JPH0712454B2 - 塗装ブ−ス用壁面シ−ト - Google Patents

塗装ブ−ス用壁面シ−ト

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JPH0712454B2
JPH0712454B2 JP61240540A JP24054086A JPH0712454B2 JP H0712454 B2 JPH0712454 B2 JP H0712454B2 JP 61240540 A JP61240540 A JP 61240540A JP 24054086 A JP24054086 A JP 24054086A JP H0712454 B2 JPH0712454 B2 JP H0712454B2
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JP
Japan
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coating
wall
paint
sheet
booth
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JP61240540A
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JPS6393372A (ja
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猛 高橋
耕一 波多野
昌彦 今井
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Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、塗装ブース用の壁面シートに関するものであ
り、さらに詳細には、塗装の際、塗装ブース内に飛散す
る被塗装物に付着しなかった塗料やゴミを捕捉し、これ
らが被塗装物に付着し、塗装の品質を劣化させることを
防止する塗装ブース用壁面シートに関するものである。
先行技術 自動車のボディなどの被塗装物を塗装するための塗装ブ
ースには、塗装の際に、飛散する塗装ミストや溶剤か
ら、塗装ブース内の作業者を保護するとともに、被塗装
物に付着しなかった塗料、溶剤、ゴミなどの飛散によ
り、塗装の品質を劣化させることを防止するために、空
気を天井部から下方に向けて、強制的に流し、簀子面よ
り構成される床部より、これらを空気に同伴させて、塗
装室外に排出されるように構成されている。(たとえ
ば、実開昭58-43976号など。) しかしながら、このように、強制空気流によって、被塗
装物に付着しなかった塗料、溶剤、ゴミなどを塗装室外
へ排出するのには、限界があり、塗装ブース内の壁面
に、被塗装物に付着しなかった塗料、溶剤、ゴミなどが
付着することは避けられず、壁面に汚れが生じ、作業環
境が悪化するだけでなく、壁面に付着した被塗装物に付
着しなかった塗料やゴミが、壁面より剥がれ、被塗装物
に付着し、塗装品質を劣化させることも、しばしばであ
った。
かかる被塗装物に付着しなかった塗料ミスト、溶剤、ゴ
ミなどの壁面付着によって生ずる問題を解決するため
に、壁面を、紙や合成樹脂などからなるシートで覆い、
被塗装物に付着しなかった塗料、溶剤、ゴミなどが壁面
に付着することを防止する方法が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる方法は、壁面をシートで覆ってい
るため、壁面に汚れが付着することは、効果的に防止し
うるが、壁面に未塗装塗料やゴミが、壁面より剥がれ、
被塗装物に付着し、塗装品質を劣化させるという、より
深刻な問題を解決することはできなかった。
発明の目的 本発明は、塗装ブースの壁面を覆う塗装ブース用壁面シ
ートであって、未塗装塗料やゴミなどにより、被塗装物
の塗装品質が損なわれることを防止することのできる塗
装ブース用の壁面シートを提供することを目的とするも
のである。
発明の構成 本発明者らは、かかる目的を達成するため、鋭意研究を
重ねた結果、塗装ブースの壁面を覆う塗装ブース用壁面
シートとして、不乾性油を主成分とする粘着剤よりなる
塗膜をその表面に有するシートを用いることにより、本
発明の前記目的が達成されることを見出した。
このような不乾性油を主成分とする粘着剤よりなる塗膜
を表面に有するシートを、塗装ブース用の壁面シートと
して用いた場合には、塗装ブース内に飛散する被塗装物
に付着しなかった未塗装塗料やゴミを、このシートの塗
膜に付着させることができるとともに、従来のシートと
は異なり、付着した未塗装塗料やゴミが、容易に塗膜よ
り剥離したりすることがなく、また、単なる接着剤を用
いた場合と異なり、不乾性油を主成分とする粘着剤を用
いているため、長時間経過しても、塗膜はその粘着性を
保持し続けるので、未塗装塗料やゴミは塗膜にしっかり
と捕捉され、長時間の塗装作業に使用しても、付着した
未塗装塗料やゴミは、塗膜から剥がれたりせず、未塗装
塗料やゴミによって、被塗装物の塗装品質が損なわれる
ことのないことが見出された。
本発明において用いられ得る不乾性油は、格別限定され
るものではないが、とくに、60〜80重量%の高粘度潤滑
油、5〜10重量%の天然または合成ゴム、10/20重量%
の天然または合成樹脂および5〜10重量%のペトロラク
タムからなる不乾性油が好ましい。
本発明において、不乾性油を主成分とする粘着剤の調製
方法は、とくに限定されるものではないが、不乾性油を
所定温度で所定時間にわたり加熱して、ゲル化し、第1
石油類または第2石油類よりなるシンナーで希釈して調
製するのが、好ましい。
本発明において、不乾性油を主成分とする粘着剤よりな
る塗膜をその表面に形成するシートは、その表面に塗膜
を形成しうるものであれば、とくに限定されず、たとえ
ば、紙、合成樹脂シート、金属シートなどが含まれる
が、可撓性を有するものが、塗膜を形成する場合や壁面
に取り付ける場合における取扱いが容易で望ましい。
本発明において、シートの表面に不乾性油を主成分とす
