JP2538588Y2 - メリヤス靴下 - Google Patents

メリヤス靴下

Info

Publication number
JP2538588Y2
JP2538588Y2 JP1993044717U JP4471793U JP2538588Y2 JP 2538588 Y2 JP2538588 Y2 JP 2538588Y2 JP 1993044717 U JP1993044717 U JP 1993044717U JP 4471793 U JP4471793 U JP 4471793U JP 2538588 Y2 JP2538588 Y2 JP 2538588Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heel
knitting
foot
center line
toe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993044717U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0712410U (ja
Inventor
昭芳 関
Original Assignee
東京メリヤス機械用品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京メリヤス機械用品株式会社 filed Critical 東京メリヤス機械用品株式会社
Priority to JP1993044717U priority Critical patent/JP2538588Y2/ja
Publication of JPH0712410U publication Critical patent/JPH0712410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538588Y2 publication Critical patent/JP2538588Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、踵,爪先,足部に特徴
を有するメリヤス靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】靴下21は、一般には丸編機により口編
部22より円筒状に編成を開始し、脚部23,踵部2
4,足部25,爪先部26と構成されるが、踵部24は
筒状の編成は行なわれず、踵部24の後部に位置する編
地のみを筒状に配された針の半数の針に給糸し、コース
の編成が進むにつれその編幅を減し台形の編地27と
し、所定コース編成の後に、次第に編幅を増加し足底部
に位置する台形の編地28を編成し、上記踵の後部に位
置する台形の編地27と足底部に位置する台形の編地2
8とはその両端において互にループが係合され、所謂ゴ
アライン29を現出し、踵の後部に位置する台形の編地
と足底部に位置する台形の編地とにより踵を包む所謂ヒ
ールポケットを構成する。
【0003】上記ヒールポケットの編地は最大幅が、筒
状編地の半数に針を用いて編成されているため、前記ヒ
ールポケットは、ややもすると踵の上部までは達するこ
となく踵を完全に包み込むことが出来ない場合があっ
た。
【0004】また、脚部及び胛部には柄等を発現する組
織により編成を行なっているが、踵及び爪先部分は一般
に平編組織により構成されているために、編地が薄くな
る傾向がありクッション性に劣るという事態が生じた。
そのため足底部の肌に接する面にパイルを叢生した編地
が使用されることがあったが、通気性に劣り足がむれる
という事態が生じた。上記の如き、クッション性,通気
性に秀れた組織として2回タック総鹿の子の靴下は作ら
れていなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
みて、踵部,爪先部のクッション性を良くし、かつ、着
用時踵部のずれ落ちを防止し、更にクッション性はある
が通気性も兼ね備えた靴下を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】偏平に展開した状態にお
ける脚部の垂直方向中心線と足部の水平方向中心線との
交点で交差し、編成開始点が、脚部の垂直方向中心線よ
り爪先側で、かつ足部の水平方向中心線より上位に位置
するようなゴアラインを形成した踵部を有し、踵部と爪
先部は、シリンダの半回転の往復動を2回ずつ繰り返し
コース編成し、ヒールポケットと爪先部を2回タック総
鹿の子編組織とし、足部は、シリンダの半回転の往復動
により踵部と足底部のコースを同時に編成した後に、更
に足底部のコースのみをシリンダの半回転の往復動によ
って編成し足底部を2回タック総鹿の子編組織の筒状編
地とし、該足部は、前記胛部と足部とを胛部を編成した
糸及び足部を編成した糸がそれぞれ足部と胛部にタック
することにより胛部及び足部を一体とした。
【0007】
【作用】本考案の靴下は、踵部,足底部,爪先部がタッ
ク総鹿の子編編成のため、脚部,胛部の編地よりも地厚
とすることが出来るので、通気性に優れ、かつクッショ
ン性を良く発揮する。
【0008】また、踵の形成では、ヒールポケットの編
成時ゴアラインを胛部と足底部との中間位置よりも胛部
寄りに延長して深く形成しているので、ヒールポケット
が大きく踵がゆったり収容され、ずれ防止を発揮してい
る。
【0009】
【実施例】本考案の実施の一例を図面と共に次に説明す
る。
【0010】本考案靴下の編成を行なうための編機は、
シリンダの回転角度を左右いずれにも、操作する針数に
応じて変更することが可能であり、かつ、全ての針をそ
れぞれ別途にニット,タック,ウエルトの適宜位置に選
択することの出来るコンピュータ制御のものを用いる。
【0011】本考案靴下1は、従来靴下と同様に口編部
2,脚部3,踵部4,胛部5と足底部6とよりなる足部
7,爪先部8の順に編成されてなるものである。
【0012】口編部2は適宜ゴム編等伸縮性を有する組
織に伸縮性糸を編み込み、脚部3も適宜組織により必要
に応じ柄を配して構成する。脚部3に引き続く踵部4の
編成は、足部7の水平方向中心線HLに達しない、それ
より上位コースにおいて開始する。
【0013】即ち、脚部3の最終コース3は脚部3を
一周するコースとなるが、次の踵部4の最初のコース4
は、脚部3を一周することなく脚部3の垂直方向中心
線VLよりも爪先側を編成開始点SPとして踵部後端縁
9を周回するC字形の編成となるため、踵部編成当初編
機シリンダは180゜以上の往復回転となる。そして編
成のコース数が進むにつれてコース両端の針は逐時休止
