JPH07122769A - 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置 - Google Patents
屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置Info
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- JPH07122769A JPH07122769A JP5285839A JP28583993A JPH07122769A JP H07122769 A JPH07122769 A JP H07122769A JP 5285839 A JP5285839 A JP 5285839A JP 28583993 A JP28583993 A JP 28583993A JP H07122769 A JPH07122769 A JP H07122769A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太陽電池パネルユニットを屋根の傾斜方向に
連続的に配置してなる屋根上設置型太陽電池装置におい
て、雨水及び結露水の浸入が完全に防止される雨仕舞装
置を提供する。 【構成】 太陽電池パネルユニットAの側枠2を支持桟
7の樋溝73内に静置し、側枠の樋溝の底部下面を支持
桟の樋溝の側壁上端部に連続的に当接させ、その当接部
に連続する第1水密部材8aを介在させ、側枠の樋溝
に、第1水密部材の外方において支持桟の樋溝に連通す
る排水口を形成し、太陽電池パネルユニットの少なくと
も下枠に形成した樋溝の両端部を側枠の樋溝に連通さ
せ、屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニット
の上枠と下枠との当接部その全長にわたって延びる第2
水密部材を介在させ、上枠又は下枠のいずれかに、第2
水密部材よりも屋外側において樋溝を形成し、第2水密
部材の両端部を前記第1水密部材に接触させて雨仕舞装
置を構成した。
連続的に配置してなる屋根上設置型太陽電池装置におい
て、雨水及び結露水の浸入が完全に防止される雨仕舞装
置を提供する。 【構成】 太陽電池パネルユニットAの側枠2を支持桟
7の樋溝73内に静置し、側枠の樋溝の底部下面を支持
桟の樋溝の側壁上端部に連続的に当接させ、その当接部
に連続する第1水密部材8aを介在させ、側枠の樋溝
に、第1水密部材の外方において支持桟の樋溝に連通す
る排水口を形成し、太陽電池パネルユニットの少なくと
も下枠に形成した樋溝の両端部を側枠の樋溝に連通さ
せ、屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニット
の上枠と下枠との当接部その全長にわたって延びる第2
水密部材を介在させ、上枠又は下枠のいずれかに、第2
水密部材よりも屋外側において樋溝を形成し、第2水密
部材の両端部を前記第1水密部材に接触させて雨仕舞装
置を構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池パネルユニッ
トを屋根の傾斜方向に連続的に配置してなる屋根上設置
型太陽電池装置の雨仕舞装置に関する。
トを屋根の傾斜方向に連続的に配置してなる屋根上設置
型太陽電池装置の雨仕舞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根上設置型太陽電池装置を構成する太
陽電池パネルユニットは、一般的に所定の大きさを有す
る矩形の太陽電池パネルの周囲に補強部材及び連結部材
を兼ねる枠材を装着し、それらの各枠を矩形環状に連結
してなっている。
陽電池パネルユニットは、一般的に所定の大きさを有す
る矩形の太陽電池パネルの周囲に補強部材及び連結部材
を兼ねる枠材を装着し、それらの各枠を矩形環状に連結
してなっている。
【0003】このような太陽電池パネルユニットを屋根
の傾斜方向に連設する場合は、屋根下地材の上面に傾斜
方向に延びる支持桟を太陽電池パネルユニットの幅と等
しい間隔をもって配設し、その支持桟に太陽電池パネル
ユニットの側枠を固定して、各太陽電池パネルユニット
の上面と各辺を位置決めしている。
の傾斜方向に連設する場合は、屋根下地材の上面に傾斜
方向に延びる支持桟を太陽電池パネルユニットの幅と等
しい間隔をもって配設し、その支持桟に太陽電池パネル
ユニットの側枠を固定して、各太陽電池パネルユニット
の上面と各辺を位置決めしている。
【0004】そして、各太陽電池パネルユニットの間に
生じる隙間から屋根下地材上面へ雨水が浸入するのを防
止するために、各太陽電池パネルユニットの周辺と、支
持桟の上面との間に水密部材を備え、また、太陽電池パ
ネルの下面に生じる結露水が屋根傾斜に沿って流下し
て、屋根下地材上面へ落下するのを防止するために、支
持桟に上面に開口する樋溝を形成し、前記周辺の枠材を
越える雨水及び太陽電池パネルの下面に生じる結露水を
前記支持桟の樋溝まで誘導し、その支持桟の下端部から
排水していた。
生じる隙間から屋根下地材上面へ雨水が浸入するのを防
止するために、各太陽電池パネルユニットの周辺と、支
持桟の上面との間に水密部材を備え、また、太陽電池パ
ネルの下面に生じる結露水が屋根傾斜に沿って流下し
て、屋根下地材上面へ落下するのを防止するために、支
持桟に上面に開口する樋溝を形成し、前記周辺の枠材を
越える雨水及び太陽電池パネルの下面に生じる結露水を
前記支持桟の樋溝まで誘導し、その支持桟の下端部から
排水していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
屋根上設置型太陽電池装置は、支持桟に備えられた傾斜
方向の水密部材と、太陽電池パネルユニットの下辺又は
上辺に備えられた水密部材とが完全に接触される構造を
備えていないため、隣接する太陽電池パネルユニットの
間から浸入した雨水が、また、太陽電池パネルの下面に
生じる結露水が傾斜面に沿って流下する際に、前記水密
部材の非接触部分の隙間から屋根下地材に漏れて浸透
し、屋根下地材を早期に劣化させる問題があった。
屋根上設置型太陽電池装置は、支持桟に備えられた傾斜
