JPH0712512B2 - 線片のような細長い工作物を移送するための運搬装置 - Google Patents
線片のような細長い工作物を移送するための運搬装置Info
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- JPH0712512B2 JPH0712512B2 JP2052909A JP5290990A JPH0712512B2 JP H0712512 B2 JPH0712512 B2 JP H0712512B2 JP 2052909 A JP2052909 A JP 2052909A JP 5290990 A JP5290990 A JP 5290990A JP H0712512 B2 JPH0712512 B2 JP H0712512B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21G—MAKING NEEDLES, PINS OR NAILS OF METAL
- B21G3/00—Making pins, nails, or the like
- B21G3/32—Feeding material to be worked to nail or pin making machines
-
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21G—MAKING NEEDLES, PINS OR NAILS OF METAL
- B21G3/00—Making pins, nails, or the like
- B21G3/12—Upsetting; Forming heads
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Forging (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、線片のような複数の細長い工作物をその軸線
に対して直角な方向に1つの加工場所から順次に別の加
工場所へ移送する運搬装置が、循環して走行する2つの
運搬ベルトを持ち、これらの運搬ベルトの一緒に並んで
走行するベルト辺が、その間に工作物を挟んで一方の加
工場所から他方の加工場所へ移送する、頭付き線ピン例
えば釘を製造する加工機械へ線片のような細長い工作物
を移送するための運搬装置に関する。
に対して直角な方向に1つの加工場所から順次に別の加
工場所へ移送する運搬装置が、循環して走行する2つの
運搬ベルトを持ち、これらの運搬ベルトの一緒に並んで
走行するベルト辺が、その間に工作物を挟んで一方の加
工場所から他方の加工場所へ移送する、頭付き線ピン例
えば釘を製造する加工機械へ線片のような細長い工作物
を移送するための運搬装置に関する。
加工工具、特に針穴部分の刻印及び穴あけの際に生ずる
刻印ばりを除去するための研摩工具へ針、線軸部などを
導くためのこのような装置は、ドイツ民主共和国特許第
41141号明細書に開示されている.このために工作物は
弾性循環運搬ベルトによつて縦軸線に対して直角方向に
移動せしめられ、この運搬ベルト上に間隔を置いて2つ
又はそれ以上の爪を持つ弾性締付け装置が鋲止めされて
おり、これらの締付け装置は運搬ベルトの転向の際に工
作物の受け入れ及び引き渡しのために自動的に開きかつ
閉じ、その後に工作物を締め付けて工具のかたわらを通
過させる.締付け装置への供給及び締付け装置からの排
出は、供給又は排出装置によつて行なわれる.工作物が
締付け装置への供給中正しい動作面位置を維持するよう
に、付加的にばね素子が設けられている. この公知の装置により、加工されるべき工作物を研摩過
程用の加工工具のかたわらにしか連続的に通過させるこ
とができず、その際、弾性運搬ベルトは工作物への工具
の加工圧力によりたわむ.従つて部材の位置的に正確な
段階的案内は行なえない.更に、締付け装置の爪は形状
及び大きさを工作物の直径に合わされなければならな
い. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の課題は、直径の異なる線片を同じ運搬手段で連
続的に1つの加工場所から別の加工場所へ移送すること
ができる運搬装置を提供することである。
刻印ばりを除去するための研摩工具へ針、線軸部などを
導くためのこのような装置は、ドイツ民主共和国特許第
41141号明細書に開示されている.このために工作物は
弾性循環運搬ベルトによつて縦軸線に対して直角方向に
移動せしめられ、この運搬ベルト上に間隔を置いて2つ
又はそれ以上の爪を持つ弾性締付け装置が鋲止めされて
おり、これらの締付け装置は運搬ベルトの転向の際に工
作物の受け入れ及び引き渡しのために自動的に開きかつ
閉じ、その後に工作物を締め付けて工具のかたわらを通
過させる.締付け装置への供給及び締付け装置からの排
出は、供給又は排出装置によつて行なわれる.工作物が
締付け装置への供給中正しい動作面位置を維持するよう
に、付加的にばね素子が設けられている. この公知の装置により、加工されるべき工作物を研摩過
程用の加工工具のかたわらにしか連続的に通過させるこ
とができず、その際、弾性運搬ベルトは工作物への工具
の加工圧力によりたわむ.従つて部材の位置的に正確な
段階的案内は行なえない.更に、締付け装置の爪は形状
及び大きさを工作物の直径に合わされなければならな
い. 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の課題は、直径の異なる線片を同じ運搬手段で連
続的に1つの加工場所から別の加工場所へ移送すること
ができる運搬装置を提供することである。
この課題を解決するため本発明によれば、運搬ベルト
が、ベルト縦軸線に対して直角に延びかつほぼ台形状に
広がる断面を持つ多数の歯溝を一方の面に形成された歯
付きベルトとして構成され、一緒に並んで走行するベル
ト辺において、両方の歯付きベルトが、歯溝のある面を
互いに対向させるか又は歯溝のある面と歯溝のない背面
とを対向させて、これらの歯溝にに工作物を個々に収容
