JPH07121917A - 記録媒体、その製造方法、及び該記録媒体を用いた記録・再生装置 - Google Patents

記録媒体、その製造方法、及び該記録媒体を用いた記録・再生装置

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JPH07121917A
JPH07121917A JP5267241A JP26724193A JPH07121917A JP H07121917 A JPH07121917 A JP H07121917A JP 5267241 A JP5267241 A JP 5267241A JP 26724193 A JP26724193 A JP 26724193A JP H07121917 A JPH07121917 A JP H07121917A
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film
recording
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JP5267241A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Ishizaki
明美 石崎
Isaaki Kawade
一佐哲 河出
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子分離が微細になされ、素子密度の高い記
録媒体を提供する。 【構成】 基板1上に支持電極2を介して電気メモリー
効果を有する記録層3が形成され、該記録層3上に、電
子線照射により形成された堆積物パターン4により分離
された複数の上部電極6が設けられている。各上部電極
6に対応してMIM構造のスイッチング素子が構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機物絶縁層を有する
Metal−Insulator−Metal(MI
M)型スイッチング素子より構成された記録媒体、その
製造方法及び該記録媒体を備えた記録・再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】有機物絶縁層を一対の電極でサンドイッ
チしたMIM型構造素子において、新規なスイッチング
特性が発現することが見出され、特開昭63−9695
6号公報には、かかる特性に因るスイッチング素子が提
示されている。このスイッチング素子において、具体的
には、有機物絶縁層として、例えばラングミュラーブロ
ジェット法(LB法)により形成したπ電子準位を持つ
群と6電子準位のみを有する群を併用する分子を積層し
た絶縁性もしくは半絶縁性を示す有機単分子膜あるいは
その累積膜を用いている。また、支持電極及び上部電極
については、導電性を有する材料、例えばAu、Pt、
Ag、Pd、Al、In、Sn、Pbなどの金属や、こ
れらの合金さらにはグラファイトやシリサイドまたさら
にはITO等の導電性酸化物といった数多くの材料を用
い、公知の薄膜形成技術、例えば真空蒸着−EB蒸着法
−スパッタ法などを利用して電極膜形成を行っている。
【0003】一方、上述したような素子の特性を利用し
た記録再生装置の開発が試みられている。例えば、特開
平3−71453号公報には、上述したようなスイッチ
ング素子を、同一基板上に複数個設けてなる記録媒体を
備えた記録・再生装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような装置の
記録媒体では、スイッチング素子間を分離するために例
えばFIB技術、IBE技術、フォトリソグラフィ技術
を個別あるいは複合して用いた微細加工プロセスが利用
されている。しかしながら、フォトリソグラフィ技術に
よる、微細加工を用いた場合のラインまたはスペース幅
は100nm程度が限界であり、この限界は、RIBE
加工や、FIBによるドーピングを利用した微細加工技
術の場合でも、同程度であり、記録媒体において充分な
素子密度を得ることができなかった。また、上述した微
細加工技術を用いた素子分離のプロセスは、極めて複雑
であり、実用上問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題とするところは、種々の記録・再生装置
に適用され得るメモリ素子、特にMIM構造のスイッチ
