JPH0712551B2 - コンテナラックの製造方法およびコンテナラックの回転支持装置 - Google Patents

コンテナラックの製造方法およびコンテナラックの回転支持装置

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JPH0712551B2
JPH0712551B2 JP23351091A JP23351091A JPH0712551B2 JP H0712551 B2 JPH0712551 B2 JP H0712551B2 JP 23351091 A JP23351091 A JP 23351091A JP 23351091 A JP23351091 A JP 23351091A JP H0712551 B2 JPH0712551 B2 JP H0712551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋼材を運搬およ
び保管するためのコンテナラックの製造方法およびコン
テナラックの回転支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定長さの鋼材を運搬する場
合、その運搬および保管が容易なように、数十本の鋼材
をまとめて積載し得るコンテナラックが使用されてい
る。
【0003】このコンテナラックは、図14の括弧内の
部品番号にて示すように、矩形状に形成された外枠材1
02およびこの外枠材102内に配置された連結材10
3からなる床部材104と、この床部材104の四隅お
よび中間部から立設された主および補助ガイド柱10
5,106と、これら各構成部材の補強材107と、床
部材104底面の四隅に取り付けられた下部被係合金具
108と、四隅に位置する主ガイド柱105の上端部に
取り付けられた上部被係合金具109とから構成されて
いた。
【0004】従来、このコンテナラックを製造する場
合、組立ステージで多数の治具を使用して各構成部材を
位置決めするとともに仮溶接してコンテナラックの仮組
立を行い、その後、クレーンを使用して溶接ステージに
搬送して本溶接を行い、その後、検査および手直しステ
ージに搬送して検査を行うとともに、手直しが必要な場
合には手直しを行い、その後、塗装ステージに搬送して
塗装が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
よると、本溶接は通常下向き溶接で行われるため、溶接
ステージにおいては、仮組立されたコンテナラックをク
レーンにより、何度もその姿勢を変えなければならず、
溶接作業が非常に面倒になるとともに、クレーンもこの
作業にかかりきっりとなり、他の作業に使用し得ないと
いう問題があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解消し得るコ
ンテナラックの製造方法およびコンテナラックの回転支
持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のコンテナラックの製造方法は、床部材と、
この床部材の周縁部に立設されたガイド部材と、上記床
部材の底面の四隅および四隅のガイド部材の上端部に取
り付けられた上下部の被係合金具とから構成されたコン
テナラックを製造する際に、上下2分割構造の回転支持
体を使用してコンテナラックの溶接を行う製造方法であ
って、組立ステージで各構成部材を仮溶接してコンテナ
ラックの仮組立を行い、次にこの仮組立されたコンテナ
ラックを上記一方の分割支持体に上部または下部の被係
合金具を介して保持し、次にこの一方の分割支持体をク
レーンにより吊持して溶接ステージにおいて回転ローラ
を介して支持された他の分割支持体に合体させ、次にこ
の合体された回転支持体を回転させて仮組立されたコン
テナラックの本溶接を行い、次に両分割支持体を分離さ
せた後、コンテナラックが保持された一方の分割部支持
体を吊持してコンテナラックを次の工程に搬送する製造
方法である。
【0008】また、本発明のコンテナラックの回転支持
装置は、床部材と、この床部材の周縁部に立設されたガ
イド部材と、上記床部材の底面の四隅および四隅のガイ
ド部材の上端部に取り付けられた上下部の被係合金具と
からなるコンテナラックを回転自在に支持する回転支持
装置であって、回転ローラと、この回転ローラにより水
平軸心回りで回転自在に支持されたコンテナラック保持
用の回転支持体とから構成され、かつこの回転支持体を
水平面に沿って上下に2分割するとともに、これら両分
割支持体同士を係合分離自在になし、上記一方の分割支
持体にコンテナラックの上部または下部の被係合金具に
係脱自在な係合金具を設けたものである。
