JPH07122769B2 - 現像液濃度制御装置 - Google Patents

現像液濃度制御装置

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JPH07122769B2
JPH07122769B2 JP15296685A JP15296685A JPH07122769B2 JP H07122769 B2 JPH07122769 B2 JP H07122769B2 JP 15296685 A JP15296685 A JP 15296685A JP 15296685 A JP15296685 A JP 15296685A JP H07122769 B2 JPH07122769 B2 JP H07122769B2
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賢次 小島
雄一 小林
穣 岩本
恒夫 黒鳥
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
本発明は静電潜像を液体現像剤で現像する記録装置に関
し、特に、現像液槽の現像液濃度の制御に関する。
【従来技術】
たとえば液体現像剤で感光体ドラムの静電潜像を現像す
る複写機においては、現像液槽に、ソレノイド駆動によ
る弁を介して現像液容器の現像液を供給し、また希釈液
容器からは常時液面が下がるのに応じて自動的に希釈液
を供給するようになっている。しかして、現像液槽への
現像液の供給は、該槽内の現像液の濃度が低下したとき
に行なわれる。 この供給は、所定時間弁を開とし次に所定時間弁を閉と
する1回の弁開閉を1回として、現像液濃度が高くなる
まで繰り返えされる。また、現像液槽の現像液濃度が高
くなるまで現像液濃度不足を示すランプが点灯する。複
写機のオペレータは、このランプの点灯と、現像液供給
動作の繰り返し(通常弁の開,閉時に機械音を生ずる)
を認識して現像液容器が空になっていると判断し、複写
機のドアーを開いて現像液容器を、新しい現像液を収容
している現像液容器と取り替える。オペレータがこのよ
うな作業をしない限り、前記現像液供給動作が繰り返え
される。したがって複写機がうるさいので、また、複写
機として好ましいことではないので、所定回数Aの前記
現像液供給動作をした後は、現像液容器交換要を示すラ
ンプを点灯にして、それ以後、容器交換があるまで前記
現像液供給動作を停止するのが好ましい。
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのようにすると、希釈液切れによる現像液槽内
の液面の低下(これも表示される)に応じて、希釈液容
器が新しい希釈液を収容した容器に交換されて、新しい
希釈液がどっと現像液槽に注入されたときの現像液濃度
低下時には、これに応じて現像液供給が行なわれてもA
回内に所定濃度に回復せず、現像液容器交換要を示すラ
ンプが点灯してそこで現像液供給が停止する。この場合
は、誤表示および誤停止となる。オペレータは、複写機
の濃度制御ロジックを知らないのが通例であるので、表
示にしたがって現像液容器を交換し、現像液を無駄にす
ることになる。あるいは、オペレータに他の重大な故障
があるのではないかという不信を抱かせることにもな
る。 本発明は、実効のない現像液自動供給動作を防止し、か
つ希釈液供給直後の現像液自動供給動作の誤停止を防止
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本願の第1番の発明の現像液濃度制御装置は、現像液濃
度検出手段が低濃度を検出してる間、現像液容器の現像
液を現像液槽に供給する容器液供給手段に、所定回数を
限度に1回当り所定時間の現像液供給を指示し、現像液
供給を該所定回数指示した後低濃度を検出していると現
像液不足を表示する現像液供給指示手段;希釈液切れ検
出手段が希釈液不足を検出すると希釈液切れ情報をセッ
トする情報設定手段;および、希釈液切れ情報がセット
されていないときは小さい値を前記所定回数に設定し、
希釈液切れ情報がセットされているとき前記所定回数を
大きい値に設定する供給量設定手段;を備えることを特
徴とする。 本願の第2番の発明の現像液濃度制御装置は、上記第1
番の発明の供給量設定手段に代えて、希釈液切れ情報が
セットされていないときは小さい値を前記所定時間に設
定し、希釈液切れ情報がセットされているときは前記所
定時間を大きい値に設定する供給量設定手段;を備える
ことを特徴とする。 なお、これらの供給量設定手段は、希釈液切れ情報がセ
ットされていないときは小さい値を前記所定回数および
所定時間に設定し、希釈液切れ情報がセットされている
ときは前記所定回数および所定時間を大きい値に設定す
る供給量設定手段;としてもよい。
【作用】
上述の第1番の発明によれば、希釈液切れ検出手段が希
釈液不足を検出していないとき(希釈液が十分にあると
き)には、情報設定手段が希釈液切れ情報をセットしな
いので、供給量設定手段が、小さい値(m)の現像液供
給回数を設定する。濃度検出手段が現像液が低濃度であ
ることを検出すると、現像液供給指示手段が、該設定さ
れた回数(m)を限度に1回当り所定時間の現像液供給
を、容器液供給手段に指示し、現像液供給手段を該所定
回数指示した後低濃度を検出していると現像液不足を表
示する。これにより、現像液濃度不足になると現像液自
動供給動作が行なわれ、現像液容器に現像液があるとき
には、設定回数(m)以内の現像液自動供給動作で現像
液槽内の現像液濃度が所定高濃度に回復する。現像液容
器が空になっていたときには、設定回数(m)の現像液
自動供給動作を行なっても濃度不足であり、そこで現像
液自動供給動作が停止され、現像液不足が表示される。
オペレータはこの表示を認識して現像液容器を交換す
る。 希釈液切れ検出手段が希釈液不足を検出すると、情報設
定手段が希釈液切れ情報をセットし、供給量設定手段
が、大きい値(n;n>m)の現像液供給回数を設定す
る。希釈液不足(現像液槽液面の低下)に応じて希釈液
容器が交換されて希釈液が現像液槽内にどっと流入し、
現像液濃度が低下すると、濃度検出手段が現像液が低濃
度であることを検出し、これに応答して現像液供給指示
手段が、該設定された回数(n)を限度に1回当り所定
時間の現像液供給を、容器液供給手段に指示する。この
設定回数(n)が大きい値であるので、該設定回数
(n)内で現像液濃度が上昇する。すなわち高濃度に回
復する。 したがって、現像液容器に十分な現像液があるにもかか
わらず、希釈液の供給により現像液濃度が大幅に低下し
た場合に、所定回数(m)の現像液供給動作の後に供給
動作を停止して現像液不足を表示するなどの誤停止およ
び誤表示がなくなる。 上述の第2番の発明によれば、希釈液切れ検出手段が希
釈液不足を検出していないとき(希釈液が十分にあると
き)には、情報設定手段が希釈液切れ情報をセットしな
いので、供給量設定手段が、小さい値(j)の現像液供
給時間を設定する。濃度検出手段が現像液が低濃度であ
ることを検出すると、現像液供給指示手段が、所定回数
(m)を限度に1回当り設定時間(j)の現像液供給
を、容器液供給手段に指示し、現像液供給を所定回数
(m)指示した後低濃度を検出していると現像液不足を
表示する。これにより、現像液濃度不足になると現像液
自動供給動作が行なわれ、現像液容器に現像液があると
きには、所定回数(m)以内の現像液自動供給動作で現
像液槽内の現像液濃度が所定高濃度に回復する。現像液
容器が空になっていたときには、所定回数(m)の現像
液自動供給動作を行なっても濃度不足であり、そこで現
像液自動供給動作が停止され、現像液不足が表示され
る。オペレータはこの表示を認識して現像液容器を交換
する。 希釈液切れ検出手段が希釈液不足を検出すると、情報設
定手段が希釈液切れ情報をセットし、供給量設定手段
が、大きい値(k;k>j)の現像液供給時間を設定す
る。希釈液不足(現像液槽内液面の低下)に応じて希釈
液容器が交換されて希釈液が現像液槽内にどっと流入
し、現像液濃度が低下すると、濃度検出手段が現像液が
低濃度であることを検出し、これに応答して現像液供給
指示手段が、所定回数(m)を限度に1回当り設定時間
(k)の現像液供給を、容器液供給手段に指示する。こ
の設定時間(k)が大きい値であるので、所定回数
(m)内で現像液濃度が上昇する。すなわち高濃度に回
復する。 したがって、現像液容器に十分な現像液があるにもかか
わらず、希釈液の供給により現像液濃度が大幅に低下し
た場合に、所定回数の現像液供給(m×j)の後に供給
動作を停止して現像液不足を表示するなどの誤停止およ
び誤表示がなくなる。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。 〔実施例〕 第1図に本発明の一実施例の、主に機構部を示す。この
実施例はモノカラー複写機である。コンタクトガラス板
1上に載置され、圧板2で押下された原稿(図示せず)
は、ランプ10で照明される。原稿の反射光は第1ミラー
11,第2ミラー12,第3ミラー13,レンズユニット14およ
び第4ミラー15を介して感光体ドラム3の表面に結像さ
れる。感光体ドラム3は動力伝達機構(図示せず)を介
してメインモータ(図示せず)で時計方向に回転駆動さ
れる。ランプ10および第1ミラー11は第1キャリッジ
(図示せず)に搭載されており、矢印A方向に、一定速
度で駆動され、第2ミラーおよび第3ミラは第2キヤリ
ッジ(図示せず)に搭載されており、第1キヤリッジの
速度の1/2の速度で矢印A方向に駆動される。感光体ド
ラム3の表面は、メインチヤージヤ4で一様に荷電され
る。荷電された面は前記結像により露光されて、これに
より感光体ドラムの表面に静電潜像を生ずる。この静電
潜像は現像装置5で現像液で顕像化されて可視像とな
る。可視像は、転写チヤージヤ7部で、カセット16から