ング素子を備えた記録媒体であって、素子間の分離がフ
ォトリソグラフィ、FIB、RIBE等の技術を適用し
た場合に比べて極めて微細になされ、素子密度の高い記
録媒体、その製造方法、更には該記録媒体を用いた記録
・再生装置を提供することである。
【0006】
【発明を解決するための手段及び作用】本発明の記録媒
体は、基板と、該基板上に形成された支持電極と、該支
持電極上に形成された電気メモリー効果を有する記録層
と、該記録層上に相互に所定の距離を介して分離された
複数個の上部電極を具備し、各上部電極に対応してスイ
ッチング素子が構成された記録媒体であって、前記上部
電極の夫々は、前記電気メモリー効果を有する層の上面
に電子線を照射することで形成された堆積物パターンに
よって分離されていることを特徴とする記録媒体であ
る。
【0007】一方、本発明の記録媒体の製造方法は、基
板上に支持電極層を形成する工程と、前記支持電極層上
に電気メモリー効果を有する記録層を形成する工程と、
前記記録層上に所定のパターンで電子線を照射し、該パ
ターンの堆積物層を形成する工程と、前記記録層上の堆
積物層のパターンで区分された複数の領域の夫々に上部
電極を形成する工程と、を具備する。
【0008】以下、図面を参照して本発明の記録媒体を
本発明の方法に沿って説明する。
【0009】まず、図1(a)に示す如く、適切な表面
処理がなされたガラス等の材料からなる基板1上に適切
な電極材料を所定の厚みに真空蒸着法等により製膜して
支持電極層2を形成し、続いて支持電極層2上に、好ま
しくは有機化合物を所定の厚みに製膜して、記録層3
(絶縁層)を形成する。
【0010】ここで、記録層3として、例えば有機化合
物の単分子膜あるいはその累積膜を適用することができ
る。かかる単分子膜や累積膜の形成は、後述するような
ラングミュア−ブロジェット(LB)法により行うこと
が特に好ましい。
【0011】次に、図1(b)に示す如く、記録層3の
上面に、電子線を適切に走査しながら照射し雰囲気中に
存在する任意の元素、即ちコンタミネーションを堆積さ
せ、所定幅のライン及びスペースからなる素子分離用の
パターン4を形成する。
【0012】ここで、電子レンズを用いて絞ることの可
能な電子線の直径は約0.5〜100nm程度であり、
この範囲の線幅(断面)を有するパターンを形成するこ
とができる。また、電子線の径や位置は、電気的に自在
に走査することが可能であり、更に電子線の走査速度、
当該工程を行う装置の真空度を変化させることにより、
パターン4のライン部の高さを自在に制御することがで
き、様々な形状の複雑で且つ微細なパターンを得ること
ができる。
【0013】一方、パターン4を構成する元素について
は、一般的にはカーボンであるが、当該工程の雰囲気を
厳格に制御することにより、最終的に得ようとする素子
の性能に応じて、様々な元素とすることができる。
【0014】次いで、図1(c)に示す如くパターン4
形成後の支持電極3上に適切な電極材料を真空蒸着法等
により所定の厚みに製膜して薄膜5を形成する。続い
て、図1(d)に示す如く、薄膜5の膜厚を選択的に調
整して、パターン4の各ラインで区分された領域に相互
に分離された上部電極6を得る。
【0015】こうして、本発明の記録媒体が形成され
る。
【0016】当該記録媒体では、堆積物パターン4の各
ラインで分離された上部電極6に対応して、MIM構造
のスイッチング素子が構成されている。
【0017】当該記録媒体では、上述したように、堆積
物パターンを形成する際に記録層に照射する電子線の直
径は、約0.5nm〜100nmであり、この範囲の幅
のラインで素子が分離されている為、大幅に素子密度が
高められている。また、電子線の径及び、電子線の位置
は、電気的コントロールにより自在に走査が可能であ
り、更に、電子線の走査速度または装置中の真空度を変
化させることにより、堆積物パターンのライン部の高さ
も容易に制御可能であり、複雑で且つ微細な堆積物パタ
ーンを備え、複雑な素子分離及び配置が実現されてい
る。
【0018】本発明の記録媒体では、電気メモリー効果
を有する記録層として、前述したように、有機化合物の
単分子膜あるいはその単分子膜を順次積層した累積膜を
適用することが好ましい。更にこの場合、π電子準位を
持つ群とσ電子準位のみを有する群を併用する分子から
なる有機単分子膜あるいは有機累積膜を用いることが特
に好ましい。
【0019】一般に有機材料のほとんどは絶縁性もしく
