JPH06172719A - 片面粘着性ゴムシ−ト - Google Patents
片面粘着性ゴムシ−トInfo
- Publication number
- JPH06172719A JPH06172719A JP35214392A JP35214392A JPH06172719A JP H06172719 A JPH06172719 A JP H06172719A JP 35214392 A JP35214392 A JP 35214392A JP 35214392 A JP35214392 A JP 35214392A JP H06172719 A JPH06172719 A JP H06172719A
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- JP
- Japan
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- sheet
- rubber sheet
- rubber
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- parts
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】表面にフィルム等を積層しないことによって、
折曲げた時の反発力を小さくし、かつ、ブロッキングし
ない防音・防振用ゴムシ−トを得る。 【構成】ブチルゴム100重量部に対し、オイル20〜
70重量部、硫酸バリウム及び/又は酸化鉄100〜1
000重量部を含む比重2以上のシ−ト状物の片面に粘
着剤を塗布することにより構成される。
折曲げた時の反発力を小さくし、かつ、ブロッキングし
ない防音・防振用ゴムシ−トを得る。 【構成】ブチルゴム100重量部に対し、オイル20〜
70重量部、硫酸バリウム及び/又は酸化鉄100〜1
000重量部を含む比重2以上のシ−ト状物の片面に粘
着剤を塗布することにより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ル−ムエアコン、カ
−エアコン等のコンプレッサ−用キャピラリ−部分に巻
かれて使用される防振シ−トに関する。
−エアコン等のコンプレッサ−用キャピラリ−部分に巻
かれて使用される防振シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】ル−ムエアコン、カ−エアコン等の騒音
や振動を低減する目的で、一般に、ブチルゴム等の自己
粘着性を有するシ−トが、コンプレッサ−用キャビラリ
−チュ−ブに巻かれて使用される。ゴムの自己粘着性
は、相当量のオイル及びタッキファイヤ−(粘着付与
剤)を、ゴムに配合することにより、付与することがで
きる。しかしながら、自己粘着性を有するゴムシ−トを
使用した場合、両面共に粘着性を有するために、保管す
る場合には、離型紙等でブロッキングしないように対策
する必要があり、また、貼付け時の作業効率も低下す
る。さらに、貼付け後、ゴミやほこりが付着する等の問
題があった。この問題を解決するために、自己粘着性を
有するゴムシ−トの、片面にポリエチレンフィルムや、
ネット等を貼り合わせたものが使用されてきた。
や振動を低減する目的で、一般に、ブチルゴム等の自己
粘着性を有するシ−トが、コンプレッサ−用キャビラリ
−チュ−ブに巻かれて使用される。ゴムの自己粘着性
は、相当量のオイル及びタッキファイヤ−(粘着付与
剤)を、ゴムに配合することにより、付与することがで
きる。しかしながら、自己粘着性を有するゴムシ−トを
使用した場合、両面共に粘着性を有するために、保管す
る場合には、離型紙等でブロッキングしないように対策
する必要があり、また、貼付け時の作業効率も低下す
る。さらに、貼付け後、ゴミやほこりが付着する等の問
題があった。この問題を解決するために、自己粘着性を
有するゴムシ−トの、片面にポリエチレンフィルムや、
ネット等を貼り合わせたものが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自己粘
着性を有するゴムシ−トの片面にフィルムやネットを貼
り合わせて成る従来のゴムシ−トでは、2層構造となっ
ているために、シ−トを折曲げたときに反発力が強く、
また、ゴムシートに自己粘着性を付与するために配合さ
れた多量のオイルやタッキファイヤが、ゴムシートの耐
熱性、老化性を著しく低下させるので、キャピラリ−に
長時間巻き付けて使用するときは、剥離しやすかった。
着性を有するゴムシ−トの片面にフィルムやネットを貼
り合わせて成る従来のゴムシ−トでは、2層構造となっ
ているために、シ−トを折曲げたときに反発力が強く、
また、ゴムシートに自己粘着性を付与するために配合さ
れた多量のオイルやタッキファイヤが、ゴムシートの耐
熱性、老化性を著しく低下させるので、キャピラリ−に
長時間巻き付けて使用するときは、剥離しやすかった。
【0004】また、生産時においては、製品自体の粘着
