JPH0712076A - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
- Publication number
- JPH0712076A JPH0712076A JP18074893A JP18074893A JPH0712076A JP H0712076 A JPH0712076 A JP H0712076A JP 18074893 A JP18074893 A JP 18074893A JP 18074893 A JP18074893 A JP 18074893A JP H0712076 A JPH0712076 A JP H0712076A
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- JP
- Japan
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- compressor
- electromagnets
- rotary shaft
- compression element
- permanent magnets
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動要素と圧縮要素とを一体化することによ
り、圧縮機の部品点数を削減し、小型軽量化を図る。 【構成】 圧縮機1は、回転軸4と圧縮要素3とを備え
る。圧縮要素3は、回転軸4を回転自在に支持する上下
部軸受15、16と、シリンダ7と、回転軸4により駆
動されて吸入したガスを圧縮吐出するローラ8とから成
る。上下部軸受15、16に回転磁界を発生する電磁石
A1〜A4を設ける.電磁石A1〜A4に対向する位置
の回転軸4に永久磁石M1〜M3を設ける。
り、圧縮機の部品点数を削減し、小型軽量化を図る。 【構成】 圧縮機1は、回転軸4と圧縮要素3とを備え
る。圧縮要素3は、回転軸4を回転自在に支持する上下
部軸受15、16と、シリンダ7と、回転軸4により駆
動されて吸入したガスを圧縮吐出するローラ8とから成
る。上下部軸受15、16に回転磁界を発生する電磁石
A1〜A4を設ける.電磁石A1〜A4に対向する位置
の回転軸4に永久磁石M1〜M3を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍空調装置等に用い
られる圧縮機に関するものである。
られる圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来冷凍空調用に用いられている圧縮
機、特にロータリータイプの圧縮機は、例えば特開平3
−31598号公報(F04C29/02)に示される
ように、密閉容器の上部に電動要素を備え、下部に圧縮
要素を備えていた。以下、図10を用いて係る従来のロ
ータリー圧縮機100の構造を説明すると、圧縮機10
0の密閉容器101の内部には、ステータ102とロー
タ103から成る電動要素104と、シリンダ105と
ローラ106等から成る圧縮要素107とが収納されて
いる。ロータ103は回転軸108の上部に取り付けら
れており、回転軸108はシンダ105の上下を塞ぐ上
部軸受111と下部軸受112に回転自在に支持されて
いる。
機、特にロータリータイプの圧縮機は、例えば特開平3
−31598号公報(F04C29/02)に示される
ように、密閉容器の上部に電動要素を備え、下部に圧縮
要素を備えていた。以下、図10を用いて係る従来のロ
ータリー圧縮機100の構造を説明すると、圧縮機10
0の密閉容器101の内部には、ステータ102とロー
タ103から成る電動要素104と、シリンダ105と
ローラ106等から成る圧縮要素107とが収納されて
いる。ロータ103は回転軸108の上部に取り付けら
れており、回転軸108はシンダ105の上下を塞ぐ上
部軸受111と下部軸受112に回転自在に支持されて
いる。
【0003】回転軸108の上下軸受111、112間
は偏心部108Aとされており、この偏心部108Aに
はシリンダ105内で偏心的に回転するローラ106が
嵌合されている。また、シリンダ105には常にローラ
106との接触を保つようにされた図示しないブレード
が設けられている。そして、吸入管113より吸入され
たガスはブレードとローラ106及びシリンダ105に
囲まれた圧縮空間の容積が、ローラ106の回転に伴っ
て減少することにより圧縮され、吐出口及び吐出弁(図
示せず)を通じて吐出マフラ115内に吐出された後、
小孔から密閉容器101内に吐出される。密閉容器10
1内に吐出されたガスは、ステータ102とロータ10
3との隙間を経て吐出管116から密閉容器101外に