は半絶縁性を示すことから、本発明に於て、適用可能な
π電子準位を持つ群を有する有機材料は著しく多岐にわ
たる。
【0020】本発明に好適なπ電子系を有する色素の構
造として例えば、フタロシアニン、テトラフェニルポル
フィリン等のポルフィリン骨格を有する色素、スクアリ
リウム基及びクロコニックメチン基を結合鎖として持つ
アズレン系色素及びキノリン、ベンゾチアゾール、ベン
ゾオキサゾール等の2個の含窒素複素環をスクアリリウ
ム基及びクロコニックメチン基により結合したシアニン
系類似の色素、またはシアニン色素、アントラセン及び
ピレン等の縮合多環芳香族、及び芳香環及び複素環化合
物が重合した鎖状化合物及びジアセチレン基の重合体、
更にはテトラシアノキノジメタンまたはテトラチアフル
バレンの誘導体及びその類縁体及びその電荷移動錯体、
また更にはフェロセン、トリスビピリジンルテニウム錯
体等の金属錯体化合物が挙げられる。
【0021】本発明に好適な高分子材料としては、例え
ばポリアクリル酸誘導体等の付加重合体、ポリイミド等
の縮合重合体、ナイロン等の開環重合体、バクテリオロ
ドプシン等の生体高分子が挙げられる。
【0022】このような有機化合物からなる記録層の形
成に関しては、具体的には蒸着法やクラスターイオンビ
ーム法等の適用も可能であるが、制御性、容易性そして
再現性から公知の従来技術の中ではLB法が極めて好適
である。
【0023】このLB法によれば、1分子中に疎水性部
位と親水性部位とを有する有機化合物の単分子膜または
その累積膜を基板上に容易に形成することができ、分子
オーダーの厚みを有し、かつ大面積にわたって均一、均
質な有機超薄膜を安定に供給することができる。
【0024】LB法は分子内に親水性部位と疎水性部位
とを有する構造の分子において、両者のバランス(両親
媒性のバランス)が適度に保たれている時、分子は水面
上で親水性基を下に向けて単分子の層になることを利用
して単分子膜またはその累積膜を作製する方法である。
【0025】疎水性部位を構成する基としては、一般に
広く知られている飽和及び不飽和炭化水素基や縮合多環
芳香族基及び鎖状多環フェニル基等の各種疎水基が挙げ
られる。これらは各々単独またはその複数が組み合わさ
れて疎水性部位を構成する。一方、親水性部位の構成要
素として最も代表的なものは、例えばカルボキシル基、
エステル基、酸アミド基、イミド基、ヒドロキシル基、
更にはアミノ基、(1、2、3級及び4級)等の親水性
基等が挙げられる。これらも各々単独またはその複数が
組み合わされて上記分子の親水性部分を構成する。
【0026】これらの疎水性基と親水性基をバランス良
く併有しており、水面上で単分子膜を形成することが可
能であり、好ましくは上述したπ電子系を有する分子で
あれば、本発明の記録媒体に対して極めて好適な材料と
なる。
【0027】本発明の記録媒体の記録層に適用可能であ
り、LB法により単分子膜または累積膜を形成し得る材
料の具体例としては、例えば下記の如き分子等が挙げら
れる。
【0028】〈有機材料〉 (I)クロコニックメチン色素
【0029】
【外1】
【0030】
【外2】
【0031】
【外3】
【0032】ここでR1 は前述のσ電子準位をもつ群に
相当したもので、しかも水面上で単分子膜を形成しやす
くするために導入された長鎖アルキル基で、その炭素数
nは5≦n≦30が好適である。
【0033】(II)スクアリリウム色素 (I)で挙げた化合物のクロコニックメチン基を下記の
構造を持つスクアリリウム基で置き換えた化合物。
【0034】
【外4】
【0035】(III)ポルフィリン系化合物
【0036】
【外5】 11,R12,R13,R14=H,
【0037】
【外6】 −OC511,−C(CH33 ,−CH2 NH37 M=H2 ,Cu,Ni,Al−Cl及び希土類金属イオ
【0038】
【外7】 R=OCH(COOH)Cn2n+1 5≦n≦25 M=H2 ,Cu,Ni,Zn,Al−Cl 及び希土類金属イオン
【0039】
【外8】 R=Cn2n+1 5≦n≦25 M=H2 ,Cu,Ni,Zn,Al−Cl 及び希土類金属イオン
【0040】Rは単分子膜を形成しやすくするために導
入されたもので、ここで挙げた置換基に限るものではな
い。また、R1 〜R4 、Rは前述したσ電子準位をもつ
群に相当している。
【0041】(IV)縮合多環芳香族化合物
【0042】
【外9】
