JP2000166006A - 電動車 - Google Patents

電動車

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JP2000166006A
JP2000166006A JP33586698A JP33586698A JP2000166006A JP 2000166006 A JP2000166006 A JP 2000166006A JP 33586698 A JP33586698 A JP 33586698A JP 33586698 A JP33586698 A JP 33586698A JP 2000166006 A JP2000166006 A JP 2000166006A
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Hideo Nakamura
中村  秀男
Yuji Suga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行モードから手押しモードに切り替える動作
を行っても安全に取り扱える電動車を提供するものであ
る。 【解決手段】モータ22の駆動によって走行する走行モー
ドと、発電制動と電磁ブレーキ26を解除して手押し可能
にする手押しモードとを切り替えるモード切替スイッチ
29を備え、発電制動と電磁ブレーキ26を動作するブレー
キスイッチ28を設け、手押しモード選択時にブレーキス
イッチ28が操作されたとき、発電制動と電磁ブレーキ26
を動作するマイコン19を設け、手押し可能な状態の時、
ブレーキスイッチ28が操作されると、発電制動と電磁ブ
レーキ26が動作して電動車が停車するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによって走
行する走行モードと、ブレーキの制動を解除して手押し
を可能にする手押しモードとの切り換えが可能な電動車
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動車、例えば電動三輪
車においては、特開平8−172704号公報(B60
L7/24)に記載の如く、通常の電動三輪車の回路に
電磁ブレーキ開放スイッチを設け、電磁ブレーキ開放ス
イッチを操作したときに電磁ブレーキ及び発電制動を解
除して、手押しが可能になるものが知られている。即
ち、電磁ブレーキ開放スイッチを操作したときは手押し
モード、操作していないときは走行モードで通常の走行
するようになっている。
【0003】しかしながら、上述する構成であれば、電
磁ブレーキ開放スイッチを押したとき、即ち手押しモー
ドを選択したとき、発電制動、電磁ブレーキを共に解除
して手押し可能になるのであるが、この時、坂道で手押
しモードに切り替えた場合、切り替えると同時に自然に
電動車が転がってしまうといった問題があった。即ち、
坂道でこのスイッチを操作したときに、自然に転がって
しまい、停止させようとしたときに止められないといっ
た問題があった。
【0004】また、手押しモードで坂道を惰性で走行使
用とした場合、使用者は安全であると感じていても、所
定速度で自然に発電制動がかかってしまうので、バッテ
リの消耗を少なくしようとして惰性で走行しようとして
もすぐに発電制動がかかってしまうので非常に使い勝手
の悪いものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走行モード
を手押しモードに切り替える動作を行っても、安全に取
り扱え、また使い勝手がよい電動車を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の構成
によると、モータを駆動源として走行する電動車本体
と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、前
記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記駐
車ブレーキを解除して手押し可能にする手押しモードと
を切り替えるモード切替スイッチとを備え、前記駐車ブ
レーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押し
モード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたと
き、前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設けたこと
を特徴とする。
【0007】上記構成により、モード切替スイッチが走
行モードを選択しているとき、モータを駆動源として走
行する。次に、モード切替スイッチによって手押しモー
ドが選択されると、駐車ブレーキが解除されて手押し可