性の為に、取り扱いが難しく、押し出し機で製品の幅と
厚みに押し出した後、ギロチンカッタ−で素早く切断す
るという方法に限定された。保管、輸送時には、ゴムシ
−トの表面はフィルム等で被覆されているにもかかわら
ず、すべての面を完全に被覆することはできないので、
切り口等の粘着性が、ブロッキングの原因となり、ま
た、使用する離型紙も、両面離型のものを使用する必要
があった。ゴムシ−トの防振性能を決定する重要な因子
の一つは、ゴムシ−トの比重である。一般に比重が高い
ほど、防振性能も高いので、高比重のゴムシ−トが望ま
れていた。しかしながら、ゴムシ−トに多量に含まれる
オイルやタッキファイヤ−が、全体の比重を低下するの
で、防振性能にも限界があった。
性の為に、取り扱いが難しく、押し出し機で製品の幅と
厚みに押し出した後、ギロチンカッタ−で素早く切断す
るという方法に限定された。保管、輸送時には、ゴムシ
−トの表面はフィルム等で被覆されているにもかかわら
ず、すべての面を完全に被覆することはできないので、
切り口等の粘着性が、ブロッキングの原因となり、ま
た、使用する離型紙も、両面離型のものを使用する必要
があった。ゴムシ−トの防振性能を決定する重要な因子
の一つは、ゴムシ−トの比重である。一般に比重が高い
ほど、防振性能も高いので、高比重のゴムシ−トが望ま
れていた。しかしながら、ゴムシ−トに多量に含まれる
オイルやタッキファイヤ−が、全体の比重を低下するの
で、防振性能にも限界があった。
【0005】この発明は、これらの問題点をすべて解決
したもので、折曲げた時の反発力が小さく、耐熱性、耐
老化性に優れ、容易に生産でき、フィルム等で表面を被
覆しなくてもブロッキングする心配がなく、さらに防振
性能にも優れたゴムシ−トを提供することを目的とす
る。
したもので、折曲げた時の反発力が小さく、耐熱性、耐
老化性に優れ、容易に生産でき、フィルム等で表面を被
覆しなくてもブロッキングする心配がなく、さらに防振
性能にも優れたゴムシ−トを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ブチルゴム
100重量部に対し、オイル20〜70重量部、硫酸バ
リウム及び/又は酸化鉄100〜1000重量部を含む
比重2以上のシ−ト状物の片面に粘着剤を塗布したこと
を特徴とする。また、これを生産する場合には、以上の
ように配合されたブチルゴム混合物を、押し出し機、又
はカレンダ−ロ−ルによってシ−ト状に成形し、打ち抜
きによりサイジングすることによる。
100重量部に対し、オイル20〜70重量部、硫酸バ
リウム及び/又は酸化鉄100〜1000重量部を含む
比重2以上のシ−ト状物の片面に粘着剤を塗布したこと
を特徴とする。また、これを生産する場合には、以上の
ように配合されたブチルゴム混合物を、押し出し機、又
はカレンダ−ロ−ルによってシ−ト状に成形し、打ち抜
きによりサイジングすることによる。
【0007】ブチルゴムは、天然ゴム等と比較して、耐
熱性、耐老化性に優れており、また、タイヤのチュ−ブ
等の産業廃棄物から再生することもできるので、コスト
の面からも適している。充填剤は、高比重を達成するた
めに、硫酸バリウムや酸化鉄を単独または、炭酸カルシ
ウム等を併用して用いることが好ましい。オイルとして
は、ブチルゴムと相溶性の良いナフテン系のものが好ま
しいが、これに限定されるものではない。粘着剤として
は、溶剤系アクリル、ゴム系が好ましく、これ以外に
は、水系アクリル等の粘着剤も使用できる。
熱性、耐老化性に優れており、また、タイヤのチュ−ブ
等の産業廃棄物から再生することもできるので、コスト
の面からも適している。充填剤は、高比重を達成するた
めに、硫酸バリウムや酸化鉄を単独または、炭酸カルシ
ウム等を併用して用いることが好ましい。オイルとして
は、ブチルゴムと相溶性の良いナフテン系のものが好ま
しいが、これに限定されるものではない。粘着剤として
は、溶剤系アクリル、ゴム系が好ましく、これ以外に
は、水系アクリル等の粘着剤も使用できる。
【0008】
実施例1:加圧式ニ−ダで再生ブチルゴム20Kg、硫
酸バリウム100Kg、オイル(エッソプロセスオイル
L−2)8Kgを充分混練した後、これを押し出し機及
びTダイで厚さ5mm、幅500mmに押し出し、柔軟
性のあるゴムシ−トを得た。このシ−トに溶剤系アクリ
ル粘着剤を転写加工し、打ち抜き機で所定の形に打ち抜
いた後、エアコンでの実機テストを行なった。得られた
ゴムシートの比重は、2.5で、耐熱性、耐振性、打ち
抜き性、老化性共に良好であった。
酸バリウム100Kg、オイル(エッソプロセスオイル
L−2)8Kgを充分混練した後、これを押し出し機及
びTダイで厚さ5mm、幅500mmに押し出し、柔軟
性のあるゴムシ−トを得た。このシ−トに溶剤系アクリ
ル粘着剤を転写加工し、打ち抜き機で所定の形に打ち抜
いた後、エアコンでの実機テストを行なった。得られた
ゴムシートの比重は、2.5で、耐熱性、耐振性、打ち
抜き性、老化性共に良好であった。