【0043】(V)ジアセチレン化合物
【0044】
【外10】 0≦n,l≦20 但しn+l>10
【0045】Xは親水基で一般的には−COOHが用い
られるが−OH、−CONH2 等も使用できる。
【0046】(VI)その他
【0047】
【外11】
【0048】
【外12】
【0049】〈有機高分子材料〉 (I)付加重合体
【0050】
【外13】
【0051】
【外14】
【0052】(II)縮合重合体
【0053】
【外15】
【0054】(III)開環重合体
【0055】
【外16】
【0056】以上の有機高分子材料において、R1 は水
面上で単分子膜を形成し易くするために導入された長鎖
アルキル基で、その炭素数nは5≦n≦30が好適であ
る。
【0057】また、R5 は短鎖アルキル基であり、炭素
数nは1≦n≦4が好適である。重合度mは100≦m
≦5000が好適である。
【0058】以上、具体例として挙げた化合物は基本構
造のみであり、これら化合物の種々の置換体も本発明に
於て好適であることは言うにおよばない。
【0059】尚、上記以外でもLB法に適している有機
材料、有機高分子材料であれば、本発明に好適なのは言
うまでもない。例えば近年研究が盛んになりつつある生
体材料(例えばバクテリオロドプシンやチトクローム
C)や合成ポリペプチド(PBLG)等も適用が可能で
ある。
【0060】かかる両親媒性の分子は、水面上で親水基
を下に向けて単分子の層を形成する。このとき、水面上
の単分子層は二次元系の特徴を有し、分子がまばらに散
開しているときは、一分子当り面積Aと表面圧πとの間
に二次元理想気体の式、 πA=kT が成り立ち、“気体膜”となる。ここに、kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度である。Aを十分小さくすれば分
子間相互作用が強まり、二次元固体の“凝縮膜(または
固体膜)”になる。凝縮膜はガラスや樹脂の如き種々の
材質や形状を有する任意の物体の表面へ一層ずつ移すこ
とができる。この方法を用いて、単分子膜またはその累
積膜を形成し、記録層として使用することができる。
【0061】具体的な製法としては、例えば以下に示す
方法を挙げることができる。
【0062】所望の有機化合物をクロロホルム、ベンゼ
ン、アセトニトリル等の溶剤に溶解させる。次に添付図
面の図2に示す如き適当な装置を用いて、かかる溶液を
水相21上に展開させて有機化合物を膜状に形成させ
る。
【0063】次に、この展開膜22が水相21上を自由
に拡散して広がりすぎないように仕切板(または浮子)
23を設け、展開膜22の展開面積を制限して膜物質の
集合状態を制御し、その集合状態に比例した表面圧πを
得る。この仕切板23を動かし、展開面積を縮小して膜
物質の集合状態を制御し、表面圧を徐々に上昇させ、膜
の製造に適する表面圧πを設定することができる。この
表面圧を維持しながら、静かに清浄な基板24を垂直に
上昇または下降させることにより有機化合物の単分子膜
が基板24上に移し取られる。このような単分子膜31
は図3(a)または図3(b)模式的に示す如く分子が
秩序正しく配列した膜である。
【0064】単分子膜31は以上で製造されるが、前記
の操作を繰り返すことにより所望の累積数の累積膜が形
成される。単分子膜31を基板24上に移すには、上述
した垂直浸漬法の他、水平付着法、回転円筒法等の方法
でも可能である。尚、水平付着法は、基板を水面に水平
に接触させて単分子膜を移し取る方法であり、回転円筒
法は円筒系の基板を水面上を回転させて単分子膜を基板
表面に移し取る方法である。
【0065】前述した垂直浸漬法では、表面が親水性で
ある基板を水面を横切る方向に水中から引き上げると有
機化合物の親水性部位32が基板24側に向いた有機化
合物の単分子膜31が基板24上に形成される(図3
(b))。前述のように基板24を上下させると、各行
程毎に一枚ずつ単分子膜31が積み重なって累積膜34
が形成される。成膜分子の向きが引き上げ行程と浸漬行
程で逆になるので、この方法によると単分子膜の各層間
は有機化合物の疎水性部位33aと33bが向かい合う
Y型膜が形成される(図4(a))。これに対し、水平
付着法は、有機化合物の疎水性部位33が基板24側に
向いた単分子膜31が基板24上に形成される(図3
(a))。この方法では、単分子膜31を累積しても成
膜分子の向きの交代はなく全ての層に於いて、疎水性部
