JPH0682252B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0682252B2
JPH0682252B2 JP60134998A JP13499885A JPH0682252B2 JP H0682252 B2 JPH0682252 B2 JP H0682252B2 JP 60134998 A JP60134998 A JP 60134998A JP 13499885 A JP13499885 A JP 13499885A JP H0682252 B2 JPH0682252 B2 JP H0682252B2
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望月  学
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は黒色とその他の色の記録を選択的に行なう記録
装置に関し、特に、これに限る意図ではないが、感光
体,感光体に画像光に対応した静電潜像を形成する手
段,静電潜像を可視像に現像する現像装置,該可視像を
記録シートに転写する手段および転写後の感光体面をク
リーニングするクリーニング手段を備える電子写真方式
の複写機であって複数の色で選択的にカラー記録を行な
うものに関する。
従来技術 この種の代表的な記録装置には上述の複写機やインクジ
エットプリンタがある。ここで複写機を例にとると、従
来のカラー複写機の1タイプに、1つの現像機に各色現
像液を供給するものがある(たとえば特公昭54−43898
号公報)。また、粉体現像器ユニットを色数分備えて、
その1つを複写機本体に装着してモノカラー複写を行な
うモノカラータイプのものがある。
前者のタイプでは、同一の現像器に異色の液体現像剤が
供給されるので、記録色を変えたときに、前の色と今回
の色とが混ざり、にごった記録となる。所要の色に安定
するまでに数枚のコピーを要する。また、現像器の現像
剤を現像剤槽に回収すると、前の色がまざった現像剤を
回収することになるので、現像剤槽の現像剤も汚れて来
る。
後者のタイプは、複写機本体に対して現像ユニットを交
換する作業がわずらわしいと共に、現像ユニットを他と
し、機構要素、特に本体と分離した要素が多くなるとい
う取扱い上のわずらわしさがある。
従来のカラーインクジエットプリンタでは、色数対応の
インクジエットヘッドが備わっているものがありこれに
よれば重ね合せカラー記録(フルカラー記録)およびモ
ノカラー記録が可能であるが、簡易カラープリンタで
は、1個のインクジエットヘッドで複数色の選択的モノ
カラー記録を可能とすることが望ましい。
目的 本発明の第1の目的は、1個の記録顕像部(たとえば複
写機では現像器;インクジエットプリンタではインクジ
エットヘッド)に各色顕像剤を選択的に供給する記録装
置において、記録色変更時の汚れた記録を回避すること
であり、第2の目的は顕像装置より回収する顕像剤の汚
れを防止することであり、第3の目的は、顕像剤の消費
を低減することであり、第4の目的は黒記録開始タイミ
ングを早くすることである。
構成 上記目的を達成するために本発明においては、対向面に
顕像剤を与える顕像装置を備える記録装置において:記
録色を指示する色指示手段および記録開始指示手段を備
える入力手段;黒色顕像剤を収容する第1槽;他の色の
顕像剤を収容する第2槽;第1槽の顕像剤を顕像装置に
供給する第1供給手段;および第2槽の顕像剤を顕像装
置に供給する第2供給手段;に加えて、更に、顕像剤ク
リーニング剤を収容するクリーニング剤槽;クリーニン
グ剤槽のクリーニング剤を顕像装置に供給するクリーニ
ング液供給手段;顕像装置の剤を、第1槽,第2槽およ
びクリーニング剤槽に選択供給する切換手段;顕像装置
の剤供給状態を監視する状態監視手段;および、色指示
手段の指示色と状態監視手段により得る剤供給状態とを
参照して、剤供給状態が黒色顕像剤ありで指示色が他の
色であるとき、クリーニング液供給手段に供給を指示し
切換手段にクリーニング剤槽への供給を指示し、その後
これらの指示を解除して第2供給手段に供給を指示し切
換手段に第2槽への供給を指示する顕像剤供給手段;を
備える。
そしてこの顕像剤供給制御手段は更に、色指示手段の指
示色と状態監視手段により得る剤供給状態とを参照し
て、剤供給状態が他の色の顕像剤ありで指示色が黒のと
きは、切換手段に第1槽への供給を指示し、第1供給手
段に供給を指示するものとする。
これによれば、記録色が黒からその他の色に切換えられ
るとき、顕像装置がクリーニング液でクリーニングさ
れ、使用されたクリーニング液はクリーニング剤槽に回
収され、次いで該他の色の顕像剤が顕像装置に供給され
る。したがって、顕像装置において前の黒顕像剤の残留
が実質上なく、該他の色の現像剤が前にあった黒顕像剤
で汚れることが実用上ないので、該他の色の現像剤によ
る記録は純単色となり、しかも、顕像装置から該他の色
の顕像剤を第2槽に回収したときも、第2槽内の顕像剤
が汚れることがない。第2槽の顕像剤はしたがって再使
用される。
更には、他の色から黒記録に設定を変えるときには、ク
リーニングをしないで顕像装置に黒顕像剤が供給される
ので、他の色から黒への切換えにおいては、記録開始タ
イミングが早くなり、使用頻度の高い黒記録の運転効率
が高い。
本発明の好ましい実施例においては、第1槽,第2槽お
よびクリーニング剤槽は、顕像装置よりも下方に配置さ
れ、切換手段は、顕像装置より流下する顕像剤又はクリ
ーニング剤の流路を、第1槽,第2槽又はクリーニング
剤槽に選択的に案内する流路切換手段とされている。黒
記録設定状態においては、第1槽の顕像剤が第1供給手
段である第1ポンプにより連続して顕像装置に供給さ
れ、切換手段が顕像装置より流下する顕像剤を第1槽に
案内する。他の色の記録設定状態においては、第2槽の
顕像剤が第2供給手段である第2ポンプにより連続して
顕像装置に供給され、切換手段が顕像装置より流下する
顕像剤を第2槽に案内する。
黒記録設定状態において、色指示手段が該他の色を指示
すると、第1ポンプが消勢され、それから顕像装置の顕
像剤がほとんど第1槽に流下するに要する時間T1(前液
の液切時間)の間切換手段が顕像装置より流下する顕像
剤を第1槽に案内する。T1が経過すると、クリーニング
剤供給手段であるクリーニング液ポンプが付勢されてク
リーニング剤槽のクリーニング液が顕像装置に供給され
かつ切換手段が顕像装置より流下するクリーニング液を
クリーニング剤槽に案内する。クリーニング液の供給が
時間t2(顕像装置クリーニング時間)継続すると、クリ
ーニング液供給ポンプが消勢されて、それから顕像装置
のクリーニング液がほとんどクリーニング剤槽に流下す
るに要する時間T1(クリーニング液の液切時間)の間切
換手段が顕像装置より流下するクリーニング液をクリー
ニング剤槽に案内する。このT1が経過すると、第2ポン
プが付勢されて顕像装置に第2槽の顕像液が供給され、
切換手段が顕像装置より流下する顕像液を第2槽に案内
する(他の色の記録設定状態)。
他の色の記録設定状態において、色指示手段が黒色を指
示すると、第2ポンプが消勢され、この場合には記録開
始までの待ち時間を短縮するために、第1ポンプが付勢
されて顕像装置に第1槽の顕像剤が供給され、切換手段
は顕像装置より流下する顕像液を第1槽に案内する(黒
記録設定状態)。前述の、前液の液切時間T1,顕像装置
クリーニング時間t2およびクリーニング液の液切時間T1
が省略される。なお、黒記録の開始は、第1ポンプの付
勢開始から時間t5(黒顕像液が顕像装置の顕像作用部に
十分に拡散する時間)の後に開始される。この時間t
5は、T1およびt2よりも短い。顕像装置においてまた第
1槽において黒顕像液に、該他の色の顕像液が混合する
が、記録色は黒となり、実質上記録色に問題を生じな
い。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
説明より明らかになろう。
第1図に本発明の一実施例の、主に機構部を示す。この
実施例はモノカラー複写機である。
コンタクトガラス板1上に載置され、圧板2で押下され
た原稿(図示せず)は、ランプ10で照明される。原稿の
反射光は第1ミラー11,第2ミラー12,第3ミラー13,レ
ンズユニット14および第4ミラー15を介して感光体ドラ
ム3の表面に結像される。感光体ドラム3は動力伝達機
構(図示せず)を介してメインモータ(図示せず)で時
計方向に回転駆動される。ランプ10および第1ミラー11
は第1キヤリッジ(図示せず)に搭載されており、矢印
A方向に、一定速度で駆動され、第2ミラーおよび第3
ミラは第2キヤリッジ(図示せず)に搭載されており、
第1キヤリッジの速度の1/2の速度で矢印A方向に駆動
される。感光体ドラム3の表面は、メインチヤージヤ4
で一様に荷電される。荷電された面は前記結像により露
光されて、これにより感光体ドラムの表面に静電潜像を
生ずる。この静電潜像は現像装置5で現像液で顕像化さ
れて可視像となる。可視像は、転写チヤージヤ7部で、
カセット16から給紙コロ17で繰り出され搬送ローラ18,2
0およびレジストローラ22でペーパガイド19,21および6
に沿って送られて来る記録紙に転写される。記録紙は分
離ユニット8で感光体ドラム3より離されてペーパガイ
ド23で案内されて定着器24に入り、そこでヒータ(図示
せず)の熱を受けて、次いでペーパガイド25で案内され
て排紙ローラ26で排紙トレイ27に送り出される。感光体
ドラム3の表面はクリーニングユニット9でクリーニン
グされる。
以上に説明した機構要素の、コピー開始前,コピーサイ
クル中およびエンドサイクル中等の各種状態での付勢制
御は、単色(黒)記録の複写機およびある種のフルカラ
