JPH07122317B2 - 鼻隠し板および軒樋を有する軒先構造 - Google Patents

鼻隠し板および軒樋を有する軒先構造

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JPH07122317B2
JPH07122317B2 JP21036191A JP21036191A JPH07122317B2 JP H07122317 B2 JPH07122317 B2 JP H07122317B2 JP 21036191 A JP21036191 A JP 21036191A JP 21036191 A JP21036191 A JP 21036191A JP H07122317 B2 JPH07122317 B2 JP H07122317B2
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賢一 岩崎
光彦 矢崎
茂美 沼倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における鼻隠し
板および軒樋を有する軒先構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鼻隠し板および軒樋を有する軒先
構造としては、図6に示すように、軒先化粧板23を多
数のボルト24により鼻隠し材25の表面に固定し、そ
の鼻隠し材25の上部に取付用アーム26の基端部を固
着し、その取付用アーム26の先端側部分を屋根材8に
対し複数の取付用ボルト27により固定し、軒樋1に吊
金具2の両端部を係止し、その吊金具2の中間部を前記
取付用アーム26の中間部により吊ボルト28およびこ
れに螺合されたナットを介して支持した軒先構造が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の鼻隠し板お
よび軒樋を有する軒先構造の場合は、多数のボルトによ
り軒先化粧板23を取付ける必要があるので、その取付
けに長い時間がかかり、また軒先化粧板23が損傷ある
いは劣化してこれを交換するとき、多数のボルト24を
取外さねばならないので、交換作業が煩雑であり、かつ
多数のボルトが軒先化粧板の表面に露出しているので外
観が悪く、さらに軒樋1の自重が吊ボルト28を介して
取付用アーム26の中間部に作用するので、取付用アー
ム26を強化する必要があり、そのため取付用アーム付
き鼻隠し材の製作費が高くなり、さらに鼻隠し材25の
上部のみが前記取付用アーム26により支持されている
ので、鼻隠し材が風圧に対し不安定であると共に、鼻隠
し材に大きな風圧が作用したとき、鼻隠し材の取付部が
破損する恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題を
有利に解決しかつ鼻隠し板が鼻隠し板係止部材から外れ
るのを防止するために、軒樋1の外側上端部および内側
上端部に吊金具2の両端部を係止し、その吊金具2の中
間部に吊ボルト3の下部を固定し、鼻隠し板係止部材4
と上部支持板5と下部支持板6とを備えている支持枠材
7における前記上部支持板5を、屋根材8の軒先下面に
配置し、前記吊ボルト3を下部支持板6と上部支持板5
と屋根材8とに挿通し、吊ボルト3と下部支持板6とを
下部ナット9および上部ナット10により固定し、上部
支持板5と屋根材8とを下部支持ナット11および上部
締付ナット12により締付固定し、前記鼻隠し板係止部
材4に、上部係合部13および下部係合部14を有する
鼻隠し板15を、着脱自在に嵌設し、鼻隠し板15の上
端部に係合する係止部16を有する上部外れ止め金具1
7の座板18を、前記上部支持板5に対しボルト19に
より固定する。また鼻隠し板15が鼻隠し板係止部材4
から外れるのを完全に防止するために、下部係合部14
に嵌合する前方開口溝20を有する薄肉金属板製下部溝
形保持金具21における一方の腕板22を、鼻隠し板係
止部材4に固定する。
【0005】
【実施例】図1ないし図5は本発明の一実施例を示すも
のであって、軒樋1に外側上端部に係合突条29が設け
られると共に、軒樋1の内側上端部に係合突条30が設