方向の水密部材と、太陽電池パネルユニットの下辺又は
上辺に備えられた水密部材とが完全に接触される構造を
備えていないため、隣接する太陽電池パネルユニットの
間から浸入した雨水が、また、太陽電池パネルの下面に
生じる結露水が傾斜面に沿って流下する際に、前記水密
部材の非接触部分の隙間から屋根下地材に漏れて浸透
し、屋根下地材を早期に劣化させる問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、太陽電池パネ
ルユニットを屋根の傾斜方向に連続的に配置してなる屋
根上設置型太陽電池装置において、水密部材の装着構造
及び樋溝の構造を改良して、雨水及び結露水の浸入が完
全に防止される雨仕舞装置を提供することを目的とす
る。
ルユニットを屋根の傾斜方向に連続的に配置してなる屋
根上設置型太陽電池装置において、水密部材の装着構造
及び樋溝の構造を改良して、雨水及び結露水の浸入が完
全に防止される雨仕舞装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、傾斜屋根の上面に、上面に樋溝を有する
支持桟をその長手方向を前記屋根の傾斜方向に合致させ
て、屋根の幅方向に後記太陽電池パネルの幅と等間隔を
もって並設し、矩形の太陽電池パネルの相対する2対の
辺の内1対の辺に側枠を、他の1対の辺に上枠と下枠と
をそれぞれ装着し、かつ、4辺の枠を矩形に連結してな
る太陽電池パネルユニットを、前記側枠を隣接する前記
支持桟の樋溝に望ませ、かつ、屋根の傾斜方向に配置さ
れる太陽電池パネルユニットの隣接する前記上枠と下枠
とを当接させて、連続的に敷設して構成される屋根上設
置型太陽電池装置において、太陽電池パネルユニットの
側枠の内側面に太陽電池パネルよりも下側において形成
された樋溝の底部下面を支持桟の樋溝の側壁上端部に連
続的に当接させるとともに、その当接部に屋根の傾斜方
向に連設される太陽電池パネルユニットにわたって連続
する第1水密部材を介在させ、前記側枠の内側面に形成
された樋溝に、第1水密部材の外方において、支持桟の
樋溝に連通する排水口を形成し、太陽電池パネルユニッ
トの上枠又は下枠の内、少なくとも下枠の内側面に前記
太陽電池パネルよりも下側において形成した樋溝の両端
部を前記側枠の内側面に形成された樋溝に連通させ、屋
根の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニットの上枠
と下枠との当接部に、その当接部の全長にわたって延び
る第2水密部材を介在させ、前記上枠又は下枠のいずれ
かに、第2水密部材よりも屋外側において樋溝を形成
し、第2水密部材の両端部を第1水密部材に接触させて
なることを特徴としている。
め、本発明は、傾斜屋根の上面に、上面に樋溝を有する
支持桟をその長手方向を前記屋根の傾斜方向に合致させ
て、屋根の幅方向に後記太陽電池パネルの幅と等間隔を
もって並設し、矩形の太陽電池パネルの相対する2対の
辺の内1対の辺に側枠を、他の1対の辺に上枠と下枠と
をそれぞれ装着し、かつ、4辺の枠を矩形に連結してな
る太陽電池パネルユニットを、前記側枠を隣接する前記
支持桟の樋溝に望ませ、かつ、屋根の傾斜方向に配置さ
れる太陽電池パネルユニットの隣接する前記上枠と下枠
とを当接させて、連続的に敷設して構成される屋根上設
置型太陽電池装置において、太陽電池パネルユニットの
側枠の内側面に太陽電池パネルよりも下側において形成
された樋溝の底部下面を支持桟の樋溝の側壁上端部に連
続的に当接させるとともに、その当接部に屋根の傾斜方
向に連設される太陽電池パネルユニットにわたって連続
する第1水密部材を介在させ、前記側枠の内側面に形成
された樋溝に、第1水密部材の外方において、支持桟の
樋溝に連通する排水口を形成し、太陽電池パネルユニッ
トの上枠又は下枠の内、少なくとも下枠の内側面に前記
太陽電池パネルよりも下側において形成した樋溝の両端
部を前記側枠の内側面に形成された樋溝に連通させ、屋
根の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニットの上枠
と下枠との当接部に、その当接部の全長にわたって延び
る第2水密部材を介在させ、前記上枠又は下枠のいずれ
かに、第2水密部材よりも屋外側において樋溝を形成
し、第2水密部材の両端部を第1水密部材に接触させて
なることを特徴としている。
【0008】また、太陽電池パネルユニットの上枠又は
下枠に形成された樋溝の両端部を、支持桟の樋溝に連通
させたことを特徴としている。
下枠に形成された樋溝の両端部を、支持桟の樋溝に連通
させたことを特徴としている。
【0009】さらに、太陽電池パネルユニットの上枠と
下枠の内側面に、太陽電池パネルよりも下側において、
かつ、側枠の内側面に形成された樋溝よりも上側におい
て樋溝を形成し、その樋溝の両端部を前記側枠の内側面
に形成された樋溝の上面に開口させたことを特徴として
いる。
下枠の内側面に、太陽電池パネルよりも下側において、
かつ、側枠の内側面に形成された樋溝よりも上側におい
て樋溝を形成し、その樋溝の両端部を前記側枠の内側面
に形成された樋溝の上面に開口させたことを特徴として
いる。
【0010】
【作用】太陽電池パネルの下面に生じた結露水は、少な
くとも下枠の樋溝に収容され、その樋溝から側枠の内側
面に形成された樋溝に流れ込み、その樋溝に形成された
排水口から支持桟の樋溝内に流下して、支持桟の下端部
から排出される。第1水密部材は、太陽電池パネルユニ
ットの側枠の内側面に形成された樋溝の底部下面と支持
桟の樋溝の側壁上端部との間に、太陽電池パネルユニッ
トの連設方向に連続して介在され、第2水密部材は屋根
の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニットの隣接す
る上枠と下枠との当接部に、その当接部の全長にわたっ
て介在され、第2水密部材の両端部が第1水密部材に接
触されているので、各太陽電池パネルユニットの全周が
水密部材で閉塞されている。従って、太陽電池パネルの
下面に生じる結露水が屋根下地材の上面に浸入すること
が防止される。また、第2水密部材よりも外側に形成さ
