JPS593356Y2 - 熱交換器の配管装置 - Google Patents
熱交換器の配管装置Info
- Publication number
- JPS593356Y2 JPS593356Y2 JP17394379U JP17394379U JPS593356Y2 JP S593356 Y2 JPS593356 Y2 JP S593356Y2 JP 17394379 U JP17394379 U JP 17394379U JP 17394379 U JP17394379 U JP 17394379U JP S593356 Y2 JPS593356 Y2 JP S593356Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- transport pipe
- refrigerant
- pipe
- distributor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、第1及び第2の熱交換器へ冷媒均等に分配
する熱交換器の配管装置に関するものである。
する熱交換器の配管装置に関するものである。
従来この種の装置として第1図に示すものがあった。
図において、IA、IBは輸送管で、冷媒の供給管であ
る。
る。
2A、2BはT接手で、一端を上記輸送管IA、IBに
接続されると共に、他端は二カ所に分かれて、輸送管3
A、3Bへ接続されている。
接続されると共に、他端は二カ所に分かれて、輸送管3
A、3Bへ接続されている。
4はガスヘッダで、上記輸送管3Bへ接続されている。
3は熱交換器で、上記ガスヘッダ4に接続し、フィン6
を有している。
を有している。
7は分配管で、上記輸送管3Aに対し複数本設けられ、
その各々は上記熱交換器5に接続されている。
その各々は上記熱交換器5に接続されている。
また矢印Aは、上記熱交換器5を蒸発器として用いた場
合の冷媒の流れを示し、矢印Bは、凝縮器として用いた
場合の冷媒の流れを示す。
合の冷媒の流れを示し、矢印Bは、凝縮器として用いた
場合の冷媒の流れを示す。
次に動作について説明する。
熱交換器5を蒸発器として用いる場合、冷媒は、矢印A
のように流れ、輸送管1Aでは液体の状態であり、T接
点2Aで両側に分かれた後輸送管3A、分配管7を通っ
て熱交換器5に到りここでフィン6を通じて熱交換を行
ない、膨張気化してガスヘッダ4に集まる。
のように流れ、輸送管1Aでは液体の状態であり、T接
点2Aで両側に分かれた後輸送管3A、分配管7を通っ
て熱交換器5に到りここでフィン6を通じて熱交換を行
ない、膨張気化してガスヘッダ4に集まる。
次いで輸送管3Bを通り、T接手2Bにて合流されて輸
送管1Bへと流れてゆく。
送管1Bへと流れてゆく。
また熱交換器5を凝縮器として用いる場合、冷媒は矢印
Bのように流れ、輸送管1BからT接手2Bで両側に分
かれた気体状の冷媒は、ガスヘッダ4を通って、熱交換
器5に達しここでフィン6を通じて外気と熱交換を行な
って液状となり、分配管7から輸送管3Aを通り、T接
手2Aにて合流され輸送管1Aへと流れてゆくことにな
る。
Bのように流れ、輸送管1BからT接手2Bで両側に分
かれた気体状の冷媒は、ガスヘッダ4を通って、熱交換
器5に達しここでフィン6を通じて外気と熱交換を行な
って液状となり、分配管7から輸送管3Aを通り、T接
手2Aにて合流され輸送管1Aへと流れてゆくことにな
る。
従来の熱交換器の配管装置は以上のように構成されてい
るので、冷媒の直進性を考慮して、第1図のように輸送
管1Aまたは1Bの直線部の長さを長くとっていた。
るので、冷媒の直進性を考慮して、第1図のように輸送
管1Aまたは1Bの直線部の長さを長くとっていた。
それは直線部が短いとT接手2Aまたは2Bで冷媒が両
側に分かれるとき、偏流がおこり、冷媒が輸送管3Aま
たは3Bに均一に流れないためであった。
側に分かれるとき、偏流がおこり、冷媒が輸送管3Aま
たは3Bに均一に流れないためであった。
しかし、実際の配管装置ではスペースが限ぎられたもの
が多く、そのため輸送管1Aまたは1Bの直線部の長さ
を十分得ることは難かしく、シたがって冷媒が不均一に
流れて熱交換器の効率が低下するという欠点があった。
が多く、そのため輸送管1Aまたは1Bの直線部の長さ
を十分得ることは難かしく、シたがって冷媒が不均一に
流れて熱交換器の効率が低下するという欠点があった。
この考案は上記のような従来装置の有する欠点を除去す
るためになされたもので、従来のT接手のかわりに分配
器を設け、この分配器に輸送管より小径の配送管を特別
な関係に接続することにより、冷却媒体の偏流を簡単且
つコンパクトな構成で防ぐことができる熱交換器の配管
装置を提供することを目的としている。
るためになされたもので、従来のT接手のかわりに分配
器を設け、この分配器に輸送管より小径の配送管を特別
な関係に接続することにより、冷却媒体の偏流を簡単且
つコンパクトな構成で防ぐことができる熱交換器の配管
装置を提供することを目的としている。
以下この考案の一実施例を図について説明する。
第2図〜第5図において、8A、8Bは分配器で、一端
中央部に設けた孔9 a 、9 bに輸送管1A、1B