して移送する。
が、ベルト縦軸線に対して直角に延びかつほぼ台形状に
広がる断面を持つ多数の歯溝を一方の面に形成された歯
付きベルトとして構成され、一緒に並んで走行するベル
ト辺において、両方の歯付きベルトが、歯溝のある面を
互いに対向させるか又は歯溝のある面と歯溝のない背面
とを対向させて、これらの歯溝にに工作物を個々に収容
して移送する。
こうして本発明によれば、2つの運搬ベルトが一方の面
に多数の歯溝を持つ歯付きベルトとして構成され、ベル
ト縦軸線に対して直角に延びるこれらの歯溝が、ほぼ台
形状に広がる断面を持つているので、歯溝を持つ面を互
いに対向せしめられるか又は歯溝を持つ面と歯溝のない
背面とを対向せしめられるこれらの歯付きベルトの相互
間隔を変化するか、又はこれらの歯付きベルトをベルト
をベルト縦軸線の方向に互いにずらすことにより、直径
の異なる線片を両方の歯付きベルトの歯溝の間又は一方
の歯付きベルトの歯溝と他方の歯付きベルトの背面との
間に確実に挟んで、順次移送することができる。従つて
同じ歯付きベルトを使用して、種々の直径の線片を移送
することが可能となる。
に多数の歯溝を持つ歯付きベルトとして構成され、ベル
ト縦軸線に対して直角に延びるこれらの歯溝が、ほぼ台
形状に広がる断面を持つているので、歯溝を持つ面を互
いに対向せしめられるか又は歯溝を持つ面と歯溝のない
背面とを対向せしめられるこれらの歯付きベルトの相互
間隔を変化するか、又はこれらの歯付きベルトをベルト
をベルト縦軸線の方向に互いにずらすことにより、直径
の異なる線片を両方の歯付きベルトの歯溝の間又は一方
の歯付きベルトの歯溝と他方の歯付きベルトの背面との
間に確実に挟んで、順次移送することができる。従つて
同じ歯付きベルトを使用して、種々の直径の線片を移送
することが可能となる。
請求項2及び3の構成により、両方の歯付きベルトの案
内が確実に行なわれ、また両方の歯付きベルトの接近が
案内装置を介して容易に行なわれる。
内が確実に行なわれ、また両方の歯付きベルトの接近が
案内装置を介して容易に行なわれる。
請求項4ないし6の構成により、長さの異なる工作物も
その軸線方向に正確に位置ぎめして移送することができ
る。
その軸線方向に正確に位置ぎめして移送することができ
る。
最後に本発明は頭付き線ピン例えば釘の形成装置に有利
に使用される(請求項7)。
に使用される(請求項7)。
図面に示された好ましい2つの実施例について、本発明
を以下に詳細に説明する. 第1図及び第2図に、運搬ベルトとして、上側の無端歯
付きベルト12の下側の水平ベルト辺が、歯底からベルト
背面までの寸法より少し小さい寸法の側方の垂直案内面
16を持つ上側の水平案内装置14の中でかつベルト幅に一
致する上側案内面18に沿つて案内されている.従つて上
側の歯付きベルト12は、その歯のない上面と両側縁を案
内装置14により案内され、歯を持つ下面は案内装置14か
ら露出している。
を以下に詳細に説明する. 第1図及び第2図に、運搬ベルトとして、上側の無端歯
付きベルト12の下側の水平ベルト辺が、歯底からベルト
背面までの寸法より少し小さい寸法の側方の垂直案内面
16を持つ上側の水平案内装置14の中でかつベルト幅に一
致する上側案内面18に沿つて案内されている.従つて上
側の歯付きベルト12は、その歯のない上面と両側縁を案
内装置14により案内され、歯を持つ下面は案内装置14か
ら露出している。
上側案内装置14は、同じに構成された2つの保持体20に
固定的にねじ込まれており、これらの保持体はスリチト
で高さ調節可能である.保持体20は機械本体24に取り付
けられている.歯付きベルト12の図示されたベルト辺
は、案内装置14の一端にかつこの案内装置の近くに配置
された、図示されていない複数の歯付き円板又は滑らか
に構成された円板によつて、上方へ転向せしめられる.
更に、付加的な運搬ベルトとして、第2の下側無端歯付
きベルト28の上側水平ベルト辺は上方を向く歯付き面
を、案内装置14に一致する、同じに構成された案内装置
30の中で案内されている.このベルト辺は下方へ転向せ
しめられる.案内装置30は、高さ調節可能な保持体32に
取り付けられている. 無端歯付きベルト12及び28は、歯車伝動装置及び歯付き
円板又は転向円板を介して電動駆動の段階式送り装置に
より一緒に、又は所望の移送速度に応じて、制御可能な
サーボモータにより一緒に、あるいは又所望の運搬方向
に一致する同じ走行方向にそれぞれの制御可能なサーボ
モータにより別々に間欠的に駆動され得る. 保持体20及び32(第1図)と同心的に、例えば線ピン製
造装置の、締付け装置44の上側又は下側レバーあるいは
往復台の前部40及び42が配置されている.各レバー又は
往復台の前部40又は42の工具支持部46に、線ピン素材52
を締付けるための、同じに構成された爪状締付け工具48
が調節可能に取り付けられている. 更に第2図には、頭部54を線ピン素材52に一体形成する
ための上述の装置のすえ込み装置のすえ込み工具60が示
されている.すえ込み工具60は締付け工具48の前に歯付
きベルト対12,28に対して中心に配置されている.機械
本体24は運搬区間の全長にわたつて台形の溝26を備えて
おり、それによりピン素材52及び完成した線ピン58を通
すことができる. 第1図の左側において、線ピン製造装置の線切断装置70
の2つのレバー66及び68が共通の支持片64に揺動可能に
支持されている.各レバー66又は68の工具支持部に、線
を裁断しかつ線ピン素材52を角錐形にとがらせるため
の、同じに構成された切断工具72がそれぞれ設けられて
いる. 両方の案内装置14及び30は切断工具72の右前に短い間隔
を置いて終わつており、他方、歯付きベルト12及び28の
下側又は上側ベルト辺は切断工具72を少し越えて、両方
のベルト辺は上方又は下方へ転向せしめられる.第1図
における装置の右側の案内装置14及び30の長さは、互い
に並んで配置された、締付け及びすえ込み動作用の動作
場所の数と、製造されたピンの導出のやり方とに関係す
る. 運搬装置が、図面の第1図ないし第6図にざつと示され