吐出されるものであった。
は偏心部108Aとされており、この偏心部108Aに
はシリンダ105内で偏心的に回転するローラ106が
嵌合されている。また、シリンダ105には常にローラ
106との接触を保つようにされた図示しないブレード
が設けられている。そして、吸入管113より吸入され
たガスはブレードとローラ106及びシリンダ105に
囲まれた圧縮空間の容積が、ローラ106の回転に伴っ
て減少することにより圧縮され、吐出口及び吐出弁(図
示せず)を通じて吐出マフラ115内に吐出された後、
小孔から密閉容器101内に吐出される。密閉容器10
1内に吐出されたガスは、ステータ102とロータ10
3との隙間を経て吐出管116から密閉容器101外に
吐出されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の圧
縮機100は回転軸108の上部に電動要素104を、
下部に圧縮要素107をそれぞれ別々に取り付けて構成
されていたため、圧縮機100の全長が長くなり、部品
点数も多く必要となると共に、その重量も重くなる問題
があった。従って、圧縮機の小型化や組立作業性の向
上、及びコストの削減にも限界があった。
縮機100は回転軸108の上部に電動要素104を、
下部に圧縮要素107をそれぞれ別々に取り付けて構成
されていたため、圧縮機100の全長が長くなり、部品
点数も多く必要となると共に、その重量も重くなる問題
があった。従って、圧縮機の小型化や組立作業性の向
上、及びコストの削減にも限界があった。
【0005】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、従来の電動要素と圧縮要素と
を一体化することにより、部品点数を削減し、小型軽量
化を図った圧縮機を提供することを目的とする。
めに成されたものであり、従来の電動要素と圧縮要素と
を一体化することにより、部品点数を削減し、小型軽量
化を図った圧縮機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の圧縮機1
は、回転軸4と圧縮要素3とを備え、この圧縮要素3
は、回転軸4を回転自在に支持する軸受15、16と、
回転軸4により駆動されて吸入したガスを圧縮吐出する
圧縮部(シリンダ7、ローラ8)とから成り、軸受1
5、16に回転磁界を発生する電磁手段(電磁石)A1
〜C3を設けると共に、電磁手段(電磁石)A1〜C3
に対向する位置の回転軸4に永久磁石M1〜M6を設け
たものである。
は、回転軸4と圧縮要素3とを備え、この圧縮要素3
は、回転軸4を回転自在に支持する軸受15、16と、
回転軸4により駆動されて吸入したガスを圧縮吐出する
圧縮部(シリンダ7、ローラ8)とから成り、軸受1
5、16に回転磁界を発生する電磁手段(電磁石)A1
〜C3を設けると共に、電磁手段(電磁石)A1〜C3
に対向する位置の回転軸4に永久磁石M1〜M6を設け
たものである。
【0007】
【作用】本発明の圧縮機1によれば、上記の如く回転軸
4を回転自在に支持する軸受15、16に電磁手段(電
磁石)A1〜C3を設け、これに対向する位置の回転軸
4には永久磁石M1〜M6を設けているので、前記電磁
手段(電磁石)A1〜C3にて回転磁界を発生させるこ
とにより、永久磁石M1〜M6が吸引、若しくは反発作
用を受けて回転軸4は回転する。係る回転軸4の回転に
よって圧縮部が駆動され、吸引したガスを圧縮して吐出
するので、係る構成により電動要素20と圧縮要素3の
一体化が図れる。
4を回転自在に支持する軸受15、16に電磁手段(電
磁石)A1〜C3を設け、これに対向する位置の回転軸
4には永久磁石M1〜M6を設けているので、前記電磁
手段(電磁石)A1〜C3にて回転磁界を発生させるこ
とにより、永久磁石M1〜M6が吸引、若しくは反発作
用を受けて回転軸4は回転する。係る回転軸4の回転に
よって圧縮部が駆動され、吸引したガスを圧縮して吐出
するので、係る構成により電動要素20と圧縮要素3の
一体化が図れる。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の圧縮機1の縦断面図、図2は本発明
の圧縮機1の圧縮要素3の縦断側面図、図3は同圧縮要
素3の平面図をそれぞれ示している。
る。図1は本発明の圧縮機1の縦断面図、図2は本発明
の圧縮機1の圧縮要素3の縦断側面図、図3は同圧縮要
素3の平面図をそれぞれ示している。
【0009】実施例の圧縮機1は所謂ロータリータイプ
の圧縮機であり、図1に示す如く密閉容器12内に圧縮
要素3を収納して構成されている。この圧縮要素3はシ
リンダ7と、非磁性材料のローラ8等から成り、シリン