給紙コロ17で繰り出され搬送ローラ18,20およびレジス
トローラ22でペーパガイド19,21および6に沿って送ら
れて来る記録紙に転写される。記録紙は分離ユニット8
で感光体ドラム3より離されてペーパガイド23で案内さ
れて定着器24に入り、そこでヒータ(図示せず)の熱を
受けて、次いでペーパガイド25で案内されて排紙ローラ
26で排紙トレイ27に送り出される。感光体ドラム3の表
面はクリーニングユニット9でクリーニングされる。 以上に説明した機構要素の、コピー開始前,コピーサイ
クル中およびエンドサイクル中等の各種状態での付勢制
御は、単色(黒)記録の複写機およびある種のフルカラ
ー複写機で良く知られている。 現像装置5の内部を第2a図に示す。現像装置5は、現像
液およびクリーニング液が供給される入口28、および、
現像液およびクリーニング液出口29を有する。容器160
には、第1現像ローラ161,第2現像ローラ162およびス
クイズローラ163が回転自在に支持されている。これら
のローラは、導電体であり感光体ドラム3の表面より極
くわずか離されている。メインモータ(図示せず)に動
力伝達手段(図示せず)を介して結合されており、ロー
ラ161および162は反時計方向に、またローラ163は時計
方向に回転駆動される。これらのローラ161,162および1
63は、感光体ドラム3が回転しているときに回転してお
り、感光体ドラム3が停止のときには停止している。ロ
ーラ161,162および163には、それぞれスクレーバ164,16
5および166の自由端が接触しており、これらのスクレー
バがローラ表面に付着している現像剤を掻き落すと共
に、スクレーバ164および165は上方から流下する現像液
あるいはクリーニング液をその上に留める。留まった液
がローラ161,162の表面を濡らす。ローラ161および162
の表面の液は、感光体ドラム3表面の電荷に吸引されて
感光体ドラム3に移る。ローラ163はドラム3表面の過
剰な液を除去する。 第2b図にクリーニングユニット9の内部を示す。容器77
は複写機本体のフレーム(図示せず)と一体の支持アー
ム176に装着されている。ブラケット78は本体のフレー
ムに固着された軸83に枢着されている。ブラケット78の
一端にはブレード80が固着されており、他端にはスポン
ジローラ79が枢着されている。絞りローラ81は本体のフ
レームに枢着されている。ローラ81にはスクレーバ84が
接触しており、ローラ81でスポンジローラ79より掻き落
される液をローラ81より除去する。本体のフレームに枢
着されたローラ79が枢着されている。絞りローラ81は本
体のフレームに枢着されている。ローラ81にはスクレー
バ84が接触しており、ローラ81でスポンジローラ79より
掻き落される液をローラ81より除去する。本体のフレー
ムに枢着された軸には受け皿82が固着されている。受け
皿82は自重でローラ79上に降下している。容器77の上端
には入口40があり、下端に出口41がある。入口40には、
黒現像液槽(第1槽)30の現像液がポンプ38で供給され
る。入口40に来た現像液は受け皿82上に流下し、受皿82
を伝って自由端82bよりドラム3上に流下する。この流
下により、ドラム3とローラ79の間に現像液(図示せ
ず)を介してソレノイド装置(図示せず)のプランジヤ
が結合されており、ドラム3の回転中はソレノイド装着
が通電されて第2b図に示すように、ブレード80およびロ
ーラ79をドラム3に圧接する方向に回転強制している
が、ドラム3停止時には、ソレノイド装置が消勢され
て、戻しスプリング(図示せず)により、ブラケット78
が軸83を中心に時計方向に回転駆動され、ブレード80お
よびローラ79がドラム3から離れ、またローラ79がロー
ラ81の圧縮から解放される。 再び第1図を参照する。現像装置5の入口28の各ポート
には、第1ポンプ37の吐出口,第2ポンプ37rの吐出
口,第3ポンプ37gの吐出口,第4ポンプ37bの吐出口お
よびクリーニング液ポンプ37iの吐出口が、図示しない
複数個のパイプを介して結合されている。現像装置5の
出口29は、流路切換弁39の入口に結合されている。切換
弁39の出口はノズル44又は第1槽(黒現像液槽)30に切
換えられる。切換弁39には、2位置切換機構(図示せ
ず)が結合されており、この2位置切換機構をソレノイ
ド装置42が駆動する。第1図に示すように、切換弁39
が、出口29−ノズル44接続状態にあるときにソレノイド
装置42が一回通電されると、2位置切換機構が切換弁39
を反時計方向に駆動して、切換弁39が、出口29−第1槽
30接続状態となり、この出口29−第1槽30接続状態でソ
レノイド装置42が1回付勢されると、2位置切換機構が
切換弁39を時計方向に駆動して切換弁39が、出口29−ノ
ズル44接続状態となる。このように、ソレノイド装置42
の1回の通電毎に、切換弁39が一方の位置から他方の位
置へ、またその逆に回転する。切換弁39には位置検出ス
イッチ43が装着されており、このスイッチ43は、切換弁
39が出口29−ノズル44接続にあるときに閉であり、切換
弁39が出口29−第1槽30接続状態では、スイッチ43は開
である。 ノズル44はパルスモータ45で回転自在に支持されてい
る。ノズル44の出口の下方には、図示しない液体ガイド
を介して、回収パイプ47(47r,47g,47b)が配置されて
いる。ノズル44の出口がパイプ47r上に位置するとき、
ノズル44より出る液体は第2槽(赤現像液槽)30rに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47g上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体は第3槽(緑現像液槽)30gに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47b上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体は第4槽(青現像液槽)30bに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47i上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体はクリーニング液槽30iに流れる。
ノズル44の位置は位置検出スイッチ46(46r,46g,46b,46
i)が検出する。ノズル44の出口がパイプ47r上にあると
きスイッチ46rが閉で、ノズル44の出口がパイプ47g上に
あるときスイッチ46gが閉で、ノズル44の出口がパイプ4
7b上にあるときスイッチ46bが閉で、ノズル44の出口が
パイプ47i上にあるときスイッチ46iが閉である。いずれ
のスイッチも、ノズル44が該スイッチの位置にないとき
には開である。 クリーニングユニット9の入口にはポンプ38が第1槽30
の黒現像液を供給する。ユニット9の出口から流下する
黒現像液は、図示しないパイプを通して第1槽30に戻
る。 第1槽(黒現像液槽)30,第2槽(赤現像液槽)30r,第
3槽(緑現像液槽)30gおよび第4槽(青現像液槽)30b
には、それぞれ、黒現像液容器31,赤現像液容器31r,緑
現像液容器31gおよび青現像液容器31b、ならびに、希釈
液容器32,32r,32gおよび32bが装着されている。現像液
容器31,31r,31gおよび31bには、リンクを介してソレノ
イド装置33r,33g,33bおよび33iが結合されている。ソレ
ノイド装置が付勢されると、現像液容器の口が開かれて
その中の現像液が流下する。希釈液容器32,32r,32gおよ
び32bの口金のノズル先端は槽30,30r,30gおよび30bの中
の支持板に当って容器に対して上昇しており、これによ
り容器の口が槽内に開いている。槽内の液レベルが低下
すると容器より希釈液が槽内に出る。クリーニング液槽
30iにはクリーニング液容器32iのみが装着されている。
容器32iの口金のノズル先端は槽30iの中の支持板に当っ
て容器に対して上昇しており、これにより容器の口が槽
内に開いている。槽30i内のクリーニング液レベルが低
下すると容器よりクリーニング液が槽39i内に出る。 第1槽30,第2槽30r,第3槽30g,第4槽30bおよびクリー
ニング液槽30iには、それぞれ槽内の液面の上昇,降下
に連動するフロートと、フロートの上下位置を検出する
ための、上限位置検出スイッチ34,34r,34g,34bおよび34
i、ならびに、下限位置検出スイッチ35,35r,35g,35bお
よび35iが備わっている。 第1ポンプ37の吐出液の一部は第1濃度検出ユニット36
に流れてそこを通って第1槽30に戻される。第1検出ユ
ニット36は黒現像液の濃度を検出する。第2槽(赤現像
液槽)30rに現像液を戻すパイプ47rには第2濃度検出ユ
ニット36rが、第3槽(緑現像液槽)30gに現像液を戻す
パイプ47gには第3濃度検出ユニット36gが、また、第4
槽(青現像槽)30bに現像液を戻すパイプ47bには第4濃
度検出ユニット36bが結合されている。これらの検出ユ
ニット36,36r,36gおよび36bは、現像液を薄膜状に流下
させる流路手段と、薄膜状現像液の間にして対向するラ
ンプ(第3図の36L)および光電変換器(第3図の36S)
を主体とするものであり、電気回路構成は第3図に示さ
れている。検出ユニット36,36r,36gおよび36bの電気回
路構成は全く同じである。 感光体ドラム3を回転させている間は、現像器5のロー
ラ161,162および163も回転しており、クリーニングユニ
ット9のブラケット8が第2b図に示す位置に置かれて、
ブレード80およびスポンジローラ89が感光体ドラム3に
圧接している。また、ポンプ38が付勢されて黒現像液を
クリーニングユニット9に供給している。 黒記録設定状態では、切換弁39が出口29−第1槽30接続