ー複写機で良く知られている。
現像装置5の内部を第2a図に示す。現像装置5は、現像
液およびクリーニング液が供給される入口28、および、
現像液およびクリーニング液出口29を有する。容器160
には、第1現像ローラ161,第2現像ローラ162およびス
クイズローラ163が回転自在に支持されている。これら
のローラは、導電体であり感光体ドラム3の表面より極
くわずか離れている。メインモータ(図示せず)に動力
伝達手段(図示せず)を介して結合されており、ローラ
161および162は反時計方向に、またローラ163は時計方
向に回転駆動される。これらのローラ161,162および163
は、感光体ドラム3が回転しているときに回転してお
り、感光体ドラム3が停止のときには停止している。ロ
ーラ161,162および163には、それぞれスクレーバ164,16
5および166の自由端が接触しており、これらのスクレー
バがローラ表面に付着している現像剤を掻き落すと共
に、スクレーバ164および165は上方から流下する現像液
あるいはクリーニング液をその上に留める。留まった液
がローラ161,162の表面を濡らす。ローラ161および162
の表面の液は、感光体ドラム3表面の電荷に吸引されて
感光体ドラム3に移る。ローラ163はドラム3表面の過
剰な液を除去する。
第2b図にクリーニングユニット9の内部を示す。容器77
は複写機本体のフレーム(図示せず)と一体の支持アー
ム176に装着されている。ブラケット78は本体のフレー
ムに固着された軸83に枢着されている。ブラケット78の
一端にはブレード80が固着されており、他端にはスポン
ジローラ79が枢着されている。紋りローラ81は本体のフ
レームに枢着されている。ローラ81にはスクレーバ84が
接触しており、ローラ81でスポンジローラ79より掻き落
される液をローラ81より除去する。本体のフレームに枢
着された軸には受け皿82が固着されている。受け皿82は
自重でローラ79上に降下している。容器77の上端には入
口40があり、下端に出口41がある。入口40には、黒現像
液槽(第1槽)30の現像液がポンプ38で供給される。入
口40に来た現像液は受け皿82上に流下し、受皿82を伝っ
て自由端82bよりドラム3上に流下する。この流下によ
り、ドラム3とローラ79の間に現像液(図示せず)を介
してソレノイド装置(図示せず)のプランジヤが結合さ
れており、ドラム3の回転中はソレノイド装置が通電さ
れて第2b図に示すように、ブレード80およびローラ79を
ドラム3に圧接する方向に回転強制しているが、ドラム
3停止時には、ソレノイド装置が消勢されて、戻しスプ
リング(図示せず)により、ブラケット78が軸83を中心
に時計方向に回転駆動され、ブレード80およびローラ79
がドラム3から離れ、またローラ79がローラ81の圧縮か
ら解放される。
再び第1図を参照する。現像装置5の入口28の各ポート
には、第1ポンプ37の吐出口,第2ポンプ37rの吐出
口,第3ポンプ37gの吐出口,第4ポンプ37bの吐出口お
よびクリーニング液ポンプ37iの吐出口が、図示しない
複数個のパイプを介して結合されている。現像装置5の
出口29は、流路切換弁39の入口に結合されている。切換
弁39の出口はノズル44又は第1槽(黒現像液槽)30に切
換えられる。切換弁39には、2位置切換機構(図示せ
ず)が結合されており、この2位置切換機構をソレノイ
ド装置42が駆動する。第1図に示すように、切換弁39
が、出口29−ノズル44接続状態にあるときにソレノイド
装置42が1回通電されると、2位置切換機構が切換弁39
を反時計方向に駆動して、切換弁39が、出口29−第1槽
30接続状態となり、この出口29−第1槽30接続状態でソ
レノイド装置42が1回付勢されると、2位置切換機構が
切換弁39を時計方向に駆動して切換弁39が、出口29−ノ
ズル44接続状態となる。このように、ソレノイド装置42
の1回の通電毎に、切換弁39が一方の位置から他方の位
置へ、またその逆に回転する。切換弁39には位置検出ス
イッチ43が装着されており、このスイッチ43は、切換弁
39が出口29−ノズル44接続にあるときに閉であり、切換
弁39が出口29−第1槽30接続状態では、スイッチ43は開
である。
ノズル44はパルスモータ45で回転自在に支持されてい
る。ノズル44の出口の下方には、図示しない液体ガイド
を介して、回収パイプ47(47r,47g,47b)が配置されて
いる。ノズル44の出口がパイプ47r上に位置するとき、
ノズル44より出る液体は第2槽(赤現像液槽)30rに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47g上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体は第3槽(緑現像液槽)30gに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47b上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体は第4槽(青現像液槽)30bに流
れ、ノズル44の出口がパイプ47i上に位置するとき、ノ
ズル44より出る液体はクリーニング液槽30iに流れる。
ノズル44の位置は位置検出スイッチ46(46r,46g,46b,46
i)が検出する。ノズル44の出口がパイプ47r上にあると
きスイッチ46rが閉で、ノズル44の出口がパイプ47g上に
あるときスイッチ46gが閉で、ノズル44の出口がパイプ4
7b上にあるときスイッチ46bが閉で、ノズル44の出口が
パイプ47i上にあるときスイッチ46iが閉である。いずれ
のスイッチも、ノズル44が該スイッチの位置にないとき
には開である。
クリーニングユニット9の入口にはポンプ38が第1槽30
の黒現像液を供給する。ユニット9の出口から流下する
黒現像液は、図示しないパイプを通して第1槽30に戻
る。
第1槽(黒現像液槽)30,第2槽(赤現像液槽)30r,第
3槽(緑現像液槽)30gおよび第4槽(青現像液槽)30b
には、それぞれ、黒現像液容器31,赤現像液容器31r,緑
現像液容器31gおよび青現像液容器31b、ならびに、希釈
液容器32,32r,32gおよび32bが装着されている。現像液
容器31,31r,31gおよび31bには、リンクを介してソレノ
イド装置33r,33g,33bおよび33iが結合されている。ソレ
ノイド装置が付勢されると、現像液容器の口が開かれて
その中の現像液が流下する。希釈液容器32,32r,32gおよ
び32bの口金のノズル先端は槽30,30r,30gおよび30bの中
の支持板に当って容器に対して上昇しており、これによ
り容器の口が槽内に開いている。槽内の液レベルが低下
すると容器より希釈液が槽内に出る。クリーニング液槽
30iにはクリーニング液容器32iのみが装着されている。
容器32iの口金のノズル先端は槽30iの中の支持板に当っ
て容器に対して上昇しており、これにより容器の口が槽
内に開いている。槽30i内のクリーニング液レベルが低
下すると容器よりクリーニング液が槽39i内に出る。
第1槽30,第2槽30r,第3槽30g,第4槽30bおよびクリー
ニング液槽30iには、それぞれ槽内の液面の上昇,降下
に連動するフロートと、フロートの上下位置を検出する
ための、上限位置検出スイッチ34,34r,34g,34bおよび34
i、ならびに、下限位置検出スイッチ35,35r,35g,35bお
よび35iが備わっている。
第1ポンプ37の吐出液の一部は第1濃度検出ユニット36
に流れてそこを通って第1槽30に戻される。第1検出ユ
ニット36は黒現像液の濃度を検出する。第2槽(赤現像
液槽)30rに現像液を戻すパイプ47rには第2濃度検出ユ
ニット36rが、第3槽(緑現像液槽)30gに現像液を戻す
パイプ47gには第3濃度検出ユニット36gが、また、第4
槽(青現像液槽)30bに現像液を戻すパイプ47bには第4
濃度検出ユニット36bが結合されている。これらの検出
ユニット36,36r,36gおよび36bは、現像液を薄膜状に流
下させる流路手段と、薄膜状現像液を間にして対向する
ランプ(第3図の36L)および光電変換器(第3図の36
S)を主体とするものであり、電気回路構成は第3図に
示されている。検出ユニット36,36r,36gおよび36bの電
気回路構成は全く同じである。
感光体ドラム3を回転させている間は、現像器5のロー
ラ161,162および163も回転しており、クリーニングユニ
ット9のブラケット8が第2b図に示す位置に置かれて、
ブレード80およびスポンジローラ79が感光体ドラム3に
圧接している。また、ポンプ38が付勢されて黒現像液を
クリーニングユニット9に供給している。
黒記録設定状態では、切換弁39が出口29−第1槽30接続
状態とされ、ポンプ37が付勢されて黒現像液を現像装置
5に供給している。
赤記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47r上に位置決めされ、
ポンプ37rが付勢されて赤現像液を現像装置5に供給し
ている。
緑記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47g上に位置決めされ、
ポンプ37gが付勢されて緑現像液を現像装置5に供給し
ている。
青記録設定状態では、切換弁39が出口29−ノズル44接続
状態とされ、ノズル44がパイプ47b上に位置決めされ、
ポンプ37bが付勢されて青現像液を現像装置5に供給し
ている。
黒記録設定状態から赤記録設定状態とするときには、第
1ポンプ37が消勢され、それから現像液の液切時間T1
後に切換弁39がノズル44側に切換えられ、ノズル44がパ
