JPH07120107A - 冷凍機用分流装置 - Google Patents
冷凍機用分流装置Info
- Publication number
- JPH07120107A JPH07120107A JP5262157A JP26215793A JPH07120107A JP H07120107 A JPH07120107 A JP H07120107A JP 5262157 A JP5262157 A JP 5262157A JP 26215793 A JP26215793 A JP 26215793A JP H07120107 A JPH07120107 A JP H07120107A
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- JP
- Japan
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- flow dividing
- length
- flow
- inner diameter
- pipes
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/40—Fluid line arrangements
- F25B41/42—Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/02—Evaporators
- F25B39/028—Evaporators having distributing means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無駄な経路をなくし、ループによる振動・異
音発生を防止できて、各分流管での圧損を均等にでき、
それでいて各分流管の接続構成を簡単にして、その加工
能率低下を防止する。 【構成】 各分流管２の長さを、分流器１と熱交換器３
の各冷媒通路との異なる接続間距離に応じた長さＬと
し、内径を長さＬに対し等圧損となる内径ｒとし、外径
Ｒを同一径とした。
音発生を防止できて、各分流管での圧損を均等にでき、
それでいて各分流管の接続構成を簡単にして、その加工
能率低下を防止する。 【構成】 各分流管２の長さを、分流器１と熱交換器３
の各冷媒通路との異なる接続間距離に応じた長さＬと
し、内径を長さＬに対し等圧損となる内径ｒとし、外径
Ｒを同一径とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機用分流装置、詳し
くは分流器と、複数の分流管とから成る冷凍機用分流装
置に関する。
くは分流器と、複数の分流管とから成る冷凍機用分流装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来冷凍機用分流装置は、複数の冷媒通
路をもった蒸発器や凝縮器などの熱交換器の入口側に設
けられ、分流器に接続する複数の分流管を前記熱交換器
の各冷媒通路に接続して用いられるものであって、前記
分流管は、冷媒がそれぞれ均等に流れ、等圧損となるよ
うに、基本的には、同一内径で、かつ、同一長さに設計
されるのが通常である。
路をもった蒸発器や凝縮器などの熱交換器の入口側に設
けられ、分流器に接続する複数の分流管を前記熱交換器
の各冷媒通路に接続して用いられるものであって、前記
分流管は、冷媒がそれぞれ均等に流れ、等圧損となるよ
うに、基本的には、同一内径で、かつ、同一長さに設計
されるのが通常である。
【０００３】このため、従来の分流装置では、図５に示
したように分流器１０の接続口と熱交換器１１の冷媒通
路入口との距離が異なることから、これら接続口と冷媒
通路入口との間を接続する分流管１２は、前記分流器１
０から最も遠く離れた位置に接続する分流管の長さに合
わせた寸法としている。
したように分流器１０の接続口と熱交換器１１の冷媒通
路入口との距離が異なることから、これら接続口と冷媒
通路入口との間を接続する分流管１２は、前記分流器１
０から最も遠く離れた位置に接続する分流管の長さに合
わせた寸法としている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】所で、図５に示した従
来例では、各分流管１２を同一内径で、かつ、同一長さ
としているため、等圧損にできるのであるが、分流器１
０に対し近い位置に接続される分流器１２には、無駄な
経路が生じ、また、図５のようにループ１３を形成して
その長さを収めているため、前記ループ１３の部分が運
転中に振動したり、異音が発生したりする問題が生じて
いる。
来例では、各分流管１２を同一内径で、かつ、同一長さ
としているため、等圧損にできるのであるが、分流器１
０に対し近い位置に接続される分流器１２には、無駄な
