JPH07125093A - 異径ホースの製造方法 - Google Patents

異径ホースの製造方法

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JPH07125093A
JPH07125093A JP27240293A JP27240293A JPH07125093A JP H07125093 A JPH07125093 A JP H07125093A JP 27240293 A JP27240293 A JP 27240293A JP 27240293 A JP27240293 A JP 27240293A JP H07125093 A JPH07125093 A JP H07125093A
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JP
Japan
Prior art keywords
diameter
small
circumferential surface
hose
different
Prior art date
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Pending
Application number
JP27240293A
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English (en)
Inventor
Naoto Hibino
直人 日比野
Hisatsugu Goto
久嗣 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異径マンドレルを未加硫ゴムホースに挿入する
際の抵抗を少なくし、かつ得られる異径ホースの偏肉を
小さくする。 【構成・作用】小径部P1 の内径D1 より大きく、大径
部P2 の内径D2 より小さな外径の中径円周面と、中径
円周面の後方に徐々に拡径されて連続し、大径部P2
内径D2 と等しい外径の大径円周面とをもつ異径マンド
レルを採用する。この異径マンドレルを小径部P1 と大
径部P2 との中間の内径D3 をもつ未加硫ゴムホースに
挿入し、縮拡径により小径部P1 と大径部P2 とを製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小径部と大径部とをも
つ異径ホースの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、製品として、
所望の内径D1 の小径部P1 と所望の内径D2 の大径部
2 とをもつ異径ホースPを製造する場合、次のような
方法が一般になされていた。すなわち、まず、図5に示
すように、小径部P1 の内径D1 をもつ未加硫ゴムホー
スWを用意する。また、図6に示すように、小径部P1
の内径D1 と等しい外径d1 の小径円周面m1 と、この
小径円周面m1 の後方にテーパ面m3 により徐々に拡径
されて連続し、大径部P2 の内径D2 と等しい外径d2
の大径円周面m2 とをもつ異径マンドレルmを用意す
る。そして、この異径マンドレルmを未加硫ゴムホース
Wに挿入する。この状態で未加硫ゴムホースWを加硫
し、拡径により大径部P2 を製造する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、異径マンドレルmを未加硫ゴムホースWに挿入する
際、内径D1 と外径d1 とが等しいことから、小径円周
面m1 の挿入は比較的容易であるものの、外径d2 と内
径D1 (外径d1 )との差が所望分だけ一段で設けられ
たものであるため、テーパ面m3 を介した大径円周面m
2 の挿入は非常に困難となる。このため、テーパ面m3
及び大径円周面m2 を所定位置まで移動させるときに多
大な抵抗が作用し、作業性を損なうこととなっていた。
【0004】また、こうして得られた異径ホースPは、
内径D1 と外径d1 とが等しいことから、小径円周面m
1 周りに存在する小径部P1 においては皺や薄肉化を生
じることはないが、外径d2 と内径D1 (外径d1 )と
の差により、大径円周面m2周りに存在する大径部P2
で薄肉化を生じ、テーパ面m3 周りにおいては大径部P
2 に向かって徐々に薄肉化を生じたり、皺を生じたりし
てしまう。このため、得られる異径ホースPは内径の変
化による偏肉が大きく、美感等の面で好ましくない。
【0005】本発明は、上記従来の不具合に鑑みてなさ
れたものであって、異径マンドレルを未加硫ゴムホース
に挿入する際の抵抗を少なくし、かつ得られる異径ホー
スの偏肉を小さくすることのできる異径ホースの製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の異径ホースの製
造方法は、所望の内径の小径部と所望の内径の大径部と