けられ、吊金具2の両端部に設けられたフック31,3
2は軒樋1の両側の係合突条29,30に係合されてい
る。上部支持板5と下部支持板6と鼻隠し板係止部材4
とを備えている支持枠材7における鼻隠し板係止部材4
の上部に、逆L字形の上部係合フランジ33が屈折連設
され、前記鼻隠し板係止部材4の下部に下部係合フラン
ジ34が屈折連設され、前方開口溝20を有する薄肉の
ステンレス鋼板製下部溝形保持金具21における長い腕
板22の先端部は、鼻隠し板係止部材4の下部裏面に当
接されて、溶接またはリベット等により固定されてい
る。
【0006】長孔35を備えている座板18の一端部に
屈折立上がり板36を介して係止部16が屈折連設され
て、上部外れ止め金具17が構成され、前記座板18の
他端部に、屋根材8の軒先上面に支持枠材仮止め板37
が屈折連設され、前記上部外れ止め金具17の座板18
は、支持枠材7における上部支持板5の上面に載置さ
れ、蝶ボルトおよび蝶ナットからなるボルト19は、上
部支持板5の透孔および座板18の長孔35にわたって
挿通されている。
【0007】上部外れ止め金具17と下部溝形保持金具
21とを備えている支持枠材7を使用して、本発明の軒
先構造を構成する場合は、支持枠材7の上部支持板5を
屋根材8の軒先下面に当接すると共に、上部外れ止め金
具17に付属する支持枠材仮止め金具7を屋根材8の軒
先上面に載置することにより、支持枠材7を屋根材8に
仮止めし、次に吊ボルト3を吊金具2と下部支持板6と
上部支持板5と屋根材8とにわたって挿通して、吊ボル
ト3の上部に螺合した下部支持ナット11および上部締
付ナット12により上部支持板5の中間部を屋根材8に
締付固定し、かつ上部支持板5の先端部と屋根材8とを
ボルト38により締付固定し、前記吊ボルト3の中間部
を、これに螺合した下部ナット9および上部ナット10
により下部支持板6に固定し、さらに前記吊ボルト3の
下部に螺合した下部ナット39および上部ナット40に
より、吊金具2の中間部を吊ボルト3の下部に固定す
る。
【0008】前述のようにして、多数の支持枠材7を、
屋根材8の軒先長手方向に間隔をおいて取付けたのち、
吊金具2に軒樋1を嵌込み、かつ鼻隠し板15の下部係
合部14により下部溝形保持金具21を押圧して弾性変
形させて、鼻隠し板15の下部係合部14を鼻隠し板係
止部材4の下部係合フランジ34に係合し、次いで、鼻
隠し板15の上側部分を鼻隠し板係止部材4に向かって
押圧回動すると共に、鼻隠し板15における上部係合部
13側の部分を引上げて弾性変形させて、前記上部係合
部13を上部係合フランジ33の後側に通過させ、次い
で鼻隠し板15の上部から引上力を解放すると、鼻隠し
板15の上部が復元変形して、図1および図3に示す状
態になる。次に上部外れ止め金具17を鼻隠し板係止部
材4に向かって移動して、係止部16を鼻隠し板15の
上面に接触または近接させたのち、ボルト19により上
部外れ止め金具17の座板18を上部支持板5に締付固
定する。
【0009】鼻隠し板15を交換するために、その鼻隠
し板15を鼻隠し板係止部材4から取外す場合は、ボル
ト19を弛緩したのち、上部外れ止め金具17を屋根材
8側に向かって移動し、次に鼻隠し板15の上側部分を
弾性変形して、上部係合部13を上部係合フランジ33
から外したのち、鼻隠し板15の下部係合部14を鼻隠
し板係止部材4の下部係合フランジ34から外す。
【0010】鼻隠し板15を各鼻隠し板係止部材4にわ
たって取付ける場合、その鼻隠し板15を各鼻隠し板係
止部材4に対し側方から挿込んでもよい。また前記鼻隠
し板15は、例えば塩化ビニル,鉄芯入り塩化ビニル,
金属板その他の材料により製作される。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、鼻隠し板15が鼻隠し
板係止部材4に着脱自在に嵌設されるので、鼻隠し板1
5の取付けを容易にかつ迅速に行なうことができ、また
鼻隠し板15が損傷あるいは劣化した場合、その鼻隠し
板15を容易にかつ迅速に交換することができ、しかも
鼻隠し板15の表面に多数のボルトが露出していないの
で、鼻隠し板15の外観が良好であり、さらに鼻隠し板
