JP4574526B2 - 表面保護用フィルム基材、ならびに、表面保護用粘着フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
表面保護用フィルム基材、ならびに、表面保護用粘着フィルムおよびその製造方法 Download PDFInfo
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少なくとも3層が積層されている積層フィルムからなる表面保護用フィルム基材であって、前記積層フィルムの両最外層は結晶性ポリオレフィン層(a1)であり、かつ両最外層に挟まれた中間層はスチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)を少なくとも1層有することを特徴とする。
前記フィルム基材は、少なくとも3層が積層されている積層フィルムからなり、前記積層フィルムの両最外層は結晶性ポリオレフィン層(a1)であり、かつ両最外層に挟まれた中間層はスチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)を少なくとも1層有することを特徴とする。
少なくとも3層が積層されている積層フィルムからなる表面保護用フィルム基材であって、前記積層フィルムの両最外層は結晶性ポリオレフィン層(a1)であり、かつ両最外層に挟まれた中間層はスチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)を少なくとも1層有することを特徴とする。
中間層を構成する樹脂として、スチレン−ブタジエンランダム共重合体の水素添加物であるSOEエラストマー(商品名:S.O.E−SS L601、旭化成社製)を用いた。最外層を構成する樹脂として、ホモポリプロピレン(結晶性、商品名:F−704NP、出光石油化学社製)を用いた。
中間層を構成する樹脂として、スチレン−ブタジエンランダム共重合体の水素添加物であるSOEエラストマー(商品名:S.O.E−SS L601、旭化成社製)100重量部に対してホモポリプロピレン(結晶性、商品名:F−704NP、出光石油化学社製)30重量部を用いたこと、ならびに粘着剤層としてゴム系粘着剤(ポリイソブチレン(商品名:ビスタネックスMML−100、エクソン社製PIB)100重量部および粘着付与樹脂(商品名:エステルガムH、荒川工業社製TF)100重量部からなるもの)を用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
中間層を構成する樹脂として、スチレン−ブタジエンランダム共重合体の水素添加物であるSOEエラストマー(商品名:S.O.E−SS L601、旭化成社製)を用いた。
実施例1において、基材フィルムの中間層としてSEBSエラストマー(商品名:ダイナロン 8600P、JSR社製)を用いたこと、ならびに粘着剤層の乾燥後の厚さを7μmとしたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
実施例1において、基材フィルムの中間層としてSEPSエラストマー(商品名:セプトン 2063、クレラ社製)を用いたこと、ならびに粘着剤層の乾燥後の厚さを7μmとしたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
実施例1において、基材フィルムとしてLDPE(商品名:ノバテックLD LF440C、日本ポリエチレン社製)を用いたこと、ならびに粘着剤層の乾燥後の厚さを7μmとしたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
実施例1において、基材フィルムとしてPP(商品名:ノバテックPP BC3F、日本ポリプロピレン社製)を用いたこと、ならびに粘着剤層の乾燥後の厚さを7μmとしたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
実施例1において、基材フィルムとしてSOEエラストマー(商品名:S.O.E−SS L601、旭化成社製)を用いたこと、ならびに粘着剤層の乾燥後の厚さを7μmとしたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
実施例1において、基材フィルムの中間層としてポリプロピレンよりなるハードセグメント100重量部と、エチレン−プロピレンゴムよりなるソフトセグメント80重量部とを有する樹脂(商品名:KS−021P、サンアロマー社製)を用いたこと以外は実施例2と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
比較例6と同様の3層基材フィルムを用いたこと以外は実施例1と同様にして表面保護用粘着フィルムを得た。
残留応力を測定するために、表面保護用粘着フィルムから試験片(幅20mm,長さ100mm)を作製した。これをチャック間50mmで設置し、該試験片の変形量が10%となるまで速度300mm/minで延伸し、その後、5分間放置して試験片に発生している応力を測定することにより行った。測定雰囲気温度は23℃とした。
表面保護用粘着フィルムから試験片(100mmφ)を作製した。これをステンレス板(SUS304BA、0.4mm厚)に貼付して、プレス機(AIDA社製60tプレス機)を用いて、40mm角筒絞り、絞り深20mmの絞り加工を行った。その際、フィルムの破れ、浮き(剥がれ)の発生、打痕の発生の有無を調べた。これらの発生しなかったものを「○」、発生したものを「×」とした。
上記の加工終了後に表面保護用粘着フィルムをステンレス板から剥離して、剥離作業性についての評価を行った。なお、剥離作業性の評価は剥離時に粘着フィルムが裂けたりしないか(裂け性)、またフィルムが必要以上に伸びてしまし、作業が困難とならないか(作業性)の2項目について行った。これが原因で剥離作業性が低下しなければ「○」、剥離作業性が低下すれば「×」とした。
粘着力の測定は、被着体としてステンレス板(日本金属工業社製、製品名:SVS 430BA)を用いて測定した。
表面保護用粘着フィルムを、ステンレス板(SUS304BA,0.4mm厚)にハンドローラで貼合わせる際に、当該フィルムにカールが発生するか否かについて評価した。カールが発生しなければ「○」、カールが発生すれば「×」とした。
B:粘着剤層
a1:最外層の結晶性ポリオレフィン層
a2:中間層のスチレン−ジエンランダム共重合体層
Claims (8)
- 少なくとも3層が積層されている積層フィルムからなる表面保護用フィルム基材であって、
前記積層フィルムの両最外層は結晶性ポリオレフィン層(a1)であり、かつ両最外層に挟まれた中間層はスチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)を少なくとも1層有し、
前記結晶性ポリオレフィン層が、結晶性ポリプロピレン層であることを特徴とする表面保護用フィルム基材。 - 前記スチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)は、スチレン−ブタジエンランダム共重合の水素添加物層であることを特徴とする請求項1に記載の表面保護用フィルム基材。
- 請求項1または2に記載の表面保護用フィルム基材の片面に粘着剤層を有することを特徴とする表面保護用粘着フィルム。
- 前記フィルム基材と前記粘着剤層が共押出成形により一体に形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の表面保護用粘着フィルム。
- 前記表面保護用粘着フィルムは、変形量が10%である場合の残留応力が、6N/mm2以下となるものであることを特徴とする請求項3または4に記載の表面保護用粘着フィルム。
- フィルム基材と粘着剤層とを、共押出成形により一体に形成する工程を有する表面保護用粘着フィルムの製造方法であって、
前記フィルム基材は、少なくとも3層が積層されている積層フィルムからなり、前記積層フィルムの両最外層は結晶性ポリオレフィン層(a1)であり、かつ両最外層に挟まれた中間層はスチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)を少なくとも1層有し、
前記結晶性ポリオレフィン層が、結晶性ポリプロピレン層であることを特徴とする表面保護用粘着フィルムの製造方法。 - 前記スチレン−ジエンランダム共重合体層(a2)は、スチレン−ブタジエンランダム共重合の水素添加物層であることを特徴とする請求項6に記載の表面保護用粘着フィルムの製造方法。
- 前記表面保護用粘着フィルムは、変形量が10%である場合の残留応力が、6N/mm2以下となるものであることを特徴とする請求項6または7に記載の表面保護用粘着フィルムの製造方法。
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