れている上枠又は下枠の樋溝の雨水も屋根下地材上面に
浸入することが防止される。
くとも下枠の樋溝に収容され、その樋溝から側枠の内側
面に形成された樋溝に流れ込み、その樋溝に形成された
排水口から支持桟の樋溝内に流下して、支持桟の下端部
から排出される。第1水密部材は、太陽電池パネルユニ
ットの側枠の内側面に形成された樋溝の底部下面と支持
桟の樋溝の側壁上端部との間に、太陽電池パネルユニッ
トの連設方向に連続して介在され、第2水密部材は屋根
の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニットの隣接す
る上枠と下枠との当接部に、その当接部の全長にわたっ
て介在され、第2水密部材の両端部が第1水密部材に接
触されているので、各太陽電池パネルユニットの全周が
水密部材で閉塞されている。従って、太陽電池パネルの
下面に生じる結露水が屋根下地材の上面に浸入すること
が防止される。また、第2水密部材よりも外側に形成さ
れている上枠又は下枠の樋溝の雨水も屋根下地材上面に
浸入することが防止される。
【0011】さらに、太陽電池パネルユニットの上枠又
は下枠に形成された樋溝の両端部を、支持桟の樋溝に連
通させた場合は、屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池パ
ネルユニットの上枠と下枠の間に浸入した雨水が上枠又
は下枠の樋溝から支持桟の樋溝に流出され、その支持桟
の樋溝の下端部から外部に排出される。さらに、太陽電
池パネルユニットの上枠と下枠の内側面に、太陽電池パ
ネルよりも下側において、かつ、側枠の内側面に形成さ
れた樋溝よりも上側において樋溝を形成し、上枠と下枠
の樋溝の両端部を前記側枠の樋溝の上面に開口させた場
合は、水平方向の樋溝と傾斜方向の樋溝の連結が容易で
あり、防水性能及び排水性能にも優れる。
は下枠に形成された樋溝の両端部を、支持桟の樋溝に連
通させた場合は、屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池パ
ネルユニットの上枠と下枠の間に浸入した雨水が上枠又
は下枠の樋溝から支持桟の樋溝に流出され、その支持桟
の樋溝の下端部から外部に排出される。さらに、太陽電
池パネルユニットの上枠と下枠の内側面に、太陽電池パ
ネルよりも下側において、かつ、側枠の内側面に形成さ
れた樋溝よりも上側において樋溝を形成し、上枠と下枠
の樋溝の両端部を前記側枠の樋溝の上面に開口させた場
合は、水平方向の樋溝と傾斜方向の樋溝の連結が容易で
あり、防水性能及び排水性能にも優れる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本実施例における太陽電池パネルユニット
の斜視図、図2は、同太陽電池パネルユニットの傾斜屋
根に対する取付けを原理的に示す斜視図、図3は、太陽
電池パネルユニットの屋根に対する取付けを終了して構
成された屋根上設置型太陽電池装置の平面図、図4は図
3の一部省略X−X線断面図、図5は図3の一部省略Y
−Y線断面図である。
る。図1は、本実施例における太陽電池パネルユニット
の斜視図、図2は、同太陽電池パネルユニットの傾斜屋
根に対する取付けを原理的に示す斜視図、図3は、太陽
電池パネルユニットの屋根に対する取付けを終了して構
成された屋根上設置型太陽電池装置の平面図、図4は図
3の一部省略X−X線断面図、図5は図3の一部省略Y
−Y線断面図である。
【0013】図1に基いて、まず、太陽電池パネルユニ
ットAの構成を説明する。太陽電池パネルユニット(以
下、単にパネルユニットという)Aは、所定の大きさの
矩形状に形成された、周知の構成を有する太陽電池パネ
ル1の周辺に枠2〜4を装着し、連結してなっている。
すなわち、図1の上下の辺には側枠2が、図1の右辺に
は上枠3が、左辺には下枠4が、それぞれ装着され、両
側の側枠2の長手方向端面に上枠3及び下枠4の端部側
面が当接され、ねじなどの固着具又は接着剤などにより
矩形環状に連結されて、単体状に形成されている。
ットAの構成を説明する。太陽電池パネルユニット(以
下、単にパネルユニットという)Aは、所定の大きさの
矩形状に形成された、周知の構成を有する太陽電池パネ
ル1の周辺に枠2〜4を装着し、連結してなっている。
すなわち、図1の上下の辺には側枠2が、図1の右辺に
は上枠3が、左辺には下枠4が、それぞれ装着され、両
側の側枠2の長手方向端面に上枠3及び下枠4の端部側
面が当接され、ねじなどの固着具又は接着剤などにより
矩形環状に連結されて、単体状に形成されている。
【0014】次に、各枠の詳細な構造を図4及び図5を
用いて説明する。側枠2は、図4に示されているよう
に、所要の強度を備えるために、角筒状に形成された主
部21を有し、主部の下側に脚部22を有し、その脚部
の下端部に外側に延出する固定縁23を有しており、主
部21に前記上枠3及び下枠4との接続のためのビスホ
ール24を有し、主部の上側には、左右の側枠2の対向
面に開口する嵌合溝25を有している。そして、左右の
側枠2は、同一形状のものを対称形に配置して、嵌合溝
25に太陽電池パネル1の端部をクッション部材5を介
して嵌合し、ビード又はコーキング部材6により固定さ
れている。
用いて説明する。側枠2は、図4に示されているよう
に、所要の強度を備えるために、角筒状に形成された主
部21を有し、主部の下側に脚部22を有し、その脚部
の下端部に外側に延出する固定縁23を有しており、主
部21に前記上枠3及び下枠4との接続のためのビスホ
ール24を有し、主部の上側には、左右の側枠2の対向
面に開口する嵌合溝25を有している。そして、左右の
側枠2は、同一形状のものを対称形に配置して、嵌合溝
25に太陽電池パネル1の端部をクッション部材5を介
して嵌合し、ビード又はコーキング部材6により固定さ
れている。
【0015】また、側枠2には、主部21の内側に延出
する倒立L字形の屈曲縁26により樋溝27が形成され
ている。この樋溝27の底部には、下枠4の至近におい
て樋溝内から下方に貫通する排水口28が形成されてい
る。
する倒立L字形の屈曲縁26により樋溝27が形成され
ている。この樋溝27の底部には、下枠4の至近におい