位33aと33bが基板24側に向いたX型膜が形成さ
れる(図4(b))。反対に全ての層において親水性部
位32a、32bが基板24側に向いた累積膜34はZ
型膜と呼ばれる(図4(c))。
【0066】尚、表面が疎水化処理された基板を用いて
垂直浸漬法を行うと、有機化合物の疎水性部位33が基
板24側に向いた単分子膜31が形成され(図3
(a))た後、単分子膜間の親水性部位どうしが向かい
合うY型膜が形成される(図示せず)。
【0067】単分子膜31を基板24上に移す方法は、
上記方法に限定されるわけではなく、大面積基板を用い
るときにはロールから水相中に基板を押し出していく方
法なども採り得る。また、前述した親水性基及び疎水性
基の基板への向きは原則であり、基板の表面処理等によ
って変えることもできる。
【0068】以上の如くして有機化合物の単分子膜31
またはその累積膜34からなる有機化合物記録層が基板
24上に形成される。
【0069】本発明において、上記の如き有機材料が積
層された薄膜を支持するための基板24は、金属、ガラ
ス、セラミックス、プラスチックス材料等いずれの材料
でもよく、更に耐熱性の著しく低い生体材料も使用でき
る。
【0070】上記の如き基板24は任意の形状でよく、
平板状であるのが好ましいが、平板に何ら限定されな
い。すなわち前記成膜法(LB法)においては、基板の
表面がいかなる形状であってもその形状通りに膜を形成
し得る利点を有するからである。
【0071】本発明の記録媒体の上部電極(図1(d)
の6)を構成する材料は、高い導電性を有するものであ
ればよく、例えばAu、Pt、Ag、Pd、Al、I
n、Sn、Pb、Wなどの金属やこれらの合金、更には
グラファイトやシリサイド、また更にはITO等の導電
性酸化物を始めとして数多くの材料が挙げられ、これら
の本発明への応用が考えられる。かかる材料を用いた電
極形成法としても従来公知の薄膜作成技術で充分であ
る。また、かかる上部電極の電極形状についても、角
型、丸型などが考えられるが、これに限定することなく
電極を分離するパターンの形状を変化させ、所望の形状
を選ぶことができる。更に、かかる上部電極の大きさに
ついても、種々の大きさを取ることができるが、記録密
度の点から鑑みて、なるべく小さいものが好ましく、例
えば10000μm2 以下、好ましくは光メモリーと同
程度以上の高密度となる1μm2 以下が良く、記録層自
身が分子メモリーとして利用できるため分子の大きさ程
度まで電極の大きさを小さくすることがより好ましい。
【0072】一方、本発明の記録媒体において、支持電
極(図1の2)を構成する材料も高い導電性を有するも
のであればよく、例えばAu、Pt、Ag、Pd、A
l、In、Sn、Pb、Wなどの金属やこれらの合金、
更にはグラファイトやシリサイド、また更にはITOな
どの導電性酸化物を始めとして数多くの材料が挙げら
れ、これらの本発明への適用が考えられる。かかる材料
を用いた電極形成法としても従来公知の薄膜技術で十分
である。但し、基板上に直接形成される電極材料は表面
が記録層であるLB膜形成の際、絶縁性の酸化物をつく
らない導電材料、例えば貴金属やITOなどの酸化物導
電体を用いることが望ましい。
【0073】本発明の記録媒体は、電気メモリー効果を
有する記録層の特性、換言すれば微細な堆積物パターン
で分離された微小な各上部電極に対応して構成されるス
イッチング素子の特性を利用して、各種の記録・再生装
置に適用することができる。具体的には、当該記録媒体
と、その記録層に対する情報の記録(書込み)及び記録
層からの情報の再生を行う手段とを備えた記録・再生装
置が提供される。
【0074】図5にかかる記録・再生装置の一例を示
す。
【0075】同図において、100は記録媒体で図1等
で説明したものと大略同様の構成である。即ち、基板1
01上に支持電極(対向電極)102を介して電気メモ
リー効果を有する記録層103が形成され、更に記録層
103上において、電子線照射により形成された堆積物
パターン104により相互に分離された複数の上部電極
105が設けられており、個々の上部電極に対応して、
スイッチング素子が構成されている。また、上部電極1
05上面には、これと先端が接する形で、微動制御機構
109に連結したプローブ電極106が配置されてい
る。
【0076】一方、107はプローブ電流増幅器で、1
08は記録層103にプローブ電極106から上部電極
