置(図4(ロ)参照)側に移動
してくる(ステップS2)。この間において、一対の制
動部材27が支持ローラー5に押圧されて、支持ローラ
ー5に制動が掛かっている。
【0026】図1及び図4(イ)に示すように包装台2
に固定されたフレーム25に、発光器及び受光器を備え
た反射式の光センサー26が設けられている。これによ
り、図3に示すように引き出し機構16が挟持位置側に
移動してきて光センサー26の下を通過し、光センサー
26が引き出し機構16を検出すると(ステップS
3)、図2に示すようにポテンショメータ21は検出値
V2を出力している。そして、光センサー26が引き出
し機構16を検出してから、ポテンショメータ21の検
出値が検出値V0になると(ステップS4)、引き出し
機構16がその位置で停止する(ステップS5)。
【0027】このようして停止した位置が、図4(ロ)
に示す引き出し機構16の挟持位置である。この挟持位
置において、引き出し機構16の各操作アーム19が各
第1及び第2受け部10a,10bの間に入り込むので
あり、引き出し機構16の各操作アーム19と天板20
との間に包装シート1の端部1bが入り込む。次に、引
き出し機構16のモータ24が作動してロッド18bが
引き下げられ、バネの付勢力で各操作アーム19が天板
20側に上昇して、各操作アーム19と天板20とで包
装シート1の端部1bが挟持される(ステップS6)。
【0028】次に図4(ロ)から図5に示すように、上
昇操作されていた操作アーム33(図3の状態参照)が
下降操作されて、バネ30に抗して両制動部材27の上
端が両支持ローラー5から離間操作され、一対の支持ロ
ーラー5が自由回転できる状態となる(ステップS
7)。この後に、包装シート1の端部1bを挟持した状
態で引き出し機構16が紙面右方の引き出し位置側に移
動し始めて(ステップS8)、包装シート1の包装台2
上への引き出しを開始するのであり、包装シート1の引
き出しに伴って包装シート1のロール状部分が支持ロー
ラー5と一緒に回転して、包装シート1の引き出しが行
われる。
【0029】以上のようにして引き出し機構16が挟持
位置から移動し始めると、出力回数Nが零に設定され
(ステップS9)、図2に示すようにポテンショメータ
21の検出値が検出値V0から検出値V1に達して(従
動軸40(図1参照)の一回転)、検出値V0に戻ると
(ステップS10)、出力回数Nが一つカウントアップ
される(ステップS11)。
【0030】このようにして出力回数Nが設定回数N’
に達する前に、引き出し機構16は図6に示すような引
き出し位置に達する。この場合、包装シート1は透明で
あるが、マーク1cが包装シート1の長手方向に沿っ
て、被包装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷され
ている。これにより、包装シート1が引き出されて図6
及び図13に示すように、包装シート1のマーク1cが
光センサー26の位置に達して、マーク1cが光センサ
ー26により検出されると(ステップS21)、この引
き出し位置で引き出し機構16が停止する(ステップS
22)。
【0031】その後、図5から図6に示すように操作ア
ーム33が上昇操作されて、バネ30の作用で両制動部
材27の下部が互いに引き寄せられ、両制動部材27の
上端が両支持ローラー5の外面に押圧されて、両支持ロ
ーラー5に制動が掛けられ(ステップS23)、図6に
示すようにカッター12及び押さえ部材15を備えた支
持フレーム13が下降操作されて(ステップS24)、
包装シート1が所定長さに切断される。この場合、図3
に示すように押さえ部材15のゴム板15aがカッター
12の下端よりも下方に突出しているので、支持フレー
ム13が下降操作されると、先ずカッター12の前後の
4個の押さえ部材15が包装シート1を第1及び第2受
け部10a,10bに押圧して保持する。この状態から
支持フレーム13がさらに下降操作されると、図6に示
すようにカッター12が各第1受け部10aと各第2受
け部10bとの間に入り込んで包装シート1を一気に切
断する。
【0032】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、カッター12の支持フレーム13が元の位置に上
昇操作され(ステップS24)、引き出し機構16が所
定長さに切断された包装シート1を挟持した状態で、紙
面右方の限界位置側に再び移動し始める(ステップS2
5)。このように、引き出し機構16が限界位置側に移
動し始めると、図12のステップS10,S11,S1
2において、中断されていたポテンショメータ21の出
力回数Nのカウントが再開される。
【0033】この後、引き出し機構16の限界位置側へ
の移動により、ポテンショメータ21の出力回数Nが設
定回数N’(図2参照)に達すると(ステップS1
2)、出力回数Nのカウントを終了する。図2及び図1
2に示すように、ポテンショメータ21の出力回数Nが
設定回数N’となったとき、ポテンショメータ21は検
出値V0を出力する。そして、この状態で引き出し機構
16の移動を続行させるのであり、ポテンショメータ2
1が検出値V3(検出値V0と検出値V1との間の値)
を出力すると(ステップS13)、引き出し機構16を
この限界位置(図7参照)で停止させる(ステップS1
4)。図7に示す限界位置で停止した後、引き出し機構
16が包装シート1の端部1bを離すのであり(ステッ
プS15)、これにより図1及び図8(イ)に示すよう
に、所定長さに切断された一枚の包装シート1が、包装