位置をとることにより、ウエール数(コース長)は短く
なり、踵部4の上半部4Uは台形の編地となる。上記上
半部4Uの編成を終了した後に、踵部4の下半部4Dの
編成を行なう。
【0014】上記下半部4Dは上半部4Uと逆に1コー
スの編成の都度休止位置にあったコース両端の針を上昇
し、ウエール数を増し、台形の編地を編成する。上記コ
ース両端部の編成時上半部4Uと下半部4Dのコース
のループは一体化され、ゴアライン10が形成され
る。従って、ゴアライン10は、踵部4の編成開始点S
Pから踵部4の中央を横切り、脚部3の垂直方向中心線
VLと足部7の水平方向中心線HLとにそれぞれ交差し
ている。
【0015】上記踵部4の編成に際しては、踵部4の編
地が着用者の足部に適度の刺激を支え、かつ、通気性も
有するように表面に適宜の凹凸を有する組織の編地とす
る。即ち2回タック総鹿の子編としている。同編地の組
織を図2に示す。
【0016】踵部4の編成に引き続いて足部7の編成と
なる。足部7は先にも述べたように、胛部5と足底部6
とよりなり、胛部5と足底部6とは水平方向中心線HL
を境に筒状体を2分した状態となっている。即ち、胛部
5を脚部3と同様の組織で、足底部6を踵部4と同様な
組織で編成する。
【0017】図3にその編成の順序を示す。先ず胛部5
のコース51 の編成と足底部6のコース61 の編成をそ
れぞれの給糸口(2口給糸)からの給糸を受けてシリン
ダの半回転により行なう。次にシリンダを逆に半回転
し、胛部5と足底部6の第2番目のコース52 及び62
を編成する。そこで、胛部5の編地の編成を休止し、足
底部6のみコース63 ,64 の往復編成をする。次い
で、胛部5のコース53 ,54 と足底部6のコース
5 ,66 を前記と同様に編成する。
【0018】以下それを繰り返す。上記の編成による胛
部5と足底部6の編地は図4に示すタック糸T1,T2
により互に一体化されている。
【0019】上記例示した編成は胛部5対足底部6のコ
ース数の比は1対2となっている。これは、もし胛部5
と足底部6とを同コース数で編成した場合、足底部6の
組織が総鹿の子であるために、編地のウエール方向長さ
が胛部5の平編組織に比べ短くなり、爪先部が踵部より
下方に湾曲して下がってしまうという欠陥を生ずるのを
防止するだけでなく、爪先部が上がり脚部3と足部7と
のなす角度が90°に近づき、踵部4のふくらみが一層
増すことにも寄与している。。
【0020】次いで爪先部8の編成となるが、爪先部8
も踵部4の編成と同様に編成し、ゴアライン11が足部
7の水平方向中心線HLと同位置にする。そして爪先部
8の編み終りと胛部5の編み終りとの間に生ずる開口部
分をリンキング或いは縫合する。12は縫合線である。
【0021】
【考案の効果】本考案靴下は上記のように構成したため
に脚部3側の踵部4の編成開始コースが足部7の水平方
向中心線HLより高く位置することになり、また、足部
7側の踵部4編成終了コースが脚部3の垂直方向中心線
よりも爪先側に出るために踵部4の範囲が大きく、着用
時に着用者の踵を踵部4が完全にくるみ、踵部4の上縁
は踵上部のくびれた部分にまで達するので、激しい運動
によってもずれ落ちの心配は全くなく、常にフィットし
た状態での使用が出来る。
【0022】また、踵部4,足底部5,爪先部8等体重
のかかる部位の編地が2回タック総鹿の子編となってい
るので組織が重厚であるにかかわらず、通気性を有し、
かつ、肌に触れる面が細かい凹凸状を呈するために、肌
に刺激を与えマッサージ効果をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案靴下を偏平に展開した状態の側面図。
【図2】2回タック総鹿の子編の組織図。
【図3】胛部と足底部との組立図。
【図4】図1のIV−IV線における胛部と足底部との
接続状態を示すそれぞれ2ウエール分の組織図。
【図5】従来の靴下を偏平に展開した状態の側面図
【符号の説明】
1 本考案靴下 2 口編部 3 脚部 4 踵部 4U 上部踵部 4D 下部踵部 5 胛部 6 足底部 7 足部 8 爪先部 10 踵部ゴアライン SP 編成開始点 HL 足部の水平方向中心線 VL 足部の垂直方向中心線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平に展開した状態における脚部の垂直
    方向中心線と足部の水平方向中心線との交点で交差し、
    編成開始点が、脚部の垂直方向中心線より爪先側で、か
    つ足部の水平方向中心線より上位に位置するようなゴア
    ラインを形成した踵部を有し、踵部と爪先部は、シリン
    ダの半回転の往復動を2回ずつ繰り返しコース編成し、
    ヒールポケットと爪先部を2回タック総鹿の子編組織と
    し、足部は、シリンダの半回転の往復動により踵部と足
    底部のコースを同時に編成した後に、更に足底部のコー
    スのみをシリンダの半回転の往復動によって編成し、足
    底部を2回タック総鹿の子編組織の筒状編地とし、該足
    部は、前記胛部と足部とを胛部を編成した糸及び足部を
    編成した糸がそれぞれ足部と胛部にタックすることによ
    り胛部及び足部を一体としたことを特徴とするメリヤス
    靴下。
JP1993044717U 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下 Expired - Lifetime JP2538588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044717U JP2538588Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044717U JP2538588Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0712410U JPH0712410U (ja) 1995-02-28
JP2538588Y2 true JP2538588Y2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=12699179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993044717U Expired - Lifetime JP2538588Y2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 メリヤス靴下