105を通して電圧を印加できるよう両者間の距離をコ
ントロールするように圧電素子を用いた微動制御機構1
09を制御するサーボ回路である。110はプローブ電
極106と支持電極102の間の記録層103に上部電
極105を通して記録・消去用のパルス電圧を印加する
ための電源である。
【0077】111はXY方向にプローブ電極106を
移動制御するためのXY走査駆動回路である。
【0078】112と113は、あらかじめプローブ電
極106と記録媒体100の間の距離をある程度接近さ
せるための粗動御機構及びその駆動回路である。
【0079】これらの各機器は、すべてマイクロコンピ
ュータ114により中央制御されている。また、115
は表示機器を表わしている。
【0080】以上のような構成による記録・再生装置を
用い、電気メモリー効果を有する記録層103に、プロ
ーブ電極106から上部電極105を通して電気メモリ
ー効果を生じるしきい値電圧を越えた電圧を印加して記
録を行い、当該しきい値電圧以下の電圧を印加して、前
記記録層に流れる電流値の変化を読んで再生を行う。
【0081】かかる装置によれば、前述したように、記
録媒体の素子分離が微細になされており、素子密度が高
く、ひいては記録・再生の情報量、密度が高められてい
る。更に、記録層が複数の上部電極及び堆積物パターン
により大部分被覆されているので、記録層の材料に因ら
ず優れた耐光性、安定性が付与されている。
【0082】尚、本発明の記録媒体を用いた記録・再生
装置は、上記の構造に特に限定されるものではない。
【0083】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明する。尚、かかる実施例は、本発明の理解を容易にす
る目的で記載されるものであり、本発明を特に限定する
ものではない。
【0084】以下のプロセスは、前述した図1に示すプ
ロセスに準ずる。
【0085】(1)支持電極の形成 ヘキサメチルジシラン(HMDS)の飽和蒸気中に一昼
夜放置して疎水処理したガラス基板(コーニング社製#
7059)上に、支持電極として真空蒸着法によりAu
を厚さ100nmに製膜した(図1(a)参照)。
【0086】(2)記録層の形成 Au支持電極を有する基板をヘキサメチルジシラン(H
MDS)の飽和蒸気中に一昼夜放置して電極面側を疎水
処理した。係る基板を担体としてLB法によりポリイミ
ドの単分子膜を累積し、これを絶縁層とした(図1
(a)参照)。
【0087】以下、具体的なプロセスを図6を参照して
説明する。まず、ポリアミック酸(分子量約20万)を
ジメチルアセトアミド溶液を用いて、繰り返し単位濃度
1×10mol/lとする。次に、別途用意したN−メ
チル−ジ−n−オクタデシルアミンの2×10-3mol
/l溶液(同溶媒)と同量混合して、ポリアミド酸アミ
ド溶液を調製した。係る溶液を水温20℃の純水水相中
に展開し、水面上に単分子膜を形成した。この単分子膜
の表面圧力を25mN/mまで高め、更にこれを一定に
保ちながら、前記支持電極2(基板1)を水面を横切る
方向に5mm/minで浸漬、引き上げを行い、単分子
膜61を累積し支持電極2上に、疎水性部位63aが電
極側に向き、層間で親水性部位62aと62bが向かい
合った2層構造のY型累積膜64を得た(図6(a)→
(b))。引続き係る操作を繰り返すことにより、10
層の累積膜を製膜した。更に、累積膜を300℃で10
分間加熱をすることにより、ポリイミド化した。この
際、ポリイミド1層あたりの厚さはエリプソメトリー法
により、約3.6Åと求められた。
【0088】(3)カーボン(パターン)の堆積 上述したようにY型累積膜が形成された基板から5×5
mmを切り出し、透過電子顕微鏡(TEM)に付属のS
EM像観察用試料台上に固定し、TEM装置中に導入し
装置の真空度を2×10-6Torr.とした。その後、
電子ビームのプローブサイズを2nmとし、10nm/
minの速度で電子ビームを走査し、堆積したカーボン
で細線を形成した。係る操作を50nm間隔で3回繰り
返すことにより3本の細線を形成した(図1(b)参
照)。次に係る細線と直交する方向に対し、電子ビーム
を前記同件で走査し、堆積したカーボンで細線を形成し
た。係る操作を50nm間隔で3回繰り返すことにより
3本の細線を形成した。係る操作により、基板上に、カ
ーボンの細線からなる格子を4箇所作製した(図1
