JPH07123719A - 多出力型電源装置 - Google Patents

多出力型電源装置

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JPH07123719A
JPH07123719A JP5266180A JP26618093A JPH07123719A JP H07123719 A JPH07123719 A JP H07123719A JP 5266180 A JP5266180 A JP 5266180A JP 26618093 A JP26618093 A JP 26618093A JP H07123719 A JPH07123719 A JP H07123719A
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regulator
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Masakazu Shimizu
理和 清水
Tomohiro Miyaza
具弘 宮座
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0083Converters characterised by their input or output configuration
    • H02M1/009Converters characterised by their input or output configuration having two or more independently controlled outputs

Abstract

(57)【要約】 【目的】入力平滑用コンデンサの容量を必要以上に大き
くしなくても、比較的低い電圧出力について保持時間を
長くすることができるようにする。 【構成】出力トランスTの2次巻線N1,N2それぞれ
に整流平滑回路11,12が接続され、出力レベルの低
い整流平滑回路12の出力側には三端子レギュレータ1
3が接続されている。出力レベルの高い整流平滑回路1
1と三端子レギュレータ13の入力側との間にスイッチ
ングトランジスタQ1が挿入されている。出力レベルの
低い整流平滑回路12の電圧降下を検出するツェナーダ
イオードZD1を三端子レギュレータ13の入力側また
は出力側に接続し、ツェナーダイオードZD1が電圧降
下を検出してOFF状態になったときスイッチングトラ
ンジスタQ1をON状態に切り換える制御トランジスタ
Q2を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の出力巻線を備え
たトランスを有する多出力型電源装置(スイッチングレ
ギュレータ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の多出力型電源装置の基本構
成を示すブロック回路図である。図5において、C1は
入力平滑用コンデンサ、41はスイッチング回路、4
2,43,44は整流平滑回路、45は比較的出力レベ
ルの高い主の整流平滑回路42の出力を検出する出力検
出回路、46は出力検出回路45の検出結果に応じてス
イッチング回路41をON/OFF制御するドライブ回
路、47は出力検出回路45とドライブ回路46からな
るフィードバック制御回路である。図示しないトランス
の1次側に入力平滑用コンデンサC1とスイッチング回
路41が設けられ、2次側に整流平滑回路42,43,
44が設けられている。フィードバック制御回路47
は、主の整流平滑回路42の出力レベルを安定化させる
ように動作する。
【0003】このような基本構成に基づいた具体例につ
いて、出力数が2つの多出力型電源装置(スイッチング
レギュレータ)を例にあげてさらに詳しく説明する。図
6はそのようなスイッチングレギュレータの回路図であ
る。
【0004】出力トランスT11に直流入力電圧を印加
する1次巻線N11に対して、例えばスイッチングトラ
ンジスタからなるスイッチング素子Q21が前記のスイ
ッチング回路として直列に接続されている。このスイッ
チング素子Q21をON/OFF制御するドライブ回路
55が制御巻線N12に接続されている。一方、2つの
2次巻線N21,N22にそれぞれ整流平滑回路52,
53が接続されている。各整流平滑回路52,53は整
流ダイオードと平滑コンデンサから構成されている。出
力電圧の比較的高い主の整流平滑回路52を通して出力
端子56に直流電圧Vout11 を出力し、また、出力電圧
が比較的低い別の整流平滑回路53の方は三端子レギュ
レータ58を通して出力端子57に直流電圧Vout12
出力するように構成されている。
【0005】そして、主の整流平滑回路52の出力側に
直流電圧Vout11 を検出する出力検出回路54が接続さ
れ、この出力検出回路54がフィードバック制御のため
ドライブ回路55に接続されている。すなわち、主の整
流平滑回路52の出力直流電圧Vout11 が安定化するよ
