JPH07123927A - ホエー蛋白質生成物からα−ラクトアルブミンおよびβ−ラクトグロブリンを回収する方法 - Google Patents

ホエー蛋白質生成物からα−ラクトアルブミンおよびβ−ラクトグロブリンを回収する方法

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JPH07123927A
JPH07123927A JP5354797A JP35479793A JPH07123927A JP H07123927 A JPH07123927 A JP H07123927A JP 5354797 A JP5354797 A JP 5354797A JP 35479793 A JP35479793 A JP 35479793A JP H07123927 A JPH07123927 A JP H07123927A
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    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はホエー蛋白質生成物からα−ラクト
アルブミンおよび/またはβ−ラクトグロブリンエンリ
ッチホエー蛋白質濃縮物を回収する方法を提供する。 【構成】 本発明方法はつぎの工程からなる。 a)ホエー蛋白質生成物を含む溶液を酸の形でのカルシ
ウム結合性イオン交換樹脂と共にインキュベートして不
安定化ならしめる工程 b)前記樹脂を分離したあと処理蛋白質生成物溶液のp
Hを4.3〜4.8に調節する工程 c)前記蛋白質生成物溶液を10〜50℃でインキュベ
ートしてα−ラクトアルブミンの凝集を促進させる工程 d)前記蛋白質をpH4.3〜4.8で分別してα−ラ
クトアルブミンリッチの画分とβ−ラクトグロブリンリ
ッチの画分とに分ける工程 e)α−ラクトアルブミンリッチ画分のpHを十分に大
にしてα−ラクトアルブミン画分を可溶化させる工程 f)所望によりβ−ラクトグロブリンリッチ画分のpH
を十分に大にしてβ−ラクトグロブリン画分を中和する
工程

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホエー蛋白質生成物から
α−ラクトアルブミンおよび/またはβ−ラクトグロブ
リンリッチのホエー蛋白質濃縮物を回収する方法に係
り、更に詳しくはホエー中の蛋白質から変質していない
α−ラクトアルブミンおよびβ−ラクトグロブリンを選
択的に分別する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホエー中の蛋白質は2つの主要グルー
プ、即ち主としてβ−ラクトグロブリン(β−Lg)と
イミュノグロブリン(Ig−G)を含むグロブリンフラ
クションとα−ラクトアルブミン(α−La)と血清ア
ルブミン(BSA)を含むアルブミンフラクション、に
分けられる。
【0003】β−Lgは反芻動物のミルク中の特徴的蛋
白質であるが、人乳中には存在しない。α−Laは全て
の哺乳類の乳中に見いだされ、人乳中の主要蛋白質であ
る。この蛋白質は牛乳のβ−Lgにアレルギー性の幼児
用の非アレルギー性ミルク製品および母乳紛い牛乳双方
の調製に大量に使用されている。α−Laは牛乳中のホ
エー蛋白質の約25%を占め、他方人乳中では40%を
越える。
【0004】牛乳あるいはホエーから各種の方法により
α−Laあるいはβ−Lgエンリッチ画分を調製するた
め多くの方法が提案されてきている。これらの方法はつ
ぎの3種に大別せられる。 1)α−Laの選択的沈殿法 2)β−Lgの特殊分離法 3)α−Laとβ−Lgの選択的分別法 本願はこの最後のカテゴリーに属するものである。
【0005】選択的分別法はホエー成分の天然特性を変
えることのない比較的簡単な物理的分離技術に基ずくも
のである。この技術の主要な利点は工業的規模へのスケ
ールアップが比較的容易であり、また廃棄物が最小限で
有用な副生物がえられることにある。
【0006】この選択的分別法では天然のα−La分子
が透過液中へ通過しうる膜を使用する膜分離が主として
使用せられる。