経路が生じ、また、図５のようにループ１３を形成して
その長さを収めているため、前記ループ１３の部分が運
転中に振動したり、異音が発生したりする問題が生じて
いる。
【０００５】本発明の目的は、無駄な経路をなくし、ル
ープによる振動、異音発生をなくしながら複数の分流管
での圧損を均等にでき、それでいて各分流管の分流器及
び熱交換器への接続構成を簡単にしてその加工能率の低
下を防止でき、かつ、低コストにできる分流装置を提供
する点にある。
ープによる振動、異音発生をなくしながら複数の分流管
での圧損を均等にでき、それでいて各分流管の分流器及
び熱交換器への接続構成を簡単にしてその加工能率の低
下を防止でき、かつ、低コストにできる分流装置を提供
する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの請求項１記載の発明は、分流器１と、複数の冷媒通
路をもつ熱交換器３の各冷媒通路と前記分流器１との間
に接続する複数の分流管２とから成る冷凍機用分流装置
において、前記各分流管２の長さを、前記分流器１と熱
交換器３の各冷媒通路との異なる接続間距離に応じた長
さＬとして、これら長さの異なる各分流管２の内径を、
その長さに対し等圧損となる内径ｒとし、かつ、各分流
管２の外径Ｒを同一径としたのであり、また、請求項２
記載の発明は、複数の各分流管２の内径を、これら各分
流管２の長さに応じて所定径差で段階的に異ならしめた
のである。
めの請求項１記載の発明は、分流器１と、複数の冷媒通
路をもつ熱交換器３の各冷媒通路と前記分流器１との間
に接続する複数の分流管２とから成る冷凍機用分流装置
において、前記各分流管２の長さを、前記分流器１と熱
交換器３の各冷媒通路との異なる接続間距離に応じた長
さＬとして、これら長さの異なる各分流管２の内径を、
その長さに対し等圧損となる内径ｒとし、かつ、各分流
管２の外径Ｒを同一径としたのであり、また、請求項２
記載の発明は、複数の各分流管２の内径を、これら各分
流管２の長さに応じて所定径差で段階的に異ならしめた
のである。
【０００７】
【作用】請求項１記載の発明では、前記各分流管２の長
さを分流器１と熱交換器３の各冷媒通路との異なる接続
間距離に応じた長さＬとしたから、無駄な分流管経路を
なくすことができ、従って、分流管材料の使用量を低減
でき、材料コストを低減できながら、ループの存在によ
る従来の振動や異音発生の問題をなくし得るのであり、
しかも、前記各分流管２の内径を、異なる長さに対し等
圧損となる内径ｒとしたから、長さが異なるにも拘ら
ず、等圧損にでき均等に冷媒を流すことができるのであ
り、それでいて前記各分流管２の外径Ｒをその長さ及び
内径に拘らず同径としたから、前記各分流管２を前記分
流器１に接続する該分流器１の各接続口及び前記熱交換
器３の各分流通路、つまり熱交換チューブに接続するこ
れら熱交換チューブの接続口の各口径を同一にできる
し、また、前記熱交換チューブとの接続加工を同一にで
きるから、前記分流器１の加工性及び接続性が低下する
ことはないし、また、前記熱交換チューブへの接続加工
能率が低下することも防止できるのである。
さを分流器１と熱交換器３の各冷媒通路との異なる接続
間距離に応じた長さＬとしたから、無駄な分流管経路を
なくすことができ、従って、分流管材料の使用量を低減
でき、材料コストを低減できながら、ループの存在によ
る従来の振動や異音発生の問題をなくし得るのであり、
しかも、前記各分流管２の内径を、異なる長さに対し等
圧損となる内径ｒとしたから、長さが異なるにも拘ら
ず、等圧損にでき均等に冷媒を流すことができるのであ
り、それでいて前記各分流管２の外径Ｒをその長さ及び
内径に拘らず同径としたから、前記各分流管２を前記分
流器１に接続する該分流器１の各接続口及び前記熱交換
器３の各分流通路、つまり熱交換チューブに接続するこ
れら熱交換チューブの接続口の各口径を同一にできる
し、また、前記熱交換チューブとの接続加工を同一にで
きるから、前記分流器１の加工性及び接続性が低下する
ことはないし、また、前記熱交換チューブへの接続加工
能率が低下することも防止できるのである。
【０００８】また請求項２記載の発明では、前記各分流
管２の内径を、その長さに応じて所定径差、即ち、内径
測定ゲージで測定可能な径差（例えば０．１mm）で段階
的に異ならしめたから、前記分流器１と熱交換器３とに
各分流管２を接続するときの長さに対する内径チェック
を、前記ゲージで容易にすることができ、長さと内径と
が異なり、かつ、外径が同一つでありながらこれら各分
流管２の接続ミスを防止できる。
管２の内径を、その長さに応じて所定径差、即ち、内径
測定ゲージで測定可能な径差（例えば０．１mm）で段階