15を支持する支持枠材7における上部支持板5が屋根
材8に固定されると共に、支持枠材7における下部支持
板6が吊ボルト3の中間部に固定されているので、鼻隠
し板15を風圧に対し安定状態でかつ強固に支持するこ
とができ、さらに鼻隠し板15の上端部に係合する係止
部16を有する上部外れ止め金具17の座板18が、前
記上部支持板5に対しボルト19により固定されている
ので、前記上部外れ止め金具17により鼻隠し板15を
強力に保持して、鼻隠し板15が鼻隠し板係止部材4か
ら外れるのを確実に防止できる。また下部係合部14に
嵌合する前方開口溝20を有する薄肉金属板製下部溝形
保持金具21を鼻隠し板係止部材4に固定することによ
り、鼻隠し板15が鼻隠し板係止部材4から外れるの
を、一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る鼻隠し板および軒樋を有
する軒先構造の縦断側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る鼻隠し板および軒樋を有
する軒先構造の一部切欠縦断斜視図である。
【図3】図1の上側部分を拡大して示す縦断側面図であ
る。
【図4】図1の下側部分を拡大して示す縦断側面図であ
る。
【図5】上部溝形保持金具の斜視図である。
【図6】従来の鼻隠し板および軒樋を有する軒先構造の
縦断側面図である。
【符号の説明】
1 軒樋 2 吊金具 3 吊ボルト 4 鼻隠し板係止部材 5 上部支持板 6 下部支持板 7 支持枠材 8 屋根材 9 下部ナット 10 上部ナット 11 下部支持ナット 12 上部締付ナット 13 上部係合部 14 下部係合部 15 鼻隠し板 16 係止部 17 上部外れ止め金具 18 座板 19 ボルト 20 前方開口溝 21 下部溝形保持金具 22 腕板 29 係合突条 30 係合突条 31 フック 32 フック 33 上部係合フランジ 34 下部係合フランジ 35 長孔 36 屈折立上がり板 37 支持枠材仮止め板 38 ボルト 39 下部ナット 40 上部ナット
フロントページの続き (72)発明者 沼倉 茂美 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−357260(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋1の外側上端部および内側上端部に
    吊金具2の両端部を係止し、その吊金具2の中間部に吊
    ボルト3の下部を固定し、鼻隠し板係止部材4と上部支
    持板5と下部支持板6とを備えている支持枠材7におけ
    る前記上部支持板5を、屋根材8の軒先下面に配置し、
    前記吊ボルト3を下部支持板6と上部支持板5と屋根材
    8とに挿通し、吊ボルト3と下部支持板6とを下部ナッ
    ト9および上部ナット10により固定し、上部支持板5
    と屋根材8とを下部支持ナット11および上部締付ナッ
    ト12により締付固定し、前記鼻隠し板係止部材4に、
    上部係合部13および下部係合部14を有する鼻隠し板
    15を、着脱自在に嵌設し、鼻隠し板15の上端部に係
    合する係止部16を有する上部外れ止め金具17の座板
    18を、前記上部支持板5に対しボルト19により固定
    した鼻隠し板および軒樋を有する軒先構造。
  2. 【請求項2】 下部係合部14に嵌合する前方開口溝2
    0を有する薄肉金属板製下部溝形保持金具21における
    一方の腕板22を、鼻隠し板係止部材4に固定した請求
    項1の鼻隠し板および軒樋を有する軒先構造。
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JP2541202Y2 (ja) * 1991-12-24 1997-07-16 松下電工株式会社 軒樋支持装置
JP4533916B2 (ja) * 2007-08-27 2010-09-01 株式会社オーティス 軒先構造

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