【0007】米国特許第4711953号にはカットオ
フ50,000でパーミエート中に3/2のα−La/
β−Lg比をあたえるUF−メンブランを使用する方法
が記載されている。この比はたとえばWO/89 11
226に記載の如くミクロフィルトレーションで得ら
れる予め脱脂したホエーを使用することにより増大せし
めうることが知られている。
【0008】欧州特許第311283号にはパーミエー
ト中に最大3/1のα−La/β−Lg比を得るため、
カットオフ100,000のUF−メンブランを使用す
ることが記載されている。
【0009】オランダ特許第9102003号には75
〜85℃で15分間予め加熱処理したあとスキムミルク
をミクロフィルトレーションすることが記載されてい
る。これによりパーミエート中のα−La/β−Lg比
は2.7まであがる。
【0010】これら従来技術はいずれもホエー蛋白質を
その天然状態のままに保ち、分子サイズの違いにより膜
を通じ容易に分離できる利点を有する。しかしながら、
膜汚染のため濾過処理中に膜の分離性能が変化する欠点
を有する。また、ホエー中の幾分いたんだあるいは凝集
したα−La分子が膜により拒否され、α−Laエンリ
ッチホエー蛋白質パーミエートの収率が悪くなる。
【0011】本発明に従えば分別工程前にホエー蛋白質
生成物の特殊な予備処理を行うことにより、α−La/
β−Lg比を実質的に改善しまた制御しうることが見い
だされた。本発明方法に従えば、α−La/β−Lg比
が約0.1から約10の任意の所望比の非変質蛋白質生
成物を得ることが出来る。また排出される排水が最小限
ですむ。さらにべつの利点としてβ−Lgからのα−L
aの分離がα−La凝集物中に捕捉されたβ−Lgによ
り妨げられることがない。
【0012】本発明の分別法は天然α−La及びβ−L
g分子の分子サイズは別として、分子特性の特殊な差異
に関係するものである。本発明ではホエー中のα−La
分子の安定性がカルシウム結合性カチオン交換樹脂を用
いることにより実質的に低下する事実を利用する。
【0013】この方法においては、α−La蛋白質を安
定化させるカルシウムイオンは、ホエー蛋白質濃縮物の
製造に通常使用せられる前段の脱塩処理において実質的
に除去せられないことが必須である。前段の脱塩処理は
たとえばスイートあるいは中和された酸性ホエーの限外
濾過および/またはデイアフィルトレーションにより好
ましくはpH5.0以上で実施せられる。ホエー蛋白質
濃縮物を極めて高度に脱カルシウム化した場合には濃縮
物をカルシウムイオン供与源と接触させることによりα
−Laの平均カルシウム含量に再調整することが出来
る。
【0014】ホエー蛋白質生成物からα−ラクトアルブ
ミンおよび/またはβ−ラクトグロブリンエンリッチホ
エー蛋白質濃縮物(WPC)を回収する為の本発明方法
は下記の工程からなる。a)ホエー蛋白質生成物を含む
溶液を酸の形でのカルシウム結合性イオン交換樹脂と共
にインキュベートして不安定化ならしめる工程 b)前記樹脂を分離したあと処理蛋白質生成物溶液のp
Hを4.3〜4.8に調節する工程 c)前記蛋白質生成物溶液を10〜50℃でインキュベ
ートしてα−ラクトアルブミンの凝集を促進させる工程 d)前記蛋白質をpH4.3〜4.8で分別してα−ラ
クトアルブミンリッチの画分とβ−ラクトグロブリンリ
ッチの画分とに分ける工程 e)α−ラクトアルブミンリッチ画分のpHを十分に大
にしてα−ラクトアルブミン画分を可溶化させる工程 f)所望によりβ−ラクトグロブリンリッチ画分のpH
を十分に大にしてβ−ラクトグロブリン画分を中和する
工程
【0015】明細書に於いて使用せる「ホエー蛋白質生
成物」なる語はホエーあるいはホエーから得られるホエ
ー蛋白質濃縮物を意味する。ホエー蛋白質濃縮物はホエ
ー蛋白質粉末手もありうる。本発明方法の出発物質とし
て使用せられるホエー蛋白質濃縮物は任意の周知の方法
により調製せられる。かかるホエー蛋白質濃縮物は例え
ば脱脂および/または澄明化ホエーから得られる。この
ホエーは常法例えば限外濾過および/またはデイアフィ
ルトレーションにより濃縮および/または脱塩化せられ
る。
