JPH0712213A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0712213A
JPH0712213A JP15862193A JP15862193A JPH0712213A JP H0712213 A JPH0712213 A JP H0712213A JP 15862193 A JP15862193 A JP 15862193A JP 15862193 A JP15862193 A JP 15862193A JP H0712213 A JPH0712213 A JP H0712213A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボアプライ室に油圧がかけられる変速段
から該油圧を抜くことによって変速を行う際に、ショッ
クあるいはヘジテーションの発生を防止して走行フィー
リングを高めることができる自動変速機の制御装置を提
供する。 【構成】 夫々サーボアプライ室26aの油圧が抜かれ
る、4速から1速への変速と、3速から1速への変速
と、2速から1速への変速とに際しては、サーボアプラ
イ室26aの油圧を抜くときに、サーボレリース室26b
に油圧がかけられかつ3−4クラッチ24の油圧が抜か
れ、これによってサーボレリース室26bに油圧がかけ
られた中間的な1速状態がつくられ、該油圧によって1
−2アキュムレータ39内の油圧がサーボアプライ室2
6aに作用するのが防止され、2−4ブレーキ26の一
時的な締結が防止され、ショックないしはヘジテーショ
ンの発生が防止され、走行フィーリングが高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の自動変速機にはトル
クコンバータと変速歯車機構とが直列に設けられ、トル
クコンバータはエンジン出力軸のトルクを変速してター
ビンシャフトに伝達し、変速歯車機構は上記タービンシ
ャフトのトルクをさらに変速して駆動輪側に伝達するよ
うになっている。ここで、変速歯車機構は、通常、サン
ギヤ、リングギヤ、ピニオンギヤ等の複数のギヤを備え
た遊星歯車機構とされ、かかる変速歯車機構には所定の
ギヤへのトルクの伝達をオン・オフするクラッチ、ある
いは所定のギヤを固定・解放するブレーキ等の各種油圧
式摩擦要素が設けられる。そして、これらの各摩擦要素
に対して油圧(作動油)を給排する油圧機構が設けられ、
この油圧機構によって各摩擦要素のオン・オフパターン
が切り替えられて変速が行われるようになっている。
【0003】そして、従来より多用されている前進4段
・後退1段の変速歯車機構の場合は、普通、2速と4速
とでラージサンギヤを固定するサーボピストン式の2−
4ブレーキが設けられる。このような2−4ブレーキに
は、サーボピストンによって仕切られるサーボアプライ
室とサーボレリース室とが設けられ、サーボアプライ通
路を通してサーボアプライ室のみに油圧がかけられたと
きには2−4ブレーキが締結され、サーボアプライ室の
油圧が抜かれたとき又はサーボレリース通路を通してサ
ーボレリース室に油圧がかけられたときには2−4ブレ
ーキが解放されるようになっている。
【0004】ところで、一般に自動変速機の摩擦要素に
対して油圧を給排する際、油圧の上昇速度あるいは下降
速度が大きすぎると、摩擦要素が急激に締結・解放され
て変速ショックが生じるといった問題があり、さらに各
摩擦要素間のオン・オフのタイミングがとりにくくなる
といった問題がある。そこで、油圧機構内の所定の油圧
通路に対しては、油圧の上昇あるいは下降を緩衝させて
油圧を一時的にほぼ一定値に保持する(棚圧をつくる)ア
キュムレータが設けられる(例えば、特開昭62−14
7153号公報参照)。なお、特開昭62−14715
3号公報に開示された自動変速機では、変速時にシフト
バルブを一時的に元の位置に戻すことによってアキュム
レータの油圧特性を変更できるようになっている。具体
的には、例えばサーボアプライ通路に対しては、サーボ
アプライ室への油圧の給排の際に一時的に油圧をほぼ一
定値に保持して棚圧をつくるための1−2アキュムレー
タが設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、このようにサ
ーボアプライ通路に対して1−2アキュムレータが設け
られた自動変速機において、サーボアプライ室に油圧が
かけられる変速段から該油圧を抜くことによって他の変
速段に変速するとき、例えば2速から1速への変速時に
は、サーボアプライ室の油圧が、所定のバルブ例えば1
−2シフトバルブを介してドレンされる。このとき、サ
ーボアプライ通路内の油圧が低下し、これに伴って1−
