JPH0712199Y2 - 自走歩行式車輌用ブレーキ装置 - Google Patents

自走歩行式車輌用ブレーキ装置

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JPH0712199Y2
JPH0712199Y2 JP4307788U JP4307788U JPH0712199Y2 JP H0712199 Y2 JPH0712199 Y2 JP H0712199Y2 JP 4307788 U JP4307788 U JP 4307788U JP 4307788 U JP4307788 U JP 4307788U JP H0712199 Y2 JPH0712199 Y2 JP H0712199Y2
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brake
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traveling
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典久 池谷
哲一 鶴見
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Amano Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば床面洗浄機とか艶出機、或は、掃除機
の様に、モータで走行する車体を運転手が歩きながら運
転する形式の車輌(以下単に自走歩行式車輌と云う)に
用いて好適なブレーキ装置に関する。
〔従来の技術〕
運転手が車体に搭乗して運転を行なう自走搭乗式車輌の
場合は、一般に乗用車に見られる様にその殆どがペダル
式のブレーキを採用しているが、運転手が歩行する関係
でペダル式ブレーキを採用できない自走歩行式車輌の場
合は、自転車とかオートバイ等に見られるレバー式(握
手式)ブレーキ装置を採用している。
従って、自走歩行式車輌に於いては、車輌の運転操作と
ブレーキ操作の全てを運転手が手で行なわなくてはなら
ないから、運転が煩雑化して咄嗟のブレーキ操作に間に
合わない場合があり、特に、女性の様な非力の者にとっ
ては、益々操作が難しくなる問題があった。
そこで、上述したレバー式のブレーキ装置に代えて、ブ
レーキ用のハンドルの全体を前後に回動する構成と成
し、このハンドルを例えば手前に回動した場合にブレー
キが掛る様に構成したツイストハンドル式ブレーキ装置
を使用することによって、ブレーキ操作の簡略化と省力
化を可能にすることが考えられた。
〔考案が解決しようとする課題〕
所が、上述したツイストハンドル式ブレーキ装置の場合
は、定められた一方向に回動した時にのみブレーキが掛
る仕組に成っていて、あわてて逆方向に回動してもブレ
ーキが掛らないから、咄嗟の場合に操作を間違えて衝突
等の事故を起す問題があった。
従って本考案の技術的課題は、ブレーキ用のハンドルを
前後又は正逆いずれの方向に回動しても、ブレーキが必
ず掛る様に工夫した自走歩行式車輌用のブレーキ装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に於いて講じ
た手段は以下の如くである。
(1)モータによって走行する車体を、運転手が歩行し
ながら車体後部のハンドルを操作して運転する自走歩行
式車輌用に於いて、上記車体の後部に回転自在に支承し
た走行シャフトに対して、正逆回動操作用のハンドルパ
イプと、ニュートラルアーム並びにスプロケットを取付
けること。
(2)上記のニュートラルアームには、走行シャフトを
常時ニュートラル位置に保持するニュートラルシリンダ
のロッドを連結すること。
(3)上記のスプロケットには、両端部をブレーキ作動
用のコントロールワイヤ側に連結したチェーンを掛渡す
こと。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、車体の後部に取付けた走行シ
ャフトを、ハンドルパイプによって正逆いずれの方向に
も自由に回動でき、また、このハンドルパイプの正逆回
動に従って、ニュートラルアームとスプロケットも一体
回動することを可能にする。
上記(2)要素は、ハンドルパイプによって正逆回
動できる走行シャフトを、常時はニュートラルシリンダ
がニュートラル位置に保持し、また、走行シャフトを回
動した後、ハンドルパイプから手を離すと、ニュートラ