【0016】ホエー蛋白質粉末を出発物質として用いる
場合、本発明のa)工程に付す前にこの粉末は先ず溶液
にせねばならない。
【0017】既に述べた通り本願発明方法で出発物質と
して用いられるホエー蛋白質物質濃縮物は任意の通常方
法により調製せられる。通常カード粒あるいは変質ホエ
ー蛋白質および残存粗ファット成分がホエー溶液から遠
心分離により除去せられる。次に脱脂および/または澄
明化ホエーが好ましくは限外濾過および/またはデイア
フィルトレーションにより脱塩処理され透過分と残留分
とにわけられる。
【0018】この最初のホエー蛋白質生成物中の蛋白質
濃度は好ましくは15%いか、より好ましくは0.7〜
15%,最も好ましくは3〜15%である。
【0019】本願発明方法の好ましい一態様によれば、
この初期ホエー蛋白質濃縮物は脱脂せられる。前述の限
外濾過で得られた残留分が例えば約1%ホエー蛋白質溶
液に希釈せられる。この希釈溶液はたとえばNL−A−
9200708記載のミクロフィルトレーションあるい
はNL特許173912号記載の沈殿法による脱脂のた
めpH4.6に酸性化せられる。
【0020】ファットリッチ部分は約20%の脂肪と約
60%の蛋白質を含み、これはホエーからホエー蛋白質
濃縮物をつくる際に得られる限外濾過透過分と混合せら
れる。この混合物は全乳相当分となり例えば牛の飼料と
して使用せられる。
【0021】ホエー蛋白質生成物が脱脂せられぬ場合に
は、ファット部分をα−La部分としてもよい。ただし
不利益な点としてこのファット部分には他のホエー蛋白
質も付着あるいは含まれていて蛋白質比で幾分α−La
が低くなることである。
【0022】所望により脱脂ホエー蛋白質溶液は中和後
UFにより濃縮され、ラクトースリッチ部分の透過液と
10%ホエー蛋白質単離分(WPI)とになる。
【0023】前述のまた通常使用せられる濃縮および/
または脱塩処理、とくに限外濾過および/またはデイア
フィルトレーション処理により最初のホエー蛋白質生成
物中のカチオンが除去せられる割合は酸の形でのカチオ
ン交換樹脂の特定量を加える際に生じるpH−低下を決
定する。換言すれば酸の形でのイオン交換樹脂を加えた
後でのpHはホエー蛋白質生成物のカチオン含有量によ
る。
【0024】最も経済的な本願発明方法の具体例ではイ
オン交換樹脂による処理でpH3.8〜4.8のホエー
蛋白質生成物になる。この具体例に係る方法では最初の
ホエー蛋白質濃縮物が中性pHで限外濾過および/また
はデイアフィルトレーション処理により脱塩されたホエ
ーから得られた物である場合にα−Laおよびβ−Lg
の最良の回収結果を与える。もし脱塩工程でpHが下げ
られるとか、あるいはホエー蛋白質が酸性pHの媒体に
さらされるとα−Laエンリッチ部分のα−La/β−
Lg比が低下する。こういった知見に基ずいて当初のホ
エー蛋白質濃縮物のpHは中性即ち少なくとも5である
ことが好ましい。
【0025】かくして酸性条件に曝されたことがなく、
カチオン交換樹脂を酸の形で加えることによりpHを
3.8〜4.8に下げるに十分なカチオン量となる程度
まで脱塩化されたホエー蛋白質濃縮物から出発してα−
La/β−Lg比を出来る限り大とした沈殿物を作るこ
とが出来る。酸あるいは塩基を用いて処理ホエー蛋白質
生成物のpHを3.8〜4.8の範囲外にすると不安定
度が悪くα−Laの回収が悪くなる。
【0026】ホエー蛋白質生成物とカルシウム結合性イ
オン交換樹脂の酸形のものを含む溶液のインキュベーシ
ョンガ実施されα−Laの不安定化が開始せられる。α
−Laが不安定になるとホエー蛋白質生成物溶液は白濁
する。
【0027】蛋白質分子からのカルシウムイオンの抽出
は通常50℃以下の温度で実施せられる。もし蛋白質を
50℃以上の温度、pH5以下に保つとα−Laの不安
定化があまりにも迅速に起こりすぎる。こういった分子
は凝集し制御しえないように沈殿し、他のホエー蛋白質
とくにβ−Lgを含むこととなる。従って所望生成物の
純度が悪くなる。一般に本発明方法のa)工程は10〜
50℃で実施せられる。
【0028】本発明に従えばカルシウムイオンは蛋白質
からカルシウム結合性イオン交換樹脂の適用により除去