て樋溝内から下方に貫通する排水口28が形成されてい
る。
【0016】上枠3は、図5に示されているように、同
様に所要の強度を備えるために角筒状に形成された主部
31を有し、その主部31の内側面、すなわち、下枠4
と対向する面の中間部に内側に延出する倒立L字形の屈
曲縁32により樋溝33が形成されている。また、主部
31の上部には、下枠4に対向する方向に開口する嵌合
溝34を有している。さらに、上枠3は、下端部の外側
に延出する倒立L字形の屈曲縁35により形成された樋
溝36を有している。そして、上枠3の下端面から上端
面までの高さは、前記側枠2の樋溝27の底部下面から
嵌合溝25の上面までの距離と等しくされている。
様に所要の強度を備えるために角筒状に形成された主部
31を有し、その主部31の内側面、すなわち、下枠4
と対向する面の中間部に内側に延出する倒立L字形の屈
曲縁32により樋溝33が形成されている。また、主部
31の上部には、下枠4に対向する方向に開口する嵌合
溝34を有している。さらに、上枠3は、下端部の外側
に延出する倒立L字形の屈曲縁35により形成された樋
溝36を有している。そして、上枠3の下端面から上端
面までの高さは、前記側枠2の樋溝27の底部下面から
嵌合溝25の上面までの距離と等しくされている。
【0017】下枠4は、上枠3と同様に、所要の強度を
備えるために角筒状に形成された主部41を有し、その
主部41の内側面、すなわち、上枠3と対向する面の中
間部に内側に延出する倒立L字形の屈曲縁42により樋
溝43が形成されている。また、主部41の上部には、
上枠3に対向する方向に開口する嵌合溝44を有してい
る。下枠4には、さらに、主部41の上面から下方に、
すなわち、上枠3と反対方向に延出する被覆部45が形
成されている。下枠4の下端面から上端面までの高さ
は、上枠3の高さと等しく設定されており、上枠3の嵌
合溝34と下枠4の嵌合溝44に前記太陽電池パネル1
の端部がクッション部材5を介して嵌合され、ビード又
はコーキング部材6により固定されている。この場合、
上枠3及び下枠4の樋溝34,44は、ぞれぞれの嵌合
溝33,43の互いに対向する先端部よりも内側まで、
すなわち、太陽電池パネル1の中心方向に延出されてい
て、太陽電池パネル1の下面に生じる結露水が、そのパ
ネルの上端部又は下端部においてそれぞれ樋溝34,4
4内に落下して収容されるようになっている。また、そ
れぞれの樋溝33,43の底部下面は、太陽電池パネル
1の面と平行な共通の平面上に存在している。
備えるために角筒状に形成された主部41を有し、その
主部41の内側面、すなわち、上枠3と対向する面の中
間部に内側に延出する倒立L字形の屈曲縁42により樋
溝43が形成されている。また、主部41の上部には、
上枠3に対向する方向に開口する嵌合溝44を有してい
る。下枠4には、さらに、主部41の上面から下方に、
すなわち、上枠3と反対方向に延出する被覆部45が形
成されている。下枠4の下端面から上端面までの高さ
は、上枠3の高さと等しく設定されており、上枠3の嵌
合溝34と下枠4の嵌合溝44に前記太陽電池パネル1
の端部がクッション部材5を介して嵌合され、ビード又
はコーキング部材6により固定されている。この場合、
上枠3及び下枠4の樋溝34,44は、ぞれぞれの嵌合
溝33,43の互いに対向する先端部よりも内側まで、
すなわち、太陽電池パネル1の中心方向に延出されてい
て、太陽電池パネル1の下面に生じる結露水が、そのパ
ネルの上端部又は下端部においてそれぞれ樋溝34,4
4内に落下して収容されるようになっている。また、そ
れぞれの樋溝33,43の底部下面は、太陽電池パネル
1の面と平行な共通の平面上に存在している。
【0018】こうして、上枠3及び下枠4の長手方向端
部の側面をそれぞれ側枠2の長手方向端面に当接し、そ
れぞれ上枠3又は下枠4に互いに反対側からタッピング
ビス(図示省略)を貫通し、側枠2の各ビスホール24
にねじ込んで矩形環状に連結されている。この状態で、
各枠2,3,4の上面は一つの平面上に存在している。
また、上枠3の樋溝33の底部下面及び下枠4の樋溝4
3の底部下面は、それぞれ側枠2の樋溝27を形成する
屈曲縁26の側壁の上端部に当接され、かつ、それぞれ
の樋溝33,43の両端部が側枠2の樋溝27の上面に
おいて開口されている。さらに、側枠2の脚部22は、
上枠3及び下枠4の下端面よりも所定距離だけ下方に突
出されている。
部の側面をそれぞれ側枠2の長手方向端面に当接し、そ
れぞれ上枠3又は下枠4に互いに反対側からタッピング
ビス(図示省略)を貫通し、側枠2の各ビスホール24
にねじ込んで矩形環状に連結されている。この状態で、
各枠2,3,4の上面は一つの平面上に存在している。
また、上枠3の樋溝33の底部下面及び下枠4の樋溝4
3の底部下面は、それぞれ側枠2の樋溝27を形成する
屈曲縁26の側壁の上端部に当接され、かつ、それぞれ
の樋溝33,43の両端部が側枠2の樋溝27の上面に
おいて開口されている。さらに、側枠2の脚部22は、
上枠3及び下枠4の下端面よりも所定距離だけ下方に突
出されている。
【0019】他方、上記パネルユニットが連設される屋
根は、図2及び図5に示すように、傾斜屋根であり、屋
根下地材Bの上面に、その傾斜方向に延長する支持桟7
が前記パネルユニットAの幅、すなわち、左右の側枠2
間の距離に対応する所定の間隔をもって平行に取付けら
れている。
根は、図2及び図5に示すように、傾斜屋根であり、屋
根下地材Bの上面に、その傾斜方向に延長する支持桟7
が前記パネルユニットAの幅、すなわち、左右の側枠2
間の距離に対応する所定の間隔をもって平行に取付けら
れている。
【0020】この支持桟には、図2及び図4に符号7a
で示すように、屋根の幅方向端部に取付けられる端部支
持桟と、同図に符号7bで示すように、屋根の幅方向中
間部に取付けられる中間支持桟とがある。端部支持桟7
aは、一枚のパネルユニットAの一方の側枠2のみを支
持するので、中間支持桟の半分の幅を有する点が異なる
のみで、基本的構成は同一である。
で示すように、屋根の幅方向端部に取付けられる端部支
持桟と、同図に符号7bで示すように、屋根の幅方向中