状態とされ、ポンプ37が付勢されて黒現像液を現像装置
5に供給している。 赤記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47r上に位置決めされ、
ポンプ37rが付勢されて赤現像液を現像装置5に供給し
ている。 緑記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47g上に位置決めされ、
ポンプ37gが付勢されて緑現像液を現像装置5に供給し
ている。 青記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47b上に位置決めされ、
ポンプ37bが付勢されて青現像液を現像装置5に供給し
ている。 黒記録設定状態から赤記録設定状態とするときには、第
1ポンプ37が消勢され、それから現像液の液切時間T1
後に切換弁39がノズル44側に切換えられ、ノズル44がパ
イプ46i上に位置決めされてクリーニング時間t2の間ポ
ンプ37iが付勢される。t2後にはポンプ37iが消勢され、
この消勢からクリーニング液の液切時間T1の後にノズル
44がパイプ47r上に位置決めされ、ポンプ37rが付勢され
る。 黒記録設定状態から、緑記録設定状態又は青記録設定状
態への切換えも同様に行なわれる。また、赤記録設定状
態,緑記録設定状態および青記録設定状態の内の一方か
ら他方への切換も同様に行なわれるが、この場合には切
換弁39の切換えはない。 赤記録設定状態,緑記録設定状態又は青記録設定状態か
ら黒記録設定状態への切換えでは、黒現像液に赤,緑又
は現像液像が混合しても記録色は黒で現われるので、使
用頻度の高い黒記録設定状態への切換え時間を短くする
ために、ポンプ37r,37g又は37bを消勢すると共に切換弁
39が第1槽30側に切換えられ、第1ポンプ37が付勢され
る。現像装置5へのクリーニング液の供給は行なわれな
い。これにより、現像液の液切時間T1,クリーニング時
間t2およびクリーニング液の液切時間T1が省略となる。
ただし、第1ポンプ3の付勢開始から、黒現像液が現像
装置5の全ローラ161,162および163に十分に行き渡るま
での時間t5の間は、コピーは開始されない。 第2c図に、第1図に示す複写機に備わった操作ボード48
の一部分を示す。第2c図に示す要素は次の通りである。 76:発光素子内蔵の待機指示スイッチ。 図示しない電源スイッチをオンにした状態で、該発光素
子非点灯状態でスイッチ76をオンにすると、発光素子が
点灯し、複写機は待機状態となり、定着ヒータは低温度
発熱付勢される。発光素子が点灯している状態でスイッ
チ76をオンにすると、発光素子が消灯し、複写機はコピ
ー指示待ち状態となり、定着ヒータは高温度発熱付勢さ
れる。 49:赤発光素子と緑発光素子を内蔵するコピースタート
スイッチ。 コピー指示待ち状態で、複写機がコピー可状態のときに
緑発光素子が点灯しており、このときスイッチ49がオン
されるとコピーサイクルが開始される。コピーサイクル
を開始すると赤発光素子が点灯される。設定枚数のコピ
ー中は赤発光素子が点灯される。設定枚数のコピーを終
了すると赤発光素子が消灯し、緑発光素子が点灯する。
コピー中ならびにコピー後において、複写機がコピー不
可状態になると緑発光素子は消灯し、赤発光素子が点灯
する。 SADF:セミオートフイーダが複写機に装着されていると
きに点灯される発光素子。 ADF:オートフイーダが複写機に装着されているときに点
灯される発光素子。 Off:フイーダが装着されていないときに点灯される発光
素子。 Auto Feed:発光素子を内蔵するオートフイーダ指示ス
イッチ。 このスイッチがオンされると発光素子が点灯し、複写機
は装着されているフイーダより原稿をコンタクトガラス
1上に自動供給するオートフイードモードの設定とな
る。発光素子が点灯しているときにこのスイッチがオン
されると発光素子が消灯し、複写機は、コンタクトガラ
ス1上に手で原稿を載置する通常のモードの設定とな
る。 Power On:電源表示灯。 図示しない電源スイッチがオンのとき点灯しており、オ
フのとき消灯。 インタラプト/リジユーム:発光素子を内蔵する割込み
指示スイッチ。 発光素子が消灯状態でこのスイッチがオンされると、操
作ボード48の設定状態データおよび複写機の複写データ
(コピー済枚数等)がメモリに退避され、設定枚数1の
コピー指示待ち状態となる。この状態で操作ボード48を
任意の設定に変更してコピーを指示し得る(割込コピー
設定状態)。発光素子が点灯状態でこのスイッチがオン
されると、メモリに退避していたデータが読み出され
て、操作ボード48が該読出しデータに基づいて設定さ
れ、かつコピー済枚数等の複写機内部データが再セット
される。 51:3桁キヤラクタデイスプレイ。 コピー開始前は複写設定枚数を表示し、コピー開始後は
コピー済枚数を表示する。異常表示にも用いられる。 0〜9:テンキースイッチ。 複写枚数およびその他の情報入力用のスイッチ。 クリア:テンキー入力および複写設定枚数キヤンセル入
力用のスイッチ。 リコール:前にメモリしている操作ボード設定データの
読出し指示スイッチ。 55:現像液不足表示用の発光素子。下限検出スイッチ35,
35r,35g又は35bが閉になると点灯する。 56:クリーニング液不足表示用の発光素子。下限スイッ
チ35iが閉なると点灯する。 57:チエック指示表示用の発光素子。 上,下限スイッチのいずれかが閉のとき、ならびにペー
パトラブル,機構トラブル等の異常時に点灯。 53,53r,53g,53b:色設定表示灯。 電源スイッチがオンしたとき53が点灯され黒記録モード
が設定される。 50:色指示スイッチ。 53が点灯のとき、このスイッチがオンすると、53が消灯
し53bが点灯し、青記録モードが設定される。53bが点灯
しているときスイッチ50がオンすると、53bが消灯し53g
が点灯して緑記録モードが設定される。53gが点灯して
いるときスイッチ50がオンすると、53gが消灯し53rが点
灯して赤記録モードが設定される。53rが点灯している
ときスイッチ50がオンすると、53rが消灯し53が点灯し
て黒記録モードが設定される。 54:第1槽トラブル表示灯。 上,下限位置検出スイッチ34又は35が閉のとき、あるい
は、容器31が空のときに点灯する。 54r:第2槽トラブル表示灯。 上,下限位置検出スイッチ34r又は35rが閉のとき、ある
いは、容器31rが空のときに点灯する。 54g:第3槽トラブル表示灯。 上,下限位置検出スイッチ34g又は35gが閉のとき、ある
いは、容器31gが空のときに点灯する。 54b:第4槽トラブル表示灯。 上,下限位置検出スイッチ34b又は35bが閉のとき、ある
いは、容器31bが空のときに点灯する。 54i:クリーニング液槽トラブル表示灯。 上,下限位置検出スイッチ34i又は35iが閉のとき、ある
いは、容器31iが空のときに点灯する。 なお、表示灯54周りの斜線領域はペーパトラブル表示灯
の照明域を示す。操作ボード48には、その他のスイッチ
および表示素子が装着されている。 第3図に、第1図に示す複写機の機構要素を付勢する電
気システムを示す。複写機各部の入力用スイッチ,状態
検出スイッチ,状態設定用スイッチ等のスイッチ類61
は、バッフアアンプ59,60を介してマイクロプロセッサ5
8に接続されており、また、ドライバ68に接続されてい
る。マイクロプロセッサ58の割込入力ポートINTには、
ドラム同期パルス発生器62が接続されている。パルス発
生器62は、感光体ドラム3に結合された回転板の透光ス
リットを検出するフオトセンサ62Sを有する。ドラム3
が微小角度回転する毎にセンサ62Sが透光スリットを検
出し1パルスを割込入力ポートINTに与える。マイクロ
プロセッサ58のA/D変換入力ポートAD1には、定着ユニッ
ト24の定着部温度を検出する温度検出回路63が接続され
ている。サーミスタ63が定着部温度に対応した電圧を発
生し、これをAD1に印加する。マイクロプロセッサ58のA
/D変換入力ポートAD2,AD3,AD4およびAD5には、それぞれ
現像液濃度検出ユニット36,36r,36gおよび36bが接続さ
れている。光電変換素子36Sが、第1ポンプ37で汲み上
げられた黒現像液の濃度に対応する電圧を発生しAD2に
印加する。ランプ36Lは、現像液薄膜を通して光を光電
変換素子36Sに与える。ユニット36r,36gおよび36bの電
気回路構成もユニット36の電気回路構成と同じであり、
それぞれAD3,AD4およびAD5に、赤現像液濃度,緑現像液
濃度および青現像液濃度に対応する電圧を印加する。マ
イクロプロセッサ58には、アドレスバス,コントロール
バスおよびデータバスを介して、ROM67,RAM66,ならびに
入出力ポート・バッフア素子64および65が接続されてい
る。これらの入出力ポート・バッフア素子64および65に
は、それぞれドライバ68〜71およびドライバ72〜75が接
続されている。 ドライバ68はスイッチマトリックス61のY走査ラインの
それぞれにスイッチ状態読取信号を順次に与え、また表
示素子マトリックス76のY走査ラインのそれぞれに表示
素子付勢信号を順次に与える。スイッチマトリックス61
のXラインのそれぞれの信号、すなわち、各スイッチの
開,閉を示す信号はバッフア59,60を介してマイクロプ
ロセッサ58に与えられる。マイクロプロセッサ58は、所
要の場合、表示素子付勢信号をバッフア69,70を介して
表示素子マトリックス76のXラインのそれぞれに印加す
る。表示素子マトリックス76においては、Yラインの表
示付勢信号とXラインの表示付勢信号が同時に加わった
表示素子が点灯する。ドライバ71には、図示しない機構
駆動要素(メインモータ,クラッチ,等々)が接続され
ており、ドライバ72には、像形成系の電気要素(ランプ