ダ7の上下開口は上部軸受15及び下部軸受16により
封じられている。そして、上下部軸受15、16の中心
部よりそれぞれ上下に突出した支持部15A、16Aに
は、回転軸4が潤滑油を介して回転自在に支持されてい
る。
の圧縮機であり、図1に示す如く密閉容器12内に圧縮
要素3を収納して構成されている。この圧縮要素3はシ
リンダ7と、非磁性材料のローラ8等から成り、シリン
ダ7の上下開口は上部軸受15及び下部軸受16により
封じられている。そして、上下部軸受15、16の中心
部よりそれぞれ上下に突出した支持部15A、16Aに
は、回転軸4が潤滑油を介して回転自在に支持されてい
る。
【0010】回転軸4の上下部軸受15、16間は偏心
部4Aとされており、この偏心部4Aにはシリンダ7内
で偏心的に回転する前記ローラ8が嵌合されている。ま
た、シリンダ7には常にローラ8との接触を保つように
された図示しないブレードが設けられている。更に、密
閉容器12の下部にはシリンダ7内に連通した吸入管1
0が設けられており、密閉容器12の上部には吐出管1
1が取り付けられている。そして、前記回転軸4が回転
されると、吸入管10より吸入されたガスは前述のブレ
ードとローラ8及びシリンダ7に囲まれた圧縮空間14
の容積がローラ8の回転に伴って減少することにより圧
縮され、図示しない吐出口及び吐出弁を通じて密閉容器
12内に吐出される。そして、この密閉容器12内に吐
出されたガスは、吐出管11から密閉容器12外に吐出
されることになる。
部4Aとされており、この偏心部4Aにはシリンダ7内
で偏心的に回転する前記ローラ8が嵌合されている。ま
た、シリンダ7には常にローラ8との接触を保つように
された図示しないブレードが設けられている。更に、密
閉容器12の下部にはシリンダ7内に連通した吸入管1
0が設けられており、密閉容器12の上部には吐出管1
1が取り付けられている。そして、前記回転軸4が回転
されると、吸入管10より吸入されたガスは前述のブレ
ードとローラ8及びシリンダ7に囲まれた圧縮空間14
の容積がローラ8の回転に伴って減少することにより圧
縮され、図示しない吐出口及び吐出弁を通じて密閉容器
12内に吐出される。そして、この密閉容器12内に吐
出されたガスは、吐出管11から密閉容器12外に吐出
されることになる。
【0011】一方、上部軸受15の支持部15Aの上端
部内面、及び下部軸受16の支持部16Aの下端部内面
には、電磁手段としての六個の電磁石A1〜A6が図3
の如くそれぞれ円状に等間隔で配置されており、これら
に対向する位置の回転軸4(従って、上下二箇所)には
それぞれ三個の永久磁石M1〜M3が図3の如く等間隔
で取り付けられている。前記各電磁石A1〜A6は上下
部軸受15、16内に設けた図示しない多相巻線により
任意に励磁され、回転軸4側をN極(図中S極は白抜
き、N極は黒墨で示す)とすることにより後述する如き
回転磁界を発生すると共に、各永久磁石M1〜M3はS
極を外側に向けられている。そして、これら電磁石A1
〜A6及び永久磁石M1〜M3により電動要素20、2
0が構成されており、これによって本発明の圧縮機1の
圧縮要素3と電動要素20、20とは一体化されてい
る。
部内面、及び下部軸受16の支持部16Aの下端部内面
には、電磁手段としての六個の電磁石A1〜A6が図3
の如くそれぞれ円状に等間隔で配置されており、これら
に対向する位置の回転軸4(従って、上下二箇所)には
それぞれ三個の永久磁石M1〜M3が図3の如く等間隔
で取り付けられている。前記各電磁石A1〜A6は上下
部軸受15、16内に設けた図示しない多相巻線により
任意に励磁され、回転軸4側をN極(図中S極は白抜
き、N極は黒墨で示す)とすることにより後述する如き
回転磁界を発生すると共に、各永久磁石M1〜M3はS
極を外側に向けられている。そして、これら電磁石A1
〜A6及び永久磁石M1〜M3により電動要素20、2
0が構成されており、これによって本発明の圧縮機1の
圧縮要素3と電動要素20、20とは一体化されてい
る。
【0012】次に、以上の如き構成の圧縮機1の動作を
図4乃至図6を参照しながら説明する。図示しない制御
装置は前記多相巻線に電流を印加して、先ず図4の如く
永久磁石M1、M2、M3の外側に位置する電磁石A
1、A3、A5の励磁を行うと共に、次にこれら電磁石
A1、A3、A5の励磁を解除して、図5の如く電磁石
A2、A4、A6の励磁を行い、その後、これら電磁石
A2、A4、A6の励磁を解除して図6の如く再び電磁
石A1、A3、A5の励磁を行う。これによって、前記
制御装置は回転軸4の周囲に各図中矢印方向に所定角速
度で回転する磁界を生成する。