能な状態になる。しかし、この時、ブレーキスイッチが
操作されると、制御回路によって駐車ブレーキが動作し
て電動車が停車するようになっている。
【0008】次に、請求項2の構成によると、モータを
駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を停
車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によっ
て走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモータ
による発電制動を解除して手押し可能にする手押しモー
ドとを切り替えるモード切替スイッチとを備え、発電制
動又は駐車ブレーキのうち、少なくとも前記駐車ブレー
キを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押しモー
ド選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたとき、少
なくとも前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設けた
ことを特徴とする。
【0009】このような構成により、手押しモードが選
択されたときは、駐車ブレーキと発電制動とが解除され
るので非常に軽く取り回しをすることができる。また、
使用者が走行中に走行速度などに危険を感じたとき、ブ
レーキスイッチの操作によって少なくとも駐車ブレーキ
を動作して制動をかけることができる。また、発電制動
と併用して動作すれば、さらに制動力が向上して、確実
に減速、停車することができる。
【0010】次に、請求項3の構成によると、前記本体
の制動を行う常用ブレーキと、該常用ブレーキの動作を
操作するブレーキレバーとを備え、前記ブレーキスイッ
チは、前記ブレーキレバーの操作に連動して動作するこ
とを特徴とし、手押しモードで電動車を停車させたい場
合、通常のブレーキ操作によって乗用ブレーキと駐車ブ
レーキとを連動させて動作させることができる。このよ
うに構成することで、手押しモードの時も通常のブレー
キ操作で停車することができ、また、制動量も2つのブ
レーキが動作するので大きくなり、確実に停車させるこ
とができるというメリットがある。
【0011】また、請求項4の構成によると、前記制御
回路は、前記モード切替スイッチによって手押しモード
を選択している時、前記ブレーキスイッチの動作後に解
除したとき、前記手押しモードから走行モードに切り換
わるので、モード切替スイッチを操作しなくても自動的
にモードを切り替えることができ、また手押しモードで
下り坂を惰性で走行中、ブレーキスイッチを操作するこ
とで走行モードに切り換わるので、自動でモードの切替
ができるという効果がある他、発電制動をかけたいとき
にブレーキスイッチを操作することで制動できるという
効果がある。
【0012】また、請求項5の構成によると、トグルス
イッチなどで請求項4の操作を行った場合に、スイッチ
が手押しモードになった状態で、走行モードになること
がありスイッチの位置するモードと実際のモードとが異
なることが、自己復帰型のスイッチを使用しているの
で、スイッチの位置するモードと実際のモードとが異な
ることがなく、簡単にモードの切替をすることができ
る。
【0013】さらに、請求項6の構成によると、モータ
を駆動源として走行する電動車本体と、該電動車本体を
停車するための駐車ブレーキと、前記モータの駆動によ
って走行する走行モードと、前記駐車ブレーキ及びモー
タによる発電制動を解除して手押し可能にする手押しモ
ードとを切り替えるモード切替スイッチと、前記電動車
の車輪の回転を検知する回転数検知回路とを備え、前記
手押しモード選択時で、かつ回転数検知手段が所定の車
輪の回転を検知しているとき、前記モード切替スイッチ
が操作されても前記走行モードに切り替えないようにす
る制御回路を設けたことを特徴とする。
【0014】上記構成にすることで、手押しモード時は
発電制動及び駐車ブレーキが解除されて、軽い力で取り
回しをすることができ、また、手押しモード時に乗車し
て惰性で坂道を下っているときなど、高速時に走行モー
ドに切り替わらないようにして、急激に発電制動等がか
からないようにし、安全性を向上させる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、電動三輪
車を例に図面に基づき詳述する。
【0016】図1は、実施例の電動三輪車の後方からみ
た全体斜視図、図2は、走行と手押しモードとを切り替
える切替スイッチを示す斜視図、図3は本実施例の制御
回路を示すブロック図である。
【0017】1は、自由輪である1つの前輪(図示せ
ず)と後述するモータ22の駆動力を伝達して回転する駆
動輪となる後輪2が設けられた電動車本体で、該本体1