が接続され、他端には、輸送管IA、IBの曲り部a
1.b 1に至る直線部即ち上流管部a2.b2の中心
線に直角で、かつ上記分配器8A、8Bのセンター即ち
上記孔9a、9bのセンターから等しい距離にある所定
位置に上記輸送管IA、IBより小径の2個の第1及び
第2の孔10a、10bがおいている。
中央部に設けた孔9 a 、9 bに輸送管1A、1B
が接続され、他端には、輸送管IA、IBの曲り部a
1.b 1に至る直線部即ち上流管部a2.b2の中心
線に直角で、かつ上記分配器8A、8Bのセンター即ち
上記孔9a、9bのセンターから等しい距離にある所定
位置に上記輸送管IA、IBより小径の2個の第1及び
第2の孔10a、10bがおいている。
11 A、11 A、11 B、11 Bは各々第1及
び第2の配送管で、上記分配器8A、8Bの他端におい
ている上記輸送管IA、IBより小径の第1及び第2の
孔10 a 、10 bに接続され、この孔と同径を有
している。
び第2の配送管で、上記分配器8A、8Bの他端におい
ている上記輸送管IA、IBより小径の第1及び第2の
孔10 a 、10 bに接続され、この孔と同径を有
している。
また第3図〜第5図は、上記分配器8A、8B部分の詳
細図で、上記分配器8A、8Bはそれぞれ、ブツシュ9
A、9 B、10 A、10 Bから成り立っており
、一時滞留室10Rが内部に形成されている。
細図で、上記分配器8A、8Bはそれぞれ、ブツシュ9
A、9 B、10 A、10 Bから成り立っており
、一時滞留室10Rが内部に形成されている。
そして第3図、第4図では、輸送管IA、IBの立上り
部の長さが1寸法のように非常に短くなった場合を示し
ている。
部の長さが1寸法のように非常に短くなった場合を示し
ている。
第2図は、便宜上輸送管1A、IBの長さを、第1図に
近いスペースで書いているが、第3図、第4図のように
、輸送管1A、1Bの立上り部の長さを1寸法のように
短くすることによって、限られたスペースでの配管装置
に適用できるものである。
近いスペースで書いているが、第3図、第4図のように
、輸送管1A、1Bの立上り部の長さを1寸法のように
短くすることによって、限られたスペースでの配管装置
に適用できるものである。
なお、その他の構成は従来と同様であるので説明を省略
する。
する。
以下この考案の一実施例の動作について説明する。
熱交換器5を蒸発器として用いる場合は、液体状の冷媒
が輸送管1Aから分配器8Aへ流入する。
が輸送管1Aから分配器8Aへ流入する。
しかるに第3図、第4図のように輸送管1Aの立上り部
の長さ1が短い場合、冷媒は曲り部a1で、中央より内
側の冷媒は速度が減じ、中央より外側の冷媒は速度が増
加して偏流を起し分配器8Aに入ってくる。
の長さ1が短い場合、冷媒は曲り部a1で、中央より内
側の冷媒は速度が減じ、中央より外側の冷媒は速度が増
加して偏流を起し分配器8Aに入ってくる。
しかるに分配器8Aのブツシュ10Aには輸送管1Aよ
り小径の配送管11Aが輸送管1Aに対し等しい関係位
置で接続されており、輸送管1Aから多量の冷媒が分配
器8Aに流入してもそのまま配送管11Aへ押し出すこ
とはできない。
り小径の配送管11Aが輸送管1Aに対し等しい関係位
置で接続されており、輸送管1Aから多量の冷媒が分配
器8Aに流入してもそのまま配送管11Aへ押し出すこ
とはできない。
したがってこれら多量の冷媒は、ブツシュ9AとIOA
で形成されている分配器8A内の一時滞留室10R内に
一時滞留することになる。
で形成されている分配器8A内の一時滞留室10R内に
一時滞留することになる。
このように滞留した冷媒は分配器8A内で均等な圧力と
なろうとする。
なろうとする。
ここで完全に均等な圧力にするためには一時滞留室10
Rは極めて大きくする必要がある。
Rは極めて大きくする必要がある。
そこでこの考案では、第1及び第2の配送管11 A、
11 Aの上流側端面を一時滞留室10R内に開口しし
かもこれら各開口の中心を結ぶ線が輸送管1Aの上流管
部a2.b2の中心線と直角をなすように、各開口位置
を制限したことにより、一時滞留室10Rを小さくして
も冷媒の流速の相違による偏流の影響を殆んど受けなく
なる。
11 Aの上流側端面を一時滞留室10R内に開口しし
かもこれら各開口の中心を結ぶ線が輸送管1Aの上流管
部a2.b2の中心線と直角をなすように、各開口位置
を制限したことにより、一時滞留室10Rを小さくして
も冷媒の流速の相違による偏流の影響を殆んど受けなく
なる。
即ち、第4図、第5図において、イの部位と口の部位と
では、曲り部a 1.b 1の影響で冷媒の流速は可成
り異なるが、第3図、第5図におけるハの部位と二の部
位とでは冷媒の流速は殆んど同じであるので、このハ、
二の部位に対応して、各配送管11 A、11 Aの各
上流側端面を開口することにより、偏流を抑制でき、配
送管11 A、11 Aへの均等な分流が可能となるの
である。
では、曲り部a 1.b 1の影響で冷媒の流速は可成
り異なるが、第3図、第5図におけるハの部位と二の部
位とでは冷媒の流速は殆んど同じであるので、このハ、
二の部位に対応して、各配送管11 A、11 Aの各