図4乃至図6を参照しながら説明する。図示しない制御
装置は前記多相巻線に電流を印加して、先ず図4の如く
永久磁石M1、M2、M3の外側に位置する電磁石A
1、A3、A5の励磁を行うと共に、次にこれら電磁石
A1、A3、A5の励磁を解除して、図5の如く電磁石
A2、A4、A6の励磁を行い、その後、これら電磁石
A2、A4、A6の励磁を解除して図6の如く再び電磁
石A1、A3、A5の励磁を行う。これによって、前記
制御装置は回転軸4の周囲に各図中矢印方向に所定角速
度で回転する磁界を生成する。
【0013】回転軸4に設けられた永久磁石M1、M
2、M3はこの回転磁界の作用を受け、励磁されている
電磁石A1〜A6に吸引されるかたちとなるので、それ
によって、回転軸4は各図中矢印方向に前記回転磁界と
同じ角速度で同期して回転することになる。
2、M3はこの回転磁界の作用を受け、励磁されている
電磁石A1〜A6に吸引されるかたちとなるので、それ
によって、回転軸4は各図中矢印方向に前記回転磁界と
同じ角速度で同期して回転することになる。
【0014】このとき、ローラ8は前述の如く非磁性材
料から構成されているので、電磁石A1〜A6、或いは
永久磁石M1〜M3からの磁力の影響を受けない。従っ
て、回転軸4の回転によりローラ8は円滑に偏心動作
し、ガスを圧縮することができる。また、ローラ8以外
は従来の部品を共用できるので、汎用性にも富んだもの
となる。
料から構成されているので、電磁石A1〜A6、或いは
永久磁石M1〜M3からの磁力の影響を受けない。従っ
て、回転軸4の回転によりローラ8は円滑に偏心動作
し、ガスを圧縮することができる。また、ローラ8以外
は従来の部品を共用できるので、汎用性にも富んだもの
となる。
【0015】尚、上記実施例では永久磁石M1〜M3の
数を三個、電磁石A1〜A6の数を六個として説明した
が、それに限らず、永久磁石と電磁石の数を変更しても
同様の効果を期待できる。次に、図7から図9で本発明
のもう一つの実施例を説明する。この場合、回転軸4に
は四個の永久磁石M5、M5、M6、M6が設けられ、
上下部軸受15、16には六個の電磁石C1、C1、C
2、C2、C3、C3が設けられている。また、各永久
磁石M5、M5、M6、M6は上下部軸受15、16側
をN極とし、電磁石C1、C1、C2、C2、C3、C
3は図示しない多相巻線の電流の印加方向によりN極、
及びS極に変換出来るものとする。また多相巻線の印加
電流の制御は同様に図示しない制御装置により実行され
て回転軸4の周囲に回転磁界を発生するものとする。
数を三個、電磁石A1〜A6の数を六個として説明した
が、それに限らず、永久磁石と電磁石の数を変更しても
同様の効果を期待できる。次に、図7から図9で本発明
のもう一つの実施例を説明する。この場合、回転軸4に
は四個の永久磁石M5、M5、M6、M6が設けられ、
上下部軸受15、16には六個の電磁石C1、C1、C
2、C2、C3、C3が設けられている。また、各永久
磁石M5、M5、M6、M6は上下部軸受15、16側
をN極とし、電磁石C1、C1、C2、C2、C3、C
3は図示しない多相巻線の電流の印加方向によりN極、
及びS極に変換出来るものとする。また多相巻線の印加
電流の制御は同様に図示しない制御装置により実行され
て回転軸4の周囲に回転磁界を発生するものとする。
【0016】そして、先ず図7の如く電磁石C3、C3
をS極、電磁石C1、C1をN極に励磁し、電磁石C
2、C2は非励磁とする。これによって、回転軸4の永
久磁石M6、M6は電磁石C3、C3と異極(N極、S
極)のため吸引され、電磁石C1、C1と永久磁石M
5、M5は同極(N極、N極)のため反発して回転軸4
は図中矢印方向に回転する。
をS極、電磁石C1、C1をN極に励磁し、電磁石C
2、C2は非励磁とする。これによって、回転軸4の永
久磁石M6、M6は電磁石C3、C3と異極(N極、S
極)のため吸引され、電磁石C1、C1と永久磁石M
5、M5は同極(N極、N極)のため反発して回転軸4
は図中矢印方向に回転する。
【0017】次に、制御装置は図8の如く電磁石C3、
C3をN極とし、電磁石C1、C1を非励磁とし、電磁
石C2、C2をS極とする。これによって、回転軸4の
永久磁石M5、M5は、前述同様に電磁石C2、C2に
吸引されると共に、電磁石C3、C3の反発力により永
久磁石M6、M6が反発して回転軸4は同じ矢印方向に
回転する。
C3をN極とし、電磁石C1、C1を非励磁とし、電磁
石C2、C2をS極とする。これによって、回転軸4の
永久磁石M5、M5は、前述同様に電磁石C2、C2に
吸引されると共に、電磁石C3、C3の反発力により永
久磁石M6、M6が反発して回転軸4は同じ矢印方向に