2アキュムレータ内の油圧がサーボアプライ通路にレリ
ースされることになるが、その初期には1−2アキュム
レータ内の油圧が急速にサーボアプライ通路にレリース
されるので、この油圧がサーボアプライ室にも伝わり、
一度は低下したサーボアプライ室内の油圧が一時的に
(一瞬)上昇してしまう。このため、一度は解放された2
−4ブレーキが再び一時的に(一瞬)締結され、これによ
ってショックあるいはヘジテーションが生じ、走行フィ
ーリングが悪くなるといった問題がある。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたものであって、サーボアプライ室に油圧がか
けられる変速段から該油圧を抜くことによって変速を行
う際に、ショックあるいはヘジテーションの発生を防止
して走行フィーリングを高めることができる自動変速機
の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、複数の変速段を有する変速歯車機構
と、該変速歯車機構内での動力伝達特性を切り替えて変
速段を切り替える複数の油圧式摩擦要素と、該摩擦要素
に対して油圧を給排する油圧機構とが設けられ、上記摩
擦要素には、サーボアプライ通路を通してサーボアプラ
イ室に油圧がかけられたときには締結され、該油圧が抜
かれたとき又はサーボレリース通路を通してサーボレリ
ース室に油圧がかけられたときには解放されるサーボピ
ストン式のブレーキが含まれ、かつ、サーボアプライ通
路に対してアキュムレータが設けられている自動変速機
の制御装置において、サーボアプライ室に油圧がかけら
れる変速段から該油圧を抜くことによって他の変速段へ
変速する際には、サーボレリース室に油圧をかける状態
を経由させる変速制御手段が設けられていることを特徴
とする自動変速機の制御装置を提供する。
【0008】第2の発明は、第1の発明にかかる自動変
速機の制御装置において、変速歯車機構の変速段が前進
4段とされ、かつ摩擦要素には3速と4速とで締結され
る3−4クラッチが含まれていて、変速制御手段が、4
速から1速への変速と、3速から1速への変速と、2速
から1速への変速とに際しては、サーボアプライ室の油
圧を抜く際に、サーボレリース室に油圧がかけられかつ
3−4クラッチの油圧が抜かれる状態を経由させるよう
になっていることを特徴とする自動変速機の制御装置を
提供する。
【0009】第3の発明は、第2の発明にかかる自動変
速機の制御装置において、サーボアプライ室への油圧の
給排を制御する1−2シフトバルブと、3−4クラッチ
の油圧を調整する調圧バルブと、該調圧バルブへのパイ
ロット圧の供給を制御するソレノイドバルブとが設けら
れていて、油圧制御手段が、4速から1速への変速と、
3速から1速への変速と、2速から1速への変速とに際
しては、サーボアプライ室の油圧を抜く際に、上記ソレ
ノイドバルブを開きかつ上記パイロット圧を1−2シフ
トバルブを介してドレンさせることによって、3−4ク
ラッチの油圧を上記調圧バルブを介してドレンさせるよ
うになっていることを特徴とする自動変速機の制御装置
を提供する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、自動変速機ATには、エンジン出力
軸1のトルクを変速してタービンシャフト2に出力する
トルクコンバータ3と、タービンシャフト2のトルクを
さらに変速して出力ギヤ4(駆動輪側)に出力する変速歯
車機構5とが設けられている。なお、タービンシャフト
2はパイプ状に形成され、その中空部にはエンジン出力
軸1に連結されたポンプシャフト6が配設され、このポ
ンプシャフト6によってオイルポンプ7が回転駆動され
るようになっている。
【0011】トルクコンバータ3は、実質的に、ポンプ
カバー8を介してエンジン出力軸1に連結されエンジン
出力軸1と一体的に回転するポンプ9と、タービンシャ
フト2と一体的に回転しポンプ9から吐出される作動油
によって回転駆動されるタービン10と、タービン10
からポンプ9に還流する作動油をポンプ9の回転を助勢
する方向に整流するステータ11とで構成され、ポンプ
9とタービン10との間の回転数差に応じた変速比で、
エンジン出力軸1のトルクを変速するようになってい
る。ここで、ステータ11はステータ用ワンウェイクラ
ッチ12を介して変速機ケース13(固定部)に連結され
ている。なお、動力損失を低減して燃費性能を高めるた
めに、所定の運転領域でエンジン出力軸1とタービンシ
ャフト2とを直結させるロックアップクラッチ14が設
けられている。
【0012】変速歯車機構5は普通の遊星歯車機構であ
って、この変速歯車機構5には、タービンシャフト2に
遊嵌された比較的小径のスモールサンギヤ15と、この