うにスイッチング素子Q21をON/OFF制御するよ
うになっている。
【0006】以上のように、入力平滑用コンデンサC1
を含む1次側のエネルギーが出力トランスT11を介し
て2次側に伝達され、2次側の各出力端子56,57に
出力されることになる。
【0007】このような多出力型電源装置は、例えばフ
ァクシミリ装置等に組み込まれ、例えば紙送り用のモー
ターやサーマルヘッド等の高負荷に対してレベルの高い
主出力を供給する一方、表示回路や制御回路等の低負荷
に対して別巻きのレベルの低い出力を供給するように構
成し、それぞれ必要な電圧で所要の電力を供給するよう
にしている。
【0008】電源OFF等の出力立ち下がり時には、入
力平滑用コンデンサC1の容量により出力保持のエネル
ギーが決定される。つまり、入力平滑用コンデンサC1
の出力レベルが一定以下になるまで各部に対してそれを
駆動する電力を供給し続ける。その電力を供給し続ける
時間が保持時間である。
【0009】上記のような多出力型電源装置は、通常、
各出力の負荷の大きさにより保持時間が左右される。ま
た、任意の出力の保持時間は全体の保持時間に比例し、
入力平滑用コンデンサC1の容量で決定される。同様
に、特定電圧の出力(例えば、メモリ保護のための5V
出力立ち下がり時の4V〜3V)の保持時間も全体の保
持時間に比例し、入力平滑用コンデンサC1の容量で決
定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の多出力
型電源装置の場合、ある出力の保持時間または特定電圧
の保持時間を長くするためには、全体の保持時間が長く
なるよう入力平滑用コンデンサC1の容量を大きくする
必要があり、その場合、他の出力の負荷条件等を考慮に
入れると、平滑用コンデンサC1としては非常に大きな
容量のものとなり、経済的にも容積的にも不利であると
いう大きな問題となる。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、入力平滑用コンデンサの容量を必要
以上に大きくしなくても、比較的低い電圧出力について
保持時間を長くすることができるようにすることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の多出
力型電源装置は、出力トランスの2次側にそれぞれ2次
巻線を介して複数の整流平滑回路を接続し、そのうち比
較的出力レベルの低い整流平滑回路の出力側にはレギュ
レータを接続してなる多出力型電源装置において、前記
レギュレータの入力側に入力電圧の一定以上の降下を検
出する電圧降下検出素子を接続するとともに、比較的出
力レベルの高い主の整流平滑回路の出力側と前記レギュ
レータの入力側との間にスイッチング素子を挿入し、前
記電圧降下検出素子が非検出状態のとき前記スイッチン
グ素子をOFF状態にし検出状態になるとスイッチング
素子をON状態に切り換える制御素子を設けたことを特
徴とするものである。
【0013】また、本発明に係る第2の多出力型電源装
置は、出力トランスの2次側にそれぞれ2次巻線を介し
て複数の整流平滑回路を接続し、そのうち比較的出力レ
ベルの低い整流平滑回路の出力側にはレギュレータを接
続してなる多出力型電源装置において、前記レギュレー
タの出力側に出力電圧の一定以上の降下を検出する電圧
降下検出素子を接続するとともに、比較的出力レベルの
高い主の整流平滑回路の出力側と前記レギュレータの入
力側との間にスイッチング素子を挿入し、前記電圧降下
検出素子が非検出状態のとき前記スイッチング素子をO
FF状態にし検出状態になるとスイッチング素子をON
状態に切り換える制御素子を設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】
【作用】電源がOFFになったとき、電圧降下検出素子
が動作してスイッチング素子をONにし、比較的出力レ
ベルの高い主の整流平滑回路から比較的出力レベルの低
い側のレギュレータに電力を供給することになる。
【0015】そして、第1の多出力型電源装置の場合に
は、電圧降下検出素子をレギュレータの入力側に接続し
てあるので、レギュレータの出力を電源OFF前の電圧
レベルに比較的長く保持することができる。
【0016】また、第2の多出力型電源装置の場合に
は、電圧降下検出素子をレギュレータの出力側に接続し
てあるので、レギュレータの出力をある特定電圧におい
て比較的長く保持することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る多出力型電源装置(スイ
ッチングレギュレータ)の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0018】第1実施例 図1は第1実施例に係る多出力型電源装置の回路図であ
る。図1において、Tは出力トランス、N1,N2は2
次巻線、11は比較的出力レベルの高い主の整流平滑回
路、12は比較的出力レベルの低い整流平滑回路、13