せられる。好ましくは工程a)で用いられるカルシウム
結合性イオン交換樹脂は強酸性イオン交換樹脂である。
カチオン交換工程a)のインキュベーション時間は少な
くとも30分である。工程a)でのインキュベーション
の後溶液のpHは3.5〜5.0であることが好まし
い。
【0029】既にのべた通り、もっとも経済的な具体例
に於いてこのイオン交換樹脂の添加は、イオン交換され
たホエー蛋白質濃縮物のpHが3.8〜4.8になるよ
うに制御せられる。収率および/またはα−La/β−
Lg比を増大させるため工程b)でのpHは4.3〜
4.8,より好ましくは約4.6迄に調整せられる。
4.55〜4.65のpHがβ−Lgの実質的なエント
ラップなしにα−Laの安定した沈殿化に最適である。
【0030】α−Laのフロキュレーションは静かに行
わしめるべきである。α−La含有濃縮物の温度は50
℃以上とすべきではない。50℃をこえると不溶性α−
La分子が迅速に凝集しその結果凝集物にβ−Lgが捕
捉含有せしめられる傾向がある。
【0031】また工程c)での温度は好ましくは20〜
40℃、より好ましくは25〜30℃である。25〜3
0℃の場合すくなくとも60%のα−Laと最大限10
%のβ−Lgをふくむ沈殿物が得られる。
【0032】工程c)のインキュベーション時間は前述
の状況下に溶液中で不安定なα−La分子の完全なフロ
キュレーションを確実ならしめるため通常は少なくとも
30分である。
【0033】主としてα−Laを含むこの蛋白質沈殿物
は遠心分離あるいはミクロフィルトレーションにより上
澄液から分離され、所望により十分量の酸性脱ミネラル
水で洗浄され所望のα−La含量にせられる。工程d)
の分別は好ましくはpH4.55〜4.65で実施せら
れる。
【0034】分離された沈殿物は次に水に分散されpH
≧6で溶解され、所望により例えば粉霧により乾燥せし
められる。
【0035】β−Lgエンリッチ画分の上澄液あるいは
透過液は所望により、pH>6に中和された後濃縮、ス
プレー乾燥され、高度に有効なWPI(≧90%蛋白
質)として、あるいは前述の脱塩化の限外濾過および/
またはデイアフィルトレーション処理工程で得られる透
過物と混合して脱脂WPCとして利用せられる。
【0036】本発明の好ましい一具体例に於いて、α−
ラクトアルブミンエンリッチ画分はナトリウム、カリウ
ムおよび/またはカルシウム塩特に水酸化物を用いpH
6.0,好ましくは、≧6.5で可溶化せられる。カル
シウム塩を用いての可溶化により中性で最も安定な形の
α−Laが得られる。
【0037】α−Laエンリッチ画分でα−La/β−
Lg比は、可溶化されたα−La沈殿物をファインメン
ブランを用いるミクロフィルトレーションに付すことに
より増大せしめ得る。このときの膜はα−La分子がこ
の膜を通過でき、他方それよりサイズの大きいβ−L
g,他の蛋白質およびイムノグロブリンのような凝集物
は通過し得ぬものであることが必要である。好ましくは
このミクロフィルトレーション膜は平均孔径が0.3μ
mより小である。
【0038】最後に本願発明は本発明方法により分離さ
れたエンリッチα−ラクトアルブミン画分およびエンリ
ッチβ−ラクトグロブリン画分にも関する。
【0039】以下実施例により本発明を説明する。
【0040】
【実施例1】0.46mプレートメンブラン(カット
オフ10,000)の取り付けられたミリポア/ペリカ
ンUFユニット中でゴーダホエー(pH6.5)50リ
ットルを50℃で限外濾過に付し、オランダ特許173
912号記載の如く沈降により脱脂した。得られたWP
I溶液(10%蛋白質;pH6.5)を200mlずつ
の8サンプルに分け、これらサンプルのそれぞれに過剰
(125g)のカチオン樹脂アムバーライト(登録商標
名)XA−60を混合した。これら8つの混合物群をそ
れぞれ、4℃、20℃、21.5℃、23℃、26℃、
29℃、40℃、および50℃で1時間静かに攪拌し
た。
【0041】樹脂を沈降で分離した後、沈殿物を200
mlの脱ミネラル水で洗浄し、濾過液のpH(4.3)
をNaOHで4.6に調整した。つぎにこれらサンプル