ルシリンダが走行シャフトを再び元のニュートラル位置
に自動復帰させることを可能にする。
上記(3)の要素は、走行シャフトを正逆いずれの
方向に回動しても、チェーンがブレーキ作動用のコント
ロールケーブルを必ず牽引してブレーキを掛けるから、
従って、ハンドルパイプは前後又は正逆いずれの方向に
回動してもブレーキを掛けることができ、ブレーキ操作
を素早く且つ正確に行なうことを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕
以下に上述した本考案に係る自走歩行式車輌用ブレーキ
装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明す
る。
第1図と第2図は、本考案を自走歩行式車輌の一例であ
る床面洗浄兼艶出機に実施した状態を示したものであっ
て、図中、1は床面洗浄兼艶出機の車体で、2は車輪、
2Mは走行用モータ、3は車体1の後部1aに設けた運転用
ハンドルを示す。また、4Mはパッド用モータで、このモ
ータ4Mと減速機5によってパッド回転機構が構成され
る。5Lは上記パッド用モータの回転数を洗浄に適した50
0rpmと、艶出に適した2000rpmの2段に切換える切換レ
バーで、6は上記減速機5に連結したパッドホルダ5aに
取付けられて、床面の洗浄又は艶出を行なうパッドを示
す。更に、7は車体1内に取付けた汚水タンク、8は汚
水吸上げ用のスクイジー、9は汚水吸上げ用ホース、10
は汚水の排水ホース、Tは車体1の後部1aに設けたカセ
ット差込口を示す。
次に、以上の如く構成した床面洗浄兼艶出機に実施する
本考案の構成を第2図乃至第4図の記載に基づいて説明
する。
図中、11は上記車体1の後部1aに正逆回動自在に挿通し
た円筒状の走行シャフトであって、12,12はこの走行シ
ャフトを回転自在に支持するベアリングを示す。円筒状
に形成したこの走行シャフト11の内部には、前述した運
転用ハンドル3を構成するシャフトが回転自在に挿通さ
れ、その両端部には夫々グリップ3a,3aが嵌着されてい
る。
13は略直角に屈曲した両脚の下端部13a,13aを、夫々取
付金具14,14によって上記走行シャフト11の両端部11a,1
1aに固定したハンドルパイプで、走行シャフト11は第2
図に示した矢印の如くこのハンドルパイプ13を前後に回
動することによって、正逆回動される仕組に成ってい
る。
15は上記走行シャフト11に固定したニュートラルアーム
で、16はブラケット17によって車体1側に上下回動自在
に取付けたニュートラルシリンダを示し、このシリンダ
16のロッド16aがピン16bによって上記ニュートラルアー
ム15側に連結され、常時走行シャフト11をニュートラル
の状態(第2図並びに第3図の如くハンドルパイプ13を
直立させた位置)に保持している。
一方、18は同じく上記の走行シャフト11に固定したスプ
ロケットであって、19はこのスプロケット18に掛渡した
チェーン、20は該チェーン19の両端部19aと19bを取付け
た取付板を示し、この取付板20にブレーキ作動用コント
ロールワイヤ21が連結されている。
第4図はブレーキの一例を示したものであって、図中、
22は前述したモータ2Mによって回転される回転軸で、モ
ータ2Mと回転軸22の間に設けた連動機構は省略されてい
る。また、この回転軸22はスプロケットとチェーンから
成る伝動機構を介して前述した車輪2を連動回転する
が、この伝動機構も省略してある。
而して、第4図に於いて23は上記の回転軸22に取付けた
ブレーキドラムで、24はこのドラム23の周面に掛渡した
ブレーキベルトを示す。ブレーキベルト24の一端24aは
固定フレーム25に取付けられ、また他端24bは、固定フ
レーム25に軸25aを用いて回動自在に取付けた作動フレ
ーム26の取付軸26aに連結されている。また、上述した
コントロールワイヤ21の先端部21aは、上記作動フレー
ム26の取付軸26aに連結されていて、第4図の状態でコ
ントロールワイヤ21が矢印方向(図面上左方向)に牽引
されると、作動フレーム26が軸25aを支点に図面上反時
計回転方向に回動し、ブレーキドラム23に掛渡したブレ
ーキベルト24を引締めてブレーキを掛ける仕組に成って
いる。
尚、第3図に於いて30は前記ハンドル3に固定した走行
ピンで、グリップ3aを握ってこのハンドル3を矢印方向
に回転すると、走行ピン30がリミットスイッチ31の押圧
を解いてスイッチオンし、前記走行用モータ2Mを作動せ