的に異ならしめたから、前記分流器１と熱交換器３とに
各分流管２を接続するときの長さに対する内径チェック
を、前記ゲージで容易にすることができ、長さと内径と
が異なり、かつ、外径が同一つでありながらこれら各分
流管２の接続ミスを防止できる。
【０００９】
【実施例】図１に示した実施例は冷凍機における蒸発器
に適用したもので、黄銅製分流器１と、この分流器１の
接続口１ａに接続する複数の銅製分流管２とから成り、
これら分流管２を、蒸発器となる熱交換器３における複
数の冷媒通路に接続するようにしたものである。
に適用したもので、黄銅製分流器１と、この分流器１の
接続口１ａに接続する複数の銅製分流管２とから成り、
これら分流管２を、蒸発器となる熱交換器３における複
数の冷媒通路に接続するようにしたものである。
【００１０】前記熱交換器３は、多数のフィン３ａと複
数の熱交換チューブ３ｂとをもつクロスフィンコイルか
ら成り、前記熱交換チューブ３ｂにより独立した複数の
冷媒通路を形成すると共に、前記熱交換チューブ３ｂの
各端部を前記フィン３ａの最外側に設ける端板３ｃから
外方に突出させ、冷媒入口側の突出部に前記分流管２の
端部を所定長さ挿嵌し、カシメ等により結合して冷媒漏
れのないように接続するのであり、また、前記熱交換チ
ューブ３ｂの冷媒出口側突出部には、ヘッダー３ｄを接
続したものである。
数の熱交換チューブ３ｂとをもつクロスフィンコイルか
ら成り、前記熱交換チューブ３ｂにより独立した複数の
冷媒通路を形成すると共に、前記熱交換チューブ３ｂの
各端部を前記フィン３ａの最外側に設ける端板３ｃから
外方に突出させ、冷媒入口側の突出部に前記分流管２の
端部を所定長さ挿嵌し、カシメ等により結合して冷媒漏
れのないように接続するのであり、また、前記熱交換チ
ューブ３ｂの冷媒出口側突出部には、ヘッダー３ｄを接
続したものである。
【００１１】所で、前記分流器１を前記熱交換器３に適
用する場合、前記分流器１は、図１に示したように前記
熱交換器３の端板近くに配設して、前記分流管２の接続
口１ａへの接続により所定位置に支持するのであって、
この分流器１の配設位置において前記接続口１ａと前記
端板３ｃから突出する熱交換チューブ３ｂの冷媒入口側
突出部との距離は異なることになる。
用する場合、前記分流器１は、図１に示したように前記
熱交換器３の端板近くに配設して、前記分流管２の接続
口１ａへの接続により所定位置に支持するのであって、
この分流器１の配設位置において前記接続口１ａと前記
端板３ｃから突出する熱交換チューブ３ｂの冷媒入口側
突出部との距離は異なることになる。
【００１２】しかして、図１に示した実施例では、図２
に示したように前記接続口１ａと熱交換チューブ３ｂの
冷媒入口側突出部との間に介装して接続する前記各分流
管２の外径Ｒを同一径としてその長さをこれら接続口１
ａと冷媒入口側突出部との異なる接続間距離に応じた長
さＬとして、これら長さＬの異なる各分流管２の内径
を、その長さＬに対し等圧損となる内径ｒとしたのであ
る。
に示したように前記接続口１ａと熱交換チューブ３ｂの
冷媒入口側突出部との間に介装して接続する前記各分流
管２の外径Ｒを同一径としてその長さをこれら接続口１
ａと冷媒入口側突出部との異なる接続間距離に応じた長
さＬとして、これら長さＬの異なる各分流管２の内径
を、その長さＬに対し等圧損となる内径ｒとしたのであ
る。
【００１３】更に詳記すると、前記分流管２の長さＬと
内径ｒとの圧損についての関係は、図３に示した実線の
通り、長さＬが長く、内径ｒが小径となるに従って圧損
が大きくなり、逆に長さＬが短く、内径ｒが大径となる
に従って圧損が小さくなるのであって、長さＬを変化さ
せたときの等圧損となる長さＬに対する内径ｒは、図３
に示した等圧損曲線Ａ〜Ｃの通り変化するのである。
内径ｒとの圧損についての関係は、図３に示した実線の
通り、長さＬが長く、内径ｒが小径となるに従って圧損
が大きくなり、逆に長さＬが短く、内径ｒが大径となる
に従って圧損が小さくなるのであって、長さＬを変化さ
せたときの等圧損となる長さＬに対する内径ｒは、図３
に示した等圧損曲線Ａ〜Ｃの通り変化するのである。
【００１４】従って、前記分流器１の熱交換器３に対す
る配設位置と、熱交換器３における熱交換チューブ３ｂ
の冷媒入口側突出部位置とにより予め特定できる分流管
２の長さＬに応じて等圧損となる内径ｒを選択すること
で等圧損にできるが、この長さＬと内径ｒとの組合わせ
は無数にあることから、前記内径ｒを前記長さＬの変化
に応じ、所定径差で異ならしめるように限定するのであ
って、斯くすることにより内径チェック管理が容易とな
り、各分流管２の前記熱交換器３への接続ミスを防止で
きる。
る配設位置と、熱交換器３における熱交換チューブ３ｂ