は5Vの三端子レギュレータ、C2は平滑コンデンサ、
14,15は出力端子、16はフィードバック制御のた
めに主の整流平滑回路11の出力側に接続された出力検
出回路、21は主の整流平滑回路11から三端子レギュ
レータ13に対して電力を供給する電力供給回路であ
る。整流平滑回路11,12は整流ダイオードと平滑コ
ンデンサから構成されている。出力端子14の出力電圧
は24Vに設定され、出力端子15の出力電圧は5Vに
設定されている。
【0019】電力供給回路21は、ツェナーダイオード
ZD1とNPN型のスイッチングトランジスタQ1と制
御トランジスタQ2とから構成されている。R1はバイ
アス抵抗、R2,R3は分圧抵抗である。電力供給回路
21におけるツェナーダイオードZD1のカソードは三
端子レギュレータ13の入力側に接続され、スイッチン
グトランジスタQ1のエミッタも三端子レギュレータ1
3の入力側に接続されている。
【0020】電源がON状態のとき、出力端子14には
24Vが出力され、出力端子15には5Vが出力されて
いるが、このとき、ツェナーダイオードZD1が導通し
ているとする。すなわち、出力端子15に5Vを発生さ
せるために三端子レギュレータ13に供給すべき必要な
最小入力電圧が7Vであるとして、ツェナーダイオード
ZD1のツェナー電圧VZDを7Vに設定しておけば、ツ
ェナーダイオードZD1は導通していることになる。す
ると、制御トランジスタQ2はON状態にあり、スイッ
チングトランジスタQ1のベースが“L”レベルである
ので、スイッチングトランジスタQ1はOFF状態とな
っている。したがって、主の整流平滑回路11から三端
子レギュレータ13への電力供給は行われない。この場
合、整流平滑回路11から出力端子14への回路と整流
平滑回路12から出力端子15への回路とは、互いに独
立して動作していることになる。
【0021】電源がOFFする等して入力レベルが下が
ってくると、整流平滑回路12の出力電圧が降下してい
き、ツェナー電圧VZDを下回ると、ツェナーダイオード
ZD1がOFF状態に反転する。すると、制御トランジ
スタQ2がOFF状態に反転する結果、スイッチングト
ランジスタQ1のベース電圧が上昇し、スイッチングト
ランジスタQ1がON状態に反転する。したがって、主
の整流平滑回路11から三端子レギュレータ13に対し
て高い電圧の電力供給が行われる。主の整流平滑回路1
1の出力電圧も次第に降下してくるが、しばらくの間は
三端子レギュレータ13を駆動するに足りる電圧を供給
し続け、出力端子15の電圧は5Vの状態に保たれる。
つまり、保持時間の延長が図られるのである。この保持
時間の延長に当たり、入力平滑用コンデンサ(図示せ
ず)の容量を増大させる必要はない。この出力端子15
からは、例えば表示回路や制御回路等に電源が供給さ
れ、電源OFF直後はしばらく動作が続くことになる。
【0022】なお、主の整流平滑回路11から電力が供
給されると、ツェナーダイオードZD1が再びON状態
となり、スイッチングトランジスタQ1がOFF状態と
なる。そして、再びツェナーダイオードZD1がOFF
状態となり、スイッチングトランジスタQ1がON状態
となる。このような繰り返しにもかかわらず、三端子レ
ギュレータ13の存在により、出力端子15の電圧は5
Vに安定的に保持される。
【0023】第2実施例 図2は第2実施例に係る多出力型電源装置の回路図であ
る。電力供給回路22の構成が第1実施例と異なってい
る。すなわち、電力供給回路22は、ツェナーダイオー
ドZD1とPNP型のスイッチングトランジスタQ11
とNPN型の制御トランジスタQ2,Q3とから構成さ
れている。R1はバイアス抵抗、R2,R3は分圧抵
抗、R4,R5はコレクタ抵抗である。電力供給回路2
2におけるツェナーダイオードZD1のカソードは三端
子レギュレータ13の入力側に接続され、スイッチング
トランジスタQ11のコレクタも三端子レギュレータ1
3の入力側に接続されている。その他の構成は第1実施
例と同様であるので、対応する部分に同一符号を付すに
とどめ、説明を省略する。
【0024】電源がON状態のとき、ツェナーダイオー
ドZD1はON状態であり、制御トランジスタQ2はO
N状態である。したがって、制御トランジスタQ3はO
FF状態であり、スイッチングトランジスタQ11のベ
ース電圧は“H”レベルであるので、スイッチングトラ
ンジスタQ11はOFF状態となっている。
【0025】電源がOFFする等して入力レベルが下が
り整流平滑回路12の出力電圧が降下してツェナー電圧
ZDを下回ると、ツェナーダイオードZD1がOFF状
態となり、制御トランジスタQ2もOFF状態となる。
したがって、制御トランジスタQ3がON状態となり、
スイッチングトランジスタQ11にベース電流が流れ
て、スイッチングトランジスタQ11がON状態に反転
し、主の整流平滑回路11から三端子レギュレータ13
に対して電力が供給されることになる。その結果とし
て、出力端子15の電圧は5Vに保たれ、負荷(表示回