スモールサンギヤ15より後方(図2では左側)でタービ
ンシャフト2に遊嵌された比較的大径のラージサンギヤ
16と、スモールサンギヤ15と噛み合う複数のショー
トピニオンギヤ17(1つのみ図示)と、前部(図2では
右側)がショートピニオンギヤ17と噛み合い後部がラ
ージサンギヤ16と噛み合うロングピニオンギヤ18
と、さらにこのロングピニオンギヤ18と噛み合うリン
グギヤ19と、ショートピニオンギヤ17とロングピニ
オンギヤ18とを回転自在(自転)に支持するキャリア2
0とが設けられている。この変速歯車機構5では、選択
された変速段に応じてスモールサンギヤ15、ラージサ
ンギヤ16又はキャリア20がトルク入力部となる一
方、どの変速段でもリングギヤ19がトルク出力部とな
る。なお、リングギヤ19は出力ギヤ4に連結されてい
る。
【0013】そして、変速歯車機構5内での動力伝達経
路(トルク伝達経路)を切り替えるために、すなわち変速
比あるいは回転方向を切り替えるために、クラッチ、ブ
レーキ等の複数の油圧式摩擦要素が設けられている。具
体的には、タービンシャフト2とスモールサンギヤ15
との間には、フォワードクラッチ21と第1ワンウェイ
クラッチ22とが直列に介設されるとともに、両クラッ
チ21,22に対して並列にコーストクラッチ23が介
設されている。そして、タービンシャフト2とキャリア
20との間には3−4クラッチ24が介設され、タービ
ンシャフト2とラージサンギヤ16との間にはリバース
クラッチ25が介設されている。また、ラージサンギヤ
16とリバースクラッチ25との間には、所定の変速段
でラージサンギヤ16を固定するための、サーボピスト
ンによって作動させられるバンドブレーキからなる2−
4ブレーキ26が設けられている。なお、2−4ブレー
キ26には、サーボピストン(図示せず)によって仕切ら
れるサーボアプライ室26aとサーボレリース室26bと
が設けられている(図1参照)。さらに、キャリア20と
変速機ケース13'との間には、所定の変速段でキャリ
ア20を固定するローリバースブレーキ27と、キャリ
ア20の反力を受け止める第2ワンウェイクラッチ28
とが並列に介設されている。
【0014】そして、各クラッチ21,23,24,25
と各ブレーキ26,27のオン・オフパターンを組み変
えることによって、表1に示すような各種レンジないし
変速段が得られるようになっている。以下、表1を参照
しつつ、各レンジないし変速段におけるトルク伝達経路
とその変速特性とを説明する。なお、各摩擦要素のオン
・オフは、後で説明するように、コントロールユニット
30によって制御される油圧機構Fによって切り替えら
れるようになっている(図1参照)。
【0015】
【表1】
【0016】(1)Pレンジ…すべての摩擦要素がオフさ
れる。この場合、タービンシャフト2のトルクは出力ギ
ヤ4に伝達されない。 (2)Rレンジ…リバースクラッチ25とローリバースブ
レーキ27とがオンされ、他の摩擦要素はオフされる。
第1,第2ワンウェイクラッチ22,28はとくには作用
を及ぼさない。タービンシャフト2のトルクが、リバー
スクラッチ25を介してラージサンギヤ16に入力さ
れ、ラージサンギヤ16とロングピニオンギヤ18とリ
ングギヤ19とが、この順に噛み合う固定的なギヤ列と
して機能する。この場合、ラージサンギヤ16に入力さ
れたトルクは、ラージサンギヤ16の歯数とリングギヤ
19の歯数とによって決定される減速比で変速されて出
力ギヤ4から出力される。このRレンジでは、リングギ
ヤ19(出力ギヤ4)がラージサンギヤ16(タービンシ
ャフト2)と反対方向に回転し、駆動輪が後退方向に駆
動される。 (3)Nレンジ…Pレンジの場合と同様である。
【0017】(4)Dレンジ1速…フォワードクラッチ2
1がオンされ、他の摩擦要素はオフされる。第1,第2
ワンウェイクラッチ22,28は通常ロック状態となる
が、コースティング時には空転する。タービンシャフト
2のトルクが、フォワードクラッチ21と第1ワンウェ
イクラッチ22とを介してスモールサンギヤ15に入力
され、スモールサンギヤ15とショートピニオンギヤ1
7とロングピニオンギヤ18とリングギヤ19とが、こ
の順に噛み合う固定的なギヤ列として機能する。この場
合、スモールサンギヤ15に入力されたトルクは、スモ
ールサンギヤ15の歯数とリングギヤ19の歯数とによ
って決定される減速比で変速されて出力ギヤ4から出力
される。リングギヤ19(出力ギヤ4)はスモールサンギ
ヤ15(タービンシャフト2)と同一方向に回転し、駆動
輪が前進方向に駆動される。なお、このDレンジ1速で
は、第1ワンウェイクラッチ22の作用により、エンジ
ンブレーキは得られない。