イプ46i上に位置決めされてクリーニング時間t2の間ポ
ンプ37iが付勢される。t2後にはポンプ37iが消勢され、
この消勢からクリーニング液の液切時間T1の後にノズル
44がパイプ47r上に位置決めされ、ポンプ37rが付勢され
る。
黒記録設定状態から、緑記録設定状態又は青記録設定状
態への切換えも同様に行なわれる。また、赤記録設定状
態,緑記録設定状態および青記録設定状態の内の一方か
ら他方への切換も同様に行なわれるが、この場合には切
換弁39の切換えはない。
赤記録設定状態,緑記録設定状態又は青記録設定状態か
ら黒記録設定状態への切換えでは、黒現像液に赤,緑又
は青現像液が混合しても記録色は黒で現われるので、使
用頻度の高い黒記録設定状態への切換え時間を短くする
ために、ポンプ37r,37g又は37bを消勢すると共に切換弁
39が第1槽30側に切換えられ、第1ポンプ37が付勢され
る。現像装置5へのクリーニング液の供給は行なわれな
い。これにより、現像液の液切時間T1,クリーニング時
間t2およびクリーニング液の液切時間T1が省略となる。
ただし、第1ポンプ37の付勢開始から、黒現像液が現像
装置5の全ローラ161,162および163に十分に行き渡るま
での時間t5の間は、コピーは開始されない。
第2c図に、第1図に示す複写機に備わった操作ボード48
の一部分を示す。第2c図に示す要素は次の通りである。
76:発行素子内蔵の待機指示スイッチ。
図示しない電源スイッチをオンにした状態で、該発光素
子非点灯状態でスイッチ76をオンにすると、発光素子が
点灯し、複写機は待機状態となり、定着ヒータは低温度
発熱付勢される。発光素子が点灯している状態でスイッ
チ76をオンにすると、発光素子が消灯し、複写機はコピ
ー指示待ち状態となり、定着ヒータは高温度発熱付勢さ
れる。
49:赤発光素子と緑発光素子を内蔵するコピースタート
スイッチ。
コピー指示待ち状態で、複写機がコピー可状態のときに
緑発光素子が点灯しており、このときスイッチ49がオン
されるとコピーサイクルが開始される。コピーサイクル
を開始すると赤発光素子が点灯される。設定枚数のコピ
ー中は赤発光素子が点灯される。設定枚数のコピーを終
了すると赤発光素子が消灯し、緑発光素子が点灯する。
コピー中ならびにコピー後において、複写機がコピー不
可状態になると緑発光素子は消灯し、赤発光素子が点灯
する。
SADF:セミオートフイーダが複写機に装着されていると
きに点灯される発光素子。
ADF:オートフイーダが複写機に装着されているときに点
灯される発光素子。
Off:フイーダが装着されていないときに点灯される発送
素子。
Auto Feed:発光素子を内蔵するオートフイード指示ス
イッチ。
このスイッチがオンされると発光素子が点灯し、複写機
は装着されているフイーダより原稿をコンタクトガラス
1上に自動供給するオートフイードモードの設定とな
る。発光素子が点灯しているときにこのスイッチがオン
されると発光素子が消灯し、複写機は、コンタクトガラ
ス1上に手で原稿を載置する通常のモードの設定とな
る。
Power On:電源表示灯。
図示しない電源スイッチがオンのとき点灯しており、オ
フのとき消灯。
インタラプト/リジユーム:発光素子を内蔵する割込み
指示スイッチ。
発光素子が消灯状態でこのスイッチがオンされると、操
作ボード48の設定状態データおよび複写機の複写データ
(コピー済枚数等)がメモリに退避され、設定枚数1の
コピー指示待ち状態となる。この状態で操作ボード48を
任意の設定に変更してコピーを指示し得る(割込コピー
設定状態)。発光素子が点灯状態でこのスイッチがオン
されると、メモリに退避していたデータが読み出され
て、操作ボード48が該読出しデータに基づいて設定さ
れ、かつコピー済枚数等の複写機内部データが再セット
される。
51:3桁キヤラクタデイスプレイ。
コピー開始前は複写設定枚数を表示し、コピー開始後は
コピー済枚数を表示する。異常表示にも用いられる。
0〜9:テンキースイッチ。
複写枚数およびその他の情報入力用のスイッチ。
クリア:テンキー入力および複写設定枚数キヤンセル入
力用のスイッチ。
リコール:前にメモリしている操作ボード設定データの
読出し指示スイッチ。
55:現像液不足表示用の発光素子。下限検出スイッチ35,
35r,35g又は35bが閉になると点灯する。
56:クリーニング液不足表示用の発光素子。下限スイッ
チ35iが閉なると点灯する。
57:チエック指示表示用の発光素子。
上,下限スイッチのいずれかが閉のとき、ならびにペー
パトラブル,機構トラブル等の異常時に点灯。
53,53r,53g,53b:色設定表示灯。
電源スイッチがオンしたとき53が点灯され黒記録モード
が設定される。
50:色指示スイッチ。
53が点灯のとき、このスイッチがオンすると、53が消灯
し53bが点灯し、青記録モードが設定される。53bが点灯
しているときスイッチ50がオンすると、53bが消灯し53g
が点灯して緑記録モードが設定される。53gが点灯して
いるときスイッチ50がオンすると、53gが消灯し53rが点
灯して赤記録モードが設定される。53rが点灯している
ときスイッチ50がオンすると、53rが消灯し53が点灯し
て黒記録モードが設定される。
54:第1槽トラブル表示灯。
上,下限位置検出スイッチ34又は35が閉のとき、あるい
は、容器31が空のときに点灯する。
54r:第2槽トラブル表示灯。
上,下限位置検出スイッチ34r又は35rが閉のとき、ある
いは、容器31rが空のときに点灯する。
54g:第3槽トラブル表示灯。
上,下限位置検出スイッチ34g又は35gが閉のとき、ある
いは、容器31gが空のときに点灯する。
54b:第4槽トラブル表示灯。
上,下限位置検出スイッチ34b又は35bが閉のとき、ある
いは、容器31bが空のときに点灯する。
54i:クリーニング液槽トラブル表示灯。
上,下限位置検出スイッチ34i又は35iが閉のとき、ある
いは、容器31iが空のときに点灯する。
なお、表示灯54周りの斜線領域はペーパトラブル表示灯
の照明域を示す。操作ボード48には、その他のスイッチ
および表示素子が装着されている。
第3図に、第1図に示す複写機の機構要素を付勢する電
気システムを示す。複写機各部の入力用スイッチ,状態
検出スイッチ,状態設定用スイッチ等のスイッチ類61
は、バッフアアンプ59,60を介してマイクロプロセッサ5
8に接続されており、また、ドライバ68に接続されてい
る。マイクロプロセッサ58の割込入力ポートINTには、
ドラム同期パルス発生器62が接続されている。パルス発
生器62は、感光体ドラム3に結合された回転板の透光ス
リットを検出するフオトセンサ62Sを有する。ドラム3
が微小角度回転する毎にセンサ62Sが透光スリットを検
出し1パルスを割込入力ポートINTに与える。マイクロ
プロセッサ58のA/D変換入力ポートAD1には、定着ユニッ
ト24の定着部温度を検出する温度検出回路63が接続され
ている。サーミスタ63が定着部温度に対応した電圧を発
生し、これをAD1に印加する。マイクロプロセッサ58のA
/D変換入力ポートAD2,AD3,AD4およびAD5には、それぞれ
現像液濃度検出ユニット36,36r,36gおよび36bが接続さ
れている。光電変換素子36Sが、第1ポンプ37で汲み上
げられた黒現像液の濃度に対応する電圧を発生しAD2に
印加する。ランプ36Lは、現像液薄膜を通して光を光電
変換素子36Sに与える。ユニット36r,36gおよび36bの電
気回路構成もユニット36の電気回路構成と同じであり、
それぞれAD3,AD4およびAD5に、赤現像液濃度,緑現像液
濃度および青現像液濃度に対応する電圧を印加する。マ
イクロプロセッサ58には、アドレスバス,コントロース
バスおよびデータバスを介して、ROM67,ROM66,ならびに
入出力ポート・バッフア素子64および65が接続されてい
る。これらの入出力ポート・バッフア素子64および65に
は、それぞれドライバ68〜71およびドライバ72〜75が接
続されている。
ドライバ68はスイッチマトリックス61のY走査ラインの
それぞれにスイッチ状態読取信号を順次に与え、また表
示素子マトリックス76のY走査ラインのそれぞれに表示
素子付勢信号を順次に与える。
スイッチマトリックス61のXラインのそれぞれの信号、
すなわち、各スイッチの開,閉を示す信号はバッフア5
9,60を介してマイクロプロセッサ58に与えられる。マイ
クロプロセッサ58は、所要の場合、表示素子付勢信号を
バッフア69,70を介して表示素子マトリックス76のXラ
インのそれぞれに印加する。表示素子マトリックス76に
おいては、Yラインの表示付勢信号とXラインの表示付
勢信号が同時に加わった表示素子が点灯する。ドライバ
71には、図示しない機構駆動要素(メインモータ,クラ
ッチ,等々)が接続されており、ドライバ72には、像形
成系の電気要素(ランプ10,チヤージヤ4,7,等々)が接
続されており、ドライバ73には、紙搬送系の図示しない
電気要素(クラッチ,モータ等々)が接続されている。
ドライバ74には、現像液供給系の電気要素、すなわちポ
ンプ38,37,37r,37g,37b,37i,#ソレノイド装置42,33,33
r,33g,33bおよびパルスモータ45が接続されている。ド
ライバ75には、複写機に装着される機器、たとえばフイ
ーダ,ソータ等の電気要素を接続するコネクタが接続さ
れている。
マイクロプロセッサ58が各種スイッチの入力操作に応じ
て、また複写機各部の状態に応じて、ドライバ68〜75に
各種付勢信号を与える。
複写機におけるマイクロプロセッサCPUの制御動作は各
種良く知られている。したがって、ここでは、本発明の
実施に関連が深い制御動作を主体にマイクロプロセッサ