1,チヤージヤ4,7,等々)が接続されており、ドライバ73
には、紙搬送系の図示しない電気要素(クラッチ,モー
タ等々)が接続されている。ドライバ74には、現像液供
給系の電気要素、すなわちポンプ38,37,37r,37g,37b,37
i、ソレノイド装置42,33,33r,33g,33bおよびパルスモー
タ45が接続されている。ドライバ75には、複写機に装着
される機器、たとえばフイーダ,ソータ等の電気要素を
接続するコネクタが接続されている。 マイクロプロセッサ58が各種スイッチの入力操作に応じ
て、また複写機各部の状態に応じて、ドライバ68〜75に
各種付勢信号を与える。複写機におけるマイクロプロセ
ッサCPUの制御動作は各種良く知られている。したがっ
て、ここでは、本発明の実施に関連が深い制御動作を主
体にマイクロプロセッサ58の制御動作を説明する。 第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,第4f図,第
4g図および第4h図に、クイクロプロセッサ58の、主に現
像液供給制御に関する制御動作を示す。 まず第1図を参照すると、複写機の電源スイッチ(図示
せず)が投入されて、マイクロプロセッサ58および複写
機各部に電源が入ると、マイクロプロセッサ58は初期化
を実行する(ステップ1:以下カッコ内では「ステップ」
という語を省略する)。この初期化1では、まず複写機
の各要素を不作動状態に設定し、かつマイクロプロセッ
サ58の内部カウンタ,タイマ,レジスタ等を初期化し、
かつRAMに割り当てている状態追跡用のレジスタ等を初
期化する。そして、操作ボード48の表示を標準状態に設
定し、設定している状態を示すデータをメモリにセット
する。標準状態は、コピー設定枚数が1,カラーは黒(表
示灯53点灯)であり、表示灯53を点灯して黒フラグをセ
ットする。そして経過時間Tのカウントを開始する(時
間Tカウントスタート)。 この初期化を終了するとマイクロプロセッサ58は、定着
ユニット24のヒータを付勢するヒータドライバに高温度
発熱付勢を指示する(2)。次にスイッチマトリックス
61の状態検出スイッチの開閉状態チエックし、コピー可
否を判定する(3)。異常であると、異常処理(5)を
行なって、正常になるのを待つ(3−4−5−3)。正
常であると、あるいは正常になると、異常フラグ,異常
表示等をクリアし(6)、メインモータをオン(ドラム
3回転)に、またポンプ38をオン(クリーニングユニッ
ト77へ黒現像液供給)にする(7a)。このメインモータ
付勢およびポンプ付勢に連動して、現像装置5において
はローラ161〜163が回転駆動され、メインチヤージヤ4
が付勢される。なおこのチヤージヤ付勢は、ローラ161
〜163の表面の現像液中のトナーをドラム3に吸引し、
ユニット9で回収するためである。同様にブラケット78
が駆動されて第2b図に示す位置に移動し、これによりブ
レード80およびスポンジローラ79がドラム3に圧接する
(7a)。次にマイクロプロセッサ58は、時間Tが液切時
間T1以上になっているか否かを参照し、それがT1未満で
あると定着ユニット24の定着部温度(63S出力)を参照
する(7b)。ここにおいて、時間TがT1未満でしかも定
着部温度が設定定着温度未満であると待機し、時間Tが
T1以上となるか、定着部温度が設定定着温度以上になる
のを待つ(7b)。時間TがT1以上になると、現像装置5
の液切が十分であるので、また、定着部温度が設定定着
温度以上になるとコピー可であるので、現像装置5のク
リーニングのために、マイクロプロセッサ58はスイッチ
43の状態を参照し(8)、それが閉でない(現像装置5
の出口29が第1槽30に接続されている)とt1の間ソレノ
イド装置42を付勢する(9)。これにより切換弁39が出
口29−ノズル44接続に切換わり、スイッチ43が閉にな
る。スイッチ43が閉であると、又は閉になると、次にス
イッチ46iの状態を参照する(10)。スイッチ46iが閉で
ないとノズル44がパイプ47i上にないので、他のスイッ
チ46r,46gおよび46bの状態を参照して、パルスモータ45
を逆転付勢してノズル44をパイプ47i上に位置決めする
(11)。このように位置決めすると、あるいはノズル44
がパイプ47i上にあると、t2の間ポンプ37iを付勢して現
像装置5をt2の間クリーニングする(2)。このt2の間
は、槽30iのクリーニング液が現像装置5に供給され、
かつ槽30iに回収される。クリーニングを終了すると、
時間Tのカウントを開始し、クリーニング済フラグをセ
ットする(13)。すなわち、クリーニング液切時間T1
経過判定のための時間カウントを開始する。 以上が電源スイッチが投入された直後の現像液供給制
御、すなわち現像装置初期化制御である。 クリーニング(12)を終了するとマイクロプロセッサ58
は、操作ボード48の状態を読取る(14)。操作ボード48
に入力がないと、ステップ16−17−14とめぐって、操作
ボード48に入力があるのを待ち、また、エンドサイクル
終了時間teが経過するのを待ち、また、キーイン待機時
間t3が経過するのを待っている。時間teは、コピーを開
始し最終コピーを終了してから、後処理のためにドラム
3を回転させておくエンドサイクル実行時間である。最
終コピーを終了した時にエンドサイクルが開始され、そ
の時te時限のタイマte(プログラムタイマ)がセットさ
れ、ステップ14に戻る。ステップ16は、このタイマteの
時限オーバを参照するステップである。時限オーバであ
る(エンドサイクル終了)と、エンドサイクルを停止す
る(18)。t3は、複写設定可(ステップ12)となってか
ら、操作ボードに入力がない状態が継続するとき、ある
時限で自動的に待機状態に戻すための設定時間である。
複写設定可(ステップ12および設定枚数のコピー終了)
になってから時間Tのカウント値がt3になると(17)、
定着ヒータを予熱付勢(低温度発熱付勢)に切換え、待
機スイッチ76の発光素子を点灯し(19)、メインモータ
を停止し、ポンプ38を停止してメインチヤージヤ4を消
勢する(20)。そして待機スイッチ76のオン待ちとなる
(21:待機状態)。待機状態にないときも、待機スイッ
チ76がオンにされると、ステップ14でこれが検出され、
ステップ25からステップ19に進んで待機状態になる。 待機状態において待機スイッチ76がオンになると(2
1)、ステップ7aと同様に、メインモータが付勢され、
メインチヤージヤが付勢される。更に、ポンプ38が付勢
されて(22)、ステップ2と同様に定着ヒータが高発熱
付勢され(23)、操作ボード読取(14)に進む。 操作ボード読取(14)において、待機スイッチ76,色指
示スイッチ26,スタートキースイッチ49以外のキースイ
ッチの操作が読取られると(27)、操作されたキーに対
応付けられている読込が行なわれる(28)。この読込の
代表的なものは、テンキー入力に応じた複写枚数の設定
である。 色指示スイッチ26が操作されたときには、マイクロプロ
セッサ58は、第4a図のステップ26から第4b図の記録色指
示読込みおよび現像器30のオーバーフロー処理を実行す
る。これらを説明すると、今、電源スイッチが投入され
た直後初めてスイッチ50がオンとされたとすると、表示
素子53が点灯しており、かつステップ1の初期化でマイ
クロプロセッサ58のレジスタ又はRAM36のレジスタに黒
フラグがセットされている。したがって、マイクロプロ
セッサ58は、ステップ29−31−33−35と進み、ステップ
35で黒フラグをクリアし発光素子53を消灯し、青フラグ
をセットし発光素子53bを点灯し、1回のスイッチ操作
を2回以上に読み取らないように、t4の時間経過を待っ
て(36)ステップ37〜41の現像器30のオーバフロー処理
を経て第4a図の操作ボード読取(14)に戻る。青フラグ
をセットしている状態で色指示スイッチ50が操作される
と、マイクロプロセッサ58は、ステップ29−31−33−34
と進み、ステップ34で青フラグをクリアし発光素子53b
を消灯し、緑フラグをセットし発光素子53gを点灯し、t
4の時間経過を待って(36)ステップ37〜41の現像器30
のオーバフロー処理を経て第4a図の操作ボード読取(1
4)に戻る。緑フラグをセットしている状態で色指示ス
イッチ50が操作されると、マイクロプロセッサ58は、ス
テップ29−31−32と進み、ステップ32で緑フラグをクリ
アし発光素子53gを消灯し、赤フラグをセットし発光素
子53rを点灯し、t4の時間経過を待って(36)ステップ3
7〜41の現像器30のオーバフロー処理を経て第4a図の操
作ボード読取(14)に戻る。赤フラグをセットしている
状態で色指示スイッチ50が操作されると、マイクロプロ
セッサ58は、ステップ29−30と進み、ステップ30で赤フ
ラグをクリアし発光素子53rを消灯し、黒フラグをセッ
トし発光素子53を点灯し、t4の時間経過を待って(36)
ステップ37〜41の現像器30のオーバフロー処理を経て第
4a図の操作ボード読取(14)に戻る。仮に色指示スイッ
チ50を連続してオンにしていると、表示素子53,53b,53g
および53rがこの順に略t4の時間間隔で順次に点灯す
る。したがって、色指示スイッチ50の連続オンおよび又
は間欠的オンにより、黒,青,緑および赤のいずれかを
指定し得る。 記録色指示の読込み(29〜36)を経過して現像器30のオ
ーバフロー処理(37〜41)に進むと、マイクロコンピユ
ータ58は、まずスイッチ34の状態を参照する(37)。す
でに説明しているように、ドラム3回転中は、コピー中
も含めて、ポンプ38が黒現像液をクリーニングユニット
24に送り、ユニット24の排出液を第1槽30に回収する。
黒記録時には、現像装置5およびクリーニングユニット
24に第1槽30から黒現像液を供給し、これらを現像装置