台2に載置される。
【0034】以上のように、図1の従動軸40が一回転
(ポテンショメータ21の検出値V0から検出値V1ま
で)した際の引き出し機構16の移動距離が事前にわか
っており、さらに、ポテンショメータ21が検出値V0
と検出値V1との間の検出値を出力した際、検出値V0
に対応する位置からの引き出し機構16の移動距離も容
易に算出できる。これにより、従動軸40の一回転(ポ
テンショメータ21の検出値V0から検出値V1まで)
に対応する移動距離に、前述の出力回数N(設定回数
N’)を乗じて、この値に検出値V0に対応する位置か
ら検出値V3に対応する位置までの移動距離を加算する
ことにより、図4(ロ)の挟持位置から図7の限界位置
までの引き出し機構16の移動距離が検出される。従っ
て言い換えると、以上のような手法により引き出し機構
16の移動距離を常時検出することによって、図4
(ロ)の挟持位置から図7の限界位置までの移動距離だ
け、引き出し機構16が移動したことが検出されると、
引き出し機構16をこの限界位置で停止させることにな
る。
【0035】図1及び図3に示すように包装台2におい
て、第2受け部10bと開孔2aとの間に、ウレタンゴ
ム製のゴム板29を左右一対設けている。これにより、
図5に示すように引き出し機構16により包装シート1
が引き出されている間において、包装シート1の下面に
左右のゴム板29が常時接触することになり、包装シー
ト1と包装台2との間に空間が常時形成されて、包装シ
ート1の全体が包装台2に密着してしまうような状態が
防止される。又、図1及び図7に示すようにゴム板29
とは反対側の位置にも一対のゴム板34が設けられて、
包装台2の開孔2aを中心として4個のゴム板29,3
4が対角線上に位置するように設定されている。これに
より、図7に示すように所定長さに切断された包装シー
ト1を引き出し機構16が離した場合に、4個のゴム板
29,34が包装シート1の下面に接触しているので、
ゴム板29,34と包装シート1との接触・摩擦作用に
より包装シート1がその位置から動くことはない。
【0036】(7)−1 以上のようにして、引き出し機構16により包装シート
1が自動的に引き出され、図13のステップS21〜S
24で包装シート1を自動的に切断する場合において異
常検出を行っており、次にこの異常検出について説明す
る。図5及び図11のステップS8に示すように、挟持
位置において引き出し機構16が包装シート1の端部1
を挟持して引き出し位置側に移動し始めると、図13に
示すように短い第1設定時間(本発明の設定時間に相
当)及び長い第2設定時間のカウントが同時に開始され
(ステップS16)、短い第1設定時間のカウントが終
了すると(ステップS17)、引き出し機構16の現在
の位置が検出される(ステップS18)。
【0037】この場合、前項(6)の後半で説明したよ
うに、ポテンショメータ21の検出値V0から検出値V
1までの現在の出力回数N、並びに、ポテンショメータ
21の現在の検出値(検出値V0から検出値V1までの
間の値)に基づいて、図4(ロ)の挟持位置からの移動
距離を検出することにより、引き出し機構16の現在の
位置が検出される(ステップS18)。
【0038】これにより、図4(ロ)の挟持位置から引
き出し機構16が引き出し位置側に移動し始めてから第
1設定時間が経過しても、まだ引き出し機構16が図
の光センサー26の下側を通過していないと(ステップ
S19)、引き出し機構16の異常であると判断され
る。そして、引き出し機構16のモータ38が停止操作
され(ステップS26)、カッター12が上昇位置で保
持されて(ステップS27)(牽制手段に相当)、ブザ
ーが作動し(ステップS28)、作業者に異常が知らせ
られる。
【0039】(7)−2 次に図13のステップS19において、引き出し機構1
6が第1設定時間内に光センサー26の位置を通過した
ことが検出された場合(ステップS19)、図6に示す
ように光センサー26により包装シート1のマーク1c
が検出されるまでは(ステップS21)、前項(6)の
後半で説明したように、ポテンショメータ21の検出値
V0から検出値V1までの現在の出力回数N、並びに、
ポテンショメータ21の現在の検出値(検出値V0から
検出値V1までの間の値)に基づいて、図4(ロ)の挟
持位置からの移動距離を検出することにより、引き出し
機構16の現在の位置が検出される(ステップS2
9)。
【0040】そして、長い第2設定時間が経過するまで
の間に(ステップS20)、図6に示すように光センサ
ー26により包装シート1のマーク1cが検出されれば
(ステップS21)、前述のように、カッター12によ
る包装シート1の切断が行われる(ステップS22〜S
25)。又、マーク1cが光センサー26の検出光の横
をすり抜けたりして、長い第2設定時間が経過するまで
の間に(ステップS20)、光センサー26により包装
シート1のマーク1cが検出されなくても(ステップS
21)、引き出し機構16が図7の限界位置に達してい
れば(ステップS29,S30)、引き出し機構16が
この限界位置で停止して(ステップS31)、ステップ
S23に移行しカッター12による包装シート1の切断
が行われる。
【0041】以上の状態が正常な状態であるが、長い第
2設定時間が経過するまでの間に(ステップS20)、
光センサー26により包装シート1のマーク1cが検出
されず(ステップS21)、引き出し機構16が図7の
限界位置に達していなければ(ステップS29,S3
0)、引き出し機構16の異常であると判断されて、ス