間部に取付けられる中間支持桟とがある。端部支持桟7
aは、一枚のパネルユニットAの一方の側枠2のみを支
持するので、中間支持桟の半分の幅を有する点が異なる
のみで、基本的構成は同一である。
【0021】従って、中間支持桟7bの構成のみを説明
すると、この支持桟は、左右両側に屋根の垂木又は母屋
8に釘を打ち込み、又はねじをねじ込むための固定縁7
1を有し、その間に強度を備えるために角筒状に形成さ
れた主部72を有し、その主部72の上側に上面に開口
する樋溝73が形成されている。樋溝73の両側の側壁
74は、等しい高さを有しており、上端部に内側に屈曲
された屈曲縁を有している。この屈曲縁は後述される水
密部材の挟持部を構成する。
すると、この支持桟は、左右両側に屋根の垂木又は母屋
8に釘を打ち込み、又はねじをねじ込むための固定縁7
1を有し、その間に強度を備えるために角筒状に形成さ
れた主部72を有し、その主部72の上側に上面に開口
する樋溝73が形成されている。樋溝73の両側の側壁
74は、等しい高さを有しており、上端部に内側に屈曲
された屈曲縁を有している。この屈曲縁は後述される水
密部材の挟持部を構成する。
【0022】上記の構成を有するパネルユニットAは、
上記の構造を有する左右に隣接する支持桟7aと7b又
は7bと7bを用いて、次のようにして、屋根上に連設
されている。すなわち、図2及び図5に示すように、ま
ず、各支持桟7a,7bの樋溝73の側壁74の上端部
の屈曲縁の上面に、その支持桟の全長わたって連続する
帯状の第1水密部材8aが載置され、接着その他の任意
の方法で固定されている。
上記の構造を有する左右に隣接する支持桟7aと7b又
は7bと7bを用いて、次のようにして、屋根上に連設
されている。すなわち、図2及び図5に示すように、ま
ず、各支持桟7a,7bの樋溝73の側壁74の上端部
の屈曲縁の上面に、その支持桟の全長わたって連続する
帯状の第1水密部材8aが載置され、接着その他の任意
の方法で固定されている。
【0023】そして、屋根の一方の端部のパネルユニッ
トAは、一方の側枠2の脚部22を端部支持桟7aの樋
溝73内に嵌合すると共に、他方の側枠2の脚部22を
中間支持桟7bの樋溝73の幅方向半分に嵌合して、そ
れらの脚部をそれぞれの樋溝73の底部上面に静置し、
側枠2の内側面に形成してある樋溝27の底部下面(屈
曲縁26)を第1水密部材8aに載せて、各側枠2の固
定縁23からねじ9をそれぞれの支持桟の樋溝73の底
部にねじ込んでパネルユニットAが固定されている。こ
れにより、支持桟7a,7bの樋溝73の側壁74の上
端部と側枠2の樋溝27の底部下面(屈曲縁26)と
が、その間に水密部材8aを介在させた状態で当接され
ることになる。
トAは、一方の側枠2の脚部22を端部支持桟7aの樋
溝73内に嵌合すると共に、他方の側枠2の脚部22を
中間支持桟7bの樋溝73の幅方向半分に嵌合して、そ
れらの脚部をそれぞれの樋溝73の底部上面に静置し、
側枠2の内側面に形成してある樋溝27の底部下面(屈
曲縁26)を第1水密部材8aに載せて、各側枠2の固
定縁23からねじ9をそれぞれの支持桟の樋溝73の底
部にねじ込んでパネルユニットAが固定されている。こ
れにより、支持桟7a,7bの樋溝73の側壁74の上
端部と側枠2の樋溝27の底部下面(屈曲縁26)と
が、その間に水密部材8aを介在させた状態で当接され
ることになる。
【0024】この状態で、側枠2の樋溝27の底部に形
成してある排水口28は、第1水密部材8aと側枠2
(の主部21)との間で、側枠2の樋溝27を支持桟7
a,7bの樋溝73と連通させている。
成してある排水口28は、第1水密部材8aと側枠2
(の主部21)との間で、側枠2の樋溝27を支持桟7
a,7bの樋溝73と連通させている。
【0025】上述のようにして、一つの端部のパネルユ
ニット(図4におけるA1)が屋根上に設置されると、
そのパネルユニットの屋根傾斜方向における上側又は下
側に、他の端部のパネルユニットが同様にして設置され
るが、その際は、図5に示すように、下側のパネルユニ
ットAL の上枠3と、上側のパネルユニットAU の下枠
4とが近接され、下枠4の被覆部45が上枠3の一部を
被覆し、かつ、上枠に当接する。また、下枠4の主部4
1の下端部と上枠3の樋溝36を形成する屈曲縁35の
外面との間に帯状の第2水密部材8bが緊密に介在され
ている。この第2水密部材8bは、上枠3及び下枠4と
等しい長さを有し、上枠3又は下枠4に接着などにより
予め備えてある。そして、屋根の傾斜方向に隣接する端
部のパネルユニットAを固定した時は、第2水密部材8
bの両端部が、当該パネルユニットAの左右両側に存在
する支持桟7a,7bの第1水密部材8aの上面に緊密
に当接する。
ニット(図4におけるA1)が屋根上に設置されると、
そのパネルユニットの屋根傾斜方向における上側又は下
側に、他の端部のパネルユニットが同様にして設置され
るが、その際は、図5に示すように、下側のパネルユニ
ットAL の上枠3と、上側のパネルユニットAU の下枠
4とが近接され、下枠4の被覆部45が上枠3の一部を
被覆し、かつ、上枠に当接する。また、下枠4の主部4
1の下端部と上枠3の樋溝36を形成する屈曲縁35の
外面との間に帯状の第2水密部材8bが緊密に介在され
ている。この第2水密部材8bは、上枠3及び下枠4と
等しい長さを有し、上枠3又は下枠4に接着などにより
予め備えてある。そして、屋根の傾斜方向に隣接する端
部のパネルユニットAを固定した時は、第2水密部材8
bの両端部が、当該パネルユニットAの左右両側に存在
する支持桟7a,7bの第1水密部材8aの上面に緊密
に当接する。
【0026】そして、上枠3の外側に形成してある樋溝
36は、第2水密部材8bに対して、屋根下地材Bから
見た場合に外側に存在することとなる。
36は、第2水密部材8bに対して、屋根下地材Bから
見た場合に外側に存在することとなる。
【0027】屋根の中間部に取付けられるパネルユニッ
ト(図4におけるA2)は、その一方の側枠2の脚部2
2を隣接する一方の中間支持桟7bの樋溝73の幅方向
の残り半分に嵌合すると共に、他方の側枠2の脚部22