58の制御動作を説明する。
第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図および第4f図
に、クイクロプロセッサ58の、主に現像液供給制御に関
する制御動作を示す。
まず第1図を参照すると、複写機の電源スイッチ(図示
せず)が投入されて、マイクロプロセッサ58および複写
機各部に電源が入ると、マイクロプロセッサ58は初期化
を実行する(ステップ1:以下カッコ内では「ステップ」
という語を省略する)。この初期化1では、まず複写機
の各要素を不作動状態に設定し、かつマイクロプロセッ
サ58の内部カウンタ,タイマ,レジスタ等を初期化し、
かつRAMに割り当てている状態追跡用のレジスタ等を初
期化する。そして、操作ボード48の表示を標準状態に設
定し、設定している状態を示すデータをメモリにセット
する。標準状態は、コピー設定枚数が1,カラーは黒(表
示灯53点灯)であり、表示灯53を点灯して黒フラグをセ
ットする。そして経過時間Tのカウントを開始する(時
間Tカウントスタート)。
この初期化を終了するとマイクロプロセッサ58は、定着
ユニット24のヒータを付勢するヒータドライバに高温度
発熱付勢を指示する(2)。次にスイッチマトリックス
61の状態検出スイッチの開閉状態チエックし、コピー可
否を判定する(3)。異常であると、異常処理(5)を
行なって、正常になるのを待つ(3−4−5−3)。正
常であると、あるいは正常になると、異常フラグ,異常
表示等をクリアし(6)、メインモータをオン(ドラム
3回転)に、またポンプ38をオン(クリーニングユニッ
ト77へ黒現像液供給)にする(7a)。このメインモータ
付勢およびポンプ付勢に連動して、現像装置5において
はローラ161〜163が回転駆動され、メインチヤージヤ4
が付勢される。なおこのチヤージヤ付勢は、ローラ161
〜163の表面の現像液中のトナーをドラム3に吸引し、
ユニット9で回収するためである。同様にブラケット78
が駆動されて第2b図に示す位置に移動し、これによりブ
レード80およびスポンジローラ79がドラム3に圧接する
(7a)。次にマイクロプロセッサ58は、時間Tが液切時
間T1以上になっているか否かを参照し、それがT1未満で
あると定着ユニット24の定着部温度(63S出力)を参照
する(7b)。ここにおいて、時間TがT1未満でしかも定
着部温度が設定定着温度未満であると待機し、時間Tが
T1以上となるか、定着部温度が設定定着温度以上になる
のを待つ(7b)。時間TがT1以上になると、現像装置5
の液切が十分であるので、また、定着部温度が設定定着
温度以上になるとコピー可であるので、現像装置5のク
リーニングのために、マイクロプロセッサ58はスイッチ
43の状態を参照し(8)、それが閉でない(現像装置5
の出口29が第1槽30に接続されている)とt1の間ソレノ
イド装置42を付勢する(9)。これにより切換弁39が出
口29−ノズル44接続に切換わり、スイッチ43が閉にな
る。スイッチ43が閉であると、又は閉になると、次にス
イッチ46iの状態を参照する(10)。スイッチ46iが閉で
ないとノズル44がパイプ47i上にないので、他のスイッ
チ46r,46gおよび46bの状態を参照して、パルスモータ45
を逆転付勢してノズル44をパイプ47i上に位置決めする
(11)。このように位置決めすると、あるいはノズル44
がパイプ47i上にあると、t2の間ポンプ37iを付勢して現
像装置5をt2の間クリーニングする(2)。このt2の間
は、槽30iのクリーニング液が現像装置5に供給され、
かつ槽30iに回収される。クリーニングを終了すると、
時間Tのカウントを開始し、クリーニング済フラグをセ
ットする(13)。すなわち、クリーニング液切時間T1
経過判定のための時間カウントを開始する。
以上が電源スイッチが投入された直後の現像液供給制
御、すなわち現像装置初期化制御である。
クリーニング(12)を終了するとマイクロプロセッサ58
は、操作ボード48の状態を読取る(14)。操作ボード48
に入力がないと、ステップ16−17−14とめぐって、操作
ボード48に入力があるのを待ち、また、エンドサイクル
終了時間teが経過するのを待ち、また、キーイン待機時
間t3が経過するのを待っている。時間teは、コピーを開
始し最終コピーを終了してから、後処理のためにドラム
3を回転させておくエンドサイクル実行時間である。最
終コピーを終了した時にエンドサイクルが開始され、そ
の時te時限のタイマte(プログラムタイマ)がセットさ
れ、ステップ14に戻る。ステップ16は、このタイマteの
時限オーバを参照するステップである。時限オーバであ
る(エンドサイクル終了)と、エンドサイクルを停止す
る(18)。t3は、複写設定可(ステップ12)となってか
ら、操作ボードに入力がない状態が継続するとき、ある
時限で自動的に待機状態に戻すための設定時間である。
複写設定可(ステップ12および設定枚数のコピー終了)
になってから時間Tのカウント値がt3になると(17)、
定着ヒータを予熱付勢(低温度発熱付勢)に切換え、待
機スイッチ76の発光素子を点灯し(19)、メインモータ
を停止し、ポンプ38を停止してメインチヤージヤ4を消
勢する(20)。そして待機スイッチ76のオン待ちとなる
(21:待機状態)。待機状態にないときにも、待機スイ
ッチ76がオンにされると、ステップ14でこれが検出さ
れ、ステップ25からステップ19に進んで待機状態にな
る。
待機状態において待機スイッチ76がオンになると(2
1)、ステップ7aと同様に、メインモータが付勢され、
メインチヤージヤが付勢される。更に、ポンプ38が付勢
されて(22)、ステップ2と同様に定着ヒータが高発熱
付勢され(23)、操作ボード読取(14)に進む。
操作ボード読取(14)において、待機スイッチ76,色指
示スイッチ26,スタートキースイッチ49以外のキースイ
ッチの操作が読取られると(27)、操作されたキーに対
応付けられている読込が行なわれる(28)。この読込の
代表的なものは、テンキー入力に応じた複写枚数の設定
である。
色指示スイッチ26が操作されたときには、マイクロプロ
セッサ58は、第4a図のステップ26から第4b図の記録色指
示読込みおよび現像器30のオーバフロー処理を実行す
る。これらを説明すると、今、電源スイッチが投入され
た直後初めてスイッチ50がオンとされたとすると、表示
素子53が点灯しており、かつステップ1の初期化でマイ
クロプロセッサ58のレジスタ又はRAM66のレジスタに黒
フラグがセットされている。したがって、マイクロプロ
セッサ58は、ステップ29−31−33−35と進み、ステップ
35で黒フラグをクリアし発光素子53を消灯し、青フラグ
をセットし発光素子53bを点灯し、1回のスイッチ操作
を2回以上に読み取らないように、t4の時間経過を待っ
て(36)ステップ37〜41の現像器30のオーバフロー処理
を経て第4a図の操作ボード読取(14)に戻る。青フラグ
をセットしている状態で色指示スイッチ50が操作される
と、マイクロプロセッサ58は、ステップ29−31−33−34
と進み、ステップ34で青フラグをクリアし発光素子53b
を消灯し、緑フラグをセットし発光素子53gを点灯し、t
4の時間経過を待って(36)ステップ37〜41の現像器30
のオーバフロー処理を経て第4a図の操作ボード読取(1
4)に戻る。緑フラグをセットしている状態で色指示ス
イッチ50が操作されると、マイクロプロセッサ58は、ス
テップ29−31−32と進み、ステップ32で緑フラグをクリ
アし発光素子53gを消灯し、赤フラグをセットし発光素
子53rを点灯し、t4の時間経過を待って(36)ステップ3
7〜41の現像器30のオーバフロー処理を経て第4a図の操
作ボード読取(14)に戻る。赤フラグをセットしている
状態で色指示スイッチ50が操作されると、マイクロプロ
セッサ58は、ステップ29−30と進み、ステップ30で赤フ
ラグをクリアし発光素子53rを消灯し、黒フラグをセッ
トし発光素子53を点灯し、t4の時間経過を待って(36)
ステップ37〜41の現像器30のオーバフロー処理を経て第
4a図の操作ボード読取(14)に戻る。仮に色指示スイッ
チ50を連続してオンにしていると、表示素子53,53b,53g
および53rがこの順に略t4の時間間隔で順次に点灯す
る。したがって、色指示スイッチ50の連続オンおよび又
は間欠的オンにより、黒,青,緑および赤のいずれかを
指定し得る。
記録式指示の読込み(29〜36)を経過して現像器30のオ
ーバフロー処理(37〜41)に進むと、マイクロコンピュ
ータ58は、まずスイッチ34の状態を参照する(37)。す
でに説明しているように、ドラム3回転中は、コピー中
も含めて、ポンプ38が黒現像液をクリーニングユニット
24に送り、ユニット24の排出液を第1槽30に回収する。
黒記録時には、現像装置5およびクリーニングユニット
24に第1槽30から黒現像液を供給し、これらを現像装置
5およびユニット24から第1槽30に回収する。したがっ
て第1槽30の現像液は実質上増加せず、むしろ、コピー
により現像液は減少する。しかし、青,緑又は赤記録の
ときには、例えば赤記録を例にとると、第2槽30rから
赤現像液が現像装置5に供給されその排液は第2槽に回
収されるが、ドラム3に付着してクリーニングユニット
24で回収された赤現像液は、第1槽30に回収される。し
たがって第1槽30の液量が増加する。それ故に、スイッ
チ34が閉(黒現像液量が上限以上)のときに、青,緑又
は赤記録を行なうと、第1槽30において現像液がオーバ
フローするおそれがある。現像器30のオーバフロー処理
(37〜41)はこのようなオーバフローを事前に回避する