5およびユニット24から第1槽30に回収する。したがっ
て第1槽30の現像液は実質上増加せず、むしろ、コピー
により現像液は減少する。しかし、青,緑又は赤記録の
ときには、例えば赤記録を例にとると、第2槽30rから
赤現像液が現像装置5に供給されその排液は第2槽に回
収されるが、ドラム3に付着してクリーニングユニット
24で回収された赤現像液は、第1槽30に回収される。し
たがって第1槽30の液量が増加する。それ故に、スイッ
チ34が閉(黒現像液量が上限以上)のときに、青,緑又
は赤記録を行なうと、第1槽30において現像液がオーバ
フローするおそれがある。現像器30のオーバフロー処理
(37〜41)はこのようなオーバフローを事前に回避する
ための制御ステップである。すなわち、スイッチ34が閉
(第1槽30の液量が上限以上)のときには(37)の「47
b」は「47r」と、またステップ60の「37b」は「37r」と
読み替える。 以上のように現像セットを実行すると、これによりポン
プ37(ステップ46),37b(ステップ60),37g(ステップ
63)又は37r(ステップ64)を付勢しているので、次に
記録色が変更されたとき現像装置5のクリーニングが必
要(ただし青,緑又は赤から黒への変更では不必要)で
あるので、クリーニング済フラグをクリアし(65a)、
ステップ65b以下の現像液調整に進む。 現像液調整ではまず青フラグの在否を参照する(65
b)。それがあると現在、ポンプ37bが付勢されて、第4
槽(青現像液槽)30bより青現像液が現像装置5に供給
され、現像装置5の排液が濃度検出ユニット36bを通っ
て第4槽30bに戻っている。そこでこの場合には青現像
液調整(120)を実行する。緑フラグがあったときには
緑現像得調整(84,85)を実行する。赤フラグがあった
ときには赤現像液調整(86,87)を実行する。黒フラグ
があったときは黒現像液調整(88)を実行する。 黒コピーでは、黒現像液を第1槽30から現像装置5に供
給して現像装置5の排液を第1槽30に戻し、かつ、ユニ
ット41の回収液も第1槽30に戻すので、第1槽30の現像
液量は増加せず、むしろ減少する。したがって、スイッ
チ34が閉であってもコピーを開始又は継続し得る。そこ
で黒現像液調整では、ステップ81対応のスイッチ状態判
定で全スイッチが閉でないときには、ステップ83は経過
せず、そのまま第4e図のコピー制御に進む。青,緑又は
赤記録のときには、ユニット41の回収液が第1槽30に戻
って、第1槽30の現像液量が増加する。したがって、ス
イッチ34が閉(83)であると、第1槽がオーバフローす
るおそれがあるので、ステップ39以下の記録色の変更に
進む。なお、青現像液調整(120),緑現像液調整(8
5),赤現像液調整(87)および黒現像液調整(88)の
内容は後述する。 第4e図と参照してコピー制御を説明すると、まず操作ボ
ード48のキーイン読取を設定して(89)、1コピーサイ
クルを開始する(90)。この1コピーサイクルで、通常
の複写機で周知の1回の複写処理が行なわれる。この複
写処理の間に操作ボード2cにキーインがあると、入力キ
ースイッチを示すデータをメモリする。そしてキーイン
が色指示スイッチ50であったときには、そのときのカラ
ーフラグを前カラーフラグとして退避メモリし、第4b図
の処理を実行する。これを実行すると、現在コピー中の
色(前カラーフラグ)と、今設定したカラーフラグが異
ることになる。1コピーサイクル(90)を終了すると、
カラーフラグが変更されてるか否かを参照し(92)、変
更されていないと、コピー済枚数レジスタの内容を1大
きい数に更新し(93)、該レジスタの内容をコピー設定
枚数レジスタの内容と比較する(94)。コピー済枚数が
設定枚数以上でないと、またコピー処理(90)が必要で
あるので、複写機各部の状態を読んで(95)、複写処理
を継続し得るか否かを判定し(96)、継続し得ないと異
常処理(97)に進む。継続し得ると、またコピー制御の
先頭(89)に進む。コピー済枚数が設定枚数以上になっ
ていると、あるいは1コピーサイクル(90)の間にカラ
ーフラグが変更されていると、後処理用のエンドサイク
ルをセットし(98)、エンドサイクル終了判定のために
te時限のタイマをセットし(99)、現像液供給用のポン
プ37,37r,37gおよび37bを消勢し(100)、時間Tのカウ
ントを開始する(101)。そして第4a図の操作ボード読
取(14)に復帰する。ポンプ37,37r,38gおよび37bを消
勢したことにより、現像装置5への現像液供給は無くな
り、現像装置5の現像液は、現像液槽30,30r,30g又は30
bに自重で流下する。すなわち、現像液の液切りが開始
されたことになる。時間Tのカウント値はしたがって液
切り継続時間を示すことになる。また、コピー終了から
の経過時間を示す。 以上のようにコピーを終了して操作ボード読取(14)に
復帰すると、ステップ14−15−16−17−14とめぐって、
操作ボード48に入力があるのを待ち、エンドサイクルが
終了する(タイマteがタイムオーバする)のを待ち、ま
た、時間t3の経過を待つ。なおt3>teである。teが経過
するまでに操作ボード48に入力があると、前述のステッ
プ25以下の制御を開始する。操作ボード48に入力がなく
teが経過すると、エンドサイクルを停止する(18)。エ
ンドサイクルの停止では、ドラム3の回転を停止し、他
の機構部も停止し、ポンプ38を消勢し、メインチヤージ
ヤ4を消勢する。その後t3が経過すると、待機状態を設
定し(19,20)その後は待機スイッチ76がオンされるの
を待つ(21)。待機スイッチ76がオンになると、メイン
モータを回転させ、ポンプ38を付勢し、メインチヤージ
ヤ4を付勢して(22)、定着ヒータを高発熱付勢し(2
3)、操作ボード読取(14)に進む。 次に第4g図を参照して青現像液調整(120)の内容を説
明する。まず濃度検出ユニット36b(第3図)の光電変
換素子の電圧をA/D変換し、設定値と比較する(121)。
変換データが示す濃度が設定値以上であると現像液濃度
は適であるので、ステップ144以下の、濃度適のときの
処理に進む。ステップ144以下には、濃度低に応じて容
器31bより槽30bへの現像液供給を行なって濃度適になっ
たときの、後処理も含まれる。濃度が低であったときに
は、上限レベルを検出スイッチ34bをチエックする。ス
イッチ34bが閉(オン)であると、現像液供給をすると
現像液槽30bがオーバフローするおそれがあるので、ス
テップ149以下の、槽30bへの現像液供給停止処理に進
む。スイッチ34bが開(オフ)であると、現像液供給が
可能である。そこで初期クリーニングフラグをチエック
する。このフラグがあると、現像装置の初期クリーニン
グ中(7a〜7b)であるので、現像液供給をせずステップ
149以下の現像液供給停止処理に進む。次にトナーエン
ドフラグをチエックする(126)。このフラグの存在
は、すでに現像液供給を実行したが、所定回数の供給動
作にもかかわらず現像液濃度が高くならないことを示
す。したがってこのフラグがあると槽30bへの現像液供
給動作をせず、ステップ149以下の供給動作停止処理に
進む。トナーエンドフラグがないとメインモータが付勢
されているかをチエックする(127)。メインモータが
停止されていると、ステップ172以下のドア開閉検出お
よびそれに対応した処理に進む。メインモータが付勢さ
れているとドア閉状態であるので、トナー補給フラグを
チエックする(128)。このフラグの存在は、槽30bへの
現像液供給制御を開始していることを意味する。このフ
ラグがないと現像液供給制御を開始するため、トナー補
給フラグをセットし(129)、ソレノイド装置33bオン
(現像液供給)とし(141)、現像液供給時間を監視す
るために補給タイマをクリア(初期化:クリアと時間計
数開始)し(142)、トナー補給カウンタを1カウント
アップする。そして下限レベル検出スイッチ35bの開閉
をチエックする(138)。それがオフ(開)であると、
希釈液容器32bに希釈液があることになるので第4h図の
ステップ139から140に進んでトナー補給カウンタの内容
を5と比較する。5未満であると、現像液供給回数が上
限になってないので、メインルーチンに戻り、またステ
ップ121に進む。ソレノイド装置33bをオン(現像液供
給)にしているときには補給タイマの内容を0.5secと比
較し(133)0.5sec以上になっているとソレノイド装置3
3bをオフにして(134)補給タイマをクリアして(130)
休止時間の計数を開始する。休止時間が3secになると
(137)、ソレノイド装置33bをオンにして(141)、補
給タイマをクリアし(142)、トナー補給カウンタを1
カウントアップする。このようにして、希釈液容器32b
に希釈液がある場合には、5回(0.5secの供給と3secの
休止を1回とする)の現像液供給でも濃度が高くならな
いと、ステップ140(第4h図)の次にトナー補給カウン
タをクリアし(158)、補給タイマをクリアし(159)、
トナーエンドフラグをセットする(160)。そしてコピ
ー開始後であるか否かをチエックし(161)、コピー開
始前であると、コピーセット枚数を99と比較する(16
2)。コピーセット枚数が99を越えたものであると、そ
れを99に更新する(163)。すなわちコピー設定数を99
に制限する。そしてデイスプレイ51(第2c図)に「MA
X」を表示する(164)。更に、ランプ55,53bを点灯して
現像液エンドとオペレータチエック要を表示する(16
5)。次いで、複写機のドア開閉を検出するための準備
として前ドア開フラグ(をメモリするレジスタ)をクリ
アし(166)希釈液エンドフラグ(後述)をクリアする
(167)。これにより、コピー開始前にトナーエンドで
あると、コピー枚数が99毎に制限される。 コピー中フラグがあるときには、その時点からのコピー