ている線ピン製造装置の一部である場合は、動作の経過
は次の通りである. 図示されていないが、しかし公知の引込み装置は線コイ
ルからくせ取り装置を経て線を引き込みかつ所望の線ピ
ン長さのためにかつ線ピン頭部の形成のために必要とさ
れるだけの線を(第1図において図面の面から)開かれ
た切断工具72及び歯付きベルト12及び28の下側又は上側
ベルト辺の中へ引き込む.今や、相対して作用する切断
工具72は切断レバー66及び68の揺動運動により線を切断
し、その際角錐形の線ピン先端56が生ずる.両方のベル
ト辺への挿入及び線の切断中、歯付きベルト対12,28の
間欠的駆動は停止している.その後に間欠的駆動は短時
間再び開始され、それにより歯付きベルト対12,28は、
実施例において例えば4つの歯だけ更に移動せしめられ
かつ新たな線引込みのために再び停止される.これは、
裁断されたピン素材52が締付け装置44の両締付け爪48の
間に位置するに至るまで、行なわれる. 裁断されるべき線を、第3図又は第4図により、歯付き
ベルト12及び28の互いに向かい合ってほぼ台形状に広が
る断面を持つ歯溝76及び78へ導入することができ、ある
いは第5図により歯付きベルト28の上側ベルト辺の歯溝
78へかつ上側歯付きベルト12のベルト辺の歯80の歯頭部
86に接触するように導入することができ、あるいは又歯
付きベルト12及び28の相対縦配置に応じて下側歯付きベ
ルト28のベルト辺の歯溝78にかつ上側歯付きベルト12の
ベルト辺の歯付きベルト背面84に接触するように(第6
図)導入することができる. 線直径の異なるピンを製造及び運搬しようとする場合
は、両方の平行なベルト辺の間隔を、保持体20及び32を
近づけ又は離すことにより、変えさえすればよい.この
場合、案内装置14及び30は一緒に移動せしめられる(第
3図ないし第6図の部分図a及びbを参照).この線直
径の変化が、第3図においてこのベルト配置により得ら
れる範囲を越える場合は、上側歯付きベルト12の歯付き
面が上方へ向けられるので、両ベルト12及び28の歯80及
び82は今や同じ方向へ、すなわち上方へ、向く(第6
図).それによつて線直径の一層小さいピンを確実に運
搬することができる. 第6図による装置の場合とほぼ同じ線直径を第4図によ
る装置により、上側歯付きベルト12の歯80及び歯溝76が
下側歯付きベルト28歯82又は歯溝78に対して所定の距離
だけ運搬方向に、この実施例では先行するように、ずら
されて間欠的に駆動され得ることによつて、運搬するこ
とができる.この場合、ピン素材52は上側歯付きベルト
12のベルト辺の歯80の左側歯面により下側歯付きベルト
28のベルト辺の歯82の右側歯面へ押し付けられ、こうし
て、確実に締付けられて、段階的に運搬される. 第5図通りに動作が行なわれかつ上側歯付きベルト12の
歯80が下側歯付きベルト28の歯溝78に重なるまで下側歯
付きベルト28の歯82に対して先行するようにずらされて
いる場合は、歯付きベルト12の方向転換を省くことがで
きる.ピン素材52は上側歯付きベルト12の歯80の歯頭部
86により下側歯付きベルト28の歯82の隣接する歯面へ押
し付けられる. 第3図による構成において、ピン素材52は両方の歯付き
ベルト12及び28の歯80及び82の互いに隣接する2つの歯
面の間に締付けられる. 第6図による構成において、上側歯付きベルト12の背面
84はピン素材52を下側歯付きベルト28の歯82の互いに隣
接する歯面へ押し付ける. 上述した4つの運搬のやり方すべてにおいて、段階的運
搬中のピン素材52の固定は案内装置14及び30の調節可能
な押圧力により助長される.案内装置14及び30の側方案
内面16により歯付きベルト12及び28は更に、側方移動不
可能に、運搬区間にわたつて案内される. 既に述べたように、ピン素材52は、正確に案内及び保持
されて、徐々に運搬されて、締付け装置44の締付け工具
48の間に入り、その際、線ピン頭部54の形成のために必
要とされる短い線端部は第2図において右側へ締付け工
具48から突き出ている.その後に締付け工具48は閉じか
つピン素材52を、すえ込み工具60が頭部54をすえ込むま
で保持し、その際締付け工具は加工台として役立つ.締
付け工具48が、再び開きかつすえ込み工具60が後方位置
をとつた後に、完成したピン58は工具範囲から1段階更
に移動せしめられ、新しいピン素材は工具48,60の間に
入り、それから過程が新たに開始する.いくつかの運搬
間隔の後に、完成したピン58は線状の運搬区間の終端に
おいて付加的な排出装置なしにシユートを介して確実に
滑り落ち、又は整然と到達する完成ピンを貯蔵のため又
は他の更なる処理のため個々に機械的に取り出しかつ導
出することができる.線素材の加工が複数のすえ込み段
階で行なわれなければならない場合は、締付け及びすえ
込み装置と完成したピンの滑り落ちる個所との間に、上
述したように、別の締付け及びすえ込み装置を互いに並
べて配置することもできる. 本発明による運搬装置は線ピン製造装置と相まつて1分
間に800本までピンを製造することができ、すなわち運
搬量は1秒間に13本に達することができるということを
付言しておく. 第7図に、線ピン182の製造装置の一部であるすえ込み
装置114の往復台112が、往復台112の図示されていな
い、二又に分岐した端部にはまつているピンを介して、
連結棒と結合されており、この連結棒は連結装置蓋によ
つて装置の駆動軸の短行程クランクピンに保持されてい
る.第7図において前方動作位置に示されている往復台
112は、全長にわたつて蟻継ぎ案内装置を持つておりか
つ2つの案内条片132の間に機械架台136にある基板上
に、摺動するように案内されて、支持されている.往復
台112の図示された端部に雌ねじ付きねじフランジ140が
取り付けられており、このねじフランジに調整ねじ142
がねじ込まれており、この調整ねじは環状ナツト144に
よつて止められている. 調整ねじ142の軸線方向延長部に、別体の案内装置148の
軸受ブシユ内にすえ込み装置114の圧縮ばねの荷重を受