の冷媒入口側突出部位置とにより予め特定できる分流管
２の長さＬに応じて等圧損となる内径ｒを選択すること
で等圧損にできるが、この長さＬと内径ｒとの組合わせ
は無数にあることから、前記内径ｒを前記長さＬの変化
に応じ、所定径差で異ならしめるように限定するのであ
って、斯くすることにより内径チェック管理が容易とな
り、各分流管２の前記熱交換器３への接続ミスを防止で
きる。
【００１５】即ち、前記内径ｒは内径測定ゲージにより
容易に測定できるのであって、この測定ゲージで測定可
能な径差（例えば０．１mm）で段階的に異ならしめるこ
とにより、前記分流管２の熱交換器３への接続時、その
長さに対する内径チェックを前記ゲージにより容易にす
ることができ、従って、長さＬと内径ｒとが異なり、ま
た、外径Ｒが同径でありながら各分流管２の接続ミスを
防止できるのである。
容易に測定できるのであって、この測定ゲージで測定可
能な径差（例えば０．１mm）で段階的に異ならしめるこ
とにより、前記分流管２の熱交換器３への接続時、その
長さに対する内径チェックを前記ゲージにより容易にす
ることができ、従って、長さＬと内径ｒとが異なり、ま
た、外径Ｒが同径でありながら各分流管２の接続ミスを
防止できるのである。
【００１６】以上のように各分流管２の長さは、前記し
た接続間距離に応じた長さとしたから、この接続間距離
が短い接続間を結ぶ分流管２にループを形成する必要は
なく、従って、分流管経路の無駄をなくすことができ、
それだけ分流管材料の使用量を低減でき、コスト低下を
期待できるし、また、ループが形成されることによる振
動発生や異音発生の問題も防止できるのであり、それで
いて前記各分流器２は外径を同径としたから前記各分流
器１の各接続口１ａを同径にできるし、また、前記熱交
換チューブ３ｂとの接続も同一治具でカシメ止めできる
のであって、その接続作業能率が低下するのも防止でき
るのである。
た接続間距離に応じた長さとしたから、この接続間距離
が短い接続間を結ぶ分流管２にループを形成する必要は
なく、従って、分流管経路の無駄をなくすことができ、
それだけ分流管材料の使用量を低減でき、コスト低下を
期待できるし、また、ループが形成されることによる振
動発生や異音発生の問題も防止できるのであり、それで
いて前記各分流器２は外径を同径としたから前記各分流
器１の各接続口１ａを同径にできるし、また、前記熱交
換チューブ３ｂとの接続も同一治具でカシメ止めできる
のであって、その接続作業能率が低下するのも防止でき
るのである。
【００１７】更に実施例では分流管２の内径ｒを、長さ
Ｌに対し段階的に異なるようにしたから、内径チェック
管理を容易にでき、接続ミスも防止できるのである。
Ｌに対し段階的に異なるようにしたから、内径チェック
管理を容易にでき、接続ミスも防止できるのである。
【００１８】以上説明した実施例では蒸発器に適用した
例を示したが、凝縮器にも適用できる。
例を示したが、凝縮器にも適用できる。
【００１９】また、前記分流器１は、銅に比較して低コ
ストで、しかも加工精度を向上でき、偏流が生ずるのを
防げることから、黄銅を用いて構成しており、従って、
図４に示したように前記接続口１ａに前記各分流管２を
ロウ付けする場合や、冷媒配管４をロウ付けする場合、
黄銅を用いているが故に、これらロウ付け時フラックス
が必要となるが、これらロウ付け部分、つまり、図４に
示した分流器１の前記接続口１ａ及び前記分流器１への
冷媒配管４の接続口１ｂや、この接続口１ｂを設ける黄
銅製の接続中継部材１ｃの分流器１への接続部１ｄに厚
さ例えば５〜１０μ程度の銅メッキ層を形成することに
より、フラックスを不要にしたロウ付けが可能となる。
尚、前記銅メッキ層の形成は、前記ロウ付け部分に必要
であるが、部分メッキの代わりに全表面に銅メッキ層を
形成してもよい。従って、以上のように銅メッキ層を形
成することでフラックスを不要にできるから、フラック
スを用いる場合のようにロウ付け後フラックス除去のた
めの湯洗い、酸洗いなどの後処理を省略できるし、ま
た、水分乾燥の工程も省略できるのであって、低コスト
にできるのであって、特に水分管理が厳しい代替フロン
を用いる場合有利となる。
ストで、しかも加工精度を向上でき、偏流が生ずるのを
防げることから、黄銅を用いて構成しており、従って、
図４に示したように前記接続口１ａに前記各分流管２を
ロウ付けする場合や、冷媒配管４をロウ付けする場合、
黄銅を用いているが故に、これらロウ付け時フラックス
が必要となるが、これらロウ付け部分、つまり、図４に
示した分流器１の前記接続口１ａ及び前記分流器１への
冷媒配管４の接続口１ｂや、この接続口１ｂを設ける黄
銅製の接続中継部材１ｃの分流器１への接続部１ｄに厚
さ例えば５〜１０μ程度の銅メッキ層を形成することに