ための制御ステップである。すなわち、スイッチ34が閉
(第1槽30の液量が上限以上)のときには(37)、第1
槽トラブル表示灯54とオペレータチエック指示灯57を点
灯し(39)、黒フラグの存否を参照する(40)。黒フラ
グがあるとき(黒記録指示)のときにはコピーを開始し
ても問題がないので、操作ボード読取(14:スタートキ
ースイッチ49のオン待ち)に進むが、黒フラグがない
と、他色の記録指示であるので、赤,緑および青フラグ
全部をクリアし、黒フラグをセットし表示灯53b,53g,53
rを消灯し表示灯53を点灯して(41)操作ボード読取(1
4)に進む。表示灯55および57の点灯に応じてオペレー
タが第1槽30の現像液を少なくしてスイッチ34を開とし
スイッチ50を操作すると、マイクロプロセッサ58は、ス
テップ14−15−25−26−第4b図の記録色指示の読込み−
37−38と進んで、表示灯54,57を消灯する。スイッチ37
が閉のままであると、表示灯54,57が点灯し、かつ記録
色は黒に設定されている(黒フラグがセットされてい
る)。
操作ボード読取(第4a図の14)でスタートスイッチ49の
閉を検出すると、マイクロプロセッサ58は、ステップ15
−25−26−27を経て第4c図のステップ42に進む。ステッ
プ42では、定着ユニット24の定着部温度を参照し、それ
が設定定着温度K以上であるか否かを判定する。K未満
のときは操作ボード読取(14)に戻る。なお、K未満の
ときには、スタートスイッチ49の赤発光素子を点灯して
おり、K以上のときには、複写機が操作ボード読取にあ
ることを条件に緑発光素子を点灯している。
さて定着ユニット24の定着部温度がK以上であるとステ
ップ42から43に進み、黒フラグの存否を見る。黒フラグ
があると、ステップ44〜47の黒現像セットを実行する。
すなわち、スイッチ43の状態を参照する。スイッチ43が
閉でないと、切換弁39が第1槽30側に現像装置5の排液
を供給する位置にあるので、第4d図の現像液調整に進
む。スイッチ43が閉であると、切換弁39が、現像装置5
の排液をノズル44に供給する位置にあるので、第1槽30
に供給するように、t1の間ソレノイド装置42を付勢して
切換弁39を、第1槽30側に切換え(45)、ポンプ37を付
勢する(46)。そして、第1槽30からの黒現像液が現像
装置5のローラ161〜163に行き渡るのを待つために時間
t5の経過を待ち(47)、t5が経過すると第4d図の現像液
調整に進む。この黒現像セット(黒記録状態設定)にお
いては、前に現像装置5にあった現像液の流下(液切
り)を待つT1経過待ち、現像装置5にクリーニング液を
供給するt2の時間、および、t2後のクリーニング液の流
下(液切り)を持つT1待ち、が無いことに注目された
い。
黒フラグがなかったときには、青フラグの存否を参照す
る(48)。青フラグがあるとステップ49〜61の青現像セ
ットを実行する。すなわち、スイッチ43の状態を参照し
て(49)、スイッチ43が閉であるとスイッチ46bの状態
を参照する(52)。スイッチ43が閉でスイッチ46bも閉
であると、切換弁49がノズル44側に位置し、かつノズル
44がパイプ47b上に位置しており、現像装置5の排液を
第4槽(青現像液槽)30bに供給する状態にあって、こ
れは、この直前のコピー動作が青コピー処理であったこ
とを意味し、現像装置5の液切りおよびクリーニングが
不必要であるので、そのまま第4d図の現像液調整に進
む。スイッチ43が閉でなかったときには、この直前のコ
ピー動作が黒コピー処理であったことを意味するので、
現像装置5よりの黒現像液の流下を判定するT1経過待ち
(50:詳細は第4f図に示す。説明は後述。)、を経て、t
1の間ソレノイド装置42を付勢して切換弁49をノズル44
側に位置決めし(51)、クリーニング済フラグを参照す
る(54)。クリーニング済フラグの存在は、複写機が現
在、現像装置5のクリーニングを終了した状態であるこ
とを示す。したがって、クリーニング済フラグがある
と、ノズル44をパイプ47b上に位置決めし(59)、ポン
プ37bを付勢して(60)、青現像液が現像装置5のロー
ラ161〜163に行き渡るのを待つために時間t5の経過を待
ち(61)、t5が経過すると第4d図の現像液調整に進む。
ステップ54でクリーニング済フラグがなかったときに
は、前に現像装置5に入ってしいた現像液が黒,緑又は
赤であって、今回は青現像液を供給しようとしており、
クリーニングが必要であるので、現像装置5をクリーニ
ングする(55)。このクリーニング(55)は、第4a図に
示す現像器のクリーニング(11〜13)と内容が同じであ
る。なお、現像器のクリーニング(55)で、ステップ13
と同じく、時間Tのカウントをスタートしている点に注
目されたい。次にクリーニング済フラグをセットし(5
6)、時間Tカウントを開始し(57)、T1の経過を待つ
(58)。「T1の経過待ち」(50,53,58)の内容は第4f図
に示す。
ここで第4f図を参照して、「T1の経過待ち」の内容を説
明すると、まずすでに時間Tのカウントを開始している
ので、この時間TがT1になっているか否かを判定し(10
2)、なっていないと、T1になるのを待つが、待ってい
る間操作ボードの読取(103)を行ない、操作ボードよ
り入力があると、第4a図のステップ25に進み、入力に応
じた処理を行なう。したがって、T1の経過を待っている
間に、スイッチ50が操作されて、記録色指定が変更され
ることがある。この記録色指定が変更されたとき、クリ
ーニング済フラグがあると、それは現像装置5がクリー
ニングを終了したきれいな状態にあることを意味する。
クリーニング済フラグがないと、クリーニング要を意味
する。この「T1経過待ち」(50,53および58)が、ノズ
ル44の位置決め(59)の前に位置し、ノズル44の位置が
カラーフラグに対応した位置に変更されていないことに
注目されたい。「T1経過待ち」(50,53および58:第4f
図)の操作ボード読取でスイッチ50の操作を検出して記
録色(カラーフラグ)を変更しても、複写を実行しなか
った前回の色設定(カラーフラグ)の前の現像液排液位
置にノズル44があるので、ノズル44の位置決め制御にエ
ラーを生じない。記録色(カラーフラグ)を変更したと
き、クリーニング済フラグがあると、前述のようにステ
ップ55〜58の、クリーニング処理(55)およびクリーニ
ング液切り時間T1待ち(58)を実行しないので、前回の
クリーニング処理が無駄にはならない。記録色(カラー
フラグ)を変更後コピー開始までの時間が短縮される。
黒フラグがなく、青フラグもなかったときには緑フラグ
の存否を参照する(62)。緑フラグがあると緑現像セッ
ト(63)を実行する。この緑現像セット(63)も前述の
青現像セット(49〜61)と同様である。ただし、ステッ
プ52の「46b」は「46g」と、ステップ59の「47b」は「4
7g」と、またステップ60の「37b」は「37g」と読み替え
る。
黒フラグがなく、青フラグがなく、しかも緑フラグもな
かったときには、赤フラグがあることになるので、赤現
像セット(64)を実行する。この赤現像セット(63)も
前述の青現像セット(49〜61)と同様である。ただし、
ステップ52の「46b」は「46r」と、ステップ59の「47
b」は「47r」と、またステップ60の「37b」は「37g」と
読み替える。
以上のように現像セットを実行すると、これによりポン
プ37(ステップ46),37b(ステップ60),37g(ステップ
63)又は37r(ステップ64)を付勢しているので、次に
記録色が変更されたとき現像装置5のクリーニングが必
要(ただし青,緑又は赤から黒への変更では不必要)で
あるので、クリーニング済フラグをクリアし(65a)、
ステップ65b以下の現像液調整に進む。
現像液調整ではまず青フラグの存否を参照する(65
b)。それがあると現在、ポンプ37bが付勢されて、第4
槽(青現像液槽)30bより青現像液が現像装置5に供給
され、現像装置5の排液が濃度検出ユニット36bを通っ
て第4槽30bに戻っている。そこでこの場合には青現像
液調整(66〜81)を実行する。すなわち、濃度検出ユニ
ット36b(第3図)の光電変換素子の電圧をA/D変換し、
設定値と比較する(66)。変換データが示す濃度が設定
値以上であると、現像液濃度は適であるので、現像液供
給回数nを0にセット(クリア)し(73a)、スイッチ3
5bの状態を参照する(73b)。スイッチ35bが閉ではない
と、第4槽30bにおいて現像液レベルが適であるので、
トラブル表示灯54b,55および57を消灯し(74)、コピー
枚数変更フラグをクリアし(75)、ステップ81に進む。
スイッチ35bが閉であると、現像液不足(少なくとも希
釈液容器32bが空)であるので、表示灯54b,55および57
を点灯し(76)、コピー残枚数を99と比較する(78)。
コピー残枚数が99以内であると、そのままとし、コピー
残枚数が99を越えていると、コピー残枚数を99とするよ
うに、コピー設定枚数値を更新し(79)、コピー設定枚
数変更フラグをセットする(80)。すなわち、その後の
コピー可枚数を99枚以内に設定する。ステップ76で表示
灯を点灯したとき、コピー設定枚数変更フラグがセット
されていると、すでにこれまでにこのようなコピー設定
枚数の変更を行なっているので、ここではコピー設定枚
数を変更しない。
濃度検出(66)の結果、濃度が設定値未満であったとき
には、スイッチ34bの状態を参照し(68)、それが閉で
あると、容器31bより現像液を第4槽30bに供給すると、
第4槽30bで現像液がオーバフローするおそれがあるの
で、、ステップ76〜80の、前述のコピー設定枚数の変更
