JPH0712410U - メリヤス靴下 - Google Patents

メリヤス靴下

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JPH0712410U
JPH0712410U JP4471793U JP4471793U JPH0712410U JP H0712410 U JPH0712410 U JP H0712410U JP 4471793 U JP4471793 U JP 4471793U JP 4471793 U JP4471793 U JP 4471793U JP H0712410 U JPH0712410 U JP H0712410U
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heel
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toe
knitted
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JP4471793U
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昭芳 関
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東京メリヤス機械用品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 踵部,爪先部のクッション性を良くし、か
つ、着用時踵部のずれ落ちを防止し、更にクッション性
はあるが通気性も兼ね備えた靴下を得る。 【構成】 偏平に展開した状態における脚部の垂直方向
中心線と足部の水平方向中心線との交点で交差し、編成
開始点が、脚部の垂直方向中心線より爪先側で、かつ足
部の水平方向中心線より上位に位置するようなゴアライ
ンを形成した踵部を有し、かつ踵部,足底部,爪先部を
2回タック総鹿の子編組織とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、踵,爪先に特徴を有するメリヤス靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】
靴下21は、一般には丸編機により口編部22より円筒状に編成を開始し、脚 部23,踵部24,足部25,爪先部26と構成されるが、踵部24は筒状の編 成は行なわれず、踵部24の後部に位置する編地のみを筒状に配された針の半数 の針に給糸し、コースの編成が進むにつれその編幅を減し台形の編地27とし、 所定コース編成の後に、次第に編幅を増加し足底部に位置する台形の編地28を 編成し、上記踵の後部に位置する台形の編地27と足底部に位置する台形の編地 28とはその両端において互にループが係合され、所謂ゴアライン29を現出し 、踵の後部に位置する台形の編地と足底部に位置する台形の編地とにより踵を包 む所謂ヒールポケットを構成する。
【0003】 上記ヒールポケットの編地は最大幅が、筒状編地の半数に針を用いて編成され ているため、前記ヒールポケットは、ややもすると踵の上部までは達することな く踵を完全に包み込むことが出来ない場合があった。
【0004】 また、脚部及び胛部には柄等を発現する組織により編成を行なっているが、踵 及び爪先部分は一般に平編組織により構成されているために、編地が薄くなる傾 向がありクッション性に劣るという事態が生じた。そのため足底部の肌に接する 面にパイルを叢生した編地が使用されることがあったが、通気性に劣り足がむれ るという事態が生じた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑みて、踵部,爪先部のクッション性を良くし、かつ、着 用時踵部のずれ落ちを防止し、更にクッション性はあるが通気性も兼ね備えた靴 下を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
偏平に展開した状態における脚部の垂直方向中心線と足部の水平方向中心線と の交点で交差し、編成開始点が、脚部の垂直方向中心線より爪先側で、かつ足部 の水平方向中心線より上位に位置するようなゴアラインを形成した踵部を有し、 かつ踵部,足底部,爪先部を2回タック総鹿の子編組織とした。
【0007】
【作用】
本考案の靴下は、踵部,足底部,爪先部がタック総鹿の子編編成のため、脚部 ,胛部の編地よりも地厚とすることが出来るので、通気性に優れ、かつクッショ ン性を良く発揮する。
【0008】 また、踵の形成では、ヒールポケットの編成時ゴアラインを胛部と足底部との 中間位置よりも胛部寄りに延長して深く形成しているので、ヒールポケットが大 きく踵がゆったり収容され、ずれ防止を発揮している。
【0009】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面と共に次に説明する。
【0010】 本考案靴下の編成を行なうための編機は、シリンダの回転角度を左右いずれに も、操作する針数に応じて変更することが可能であり、かつ、全ての針をそれぞ れ別途にニット,タック,ウエルトの適宜位置に選択することの出来るコンピュ ータ制御のものを用いる。
【0011】 本考案靴下1は、従来靴下と同様に口編部2,脚部3,踵部4,胛部5と足底 部6とよりなる足部7,爪先部8の順に編成されてなるものである。
【0012】 口編部2は適宜ゴム編等伸縮性を有する組織に伸縮性糸を編み込み、脚部3も 適宜組織により必要に応じ柄を配して構成する。脚部3に引き続く踵部4の編成 は、足部7の水平方向中心線HLに達しない、それより上位コースにおいて開始 する。
【0013】 即ち、脚部3の最終コース3は脚部3を一周するコースとなるが、次の踵部 4の最初のコース41 は、脚部3を一周することなく脚部3の垂直方向中心線V Lよりも爪先側を編成開始点SPとして踵部後端縁9を周回するC字形の編成と なるため、当初編機シリンダは180°以上の往復回転となる。そして編成のコ ース数が進むにつれてコース両端の針は逐時休止位置をとることにより、ウエー ル数(コース長)は短くなり、踵部4の上半部4Uは台形の編地となる。上記上 半部4Uの編成を終了した後に、踵部4の下半部4Dの編成を行なう。