は、前記前輪と連結したハンドルポスト3の先端に取り
付けられた走行方向の向きを変えことのできるハンドル
4が設けられ、該ハンドル4の中央には電源スイッチ5
と、走行状態などを示すパネル6、例えば走行速度、バ
ッテリの残量、前後進を切り替えるスイッチなどが設け
られている。
【0018】7は、前記パネル6の側方から延設して設
けられたポテンシヨメータなどからなるアクセルレバー
で、使用者は、その後方にある座席8に乗車した状態で
操作し、アクセルレバー7の操作量に応じて走行速度が
変わるようになっている。
【0019】9は、前記前輪に設けた、常用ブレーキ、
即ちドラムブレーキ(図示せず)をワイヤーを介して動
作するブレーキレバーである。
【0020】10は、前記座席下方のモータやギヤ、バッ
テリを覆う、本体カバーである。
【0021】11は、本体8の座席下方に設けられたモー
ド切替スイッチで、該モード切替スイッチ11は、「走行
モード」と「手押しモード」とを有してなり、走行モー
ドはアクセルレバー7の操作によってモータ22を駆動
し、その操作量に応じて走行速度を変化させるモードで
ある。また、手押しモードは、発電制動、及び電磁ブレ
ーキ26等の駐車ブレーキを解除し、使用者の手押しによ
って走行が可能になるモードである。このモード切替ス
イッチ11は、自己復帰型のプッシュスイッチからなって
おり、このスイッチの上下に設けられているものは、現
在どちらのモードに入っているかを示すLEDで、上が
手押しモード時に点灯する手押しモード用LED12で、
下が走行モード時に点灯する走行モード用LED13であ
る。
【0022】本実施例では、座席8の下方にモード切替
スイッチ11を設けたが、特にこの場所に限定する必要は
なく、パネル6の全面に設けてもかまわない。また、本
実施例ではモード切替スイッチ11にプッシュスイッチを
採用したが、トグルスイッチなど、他の自己復帰型でな
いスイッチを使用してもかまわない。
【0023】次に、図3に基づき、本実施例の制御回路
について説明をする。
【0024】14は、前記座席8の下方に収納され、鉛蓄
電池を使用したバッテリである。
【0025】15は、前記電源スイッチ5のスイッチで、
該スイッチ15は前記バッテリ14に接続され、また、リレ
ー16に接続されており、スイッチ15をONしたときに、
このスイッチ15とは別のスイッチ17が入るようになって
いる。
【0026】18は、バッテリ14の電圧を降圧して制御回
路、即ちマイコン19に電源供給する電源回路である。
20は、前記アクセルレバー7の操作量に応じたポテンシ
ヨメータ21からの電気信号をマイコン19に入力するアク
セル入力回路で、該アクセル入力回路20の入力信号に基
づいてマイコン19からモータ22を駆動するためのPWM
信号が出力され、モータ駆動回路23によってスイッチン
グ回路24を動作し、モータ22を駆動して後輪2が回転す
るようになっている。
【0027】25は、モータ22の回転数を検知する回転数
検知手段、即ちエンコーダであり、該エンコーダ25から
の信号はマイコン19に入力される。このエンコーダ25
は、本実施例ではモータ22の回転数を検出しているが、
前輪の回転を検出してもかまわない。
【0028】26は、前記後輪2の回転を制動し、駐車す
るときに動作する駐車ブレーキ、即ち電磁ブレーキで、
該電磁ブレーキ26はマイコン19からの信号が出力された
ときに、電磁ブレーキ駆動回路27からの信号出力で動作
するようになっている。また、電磁ブレーキ26は、後輪
2にバネの付勢力によって円盤等を圧接して車輪を停止
するものであり、通電しているときはバネの付勢力より
も強い力で円盤の圧接を解除し、非通電時にはバネの力
によって制動がかかるようになっている。
【0029】28は、前記ブレーキレバー9の操作に連動
して動作するプッシュスイッチからなるブレーキスイッ
チで、該ブレーキスイッチ28からの信号は、ブレーキレ
バー9を操作しているかどうかをマイコン19に入力して
いる。
【0030】29は、前記アクセル入力回路20からの信号
でモータ22を駆動して走行する走行モードと、前記電磁
ブレーキ26、及びモータ22による発電制動とを解除し
て、後輪2を開放状態にする手押しモードとの2つのモ
ードを切り替えるモード切替スイッチで、該モード切替
スイッチ29は、マイコン19に信号が入力されることでモ
ードが切り替わるようになっている。
【0031】30は、前記モード切替スイッチ29の操作に
よって、現在どちらのモードになっているのかを示すL
EDを駆動するLED駆動回路で、このLED駆動回路
30はマイコン19からの出力によっていづれかのLEDを
点灯させるようになっている。
【0032】次に、上記構成における動作についての第
1の実施例について、図4のフローチャートに基づき説
明する。