【0018】(5)Dレンジ2速…フォワードクラッチ2
1と2−4ブレーキ26とがオンされ、他の摩擦要素は
オフされる。第1ワンウェイクラッチ22は通常ロック
状態となるが、コースティング時には空転し、第2ワン
ウェイクラッチ28は常時空転する。ラージサンギヤ1
6が固定されるので、ロングピニオンギヤ18が、自転
しつつラージサンギヤ16まわりを公転する。したがっ
て、基本的には上記Dレンジ1速の場合と同様の経路で
トルクが伝達されるが、リングギヤ19の回転がロング
ピニオンギヤ18の公転分だけ高くなり、Dレンジ1速
よりは減速比が小さくなる。このDレンジ2速では、第
1ワンウェイクラッチ22の作用によりエンジンブレー
キは得られない。
【0019】(6)Dレンジ3速…フォワードクラッチ2
1とコーストクラッチ23と3−4クラッチ24とがオ
ンされ他の摩擦要素はオフされる。第1ワンウェイクラ
ッチ22はとくには作用を及ぼさず、第2ワンウェイク
ラッチ28は常時空転する。スモールサンギヤ15とキ
ャリア20とが、コーストクラッチ23とタービンシャ
フト9と3−4クラッチ24とを介して互いにロックさ
れるので、変速歯車機構5が直結状態となる。したがっ
て、タービンシャフト2のトルクが変速されずに出力ギ
ヤ4から出力される。なお、直結状態にあるのでエンジ
ンブレーキが得られるのは当然である。
【0020】(7)Dレンジ4速…フォワードクラッチ2
1と3−4クラッチ24と2−4ブレーキ26とがオン
され、他の摩擦要素はオフされる。第1,第2ワンウェ
イクラッチ22,28は常時空転する。タービンシャフ
ト2のトルクが、3−4クラッチ24を介してキャリア
20に入力され、このキャリア20のトルクは、順に、
ロングピニオンギヤ18とリングギヤ19とを介して出
力ギヤ4に伝達される。2−4ブレーキ26によってラ
ージサンギヤ16が固定されているので、ロングピニオ
ンギヤ18は、自転しつつラージサンギヤ16まわりを
公転する。したがって、リングギヤ19の回転数は、キ
ャリア20の回転数(タービンシャフト回転数)よりロン
グピニオンギヤ18の自転分だけ高くなり、変速歯車機
構5はオーバードライブ(増速)となる。
【0021】(8)2レンジ1速…Dレンジ1速の場合と
同様である。 (9)2レンジ2速…フォワードクラッチ21とコースト
クラッチ23と2−4ブレーキ26とがオンされ、他の
摩擦要素はオフされる。第1ワンウェイクラッチ22は
とくには作用を及ぼさず、第2ワンウェイクラッチ28
は空転する。この場合、トルク伝達経路及び変速特性
は、基本的にはDレンジ2速の場合と同様であるが、第
1ワンウェイクラッチ22が機能しないので、エンジン
ブレーキが得られる。
【0022】(10)2レンジ3速…Dレンジ3速の場合
と同様である。 (11)1レンジ1速…フォワードクラッチ21とコース
トクラッチ23とローリバースブレーキ27とがオンさ
れ、他の摩擦要素はオフされる。第1,第2ワンウェイ
クラッチ22,28はとくには作用を及ぼさない。この
場合、トルク伝達経路及び変速特性は、基本的にはDレ
ンジ1速の場合と同様であるが、第1,第2ワンウェイ
クラッチ22,23が機能しないので、エンジンブレー
キが得られる。 (12)1レンジ2速…2レンジ2速の場合と同様であ
る。
【0023】以下、図1を参照しつつ変速歯車機構5の
各摩擦要素をオン・オフ作動させる油圧機構Fについて
説明する。なお、変速歯車機構5の摩擦要素をオン・オ
フさせる油圧機構Fの一般的な構成は本願発明の要旨と
するところではないので、図1の油圧機構Fでは本願発
明の要旨にかかわる部分についてのみ選択的に図示し、
その他の部分は割愛している。
【0024】図1に示すように、油圧機構Fにはセレク
トレバー(図示せず)のセレクト操作に対応してシフトさ
れ油圧(作動油)の給排経路を切り替えるマニュアルバル
ブ31と、マニュアルバルブ31のシフト位置と車両の
運転状態(例えば、車速とスロットル開度)とに応じてコ
ントロールユニット30によってシフトされる第1〜第
3シフトバルブ32〜34と、サーボレリース室26b
に対する油圧の給排タイミングを調整する第1タイミン
グバルブ35(2−3タイミングバルブ)と、コーストク
ラッチ23に対する油圧の給排タイミングを調整する第
2タイミングバルブ36(コーストタイミングバルブ)
と、3−4クラッチ24の油圧を調整する第1調圧バル
ブ37(3−4コントロールバルブ)と、サーボレリース
室26bの油圧を調整する第2調圧バルブ38(サーボレ
リースコントロールバルブ)と、サーボアプライ室26a
に対する油圧(作動油)の給排を緩衝させて棚圧をつくる
ためのアキュムレータ39と、多数の油圧通路からなる