路,制御回路等)への電力供給の保持時間が延長され
る。
【0026】第3実施例 図3は第3実施例に係る多出力型電源装置の回路図であ
る。図3において、Tは出力トランス、N1,N2は2
次巻線、11は比較的出力レベルの高い主の整流平滑回
路、12は比較的出力レベルの低い整流平滑回路、13
は5Vの三端子レギュレータ、C2は平滑コンデンサ、
14,15は出力端子、16はフィードバック制御のた
めに主の整流平滑回路11の出力側に接続された出力検
出回路、23は主の整流平滑回路11から三端子レギュ
レータ13に対して電力を供給する電力供給回路であ
る。整流平滑回路11,12は整流ダイオードと平滑コ
ンデンサから構成されている。出力端子14の出力電圧
は24Vに設定され、出力端子15の出力電圧は5Vに
設定されている。
【0027】電力供給回路23は、ツェナーダイオード
ZD1とNPN型のスイッチングトランジスタQ1と制
御トランジスタQ2とから構成されている。R1はバイ
アス抵抗、R2,R3は分圧抵抗である。電力供給回路
23におけるツェナーダイオードZD1のカソードは三
端子レギュレータ13の出力側に接続され、スイッチン
グトランジスタQ1のエミッタは三端子レギュレータ1
3の入力側に接続されている。ツェナーダイオードZD
1が三端子レギュレータ13の出力側に接続されている
点が第1実施例と相違するところである。
【0028】電源がON状態のとき、出力端子14には
24Vが出力され、出力端子15には5Vが出力されて
いるが、このとき、ツェナーダイオードZD1が導通し
ているとする。すなわち、三端子レギュレータ13から
出力される電圧が5Vであるので、ツェナーダイオード
ZD1のツェナー電圧VZDを例えば4Vに設定しておけ
ば、ツェナーダイオードZD1は導通していることにな
る。すると、制御トランジスタQ2はON状態にあり、
スイッチングトランジスタQ1のベースが“L”レベル
であるので、スイッチングトランジスタQ1はOFF状
態となっている。したがって、主の整流平滑回路11か
ら三端子レギュレータ13への電力供給は行われない。
この場合、整流平滑回路11から出力端子14への回路
と整流平滑回路12から出力端子15への回路とは、互
いに独立して動作していることになる。
【0029】電源がOFFする等して入力レベルが下が
ってくると、整流平滑回路12の出力電圧とともに三端
子レギュレータ13の出力電圧が降下していき、ツェナ
ー電圧VZDを下回ると、ツェナーダイオードZD1がO
FF状態に反転する。すると、制御トランジスタQ2が
OFF状態に反転する結果、スイッチングトランジスタ
Q1のベース電圧が上昇し、スイッチングトランジスタ
Q1がON状態に反転する。したがって、主の整流平滑
回路11から三端子レギュレータ13に対して高い電圧
の電力供給が行われる。主の整流平滑回路11の出力電
圧も次第に降下してくるが、しばらくの間は三端子レギ
ュレータ13を駆動するに足りる電圧を供給し続け、出
力端子15の電圧は最初は5Vの状態に保たれる。そし
て、ツェナーダイオードZD1のON/OFF、スイッ
チングトランジスタQ1のON/OFFがしばらく繰り
返された後、三端子レギュレータ13の出力電圧がツェ
ナーダイオードZD1のツェナー電圧VZDよりも低い4
V〜3.5V位で落ち着くことになる。この状態はかな
りの長い時間にわたって持続する。つまり、保持時間の
大幅な延長が図られるのである。この保持時間の延長に
当たり、入力平滑用コンデンサ(図示せず)の容量を増
大させる必要はない。この出力端子15からは、例えば
表示回路や制御回路等に電源が供給され、電源OFF直
後はしばらく動作が続くことになる。特に、メモリのバ
ックアップに有効である。
【0030】第4実施例 図4は第4実施例に係る多出力型電源装置の回路図であ
る。電力供給回路24の構成が第3実施例と異なってい
る。すなわち、電力供給回路24は、ツェナーダイオー
ドZD1とPNP型のスイッチングトランジスタQ11
とNPN型の制御トランジスタQ2,Q3とから構成さ
れている。R1はバイアス抵抗、R2,R3は分圧抵
抗、R4,R5はコレクタ抵抗である。電力供給回路2
4におけるツェナーダイオードZD1のカソードは三端
子レギュレータ13の出力側に接続され、スイッチング
トランジスタQ11のコレクタは三端子レギュレータ1
3の入力側に接続されている。ここでも、ツェナーダイ
オードZD1が三端子レギュレータ13の出力側に接続
されている点に特徴がある。その他の構成は第3実施例
と同様であるので、対応する部分に同一符号を付すにと
どめ、説明を省略する。
【0031】電源がON状態のとき、ツェナーダイオー
ドZD1はON状態であり、制御トランジスタQ2はO
N状態である。したがって、制御トランジスタQ3はO
FF状態であり、スイッチングトランジスタQ11のベ
ース電圧は“H”レベルであるので、スイッチングトラ
ンジスタQ11はOFF状態となっている。
【0032】電源がOFFする等して入力レベルが下が