処理を実行する。スイッチ34bが閉でないときには、オ
ーバフローのおそれがないので、現像液供給回数nの値
を参照し(69)、それが5未満であると、時間t6の間ソ
レノイド装置33bを付勢する(70)。これによりt6
間、容器31bが開き、容器31bの現像液が第4槽30bに供
給される。そして、供給した現像液が第4槽の現像液と
混合して現像装置5に行ってそこから濃度検出ユニット
36bに至るに十分な時間t7の経過を待って(72)、現像
液供給回数nの値を1大きい数に変更し(72)、濃度検
出(66)を行なう。この濃度検出(66)においてもまだ
濃度が低いと、再度容器31bより第4槽30bへの現像液供
給を行なう(69〜72)。濃度が設定値よりも高くなる
と、ステップ67からステップ73aに進んで、現像液供給
フローを抜けるが、5回の現像液供給でも設定値以上の
濃度にならないと(容器31bに現像液が無いことになる
ので)ステップ76〜80のコピー設定枚数の変更に進む。
以上の現像液調整を実行し、ステップ81に進むと、そこ
でスイッチ34g,34rおよび34iの状態を参照する(81)。
ここで34g,34r又は34iが閉であると、ノズル44の位置決
めが異常で、第4槽(青現像液槽)30bで現像装置5に
送り出している現像液が、現像装置5から他の槽30r,30
g又は30iに送られているおそれがあるので、異常処理82
に進む。スイッチ34g,34rおよび34iがすべて開である
と、ノズル44の位置決めは正確と見なし、次にスイッチ
34の状態を参照する(83)。スイッチ34が閉であると、
青コピーの間に、現像装置5からドラム3に移った青現
像液の一部がクリーニングユニット9で回収され第1槽
(黒現像液槽)30に行き、第1槽30の現像液量が増加
し、第1槽30がオーバフローするおそれがある。そこで
スイッチ34が閉であると、第4b図に示すステップ39−41
の、すでに説明した色設定変更に進む。スイッチ34が閉
でなかったときには、第4e図のコピー制御に進む。
以上においては、青フラグがあったときの青現像液調整
を説明した。緑フラグがあったときの緑現像液調整(8
4,85)も青現像液調整と同様である。ただし、ステップ
66の「36b」は「36g」と、ステップ68の「34b」は「34
g」と、ステップ74,76の「54b」は「54g」と、ステップ
70の「33b」は「33g」と、ステップ73bの「35b」は「35
g」と、またステップ81の「34g」は「34b」と読み替え
る。赤フラグがあったときの赤現像液調整(86,87)も
青現像液調整と同様である。ただし、ステップ66の「36
b」は「36r」と、ステップ68の「34b」は「34r」と、ス
テップ74,76の「54b」は「54r」と、ステップ70の「33
b」は「33r」と、ステップ73bの「35b」は「35r」と、
またステップ81の「34r」は「34b」と読み替える。黒フ
ラグがあったときの黒現像液調整(88)も青現像液調整
と同様である。ただし、ステップ66の「36b」は「36」
と、ステップ68の「34b」は「34」と、ステップ74,76の
「54b」は「54」と、ステップ70の「33b」は「33」と、
ステップ73bの「35b」は「35」と、読み替え、またステ
ップ81に「34b」を加える。また、黒コピーでは、黒現
像液を第1槽30から現像装置5に供給して現像装置5の
排液を第1槽30に戻し、かつ、ユニット41の回収液も第
1槽30に戻すので、第1槽30の現像液量は増加せず、む
しろ減少する。したがって、スイッチ34が閉であっても
コピーを開始又は継続し得る。そこで黒現像液調整で
は、ステップ81対応のスイッチ状態判定で全スイッチが
閉でないときには、ステップ83は経過せず、そのまま第
4e図のコピー制御に進む。
第4e図を参照してコピー制御を説明すると、まず操作ボ
ード48のキーイン読取を設定して(89)、1コピーサイ
クルを開始する(90)。この1コピーサイクルで、通常
の複写機で周知の1回の複写処理が行なわれる。この複
写処理の間に操作ボード2cにキーインがあると、入力キ
ースイッチを示すデータをメモリする。そしてキーイン
が色指示スイッチ50であったときには、そのときのカラ
ーフラグを前カラーフラグとして退避メモリし、第4b図
の処理を実行する。これを実行すると、現在コピー中の
色(前カラーフラグ)と、今設定したカラーフラグが異
なることになる。1コピーサイクル(90)を終了する
と、カラーフラグが変更されているか否かを参照し(9
2)、変更されていないと、コピー済枚数レジスタの内
容を1大きい数に更新し(93)、該レジスタの内容をコ
ピー設定枚数レジスタの内容と比較する(94)。コピー
済枚数が設定枚数以上でないと、またコピー処理(90)
が必要であるので、複写機各部の状態を読んで(95)、
複写処理を継続し得るか否かを判定し(96)、継続し得
ないと異常処理(97)に進む。継続し得ると、またコピ
ー制御の先頭(89)に進む。コピー済枚数が設定枚数以
上になっていると、あるいは1コピーサイクル(90)の
間にカラーフラグが変更されていると、後処理用のエン
ドサイクルをセットし(98)、エンドサイクル終了判定
のためにte時限のタイマをセットし(99)、現像液供給
用のポンプ37,37r,37gおよび37bを消勢し(100)、時間
Tのカウントを開始する(101)。そして第4a図の操作
ボード読取(14)に復帰する。ポンプ37,37r,37gおよび
37bを消勢したことにより、現像装置5への現像液供給
は無くなり、現像装置5の現像液は、現像液槽30,30r,3
0g又は30bに自重で流下する。すなわち、現像液の液切
りが開始されたことになる。時間Tのカウント値はした
がって液切り継続時間を示すことになる。また、コピー
終了からの経過時間を示す。
以上のようにコピーを終了して操作ボード読取(14)に
復帰すると、ステップ14−15−16−17−14とめぐって、
操作ボード48に入力があるのを待ち、エンドサイクルが
終了する(タイマteがタイムオーバする)のを待ち、ま
た、時間t3の経過を持つ。なおt3>teである。teが経過
するまでに操作ボード48に入力があると、前述のステッ
プ25以下の制御を開始する。操作ボード48に入力がなく
teが経過すると、エンドサイクルを停止する(18)。エ
ンドサイクルの停止では、ドラム3の回転を停止し、他
の機構部も停止し、ポンプ38を消勢し、メインチヤージ
ヤ4を消勢する。その後t3が経過すると、待機状態を設
定し(19,20)その後は待機スイッチ76がオンされるの
を待つ(21)。待機スイッチ76がオンになると、メイン
モータを回転させ、ポンプ38を付勢し、メインチヤージ
ヤ4を付勢して(22)、定着ヒータを高発熱付勢し(2
3)、操作ボード読取(14)に進む。
以上に説明したマイクロプロセッサ58の制御動作の主要
なものを要約すると次の通りである。
(1)電源オン時の記録色黒設定。電源オン直後の初期
化で黒フラグをセットし(2)、まず黒記録をメモリ上
に設定する。この種の複写機では、黒記録コピーの確率
が最も高いものと推察される。したがって、基準コピー
条件の内の記録色は黒とする。しかし、その後の操作ボ
ード入力により他の色の設定が指示される可能性があ
り、仮に現像装置5に黒現像液の供給を開始している
と、黒現像液の供給停止,黒現像液の液切待機T1,クリ
ーニングt2およびクリーニング液の液切待機T1が必要に
なり、複写機の運転能率が低下する。したがって、メモ
リ上記録色黒を設定しても、現像装置5への現像液の供
給は行なわない。
(2)電源オン直後の待機。電源が投入されると、時間
Tのカウントを開始し(2)、時間TがT1になるか、あ
るいは定着ユニット24の定着部温度が定着温度になるま
で待つ(7b)。
電源が投入されるまでに、前回コピーに使用した現像液
の液切時間T1が経過しているかも知れないし、経過して
いないかも知れない。エンドサイクルを終了してから複
写機電源を切るように、操作マニユアルその他に説明を
しており、正常な電源オフ(エンドサイクル終了後の電
源オフ)では、電源オフまでにT1が経過しているので、
再度電源を投入したときには液切時間T1を置く必要はな
い。しかし、確率は低いが、コピー中や、コピー終了直
後に電源が切られ、それからT1経過前に電源が再度投入
されることもあり得る。そこで、この実施例では原則と
して電源オンから一律にT1の液切時間を置くようにして
いる。定着ユニット24が常温のときに電源が投入される
と、定着部温度が設定定着温度に上昇するまでの時間の
方がT1よりも長い。したがって、T1の液切時間を電源オ
ン直後にとるようにしても、格別に複写機の運転効率を
低下させることはない。しかし、前回のコピー終了後エ
ンドサイクル後に電源が遮断され、そしてその後すぐに
電源が再投入されたとき(この態様の電源オンの確率が
高い)には、定着部温度が高く通常は前回のコピー終了
から液切時間T1を経過しているので、電源オンからT1
経過を待たない。
(3)現像液の液切後のクリーニング。上記(2)の待
機中に現像装置5の現像液は十分に流出している。ま
た、該待機直後に、操作ボード48のキーインがすぐにあ
るとは限らないし、また、記録色も何に指定されるか分
からない。定着ユニット24が常温であるときに電源オン
となった場合(朝一番の電源投入など)には、このステ
ージではまだ定着部温度は定着温度まで上昇していな
い。ウオームアップ待ち状態である。そこで、このステ
ージで現像装置5のクリーニングを行なう(12)。少な
くともこのクリーニングの間は、メインチヤージヤ4を
付勢して、現像装置5のローラのトナーを感光体ドラム
3に吸引して、ローラより除去する。メインチヤージヤ