けたすえ込み工具154が縦移動可能に案内されて配置さ
れている. 浮遊するように支持されたすえ込み工具154を持つ案内
装置118は2つの控えボルト166によつて容易に取外し又
は交換可能に、機械架台136に取り付けられている。戻
しばねによりすえ込み工具154は調整ねじ142の6角形頭
部に永続的に摩擦結合により接触している.同様にすえ
込み工具154の軸線の延長部に、このすえ込み工具の前
のすぐ近くにかつこの軸線に対して対称的に、線ピン18
2の製造装置の締付け装置178の、それぞれのレバー又は
往復台に付いている、相対して作用する2つの締付け工
具176が配置されている.これらの締付け工具176の間に
は、第7図によれば、線ピン182がすえ込まれた頭部184
を固く付けられた状態で存在する.第7図において締付
け工具176から突き出ている線ピン182の軸部は、線ピン
製造装置の、第7図の上部に示された運搬装置の運搬ベ
ルトとしての2つの歯付きベルトの歯溝に固く締め付け
られて入つている.下側の歯付きベルト192だけが示さ
れている、これらの両運搬刻印により、まだ頭部184を
持つていないピン素材186が間欠的に、水平及び垂直面
内にすえ込み装置114のすえ込み工具154の前へ丁度中心
に近づけられかつこのすえ込み工具から離される.この
場合、歯付きベルト(例えば192)はすえ込み及び締付
け装置114,178のすえ込み及び締付け方向に対して直角
に徐々に移動する.下側の案内条片198だけが示されて
いる、それぞれの高さ調節可能な案内条片によつてこれ
らの歯付きベルトの相互間隔、従つて又ピン素材186を
歯溝に保持する荷重を調節することができる.更に、案
内条片(例えば198)の側方案内面により歯付きベルト
は、側方に移動不可能に、運搬区間にわたつて案内され
る. 第7図において、往復台112の案内装置の前方部分に支
持片202が取り付けられており、この支持片のピン204に
揺動レバー206が支持されている.このレバー206の各腕
のピン208に結合棒210が作用し、この結合棒は揺動レバ
ー206を一方ではピン212を介してすえ込み装置114の往
復台112と結合し、他方ではピン218を介してピン素材18
6用の位置決め装置216の工具保持体214と結合する.こ
れらの結合棒210は2つの継手頭部220,222を持つてお
り、これらの継手頭部はターンバツクル224により互い
に結合されている. 工具保持体214は、機械架台136にある重なり合う2つの
棒226によつて縦移動可能に案内されている.この保持
体214に、4段階の位置決め過程用の4つの動作面234な
いし240を持つ位置決め工具232が配置されており、この
位置決め過程中にピン素材186の縦位置を変えることが
できる. 往復台112には、スリツト内で縦方向に調節可能に、継
手頭部222を固定しているピン212によつて付加的な位置
決め工具246が締め付けられている.この位置決め工具2
46は、第1の位置決め工具232の移動方向とは反対にピ
ン素材186を軸線方向に移動させるための2つの動作面2
48及び250だけを備えている.第7図の一番左側に、線2
54を裁断しかつ線ピン素材186を角錐形にとがらせるた
めの線ピン製造装置の切断装置の2つの相対して作用す
る2つの切断工具252の下側切断工具が示されている. 上述した運搬装置の動作のやり方は、この運搬装置が、
第7図に一部示されている線ピン製造装置の一部である
場合は、次の通りである. 図示されていないが、しかし公知の引込み装置は線コイ
ルからくせ取り装置を経て線254を引き込みかつ所望の
線ピン長さのためにかつ線ピン頭部184の形成のために
必要とされるだけの線を、開かれた切断工具252の中に
通しかつ両方の歯付きベルト(例えば192)の歯溝の中
へ引き込む.今や、各レバー又は各往復台にはまること
ができる、相対して作用する切断工具252は線254を切断
し、その際角錐形の線ピン先端188が生ずる.両方の歯
付きベルトの間への挿入及び線254の切断中、歯付きベ
ルト対の間欠的駆動は短時間停止している.その後に駆
動は短時間再び開始され、それにより歯付きベルト対は
1段階更に移動せしめられかつ新たな線送りの前に再び
停止される(これは段階式送り装置によつても行なえ
る).これは、裁断されたピン素材186が締付け装置178
の両締付け工具176の間にかつすえ込み装置114のすえ込
み工具154の前の中心に位置するに至るまで、行なわれ
る. 装置により、大きい切換え動作なしにできるだけ大きい
長さ範囲でピンを製造できるようにするために、切断刻
印の切断工具252並びに線ピン182を製造するための装置
の締付け及びすえ込み装置178,114が固定的に配置され
ていること補償するために、別の長さのピンを製造する
際の線ピン先端188からすえ込み工具154までの異なる間
隔は切断場所と頭部すえ込み場所との間の運搬区間の縦
方向のピン素材186の移動により次の通り補償される. ピン素材186の位置決めは位置決め装置216の両位置決め
工具232及び246により行なわれ、第1の工具232は段階
的送りのための4つの動作面234ないし240を持つてい
る.この段階的位置決めは往復台の各送りの際に行なわ
れる.往復台112の前進運動の際、すなわちそれぞれの
線ピン頭部184の製造の際、機械架台136において案内さ
れる位置決め工具232は結合棒210及び揺動レバー206を
介して運搬装置へ移動せしめられるので、この時点で位
置決め工具232の第1の動作面234の前にあるピン素材18
6は所定の距離だけ送られる.既に述べたように、この
過程において運搬装置は停止している.往復台112が戻
る間、駆動装置は短時間1つの運搬間隔のために操作さ
れるので、前に工具232の動作面234から前進運動せしめ
られたピン素材186は今や第2の動作面236の前にありか
つ新たなすえ込み過程の際に同じ寸法だけ送られる.こ
れは、ピン素材186が位置決め工具232の第4の動作面24
0から最前位置へ移動せしめられるまで、行なわれる.