テップS20からステップS26に移行し、引き出し機
構16のモータ38が停止操作され(ステップS2
6)、カッター12が上昇位置で保持されて(ステップ
S27)、ブザーが作動し(ステップS28)、作業者
に異常が知らせられるのである。
【0042】〔別実施例〕前述の実施例では、図1のポ
テンショメータ21を引き出し機構16用の位置センサ
ーとして使用しているが、引き出し機構16が図4
(ロ)の挟持位置に位置しているか否かの専用のリミッ
トスイッチや光センサーを位置センサーとして使用して
もよい。又、図1の実施例ではカッター12を下降操作
することにより包装シート1を所定長さに切断するよう
に構成しているが、カッター12を第1及び第2受け部
10a,10bの下側に配置して、カッター12を上昇
操作することにより包装シート1を所定長さに切断する
ように構成してもよい。
【0043】前述の実施例では粘着テープ4により包装
シート1の封止を行っているが、上側部分1aの切断後
に包装シート1を加熱し包装シート1を溶着させて、包
装シート1の封止を行うような包装装置に本発明を適用
してもよい。又、図9(イ)に示すような円盤カッター
28ではなく、挟持部材14により挟み込んだ包装シー
ト1の上側部分1aを、ヒーター(図示せず)で加熱し
て溶断するような包装装置に本発明を適用してもよい。
そして、包装台2に図1に示すような開孔2aを備えず
に、包装台2の包装シート1上に被包装物Aを置くと、
包装シート1の外周部が持ち上げられて被包装物Aが包
まれるように構成した包装装置にも本発明は適用でき
る。
【0044】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装台付近の全体斜視図
【図2】引き出し機構用のポテンショメータの検出値と
引き出し機構の位置との関係を示す図
【図3】引き出し機構が挟持位置側に移動してくる状態
を示す側面図
【図4】引き出し機構が挟持位置側に移動して来て、包
装シートの端部を挟持する前後の状態を示す側面図
【図5】図4の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始した状態を示す側面図
【図6】図5の状態から引き出し機構が引き出し位置で
停止し、カッターにより包装シートが切断された状態を
示す側面図
【図7】図6の状態後に引き出し機構が限界位置に達し
て、切断された包装シートを引き出し機構が包装台上の
所定位置(開孔)に置いた状態を示す側面図
【図8】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図9】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部材
による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視図
【図10】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図11】引き出し機構による包装シートの引き出しか
ら、切断された包装シートの包装台への載置までの制御
の前半の流れを示す図
【図12】引き出し機構による包装シートの引き出しか
ら、切断された包装シートの包装台への載置までの制御
の後半の流れを示す図
【図13】引き出し機構による包装シートの引き出し中
における包装シートの切断、及び引き出し機構の異常検
出の制御の流れを示す図
【図14】従来の技術における引き出し機構による包装
シートの引き出し状態を示す側面図
【符号の説明】
1 包装シート 1b 包装シートの端部 2 包装台 5 支持部 12 カッター 16 引き出し機構 21 位置センサー A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 正樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用の包装台(2)と、前記包装台(2)上の包装シ
    ート(1)に置かれた被包装物(A)を、前記包装シー
    ト(1)に包む包装手段とを備えた包装装置であって、 ロール状に巻かれた包装シート(1)をロール軸芯周り
    に回転自在に、前記包装台(2)の横側部で支持する支
    持部(5)と、 前記支持部(5)に支持されるロール状の包装シート
    (1)の端部(1b)を挟持する挟持位置、及び前記包
    装シート(1)のロール状部分を回転させながら、挟持
    した包装シート(1)を前記包装台(2)上に所定長さ
    だけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動駆動される引
    き出し機構(16)と、 前記引き出し機構(16)が引き出し位置に達して、前
    記包装シート(1)が包装台(2)上に所定長さに引き
    出されると、前記包装シート(1)のロール状部分側の
    所定位置を自動的に切断するカッター(12)とを備え
    ると共に、 前記引き出し機構(16)が挟持位置に存在しているか
    否かを検出する位置センサー(21)と、前記引き出し
    機構(16)が挟持位置に達してから設定時間が経過し
    ても前記位置センサー(21)が引き出し機構(16)
    の存在を検出していれば、前記カッター(12)の切断
    作動を阻止する牽制手段とを備えてある包装装置。
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