JP3945925B2 - 電動車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータによって走行する走行モードと、ブレーキの制動を解除して手押しを可能にする手押しモードとの切り換えが可能な電動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電動車、例えば電動三輪車においては、特開平8−172704号公報(B60L7/24)に記載の如く、通常の電動三輪車の回路に電磁ブレーキ開放スイッチを設け、電磁ブレーキ開放スイッチを操作したときに電磁ブレーキ及び発電制動を解除して、手押しが可能になるものが知られている。即ち、電磁ブレーキ開放スイッチを操作したときは手押しモード、操作していないときは走行モードで通常の走行するようになっている。
【0003】
しかしながら、上述する構成であれば、電磁ブレーキ開放スイッチを押したとき、即ち手押しモードを選択したとき、発電制動、電磁ブレーキを共に解除して手押し可能になるのであるが、この時、坂道で手押しモードに切り替えた場合、切り替えると同時に自然に電動車が転がってしまうといった問題があった。即ち、坂道でこのスイッチを操作したときに、自然に転がってしまい、停止させようとしたときに止められないといった問題があった。
【0004】
また、手押しモードで坂道を惰性で走行使用とした場合、使用者は安全であると感じていても、所定速度で自然に発電制動がかかってしまうので、バッテリの消耗を少なくしようとして惰性で走行しようとしてもすぐに発電制動がかかってしまうので非常に使い勝手の悪いものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、走行モードを手押しモードに切り替える動作を行っても、安全に取り扱え、また使い勝手がよい電動車を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の構成によると、モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと前記駐車ブレーキを解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチとを備え、前記駐車ブレーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押しモード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたとき、前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設け、前記制御回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、前記ブレーキスイッチを動作して後に解除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換わることを特徴とする。
【0007】
上記構成により、モード切替スイッチが走行モードを選択しているとき、モータを駆動源として走行する。次に、モード切替スイッチによって手押しモードが選択されると、駐車ブレーキが解除されて手押し可能な状態になる。しかし、この時、ブレーキスイッチが操作されると、制御回路によって駐車ブレーキが動作して電動車が停車するようになっている。
【0008】
次に、請求項2の構成によると、モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチとを備え、発電制動又は駐車ブレーキのうち、少なくとも前記駐車ブレーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押しモード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたとき、少なくとも前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設け、前記制御回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、前記ブレーキスイッチを動作して後に解除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換わることを特徴とする。
【0009】
このような構成により、手押しモードが選択されたときは、駐車ブレーキと発電制動とが解除されるので非常に軽く取り回しをすることができる。また、使用者が走行中に走行速度などに危険を感じたとき、ブレーキスイッチの操作によって少なくとも駐車ブレーキを動作して制動をかけることができる。また、発電制動と併用して動作すれば、さらに制動力が向上して、確実に減速、停車することができる。
【0011】
そして、請求項1及び2の構成によると、前記制御回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、前記ブレーキスイッチの動作後に解除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換わるので、モード切替スイッチを操作しなくても自動的にモードを切り替えることができ、また手押しモードで下り坂を惰性で走行中、ブレーキスイッチを操作することで走行モードに切り換わるので、自動でモードの切替ができるという効果がある他、発電制動をかけたいときにブレーキスイッチを操作することで制動できるという効果がある。
【0013】
さらに、請求項3の構成によると、モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替える切替スイッチと、前記電動車の車輪の回転を検知する回転数検知回路とを備え、前記手押しモード選択時で、かつ回転数検知手段が所定の車輪の回転を検知しているとき、前記モード切替スイッチが操作されても前記走行モードに切り替えないようにする制御回路を設けたことを特徴とする。