【0009】実施例2:二本ロ−ルで、再生ブチルゴム
6Kg、炭酸カルシウム10Kg、酸化鉄20Kg、オ
イル(日石ポリブテンLV−50)3Kgを充分に混練
した後、これをカレンダ−ロ−ルで7mm厚に圧延成型
した。これに水系粘着剤を直接塗布し、乾燥、離型紙ラ
ミネ−ト、打ち抜き後、実施例1と同様にテストしたと
ころ、良好な結果が得られた。
6Kg、炭酸カルシウム10Kg、酸化鉄20Kg、オ
イル(日石ポリブテンLV−50)3Kgを充分に混練
した後、これをカレンダ−ロ−ルで7mm厚に圧延成型
した。これに水系粘着剤を直接塗布し、乾燥、離型紙ラ
ミネ−ト、打ち抜き後、実施例1と同様にテストしたと
ころ、良好な結果が得られた。
【0010】
【発明の効果】この発明の構成によって、従来のフィル
ムを貼り合わせた自己粘着性ゴムシ−トの欠点であった
フィルムの反発力によるゴムシ−トのはがれ、高温下で
のたれ、耐熱性、ブロッキングを同時に解決した。さら
に、従来は不可能であった打ち抜き加工や、カレンダ−
成型が可能となった。これによって、大きなサイズでゴ
ムシ−トを製造、在庫し、必要に応じて所要の形状、寸
法に打ち抜き加工することができるので、非常に効率的
である。また、従来のように、押し出しサイズにより製
品の形状、寸法が制限を受けることなく、所要の厚み、
形状、寸法の製品を容易に生産することが可能となっ
た。
ムを貼り合わせた自己粘着性ゴムシ−トの欠点であった
フィルムの反発力によるゴムシ−トのはがれ、高温下で
のたれ、耐熱性、ブロッキングを同時に解決した。さら
に、従来は不可能であった打ち抜き加工や、カレンダ−
成型が可能となった。これによって、大きなサイズでゴ
ムシ−トを製造、在庫し、必要に応じて所要の形状、寸
法に打ち抜き加工することができるので、非常に効率的
である。また、従来のように、押し出しサイズにより製
品の形状、寸法が制限を受けることなく、所要の厚み、
形状、寸法の製品を容易に生産することが可能となっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】ブチルゴム100重量部に対し、オイル2
0〜70重量部、硫酸バリウム及び/又は酸化鉄100
〜1000重量部を含む比重2以上のシ−ト状物の片面
に粘着剤を塗布したことを特徴とするエアコンのキャピ
ラリ−用防振ゴムシ−ト - 【請求項2】ブチルゴム100重量部に対し、オイル2
0〜70重量部、硫酸バリウム及び/又は酸化鉄100
〜1000重量部を含む比重2以上の混合物を、押し出
し機、又はカレンダ−ロ−ルによってシ−ト状に成形
し、打ち抜きによりサイジングすることを特徴とするエ
アコンのキャピラリ−用防振ゴムシ−トの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35214392A JPH06172719A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 片面粘着性ゴムシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35214392A JPH06172719A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 片面粘着性ゴムシ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172719A true JPH06172719A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18422075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35214392A Pending JPH06172719A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 片面粘着性ゴムシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06172719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0821485A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Koyo Sangyo Kk | 片面自己接着性ゴムシ−ト |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35214392A patent/JPH06172719A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0821485A (ja) * | 1994-07-08 | 1996-01-23 | Koyo Sangyo Kk | 片面自己接着性ゴムシ−ト |
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