しめると共に、ハンドルコントロールワイヤ32が牽引さ
れて、上記モータ2Mの回転力を前記回転軸22側に伝達す
る連動機構が作動する様に構成されている。
本考案に係る自走歩行式車輌用ブレーキ装置は以上述べ
た如き構成であるから、車体1のニュートラルシリンダ
16によって、ハンドルパイプ13は常時直立したニュート
ラル状態を維持しているが、例えば、ハンドルパイプ13
を走行方向(前方)に押し回動した場合には、スプロケ
ット18が第3図に於いて反時計回転方向に回転するか
ら、右端側のチェーン19aが引張られてブレーキ作動用
コントロールワイヤ21を牽引し、ブレーキを掛けること
ができる。
一方、ハンドルパイプ13を手前側に引いて回動した場合
にも、スプロケット18が第3図に於いて時計回転方向に
回転して、左端側のチェーン19bを引張るから、同様に
コントロールワイヤ21を牽引してブレーキを掛けること
ができる。
また、以上の様にして回動してブレーキを掛けたハンド
ルパイプ13は、手を離すとニュートラルシリンダ16によ
って再び直立状態(ニュートラル位置)に自動復帰し、
同様にコントローラワイヤ21の牽引も解かれてブレーキ
を外すことができる。
〔効果〕
従って本考案に係る自走歩行式車輌用ブレーキ装置によ
れば、ハンドルパイプを回動操作するだけで車輪の回転
にブレーキを掛けることができるのであるが、本考案で
は特に、ハンドルパイプを前後(正逆)いずれかの方向
に回動操作しても同様にブレーキを掛けることができる
ため、咄嗟の場合にハンドルパイプを逆方向に回動して
ブレーキが間に合わない様なことがなく、ブレーキを的
確に掛けて安全運転できると共に、ブレーキを掛けるた
めに回動したハンドルパイプは、手を離せば再びニュー
トラルシリンダによってニュートラル位置に自動復帰す
るから、ハンドルパイプを手で元の位置にも戻す面倒な
操作からも解放され、従って、運転操作とブレーキ操作
を歩行しながら手で行なう自走歩行式の床面洗浄機とか
艶出機、或は、その他の各種走行車軸に使用して洵に好
適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブレーキ装置を実施した床面洗浄
機兼艶出機の側面図であって、第2図はその要部の斜視
図、第3図は本考案の構造を示した斜視図で、第4図は
ブレーキ機構の一例を示した側面図である。 1は車体、2は車輪、2Mは走行用モータ、11は走行シャ
フト、13はハンドルパイプ、15はニュートラルアーム、
16はニュートラルシリンダ、16aはシリンダロッド、18
はスプロケット、19はチェーン、21はブレーキ作動用コ
ントロールワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって走行する車体を、運転手が
    歩行しながら車体後部のハンドルを操作して運転する自
    走歩行式車輌に於いて、上記車体の後部に回転自在に支
    承した走行シャフトに対して、正逆回動操作用のハンド
    ルパイプと、ニュートラルアーム並びにスプロケットを
    取付け、上記のニュートラルアームには、走行シャフト
    を常時ニュートラル位置に保持するニュートラルシリン
    ダのロッドを連結し、また、上記のスプロケットには、
    両端部をブレーキ作動用のコントロールワイヤ側に連結
    したチェーンを掛渡したことを特徴とする自走歩行式車
    輌用ブレーキ装置。
JP4307788U 1988-03-31 1988-03-31 自走歩行式車輌用ブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0712199Y2 (ja)

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JPH01145873U JPH01145873U (ja) 1989-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6055184B2 (ja) * 2012-01-16 2016-12-27 浩康 岩田 移動体のブレーキ構造

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JPH01145873U (ja) 1989-10-06

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