(b)参照)。係る格子をTEMに付属している走査電
子顕微鏡モード(SEMモード)で観察した。その結
果、基板上に幅約4nm、高さ60nmの細線で構成さ
れた格子状パターンが形成されていることが確認され
た。図7に上記カーボンの格子状パターン40(図1
(b)の堆積物パターン4に相当)を具体的に示す。
【0089】(4)上部電極の形成 上述したようにカーボンの格子状パターンが形成された
基板(支持電極)上にAl電極(100nm)を基板温
度を室温以下に保持し、真空蒸着法で製膜した(図1
(c)参照)。その後、イオンミリングを用い、加速電
圧3kV、電子銃電流値0.3mA、イオンビーム入射
角度15度、の条件でミリングを10分間行った。その
結果カーボンの格子状パターンで分離された4箇所に、
上部電極(Al)が形成された(図1(d)参照)。
【0090】加えて、図8に上述した上記電極の形成に
おけるイオンミリングについての詳細を示す。同図で
は、格子状パターン40上から真空蒸着法により形成さ
れた薄膜50(図1(c)の薄膜5に相当)に対して、
入射角15°でイオンビーム70を入射し、イオンミリ
ングを行うことを示している。
【0091】このようにして、支持電極と、極めて微細
なカーボンのパターン(線幅約4nm)で分離された上
部電極とにより、MIM構造の素子が構成された高密度
の記録媒体を得た。
【0092】かかる図1(d)の構造の記録媒体に対
し、格子状に分離されたMIM素子の上下電極間にST
Mで用いられているようなプローブを用い電圧を印加し
た。その後、素子分離した部分のスイッチング特性を測
定した。その結果、格子状に分離された部分に対して、
個別に図9及び図10に示す如くスイッチング機能が生
じることを確認した。
【0093】詳述すれば、図1(d)に示したMIM構
造の素子において、素子の上下電極間に電圧を印加し、
スイッチング特性を観測した(図9参照)。このMIM
素子のON状態からOFF状態へのスイッチングは、一
定のしきい値電圧(1〜2V程度/20層)を示した。
またOFF状態からON状態へのスイッチングは−2か
ら5V程度で生じた。一方、印加電圧を0Vとした時安
定なON状態とOFF状態がメモリーされていた(図1
0参照)。
【0094】また、スイッチングのしきい値電圧は記録
媒体の層数が増すと高くなる傾向を示した。このスイッ
チング特性は、数Å〜数1000Åの膜厚のものに発現
されているが、本発明における記録媒体としては10Å
〜1000Åの範囲の膜厚のものがよく、最も好ましく
は50Å〜500Åの膜厚をもつものが良い。また、L
B法で累積膜を形成して有機絶縁層とする場合その積層
数は1〜50程度が好ましい。
【0095】以上の層数、膜厚においてメモリー特性上
好ましい抵抗値としてOFF状態において数M以上が望
ましい。
【0096】尚、本実施例では、カーボンの堆積するた
めの装置としてTEMを用い、電子ビームを放出する電
子源としてLaB6 フィラメントを用いているが、カー
ボン堆積を行うために用いられる装置、及び電子源の種
類について限定されない。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればM
IM構造のスイッチング素子等を備えた記録媒体であっ
て、従来の微細加工技術の限界(約100nm)に比べ
て極めて微細に素子分離がなされ素子密度が極めて高い
記録媒体及びその製造方法が提供される。
【0098】当該記録媒体は、そのメモリ特性を利用し
て様々な記録・再生装置に適用することができ、その工
業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の記録媒体の製造方法
と、その工程毎に示す断面図。
【図2】本発明の記録媒体の記録層の形成に適用される
累積膜の製膜装置の概略構成を示す説明図。
【図3】(a)〜(b)は本発明の記録媒体の記録層に
適用される単分子膜の諸例を示す模式図。
【図4】(a)〜(c)は本発明の記録媒体の記録層に
適用される累積膜の諸例を示す模式図。
【図5】本発明の記録媒体を用いた記録・再生装置の概
略構成を示す説明図。
【図6】本発明の一実施例になる記録媒体における記録
層としての累積膜及びその形成工程を示す模式図。
【図7】本発明の一実施例になる記録媒体における素子
分離用の格子状パターンを示す斜視図。
【図8】本発明の一実施例になる記録媒体の製造におけ