上流側端面を開口することにより、偏流を抑制でき、配
送管11 A、11 Aへの均等な分流が可能となるの
である。
即ち、一時滞留室10Rを小さくしても、各配送管11
A、11 Aへの均等な分配が可能となるのである。
A、11 Aへの均等な分配が可能となるのである。
また熱交換器5を凝縮器として用いる場合は、矢印Bの
ように冷媒の流れが逆になる。
ように冷媒の流れが逆になる。
なお、上記実施例では、フィン付熱交換器の場合を示し
たが、他のどのような熱交換器でもよく、上記実施例と
同様の効果を奏する。
たが、他のどのような熱交換器でもよく、上記実施例と
同様の効果を奏する。
以上のようにこの考案によれば、分配器を小形にでき、
しかも冷媒を各配送管に均等に分配できる効果がある。
しかも冷媒を各配送管に均等に分配できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱交換器の配管装置を示す概略図、第2
図はこの考案の一実施例による熱交換器の配管装置を示
す概略図、第3図、第4図は第2図のC部拡大断面図、
第5図は第4図の下面図である。 図において、I A、I A、I B、I Bは輸送管
、al。 blは曲り部、a2.b2は上流管部、5,5は熱交換
器、8A、8Bは分配器、9a、9bは孔、10 a
、10 bは小孔、IORは一時滞留室、11 A、1
1 A、11 B、11Bは配送管である。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
図はこの考案の一実施例による熱交換器の配管装置を示
す概略図、第3図、第4図は第2図のC部拡大断面図、
第5図は第4図の下面図である。 図において、I A、I A、I B、I Bは輸送管
、al。 blは曲り部、a2.b2は上流管部、5,5は熱交換
器、8A、8Bは分配器、9a、9bは孔、10 a
、10 bは小孔、IORは一時滞留室、11 A、1
1 A、11 B、11Bは配送管である。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 曲り部とこの曲り部より上流側の上流管部とを有した冷
媒輸送管と、この冷媒輸送管に連結され上記冷媒輸送管
の下流側の端面開口から供給された冷媒を一時滞留させ
る一時滞留室を有した分配器と、この分配器に連結され
てそれぞれ上流側端面が上記一時滞留室に開口しこれら
各開口の中心を結ぶ線が上記上流管部の中心線とほぼ直
角をなすように上記各開口が配設されると共に下流端が
夫々熱交換器に連通され夫々上記輸送管より径が小さい
第1及び第2の配送管とを備えた熱交換器の配管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394379U JPS593356Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 熱交換器の配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394379U JPS593356Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 熱交換器の配管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5688069U JPS5688069U (ja) | 1981-07-14 |
JPS593356Y2 true JPS593356Y2 (ja) | 1984-01-30 |
Family
ID=29684707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17394379U Expired JPS593356Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 熱交換器の配管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593356Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442119B1 (ko) * | 2001-10-26 | 2004-08-02 | 주식회사 코벡엔지니어링 | 열교환기 |
JP2010261642A (ja) * | 2009-05-01 | 2010-11-18 | S−Spec株式会社 | 凝縮器およびこれを備えた空調装置 |
JP2017053515A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド | 空気調和機 |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP17394379U patent/JPS593356Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5688069U (ja) | 1981-07-14 |
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