油圧通路網と、該油圧通路網の所定の部分の流動状態を
調節するためのオリフィス及びワンウェイバルブとが設
けられている。なお、コントロールユニット30は、マ
イクロコンピュータを備えた、特許請求の範囲に記載さ
れた「変速制御手段」を含む、自動変速機ATの総合的な
制御装置である。
【0025】そして、セレクトされたレンジ(P,R,N,
D,2,1レンジ)と車両の運転状態とに応じて、油圧機
構Fによって各摩擦要素にかかる油圧が制御され、変速
歯車機構5の変速段の切り替えが行なわれるようになっ
ている。なお、2−4ブレーキ26は、サーボアプライ
室26aのみに油圧がかけられているときにオン(ブレー
キ作動)される。他方、両室26a,26bともに油圧がか
けられているとき、両室26a,26bともに油圧がレリ
ースされているとき、又はサーボレリース室26bにの
み油圧がかけられているときにはオフ(ブレーキ解放)さ
れる。その他の摩擦要素はすべて油圧がかけられたとき
にオン(締結)され、該油圧がレリースされたときにオフ
(解放)される。
【0026】マニュアルバルブ31は、セレクトレバー
(図示せず)のセレクト操作と連動してシフトされ、セレ
クトされたレンジに応じてバルブスプール40を軸線方
向に移動させ、ライン圧供給通路41を所定の油圧供給
通路と連通させるようになっている。なお、ライン圧は
運転状態に応じて好ましく設定される。そして、マニュ
アルバルブ31がDレンジ(通常の走行レンジ)にセット
されているときには、マニュアルバルブ31は、ライン
圧供給通路41内のライン圧を、第1メイン油圧通路4
2を介して第1シフトバルブ32(1−2シフトバルブ)
に供給するとともに、第2メイン油圧通路43を介して
第2シフトバルブ33(2−3シフトバルブ)に供給する
ようになっている。なお、第3シフトバルブ34(3−
4シフトバルブ)へは、第2シフトバルブ33から油圧
が供給されるようになっている。
【0027】第1〜第3シフトバルブ32〜34は、夫
々、基本的にはコントロールユニット30によって制御
され入力ポートから入力される油圧を、セレクトされた
レンジと変速段とに応じて所定の出力ポートから出力し
て所定の摩擦要素に供給し、あるいはレリースするよう
になっている。各シフトバルブ32,33,34は、夫
々、バルブスプール49,56,63の位置を、オン位置
またはオフ位置に切り替えることによって、シフトバル
ブ内での油圧伝達経路を切り替えられるようになってい
る。ここで、オン位置とは図1において右寄りの位置で
あり、オフ位置とは左寄りの位置である。なお、図1に
おいて、各バルブスプール49,56,63の中心線より
上側の部分はオン位置をとった状態を示し、中心線より
下側の部分はオフ位置をとった状態を示している。そし
て、各バルブスプール49,56,63は、各シフトバル
ブ32〜34の右側端部に設けられたコントロール油室
32c〜34cに油圧(パイロット圧)がかけられたときに
はオフ位置をとり、このパイロット圧がリリースされた
ときにはオン位置をとるようになっている。
【0028】第1シフトバルブ32のコントロール油室
32cにはライン圧供給通路41から分岐した第1コン
トロール用油圧通路48が接続され、この第1コントロ
ール用油圧通路48に対して、コントロールユニット3
0によってオン・オフされる第1ソレノイドバルブ45
(1−2ソレノイドバルブ)が設けられている。
【0029】そして、第1ソレノイドバルブ45がオン
されたとき(開かれたとき)には、第1コントロール用油
圧通路48内のパイロット圧がレリースされ、これに伴
ってコントロール油室32c内のパイロット圧がレリー
スされ、バルブスプール49がオン位置をとる。このと
き、第1メイン油圧通路42内の油圧がサーボアプライ
通路50を介してサーボアプライ室26aに供給され、
かつライン圧供給通路41から分岐した第1調圧用油圧
通路52内の油圧が第2調圧用油圧通路53を介して第
1調圧バルブ37のコントロール油室37cに供給され
る。他方、第1ソレノイドバルブ45がオフされた(閉
じられた)ときには、コントロール油室32cにパイロッ
ト圧がかけられ、バルブスプール49はオフ位置をと
る。このとき、サーボアプライ通路50(サーボアプラ
イ室26a)内の油圧がドレンポート51からドレンさ
れ、かつ第2調圧用油圧通路53(コントロール油室3
7c)内の油圧がドレンポート54からドレンされる。
【0030】第2シフトバルブ33のコントロール油室
33cにはライン圧供給通路41から分岐した第2コン
トロール用油圧通路55が接続され、この第2コントロ
ール用油圧通路55に対して、コントロールユニット3
0によってオン・オフされる第2ソレノイドバルブ46