【0009】
【作用】上記のコンテナラックの製造方法によると、組
立ステージで仮組立されたコンテナラックを、溶接ステ
ージに設けられた回転支持体の一方の分割支持体を使用
して、溶接ステージに搬送するとともに、他方の分割支
持体と合体させて回転させながら本溶接を行い、その後
コンテナラックを保持した一方の分割支持体を次の工程
に移動させて、コンテナラックの搬送を行うようにして
いるので、クレーンなどを使用せず本溶接を容易に行う
ことができるとともに、各ステージ間でのコンテナラッ
クの搬送を迅速かつ容易に行うことができる。
【0010】また、上記のコンテナラックの回転支持装
置の構成によると、コンテナラックを回転支持体に保持
させるようにしたので、本溶接時にクレーンを使用しな
くても、コンテナラックの姿勢を自由に変化させること
ができ、また回転支持体を2分割構造にするとともに一
方の分割支持体にコンテナラックに設けられた被係合金
具に係脱自在な係合金具を設けたので、コンテナラック
の各ステージ間における搬送を迅速に行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図14に基
づき説明する。まず、本発明の製造方法の対象である鋼
材運搬用および保管用のコンテナラックの構成を図14
に基づき説明する。
【0012】すなわち、このコンテナラック1は、矩形
状の外枠材2およびこの外枠材2の内部に配設された連
結材(クロスメンバーともいう)3とからなる床部材4
と、この床部材4の四隅および中間部から立設された主
および補助ガイド柱(ガイド部材)5,6と、これら各
構成部材の補強材7と、床部材4底面の四隅に取り付け
られた下部被係合金具8と、四隅に位置する主ガイド柱
5の上端部に取り付けられた上部被係合金具9とから構
成されている。なお、上記被係合金具8,9は通常のコ
ンテナに固定および運搬用として設けられる隅金具と同
一のものであり、また図示しないが、これら被係合金具
8,9に係合する係合金具(後述する)はコンテナキャ
リアのスプレッダーに設けられる連結用金具と同一のも
のである。すなわち、係合金具は先端部にきのこ状の係
合部が形成された係合ピンを有するものであり、また被
係合金具8,9は係合金具の係合部に係脱自在な係合凹
部を有するものである。
【0013】本発明に係るコンテナラックの概略製造手
順を図5に基づき説明すると、まず組立ステージAで組
立治具11を使用して各構成部材を位置決めするととも
に仮溶接してコンテナラック1の組立を行い、次にこの
組立されたコンテナラック1を溶接ステージBに搬送し
て回転支持装置12により支持させた後、回転させなが
ら本溶接を行い、次に溶接が完了したコンテナラック1
を次の工程である検査および手直しステージCに搬入
し、最後に塗装ステージにて塗装を行う方法である。
【0014】ここで、組立ステージAで使用される組立
治具11および溶接ステージBで使用される回転支持装
置12の構成について説明する。上記組立治具11は、
図8に示すように、床部材4を支持するように構成され
た架台21と、各ガイド柱5,6に対応する位置で上記
架台21の外周部から立設された位置決め支柱22と、
これら各位置決め支柱22を補強する複数のブラケット
23と、四隅に対応する所定の位置決め支柱22に設け
られた部材拘束用アーム部材24と、位置決め支柱22
および架台21の両側部に設けられた部材位置決め用ア
ーム部材25と、上記架台21の所定箇所に設けられた
部材位置決め用ピース材26とから構成されている。
【0015】上記位置決め用支柱22には、全て調整可
能な部材位置決め用の基準面aが設けられており、マー
キングをしなくても、各構成部材を基準面aに合わせる
だけで、容易に位置決めを行うことができるものであ
る。
【0016】具体的に説明すると、位置決め支柱22に
は、その表面が基準面aにされる部材位置調整座27が
取り付けられている。この部材位置調整座27のセット
高さを調整することにより、本溶接により発生する溶接
歪に起因する変位を無くすことができる。すなわち、予
め溶接歪分を考慮して部材位置調整座27をセットして
おけば、手直しをしなくても所定の正しい寸法が得られ
ることになる。
【0017】また、位置決め用ピース材26は、図9に
示すように、受け台31と、この受け台31上に配置さ
れた基準ピース32と、同じく受け台31上に配置され
た反力受けピース33とから構成され、使用に際して
は、位置決めを行う部材bを基準ピース32に当ててお
き、反力受けピース33との間に楔材34を挿入して部
材bの位置決めを行う。
【0018】また、部材拘束用アーム部材24は、図1
