JPH07120106A - 片面粘着性ゴムシ−ト - Google Patents

片面粘着性ゴムシ−ト

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Publication number
JPH07120106A
JPH07120106A JP5289869A JP28986993A JPH07120106A JP H07120106 A JPH07120106 A JP H07120106A JP 5289869 A JP5289869 A JP 5289869A JP 28986993 A JP28986993 A JP 28986993A JP H07120106 A JPH07120106 A JP H07120106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber sheet
adhesive
pressure
sheet
sensitive adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP5289869A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Takumi
勝 工
Minoru Morimoto
本 稔 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sangyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Sangyo Co Ltd filed Critical Koyo Sangyo Co Ltd
Priority to JP5289869A priority Critical patent/JPH07120106A/ja
Publication of JPH07120106A publication Critical patent/JPH07120106A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ル−ムエアコン、カ−エアコン等のコンプレッ
サ−用キャピラリ−部分に巻かれて使用される防振シ−
トとして、折曲げた時の反発力が小さく、耐熱性に優
れ、高温下で伸び、落下あるいは変形することが無く、
容易に生産でき、ブロッキングする心配が無いゴムシ−
トを得る。 【構成】ゴムシ−トと、感圧接着剤付き不織布の不織布
面を、接着剤により貼り合わせて構成する。必要に応じ
て、該ゴムシ−トの接着面でない片面に、ブロッキング
防止塗料を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ル−ムエアコン、カ
−エアコン等のコンプレッサ−用キャピラリ−部分に巻
かれて使用される防振シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】ルームエアコン、カーエアコン等の騒音
や振動を低減する目的で、一般にブチルゴム等の自己粘
着性を有するシートが、コンプレッサー用キャピラリー
チューブに巻かれて使用される。ゴムの自己粘着性は相
当量のオイル及びタッキファイヤーをゴムに配合するこ
とにより付与することができる。自己粘着性を有するゴ
ムシート(6)を使用する場合、両面ともに粘着性を有
するために、保管する場合には離型紙等でブロッキング
しない様に対策が必要であり、また、貼りつけ時に手に
もべたつかない様に、自己粘着性ゴムシートのおもて面
にポリエチレンフィルム(7)やネットを貼りあわせた
ものが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自己粘
着性を有するゴムシートのおもて面にフィルムやネット
を貼りあわせてなる従来のゴムシートでは、2層構造と
なっているために、シートを折り曲げたときの反発力が
強く、巻きつけた後長時間使用しているうちに剥離する
ことが多かった。生産時においては、製品自体の粘着性
の為に、取扱が難しく、押し出し機で製品の幅と厚みに
押し出した後、ギロチンカッターで素早く切断する方法
に限定された。また、保管、輸送時には、ゴムシートの
表面はフィルム等で被覆されているにもかかわらず、す
べての面を完全に被覆することはできないので、切り口
等の粘着性が、ブロッキングの原因となり、また、使用
する離型紙も両面離型のものを使用する必要があった。
【0004】使用時には、エアコンのキャピラリーチュ
ーブは130℃以上になることがある。しかし、自己粘
着性を有するゴムシートでは、多量に配合されるタッキ
ファイヤーが耐熱性の妨げになる上、高温下ではゴムが
柔らかくなって、伸び、落下あるいは変形するトラブル
が多かった。この発明は、これらの問題点をすべて解決
したもので、折り曲げた時の反発力が小さく、耐熱性に
優れ、高温下で伸び、落下あるいは変形することが無
く、容易に生産でき、ブロッキングする心配が無いゴム
シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明は、ゴムシート
と、感圧接着剤付き不織布の不織布面を接着剤により貼
り合わせることを特徴とする。ゴムシートとしてはブチ
ルゴムにプロセスオイルと無機充填剤を配合し、柔軟性
には富むが自己粘着性の無いものが使用できる。不織布
としては、耐熱性のあるポリエステル等の材料が好まし
い。高温下では、ゴムシートは軟化するが、不織布がゴ
ムシートを補強する為に伸び、落下あるいは変形したり
することが無い。
【0006】感圧接着剤としては、耐熱性と耐水性に優
れるという点で溶剤系アクリル、またはゴム系が好まし
い。ゴムシートと不織布を接着するのに適当な接着剤と
しては、エポキシ系、ウレタン系、ゴム系等の他、水系
ドライラミネ−ト接着剤、ホットメルト系接着剤及び上
記の感圧接着剤も使用できる。プロセスオイルとして
は、ブチルゴムと相溶性が良い、パラフィン系あるいは
ナフテン系のものが好ましい。無機充填剤は、炭酸カル
シウム、酸化鉄、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、
マイカ、カーボン等を、目的に応じて使い分ける。防振
性は、比重と相関関係があるので、酸化鉄や硫酸バリウ
ムを配合して比重を高めるのが好ましい。
【0007】片面粘着性ゴムシートに感圧接着剤を塗工
する方法としては、インラインで行うのが生産性の点で
好ましいが、溶剤系感圧接着剤を直接インラインで塗布
しようとすると、感圧接着剤に含まれる溶剤による作業
環境の悪化の問題がある上、ゴムシートの生産速度と感
圧接着剤の乾燥速度の同期が取りにくく、ライントラブ
ルになる。本発明では、それを解決する為にあらかじ