(2−3ソレノイドバルブ)が設けられている。
【0031】そして、第2ソレノイドバルブ46がオフ
されたときには、コントロール油室33cにパイロット
圧がかけられ、バルブスプール56はオフ位置をとる。
このとき、第2メイン油圧供給通路43内の油圧が第1
油圧通路57に供給される。そして、この第1油圧通路
57内の油圧は、第1分岐油圧通路59と第1調圧バル
ブ37と3−4クラッチ用油圧通路61とを介して3−
4クラッチ24に供給される。さらに、第1油圧通路5
7内の油圧は、第2分岐油圧通路60を介して第3シフ
トバルブ34に供給される。他方、第2ソレノイドバル
ブ46がオンされたときには、第2コントロール用油圧
通路55内のパイロット圧がレリースされ、これに伴っ
てコントロール油室33c内のパイロット圧がレリース
され、バルブスプール56がオン位置をとる。このと
き、第1油圧供給通路57(3−4クラッチ24)内の油
圧がドレンポート58からドレンされる。
【0032】第3シフトバルブ34のコントロール油室
34cにはライン圧供給通路41から分岐した第3コン
トロール用油圧通路62が接続され、この第3コントロ
ール用油圧通路62に対して、コントロールユニット3
0によってオン・オフされる第3ソレノイドバルブ47
(3−4ソレノイドバルブ)が設けられている。
【0033】そして、第3ソレノイドバルブ47がオフ
されたときには、コントロール油室34cにパイロット
圧がかけられ、バルブスプール63はオフ位置をとる。
このとき、第2分岐油圧通路60内の油圧が第2油圧通
路64に供給される。そして、この第2油圧通路64内
の油圧は、第3分岐油圧通路66と第1タイミングバル
ブ35とサーボレリース通路68とを介して、又は第4
分岐油圧通路67と第2調圧バルブ38と中間油圧通路
69と第1タイミングバルブ35とサーボレリース通路
68とを介してサーボレリース室26bに供給される。
また、サーボレリース通路68内の油圧は、コーストク
ラッチ用油圧通路77を介してコーストクラッチ23に
も供給される。なお、コーストクラッチ用油圧通路77
には、第2タイミングバルブ36と一方弁78とワンウ
ェイオリフィス79,81と切替弁80とが設けられて
いる。他方、第3ソレノイドバルブ47がオンされたと
きには、第3コントロール用油圧通路62内のパイロッ
ト圧がレリースされ、これに伴ってコントロール油室3
4c内のパイロット圧がレリースされ、バルブスプール
63がオン位置をとる。このとき、油圧供給通路64
(サーボレリース室26b)内の油圧がドレンポート65
からドレンされる。
【0034】また、第1タイミングバルブ35のコント
ロール油室35cへは油圧通路70を介して3−4クラ
ッチ用油圧通路61内の油圧が供給されるようになって
いる。さらに、第1調圧バルブ37のコントロール油室
37cへは、油圧通路71を介してパイロット圧が供給
されるようになっている。ここで、油圧通路71は油圧
通路72を介して第2調圧バルブ38のコントロール油
室38cに接続されている。また、油圧通路71から分
岐する油圧通路74には第4ソレノイドバルブ75(N
o.5ソレノイドバルブ)が設けられている。
【0035】ここで、第4ソレノイドバルブ75がオフ
された(閉じられた)ときには油圧通路71を介して第1
調圧バルブ37のコントロール油室37cにパイロット
圧が供給され、他方第4ソレノイドバルブ75がオンさ
れた(開かれた)ときにはコントロール油室37cへのパ
イロット圧の供給が停止されるようになっている。
【0036】かかる油圧機構Fによって、マニュアルバ
ルブ31のレンジ(セレクト位置)と、第1〜第4ソレノ
イドバルブ45,46,47,75のオン・オフ状態とに
応じて、各摩擦要素に対する油圧(作動油)の給排が制御
され、前記表1に示すような各種レンジないし変速段が
得られるようになっている。なお、表2に、Dレンジの
各変速段に対応する第1〜第4ソレノイドバルブ45,
46,47,75のオン・オフパターンを示す。
【0037】
【表2】
【0038】ところで、前記の「発明が解決しようとす
る課題」の欄で説明したとおり、従来の自動変速機にお
いては、サーボアプライ室に油圧がかけられる変速段か
ら該油圧を抜くことによって他の変速段に変速するとき
には、その初期に1−2アキュムレータ内の油圧が急速
にサーボアプライ通路にレリースされるので、この油圧
がサーボアプライ室に作用し、一度は解放された2−4
ブレーキが再び一時的に締結され、これによってショッ
クあるいはヘジテーションが生じるといった問題が生じ
ていた。
【0039】そこで、本実施例では、サーボアプライ室
26aに油圧がかけられる変速段から該油圧を抜くこと