を隣接する他方の中間支持桟7bの樋溝の幅方向半分に
嵌合して、それらの脚部をそれぞれの樋溝73の底部上
面に静置し、各側枠の固定縁23からねじ9をそれぞれ
の樋溝73の底部にねじ込んでパネルユニットA2が固
定されている。
ト(図4におけるA2)は、その一方の側枠2の脚部2
2を隣接する一方の中間支持桟7bの樋溝73の幅方向
の残り半分に嵌合すると共に、他方の側枠2の脚部22
を隣接する他方の中間支持桟7bの樋溝の幅方向半分に
嵌合して、それらの脚部をそれぞれの樋溝73の底部上
面に静置し、各側枠の固定縁23からねじ9をそれぞれ
の樋溝73の底部にねじ込んでパネルユニットA2が固
定されている。
【0028】一つの中間部のパネルユニットA2の設置
が終了すると、そのパネルユニットの屋根傾斜方向にお
ける上側又は下側に、他の中間部のパネルユニットが、
端部のパネルユニットA1の場合と同様にして設置さ
れ、それぞれ下側のパネルユニットの上枠と上側のパネ
ルユニットの下枠との間に第2水密部材8bが介在さ
れ、かつ、その第2水密部材8bの両端部が支持桟の樋
溝の側壁上端部の第1水密部材8aの上面に緊密に当接
されている。
が終了すると、そのパネルユニットの屋根傾斜方向にお
ける上側又は下側に、他の中間部のパネルユニットが、
端部のパネルユニットA1の場合と同様にして設置さ
れ、それぞれ下側のパネルユニットの上枠と上側のパネ
ルユニットの下枠との間に第2水密部材8bが介在さ
れ、かつ、その第2水密部材8bの両端部が支持桟の樋
溝の側壁上端部の第1水密部材8aの上面に緊密に当接
されている。
【0029】そして、中間部支持桟7bにおいては、図
4に示すように、左右方向に隣接して設置されたパネル
ユニットの隣接する側枠2の間に上方に開口する溝10
が形成されるので、その溝に、支持桟と平行に延長する
閉塞部材Cを嵌合し、側枠2の外側面に形成してある係
止縁29に係止して、その開口面を閉塞してある。閉塞
部材Cは、合成ゴムなどで成形されているので、その上
面に補強部材Dが嵌合して装着されている。
4に示すように、左右方向に隣接して設置されたパネル
ユニットの隣接する側枠2の間に上方に開口する溝10
が形成されるので、その溝に、支持桟と平行に延長する
閉塞部材Cを嵌合し、側枠2の外側面に形成してある係
止縁29に係止して、その開口面を閉塞してある。閉塞
部材Cは、合成ゴムなどで成形されているので、その上
面に補強部材Dが嵌合して装着されている。
【0030】上述と同様にして、他の中間部のパネルユ
ニットA2、及び屋根の他方の端部のパネルユニットA
1がそれぞれ屋根の傾斜方向に連設され、かつ、各縦列
のパネルユニットの側枠の間に閉塞部材C及び補強部材
Dを装着して、屋根上設置型太陽電池装置が完成されて
いる。
ニットA2、及び屋根の他方の端部のパネルユニットA
1がそれぞれ屋根の傾斜方向に連設され、かつ、各縦列
のパネルユニットの側枠の間に閉塞部材C及び補強部材
Dを装着して、屋根上設置型太陽電池装置が完成されて
いる。
【0031】上記の構成において、各パネルユニットに
おいては、上枠3の内側面の樋溝33及び下枠4の内側
面の樋溝43は、それぞれ太陽電池パネル1の下側にお
いて左右の側枠2の至近まで延長し、その両端部が側枠
2の樋溝27の開口面の上側で開口されている。従っ
て、太陽電池パネル1の下面に発生する結露水は、その
大部分が下枠4の内側の樋溝43内に流下するが、上枠
3の樋溝33内に流下したものも、それらの樋溝33,
43の両端部から側枠2の内側の樋溝27内に流入し、
その樋溝の下端部付近に設けてある排水口28から支持
桟7a又は7bの樋溝73内に流下する。
おいては、上枠3の内側面の樋溝33及び下枠4の内側
面の樋溝43は、それぞれ太陽電池パネル1の下側にお
いて左右の側枠2の至近まで延長し、その両端部が側枠
2の樋溝27の開口面の上側で開口されている。従っ
て、太陽電池パネル1の下面に発生する結露水は、その
大部分が下枠4の内側の樋溝43内に流下するが、上枠
3の樋溝33内に流下したものも、それらの樋溝33,
43の両端部から側枠2の内側の樋溝27内に流入し、
その樋溝の下端部付近に設けてある排水口28から支持
桟7a又は7bの樋溝73内に流下する。
【0032】他方、傾斜方向に連設されたパネルユニッ
トの隣接する上枠3と下枠4との当接部の間に、それら
の上枠及び下枠の全長に沿って延長する第2水密部材が
介在されているので、当接されている上枠と下枠との間
の間隙に浸入しやすい雨水は、第2水密部材でそれ以上
の浸入を阻止される。そして、阻止された雨水は、第2
水密部材の外側の樋溝36に収容される。その樋溝36
の両端部は、図1,2に示されているように、側枠2の
端面と等しい面において開口されているので、その樋溝
に収容された雨水は、樋溝の端部から支持桟7a又は7
bの樋溝73内に排出される。そして、第2水密部材8
bの両端部は、第1水密部材8aの上面に密着されて、
パネルユニットの全周囲にわたって水密部材が連続して
いるので、上枠3の樋溝33又は下枠4の樋溝43の底
面を伝って移動することがある雨水も、パネルユニット
の枠体の内側まで至ることは絶無である。支持桟の樋溝
内に流下した水は、その下端部から雨樋に排出される。
従って、パネルユニットに生じた結露水も、各パネルユ
ニットの間から浸入した雨水も、屋根下地材に浸入する
ことが完全に防止される。
トの隣接する上枠3と下枠4との当接部の間に、それら
の上枠及び下枠の全長に沿って延長する第2水密部材が
介在されているので、当接されている上枠と下枠との間
の間隙に浸入しやすい雨水は、第2水密部材でそれ以上
の浸入を阻止される。そして、阻止された雨水は、第2
水密部材の外側の樋溝36に収容される。その樋溝36
の両端部は、図1,2に示されているように、側枠2の
端面と等しい面において開口されているので、その樋溝
に収容された雨水は、樋溝の端部から支持桟7a又は7
bの樋溝73内に排出される。そして、第2水密部材8
bの両端部は、第1水密部材8aの上面に密着されて、
パネルユニットの全周囲にわたって水密部材が連続して
いるので、上枠3の樋溝33又は下枠4の樋溝43の底
面を伝って移動することがある雨水も、パネルユニット