回転する。
【0018】その後、今度は図9の如く電磁石C2、C
2をN極とすると同時に電磁石C3、C3は非励磁と
し、電磁石C1、C1をS極とする。これによって、回
転軸4の永久磁石M6、M6は電磁石C1、C1に吸引
されると同時に電磁石C2、C2の反発力で永久磁石M
5、M5が反発して回転軸4は同じ矢印方向に回転する
ので、以上により回転軸4は回転を続けることになる。
2をN極とすると同時に電磁石C3、C3は非励磁と
し、電磁石C1、C1をS極とする。これによって、回
転軸4の永久磁石M6、M6は電磁石C1、C1に吸引
されると同時に電磁石C2、C2の反発力で永久磁石M
5、M5が反発して回転軸4は同じ矢印方向に回転する
ので、以上により回転軸4は回転を続けることになる。
【0019】このように、本発明の圧縮機1は圧縮要素
3と電動要素20とが一体化されているので、従来の圧
縮機に比して大幅な小型化と軽量化を達成することがで
き、それによって、空調機器等において圧縮機が占める
空間を縮小し、また、その取扱も容易化できる。更に、
部品点数も従来に比して著しく削減することができるの
で、組み立て工数も減少すると共に、コストダウンも図
ることが可能となるものである。
3と電動要素20とが一体化されているので、従来の圧
縮機に比して大幅な小型化と軽量化を達成することがで
き、それによって、空調機器等において圧縮機が占める
空間を縮小し、また、その取扱も容易化できる。更に、
部品点数も従来に比して著しく削減することができるの
で、組み立て工数も減少すると共に、コストダウンも図
ることが可能となるものである。
【0020】特に、実施例では回転軸4の偏心部4Aに
近いシリンダ7上下の軸受15、16に電動要素20を
構成しているので、従来の如く回転軸の上部に電動要素
を、下部に圧縮要素を取り付ける場合に比して滑らかな
回転を行えると共に、応力のバランスが取れ、振動も少
なく磨耗も抑えられるようになる。
近いシリンダ7上下の軸受15、16に電動要素20を
構成しているので、従来の如く回転軸の上部に電動要素
を、下部に圧縮要素を取り付ける場合に比して滑らかな
回転を行えると共に、応力のバランスが取れ、振動も少
なく磨耗も抑えられるようになる。
【0021】尚、実施例では所謂ロータリータイプの圧
縮機について説明したが、それに限らず、スクロールタ
イプ、或いは通常のレシプロタイプの圧縮機にも本発明
は有効である。
縮機について説明したが、それに限らず、スクロールタ
イプ、或いは通常のレシプロタイプの圧縮機にも本発明
は有効である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば回転
軸を回転自在に支持する軸受に回転磁界を発生する電磁
手段を設け、これに対向する位置の回転軸に永久磁石を
設けているので、この永久磁石の吸引、若しくは反発作
用により回転軸を回転させることができる。それによっ
て、圧縮機の圧縮要素と電動要素を一体化することがで
き、部品点数を削減して著しい小型軽量化を図り、且
つ、コストの低減を達成することができるものである。
軸を回転自在に支持する軸受に回転磁界を発生する電磁
手段を設け、これに対向する位置の回転軸に永久磁石を
設けているので、この永久磁石の吸引、若しくは反発作
用により回転軸を回転させることができる。それによっ
て、圧縮機の圧縮要素と電動要素を一体化することがで
き、部品点数を削減して著しい小型軽量化を図り、且
つ、コストの低減を達成することができるものである。
【図1】本発明の圧縮機の縦断側面図である。
【図2】本発明の圧縮機の圧縮要素の縦断側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の圧縮機の電動要素を示す圧縮要素の平
面図である。
面図である。
【図4】本発明の圧縮機の電動要素の動作を説明する図
である。
である。
【図5】同じく本発明の圧縮機の電動要素の動作を説明
する図である。
する図である。
【図6】同じく本発明の圧縮機の電動要素の動作を説明
する図である。
する図である。
【図7】本発明の他の実施例の圧縮機の電動要素の動作
を説明する図である。
を説明する図である。
【図8】同じく本発明の他の実施例の圧縮機の電動要素
の動作を説明する図である。
の動作を説明する図である。
【図9】同じく本発明の他の実施例の圧縮機の電動要素
の動作を説明する図である。
の動作を説明する図である。
【図10】従来の圧縮機の縦断側面図である。