によって他の変速段へ変速する際には、基本的にはサー
ボレリース室26bに油圧がかけられる状態を経由させ
ることによって2−4ブレーキ26が一時的に締結され
るのを防止し、かかるショックないしはヘジテーション
の発生を防止するようにしている。
【0040】しかしながら、図1から明らかなとおり、
サーボレリース室26bに油圧をかけるためには第2,第
3ソレノイドバルブ46,47(第2,第3シフトバルブ
33,34)をオフ状態にする必要があるが、単純に第
2,第3ソレノイドバルブ46,47をオフにしただけで
は3−4クラッチ24にも油圧が供給され、3−4クラ
ッチ24が締結されてしまうことになる。このように3
−4クラッチ24が締結されると変速歯車機構5は3速
状態となるので、例えば4速から1速への変速時には4
速→3速→1速といった3段の切り替えが行われ、また
2速から1速への変速時には2速→3速→1速といった
3段の切り替えが行われることになり、1速状態に移行
するのが遅れてしまう。
【0041】そこで、本実施例では、サーボアプライ室
26aに油圧がかけられる変速段から該油圧を抜くこと
によって他の変速段へ変速する際には、サーボレリース
室26bに油圧がかけられかつ3−4クラッチ24の油
圧が抜かれる状態を経由させることによって、かかる不
具合を生じさせないようにしている。
【0042】具体的には、夫々負荷上昇によって生じる
4速から1速への変速と、3速から1速への変速と、2
速から1速への変速とに際しては、サーボアプライ室2
6aの油圧を抜く際に、サーボレリース室26bに油圧が
かけられかつ3−4クラッチ24の油圧が抜かれる状態
を経由させ、ショックないしはヘジテーションの発生を
防止するようにしている。すなわち、表2からもわかる
ように、2速、3速及び4速では第1ソレノイドバルブ
45(第1シフトバルブ32)がオンされるのでサーボア
プライ室26aに油圧がかけられるが、1速では第1ソ
レノイドバルブ45がオフされるのでサーボアプライ室
26aには油圧がかけられない。したがって、2速、3
速又は4速から1速へ変速する際には、いずれもサーボ
アプライ室26aの油圧が抜かれることになる。
【0043】このような、サーボレリース室26bに油
圧がかけられ、かつ3−4クラッチ24の油圧が抜かれ
た状態は、表2にも示しているように、第1〜第3ソレ
ノイドバルブ45〜47をすべてオフする(閉じる)一
方、第4ソレノイドバルブ75をオンする(開く)ことに
よってつくられる。すなわち、この状態では第1ソレノ
イドバルブ45がオフされているのでサーボアプライ室
26a内の油圧がドレンポート51からドレン(レリー
ス)される。また、第2,第3ソレノイドバルブ46,4
7がオフされているので基本的には3−4クラッチ24
とサーボレリース室26bとに油圧を供給できる状態と
なる。
【0044】しかしながら、第4ソレノイドバルブ75
がオンされているので第1調圧バルブ37のコントロー
ル油室37cにはパイロット圧が供給されず、かつ第1
ソレノイドバルブ45がオフされているのでコントロー
ル油室37c内の油圧は第2調圧用油圧通路53と、第
1シフトバルブ32のドレンポート54とを介してドレ
ン(レリース)される。このため、第1調圧バルブ37は
オン位置をとり、3−4クラッチ24の油圧は、3−4
クラッチ用油圧通路61と、第1調圧バルブ37のドレ
ンポート90とを介してドレン(レリース)される。な
お、このとき第1分岐油圧通路59と3−4クラッチ用
油圧通路61とは第1調圧バルブ37によって遮断され
るので、第2シフトバルブ33側から3−4クラッチ2
4へは油圧が供給されない。したがって、3−4クラッ
チ24は解放されることになる。なお、サーボレリース
室26bへは油圧が供給されるのはもちろんである。こ
のようにして、サーボレリース室26bに油圧が供給さ
れ、かつ3−4クラッチ24の油圧が抜かれた状態がつ
くられる。
【0045】このように、第1〜第3ソレノイドバルブ
45〜47がオフされ、第4ソレノイドバルブ75がオ
ンされる中間状態においては、変速歯車機構5は1速状
態となる。なお、この場合コーストクラッチ23は締結
される。したがって、2速,3速又は4速からかかる中
間状態を経由して1速に変速する際には、夫々、2速→
1速→1速、3速→1速→1速、4速→1速→1速とい
った切り替えが行われることになり、ショックないしは
ヘジテーションの発生を防止しつつ、迅速に1速状態に
移行させることができる。
【0046】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、サーボアプ
ライ室に油圧がかけられる変速段から該油圧を抜くこと