0に示すように、保持材35と、この保持材35の端部
から出退自在にされたアーム36とから構成されたもの
であり、使用に際しては、位置決めを行う部材bを基準
面aに当てておき、引き出されたアーム36との間に、
楔材37を挿入して部材bの位置決めを行う。
【0019】さらに、部材位置決め用アーム部材25
は、図11に示すように、部材拘束用アーム部材24と
同様に、保持材38と、この保持材38の端部から出退
自在にされたアーム39とから構成されたものであり、
使用に際しては、位置決めを行う部材bを引き出された
アーム39に当てることにより、部材bの位置決めを行
う。
【0020】なお、部材拘束用アーム部材24および位
置決め用ピース材26においては、楔材34,37を使
用して位置固定を行うようにしたが、例えば、空圧シリ
ンダー、油圧シリンダーまたはカム機構などの機械的装
置を使用して位置固定を行うようにしてもよく、この場
合、遠隔操作により行うこともできる。
【0021】次に、回転支持装置12を図12および図
13に基づき説明する。この回転支持装置12は支持ロ
ーラ装置41と、この支持ローラ装置41により回転自
在に支持されるとともにコンテナラック1を保持し得る
回転支持体42とから構成されている。
【0022】上記支持ローラ装置41は、前後一対の受
け台51と、これら各受け台51に互いにねじ機構を介
して接近離間調節可能に配置された左右一対のスライド
体52と、これら各スライド体52に回転自在に設けら
れた回転ローラ53と、所定の回転ローラ53を回転さ
せる回転駆動装置(例えば、モータ)54とから構成さ
れている。
【0023】また、上記回転支持体42は、前後一対の
支持用リング61と、これら両支持用リング61同士を
連結する連結材62と、各支持用リング61に設けられ
た可動側作業用足場63とから構成され、さらにこの回
転支持体42は水平面cに沿って上下に2分割構造にさ
れるとともに、互いに連結金具例えば蝶ボルト67によ
り、係合・分離自在にされている。なお、上下の水平分
割面cは、コンテナラック1を保持した際に、丁度、そ
の床部材4の上面に一致するようにされており、図13
に上下部の分割支持体42a,42bの分離状態を示
す。
【0024】そして、上部分割支持体42a側には、コ
ンテナラック1の四隅に配置された主ガイド柱5の上端
部に取り付けられた上部被係合金具8に係脱自在な係合
金具71が、両支持用リング61から外側に突設された
突出枠材64のコーナ部に取り付けられている。なお、
これら四隅に配置された係合金具71は、ロッド材など
からなる連動部材72を介して、一度に操作できるよう
にされている。
【0025】また、下部分割支持体42b側には、上部
分割支持体42aに保持されたコンテナラック1の床部
材4を載置するための支持材65が左右に設けられてい
る。そして、さらにこの回転支持装置12には、回転支
持体42の周囲に沿って、固定側作業用足場66が設け
られている。
【0026】次に、コンテナラック1の製造方法を図面
に基づき説明する。なお、このコンテナラック1の製造
工場においては、組立ステージA、溶接ステージB、検
査・手直しステージCが順番に配置されている。
【0027】まず、図1に示すように、組立ステージA
において、組立治具11の架台21上の四隅の所定位置
に下部被係合金具8を配置するとともに、一方の側部に
対応する被係合金具8の上に主ガイド柱(コーナポスト
ともいう)5を配置して部材拘束用アーム部材24によ
り位置決めする。そして、これら両主ガイド柱5間の架
台21上にサイド枠材(サイドレールともいう)2aを
配置するとともに、部材位置決め用アーム部材25によ
り位置決めする。
【0028】次に、図2に示すように、連結材(クロス
メンバーともいう)3を架台21上に配置するととも
に、部材位置決め用ピース26により位置決めする。次
に、図3に示すように、他方の側部に対応する被係合金
具8上に主ガイド柱5を配置して位置決めするととも
に、他方のサイド枠材2bも同様に配置して位置決め
し、その後両側に補助ガイド柱6を配置するとともに、
同様に部材位置決め用アーム部材25により位置決めす
る。そして、最後に補強材(ブラケット4a、アングル
材4bなど)4を配置して位置決めする。
【0029】次に、上記配置された全部材を仮付け溶接
(一部については本溶接が行われる)した後、コンテナ
ラック1の床面にエキスパンドメタル10を張り付け
る。次に、図4に示すように、予め、溶接ステージB
で、上部分割支持体42aに設けられた係合金具71に
上部被係合金具9が係合された状態の上部分割支持体4
2aをクレーン81により吊持して、組立ステージAで