枚数のトナーエンドカウンタへのカウントアップをセッ
トする。その後、トナーエンドカウンタをチエックし、
トナーエンドカウンタが99を越えると、コピーエンドフ
ラグをセットし(169)、ランプ57を点灯して(170)デ
イスプレイ51に「U11」を表示し、ステップ165に進む。
コピーエンドフラグのセットにより次にメインルーチン
に戻ったときにコピー停止処理が実行され、そこでコピ
ーが停止される。したがって、コピー開始後にトナーエ
ンドになると、それから99枚のコピーの後にデイスプレ
イ51に「U11」が表示され、警報ランプが点灯し、コピ
ー動作が停止する。 以上要約すると、希釈液容器32bに希釈液があるときに
槽30bの現像液濃度が所定値未満であると、1secの容器3
1bから槽30bへの現像液供給と次の3secの休止を1回と
する最高5回の現像液供給が行なわれる。なお、現像液
供給により現像液濃度が上昇すると、そこで停止され
る。5回の現像液供給でも現像液濃度が上昇しないと、
そこで供給動作が停止され、コピー開始前ではコピー設
定枚数が99枚以下に制限され、コピー中であるとそれか
ら99枚のコピーの後にコピーが停止し警告表示が行なわ
れる。 この実施例では、複写機の前面ドアが開閉されるとトナ
ーエンドフラグがクリアされる。しかし希釈液エンドフ
ラグはクリアされない。したがって、オペレータが前ド
アを開いて容器31bを新しい現像液を収容した容器に交
換し前ドアを閉めると、前述の現像液供給動作が行なわ
れ、現像液の濃度が上昇する。 次に希釈液容器32bに希釈液が無い(スイッチ35bオン)
ときの現像液供給動作を説明する。まず始めて濃度低を
検出すると、トナー補給フラグをセットし(129)、ソ
レノイド装置33bをオンにし(141)、補給タイマをクリ
アし(142)、トナー補給カウンタを1カウントアップ
する(143)。そしてステップ138で希釈液切れ、すなわ
ちスイッチ35bのオンを認識する。そして希釈液エンド
フラグをセットしランプ56を点灯する(156)。次にメ
インルーチンに戻り、メインルーチンから青現像液調整
120に進むと、ステップ128,131,132,135と進んで、トナ
ー補給カウンタの内容を10と比較する。10になっていな
いと補給タイマの計数時間を1secと比較する(136)。
これにより、現像液濃度が上昇しないときには、まず1s
ecの現像液供給と3secの休止を1回とする10回の現像液
供給動作が行なわれる。10回の供給動作でも濃度が上昇
しないと、今度はステップ135から133に進み、0.5secの
現像液供給と3secの休止を1回とする供給動作が行なわ
れる。これをまた10回繰り返しても濃度が上昇しない
と、ステップ157からステップ158に進んで、前述のよう
に、フラグのセット,コピー枚数の更新,コピーの停止
警報の発生等を行なう。 オペレータが前ドアを開くとステップ172でこれが検出
され、前ドア開フラグがセットされる(173)。そし
て、容器32bを交換し容器31bを交換して前ドアを閉める
と、ステップ172,174と経て、ペーパジヤム(このとき
にも前ドアが開かれる)を示すフラグをチエックし、そ
れがないと、ペーパジヤム除去ではなく容器の交換があ
ったと見なして、トナーエンドフラグをクリアし、希釈
液エンドフラグは残して、ランプ55,53b,56,57を消灯し
(177)、メインモータを付勢する(178)。そしてステ
ップ128以下の現像液供給制御に進むが、希釈液エンド
フラグがセットされたままであるので、1secの現像液供
給と3secの休止を1回とする10回、ならびに、0.5secの
現像液供給と3secの休止を1回とする10回、の合計で20
回を限度とする現像液供給が開始される。このように回
数限度を大きくし、かつ1回の供給時間を長くするの
は、希釈液の補充により現像液濃度が急激に低下し、多
量の現像液供給が必要であるから、これを早くし、しか
も、不十分のまま供給停止とならないようにするためで
ある。この20回を限度とする現像液供給の間に濃度が上
昇する。濃度が所定値以上になると、ステップ122から
ステップ144に進み、現像液供給制御用のフラグ等をク
リアする。 以上の現像液調整を実行し、ステップ81に進むと、そこ
でスイッチ34g,34rおよび34iの状態を参照する(81)。
ここで34g,34r又は34iが閉であると、ノズル44の位置決
めが異常で、槽30b現像装置5に送り出している現像液
が、現像装置5から他の槽30r,30g又は30iに送られてい
るおそれがあるので、異常処理82に進む。スイッチ34g,
34rおよび34iがすべて開であると、ノズル44の位置決め
は正確と見なし、次にスイッチ34の状態を参照する(8
3)。スイッチ34が閉であると、青コピーの間に、現像
装置5からドラム3に移った青現像液の一部がクリーニ
ングユニット9で回収され第1槽(黒現像液槽)30に行
き、第1槽30の現像液量が増加し、第1槽30がオーバフ
ローするおそれがある。そこでスイッチ34が閉である
と、第4b図に示すステップ39−41の、すでに説明した色
設定変更に進む。スイッチ34が閉でなかったときには、
第4e図のコピー制御に進む。 以上においては、青フラグがあったときの青現像液調整
を説明した。緑フラグがあったときの緑現像液調整(8
4,85)も青現像液調整と同様である。ただし、「36b」
は「36g」と、ステップ68の「34b」は「34g」と、「54
b」は「54g」と、「33b」は「33g」と、「35b」は「35
g」と、また「34g」は「34b」と読み替える。赤フラグ
があったときの赤現像液調整(86,87)も青現像液調整
と同様である。ただし、「36b」は「36r」と、「34b」
は「34r」と、「54b」は「54r」と、「33b」は「33r」
と、「35b」は「35r」と、また「34r」は「34b」と読み
替える。黒フラグがあったときの黒現像液調整(88)も
青現像液調整と同様である。ただし、「36b」は「36」
と「34b」は「34」と、「54b」は「54」と、「33b」は
「33」と、「35b」は「35」と、読み替え、また「34b」
を加える。また、黒コピーでは、黒現像液を第1槽30か
ら現像装置5に供給して現像装置5の排液を第1槽30に
戻し、かつ、ユニット41の回収液も第1槽30に戻すの
で、第1層30の現像液量は増加せず、むしろ減少する。
したがって、スイッチ34が閉であってもコピーを開始又
は継続し得る。そこで黒現像液調整では、ステップ81対
応のスイッチ状態判定で全スイッチが閉でないときに
は、ステップ83は経過せず、そのまま第4e図のコピー制
御に進む。 以上に説明したマイクロプロセッサ58の制御動作の主要
なものを要約すると次の通りである。 (1)電源オン時の記録色黒設定。電源オン直後の初期
化で黒フラグをセットし(2)、まず黒記録をメモリ上
に設定する。この種の複写機では、黒記録コピーの確率
が最も高いものと推察される。したがって、標準コピー
条件の内の記録色は黒とする。しかし、その後の操作ボ
ード入力により他の色の設定が指示される可能性があ
り、仮に現像装置5に黒現像液の供給を開始している
と、黒現像液の供給停止,黒現像液の液切待機T1,クリ
ーニングt2およびクリーニング液の液切待機T1が必要に
なり、複写機の運転能率が低下する。したがって、メモ
リ上記録色黒を設定しても、現像装置5への現像液の供
給は行なわない。 (2)電源オン直後の待機。電源が投入されると、時間
Tのカウントを開始し(2)、時間TがT1になるか、あ
るいは定着ユニット24の定着部温度が定着温度になるま
で待つ(7b)。 電源が投入されるまでに、前回コピーに使用した現像液
の液切時間T1が経過しているかも知れないし、経過して
いないかも知れない。エンドサイクルを終了してから複
写機電源を切るように、操作マニユアルその他に説明を
しており、正常な電源オフ(エンドサイクル終了後の電
源オフ)では、電源オフまでにT1が経過しているので、
再度電源を投入したときには液切時間T1を置く必要はな
い。しかし、確率は低いが、コピー中や、コピー終了直
後に電源が切られ、それからT1経過前に電源が再度投入
されることもあり得る。そこで、この実施例では原則と
して電源オンから一律にT1の液切時間を置くようにして
いる。定着ユニット24が常温のときに電源が投入される
と、定着部温度が設定定着温度に上昇するまでの時間の
方がT1よりも長い。したがって、T1の液切時間を電源オ
ン直後にとるようにしても、格別に複写機の運転効率を
低下させることはない。しかし、前回のコピー終了後エ
ンドサイクル後に電源が遮断され、そしてその後すぐに
電源が再投入されたとき(この態様の電源オンの確率が
高い)には、定着部温度が高く通常は前回のコピー終了
から液切時間T1を経過しているので、電源オンからT1
経過を待たない。 (3)現像液の液切後のクリーニング。上記(2)の待
機中に現像装置5の現像液は十分に流出している。ま
た、該待機直後には、操作ボード48のキーインがすぐに
あるとは限らないし、また、記録色も何に指定されるか
分からない。定着ユニット24が常温であるときに電源オ
ンとなった場合(朝一番の電源投入など)には、このス
テージではまだ定着部温度は定着温度まで上昇していな
い。ウオームアップ待ち状態である。そこで、このステ
ージで現像装置5のクリーニングを行なう(12)。少な
くともこのクリーニングの間は、メインチヤージヤ4を
付勢して、現像装置5のローラのトナーを感光体ドラム
3に吸引して、ローラより除去する。メインチヤージヤ
4の付勢により、現像装置5のローラのトナーが感光体
ドラム3に吸引されるので、その分クリーニング液の汚
れが少なくなる。 (4)クリーニング後の液切待機。クリーニングを終了
すると、クリーニング液が現像装置5より十分に流出す
るに要する時間T1の経過を待つ。この間操作ボードの読