め、感圧接着剤を専用ラインで不織布に塗布しておいた
ものを現場でラミネート加工する。この場合、不織布
は、感圧接着剤塗工の為の保持体の役割も同時に果た
し、これにより高い生産性及び、優れた厚み精度が可能
となった。
【0008】こうして得られた、片面粘着性ゴムシート
は、更に、表面にブロッキング防止塗料を塗布すること
によりブロッキング性、べたつき、手の汚れが無くな
る。ブロッキング防止塗料としては、アクリル、酢酸ビ
ニル、SBR等のエマルジョンが使用できる。
【0009】
【実施例】
実施例1:加圧式ニーダーでブチルゴム、硫酸バリウ
ム、プロセスオイルを混練した後、カレンダーロールで
成形し、厚み7mmのゴムシートを得た。これの片面
に、あらかじめアクリル系感圧接着剤を塗布して離型紙
をラミネートしておいた不織布の、不織布面を、エポキ
シ接着剤を用いて接着して、片面粘着性ゴムシートを得
た。得られたゴムシートを、キャピラリーチューブに巻
いて、耐熱テストをしたところ、150℃においても落
下は無かった。更に打ち抜きプレスで打ち抜いたとこ
ろ、抜き型にくっつくことなく打ち抜くことが可能であ
った。感圧接着剤面のSUS板との接着強度を測定した
ところ、引っ張り速度200mm/分での180度ピー
リング強度は3.6kg/インチであった。
【1010】実施例2:実施例1で得られた、片面粘着
性ゴムシートの、粘着とは反対の面に、酢酸ビニルエマ
ルジョンよりなるブロッキング防止塗料を塗布、乾燥し
た。こうして得られたシートを、50℃で積み重ね、ブ
ロッキングテストを行ったところ、ブロッキングは無
く、軽く剥すことができた。
【1011】比較例1:加圧式ニーダーでブチルゴム、
硫酸バリウム、プロセスオイル、タッキファイヤーを混
練した後、押し出し機で押し出して、厚さ7mmの自己
粘着性ゴムシートを得た。
得られた自己粘着性ゴムシートをキャピ
ラリーチューブに巻いて、耐熱テストを行ったところ、
130℃では伸び、150℃では落下した。抜きテスト
では、抜き型にべとつくので打ち抜くことができなかっ
た。感圧接着剤面のSUS板との接着強度を測定したと
ころ、引っ張り速度200mm/分での180度ピーリ
ング強度1.5kg/インチのところで材料切れを起こ
した。
【1012】
【発明の効果】この発明の構成によって、従来の自己粘
着性ゴムシートの欠点であった、高温下での伸び、落下
と、耐熱性、ブロッキングを同時に解決した。フィルム
が無いので、反発による口開きがなくなった。従来は不
可能であった打ち抜き加工や、カレンダーによる大きな
サイズでの成形が可能となった。引っ張っても伸びない
ので、使用時の寸法精度が良く、使いやすい上、不織布
の補強効果により、感圧接着剤の接着強度は従来に比べ
て大幅に向上した。
【1013】また、ブロッキング防止塗料を用いること
により、反発性を与えずに、ブロッキング性、べとつき
を改良することも可能であった。更に、直接ゴムシート
に粘着加工する場合には困難であったインライン粘着加
工をも可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示した説明図
【図2】この発明の実施例の構成を示した説明図
【図3】従来の片面粘着性ゴムシ−トの構成を示した説
明図
【符号の説明】
1 ゴムシート 2 感圧接着剤 3 不織布 4 接着剤 5 ブロッキング防止塗料 6 自己粘着性ゴムシート 7 ポリエチレンフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムシート(1)と、感圧接着剤(2)付
    き不織布(3)の不織布面を接着剤(4)により貼り合
    わせてなる、エアコンのキャピラリー用防振ゴムシート
  2. 【請求項2】ゴムシート(1)の片面にブロッキング防
    止塗料(5)を塗布し、他方の面と感圧接着剤(2)付
    き不織布(3)の不織布面を接着剤(4)により貼り合
    わせてなる、エアコンのキャピラリー用防振ゴムシート
  3. 【請求項3】ゴムシート(1)と、感圧接着剤(2)付
    き不織布(3)の不織布面を接着剤(4)により貼り合
    わせることによる、エアコンのキャピラリー用防振ゴム
    シートの製造方法
JP5289869A 1993-10-27 1993-10-27 片面粘着性ゴムシ−ト Pending JPH07120106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5289869A JPH07120106A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 片面粘着性ゴムシ−ト

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JP5289869A JPH07120106A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 片面粘着性ゴムシ−ト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07120106A true JPH07120106A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17748821

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5289869A Pending JPH07120106A (ja) 1993-10-27 1993-10-27 片面粘着性ゴムシ−ト

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JP (1) JPH07120106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013134843A1 (pt) 2012-03-15 2013-09-19 Electrolux Do Brasil S.A. Aparelho condicionador de ar com amortecedor de vibrações

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013134843A1 (pt) 2012-03-15 2013-09-19 Electrolux Do Brasil S.A. Aparelho condicionador de ar com amortecedor de vibrações

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