【0014】 上記下半部4Dは上半部4Uと逆に1コースの編成の都度休止位置にあったコ ース両端の針を上昇し、ウエール数を増し、台形の編地を編成する。上記コース 両端部の編成時上半部4Uと下半部4Dの両端は一体化され、ゴアライン10が 形成される。従って、ゴアライン10は、踵部4の編成開始点SPから踵部4の 中央を、脚部3の垂直方向中心線VLと足部7の水平方向中心線HLとにそれぞ れ交差している。
【0015】 上記踵部4の編成に際しては、踵部4の編地が着用者の足部に適度の刺激を支 え、かつ、通気性も有するように表面に適宜の凹凸を有する組織の編地とする。 即ち2回タック総鹿の子編としている。同編地の組織を図2に示す。
【0016】 踵部4の編成に引き続いて足部7の編成となる。足部7は先にも述べたように 、胛部5と足底部6とよりなり、胛部5と足底部6とは水平方向中心線HLを境 に筒状体を2分した状態となっている。即ち、胛部5を脚部3と同様の組織で、 足底部6を踵部4と同様な組織で編成する。
【0017】 図3にその編成の順序を示す。先ず胛部5のコース51 の編成と足底部6のコ ース61 の編成をそれぞれの給糸口(2口給糸)からの給糸を受けてシリンダの 半回転により行なう。次にシリンダを逆に半回転し、胛部5と足底部6の第2番 目のコース52 及び62 を編成する。そこで、胛部5の編地の編成を休止し、足 底部6のみコース63 ,64 の往復編成をする。次いで、胛部5のコース53 , 54 と足底部6のコース65 ,66 を前記と同様に編成する。
【0018】 以下それを繰り返す。上記の編成による胛部5と足底部6の編地は図4に示す タック糸T1,T2により互に一体化されている。
【0019】 上記例示した編成は胛部5対足底部6のコース数の比は1対2となっている。 これは、もし胛部5と足底部6とを同コース数で編成した場合、足底部6の組織 が総鹿の子であるために、編地のウエール方向長さが胛部5の平編組織に比べ短 くなり、爪先部が踵部より下方に湾曲して下がってしまうという欠陥を生ずるの を防止するだけでなく、爪先部が上がり脚部3と足部7とのなす角度が90°に 近づき、踵部4のふくらみが一層増すことにも寄与している。。
【0020】 次いで爪先部8の編成となるが、爪先部8も踵部4の編成と同様に編成し、ゴ アライン11が足部7の水平方向中心線HLと同位置にする。そして爪先部8の 編み終りと胛部5の編み終りとの間に生ずる開口部分をリンキング或いは縫合す る。12は縫合線である。
【0021】
【考案の効果】
本考案靴下は上記のように構成したために脚部3側の踵部4の編成開始コース が足部7の水平方向中心線HLより高く位置することになり、また、足部7側の 踵部4編成終了コースが脚部3の垂直方向中心線よりも爪先側に出るために踵部 4の範囲が大きく、着用時に着用者の踵を踵部4が完全にくるみ、踵部4の上縁 は踵上部のくびれた部分にまで達するので、激しい運動によってもずれ落ちの心 配は全くなく、常にフィットした状態での使用が出来る。
【0022】 また、踵部4,足底部5,爪先部8等体重のかかる部位の編地が2回タック総 鹿の子編となっているので組織が重厚であるにかかわらず、通気性を有し、かつ 、肌に触れる面が細かい凹凸状を呈するために、肌に刺激を与えマッサージ効果 をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案靴下を偏平に展開した状態の側面図。
【図2】2回タック総鹿の子編の組織図。
【図3】胛部と足底部との組立図。
【図4】図1のIV−IV線における胛部と足底部との
接続状態を示すそれぞれ2ウエール分の組織図。
【図5】従来の靴下を偏平に展開した状態の側面図
【符号の説明】
1 本考案靴下 2 口編部 3 脚部 4 踵部 4U 上部踵部 4D 下部踵部 5 胛部 6 足底部 7 足部 8 爪先部 10 踵部ゴアライン SP 編成開始点 HL 足部の水平方向中心線 VL 足部の垂直方向中心線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平に展開した状態における脚部の垂直
    方向中心線と足部の水平方向中心線との交点で交差し、
    編成開始点が、脚部の垂直方向中心線より爪先側で、か
    つ足部の水平方向中心線より上位に位置するようなゴア
    ラインを形成した踵部を有することを特徴とするメリヤ
    ス靴下。
  2. 【請求項2】 踵部,足底部,爪先部を2回タック総鹿
    の子編組織とした請求項1記載のメリヤス靴下。
JP1993044717U 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下 Expired - Lifetime JP2538588Y2 (ja)

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JP1993044717U JP2538588Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下

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JPH0712410U true JPH0712410U (ja) 1995-02-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132028A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Yoshitani Kutsushita Kk 靴下及びその編成方法
JP5518272B1 (ja) * 2014-02-05 2014-06-11 助野株式会社 靴下

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