取を行なう(13,14)。 (5)記録色の設定。操作ボードの読取(14,103)で、
色指示スイッチの操作を読むと、それに対応して記録色
を設定する(29〜41)。この記録色の設定において、黒
現像液槽30の現像液レベルが上限以上であると、黒以外
の色の記録色設定はしないで、黒のみを設定する。これ
は、第1槽30の現像液のオーバフローを防止するためで
ある。 (6)操作ボード読取(14,103)でスタートスイッチ49
の操作を読取ると、現像系を除く複写機各部が複写可状
態にあることを条件に、現像セット(42〜64:現像装置
5への現像液供給)を行ない、次に現像液調整(120,8
5,87,88)を経由して、コピー処理(89〜101)に進む。 (7)上記(6)の現像セットにおいて、実際の現像液
供給設定状態と、今回要する現像液供給とを比較し、 (7−1)両者が合致すると、そのまま現像液調整に進
む。これにより、記録色指定を変えないときには、通常
のモノクロ複写機と同様に、スタートキースイッチの操
作に応じてすみやかにコピー動作が開始される。両者が
合致しないときには、 (7−2A)今回要する現像液供給設定の色が赤,緑又は
青のときには、 (7−2A−1)前回使用現像液の液切り時間T1の経過を
待ち(50,53)、次にクリーニングを実行し(55)、次
いでクリーニング液の液切時間T1の経過を待つ(58)。
そして現像液調整に進む。 (7−2A−2)クリーニング済フラグがあるときには、
現像装置5がクリーニング直後であるので、前回使用現
像液の液切り時間T1の経過待ち(50,53)およびクリー
ニングの実行(55)を省略して、クリーニング液の液切
時間T1の経過を待つ(58)。 (7−2A−3)液切時間T1の経過を待っているときに
は、操作ボード読取(103)を行ない、入力があると、
上記(5)に進む。 (7−2B)今回要する現像液供給設定の色が黒である
と、上記(7−2A−1),(7−2A−2)および(7−
2A−3)を実行しない。したがって、黒指示入力操作か
ら黒コピー開始までの時間は他の色の場合よりも格段に
短い。通常のモノクロ複写機の場合と同様である。 (7−3)現像液供給ポンプ37,37r,37g又は37bを付勢
したときにはクリーニングを済フラグをクリアする(65
a)。 (8)上記(6)の現像液調整において、現像液濃度不
足のときには、現像液容器から現像液槽への現像液供給
を行なうが、これを行なっても濃度が低いと、コピー設
定枚数をその後の実コピー枚数が99枚以下となる値に変
更する。また、現像液槽の現像液レベルが低いときも同
様にコピー設定枚数を変更する。これは、現像液の濃度
不足のとき、および現像液量不足のときに、その後のコ
ピー枚数を、許容品質のコピーが可能な99枚に制限する
ために行なう。 (9)上記(6)の現像液調整において、設定した記録
色と異なる色の現像液を貯留している現像液槽およびク
リーニング液槽の液体レベルが上限を越えていると、回
収現像液の供給方向が異常(切換弁39の切換異常又はノ
ズル44の位置決め異常)として、異常処理に進み、コピ
ーは開始しない。 (10)上記(6)の現像液調整において、設定色が赤,
緑又は青であるときに、黒現像液槽30の現像液レベルが
上限以上である(83)と、設定色を黒に変更し操作ボー
ド読取(14)に戻る。設定色が黒であるときには、設定
色の変更をせず、操作ボード読取には戻らない。これ
は、第1槽30のオーバフローを防止するために行なう。 (11)1コピーサイクルの間も操作ボードの読取を行な
い、入力があるとそれをメモリする。1コピーサイクル
の完了後、メモリを参照して、記録色指示が変更されて
いると(92)、エンドサイクルをセットして操作ボード
読取(14)に戻る。 (12)コピーを終了すると、エンドサイクル終了判定の
ためにタイマをセットし(99)、コピー終了後の放置
(不使用)時間のカウントのために、また、現像装置5
における現像液の流出(液切り)の監視のために時間T
計数を開始する(101)。現像装置5への現像液供給系
および現像装置5よりの現像液回収系の再設定(初期
化)はせず、現状で放置する。これは、次に同じ色のコ
ピーが指示される確率が高く、このとき初期化をしてい
ると、また液切待機やクリーニング等をしなけれななら
ない確率が高いので、このような無駄を防止するためで
ある。 その後、操作ボード入力(スタートスイッチ49オン)が
なくタイマteが経過するとエンドサイクルが停止(ドラ
ム3の回転停止等)され(18)、その後操作ボード入力
がなく設定待機時間t3が経過すると、複写機は待機状態
(定着ヒータの低発熱付勢等)とされる(19〜21)。待
機状態になったときには、待機スイッチ76が操作されな
ければ操作ボード読取(14)に進まない(21〜23)。待
機状態になるまでに、あるいは待機状態のときに、スイ
ッチ76が操作され操作ボード読取(14)に進んだとき
に、記録色変更〔黒から赤,緑又は青へ、あるいは赤,
緑又は青から、他の色(黒を除く)への記録色の変更〕
があると、上記の、コピー終了時に開始した時間T計数
値を参照して、それがT1以上になることを条件(50,5
3)にクリーニングが開始される(54,55)。コピー終了
後の時間Tの計数開始(101)は、したがって、その後
の記録色変更時に、液切待機時間を新たに設定する場合
よりも、待ち時間を短くする効果がある。 (13)クリーニング(12,55)中は、操作ボード読取(1
4,103)は実行せず、クリーニング前又は後の液切待機5
0,53,58)では操作ボード読取(103)を実行する。これ
は、クリーニング時間t2が比較的に短い(例えばt2は略
5sec)ため、これの終了を待つのに長時間がかからず、
しかもクリーニング後は任意の記録色を設定し得るの
で、一度クリーニングを開始すると、完全に終了してし
まうのが合理的であるからである。また、液切待機時間
T1は比較的に長く(例えばT1は略15sec)、その間にオ
ペレータが記録色変更をしたい場合があり得るので操作
ボー読取(103)を実行し、仮に操作ボード入力があっ
てそれに応じた処理を行なっても、その間時間Tのカウ
ントを継続しておればよく、液切待機の連続性が保たれ
る。 (14)クリーニング(12,55)を実行するとクリーニン
グ済フラグをセットし、現像装置5がクリーニングした
ままであることを示す。また、その後現像液供給ポンプ
37,37r,37g又は37bを付勢すると、クリーニング済フラ
グをクリアする(65a)。そして記録色切換(赤,緑又
は青から黒への切換えを除く異色への切換)において、
クリーニング済フラグがあると、前現像液の液切待機お
よびクリーニングは省略して、クリーニング液切待機の
みを行なって新規現像液の供給を開始する。これは、待
機時間短縮に効果がある。特に、クリーニング液の液切
待機(58)における操作ボード読取(103)で記録色指
定が変更されたときに、変更後の色の現像セット(48〜
65a)において、コピー開始までの待機時間を短縮する
効果がある。 (15)希釈液がある場合の現像液供給動作回数(5回)
と希釈液切れ後、希釈液容器交換時の現像液供給動作回
数(20回)とを異った値として後者を大きくしている。
したがって、希釈液があるときには、無駄な供給動作の
繰り返しが防止されると共に、希釈液補充時には、十分
に現像液を供給するまでに供給動作が停止してしまうな
どの不合理を生じない。 (16)希釈液がある場合の1回の現像液供給時間(0.5s
ec)と希釈液切れ後、希釈液容器交換時の1回の現像液
供給時間(1sec)とを異った値として後者を大きくして
いる。したがって、希釈液があるときには、1度に多量
の現像液を供給して濃度変動を大きくするなどの濃度変
動が少なく、希釈液補充時には、早期に濃度が上昇し、
また、十分に現像液を供給するまでに供給動作を停止し
てしまうなどの不合理を生じない。 (17)容器中の現像液切れのときはトナーエンドフラグ
をセットして容器より槽への現像液供給を停止し、容器
中の希釈液切れのときには希釈液エンドフラグをセット
するが、前ドアの開閉があったときにトナーエンドフラ
グをクリアするので、再度現像液供給が開始される。前
ドアの開閉があっても希釈液エンドフラグはクリアせ
ず、そのフラグの存在時に1回が長時間の、また繰り返
し限度回数が大き現像液供給を開始し、所定濃度になる
とトナーエンドフラグおよび希釈液エンドフラグをクリ
アする。したがって、希釈液補充をしてそれに対応して
1度(数回の)現像液供給を行なって濃度を所定値以上
にした後には、また濃度が低になったときには、希釈液
エンドフラグがないので、限度回数が少ない(5回)ま
た1回の供給時間が短い(0.5sec)通常の現像液供給に
戻る。なお、ペーパジヤムのときにも前ドアが開かれる
が、ペーパジヤムのときの前ドア開閉では、希釈液エン
ドフラグをクリアしない。 (18)コピー開始前にトナーエンドになると、コピー枚
数を99以下に制限し、コピー中にトナーエンドになる
と、それからのコピー枚数を99枚以下に制限する。これ
は、トナーエンドになってもコピーが可能であるが、次
第にコピー画像濃度が低下するので、あまり濃度が低い
コピーは継続しないようにするためである。コピー設定
枚数を制限したときおよびコピーを制御したときには状
態情報が枚数表示ユニット51に表示される。なお、この
表示状態でリコールキーが押されると、そのときのコピ
ー済枚数がユニット51に更新表示される。 次に本発明の他の実施例を説明する。上記実施例では、
第1槽に黒現像液を収容している。すなわち第1色を黒
としている。しかし、上記実施例のように、黒以外の設
定から黒設定に切換えるとき第1槽に前回使用の現像液
を回収する態様では、第1槽に必らずしも純黒現像液を
収容する必要はない。黒以外の回収現像液の混合により
実質上黒色の現像液が収容されるからである。したがっ