【0014】
上記構成にすることで、手押しモード時は発電制動及び駐車ブレーキが解除されて、軽い力で取り回しをすることができ、また、手押しモード時に乗車して惰性で坂道を下っているときなど、高速時に走行モードに切り替わらないようにして、急激に発電制動等がかからないようにし、安全性を向上させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、電動三輪車を例に図面に基づき詳述する。
【0016】
図1は、実施例の電動三輪車の後方からみた全体斜視図、図2は、走行と手押しモードとを切り替える切替スイッチを示す斜視図、図3は本実施例の制御回路を示すブロック図である。
【0017】
1は、自由輪である1つの前輪(図示せず)と後述するモータ22の駆動力を伝達して回転する駆動輪となる後輪2が設けられた電動車本体で、該本体1は、前記前輪と連結したハンドルポスト3の先端に取り付けられた走行方向の向きを変えことのできるハンドル4が設けられ、該ハンドル4の中央には電源スイッチ5と、走行状態などを示すパネル6、例えば走行速度、バッテリの残量、前後進を切り替えるスイッチなどが設けられている。
【0018】
7は、前記パネル6の側方から延設して設けられたポテンシヨメータなどからなるアクセルレバーで、使用者は、その後方にある座席8に乗車した状態で操作し、アクセルレバー7の操作量に応じて走行速度が変わるようになっている。
【0019】
9は、前記前輪に設けた、常用ブレーキ、即ちドラムブレーキ(図示せず)をワイヤーを介して動作するブレーキレバーである。
【0020】
10は、前記座席下方のモータやギヤ、バッテリを覆う、本体カバーである。
【0021】
11は、本体8の座席下方に設けられたモード切替スイッチで、該モード切替スイッチ11は、「走行モード」と「手押しモード」とを有してなり、走行モードはアクセルレバー7の操作によってモータ22を駆動し、その操作量に応じて走行速度を変化させるモードである。また、手押しモードは、発電制動、及び電磁ブレーキ26等の駐車ブレーキを解除し、使用者の手押しによって走行が可能になるモードである。このモード切替スイッチ11は、自己復帰型のプッシュスイッチからなっており、このスイッチの上下に設けられているものは、現在どちらのモードに入っているかを示すLEDで、上が手押しモード時に点灯する手押しモード用LED12で、下が走行モード時に点灯する走行モード用LED13である。
【0022】
本実施例では、座席8の下方にモード切替スイッチ11を設けたが、特にこの場所に限定する必要はなく、パネル6の全面に設けてもかまわない。また、本実施例ではモード切替スイッチ11にプッシュスイッチを採用したが、トグルスイッチなど、他の自己復帰型でないスイッチを使用してもかまわない。
【0023】
次に、図3に基づき、本実施例の制御回路について説明をする。
【0024】
14は、前記座席8の下方に収納され、鉛蓄電池を使用したバッテリである。
【0025】
15は、前記電源スイッチ5のスイッチで、該スイッチ15は前記バッテリ14に接続され、また、リレー16に接続されており、スイッチ15をONしたときに、このスイッチ15とは別のスイッチ17が入るようになっている。
【0026】
18は、バッテリ14の電圧を降圧して制御回路、即ちマイコン19に電源供給する電源回路である。 20は、前記アクセルレバー7の操作量に応じたポテンシヨメータ21からの電気信号をマイコン19に入力するアクセル入力回路で、該アクセル入力回路20の入力信号に基づいてマイコン19からモータ22を駆動するためのPWM信号が出力され、モータ駆動回路23によってスイッチング回路24を動作し、モータ22を駆動して後輪2が回転するようになっている。
【0027】
25は、モータ22の回転数を検知する回転数検知手段、即ちエンコーダであり、該エンコーダ25からの信号はマイコン19に入力される。このエンコーダ25は、本実施例ではモータ22の回転数を検出しているが、前輪の回転を検出してもかまわない。
【0028】
26は、前記後輪2の回転を制動し、駐車するときに動作する駐車ブレーキ、即ち電磁ブレーキで、該電磁ブレーキ26はマイコン19からの信号が出力されたときに、電磁ブレーキ駆動回路27からの信号出力で動作するようになっている。また、電磁ブレーキ26は、後輪2にバネの付勢力によって円盤等を圧接して車輪を停止するものであり、通電しているときはバネの付勢力よりも強い力で円盤の圧接を解除し、非通電時にはバネの力によって制動がかかるようになっている。
【0029】
28は、前記ブレーキレバー9の操作に連動して動作するプッシュスイッチからなるブレーキスイッチで、該ブレーキスイッチ28からの信号は、ブレーキレバー9を操作しているかどうかをマイコン19に入力している。
【0030】
29は、前記アクセル入力回路20からの信号でモータ22を駆動して走行する走行モードと、前記電磁ブレーキ26、及びモータ22による発電制動とを解除して、後輪2を開放状態にする手押しモードとの2つのモードを切り替えるモード切替スイッチで、該モード切替スイッチ29は、マイコン19に信号が入力されることでモードが切り替わるようになっている。
【0031】
30は、前記モード切替スイッチ29の操作によって、現在どちらのモードになっているのかを示すLEDを駆動するLED駆動回路で、このLED駆動回路30はマイコン19からの出力によっていづれかのLEDを点灯させるようになっている。
【0032】
次に、上記構成における動作についての第1の実施例について、図4のフローチャートに基づき説明する。
【0033】