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538588Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590247B2 (ja) * 2004-11-05 2010-12-01 吉谷靴下株式会社 靴下及びその編成方法
JP5518272B1 (ja) * 2014-02-05 2014-06-11 助野株式会社 靴下

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1133597B (it) * 1980-07-29 1986-07-09 Savio Spa Procedimento ed attrezzatura per la produzione di un calzino su macchina circolare da maglieria a doppio cilindro
JPS6234912A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 Toagosei Chem Ind Co Ltd 共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0712410U (ja) 1995-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3601818A (en) Low-cut sock and method
JP3343732B2 (ja) 靴下及びその編成方法
US10494747B2 (en) Circular-knitted part and method for the production of same
US3905212A (en) Inspection toe for anti-embolism stocking
JP2002146654A (ja) 編 物
JP6375169B2 (ja) 靴下
JPH11350205A (ja) ほっそりしたまっすぐな脚の体形にする効果を有した、特にパンティストッキングタイプのストッキング
JP5548918B2 (ja) 筒状編地の開口部形成方法、筒状編地製品、袋状編地製品、及び、靴下
US10689785B2 (en) Compression knit fabric from a base knit and an elastic weft yarn inserted therein as well as method for production of a compression knit fabric
JP3911634B2 (ja) ソックス
JP2538588Y2 (ja) メリヤス靴下
JPH09195104A (ja) パンティストッキング
JP3333384B2 (ja) 無縫製ソックスの編成方法
JP7007511B1 (ja) 靴下
JP2003119601A (ja) ソックス
CN214677604U (zh) 一种符合人体工学的健康袜
JP3931299B2 (ja) 靴下
JP3809778B2 (ja) フートカバーの編成方法
JP3857226B2 (ja) 靴下
JP3395976B1 (ja) 靴 下
JP3061334U (ja) ソックス
JP3415617B1 (ja) インナー・ウェア
JP3220677U (ja) 靴下
JPH11315401A (ja) 靴 下
JP3227835U (ja) 靴下