る粘着剤よりなる塗膜を設ける方法は、とくに限定され
ず、ロール塗布その他の公知の塗布方法が使用できる。
実施例 以下、添付図面に基づき、本発明の実施例について、詳
細に説明を加える。
第1図は、本発明にかかる壁面シートを取り付ける塗装
ブースの一例である自動車のボディを塗装する塗装ブー
スの概略図である。
第1図において、塗装ブース1は、空気流をその上部よ
り塗装ブース1内に強制的に送りこむことが可能に形成
された天井2、天井2より供給される空気流により、塗
料ミストや溶剤、ゴミなどを、塗装ブース1外へ排出し
うるように、簀子状に形成された床部3、互いに対向す
る壁部4a、4bおよび塗装すべき自動車のボディを塗装ブ
ース1内に搬入搬出しうるように、開閉可能な扉5より
構成されている。床部3には、塗装すべき自動車のボデ
ィを積載した台車(図示せず)を、塗装ブース1内を移
動させるためのレール6が設けられている。互いに対向
する壁部4a、4bの表面には、不乾性油を主成分とする粘
着剤よりなる塗膜が設けられた壁面シート7が取り付け
られている。床部3の下方には、図示しない塗料ミスト
回収室が設けられており、床部3を通って、空気流とと
もに排出された未塗装塗料よりなる塗料ミストや溶剤な
どが回収されるように構成されている。
本実施例においては、不乾性油を主成分とする粘着剤よ
りなる塗膜をその表面に有する壁面シート7は、以下の
ようにして、調製された。まず、60〜80重量%の高粘度
潤滑油、5〜10重量%の天然または合成ゴム、10/20重
量%の天然または合成樹脂および5〜10重量%のペトロ
ラクタムからなる不乾性油を、オーブン中で80℃で5時
間にわたって加熱し、不乾性油をゲル状にした。次い
で、シンナーにより、1:1に希釈し、十分混合して、高
粘性の塗布液を得た。こうして得られた塗布液は、ビニ
ールシートに、公知のロール塗布方法により、塗布さ
れ、不乾性油を主成分とする粘着剤よりなる塗膜をその
表面に有する壁面シート7を得た。
このようにして得た表面シート7は、塗膜が乾燥した
後、ロール状に巻かれて、壁面4a、4bの表面に、懸架な
どの方法で取り付けられる。
こうして壁面4a、4bの表面に、取り付けられた壁面シー
ト7は、塗装作業中に、塗装ブース1内に飛散した未塗
装塗料よりなる塗料ミストやゴミを、きわめて良好に付
着し、付着した未塗装燃料やゴミは、長時間にわたり塗
装作業を行ったときにも、壁面シート7の塗膜より剥離
するような現象は認められず、被塗装物である自動車の
ボディに付着して塗装品質を劣化させることもなかっ
た。また、壁面4a、4bは、壁面シート7によって、覆わ
れていたため、未塗装塗料や溶剤、ゴミなどの付着はな
く、長時間、塗装作業を行っても、清掃の必要性は認め
られなかった。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことは言うまでもない。
発明の効果 本発明によれば、壁面シートに、塗装作業中に塗装ブー
ス内に発生する未塗装塗料よりなる塗料ミストやゴミ
を、強固に捕捉することができ、塗装作業が長時間にわ
たっても、未塗装塗料やゴミが、壁面シートより剥離す
ることがないから、未塗装塗料やゴミにより、被塗装物
の塗装品質が損なわれることを防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる壁面シートを取り付ける塗装
ブースの一例である自動車のボディを塗装する塗装ブー
スの概略図である。 1……塗装ブース、2……天井、3……床部、4a、4b…
…壁面、5……扉、6……レール、7……壁面シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 昌彦 山口県防府市西浦字一の桝851番地 日本 ペイント株式会社防府工場内 (56)参考文献 特開 昭49−42744(JP,A) 実開 昭61−135571(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装ブースの壁面を覆う塗装ブース用壁面
    シートであって、不乾性油を主成分とする粘着剤よりな
    る塗膜をその表面に有するシートよりなることを特徴と
    する塗装ブース用壁面シート。
JP61240540A 1986-10-09 1986-10-09 塗装ブ−ス用壁面シ−ト Expired - Fee Related JPH0712454B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP61240540A JPH0712454B2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09 塗装ブ−ス用壁面シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS6393372A JPS6393372A (ja) 1988-04-23
JPH0712454B2 true JPH0712454B2 (ja) 1995-02-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224074A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Anest Iwata Corp 付着塗料除去手段を備えた塗装室

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6964281B2 (ja) * 2018-09-28 2021-11-10 壽工業株式会社 塵捕捉用シート体、その塗装ブース及び塵捕捉除去方法

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JPS5233825B2 (ja) * 1972-08-30 1977-08-31
JPS61135571U (ja) * 1985-02-13 1986-08-23

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