をそれぞれ前述の温度でさらに1時間保持した。α−L
a沈殿物は20分間遠心分離(遠心力3000g)で分
取し、またクリスタルクリヤーの上澄液としてβ−画分
を得た。次にα−La沈殿物をクエン酸でpH4.6に
した水で洗浄し、Ca(OH),KOHおよびNaO
Hの混合物(金属部の比 Ca:K:Na=2.5:
1:1.5)を用いpH6.7で可溶化した。
【0042】洗浄し可溶化したα−La生成物(α画
分)、β画分および最初のWPIをハイパーフォマンス
サイズ イクスクルージョン クロマトグラフィー
(HPSEC),pH7.0ホスフェートバツハー、で
全蛋白質(キエルダール)非変質α−Laおよびβ−L
gにつき分析した。
【0043】図1Aおよび1Bの、α画分およびβ画分
から得られたクロマトグラムはこれら生成物中の62%
α−La/蛋白質および85%β−Lg/蛋白質をそれ
ぞれ示している。β画分での全蛋白質、α−Laおよび
β−Lgの回収率(WPI中に存在する量に基ずいて計
算)は図2に示されている。これら結果はβ−Lgから
のα−Laの最適分離が20℃〜 50℃で行われるこ
と、最大の分離は25℃〜30℃で行われ、WPIから
約80%のα−Laの回収と85%のβ−Lg回収が達
成せられた。
【0044】
【実施例2】実施例1で得られた可溶化α−La画分を
ミクロフィルトレーション(膜孔0.1μm)で滅菌処
理した。この無菌α−La画分のHPSECクロマトグ
ラムを図3に示してある。WPIからの全α−La回収
率は70%で、74%α−La/蛋白質および13%β
−Lg/蛋白質を示している。
【0045】
【実施例3】α−La沈殿物の製法が実施例1と同様に
26℃で実施された。このα−La沈殿物の分離が本実
施例ではミクロフィルトレーション(ミリポアーペリカ
ン、膜孔0.45μm)および同じ装置でクエン酸塩バ
ッファー(pH4.6)を用いてのデイアフィルトレー
ションにより行われた。WPIからの全蛋白質、α−L
aおよびβ−Lgの回収率は実験誤差範囲内で実施例1
のものと同じであった。
【0046】
【実施例4】実施例1に記載した沈降法で得られた乾燥
脱脂WPIをホエーの限外濾過で得られた透過液で希釈
して、脱脂WPC群を作った。即ち固形分でそれぞれ3
5%、60%、70%および80%の蛋白質を含むWP
C−35,WPC−60,WPC−70およびWPC−
80の4つのWPC群を作った。これらWPCの溶液
(10%蛋白質)200mlを125gのカチオン樹脂
XA−60と混合し26℃で穏やかに1時間攪拌した。
【0047】沈降法で樹脂を分離し洗浄したあと、濾液
のpHはそれぞれ1.8,3.1,3.5および3.8
であった。26℃で1時間保持する前に、これらpH値
をNaOHを用いて4.6に調整した。形成せるα−L
a沈殿物を遠心分離法(3000g,20分)で分離
し、クエン酸で酸性にしたpH4.6の脱ミネラル水で
沈殿物を洗浄したあと再度遠心分離した。α−画分のα
−La/蛋白質含有量は(ホスフェートバツファーpH
7.0で HPSEC法で調べ20%(WPC−35か
ら)、40%(WPC−60から)、45%(WPC−
70から)、50%(WPC−80から)であった。こ
れらの値はWPI(60%)から得られたものより悪か
った。またα画分のα−La/β−Lg比はWPC−3
5で7から4(WPI中)に減少した。このことは樹脂
と接触させた後のpH値が、≦3.8ではα−Laの回
収がきわめて限定されα−La/β−Lg比が低下する
ことを示している。
【0048】
【参考例1】市販のWPI(バイプロ、登録商標名)を
用いて実施例4記載の実験を繰り返し実施した。沈降お
よび濾過で樹脂を分離した後、濾液のpHは5.1であ
った。このpHをクエン酸で酸性にした脱ミネラル水を
用い4.6に調整したが蛋白質の沈降は全く認められ
ず、従ってα−Laの回収は出来なかった。このことは
樹脂と接触させたあと得られるpH 5.1がα−La
回収のためのpH臨界値より上であることを示してい
る。
【0049】本実験をそれぞれCaClを0.15;
0.3;0.6;1.2および1.8%含む5つの10