より、フラックスを不要にしたロウ付けが可能となる。
尚、前記銅メッキ層の形成は、前記ロウ付け部分に必要
であるが、部分メッキの代わりに全表面に銅メッキ層を
形成してもよい。従って、以上のように銅メッキ層を形
成することでフラックスを不要にできるから、フラック
スを用いる場合のようにロウ付け後フラックス除去のた
めの湯洗い、酸洗いなどの後処理を省略できるし、ま
た、水分乾燥の工程も省略できるのであって、低コスト
にできるのであって、特に水分管理が厳しい代替フロン
を用いる場合有利となる。
【００２０】
【発明の効果】請求項１記載の発明では、前記各分流管
２の長さを分流器１と熱交換器３の各冷媒通路との異な
る接続間距離に応じた長さＬとしたから、無駄な分流管
経路をなくすことができ、従って、分流管材料の使用量
を低減でき、材料コストを低減できながら、ループの存
在による従来の振動や異音発生の問題をなくし得るので
あり、しかも、前記各分流管２の内径を、異なる長さに
対し等圧損となる内径ｒとしたから、長さが異なるにも
拘らず、等圧損にでき均等に冷媒を流すことができるの
であり、それでいて前記各分流管２の外径Ｒをその長さ
及び内径に拘らず同径としたから、前記各分流管２を前
記分流器１の各接続口及び前記熱交換器３の各分流通
路、つまり熱交換チューブに接続する場合前記接続口の
口径を同一にできるし、また、前記熱交換チューブとの
接続加工を同一にできるから、前記分流器１の加工性及
び接続性が低下することはないし、また、前記熱交換チ
ューブへの接続加工能率が低下することも防止できるの
である。
２の長さを分流器１と熱交換器３の各冷媒通路との異な
る接続間距離に応じた長さＬとしたから、無駄な分流管
経路をなくすことができ、従って、分流管材料の使用量
を低減でき、材料コストを低減できながら、ループの存
在による従来の振動や異音発生の問題をなくし得るので
あり、しかも、前記各分流管２の内径を、異なる長さに
対し等圧損となる内径ｒとしたから、長さが異なるにも
拘らず、等圧損にでき均等に冷媒を流すことができるの
であり、それでいて前記各分流管２の外径Ｒをその長さ
及び内径に拘らず同径としたから、前記各分流管２を前
記分流器１の各接続口及び前記熱交換器３の各分流通
路、つまり熱交換チューブに接続する場合前記接続口の
口径を同一にできるし、また、前記熱交換チューブとの
接続加工を同一にできるから、前記分流器１の加工性及
び接続性が低下することはないし、また、前記熱交換チ
ューブへの接続加工能率が低下することも防止できるの
である。
【００２１】また請求項２記載の発明では、前記各分流
管２の内径を、その長さに応じて所定径差、即ち、内径
測定ゲーデで測定可能な径差（例えば０．１mm）で段階
的に異ならしめたから、前記分流器１と熱交換器３とに
各分流管２を接続するときの長さに対する内径チェック
を、前記ゲージで容易にすることができ、長さと内径と
が異なり、かつ、外径が同一つでありながらこれら各分
流管２の接続ミスを防止できる。
管２の内径を、その長さに応じて所定径差、即ち、内径
測定ゲーデで測定可能な径差（例えば０．１mm）で段階
的に異ならしめたから、前記分流器１と熱交換器３とに
各分流管２を接続するときの長さに対する内径チェック
を、前記ゲージで容易にすることができ、長さと内径と
が異なり、かつ、外径が同一つでありながらこれら各分
流管２の接続ミスを防止できる。
【図１】 蒸発器に適用した例を示す斜視図。
【図２】 分流管の代表的な５本の１部省略拡大斜視
図。
図。
【図３】 等圧損曲線Ａ〜Ｃを示すグラフ。
【図４】 分流器の拡大断面図。
【図５】 従来例を示す説明図。
１ 分流器 ２ 分流管 ３ 熱交換器 ３ｂ 熱交換チューブ
フロントページの続き (72)発明者 北村 義則 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 佐原 伸宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (2)
- 【請求項１】 分流器（１）と、複数の冷媒通路をもつ
熱交換器（３）の各冷媒通路と前記分流器（１）との間
に接続する複数の分流管（２）とから成る冷凍機用分流
装置において、 前記各分流管（２）の長さを、前記分流器（１）と熱交
換器（３）の各冷媒通路との異なる接続間距離に応じた
長さ（Ｌ）として、これら長さの異なる各分流管（２）
の内径を、その長さに対し等圧損となる内径（ｒ）と
し、かつ、各分流管（２）の外径（Ｒ）を同一径として
いることを特徴とする冷凍機用分流装置。 - 【請求項２】 複数の各分流管（２）の内径を、これら
各分流管（２）の長さに応じて所定径差で段階的に異な