をもつ異径ホースの製造方法であって、該小径部の内径
より大きく、該大径部の内径より小さな外径の中径円周
面と、該中径円周面の後方に徐々に拡径されて連続し、
該大径部の内径と等しい外径の大径円周面とをもつ異径
マンドレルを用意し、該異径マンドレルを該小径部と該
大径部との中間の内径をもつ未加硫ゴムホースに挿入
し、縮拡径により該小径部と該大径部とを製造すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の異径ホースの製造方法により、製品と
して、所望の内径の小径部と所望の内径の大径部とをも
つ異径ホースを製造する場合、次のように行う。すなわ
ち、まず、小径部と大径部との中間の内径をもつ未加硫
ゴムホースを用意する。また、小径部の内径より大き
く、大径部の内径より小さな外径の中径円周面と、中径
円周面の後方に徐々に拡径されて連続し、大径部の内径
と等しい外径の大径円周面とをもつ異径マンドレルを用
意する。
【0008】そして、この異径マンドレルを未加硫ゴム
ホースに挿入する。この際、未加硫ゴムホースの内径が
小径部と大径部との中間であるため、中径円周面の挿入
は比較的容易である。また、大径円周面の外径と未加硫
ゴムホースの内径との差は所望の大径部の内径と小径部
の内径との差ではなく、大径円周面の外径と未加硫ゴム
ホースの内径との差は中径円周面の外径を介して付与さ
れるものであるため、大径円周面の挿入も比較的容易に
なる。このため、大径円周面を所定位置まで移動させる
ときにさほどの抵抗は作用しない。
【0009】この状態で未加硫ゴムホースを加硫し、縮
径により小径部を製造し、拡径により大径部を製造す
る。こうして得られた異径ホースは、未加硫ゴムホース
の内径が小径部と大径部との中間であるため、小径円周
面周りに存在する小径部において皺や薄肉化を生じるこ
とはない。また、この異径ホースは、従来よりも小さく
されうる未加硫ゴムホースの内径と大径円周面の外径と
の差により、大径円周面周りに存在する大径部でもほと
んど薄肉化や皺を生じない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この製造方法により、図1に示すよ
うに、製品として、所望の内径D1 の小径部P1 と所望
の内径D2 の大径部P2 とをもつ異径ホースを製造する
場合、次のように行う。
【0011】すなわち、まず、図2に示すように、小径
部P1 と大径部P2 との中間の内径D3 をもつ未加硫ゴ
ムホースWを用意する。また、図3に示すように、小径
部P1 の内径D1 と等しい外径d1 の小径円周面m
1 と、この小径円周面m1 の後方にテーパ面m4 により
徐々に拡径されて連続し、小径部P1 の内径D1 より大
きく、大径部P2 の内径D2 より小さな外径d3 の中径
円周面m3 と、中径円周面m3 の後方にテーパ面m5
より徐々に拡径されて連続し、大径部P2 の内径D2
等しい外径d2 の大径円周面m2 とをもつ異径マンドレ
ルmを用意する。
【0012】ここで、異径マンドレルmにおける中径円
周面m3 の外径d3 は未加硫ゴムホースWの内径D3
等しく設定されている。また、テーパ面m4 、m5 が軸
方向に対してなす角度θ4 、θ5 は、挿入時の抵抗を可
及的に小さくしつつ所望の異径形状を得るため、5〜1
5°に設定されている。同様に、テーパ面m5 が軸方向
に移動する距離lも、挿入時の抵抗を可及的に小さくし
つつ所望の異径形状を得るため、3〜15mmに設定さ
れている。
【0013】そして、この異径マンドレルmを未加硫ゴ
ムホースWに挿入する。この際、未加硫ゴムホースWの
内径D3 と中径円周面m3 の外径d3 とが等しいことか
ら、中径円周面m3 の挿入は比較的容易である。また、
大径円周面m2 の外径d2 と未加硫ゴムホースWの内径
3 (中径円周面m3 の外径d3 )との差(d2
3 )は、所望の大径部P2 の内径D2 と小径部P1
内径D1 との差(D2 −D1 )、つまり大径円周面m2
の外径d2 と小径円周面m1 の外径d1 との差(d2
1 )ではなく、中径円周面m3 の外径d3 を介して付
与される。つまり、 d2 −d3 =d2 −d1 −(d3 −d1 ) である。このため、大径円周面m2 の挿入も比較的容易
になる。このため、大径円周面m2 を所定位置まで移動
させるときにさほどの抵抗は作用しない。
【0014】次いで、未加硫ゴムホースWにおける小径
円周面m1 周りの外周に図示しない治具を被覆し、この
状態で未加硫ゴムホースWを加硫する。これにより、小
径円周面m1 周りで縮径することにより小径部P1 を製
造し、大径円周面m2 周りで拡径することにより大径部
2 を製造する。なお、未加硫ゴムホースWにおける小
径円周面m1 周りの外周に治具を被覆することなく、加