この縦位置においてピン素材186は、第2の位置決め工
具246の動作面250の前に位置するに至るまで、徐々にす
え込み場所の方向に更に運搬される.同様に往復台112
のすえ込み運動から導かれて、ピン素材186は動作面250
から場合によつては少し戻され、それによりピン素材の
長さ公差は相殺されるので、このピン素材は最終的位置
をとり、実施例においてこのピン素材は2つの運搬間隔
の後に、線ピン頭部184の形成のために必要とされるだ
けの長さの線端部が締付け爪176から突き出るように両
締付け工具176の間に位置するに至る.一層長いピン素
材186の場合にはこれらのピン素材の戻り運動は第2の
位置決め工具246により2つの段階で行なわれ、すなわ
ちピン素材は先ず動作面248から、続いて動作面250から
最終位置へ戻される.長さに応じたピンだけが製造され
るだけで、あまり高いピン品質が要求されない場合は、
位置決め装置216を全く省くことができることは明らか
である.この場合、切断装置は、ピン素材186が運搬装
置においてすえ込み過程の際の頭部製造のために必要と
されるだけの線端部が締付け工具176から突き出るよう
に位置するに至るように、配置される. 締付け爪176が閉じると、これらの締付け爪は、ピン頭
部184の製造のための次のすえ込み過程のためにピン素
材186を保持する.このために駆動軸は動かされ、これ
は往復台112に往復運動を与える.この往復運動に、戻
しばねにより調整ねじ142の六角形とはまり合い結合さ
れないすえ込み工具154が参加しかつ各前方移動の際に
ピン素材186に頭部184を生ぜしめ、その際締付け工具17
6は加工台として役立つ.往復台112の各後方移動の際に
圧縮ばねは伸びて、すえ込み工具154を押し戻すので、
このすえ込み工具は調整ねじ142に永続的に摩擦接触し
ている.すえ込み圧力の高さを(従つて又線ピン頭部の
形状も)調整ねじ142によつて往復台112にあるねじフラ
ンジ140への多少のねじ込みにより調節することができ
る. 各運搬段階において、完成した線ピン182が工具範囲か
ら更に移動せしめられ、新しいピン素材186が工具154及
び176の間に入り、それから過程が新たに開始する.い
くつかの運搬間隔の後に、完成したピン182は運搬区間
の終端において付加的な押出し装置なしにシユートを介
して確実に滑り落ち、又は整然と到達する完成ピンを貯
蔵のため又は他の更なる処理のため個々に機械的に取り
出しかつ導出することができる.
固定的にねじ込まれており、これらの保持体はスリチト
で高さ調節可能である.保持体20は機械本体24に取り付
けられている.歯付きベルト12の図示されたベルト辺
は、案内装置14の一端にかつこの案内装置の近くに配置
された、図示されていない複数の歯付き円板又は滑らか
に構成された円板によつて、上方へ転向せしめられる.
更に、付加的な運搬ベルトとして、第2の下側無端歯付
きベルト28の上側水平ベルト辺は上方を向く歯付き面
を、案内装置14に一致する、同じに構成された案内装置
30の中で案内されている.このベルト辺は下方へ転向せ
しめられる.案内装置30は、高さ調節可能な保持体32に
取り付けられている. 無端歯付きベルト12及び28は、歯車伝動装置及び歯付き
円板又は転向円板を介して電動駆動の段階式送り装置に
より一緒に、又は所望の移送速度に応じて、制御可能な
サーボモータにより一緒に、あるいは又所望の運搬方向
に一致する同じ走行方向にそれぞれの制御可能なサーボ
モータにより別々に間欠的に駆動され得る. 保持体20及び32(第1図)と同心的に、例えば線ピン製
造装置の、締付け装置44の上側又は下側レバーあるいは
往復台の前部40及び42が配置されている.各レバー又は
往復台の前部40又は42の工具支持部46に、線ピン素材52
を締付けるための、同じに構成された爪状締付け工具48
が調節可能に取り付けられている. 更に第2図には、頭部54を線ピン素材52に一体形成する
ための上述の装置のすえ込み装置のすえ込み工具60が示
されている.すえ込み工具60は締付け工具48の前に歯付
きベルト対12,28に対して中心に配置されている.機械
本体24は運搬区間の全長にわたつて台形の溝26を備えて
おり、それによりピン素材52及び完成した線ピン58を通
すことができる. 第1図の左側において、線ピン製造装置の線切断装置70
の2つのレバー66及び68が共通の支持片64に揺動可能に
支持されている.各レバー66又は68の工具支持部に、線
を裁断しかつ線ピン素材52を角錐形にとがらせるため
の、同じに構成された切断工具72がそれぞれ設けられて
いる. 両方の案内装置14及び30は切断工具72の右前に短い間隔
を置いて終わつており、他方、歯付きベルト12及び28の
下側又は上側ベルト辺は切断工具72を少し越えて、両方
のベルト辺は上方又は下方へ転向せしめられる.第1図
における装置の右側の案内装置14及び30の長さは、互い
に並んで配置された、締付け及びすえ込み動作用の動作
場所の数と、製造されたピンの導出のやり方とに関係す
る. 運搬装置が、図面の第1図ないし第6図にざつと示され
ている線ピン製造装置の一部である場合は、動作の経過
は次の通りである. 図示されていないが、しかし公知の引込み装置は線コイ
ルからくせ取り装置を経て線を引き込みかつ所望の線ピ
ン長さのためにかつ線ピン頭部の形成のために必要とさ
れるだけの線を(第1図において図面の面から)開かれ
た切断工具72及び歯付きベルト12及び28の下側又は上側
ベルト辺の中へ引き込む.今や、相対して作用する切断
工具72は切断レバー66及び68の揺動運動により線を切断
し、その際角錐形の線ピン先端56が生ずる.両方のベル
ト辺への挿入及び線の切断中、歯付きベルト対12,28の