り整流平滑回路12の出力電圧とともに三端子レギュレ
ータ13の出力電圧が降下してツェナー電圧VZDを下回
ると、ツェナーダイオードZD1がOFF状態となり、
制御トランジスタQ2もOFF状態となる。したがっ
て、制御トランジスタQ3がON状態となり、スイッチ
ングトランジスタQ11にベース電流が流れて、スイッ
チングトランジスタQ11がON状態に反転し、主の整
流平滑回路11から三端子レギュレータ13に対して電
力が供給されることになる。その結果として、出力端子
15の電圧はしばらくは5Vに保たれ、それから比較的
長い時間にわたって4V〜3.5Vの状態が持続され、
負荷(表示回路,制御回路等)の動作を継続し、特にメ
モリのバックアップを充分なものとする。
【0033】なお、以上4つのいずれの実施例において
も、三端子レギュレータに代えて電圧を安定化させるの
にチョッパを用いてもよい。三端子レギュレータとチョ
ッパおよびこれらに類するものを総称してレギュレータ
とする。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る第1の多出
力型電源装置によれば、電源OFF等の立ち下がりに伴
って、出力レベルの高い主の整流平滑回路から出力レベ
ルの低いレギュレータに電力を供給するので、レギュレ
ータの出力レベルを立ち下がり前の状態に保持すること
ができ、入力平滑用コンデンサの容量を必要以上に大き
くしなくても、低い電圧出力について保持時間を長くす
ることができる。したがって、経済的にも容積的にも有
利なものとすることができる。
【0035】また、本発明に係る第2の多出力型電源装
置によれば、電圧降下検出素子をレギュレータの出力側
に接続したので、特定電圧での保持時間を長くすること
ができ、特にメモリのバックアップに有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る多出力型電源装置
(スイッチングレギュレータ)の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る多出力型電源装置の
回路図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る多出力型電源装置の
回路図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る多出力型電源装置の
回路図である。
【図5】従来例に係る多出力型電源装置の基本構成を示
すブロック回路図である。
【図6】従来例の多出力型電源装置(スイッチングレギ
ュレータ)の具体的な構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11……出力レベルの高い主の整流平滑回路 12……出力レベルの低い整流平滑回路 13……三端子レギュレータ 14,15……出力端子 16……出力検出回路 21……電力供給回路 22……電力供給回路 23……電力供給回路 24……電力供給回路 T……出力トランス N1,N2……2次巻線 ZD1……ツェナーダイオード(電圧降下検出素子) Q1,Q11……スイッチングトランジスタ(スイッチ
ング素子) Q2,Q3……制御トランジスタ(制御素子)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力トランスの2次側にそれぞれ2次巻
    線を介して複数の整流平滑回路を接続し、そのうち比較
    的出力レベルの低い整流平滑回路の出力側にはレギュレ
    ータを接続してなる多出力型電源装置において、 前記レギュレータの入力側に入力電圧の一定以上の降下
    を検出する電圧降下検出素子を接続するとともに、比較
    的出力レベルの高い主の整流平滑回路の出力側と前記レ
    ギュレータの入力側との間にスイッチング素子を挿入
    し、前記電圧降下検出素子が非検出状態のとき前記スイ
    ッチング素子をOFF状態にし検出状態になるとスイッ
    チング素子をON状態に切り換える制御素子を設けたこ
    とを特徴とする多出力型電源装置。
  2. 【請求項2】 出力トランスの2次側にそれぞれ2次巻
    線を介して複数の整流平滑回路を接続し、そのうち比較
    的出力レベルの低い整流平滑回路の出力側にはレギュレ
    ータを接続してなる多出力型電源装置において、 前記レギュレータの出力側に出力電圧の一定以上の降下
    を検出する電圧降下検出素子を接続するとともに、比較
    的出力レベルの高い主の整流平滑回路の出力側と前記レ
    ギュレータの入力側との間にスイッチング素子を挿入
    し、前記電圧降下検出素子が非検出状態のとき前記スイ
    ッチング素子をOFF状態にし検出状態になるとスイッ
    チング素子をON状態に切り換える制御素子を設けたこ
    とを特徴とする多出力型電源装置。
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