4の付勢により、現像装置5のローラのトナーが感光体
ドラム3に吸引されるので、その分クリーニング液の汚
れが少なくなる。
(4)クリーニング液の液切待機。クリーニングを終了
すると、クリーニング液が現像装置5より十分に流出す
るに要する時間T1の経過を待つ。この間操作ボードの読
取を行なう(13,14)。
(5)記録色の設定。操作ボードの読取(14,103)で、
色指示スイッチの操作を読むと、それに対応して記録色
を設定する(29〜41)。この記録色の設定において、黒
現像液槽30の現像液レベルが上限以上であると、黒以外
の色の記録色設定はしないで、黒のみを設定する。これ
は、第1槽30の現像液のオーバフローを防止するためで
ある。
(6)操作ボードの読取(14,103)でスタートスイッチ
49の操作を読取ると、現像系を除く複写機各部が複写可
状態にあることを条件に、現像セット(42〜64:現像装
置5への現像液供給)を行ない、次に現像液調整(65b
〜83)を行なってから、コピー処理(89〜101)に進
む。
(7)上記(6)の現像セットにおいて、実際の現像液
供給設定状態と、今回要する現像液供給とを比較し、 (7−1)両者が合致すると、そのまま現像液調整に進
む。これにより、記録色指定を変えないときには、通常
のモノクロ複写機と同様に、スタートキースイッチの操
作に応じてすみやかにコピー動作が開始される。両者が
合致しないときには、 (7−2A)今回要する現像液供給設定の色が赤,緑又は
青のときには、 (7−2A−1)前回使用現像液の液切り時間T1の経過を
待ち(50,53)、次にクリーニングを実行し(55)、次
いでクリーニング液の液切時間T1の経過を待つ(58)。
そして現像液調整に進む。
(7−2A−2)クリーニング済フラグがあるときには、
現像装置5がクリーニング直後であるので、前回使用現
像液の液切り時間T1の経過待ち(50,53)およびクリー
ニングの実行(55)を省略して、クリーニング液の液切
時間T1の経過を待つ(58)。
(7−2A−3)液切時間T1の経過を待っているときに
は、操作ボード読取(103)を行ない、入力があると、
上記(5)に進む。
(7−2B)今回要する現像液供給設定の色が黒である
と、上記(7−2A−1),(7−2A−2)および(7−
2A−3)を実行しない。したがって、黒指示入力操作か
ら黒コピー開始までの時間は他の色の場合よりも格段に
短い。通常のモノクロ複写機の場合と同様である。
(7−3)現像液供給ポンプ37,37r,37g又は37bを付勢
したときにはクリーニング済フラグをクリアする(65
a)。
(8)上記(6)の現像液調整において、現像液濃度不
足のときには、現像液容器から現像液槽への現像液供給
を行なうが、これを行なっても濃度が低いと、コピー設
定枚数をその後の実コピー枚数が99枚以下となる値に変
更する。また、現像液槽の現像液レベルが低いときも同
様にコピー設定枚数を変更する。これは、現像液の濃度
不足のとき、および現像液量不足のときに、その後のコ
ピー枚数を、許容品質のコピーが可能な99枚に制限する
ために行なう。
(9)上記(6)の現像液調整において、設定した記録
色と異なる色の現像液を貯留している現像液槽およびク
リーニング液槽の液体レベルが上限を越えていると、回
収現像液の供給方向が異常(切換弁39の切換異常又はノ
ズル44の位置決め異常)として、異常処理に進み、コピ
ーは開始しない。
(10)上記(6)の現像液調整において、設定色が赤,
緑又は青であるときに、黒現像液槽30の現像液レベルが
上限以上である(83)と、設定色を黒に変更し操作ボー
ド読取(14)に戻る。設定色が黒であるときには、設定
色の変更をせず、操作ボード読取には戻らない。これ
は、第1槽30のオーバフローを防止するために行なう。
(11)1コピーサイクルの間も操作ボードの読取を行な
い、入力があるとそれをメモリする。1コピーサイクル
の完了後、メモリを参照して、記録色指示が変更されて
いると(92)、エンドサイクルをセットして操作ボード
読取(14)に戻る。
(12)コピーを終了すると、エンドサイクル終了判定の
ためにタイマをセットし(99)、コピー終了後の放置
(不使用)時間のカウントのために、また、現像装置5
における現像液の流出(液切り)の監視のために時間T
計数を開始する(101)。現像装置5への現像液供給系
および現像装置5よりの現像液回収系の再設定(初期
化)はせず、現状で放置する。これは、次に同じ色のコ
ピーが指示される確率が高く、このとき初期化をしてい
ると、また液切待機やクリーニング等をしなけれななら
ない確率が高いので、このような無駄を防止するためで
ある。
その後、操作ボード入力(スタートスイッチ49オン)が
なくタイマteが経過するとエンドサイクルが停止(ドラ
ム3の回転停止等)され(18)、その後操作ボード入力
がなく設定待機時間t3が経過すると、複写機は待機状態
(定着ヒータの低発熱付勢等)とされる(19〜21)。待
機状態になったときには、待機スイッチ76が操作されな
ければ操作ボード読取(14)に進まない(21〜23)。待
機状態になるまでに、あるいは待機状態のときに、スイ
ッチ76が操作され操作ボード読取(14)に進んだとき
に、記録色変更〔黒から赤,緑又は青へ、あるいは赤,
緑又は青から、他の色(黒を除く)への記録色の変更〕
があると、上記の、コピー終了時に開始した時間T計数
値を参照して、それがT1以上になることを条件(50,5
3)にクリーニングが開始される(54,55)。コピー終了
後の時間Tの計数開始(101)は、したがって、その後
の記録色変更時に、液切待機時間を新たに設定する場合
よりも、待ち時間を短くする効果がある。
(13)クリーニング(12,55)中は、操作ボード読取(1
4,103)は実行せず、クリーニング前又は後の液切待機5
0,53,58)では操作ボード読取(103)を実行する。これ
は、クリーニング時間t2が比較的に短い(例えばt2は略
5sec)ため、これの終了を待つのに長時間がかからず、
しかもクリーニング後は任意の記録色を設定し得るの
で、一度クリーニングを開始すると、完全に終了してし
まうのが合理的であるからである。また、液切待機時間
T1は比較的に長く(例えばT1は略15sec)、その間にオ
ペレータが記録色変更をしたい場合があり得るので操作
ボー読取(103)を実行し、仮に操作ボード入力があっ
てそれに応じた処理を行なっても、その間時間Tのカウ
ントを継続しておればよく、液切待機の連続性が保たれ
る。
(14)クリーニング(12,55)を実行するとクリーニン
グ済フラグをセットし、現像装置5がクリーニングした
ままであることを示す。また、その後現像液供給ポンプ
37,37r,37g又は37bを付勢すると、クリーニング済フラ
グをクリアする(65a)。そして記録色切換(赤,緑又
は青から黒への切換えを除く異色への切換)において、
クリーニング済フラグがあると、前現像液の液切待機お
よびクリーニングは省略して、クリーニング液切待機の
みを行なって新規現像液の供給を開始する。これは、待
機時間短縮に効果がある。特に、クリーニング液の液切
待機(58)における操作ボード読取(103)で記録色指
定が変更されたときに、変更後の色の現像セット(48〜
65a)において、コピー開始までの待機時間を短縮する
効果がある。
次に本発明の他の実施例を説明する。上記実施例では、
赤,緑又は青記録から黒記録に指示が変更されたとき
に、前に現像液を供給しているポンプ37r,37g又は37bを
停止しすぐに切換弁を第1槽30側に切換え(45)、ポン
プ37を付勢する(46)ようにしている。これは現像装置
5における現像液の貯留量が少ないので、前の現像液を
第1槽30に回収しても、第1槽30における現像液量の増
加量は小さく黒現像液の色変化が実質上無視出来るから
である。これらが無視出来ない実施例では、ステップ50
と同様なT1経過待ちの制御ステップをステップ44と45の
間に介挿する。これによりと、前に使用していた現像液
の液切りを待った後に、黒現像液の供給が開始されるこ
とになり、第1槽30への現像液回収量が少なくなり、し
かも黒現像液への他の現像液の混合が少なくなる。
上記実施例では、電源スイッチオフ時にメモリをバック
アップする待機電源を有していないので、電源オン時に
一度液切時間T1をとって後クリーニングをして、現像装
置を初期設定するようにしている。待機電源で時間Tカ
ウントを行なうカウンタ,マイクロプロセッサ,あるい
はマイクロプロセッサとRAM、をバックアップする実施
例では、前述のステップ7bから13までのステップを省略
して、電源オンからコピー開始までの時間が短くなるよ
うにする。また、このようにする場合でも、電源スイッ
チをオフとした放置時間が長い場合には、電源スイッチ
オフから所定長時間後に1度クリーニングをする自動ク
リーニング制御を含める。これによれば、現像装置5内
においてローラ等への現像液の固化が防止される。更に
上述のように待機電源を備えて、電源スイッチがオフの
場合にも所要うデータを保持する実施例では、ノズル44
位置検出スイッチ46の3個又は全部を省略してもよい。
その場合、3個を省略したときには、たとえば1個46i
のみを残して、それをホームポジシヨン検出用に利用す
る。4個共に省略するときには、装置組立時にノズル44
をパイプ47の特定の1つ(例えば47i)の上に位置決め
し、待機電源でバックアップされるメモリにノズル位置
データをセットし、その後は、パルスモータ45の正,逆
転の1ステップ毎にノズル位置データを更新する位置追
跡を行なう。同様な制御を切換弁39の位置追跡に利用す
ることにより、スイッチ43も省略可能である。
図面を参照して説明した複写機は、単色カラーコピアで