まず、アクセル7が動作しているかどうかアクセル7からの信号を入力することでマイコン19にて検知し、アクセル7操作されている場合はアクセル7操作が無くなるまで次のステップには移らない(S1)。そして、アクセル7の操作がない場合は、モータ22が回転しているかどうかを検知して、モータ22が回転していなければ次のステップに進む(S2)。即ち、アクセル7操作が無く、惰性であっても本体1が動いていなければ次のステップに進む。
【0034】
そして、上記の条件がそろったとき、電源スイッチ5による操作が有効となり、電源が投入されると次のステップに進む(S3)。電源投入時は、走行、あるいは手押しのモードは、自動的に走行モードになっている。次に、モード切替スイッチ29からの入力があるかどうかを検知し(S4)、もしも入力があれば、現在手押しモードであれば、手押しモードから走行モードに切り替わり(S5)、電磁ブレーキ26を動作して走行モードに切り替わる(S6)。モード切替スイッチ29からの信号があって、現在走行モードであれば手押しモードに切り替わる。
【0035】
モード切替スイッチ29からの信号が無い場合(S4)、現在手押しかどうかを判断し、電源スイッチ5投入後であれば、走行モードであるので、電磁ブレーキ26を動作して走行モードの状態を維持する(S6)。しかし、手押しモードでS4を通ったときは、現在手押しモードであるので(S7)、ブレーキスイッチ28が入力されたかどうかを検知して(S8)、ブレーキスイッチ28が操作されると発電制動と電磁ブレーキ26が動作して(S9)、手押しモードに切り替わる(S10)。しかし、ブレーキスイッチ28からの信号がない場合は、発電制動を解除するとともに電磁ブレーキ26を開放し(S11)、手押しできる状態を維持する。
【0036】
以上の動作により、手押しモード時に、ブレーキレバー9を操作すると、発電制動の動作と電磁ブレーキ26が動作して停車する。しかし、ブレーキレバー9の操作をやめた時点で発電制動が解除され、電磁ブレーキ26が開放して、手押しが可能な状態になる。
【0037】
次に、上記構成における動作についての第2の実施例について、図5のフローチャートに基づき説明する。
【0038】
まず、アクセル7が動作しているかどうかアクセル7からの信号を入力することでマイコン19にて検知し、アクセル7操作されている場合はアクセル7操作が無くなるまで次のステップには移らない(S1)。そして、アクセル7の操作がない場合は、モータ22が回転しているかどうかを検知して、モータ22が回転していなければ次のステップに進む(S2)。即ち、アクセル7操作が無く、惰性であっても本体1が動いていなければ次のステップに進む。
【0039】
そして、上記の条件がそろったとき、電源スイッチ5による操作が有効となり、電源が投入されると次のステップに進む(S3)。次に、モード切替スイッチ29からの入力があるかどうかを検知し(S4)、もしも入力があれば、現在のモードと異なるように切り替わる。即ち、手押しモードであれば(S5)、電磁ブレーキ26を動作して走行モードに切り替わる(S6)。もし、電源投入時のように走行モードである場合、モードが手押しモードでない場合には、手押しモード側のルーチンS8に進む。
【0040】
モード切替スイッチ29からの信号が無い場合(S4)、現在手押しかどうかを判断し(S7)、電源スイッチ5投入後であれば、走行モードであるので、電磁ブレーキ26を動作して走行モードの状態を維持する(S6)。しかし、手押しモードでS4を通ったときは、現在手押しモードであるので(S7)、ブレーキスイッチ28が入力されたかどうかを検知して(S8)、ブレーキスイッチ28が操作されなければ、電磁ブレーキ26は動作せず発電制動もかからない状態で(S9)、手押しモードを維持する(S10)。しかし、手押しモード時にブレーキスイッチ28が動作したとき、発電制動、電磁ブレーキ26が動作するとともに(S11)、モードは走行モードに自動的に切り替わる(S6)。
【0041】
このように、手押しモード時に、ブレーキレバー9が操作されると発電制動、電磁ブレーキ26が動作するとともに、解除したときに走行モードに切り替わる。例えば、手押しモードになっているとき、緩やかな下り坂を惰性で走行している場合、ブレーキレバー9を操作することでモードを走行モードに切り替えることができ、その後はアクセル7の操作によって、モード切替スイッチ29を操作しなくてもそのまま走行することができる。
【0042】
上述するように、ブレーキスイッチ28を操作したときに、モードを切り替えて電磁ブレーキ26が動作するのは、回転数の低い場合のみにして、急激な制動がかからないように制御してもかまわない。
【0043】
次に、上記構成における動作についての第3の実施例について、図6のフローチャートに基づき説明する。
【0044】
まず、電源スイッチ5が入れられると(S1)、自動的に走行モードに設定され(S2)、アクセル信号があるか検知し(S3)、モータ22の回転があるか検知する(S4)。この時、アクセル7操作があるか、モータ22が回転している場合は、次のモード切替のステップには移らない。即ち、アクセル7操作時や後輪2回転時にはモードが切り替わらないようになっている。
【0045】
次に、モード切替スイッチ29からの切り替え信号があったとき(S5)、モードは手押しモードに切り替わる(S6)。この時、ブレーキスイッチ28が操作されていなければ(S7)、発電制動を解除、及び電磁ブレーキ26を開放し(S8)、手押しモードを維持する。その後、モード切替スイッチ29からの切り替え入力があった場合は(S9)、後輪2が回転していなければ(S10)モード切替スイッチ29からの信号を受け付け、走行モードに切り替わる(S2)。しかし、後輪2が回転している場合は、モード切替スイッチ29からの信号は受け付けずに手押しモードの状態を維持する。
【0046】
また、手押しモード時にブレーキスイッチ28が操作された場合(S7)、発電制動、及び電磁ブレーキ26が動作し(S11)、その後、モード切替スイッチ29からの信号が入力されたときは走行モードに切り替わる(S12)。
【0047】