の枠体の内側まで至ることは絶無である。支持桟の樋溝
内に流下した水は、その下端部から雨樋に排出される。
従って、パネルユニットに生じた結露水も、各パネルユ
ニットの間から浸入した雨水も、屋根下地材に浸入する
ことが完全に防止される。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、太陽電
池パネルユニットを屋根の傾斜方向に連続的に配置して
なる屋根上設置型太陽電池装置において、雨水及び結露
水の浸入が完全に防止される雨仕舞装置を提供すること
ができる。
池パネルユニットを屋根の傾斜方向に連続的に配置して
なる屋根上設置型太陽電池装置において、雨水及び結露
水の浸入が完全に防止される雨仕舞装置を提供すること
ができる。
【図1】本発明に係る屋根上設置型太陽電池装置を構成
する太陽電池パネルユニットの斜視図である。
する太陽電池パネルユニットの斜視図である。
【図2】同パネルユニットを傾斜屋根に設置する構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】屋根上設置型太陽電池装置の平面図である。
【図4】図1のX−X線断面図である。
【図5】図1のY−Y線断面図である。
【図6】本発明による雨仕舞装置の要部を示す要部の破
断斜視図である。
断斜視図である。
A,A1,A2 太陽電池パネルユニット 1 太陽電池パネル 2 側枠 21 主部 22 脚部 23 固定縁 25 嵌合溝 26 屈曲縁 27 樋溝 28 排水口 3 上枠 31 主部 32 屈曲縁 33 樋溝 34 嵌合溝 4 下枠 41 主部 42 屈曲縁 43 樋溝 44 嵌合溝 45 被覆部 7,7a,7b 支持桟 73 樋溝 74 側壁 8a 第1水密部材 8b 第2水密部材
Claims (3)
- 【請求項1】傾斜屋根の上面に、上面に樋溝を有する支
持桟をその長手方向を前記屋根の傾斜方向に合致させ
て、屋根の幅方向に後記太陽電池パネルの幅と等間隔を
もって並設し、矩形の太陽電池パネルの相対する2対の
辺の内1対の辺に側枠を、他の1対の辺に上枠と下枠と
をそれぞれ装着し、かつ、4辺の枠を矩形に連結してな
る太陽電池パネルユニットを、前記側枠を隣接する前記
支持桟の樋溝に望ませ、かつ、屋根の傾斜方向に配置さ
れる太陽電池パネルユニットの隣接する前記上枠と下枠
とを当接させて、連続的に敷設して構成される屋根上設
置型太陽電池装置において、 前記太陽電池パネルユニットの側枠の内側面に前記太陽
電池パネルよりも下側において形成された樋溝の底部下
面を前記支持桟の樋溝の側壁上端部に連続的に当接させ
るとともに、その当接部に前記屋根の傾斜方向に配置さ
れる太陽電池パネルユニットにわたって連続する第1水
密部材を介在させ、前記側枠の内側面に形成された樋溝
から前記支持桟の樋溝に連通する排水口を前記第1水密
部材よりも外方において形成し、 前記太陽電池パネルユニットの上枠又は下枠の内、少な
くとも下枠の内側面に前記太陽電池パネルよりも下側に
おいて形成した樋溝の両端部を前記側枠の内側面に形成
された樋溝に連通させ、 前記屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池パネルユニット
の上枠と下枠との当接部に、その当接部の全長にわたっ
て延びる第2水密部材を介在させ、前記上枠又は下枠の
いずれかに、前記第2水密部材よりも屋外側において樋
溝を形成し、 前記第2水密部材の両端部を前記第1水密部材に接触さ
せてなる、 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置。 - 【請求項2】太陽電池パネルユニットの上枠又は下枠に
形成された樋溝の両端部を、支持桟の樋溝に連通させた
ことを特徴とする請求項1記載の屋根上設置型太陽電池
装置の雨仕舞装置。 - 【請求項3】太陽電池パネルユニットの上枠と下枠の内
側面に、太陽電池パネルよりも下側において、かつ、側
枠の内側面に形成された樋溝よりも上側において樋溝を
形成し、その樋溝の両端部を前記側枠の内側面に形成さ
れた樋溝の上面に開口させたことを特徴とする請求項1
記載の屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285839A JP3004160B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285839A JP3004160B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122769A true JPH07122769A (ja) | 1995-05-12 |
JP3004160B2 JP3004160B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17696754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5285839A Expired - Fee Related JP3004160B2 (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 屋根上設置型太陽電池装置の雨仕舞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004160B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0828036A3 (en) * | 1996-08-30 | 2000-09-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Horizontal-roofing roof and mounting method thereof |
JP2002088995A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Sharp Corp | 太陽電池モジュールおよびその取り付け構造 |