間欠的駆動は停止している.その後に間欠的駆動は短時
間再び開始され、それにより歯付きベルト対12,28は、
実施例において例えば4つの歯だけ更に移動せしめられ
かつ新たな線引込みのために再び停止される.これは、
裁断されたピン素材52が締付け装置44の両締付け爪48の
間に位置するに至るまで、行なわれる. 裁断されるべき線を、第3図又は第4図により、歯付き
ベルト12及び28の互いに向かい合ってほぼ台形状に広が
る断面を持つ歯溝76及び78へ導入することができ、ある
いは第5図により歯付きベルト28の上側ベルト辺の歯溝
78へかつ上側歯付きベルト12のベルト辺の歯80の歯頭部
86に接触するように導入することができ、あるいは又歯
付きベルト12及び28の相対縦配置に応じて下側歯付きベ
ルト28のベルト辺の歯溝78にかつ上側歯付きベルト12の
ベルト辺の歯付きベルト背面84に接触するように(第6
図)導入することができる. 線直径の異なるピンを製造及び運搬しようとする場合
は、両方の平行なベルト辺の間隔を、保持体20及び32を
近づけ又は離すことにより、変えさえすればよい.この
場合、案内装置14及び30は一緒に移動せしめられる(第
3図ないし第6図の部分図a及びbを参照).この線直
径の変化が、第3図においてこのベルト配置により得ら
れる範囲を越える場合は、上側歯付きベルト12の歯付き
面が上方へ向けられるので、両ベルト12及び28の歯80及
び82は今や同じ方向へ、すなわち上方へ、向く(第6
図).それによつて線直径の一層小さいピンを確実に運
搬することができる. 第6図による装置の場合とほぼ同じ線直径を第4図によ
る装置により、上側歯付きベルト12の歯80及び歯溝76が
下側歯付きベルト28歯82又は歯溝78に対して所定の距離
だけ運搬方向に、この実施例では先行するように、ずら
されて間欠的に駆動され得ることによつて、運搬するこ
とができる.この場合、ピン素材52は上側歯付きベルト
12のベルト辺の歯80の左側歯面により下側歯付きベルト
28のベルト辺の歯82の右側歯面へ押し付けられ、こうし
て、確実に締付けられて、段階的に運搬される. 第5図通りに動作が行なわれかつ上側歯付きベルト12の
歯80が下側歯付きベルト28の歯溝78に重なるまで下側歯
付きベルト28の歯82に対して先行するようにずらされて
いる場合は、歯付きベルト12の方向転換を省くことがで
きる.ピン素材52は上側歯付きベルト12の歯80の歯頭部
86により下側歯付きベルト28の歯82の隣接する歯面へ押
し付けられる. 第3図による構成において、ピン素材52は両方の歯付き
ベルト12及び28の歯80及び82の互いに隣接する2つの歯
面の間に締付けられる. 第6図による構成において、上側歯付きベルト12の背面
84はピン素材52を下側歯付きベルト28の歯82の互いに隣
接する歯面へ押し付ける. 上述した4つの運搬のやり方すべてにおいて、段階的運
搬中のピン素材52の固定は案内装置14及び30の調節可能
な押圧力により助長される.案内装置14及び30の側方案
内面16により歯付きベルト12及び28は更に、側方移動不
可能に、運搬区間にわたつて案内される. 既に述べたように、ピン素材52は、正確に案内及び保持
されて、徐々に運搬されて、締付け装置44の締付け工具
48の間に入り、その際、線ピン頭部54の形成のために必
要とされる短い線端部は第2図において右側へ締付け工
具48から突き出ている.その後に締付け工具48は閉じか
つピン素材52を、すえ込み工具60が頭部54をすえ込むま
で保持し、その際締付け工具は加工台として役立つ.締
付け工具48が、再び開きかつすえ込み工具60が後方位置
をとつた後に、完成したピン58は工具範囲から1段階更
に移動せしめられ、新しいピン素材は工具48,60の間に
入り、それから過程が新たに開始する.いくつかの運搬
間隔の後に、完成したピン58は線状の運搬区間の終端に
おいて付加的な排出装置なしにシユートを介して確実に
滑り落ち、又は整然と到達する完成ピンを貯蔵のため又
は他の更なる処理のため個々に機械的に取り出しかつ導
出することができる.線素材の加工が複数のすえ込み段
階で行なわれなければならない場合は、締付け及びすえ
込み装置と完成したピンの滑り落ちる個所との間に、上
述したように、別の締付け及びすえ込み装置を互いに並
べて配置することもできる. 本発明による運搬装置は線ピン製造装置と相まつて1分
間に800本までピンを製造することができ、すなわち運
搬量は1秒間に13本に達することができるということを
付言しておく. 第7図に、線ピン182の製造装置の一部であるすえ込み
装置114の往復台112が、往復台112の図示されていな
い、二又に分岐した端部にはまつているピンを介して、
連結棒と結合されており、この連結棒は連結装置蓋によ
つて装置の駆動軸の短行程クランクピンに保持されてい
る.第7図において前方動作位置に示されている往復台
112は、全長にわたつて蟻継ぎ案内装置を持つておりか
つ2つの案内条片132の間に機械架台136にある基板上
に、摺動するように案内されて、支持されている.往復
台112の図示された端部に雌ねじ付きねじフランジ140が
取り付けられており、このねじフランジに調整ねじ142
がねじ込まれており、この調整ねじは環状ナツト144に
よつて止められている. 調整ねじ142の軸線方向延長部に、別体の案内装置148の
軸受ブシユ内にすえ込み装置114の圧縮ばねの荷重を受
けたすえ込み工具154が縦移動可能に案内されて配置さ
れている. 浮遊するように支持されたすえ込み工具154を持つ案内
装置118は2つの控えボルト166によつて容易に取外し又
は交換可能に、機械架台136に取り付けられている。戻
しばねによりすえ込み工具154は調整ねじ142の6角形頭