て、第1色を収容する第1槽には必らずしも純黒現像液
を供給する必要はない。 上記実施例では、赤,緑又は青記録から黒記録に指示が
変更されたときに、前に現像液を供給しているポンプ37
r,38g又は37bを停止しすぐに切換弁を第1槽30側に切換
え(45)、ポンプ37を付勢する(46)ようにしている。
これは現像装置5における現像液の貯留量が少ないの
で、前の現像液を第1槽30に回収しても、第1槽30にお
ける現像液量の増加量は小さく黒現像液の色変化が実質
上無視出来るからである。これらが無視出来ない実施例
では、ステップ50と同様なT1経過待ちの制御ステップを
ステップ44と45の間に介挿する。これによりと、前に使
用していた現像液の液切りを待った後に、黒現像液の供
給が開始されることになり、第1槽30への現像液回収量
が少なくなり、しかも黒現像液への他の現像液の混合が
少なくなる。 上記実施例では、電源スイッチオフ時にメモリをバック
アップする待機電源を有していないので、電源オン時に
一度液切時間T1をとって後クリーニングをして、現像装
置を初期設定するようにしている。待機電源で時間Tカ
ウントを行なうカウンタ,マイクロプロセッサ,あるい
はマイクロプロセッサとRAM、をバックアップする実施
例では、前述のステップ7bから13までのステップを省略
して、電源オンからコピー開始までの時間が短くなるよ
うにする。また、このようにする場合でも、電源スイッ
チをオフとした放置時間が長い場合には、電源スイッチ
オフから所定長時間後に1度クリーニングをする自動ク
リーニング制御を含める。これによれば、現像装置5内
においてローラ等への現像液の固化が防止される。更に
上述のように待機電源を備えて、電源スイッチがオフの
場合にも所要のデータを保持する実施例では、ノズル44
位置検出スイッチ46の3個又は全部を省略してもよい。
その場合、3個を省略したときには、たとえば1個46i
のみを残して、それをホームポジシヨン検出用に利用す
る。4個共に省略するときには、装置組立時にノズル44
をパイプ47の特定の1つ(例えば47i)の上に位置決め
し、待機電源でバックアップされるメモリにノズル位置
データをセットし、その後は、パルスモータ45の正,逆
転の1ステップ毎にノズル位置データを更新する位置追
跡を行なう。同様な制御を切換弁39の位置追跡に利用す
ることにより、スイッチ43も省略可能である。また同様
に、トナー補給カウンタも待機電源でバックアップされ
るメモリに割り宛て、電源オン後、再投入時にも、前に
中断した現像液供給回数からカウントアップする。この
場合、余分な供給動作をしないという効果がもたらされ
る。 図面を参照して説明した複写機は、単色カラーコピアで
ある。本発明の他の実施例では、定着器24の出口からレ
ジストローラ22の入口に紙を選択的に案内する紙搬送機
構を備え、また、感光体ドラム3とミラー15の間に、複
数個のフイルタ板でなるフイルタユニットを配置し、重
ね合せフルカラー複写機とする。これにおいては、フル
カラーが指定されたときには、所要の順番で、例えばシ
アンC,マゼンダMおよびイエローのコピーを、所定の順
番で、1枚の記録紙を定着器24からレジストローラ22に
戻しながら、しかもフイルタユニットの、露光行路にあ
るフイルタ板を切換えながら、順次に実行する。このよ
うに本発明はフルカラー複写機にもそのまま実施でき
る。
【発明の効果】
以上の通り本願の第1番の発明によれば、希釈液がある
場合の画像形成による現像液濃度の低下時には、現像液
供給動作回数の上限値を小さい値(m=5)とし、希釈
液切れ直後の希釈液容器交換による現像液濃度低下時の
現像液供給動作回数の上限値を大きい値(n=20)とし
ているので、希釈液があるときは、無駄な現像液供給動
作の繰り返しが防止されると共に、希釈液補充直後に
は、十分に現像液を供給するまでに供給動作が停止紙現
像液不足を表示してしまうなどの不合理を生じない。 第2番の発明によれば、希釈液がある場合の画像形成に
よる現像液濃度の低下時には、1回の現像液供給時間を
小さい値(j=0.5sec)とし、希釈液切れ直後の希釈液
容器交換による現像液濃度低下時の1回の現像液供給時
間を大きい値としているので、希釈液があるときには、
1度に多量の現像液を供給して濃度変動を大きくするな
どの濃度変動が少なく、希釈液補充直後には、早期に濃
度が上昇し、また、十分に現像液を供給するまでに供給
動作を停止し現像液不足を表示してしまうなどの不合理
を生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主に機構部の構成を示すブ
ロック図、第2a図は第1図に示す現像装置5の内部を示
す断面図、第2b図は第1図に示すクリーニングユニット
9の内部を示す断面図である。第2c図は第1図に示す複
写機の操作パネルの一部を示す平面図である。 第3図は、該実施例の電気制御系の構成を示すブロック
図である。 第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図,第4f図,第
4g図および第4h図は、第2図に示すマイクロプロセッサ
58の制御動作を示すフローチヤートである。 1:コンタクトガラス、2:圧板 3:感光体ドラム、4:メインチヤージヤ 5:現像装置(顕像装置)、7:転写チヤージヤ 8:分離ユニット、9:クリーニングユニット 10:ランプ、11,12,13,15:ミラー 14:レンズユニット、16:記録紙カセット 17:給紙コロ、22:レジストローラ 24:定着ユニット、27:排紙トレイ 28:現像装置の液体入口、29:液体出口 30:黒現像液槽(現像液槽) 30r:赤現像液槽(現像液槽) 30g:緑現像液槽(現像液槽) 30b:青現像液槽(現像液槽) 30i:クリーニング液槽 31,31r,31g,31b:現像液容器 32,32r,32g,32b:希釈液容器 32i:クリーニング液容器 33,33r,33g,33b,42:ソレノイド装置(容器液供給手段) 34,34r,34g,34b,34i:上限検出スイッチ 35,35r,35g,35b,35i:下限検出スイッチ(希釈液切れ検
出手段) 36,36r,36g,36b:現像液濃度検出ユニット(濃度検出手
段) 37,37r,37g,37b:現像液供給ポンプ 37i:クリーニング液供給ポンプ 38:ドラムクリーニング用液供給ポンプ 39:切換弁,44:切換ノズル 40:ドラムクリーニング用液入口 41:ドラムクリーニング用液出口 43:位置検出スイッチ、45:パルスモータ 46:ノズル位置検出スイッチ 47:回収液受けパイプ 48:操作ボード、49:スタートスイッチ 50:色指示スイッチ 51:3桁セグメントデイスプレイ 53,53b,53g,53r,54,54r,54g,54b,54i,55〜57:表示灯 58:マイクロプロセッサ(現像液供給指示手段,情報設
定手段,供給量設定手段) 62:ドラム同期パルス発生器 63:定着温度検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像液を収容する現像液容器; 現像液槽に希釈液を供給する希釈液容器; 現像液容器の現像液を現像液槽に供給する容器液供給手
    段; 現像液槽の現像液濃度を検出する濃度検出手段; 希釈液不足を検出する希釈液切れ検出手段; 前記濃度検出手段が低濃度を検出している間前記容器液
    供給手段に所定回数を限度に1回当り所定時間の現像液
    供給を指示し、現像液供給を該所定回数指示した後低濃
    度を検出していると現像液不足を表示する現像液供給指
    示手段; 希釈液切れ検出手段が希釈液不足を検出すると希釈液切
    れ情報をセットする情報設定手段;および、 希釈液切れ情報がセットされていないときは小さい値を
    前記所定回数に設定し、希釈液切れ情報がセットされて
    いるときは前記所定回数を大きい値に設定する供給量設
    定手段; を備える現像液濃度制御装置。
  2. 【請求項2】希釈液容器は、現像液槽内に開口し、現像
    液槽内の液面が低下すると希釈液容器内の希釈液が自動
    的に現像液槽内に流出する液浸け容器であり、希釈液切
    れ検出手段は、現像液槽内の液面が所定レベル以下に低
    下したとき状態変化を生ずるスイッチ手段である前記特
    許請求の範囲第(1)項記載の現像液濃度制御装置。
  3. 【請求項3】前記液を収容する現像液容器; 現像液槽に希釈液を供給する希釈液容器; 現像液容器の現像液を現像液槽に供給する容器液供給手
    段; 現像液槽の現像液濃度を検出する濃度検出手段; 希釈液不足を検出する希釈液切れ検出手段; 前記濃度検出手段が低濃度を検出している間前記液容器
    液供給手段に所定回数を限度に1回当り所定時間の現像
    液供給を指示し、現像液供給を該所定回数指示した後低
    濃度を検出していると現像液不足を表示する現像液供給
    指示手段; 希釈液切れ検出手段が希釈液不足を検出すると希釈液切
    れ情報をセットする情報設定手段;および、 希釈液切れ情報がセットされていないときは小さい値を
    前記所定時間に設定し、希釈液切れ情報がセットされて
    いるときは前記所定時間を大きい値に設定する供給量設
    定手段; を備える現像液濃度制御装置。
  4. 【請求項4】希釈液容器は、現像液槽内に開口し、現像
    液槽内の液面が低下すると希釈液容器内の希釈液が自動
    的に現像液槽内に流出する液浸け容器であり、希釈液切
    れ検出手段は、現像液槽内の液面が所定レベル以下に低
    下したとき状態変化を生ずるスイッチ手段である前記特
    許請求の範囲第(3)項記載の現像液濃度制御装置。
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