ある。本発明の他の実施例では、定着器24の出口からレ
ジストローラ22の入口に紙を選択的に案内する紙搬送機
構を備え、また、感光体ドラム3とミラー15の間に、複
数個のフイルタ板でなるフイルタユニットを配置し、重
ね合せフルカラー複写機とする。これにおいては、フル
カラーが指定されたときには、所要の順番で、例えばシ
アンC,マゼンダMおよびイエローのコピーを、所定の順
番で、1枚の記録紙を定着器24からレジストローラ22に
戻しながら、しかもフイルタユニットの、露光行路にあ
るフイルタ板を切換えながら、順次に実行する。このよ
うに本発明はフルカラー複写機にもそのまま実施でき
る。
更には、上述の説明は湿式現像方式のカラー複写機に関
するものであるが、本発明は乾式現像方式のカラー複写
機にも同様に実施し得る。乾式現像方式のカラー複写機
の場合には、クリーニング剤を、トナーを吸着する粉体
とするか、あるいは、トナーを溶かすか分散し得る溶剤
とする。
本発明はまた、インクジエットプリンタおよびその他
の、記録媒体を対向面に付与する形式の記録装置にも同
様に実施できる。たとえば従来のカラーインクジエット
プリンタは、通常3個のインク噴射ヘッドを備えてそれ
らにマゼンダ,シアン,イエロー等のインクを個別に供
給しているが、本発明によれば1個のインク噴射ヘッド
に各色インクを供給する。各色インク槽およびクリーニ
ング液槽よりインク噴射ヘッドに選択的にインク又はク
リーニング液を供給し、ガターで捕獲したインク又はク
リーニング液を切換弁等を介してインク槽又はクリーニ
ング液槽に戻す。
効果 以上の通り本発明によれば、対向面に現像液等の顕像剤
を与える現像装置等の顕像装置の顕槽剤使用状態と、色
指示スイッチなどの色指示手段の指示色とを比較して、
顕像装置の顕像剤が黒で指示色が黒ではない色であると
きには、顕像装置をクリーニングし、その後で指示色の
顕像剤を供給するので、指示色の顕像剤への黒顕像剤の
混合がなく汚れがないので、指示色の記録があざやかな
色となり、コピー品質が向上する。
現像装置を色数分備えて、オペレータが好みの色の現像
剤を収容した現像装置を複写機にセットするなどの、多
くの予備装置や手数を要しない。
また、顕像装置より回収する顕像剤も汚れがないので再
使用が可能であり、顕像剤の消費が低減するし、使用中
の汚れの蓄積がないので、顕像剤の再使用を長く継続し
得る。
更には、他の色から、通常使用確率が高い黒記録への記
録モードの切換時には、クリーニング処理を省略するの
で、黒記録指示からコピー開始可となるまでの時間が短
く、その分黒記録の使用効率が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主に機構部の構成を示すブ
ロック図、第2a図は第1図に示す現像装置5の内部を示
す断面図、第2b図は第1図に示すクリーニングユニット
9の内部を示す断面図である。 第2c図は第1図に示す複写機の操作パネル部の平面図で
ある。 第3図は、第1図に示す複写機の電気制御系の構成を示
すブロック図である。 第4a図,第4b図,第4c図,第4d図,第4e図および第4f図
は、第3図に示すマイクロプロセッサ58の制御動作を示
すフローチヤートである。 1:コンタクトガラス、2:圧板 3:感光体ドラム、4:メインチヤージヤ 5:現像装置(顕像装置)、7:転写チヤージヤ 8:分離ユニット、9:クリーニングユニット 10:ランプ、11,12,13,15:ミラー 14:レンズユニット、16:記録紙カセット 17:給紙コロ、22:レジストローラ 24:定着ユニット、27:排紙トレイ 28:現像装置の液体入口、29:液体出口 30:黒現像液槽(第1槽)、30r:赤現像液槽(第2槽) 30g:緑現像液槽(第3槽)、30b:青現像液槽(第4槽) 30i:クリーニング液槽(クリーニング剤槽) 31,31r,31g,31b:現像液容器 32,32r,32g,32b:希釈液容器 32i:クリーニング液容器 33,33r,33g,33b,42:ソレノイド装置 34,34r,34g,34b,34i:上限検出スイッチ 35,35r,35g,35b,35i:下限検出スイッチ 36,36r,36g,36b:現像液濃度検出ユニット 37,37r,37g,37b:現像液供給ポンプ(37:第1供給手段,3
7r:第2供給手段) 37i:クリーニング液供給ポンプ(クリーニング剤供給手
段) 38:ドラムクリーニング用液供給ポンプ 39:切換弁,44:切換ノズル(39,44,45:切換手段) 40:ドラムクリーニング用液入口 41:ドラムクリーニング用液出口 43:位置検出スイッチ、45:パルスモータ 46:ノズル位置検出スイッチ(43,46,58:状態監視手段) 47:回収液受けパイプ 48:操作ボード(入力手段) 49:スタートスイッチ 50:色指示スイッチ(色指示手段) 51:3桁セグメントデイスプレイ 53,53b,53g,53r,54,54r,54g,54b,54i,55〜57:表示灯 58:マイクロプロセッサ(顕像剤供給制御手段) 62:ドラム同期パルス発生器 63:定着温度検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 賢次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭52−82241(JP,A) 特開 昭49−98244(JP,A) 実開 昭55−91542(JP,U) 特公 平5−54954(JP,B2) 特公 平5−58192(JP,B2)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向面に顕像剤を与える顕像装置を備える
    記録装置において: 黒色顕像剤を収容する第1槽; 他の色の顕像剤を収容する第2槽; 顕像剤クリーニング剤を収容するクリーニング剤槽; 第1槽の顕像剤を顕像装置に供給する第1供給手段; 第2槽の顕像剤を顕像装置に供給する第2供給手段; クリーニング剤槽のクリーニング剤を顕像装置に供給す
    るクリーニング剤供給手段; 顕像装置の剤を、第1槽,第2槽およびクリーニング剤
    槽に選択供給する切換手段; 記録色を指示する色指示手段および記録開始指示手段を
    備える入力手段; 顕像装置の剤供給状態を監視する状態監視手段; 色指示手段の指示色と状態監視手段により得る剤供給状
    態とを参照して、剤供給状態が黒色顕像剤ありで指示色
    が他の色であるとき、クリーニング液供給手段に供給を
    指示し切換手段にクリーニング剤槽への供給を指示し、
    その後これらの指示を解除して第2供給手段に供給を指
    示し切換手段に第2槽への供給を指示し:色指示手段の
    指示色と状態監視手段により得る剤供給状態とを参照し
    て、剤供給状態が他の色の顕像剤ありで指示色が黒のと
    きは、切換手段に第1槽への供給を指示し、第1供給手
    段に供給を指示する:顕像剤供給制御手段; を備えることを特徴とする記録装置
  2. 【請求項2】顕像剤供給制御手段は、記録開始指示手段
    による記録開始指示があってから、第2供給手段への前
    記供給の指示を行なう、前記特許請求の範囲第(1)項
    記載の記録装置。
  3. 【請求項3】顕像剤供給制御手段は、記録開始指示手段
    による記録開始指示があってから、第1供給手段への前
    記供給の指示を行なう、前記特許請求の範囲第(1)項
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】顕像剤供給制御手段は、設定枚数の記録処
    理了後第2供給手段への供給の指示を解除する前記特許
    請求の範囲第(2)項記載の記録装置。
  5. 【請求項5】顕像剤供給制御手段は、設定枚数の記録処
    理了後第1供給手段への供給の指示を解除する前記特許
    請求の範囲第(3)項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】顕像剤供給制御手段は、黒記録開始時に第
    1供給手段に供給を指示し、設定枚数の黒記録終了後第
    1供給手段への指示を解除して時間計数を開始し、色指
    示手段が他の色を指示すると、時間計数値が所定値にな
    ってからクリーニング液供給手段に供給を指示し切換手
    段にクリーニング剤槽への供給を指示して時間計数を開
    始して計数値が所定値になると、これらの指示を解除し
    て第2供給手段に供給を指示し切換手段に第2槽への供
    給を指示する、前記特許請求の範囲第(2)項又は第
    (4)項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】記録装置は、感光体,感光体に画像光に対
    応した静電潜像を形成する手段,静電潜像を可視像に現
    像する現像装置,該可視像を記録シートに転写する手段
    および転写後の感光体面をクリーニングするクリーニン
    グ手段を備える電子写真方式の記録装置であり、顕像装
    置は該現像装置である、前記特許請求の範囲第(1)項
    記載の記録装置。
  8. 【請求項8】クリーニング手段は、回収剤を第1槽に戻
    す回収剤供給手段を備える前記特許請求の範囲第(7)
    項記載の記録装置。
  9. 【請求項9】第1槽は、剤量検出手段を備え、顕像剤供
    給制御手段は、剤量検出手段が過多を検出するときは、
    色指示手段が他の色を指示したときこれを無視する前記
    特許請求の範囲第(8)項記載の記録装置。
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