【0033】まず、アクセル7が動作しているかどうか
アクセル7からの信号を入力することでマイコン19にて
検知し、アクセル7操作されている場合はアクセル7操
作が無くなるまで次のステップには移らない(S1)。
そして、アクセル7の操作がない場合は、モータ22が回
転しているかどうかを検知して、モータ22が回転してい
なければ次のステップに進む(S2)。即ち、アクセル
7操作が無く、惰性であっても本体1が動いていなけれ
ば次のステップに進む。
【0034】そして、上記の条件がそろったとき、電源
スイッチ5による操作が有効となり、電源が投入される
と次のステップに進む(S3)。電源投入時は、走行、
あるいは手押しのモードは、自動的に走行モードになっ
ている。次に、モード切替スイッチ29からの入力がある
かどうかを検知し(S4)、もしも入力があれば、現在
手押しモードであれば、手押しモードから走行モードに
切り替わり(S5)、電磁ブレーキ26を動作して走行モ
ードに切り替わる(S6)。モード切替スイッチ29から
の信号があって、現在走行モードであれば手押しモード
に切り替わる。
【0035】モード切替スイッチ29からの信号が無い場
合(S4)、現在手押しかどうかを判断し、電源スイッ
チ5投入後であれば、走行モードであるので、電磁ブレ
ーキ26を動作して走行モードの状態を維持する(S
6)。しかし、手押しモードでS4を通ったときは、現
在手押しモードであるので(S7)、ブレーキスイッチ
28が入力されたかどうかを検知して(S8)、ブレーキ
スイッチ28が操作されると発電制動と電磁ブレーキ26が
動作して(S9)、手押しモードに切り替わる(S1
0)。しかし、ブレーキスイッチ28からの信号がない場
合は、発電制動を解除するとともに電磁ブレーキ26を開
放し(S11)、手押しできる状態を維持する。
【0036】以上の動作により、手押しモード時に、ブ
レーキレバー9を操作すると、発電制動の動作と電磁ブ
レーキ26が動作して停車する。しかし、ブレーキレバー
9の操作をやめた時点で発電制動が解除され、電磁ブレ
ーキ26が開放して、手押しが可能な状態になる。
【0037】次に、上記構成における動作についての第
2の実施例について、図5のフローチャートに基づき説
明する。
【0038】まず、アクセル7が動作しているかどうか
アクセル7からの信号を入力することでマイコン19にて
検知し、アクセル7操作されている場合はアクセル7操
作が無くなるまで次のステップには移らない(S1)。
そして、アクセル7の操作がない場合は、モータ22が回
転しているかどうかを検知して、モータ22が回転してい
なければ次のステップに進む(S2)。即ち、アクセル
7操作が無く、惰性であっても本体1が動いていなけれ
ば次のステップに進む。
【0039】そして、上記の条件がそろったとき、電源
スイッチ5による操作が有効となり、電源が投入される
と次のステップに進む(S3)。次に、モード切替スイ
ッチ29からの入力があるかどうかを検知し(S4)、も
しも入力があれば、現在のモードと異なるように切り替
わる。即ち、手押しモードであれば(S5)、電磁ブレ
ーキ26を動作して走行モードに切り替わる(S6)。も
し、電源投入時のように走行モードである場合、モード
が手押しモードでない場合には、手押しモード側のルー
チンS8に進む。
【0040】モード切替スイッチ29からの信号が無い場
合(S4)、現在手押しかどうかを判断し(S7)、電
源スイッチ5投入後であれば、走行モードであるので、
電磁ブレーキ26を動作して走行モードの状態を維持する
(S6)。しかし、手押しモードでS4を通ったとき
は、現在手押しモードであるので(S7)、ブレーキス
イッチ28が入力されたかどうかを検知して(S8)、ブ
レーキスイッチ28が操作されなければ、電磁ブレーキ26
は動作せず発電制動もかからない状態で(S9)、手押
しモードを維持する(S10)。しかし、手押しモード
時にブレーキスイッチ28が動作したとき、発電制動、電
磁ブレーキ26が動作するとともに(S11)、モードは
走行モードに自動的に切り替わる(S6)。
【0041】このように、手押しモード時に、ブレーキ
レバー9が操作されると発電制動、電磁ブレーキ26が動
作するとともに、解除したときに走行モードに切り替わ
る。例えば、手押しモードになっているとき、緩やかな
下り坂を惰性で走行している場合、ブレーキレバー9を
操作することでモードを走行モードに切り替えることが
でき、その後はアクセル7の操作によって、モード切替
スイッチ29を操作しなくてもそのまま走行することがで
きる。
【0042】上述するように、ブレーキスイッチ28を操
作したときに、モードを切り替えて電磁ブレーキ26が動
作するのは、回転数の低い場合のみにして、急激な制動
がかからないように制御してもかまわない。