部に永続的に摩擦結合により接触している.同様にすえ
込み工具154の軸線の延長部に、このすえ込み工具の前
のすぐ近くにかつこの軸線に対して対称的に、線ピン18
2の製造装置の締付け装置178の、それぞれのレバー又は
往復台に付いている、相対して作用する2つの締付け工
具176が配置されている.これらの締付け工具176の間に
は、第7図によれば、線ピン182がすえ込まれた頭部184
を固く付けられた状態で存在する.第7図において締付
け工具176から突き出ている線ピン182の軸部は、線ピン
製造装置の、第7図の上部に示された運搬装置の運搬ベ
ルトとしての2つの歯付きベルトの歯溝に固く締め付け
られて入つている.下側の歯付きベルト192だけが示さ
れている、これらの両運搬刻印により、まだ頭部184を
持つていないピン素材186が間欠的に、水平及び垂直面
内にすえ込み装置114のすえ込み工具154の前へ丁度中心
に近づけられかつこのすえ込み工具から離される.この
場合、歯付きベルト(例えば192)はすえ込み及び締付
け装置114,178のすえ込み及び締付け方向に対して直角
に徐々に移動する.下側の案内条片198だけが示されて
いる、それぞれの高さ調節可能な案内条片によつてこれ
らの歯付きベルトの相互間隔、従つて又ピン素材186を
歯溝に保持する荷重を調節することができる.更に、案
内条片(例えば198)の側方案内面により歯付きベルト
は、側方に移動不可能に、運搬区間にわたつて案内され
る. 第7図において、往復台112の案内装置の前方部分に支
持片202が取り付けられており、この支持片のピン204に
揺動レバー206が支持されている.このレバー206の各腕
のピン208に結合棒210が作用し、この結合棒は揺動レバ
ー206を一方ではピン212を介してすえ込み装置114の往
復台112と結合し、他方ではピン218を介してピン素材18
6用の位置決め装置216の工具保持体214と結合する.こ
れらの結合棒210は2つの継手頭部220,222を持つてお
り、これらの継手頭部はターンバツクル224により互い
に結合されている. 工具保持体214は、機械架台136にある重なり合う2つの
棒226によつて縦移動可能に案内されている.この保持
体214に、4段階の位置決め過程用の4つの動作面234な
いし240を持つ位置決め工具232が配置されており、この
位置決め過程中にピン素材186の縦位置を変えることが
できる. 往復台112には、スリツト内で縦方向に調節可能に、継
手頭部222を固定しているピン212によつて付加的な位置
決め工具246が締め付けられている.この位置決め工具2
46は、第1の位置決め工具232の移動方向とは反対にピ
ン素材186を軸線方向に移動させるための2つの動作面2
48及び250だけを備えている.第7図の一番左側に、線2
54を裁断しかつ線ピン素材186を角錐形にとがらせるた
めの線ピン製造装置の切断装置の2つの相対して作用す
る2つの切断工具252の下側切断工具が示されている. 上述した運搬装置の動作のやり方は、この運搬装置が、
第7図に一部示されている線ピン製造装置の一部である
場合は、次の通りである. 図示されていないが、しかし公知の引込み装置は線コイ
ルからくせ取り装置を経て線254を引き込みかつ所望の
線ピン長さのためにかつ線ピン頭部184の形成のために
必要とされるだけの線を、開かれた切断工具252の中に
通しかつ両方の歯付きベルト(例えば192)の歯溝の中
へ引き込む.今や、各レバー又は各往復台にはまること
ができる、相対して作用する切断工具252は線254を切断
し、その際角錐形の線ピン先端188が生ずる.両方の歯
付きベルトの間への挿入及び線254の切断中、歯付きベ
ルト対の間欠的駆動は短時間停止している.その後に駆
動は短時間再び開始され、それにより歯付きベルト対は
1段階更に移動せしめられかつ新たな線送りの前に再び
停止される(これは段階式送り装置によつても行なえ
る).これは、裁断されたピン素材186が締付け装置178
の両締付け工具176の間にかつすえ込み装置114のすえ込
み工具154の前の中心に位置するに至るまで、行なわれ
る. 装置により、大きい切換え動作なしにできるだけ大きい
長さ範囲でピンを製造できるようにするために、切断刻
印の切断工具252並びに線ピン182を製造するための装置
の締付け及びすえ込み装置178,114が固定的に配置され
ていること補償するために、別の長さのピンを製造する
際の線ピン先端188からすえ込み工具154までの異なる間
隔は切断場所と頭部すえ込み場所との間の運搬区間の縦
方向のピン素材186の移動により次の通り補償される. ピン素材186の位置決めは位置決め装置216の両位置決め
工具232及び246により行なわれ、第1の工具232は段階
的送りのための4つの動作面234ないし240を持つてい
る.この段階的位置決めは往復台の各送りの際に行なわ
れる.往復台112の前進運動の際、すなわちそれぞれの
線ピン頭部184の製造の際、機械架台136において案内さ
れる位置決め工具232は結合棒210及び揺動レバー206を
介して運搬装置へ移動せしめられるので、この時点で位
置決め工具232の第1の動作面234の前にあるピン素材18
6は所定の距離だけ送られる.既に述べたように、この
過程において運搬装置は停止している.往復台112が戻
る間、駆動装置は短時間1つの運搬間隔のために操作さ
れるので、前に工具232の動作面234から前進運動せしめ
られたピン素材186は今や第2の動作面236の前にありか
つ新たなすえ込み過程の際に同じ寸法だけ送られる.こ
れは、ピン素材186が位置決め工具232の第4の動作面24
0から最前位置へ移動せしめられるまで、行なわれる.