仮組立されたコンテナラック1上に移動させた後、その
係合金具71をそれぞれ対応する主ガイド柱5の上端部
に載置して位置決めした後仮溶接を行う。
【0030】なお、上部分割支持体42aの係合金具7
1は所定の正しい位置に取り付けられており、したがっ
てこの係合金具71に係合された上部被係合金具9は、
主ガイド柱5の上端部に載置するだけで、位置決めが行
われることになる。
【0031】次に、図5に示すように、クレーン81に
より上部分割支持体42aをコンテナラック1ごと吊持
して、溶接ステージBに搬送し、図6に示すように、下
部分割支持体42b上に載置して、例えば蝶ボルト67
により上下部の分割支持体42a,42bを互いに係合
して合体させる。
【0032】次に、回転ローラ53により回転支持体4
2を矢印F方向に回転させて、コンテナラック1を、そ
の各溶接箇所が下向き溶接可能となる位置に回転させ、
そして順次、本溶接を行う。
【0033】本溶接が終了すると、図7に示すように、
再度、上下部の分割部支持体42a,42bを互いに分
離させ、クレーン81により、上部分割支持体42aを
コンテナラック1ごと吊持して、次の検査・手直しステ
ージCに搬送する。
【0034】この検査・手直しステージCに搬送・載置
されたコンテナラック1を検査して、例えば上部被係合
金具9の取付寸法に狂いが生じている場合には、手直し
が行われる。
【0035】そして、コンテナラック1の寸法チエック
が終了すると、次の塗装ステージ(図示せず)に搬送さ
れて塗装が行われた後、例えば保管場所に搬送されて出
荷まで保管される。
【0036】なお、上記溶接ステージBで本溶接が行わ
れている時に、組立ステージAでは次のコンテナラック
の仮組立が行われており、また本溶接が終了したコンテ
ナラック1を検査・手直しステージCに搬送した後、上
部分割支持体42aは溶接ステージBに戻されて、仮組
立されているコンテナラックに取り付けられる上部被係
合金具9がその係合金具71に係合される。
【0037】上述したコンテナラックの製造方法による
と、組立治具11を使用することにより全ての部材を位
置決めして仮組立することができるので、作業の容易化
すなわち作業時間の短縮化を図ることができ、また回転
支持装置12の上部分割支持体42aに、コンテナラッ
ク1を係合保持し得る係合金具71が取り付けられてい
るので、コンテナラック1の各ステージ間の搬送作業を
容易かつ短時間に行うことができ、しかも仮組立された
コンテナラック1を、回転支持体42により360度自
由に回転させることができるので、下向き姿勢により本
溶接を行う溶接作業が極めて容易となる。
【0038】また、上述したように、回転支持体42の
上部分割支持体42aは、組立ステージAにおけるコン
テナラック1に取り付けられる上部被係合金具9の位置
決め機能および各ステージ間のコンテナラック1の搬送
機能を合わせ持っており、したがって溶接ステージBを
中心とした前後の各ステージ間の橋渡し的役割を必然的
に行うこととなり、各ステージにおける作業工程の同期
化を図ることができる。
【0039】また、組立治具11および溶接用治具であ
る回転支持体42はそれぞれ一体治具であるため、特別
な治具置き場を必要としないので、コンテナラック1の
製造に必要なスペースを節約することができる。
【0040】また、決められた工程通りに製品が流れる
ため、必要最低限の部材置き場(1ロット分)で済む。
さらに、回転支持体42の上部分割支持体42aに取り
付けられたコンテナラック保持用の係合金具71は、コ
ンテナキャリアのスプレッダーと同一の金具であるた
め、各ステージー間を搬送する際の、着脱時間を大幅に
短縮でき、ひいては製造時間の短縮化を図ることができ
る。
【0041】ところで、上記実施例においては、コンテ
ナラック1を上部の分割支持体42aに保持させる際
に、コンテナラック1の上部の被係合金具9を使用した
が、場合によっては、下部の被係合金具8を使用するこ
ともできる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明のコンテナラックの
製造方法によると、組立ステージで仮組立されたコンテ
ナラックを、溶接ステージに設けられた回転支持体の一
方の分割支持体を使用して、溶接ステージに搬送すると
ともに、他方の分割支持体と合体させて回転させながら
本溶接を行い、その後コンテナラックを保持した一方の
分割支持体を次の工程に移動させて、コンテナラックの
搬送を行うようにしているので、クレーンなどを使用せ
ず本溶接を容易に行うことができるとともに、各ステー
ジ間でのコンテナラックの搬送を迅速かつ容易に行うこ
とができる。
【0043】また、本発明のコンテナラックの回転支持
