JPH0712304A - 熱機器の台数制御方法 - Google Patents

熱機器の台数制御方法

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JPH0712304A
JPH0712304A JP5180718A JP18071893A JPH0712304A JP H0712304 A JPH0712304 A JP H0712304A JP 5180718 A JP5180718 A JP 5180718A JP 18071893 A JP18071893 A JP 18071893A JP H0712304 A JPH0712304 A JP H0712304A
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JP
Japan
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boiler
thermal
boilers
abnormality
devices
Prior art date
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Pending
Application number
JP5180718A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sugano
均 菅野
Hideo Ando
秀朗 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP5180718A priority Critical patent/JPH0712304A/ja
Publication of JPH0712304A publication Critical patent/JPH0712304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラーの異常の進行を極力少なくし、かつ
負荷の増大にも対応できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 熱機器2を複数台設置し、負荷量に応じて必
要台数分のボイラー2を予め定められた優先順位に従い
駆動するボイラー2の台数制御方法において、各ボイラ
ー2に設けた異常検出手段5により各ボイラー2の運転
状態の異常を検出し、いずれかのボイラー2において異
常検出手段5による異常検出値が設定値を越えた時、当
該ボイラー2の優先順位を下げることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数台設置したボイ
ラー等の熱機器を負荷の変動に応じて必要台数だけ駆動
させ、自動的に負荷に追随させるようにした熱機器の台
数制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラーを複数台設置した多缶
設置システムにおいて、スチームヘッダーに圧力検出器
を設けて負荷の状態を把握し、負荷量に応じて必要台数
を順次燃焼に移行させ、負荷変動があればそれに合わせ
てボイラーを燃焼・停止させることにより、負荷に追随
させるようにしたボイラー自動台数制御方法は特開平1-
256704号公報等で周知である。こうした従来方法におい
て、いずれかのボイラーに異常が発生した場合、異常発
生のボイラーを停止すると共に、燃焼パターンを変更す
ることで異常のボイラーに代えて他のボイラーを速やか
にバックアップ起動させる方法も実開平2-7403号公報に
て提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この提案方法は、異常
ボイラーを停止させ、その代わりに他のボイラーを起動
させてバックアップするという技術思想であるため、例
えば水管のスケール付着等の異常予知、即ち異常は報知
するが直ちに異常ボイラーを停止するまでも無いような
場合には、必ずしも適切な台数制御方法ではなかった。
即ち、従来方法のように異常予知のボイラーを停止する
と、燃焼可能なボイラー台数が減少するために負荷が増
大した時、その負荷増大に対応できないという問題があ
った。この発明は、上記の問題点に鑑みなされたもの
で、異常の進行を極力少なくし、かつ負荷の増大にも対
応できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱機器を複
数台設置し、負荷量に応じて必要台数分の熱機器を予め
定められた優先順位に従い駆動する熱機器の台数制御方
法において、各熱機器に設けた異常検出手段により各熱
機器の運転状態の異常を検出し、いずれかの熱機器にお
いて前記異常検出手段による異常検出値が設定値を越え
た時、当該熱機器の優先順位を下げることを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】上記の手段によれば、異常検出手段による異常
検出値が設定値を越えると、当該熱機器の優先順位が下
げられ、異常熱機器の駆動頻度が低下し、異常の進行が
抑制せいされる。負荷が多大になったときは、異常熱機
器も駆動され負荷増大に対応する。
【0006】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例以下に図面に基
づいて説明する。図1は同実施例の台数制御方法を説明
するフローチャート図、図2は同制御方法を実施したボ
イラー自動台数制御システム図、図3は蒸気圧力とボイ
ラー燃焼台数との関係を示した説明図である。
【0007】図2において、(1) はボイラー台数制御装
置、(2) はボイラーであり、各ボイラーは蒸気管にて共
通のスチームヘッダー(3) に連結している。このスチー
ムヘッダーには、負荷量をその内部の蒸気圧力として検
出するための圧力検出器(負荷量検出手段)(4) を設け
てあって、制御時においては、該検出器からの圧力信号
に基づいて前記ボイラー台数制御装置により、予め設定
しておいた優先順位に従って必要台数のボイラーを燃焼
(駆動)、停止させ、負荷に追随するように制御する。
(5) は各ボイラーの水管(図示しない)の温度を検出す
ることによって水管のスケール付着の異常を検出する異
常検出手段である。