によって他の変速段へ変速する際には、サーボレリース
室に油圧がかけられ、該油圧によってアキュムレータ内
の油圧がサーボアプライ室に作用するのが防止され、シ
ョックあるいはヘジテーションの発生が防止され、走行
フィーリングが高められる。
【0047】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、4速から1
速への変速と、3速から1速への変速と、2速から1速
への変速とに際しては、サーボアプライ室の油圧を抜く
ときにサーボレリース室に油圧がかけられかつ3−4ク
ラッチの油圧が抜かれるので、中間状態では変速歯車機
構が1速状態となり、変速歯車機構を迅速に1速状態に
移行させることができる。
【0048】第3の発明によれば、基本的には第2の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、ソレノイド
バルブを開きかつ調圧バルブのパイロット圧を1−2シ
フトバルブを介してドレンさせることによって、3−4
クラッチの油圧を調圧バルブを介してドレンさせるよう
にしているので、かかる変速時に3−4クラッチの油圧
を抜くためのバルブ等を別途設ける必要がなくなり、油
圧機構がコンパクト化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動変速機の油圧機構のシス
テム構成図である。
【図2】 本発明にかかる自動変速機のシステム構成図
である。
【符号の説明】
AT…自動変速機 F…油圧機構 5…変速歯車機構 24…3−4クラッチ 26…2−4ブレーキ 26a…サーボアプライ室 26b…サーボレリース室 30…コントロールユニット 32…第1シフトバルブ(1−2シフトバルブ) 37…第1調圧バルブ 39…1−2アキュムレータ 50…サーボアプライ通路 68…サーボレリース通路 75…第4ソレノイドバルブ(No.5ソレノイドバル
ブ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速段を有する変速歯車機構と、
    該変速歯車機構内での動力伝達特性を切り替えて変速段
    を切り替える複数の油圧式摩擦要素と、該摩擦要素に対
    して油圧を給排する油圧機構とが設けられ、 上記摩擦要素には、サーボアプライ通路を通してサーボ
    アプライ室に油圧がかけられたときには締結され、該油
    圧が抜かれたとき又はサーボレリース通路を通してサー
    ボレリース室に油圧がかけられたときには解放されるサ
    ーボピストン式のブレーキが含まれ、 かつ、サーボアプライ通路に対してアキュムレータが設
    けられている自動変速機の制御装置において、 サーボアプライ室に油圧がかけられる変速段から該油圧
    を抜くことによって他の変速段へ変速する際には、サー
    ボレリース室に油圧をかける状態を経由させる変速制御
    手段が設けられていることを特徴とする自動変速機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された自動変速機の制御
    装置において、 変速歯車機構の変速段が前進4段とされ、かつ摩擦要素
    には3速と4速とで締結される3−4クラッチが含まれ
    ていて、 変速制御手段が、4速から1速への変速と、3速から1
    速への変速と、2速から1速への変速とに際しては、サ
    ーボアプライ室の油圧を抜く際に、サーボレリース室に
    油圧がかけられかつ3−4クラッチの油圧が抜かれる状
    態を経由させるようになっていることを特徴とする自動
    変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された自動変速機の制御
    装置において、 サーボアプライ室への油圧の給排を制御する1−2シフ
    トバルブと、3−4クラッチの油圧を調整する調圧バル
    ブと、該調圧バルブへのパイロット圧の供給を制御する
    ソレノイドバルブとが設けられていて、 油圧制御手段が、4速から1速への変速と、3速から1
    速への変速と、2速から1速への変速とに際しては、サ
    ーボアプライ室の油圧を抜く際に、上記ソレノイドバル
    ブを開きかつ上記パイロット圧を1−2シフトバルブを
    介してドレンさせることによって、3−4クラッチの油
    圧を上記調圧バルブを介してドレンさせるようになって
    いることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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