1 圧縮機 3 圧縮要素 4 回転軸 15 上部軸受 15A 支持部 16 下部軸受 16A 支持部 A1 電磁石 A2 電磁石 A3 電磁石 A4 電磁石 A5 電磁石 A6 電磁石 C1 電磁石 C2 電磁石 C3 電磁石 M1 永久磁石 M2 永久磁石 M3 永久磁石 M5 永久磁石 M6 永久磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸と圧縮要素とを備え、この圧縮要
素は、前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、前記回
転軸により駆動されて吸入したガスを圧縮吐出する圧縮
部とから構成した圧縮機において、前記軸受に回転磁界
を発生する電磁手段を設けると共に、前記電磁手段に対
向する位置の前記回転軸には永久磁石を設けたことを特
徴とする圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18074893A JPH0712076A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 圧縮機 |
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JP18074893A JPH0712076A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 圧縮機 |
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JPH0712076A true JPH0712076A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=16088631
Family Applications (1)
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JP18074893A Pending JPH0712076A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 圧縮機 |
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JP (1) | JPH0712076A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180091738A (ko) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | 에머슨 클리메이트 테크놀로지즈 인코퍼레이티드 | 동방향-회전 압축기 |
US11111921B2 (en) | 2017-02-06 | 2021-09-07 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Co-rotating compressor |
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US12104594B2 (en) | 2021-11-05 | 2024-10-01 | Copeland Lp | Co-rotating compressor |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP18074893A patent/JPH0712076A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180091738A (ko) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | 에머슨 클리메이트 테크놀로지즈 인코퍼레이티드 | 동방향-회전 압축기 |
US10995754B2 (en) | 2017-02-06 | 2021-05-04 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Co-rotating compressor |
US11111921B2 (en) | 2017-02-06 | 2021-09-07 | Emerson Climate Technologies, Inc. | Co-rotating compressor |
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US12104594B2 (en) | 2021-11-05 | 2024-10-01 | Copeland Lp | Co-rotating compressor |
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