【0043】次に、上記構成における動作についての第
3の実施例について、図6のフローチャートに基づき説
明する。
【0044】まず、電源スイッチ5が入れられると(S
1)、自動的に走行モードに設定され(S2)、アクセ
ル信号があるか検知し(S3)、モータ22の回転がある
か検知する(S4)。この時、アクセル7操作がある
か、モータ22が回転している場合は、次のモード切替の
ステップには移らない。即ち、アクセル7操作時や後輪
2回転時にはモードが切り替わらないようになってい
る。
【0045】次に、モード切替スイッチ29からの切り替
え信号があったとき(S5)、モードは手押しモードに
切り替わる(S6)。この時、ブレーキスイッチ28が操
作されていなければ(S7)、発電制動を解除、及び電
磁ブレーキ26を開放し(S8)、手押しモードを維持す
る。その後、モード切替スイッチ29からの切り替え入力
があった場合は(S9)、後輪2が回転していなければ
(S10)モード切替スイッチ29からの信号を受け付
け、走行モードに切り替わる(S2)。しかし、後輪2
が回転している場合は、モード切替スイッチ29からの信
号は受け付けずに手押しモードの状態を維持する。
【0046】また、手押しモード時にブレーキスイッチ
28が操作された場合(S7)、発電制動、及び電磁ブレ
ーキ26が動作し(S11)、その後、モード切替スイッ
チ29からの信号が入力されたときは走行モードに切り替
わる(S12)。
【0047】上記の構成で、手押しモード選択時、ブレ
ーキスイッチ28が操作されていない場合、モード切替ス
イッチ29が操作されても後輪2が回転しているときはモ
ードは切り替らず、手押しモードを維持する。これは、
モータ22回転中にモードが切り替わった場合、発電制動
がかかって急激に制動がかかるのを防止するためであ
る。
【0048】しかし、ブレーキスイッチ28が操作されて
いなくても後輪2が回転していないときは、安全な状態
と判断して走行モードに切り替わる。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によると、手押
しモード選択時にブレーキスイッチが操作されたとき、
駐車ブレーキを動作する制御回路を設けたので、手押し
モード時に、惰性で走行した場合でも、使用者が危険と
判断してブレーキスイッチを操作するまで停車しないの
で、下り坂などでは惰性で走行することができ、バッテ
リを消費しないで走行することができるなど、使い勝手
が向上する等の効果を奏する。
【0050】次に請求項2の構成によると、手押しモー
ド選択時にブレーキスイッチが操作されたとき、少なく
とも駐車ブレーキを動作するので、手押しモード時には
発電制動と駐車ブレーキがかからないので、簡単に手押
しができるとともに、ブレーキスイッチを操作したとき
は、少なくとも駐車ブレーキがかかるので、制動力が向
上し、安全性が向上する等の効果を奏する。
【0051】次に、請求項3の構成によると、ブレーキ
スイッチは、ブレーキレバーの操作に連動して動作する
ことを特徴とし、手押しモードで電動車を停車させたい
場合、通常のブレーキ操作によって常用ブレーキと駐車
ブレーキとを連動させて動作させることができるので、
手押しモードの時も通常のブレーキ操作で停車すること
ができ、また、制動量も2つのブレーキが動作するので
大きくなり、確実に停車させることができる等の効果を
奏する。
【0052】また、請求項4の構成によると、モード切
替スイッチによって手押しモードを選択している時、ブ
レーキスイッチの動作後に解除したとき、手押しモード
から走行モードに切り換わるので、モード切替スイッチ
を操作しなくても自動的にモードを切り替えることがで
き、また手押しモードで下り坂を惰性で走行中、ブレー
キスイッチを操作することで走行モードに切り換わるの
で、自動でモードの切替ができるという効果がある他、
発電制動をかけたいときにブレーキスイッチを操作する
ことで制動でき、操作性と安全性が向上する等の効果を
奏する。
【0053】また、請求項5の構成によると、トグルス
イッチなどでモードを切り替える場合に比べ、スイッチ
が手押しモードになった状態で、走行モードになること
がなく、表示を正確にして簡単にモードの切替をするこ
とができる等の効果を奏する。
【0054】さらに、請求項6の構成によると、手押し
モード選択時で、かつ回転数検知手段が車輪の回転を検
知しているとき、モード切替スイッチが操作されても走
行モードに切り替えないようにする制御回路を設けたの
で、手押しモード時に惰性で坂道を下っているときな
ど、高速時に走行モードに切り替わらないようにして、
急激に発電制動がかからないようにし、安全性を向上さ
せる等の効果を奏する。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】この発明の実施例を示す電動三輪車の全体斜視