%バイプロ溶液群をもちいて繰り返し実施した。室温に
1時間保持した後、これら溶液を前述のとうりXA−6
0樹脂と混合し処理した。図4に示された結果はα−L
aとβ−Lgの好都合な分離はカルシウムによりもたら
されるPpH値が4.9〜3.9であること、しかしな
がら実施例1の結果(図2)に比較してα−Laあと蛋
白質の回収率は依然劣ることを示している。
【0050】
【実施例5】60,000リットルのゴーダチーズホエ
ーをスパイラルウーンドメンブラン(カットオフ500
0)の設けられたアブコアUF装置を用い50℃で95
%VR(容積減少)迄限外濾過した。このWPCを次に
オランダ特許173912号記載の如く沈降法で脱脂し
た。10℃で40時間の沈殿の後、上澄液をデカント
し、pH6.5に調整し50℃で第2回目の限外濾過で
90%容積減とした。得られたWPIの840リットル
を26℃に冷却し、500リットルのカチオン交換樹脂
XA−60と混合した。1時間穏やかに攪拌した後、濾
過によりカチオン交換樹脂を除き、600リットルの酸
性化脱ミネラル水(pH4.6)で洗浄した。この蛋白
質溶液ならびに樹脂の洗浄水を混合し、全固形分5%の
溶液を得た。これを26℃で1時間保持した。貯蔵中に
形成せる蛋白質フロックをウエトファリア セパレータ
ー タイプ SB7により分離した。沈殿物の温度を3
0℃以下に保つため遠心分離器は冷却水で冷却された。
【0051】沈殿物を同量のpH4.6;26℃の酸性
水で希釈して2回洗浄した。次にこの沈殿物を前述の遠
心分離器を用いて分離した。最後にこのα−Laエンリ
ッチ沈殿物をNaOH,KOHおよびCa(OH)
混合物を用いてpH6.7に中和した。90%蛋白質/
TS,62%α−La/蛋白質ならびに8%β−Lg/
蛋白質の組成で、蛋白質回収率は18%であった。
【0052】
【実施例6】実施例5で得られたWPIの780リット
ルを用い実施例5の実験を繰り返した。カチオンにより
もたらされる蛋白質フロキュレーションの後、得られた
(5%蛋白質)けん濁液を孔径0,5μmのアロックス
セラミック メンブランの設けられた向流ミクロフィル
トレーション装置を用い4回濃縮した。ミクロフィルト
レーション中温度は26℃に保った。α画分の蛋白質回
収率はα−La/β−Lg比8で20%であった。この
生成物のHPSECクロマトグラムを図5に示した。β
−区分の組成は83%β−Lgおよび4%α−Laであ
った。
【図面の簡単な説明】
【図1−A】実施例1でえられたα−画分のクロマトグ
ラムである。
【図1−B】実施例1でえられたβ−画分のクロマトグ
ラムである。
【図2】実施例1でえられたα−画分の全蛋白質、α−
Laおよびβ−Lg回収率を示す図である
【図3】実施例2でえられた無菌α−La画分のHPS
ECクロマトグラムである。
【図4】比較目的で示した、市販バイプロWPIからの
α−LaWPCの回収率および組成を示す図である。
【図5】実施例6で得られたα−画分のHPSECクロ
マトグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/47 8318−4H // A61K 38/16

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ホエー蛋白質生成物を含む溶液を酸
    の形でのカルシウム結合性イオン交換樹脂と共にインキ
    ュベートしてα−ラクトアルブミンを不安定化ならし
    め、 b)前記樹脂を分離したあと処理蛋白質生成物溶液のp
    Hを4.3〜4.8に調節し、 c)前記蛋白質生成物溶液を10〜50℃でインキュベ
    ートしてα−ラクトアルブミンの凝集を促進させ、 d)前記蛋白質生成物溶液中の蛋白質をpH4.3〜
    4.8で分別してα−ラクトアルブミンリッチの画分と
    β−ラクトグロブリンリッチの画分とに分け、 e)α−ラクトアルブミンリッチ画分のpHを十分に大
    にしてα−ラクトアルブミン画分を可溶化させ、 f)所望によりβ−ラクトグロブリンリッチ画分のpH
    を十分に大にしてβ−ラクトグロブリン画分を中和する