この縦位置においてピン素材186は、第2の位置決め工
具246の動作面250の前に位置するに至るまで、徐々にす
え込み場所の方向に更に運搬される.同様に往復台112
のすえ込み運動から導かれて、ピン素材186は動作面250
から場合によつては少し戻され、それによりピン素材の
長さ公差は相殺されるので、このピン素材は最終的位置
をとり、実施例においてこのピン素材は2つの運搬間隔
の後に、線ピン頭部184の形成のために必要とされるだ
けの長さの線端部が締付け爪176から突き出るように両
締付け工具176の間に位置するに至る.一層長いピン素
材186の場合にはこれらのピン素材の戻り運動は第2の
位置決め工具246により2つの段階で行なわれ、すなわ
ちピン素材は先ず動作面248から、続いて動作面250から
最終位置へ戻される.長さに応じたピンだけが製造され
るだけで、あまり高いピン品質が要求されない場合は、
位置決め装置216を全く省くことができることは明らか
である.この場合、切断装置は、ピン素材186が運搬装
置においてすえ込み過程の際の頭部製造のために必要と
されるだけの線端部が締付け工具176から突き出るよう
に位置するに至るように、配置される. 締付け爪176が閉じると、これらの締付け爪は、ピン頭
部184の製造のための次のすえ込み過程のためにピン素
材186を保持する.このために駆動軸は動かされ、これ
は往復台112に往復運動を与える.この往復運動に、戻
しばねにより調整ねじ142の六角形とはまり合い結合さ
れないすえ込み工具154が参加しかつ各前方移動の際に
ピン素材186に頭部184を生ぜしめ、その際締付け工具17
6は加工台として役立つ.往復台112の各後方移動の際に
圧縮ばねは伸びて、すえ込み工具154を押し戻すので、
このすえ込み工具は調整ねじ142に永続的に摩擦接触し
ている.すえ込み圧力の高さを(従つて又線ピン頭部の
形状も)調整ねじ142によつて往復台112にあるねじフラ
ンジ140への多少のねじ込みにより調節することができ
る. 各運搬段階において、完成した線ピン182が工具範囲か
ら更に移動せしめられ、新しいピン素材186が工具154及
び176の間に入り、それから過程が新たに開始する.い
くつかの運搬間隔の後に、完成したピン182は運搬区間
の終端において付加的な押出し装置なしにシユートを介
して確実に滑り落ち、又は整然と到達する完成ピンを貯
蔵のため又は他の更なる処理のため個々に機械的に取り
出しかつ導出することができる.
第1図は第1の実施例の一部を切欠いて示した正面図、
第2図は第1図の実施例の一部を切欠いて示した側面
図、第3図は直径の小さい工作物と直径の大きい工作物
のために使用される、第1図の運搬ベルト対の拡大図、
第4図は直径の小さい工作物と直径の大きい工作物のた
めに使用される、動作の仕方の異なる、第3図の運搬ベ
ルト対の拡大図、第5図は直径の小さい工作物と直径の
大きい工作物のために使用される、第3のやり方で動作
する、第3図の運搬ベルト対の拡大図、第6図は直径の
小さい工作物と直径の大きい工作物のために使用され
る、第1の実施例の変形例の運搬ベルト対の拡大図、第
7図は第2の実施例の一部を切欠いて示した平面図であ
る. 12,28,192……歯付きベルト、52,186……工作物、76,78
……歯溝
第2図は第1図の実施例の一部を切欠いて示した側面
図、第3図は直径の小さい工作物と直径の大きい工作物
のために使用される、第1図の運搬ベルト対の拡大図、
第4図は直径の小さい工作物と直径の大きい工作物のた
めに使用される、動作の仕方の異なる、第3図の運搬ベ
ルト対の拡大図、第5図は直径の小さい工作物と直径の
大きい工作物のために使用される、第3のやり方で動作
する、第3図の運搬ベルト対の拡大図、第6図は直径の
小さい工作物と直径の大きい工作物のために使用され
る、第1の実施例の変形例の運搬ベルト対の拡大図、第
7図は第2の実施例の一部を切欠いて示した平面図であ
る. 12,28,192……歯付きベルト、52,186……工作物、76,78
……歯溝
Claims (7)
- 【請求項1】線片のような複数の細長い工作物をその軸
線に対して直角な方向に1つの加工場所から順次に別の
加工場所へ移送する運搬装置が、循環して走行する2つ
の運搬ベルトを持ち、これらの運搬ベルトの一緒に並ん
で走行するベルト辺が、その間に工作物を挟んで一方の
加工場所から他方の加工場所へ移送するものにおいて、
これらの運搬ベルトが、ベルト縦軸線に対して直角に延
びかつほぼ台形状に広がる断面を持つ多数の歯溝(76,7
8))を一方の面に形成された歯付きベルト(12,28;19
2)として構成され、一緒に並んで走行するベルト辺に
おいて、両方の歯付きベルト(12,28;192)が、歯溝(7
6,78)のある面を互いに対向させるか又は歯溝(76,7
8)のある面と歯溝のない背面(84)とを対向させて、
これらの歯溝(76,78)に工作物(52,186)を個々に収
容して移送することを特徴とする、線片のような細長い
工作物を移送するための運搬装置。 - 【請求項2】一緒に並んで走行するベルト辺において2
つの歯付きベルト(12,28;192)が、その1つの面及び
両側縁を案内装置(14,30;198)により案内され、これ
らの歯付きベルトの他の面が案内装置(14,30;198)か
ら露出していることを特徴とする、請求項1に記載の運
搬装置。 - 【請求項3】案内装置(14,30)が、歯付きベルト(12,
28;192)の面に対して直角に、これら歯付きベルトを互
いに接近させるように変位可能であることを特徴とす
る、請求項2に記載の運搬装置。 - 【請求項4】工作物(186)をその軸線に沿つて位置ぎ
めするための位置決め装置(216)が付加され、この位
置決め装置(216)が、少なくとも1つの工作物(186)
をその軸線方向に所定の距離だけ移動させるための少な
くとも1つの位置決め工具(232,246)を持つているこ
とを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の運搬
装置。 - 【請求項5】位置決め工具(232,246)が、工作物(18
6)の軸線に対して平行に移動可能な少なくとも1つの
動作面(234,236,238,240;248,250)を持ち、この動作
面が、動作行程中にこの動作行程の区間内にある工作物
(186)に作用してこれを連行することを特徴とする、
請求項4に記載の運搬装置。 - 【請求項6】位置決め工具(232,246)が、横に並んで
いる2つの動作面(234及び236,236及び238,238及び24
0;248及び250)を互いにつなぐ少なくとも1つの段部を
持つていることを特徴とする、請求項5に記載の運搬装
置。 - 【請求項7】頭付き線ピンを製造する線加工機械に使用
されることを特徴とする、請求項1ないし6の1つに記
載の運搬装置。
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DE3922530.5 | 1989-07-08 |
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