る上部電極の形成工程を示す斜視図。
【図9】本発明の一実施例になる記録媒体における素子
のスイッチング特性を示す線図。
【図10】本発明の一実施例になる記録媒体における、
素子のスイッチング特性を示す線図。
【符号の説明】
1 基板 2 支持電極 3 記録層 4 堆積物パターン 5 薄膜 6 上部電極 21 水相 22 展開膜 23 仕切板 24 基板 31 単分子膜 32 親水性部位 33 疎水性部位 34 累積膜 40 格子状パターン 50 薄膜 61 単分子膜 62 親水性部位 63 疎水性部位 64 累積膜 70 イオンビーム 100 記録媒体 101 基板 102 支持電極 103 記録層 104 堆積物パターン 105 上部電極 106 プローブ電極 107 プローブ電流増幅器 108 サーボ回路 109 微動制御機構 110 パルス電源 111 XY走査駆動回路 112 粗動制御機構 113 粗動駆動回路 114 マイクロコンピューター 115 表示装置 116 XYステージ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成された支持電極
    と、該支持電極上に形成された電気メモリー効果を有す
    る記録層と、 該記録層上に相互に所定の距離を介して分離された複数
    個の上部電極を具備し、各上部電極に対応してスイッチ
    ング素子が構成された記録媒体であって、 前記上部電極の夫々は、前記電気メモリー効果を有する
    層の上面に電子線を照射することで形成された堆積物パ
    ターンによって分離されていることを特徴とする記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記堆積物パターンが、カーボンからな
    ることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記堆積物パターンのライン断面幅が
    0.5〜100nmの範囲にあることを特徴とする請求
    項1または2記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記記録層が有機化合物の単分子膜また
    は該単分子膜を累積した累積膜からなる薄膜であること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記単分子膜または累積膜が、ラングミ
    ュア−ブロジェット法(LB法)により製膜された薄膜
    であることを特徴とする請求項4記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 基板上に支持電極を形成する工程と、 前記支持電極上に電気メモリー効果を有する記録層を形
    成する工程と、 前記記録層上に、所定のパターンで電子線を照射し、該
    パターンの堆積物層を形成する工程と、 前記記録層上の堆積物層のパターンで区分された複数の
    領域の夫々に、上部電極を形成する工程と、を具備する
    記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記記録層を形成する工程は、前記支持
    電極上に有機化合物の単分子膜を形成すること、または
    該単分子膜を累積して累積膜を形成することによって行
    うことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の記録媒体と、該記録媒体の記録層における情報の記
    録及び再生を行う手段とを具備してなる記録・再生装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004006351A1 (ja) * 2002-07-05 2005-11-10 富士電機ホールディングス株式会社 スイッチング素子
JPWO2004073081A1 (ja) * 2003-02-17 2006-06-01 富士電機ホールディングス株式会社 スイッチング素子

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JP4826254B2 (ja) * 2003-02-17 2011-11-30 富士電機株式会社 スイッチング素子

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