装置の構成によると、コンテナラックを回転支持体に保
持させるようにしたので、本溶接時にクレーンを使用し
なくても、コンテナラックの姿勢を自由に変化させるこ
とができ、したがって溶接作業が非常に容易になるとと
もにクレーンの使用時間も極めて短時間で済み、また回
転支持体を2分割構造にするとともに一方の分割支持体
にコンテナラックに設けられた被係合金具に係脱自在な
係合金具を設けたので、コンテナラックの各ステージ間
における搬送を迅速に行うことができ、ひいてはコンテ
ナラックの製造時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナラックの製造方法の一実施例
における製造手順を示す斜視図である。
【図2】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図3】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図4】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図5】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図6】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図7】同実施例における製造手順を示す斜視図であ
る。
【図8】同実施例の製造方法に使用される組立治具の斜
視図である。
【図9】同実施例における組立治具に設けられる部材位
置決め用ピース部材の平面図である。
【図10】同実施例における組立治具に設けられる部材
拘束用アーム部材の斜視図である。
【図11】同実施例における組立治具に設けられる部材
位置決め用アーム部材の斜視図である。
【図12】同実施例における回転支持装置の斜視図であ
る。
【図13】同回転支持装置における回転支持体の分離状
態を示す斜視図である。
【図14】コンテナラックの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンテナラック 4 床部材 5 主ガイド柱 6 補助ガイド柱 8 下部被係合金具 9 上部被係合金具 11 組立治具 12 回転支持装置 21 架台 24 部材拘束用アーム部材 25 部材位置決め用アーム部材 26 部材位置決め用ピース部材 41 支持ローラ装置 42 回転支持体 42a 上部分割支持体 42b 下部分割支持体 67 蝶ボルト 71 係合金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床部材と、この床部材の周縁部に立設され
    たガイド部材と、上記床部材の底面の四隅および四隅の
    ガイド部材の上端部に取り付けられた上下部の被係合金
    具とから構成されたコンテナラックを製造する際に、上
    下2分割構造の回転支持体を使用してコンテナラックの
    溶接を行う製造方法であって、組立ステージで各構成部
    材を仮溶接してコンテナラックの仮組立を行い、次にこ
    の仮組立されたコンテナラックを上記一方の分割支持体
    に上部または下部の被係合金具を介して保持し、次にこ
    の一方の分割支持体をクレーンにより吊持して溶接ステ
    ージにおいて回転ローラを介して支持された他の分割支
    持体に合体させ、次にこの合体された回転支持体を回転
    させて仮組立されたコンテナラックの本溶接を行い、次
    に両分割支持体を分離させた後、コンテナラックが保持
    された一方の分割部支持体を吊持してコンテナラックを
    次の工程に搬送することを特徴とするコンテナラックの
    製造方法。
  2. 【請求項2】床部材と、この床部材の周縁部に立設され
    たガイド部材と、上記床部材の底面の四隅および四隅の
    ガイド部材の上端部に取り付けられた上下部の被係合金
    具とからなるコンテナラックを回転自在に支持する回転
    支持装置であって、回転ローラと、この回転ローラによ
    り水平軸心回りで回転自在に支持されたコンテナラック
    保持用の回転支持体とから構成され、かつこの回転支持
    体を水平面に沿って上下に2分割するとともに、これら
    両分割支持体同士を係合分離自在になし、上記一方の分
    割支持体にコンテナラックの上部または下部の被係合金
    具に係脱自在な係合金具を設けたことを特徴とするコン
    テナラックの回転支持装置。
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