図である。
【0057】
【図2】同モード切替スイッチの全体斜視図である。
【0058】
【図3】同制御回路のブロック図である。
【0059】
【図4】同制御回路の第1実施例を示すフローチャート
である。
【0060】
【図5】同制御回路の第2実施例を示すフローチャート
である。
【0061】
【図6】同制御回路の第3実施例を示すフローチャート
である。
【0062】
【符号の説明】
22 モータ 1 本体 26 電磁ブレーキ(駐車ブレーキ) 29 モード切替スイッチ 28 ブレーキスイッチ 19 マイコン(制御回路) 9 ブレーキレバー 25 エンコーダ(回転数検知回路) 2 後輪(車輪)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源として走行する電動車本
    体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、
    前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記
    駐車ブレーキを解除して手押し可能にする手押しモード
    とを切り替えるモード切替スイッチとを備え、前記駐車
    ブレーキを動作するブレーキスイッチを設け、前記手押
    しモード選択時に前記ブレーキスイッチが操作されたと
    き、前記駐車ブレーキを動作する制御回路を設けたこと
    を特徴とする電動車。
  2. 【請求項2】 モータを駆動源として走行する電動車本
    体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、
    前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記
    駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押
    し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替ス
    イッチとを備え、発電制動又は駐車ブレーキのうち、少
    なくとも前記駐車ブレーキを動作するブレーキスイッチ
    を設け、前記手押しモード選択時に前記ブレーキスイッ
    チが操作されたとき、少なくとも前記駐車ブレーキを動
    作する制御回路を設けたことを特徴とする電動車。
  3. 【請求項3】 前記本体の制動を行う常用ブレーキと、
    該常用ブレーキの動作を操作するブレーキレバーとを備
    え、前記ブレーキスイッチは、前記ブレーキレバーの操
    作に連動して動作することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の電動車。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記モード切替スイッ
    チによって手押しモードを選択している時、前記ブレー
    キスイッチを動作して後に解除したとき、前記手押しモ
    ードから走行モードに切り換わることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の電動車。
  5. 【請求項5】 前記モード切替スイッチは、自己復帰型
    であることを特徴とする請求項4記載の電動車。
  6. 【請求項6】 モータを駆動源として走行する電動車本
    体と、該電動車本体を停車するための駐車ブレーキと、
    前記モータの駆動によって走行する走行モードと、前記
    駐車ブレーキ及びモータによる発電制動を解除して手押
    し可能にする手押しモードとを切り替えるモード切替ス
    イッチと、前記電動車の車輪の回転を検知する回転数検
    知回路とを備え、前記手押しモード選択時で、かつ回転
    数検知手段が所定の車輪の回転を検知しているとき、前
    記モード切替スイッチが操作されても前記走行モードに
    切り替えないようにする制御回路を設けたことを特徴と
    する電動車。
JP33586698A 1998-11-26 1998-11-26 電動車 Expired - Fee Related JP3945925B2 (ja)

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JP2014007547A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Buffalo Inc ネットワーク中継装置およびネットワーク中継装置における動作モード変更方法

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