硫時の収縮により小径円周面m1 周りで小径部P1 を縮
径させることもできる。
【0015】こうして得られた図1に示す異径ホースP
は、小径円周面m1 周りで縮径された小径部P1 と、同
径のままの中径部P3 と、大径円周面m2 周りで拡径さ
れた大径部P2 とからなる。この異径ホースPは、未加
硫ゴムホースWの内径D3 と中径円周面m3 の外径d3
とが等しいことから、小径円周面m1 周りに存在する小
径部P1 において皺や薄肉化を生じることはない。
【0016】また、この異径ホースPは、従来よりも小
さくされた大径円周面m2 の外径d 2 と未加硫ゴムホー
スWの内径D3 (中径円周面m3 の外径d3 )との差
(d2−d3 )により、大径円周面m2 周りに存在する
大径部P2 でもほとんど薄肉化や皺を生じない。したが
って、この製造方法では、異径マンドレルmを未加硫ゴ
ムホースWに挿入する際の抵抗が少なくなるので、優れ
た作業性を発揮することができる。
【0017】また、この製造方法では、得られる異径ホ
ースPの偏肉が小さくなるので、優れた美感等を発揮す
ることができる。なお、上記実施例では、小径円周面m
1 をもつ異径マンドレルmを採用し、これにより異径ホ
ースPの小径部P1 の縮径を確実ならしめている。ま
た、実施例では、小径円周面m1 と中径円周面m3 と大
径円周面m2 との3段の円周面をもつ異径マンドレルm
により、小径部P1 と中径部P3 と大径部P 2 をもつ異
径ホースPを製造したが、異径マンドレルmの中径円周
面をさらに多段化し、多段の中径部をもつ異径ホースを
製造する場合にも、本発明の作用及び効果を得ることが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の異径ホー
スの製造方法では、特許請求の範囲記載の構成を採用し
ているため、次のような優れた効果を奏することができ
る。すなわち、異径マンドレルを未加硫ゴムホースに挿
入する際の抵抗が少なくなるので、優れた作業性を発揮
することができる。
【0019】また、得られる異径ホースの偏肉が小さく
なるので、優れた美感等を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の製造方法で製造した異径ホースの断面
図である。
【図2】実施例の製造方法で採用した未加硫ゴムホース
の断面図である。
【図3】実施例の製造方法で採用した異径マンドレルの
側面図である。
【図4】従来の製造方法で製造した異径ホースの断面図
である。
【図5】従来の製造方法で採用する未加硫ゴムホースの
断面図である。
【図6】従来の製造方法で採用する異径マンドレルの側
面図である。
【符号の説明】
P…異径ホース P1 …小径部 D1
小径部の内径 P2 …大径部 D2 …大径部の内径 m…異
径マンドレル m3 …中径円周面 d3 …中径円周面の外径 m2
大径円周面 d2 …大径円周面の外径 W…未加硫ゴムホー
ス D3 …未加硫ゴムホースの内径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の内径の小径部と所望の内径の大径部
    とをもつ異径ホースの製造方法であって、 該小径部の内径より大きく、該大径部の内径より小さな
    外径の中径円周面と、該中径円周面の後方に徐々に拡径
    されて連続し、該大径部の内径と等しい外径の大径円周
    面とをもつ異径マンドレルを用意し、該異径マンドレル
    を該小径部と該大径部との中間の内径をもつ未加硫ゴム
    ホースに挿入し、縮拡径により該小径部と該大径部とを
    製造することを特徴とする異径ホースの製造方法。
JP27240293A 1993-10-29 1993-10-29 異径ホースの製造方法 Pending JPH07125093A (ja)

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JP27240293A JPH07125093A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 異径ホースの製造方法

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JP (1) JPH07125093A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174696A (ja) * 2007-03-23 2009-08-06 Tokai Rubber Ind Ltd 燃料用ホース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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