上記の構成で、手押しモード選択時、ブレーキスイッチ28が操作されていない場合、モード切替スイッチ29が操作されても後輪2が回転しているときはモードは切り替らず、手押しモードを維持する。これは、モータ22回転中にモードが切り替わった場合、発電制動がかかって急激に制動がかかるのを防止するためである。
【0048】
しかし、ブレーキスイッチ28が操作されていなくても後輪2が回転していないときは、安全な状態と判断して走行モードに切り替わる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の請求項1の構成によると、手押しモード選択時にブレーキスイッチが操作されたとき、駐車ブレーキを動作する制御回路を設けたので、手押しモード時に、惰性で走行した場合でも、使用者が危険と判断してブレーキスイッチを操作するまで停車しないので、下り坂などでは惰性で走行することができ、バッテリを消費しないで走行することができるなど、使い勝手が向上する等の効果を奏する。
【0050】
次に請求項2の構成によると、手押しモード選択時にブレーキスイッチが操作されたとき、少なくとも駐車ブレーキを動作するので、手押しモード時には発電制動と駐車ブレーキがかからないので、簡単に手押しができるとともに、ブレーキスイッチを操作したときは、少なくとも駐車ブレーキがかかるので、制動力が向上し、安全性が向上する等の効果を奏する。
【0052】
また、請求項1および2の構成によると、モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、ブレーキスイッチの動作後に解除したとき、手押しモードから走行モードに切り換わるので、モード切替スイッチを操作しなくても自動的にモードを切り替えることができ、また手押しモードで下り坂を惰性で走行中、ブレーキスイッチを操作することで走行モードに切り換わるので、自動でモードの切替ができるという効果がある他、発電制動をかけたいときにブレーキスイッチを操作することで制動でき、操作性と安全性が向上する等の効果を奏する。
【0054】
さらに、請求項3の構成によると、手押しモード選択時で、かつ回転数検知手段が車輪の回転を検知しているとき、モード切替スイッチが操作されても走行モードに切り替えないようにする制御回路を設けたので、手押しモード時に惰性で坂道を下っているときなど、高速時に走行モードに切り替わらないようにして、急激に発電制動がかからないようにし、安全性を向上させる等の効果を奏する。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】この発明の実施例を示す電動三輪車の全体斜視図である。
【0057】
【図2】同モード切替スイッチの全体斜視図である。
【0058】
【図3】同制御回路のブロック図である。
【0059】
【図4】同制御回路の第1実施例を示すフローチャートである。
【0060】
【図5】同制御回路の第2実施例を示すフローチャートである。
【0061】
【図6】同制御回路の第3実施例を示すフローチャートである。
【0062】
【符号の説明】
22 モータ
1 本体
26 電磁ブレーキ(駐車ブレーキ)
29 モード切替スイッチ
28 ブレーキスイッチ
19 マイコン(制御回路)
9 ブレーキレバー
25 エンコーダ(回転数検知回路)
2 後輪(車輪)
Claims (3)
- モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと前記駐車ブレーキを解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチとを備え、前記駐車ブレーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押しモード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたとき、前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設け、
前記制御回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、前記ブレーキスイッチを動作して後に解除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換わることを特徴とする電動車。 - モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチとを備え、発電制動又は駐車ブレーキのうち、少なくとも前記駐車ブレーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押しモード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたとき、少なくとも前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設け、
前記制御回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモードを選択している時、前記ブレーキスイッチを動作して後に解除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換わることを特徴とする電動車。 - モータを駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチと、前記電動車の車輪の回転を検知する回転数検知回路とを備え、前記手押しモード選択時で、かつ回転数検知手段が所定の車輪の回転を検知しているとき、前記モード切替スイッチが操作されても前記走行モードに切り替えないようにする制御回路を設けたことを特徴とする電動車。
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