らしめている請求項１記載の冷凍機用分流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262157A JPH07120107A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 冷凍機用分流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262157A JPH07120107A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 冷凍機用分流装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07120107A true JPH07120107A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17371860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5262157A Pending JPH07120107A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 冷凍機用分流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07120107A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001509A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Panasonic Corporation | 分流器および該分流器を有する空気調和機 |
| JP2013170781A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Panasonic Corp | ヒートポンプ熱源機 |
| EP3009770A1 (en) | 2014-10-15 | 2016-04-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus including the same |
| US20160123645A1 (en) * | 2014-10-29 | 2016-05-05 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner and method of controlling the same |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5262157A patent/JPH07120107A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001509A1 (ja) * | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Panasonic Corporation | 分流器および該分流器を有する空気調和機 |
| JP2013170781A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Panasonic Corp | ヒートポンプ熱源機 |
| EP3009770A1 (en) | 2014-10-15 | 2016-04-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus including the same |
| CN105526747A (zh) * | 2014-10-15 | 2016-04-27 | 三菱电机株式会社 | 热交换器以及具备该热交换器的制冷循环装置 |
| JP2016080231A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器及びこれを備えた冷凍サイクル装置 |
| US9829227B2 (en) | 2014-10-15 | 2017-11-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus including the same |
| US20160123645A1 (en) * | 2014-10-29 | 2016-05-05 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner and method of controlling the same |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010612 |