【0008】以下に、実施例の台数制御装置(1) によっ
てなされる 基本的制御方法を図3に従い、又特徴的制
御方法を図1に従い説明する。
【0009】図3に従い実施例の基本制御方法を説明す
る。ボイラーを3缶(No.1,No.2,No.3)設置した場合を
例にとって説明するが、三位置制御方式のボイラーを用
いると、その台数制御装置(1) による駆動状況は蒸気圧
力に対して図3に示すようになる。即ち、蒸気圧力範囲
を7段階に分け、蒸気圧力が一番低い段階では3缶とも
高燃焼の状態(符号Hで示す)にあり、次の圧力段階に
なるとNo.3のボイラーのみ低燃焼状態(符号Lで示す)
になり、さらに次の圧力段階になるとNo.3のボイラーは
停止させる。そして蒸気圧力が上昇するに従って、随時
No.2、No.1の順序でボイラーを停止させ、上限の圧力段
階に達すると全缶停止させる。また、蒸気圧力が降下す
れば、No.1、No.2、No.3の駆動優先順位による順序で起
動させていく。
【0010】次に、図1に従い実施例の特徴的制御方法
を説明する。即ち、同方法は各ボイラーに設けた異常検
出手段により各ボイラーの運転状態の異常を検出し、い
ずれかのボイラーにおいて異常検出手段による異常検出
値が設定値を越えた時、当該設定値を越えた異常ボイラ
ーの優先順位を下位に設定すると共に、前記異常ボイラ
ー以外の他のボイラーの優先順位を異常進行度の比較に
基づき異常ボイラーの優先順位よりも上位において順位
付けを行うものである。
【0011】図1において、ステップS1(以下ステッ
プSN単にSNという)において、各ボイラーの異常検
出手段(5) の検出値が設定を越えたかどうかを監視す
る。いずれかのボイラーにおいて設定値を越えると、異
常予知状態発生と判断する。異常予知とは直ちにボイラ
ーを停止する異常とは異なり、何らかの対策は必要であ
るが直ちにボイラーを停止しないでも良い、しかしその
まま長期に運転を継続すると良くない異常についての報
知であり、この種異常としては水管のスケール付着以外
に油焚きボイラーにおける煤付着による異常等がある。
今、No.1のボイラーにおいて設定値を越えたとし、S1
でYESが判定されると、S2において異常予知処理、
即ち、メンテナンス情報として監視センター等の外部へ
通信をしたり、各ボイラーの表示部( 図示しない) に表
示を行ったり、記憶しておいて必要に応じて表示した
り、プリントアウトする。
【0012】次いで、S3において、No.1ボイラー以外
のボイラーにおいて異常検出手段(5) における検出値が
どの程度になっているかを判定する。即ち、或るボイラ
ーに於いてスケールの付着が進行しているということ
は、他のボイラーに於いても同じ現象が進行しているこ
とが考えられるので、他のボイラーについても異常の進
行程度をチェックする。異常進行の程度の判定としては
異常検出値と設定値との差、又は両者の比を演算し、他
のボイラーの中でどのボイラーの異常進行程度が高いか
を比較演算する。今、No.3のボイラーの方がNo.2のボイ
ラーよりも設定値との差が小さく、異常進行が進んでい
る。S4では駆動優先順位の変更・設定を行う。即ち、
No.1のボイラーの駆動優先順位を最下位とし、No.3,No.
2 のボイラーの駆動優先順位をその上の順位で異常の進
行程度の低いものから高いものへと順位付を行う。その
結果、駆動優先順位はNO.2、No.3、No.1の順となる。運
転順序変更のタイミングとしては、1日1回適当な時刻
(全ボイラー停止時が望ましい)に行うが、これに限定
されない。
【0013】こうした優先順位の変更の結果、異常進行
程度の高いボイラーの駆動時間が低く抑えられるので、
異常の進行が抑制され、メンテナンス迄の時間を稼ぐこ
とができる。又、異常予知のボイラーを停止状態としな
いので、負荷が増大した時には同ボイラーが駆動されて
負荷増大に対応できる。
【0014】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、ボイラー以外の熱機器、例えば、冷凍機器等
に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】上記の如く構成される本発明によれば、
異常進行程度の高い熱機器の異常進行を抑制できると共
に、負荷増大時には同熱機器を駆動してこれに対応でき
る等多大なる効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明一実施例を説明するフローチャート
図である。
【図2】図は同実施例を適用したボイラー自動台数制御
システムを示す系統図である。
【図3】図は図1に示す実施例における蒸気圧力とボイ
ラー燃焼台数との関係を示した説明図である。 (1)…ボイラー台数制御装置 (2)…ボイラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱機器を複数台設置し、負荷量に応じて
    必要台数分の熱機器を予め定められた優先順位に従い駆
    動する熱機器の台数制御方法において、各熱機器に設け
    た異常検出手段により各熱機器の運転状態の異常を検出
    し、いずれかの熱機器において前記異常検出手段による
    異常検出値が設定値を越えた時、当該熱機器の優先順位
    を下げることを特徴とする熱機器の台数制御方法。
  2. 【請求項2】 熱機器を複数台設置し、負荷量に応じて
    必要台数分の熱機器を予め定められた優先順位に従い駆
    動する熱機器の台数制御方法において、各熱機器に設け
    た異常検出手段により各熱機器の運転状態の異常を検出
    し、いずれかの熱機器において前記異常検出手段による
    異常検出値が設定値を越えた時、当該設定値を越えた異
    常熱機器の優先順位を下位に設定すると共に、前記異常
    熱機器以外の他の熱機器の優先順位を異常進行度の比較
    に基づき前記異常熱機器の優先順位よりも上位において
    順位付けを行うことを特徴とする熱機器の台数制御方
    法。
JP5180718A 1993-06-24 1993-06-24 熱機器の台数制御方法 Pending JPH0712304A (ja)

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