    ことを特徴とするホエ−蛋白質生成物からα−ラクトア
    ルブミンおよび/またはβ−ラクトグロブリン リッ
    チのホエー蛋白質濃縮物を回収する方法。
  2. 【請求項2】 最初のホエー蛋白質生成物の蛋白質濃度
    が0.7〜15%である 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 最初のホエー蛋白質生成物が脱脂せられ
    る請求項1あるいは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 最初のホエー蛋白質生成物のpHが少な
    くとも5である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程aが10〜50℃で実施せられる請
    求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 カルシウム結合性イオン交換樹脂が強酸
    イオン交換樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 工程aのインキュベーション時間が少な
    くとも30分である請求項1〜6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 工程aでのインキュベート溶液のpHが
    3.5〜5.0である請求項1〜7のいずれかに記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 工程bでpHが4.55〜4.65に調
    節される請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】工程cでの温度が25〜30℃である請
    求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】工程cでのインキュベーション時間が少
    なくとも30分である請求項1〜10のいずれかに記載
    の方法。
  12. 【請求項12】工程dでの分別が遠心分離あるいはミク
    ロフィルトレーションにより実施せられる請求項1〜1
    1のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】工程dでの分別がpH4.55〜4.6
    5で実施せられる請求項1〜12のいずれかに記載の方
    法。
  14. 【請求項14】α−ラクトアルブミンリッチ画分がpH
    ≧6で可溶化せられる請求項1〜13のいずれかに記載
    の方法。
  15. 【請求項15】α−ラクトアルブミンリッチ画分が水酸
    化ナトリウム、水酸化カリウムおよび/または水酸化カ
    ルシウムを用いて可溶化せられ、所望により乾燥せられ
    る請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】α−ラクトアルブミンリッチ画分が好ま
    しくは平均孔径0.3μm以下の膜を用いるミクロフィ
    ルトレーションに付される請求項1〜15のいずれかに
    記載の方法。
  17. 【請求項17】β−ラクトグロブリンリッチの画分がp
    H>6で中和され、所望により乾燥せられる請求項1〜
    13のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】請求項1〜16のいずれかに記載の方法
    により単離されたエンリッチドα−ラクトアルブミンフ
    ラクション。
  19. 【請求項19】請求項1〜13および17のいずれかに
    記載の方法により単離されたエンリッチドβ−ラクトグ
    ロブリンフラクション。
JP5354797A 1992-12-23 1993-12-22 ホエー蛋白質生成物からα−ラクトアルブミンおよびβ−ラクトグロブリンを回収する方法 Pending JPH07123927A (ja)

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