US7012188B2 (en) * | 2000-04-04 | 2006-03-14 | Peter Stuart Erling | Framing system for solar panels |
GB2476256A (en) * | 2009-12-16 | 2011-06-22 | Solar Century Holdings Ltd | Installation apparatus for securing a solar energy collection device to a roof |
JP2011151115A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Gantan Beauty Ind Co Ltd | 太陽電池パネルを用いた外装構造 |
CN102444083A (zh) * | 2011-09-20 | 2012-05-09 | 广州市设计院 | 利用太阳能照明的人行天桥 |
KR200470802Y1 (ko) * | 2011-11-11 | 2014-01-16 | 주식회사 일승하이텍 | 우수의 낙수 방지를 갖는 방사형 태양광 발전 구조물 |
JP2017179924A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Lixil | 屋根設置パネル |
CN112422034A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-26 | 福建启超新能源科技股份有限公司 | 一种光伏系统总成 |
PL131412U1 (pl) * | 2023-04-24 | 2024-01-03 | Blachotrapez Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Konstrukcja montażowa dla paneli fotowoltaicznych |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5285839A patent/JP3004160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6155006A (en) * | 1996-08-30 | 2000-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Horizontal-roofing and mounting method thereof |
US6336304B1 (en) | 1996-08-30 | 2002-01-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Horizontal-roofing roof and mounting method thereof |
EP0828036A3 (en) * | 1996-08-30 | 2000-09-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Horizontal-roofing roof and mounting method thereof |
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JP2002088995A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-27 | Sharp Corp | 太陽電池モジュールおよびその取り付け構造 |
GB2476256B (en) * | 2009-12-16 | 2016-05-04 | Solar Century Holdings Ltd | Securing a solar energy collection device as part of a weatherproof roof |
GB2476256A (en) * | 2009-12-16 | 2011-06-22 | Solar Century Holdings Ltd | Installation apparatus for securing a solar energy collection device to a roof |
JP2011151115A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Gantan Beauty Ind Co Ltd | 太陽電池パネルを用いた外装構造 |
CN102444083B (zh) * | 2011-09-20 | 2015-01-21 | 广州市设计院 | 利用太阳能照明的人行天桥 |
CN102444083A (zh) * | 2011-09-20 | 2012-05-09 | 广州市设计院 | 利用太阳能照明的人行天桥 |
KR200470802Y1 (ko) * | 2011-11-11 | 2014-01-16 | 주식회사 일승하이텍 | 우수의 낙수 방지를 갖는 방사형 태양광 발전 구조물 |
JP2017179924A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Lixil | 屋根設置パネル |
CN112422034A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-26 | 福建启超新能源科技股份有限公司 | 一种光伏系统总成 |
PL131412U1 (pl) * | 2023-04-24 | 2024-01-03 | Blachotrapez Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Konstrukcja montażowa dla paneli fotowoltaicznych |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3004160B2 (ja) | 2000-01-31 |
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