JPH0711996Y2 - 用紙カッター装置 - Google Patents
用紙カッター装置Info
- Publication number
- JPH0711996Y2 JPH0711996Y2 JP8935888U JP8935888U JPH0711996Y2 JP H0711996 Y2 JPH0711996 Y2 JP H0711996Y2 JP 8935888 U JP8935888 U JP 8935888U JP 8935888 U JP8935888 U JP 8935888U JP H0711996 Y2 JPH0711996 Y2 JP H0711996Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable blade
- sheet
- cut
- stub
- blade
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、レシート,チケツト等の各種用紙を選択的に
フルカツト,スタブカツトする用紙カツター装置に関す
るものである。
フルカツト,スタブカツトする用紙カツター装置に関す
るものである。
従来の技術 近年の電子レジスタなどでは、例えば、レシート発行口
の内側などに、ハサミ状に設けた一対の刃を取付けてあ
る。これは、機器が発行するレシート等を所望の位置で
切断するためのものであり、ロール紙などの搬送路は、
これらの刃の間を通るように設けられている。ここで、
例えば、食券,各種チケツト等のようなものでは、業務
上の利便から、半券が得られる形態が望まれており、こ
れを可能とするため、スタブカツトが可能な用紙カツタ
ー装置が開発された。このスタブカツトとは、使用者が
チケツトなどを手で容易に二分できるよう、一部を切り
残して、略全幅に達する切込みを入れるものである。
の内側などに、ハサミ状に設けた一対の刃を取付けてあ
る。これは、機器が発行するレシート等を所望の位置で
切断するためのものであり、ロール紙などの搬送路は、
これらの刃の間を通るように設けられている。ここで、
例えば、食券,各種チケツト等のようなものでは、業務
上の利便から、半券が得られる形態が望まれており、こ
れを可能とするため、スタブカツトが可能な用紙カツタ
ー装置が開発された。このスタブカツトとは、使用者が
チケツトなどを手で容易に二分できるよう、一部を切り
残して、略全幅に達する切込みを入れるものである。
そこで、従来の用紙カツター装置の一例を第3図ないし
第8図に基いて説明する。この用紙カツター装置1で
は、例えば、平板状のベース2の前方に長方形の長孔3
が形成され、ここに用紙4が挿通されるようになつてい
る。また、一端に軸5が立設された長板状の固定刃6
は、その刃が前記長孔3の縁より突出した状態でベース
2に固定されている。一方、末端部が前記軸5に回動自
在に取付けられた可動刃7は、その先端近傍には鈍角の
曲折部8が形成され、略中央にはピン9が立設されてい
る。ここで、この可動刃7と前記固定刃6とはハサミ状
になつており、前記可動刃7が前記用紙4に直交する面
内で回動して前記固定刃6と擦り合うことにより、前記
用紙4は切断されるようになつている。一方、この可動
刃7の左後方には、ソレノイド10が前向きに前記ベース
2に固定されている。ここで、中央部11が前記ベース2
に揺動自在に軸支されたカツターアーム12は、その一端
13は前記ソレノイド10のロツド14に取付けられ、他端15
にはピン16が立設されている。一方、前記ソレノイド10
の前方の前記ベース2上には、近接してストツパ17,や
や離反してピン18が立設されている。ここで、このピン
18と前記カツターアーム12の前記一端13とにはスプリン
グ19は張架されており、このカツターアーム12は右回り
に付勢された状態で、前記ストツパ17に当接して停止し
ている。ここで、長板状の駆動アーム20は、先端に取付
孔21,末端にL型孔22が形成されており、この取付孔21
には前記可動刃7の前記ピン9が取付けられ、前記L型
孔22には前記カツターアーム12の前記ピン16がはめ込ま
れる。これにより、前記アーム12,20を介して、前記可
動刃7に駆動源が接続されている。この時、前記L型孔
22の長辺と、駆動アーム20の長手方向とは一致してお
り、この駆動アーム20が前記ピン9を中心に揺動する
と、前記ピン16がはまる位置は、前記L型孔22の長辺部
23から短辺末端24まで移動するようになつている。な
お、前記駆動アーム20は、前記ベース2の略中央に立設
されたピン25との間にスプリング26が張架されて、右方
に付勢されており、後述するスタブアーム27が右方から
当接するようになつている。また、前記ベース2の右側
後方には、ソレノイド28が後向きに固定されており、そ
のロツド29には揺動自在な前記スタブアーム27が取付け
られている。一方、このロツド29の前側にはピン30とス
トツパ31とが前記ベース2に立設されている。この時、
前記ソレノイド28に対する各部材27〜31の配置は、前述
したソレノイド10に対する各部材11〜19の配置と同一で
ある。ここで、前記スタブアーム27は、前記ベース2に
軸支された中央部32と、先端部33とが逆方向に曲折して
おり、例えば、クランク状に形成されている。このスタ
ブアーム27は、前記ピン30との間にスプリング34が張架
されて右回りに付勢されており、ストツパ31に当接して
停止している。すなわち、前記ソレノイド28が作動する
と、前記スタブアーム27を介して、前記駆動アーム20が
左右に揺動されるよう、各部材は配置されている。
第8図に基いて説明する。この用紙カツター装置1で
は、例えば、平板状のベース2の前方に長方形の長孔3
が形成され、ここに用紙4が挿通されるようになつてい
る。また、一端に軸5が立設された長板状の固定刃6
は、その刃が前記長孔3の縁より突出した状態でベース
2に固定されている。一方、末端部が前記軸5に回動自
在に取付けられた可動刃7は、その先端近傍には鈍角の
曲折部8が形成され、略中央にはピン9が立設されてい
る。ここで、この可動刃7と前記固定刃6とはハサミ状
になつており、前記可動刃7が前記用紙4に直交する面
内で回動して前記固定刃6と擦り合うことにより、前記
用紙4は切断されるようになつている。一方、この可動
刃7の左後方には、ソレノイド10が前向きに前記ベース
2に固定されている。ここで、中央部11が前記ベース2
に揺動自在に軸支されたカツターアーム12は、その一端
13は前記ソレノイド10のロツド14に取付けられ、他端15
にはピン16が立設されている。一方、前記ソレノイド10
の前方の前記ベース2上には、近接してストツパ17,や
や離反してピン18が立設されている。ここで、このピン
18と前記カツターアーム12の前記一端13とにはスプリン
グ19は張架されており、このカツターアーム12は右回り
に付勢された状態で、前記ストツパ17に当接して停止し
ている。ここで、長板状の駆動アーム20は、先端に取付
孔21,末端にL型孔22が形成されており、この取付孔21
には前記可動刃7の前記ピン9が取付けられ、前記L型
孔22には前記カツターアーム12の前記ピン16がはめ込ま
れる。これにより、前記アーム12,20を介して、前記可
動刃7に駆動源が接続されている。この時、前記L型孔
22の長辺と、駆動アーム20の長手方向とは一致してお
り、この駆動アーム20が前記ピン9を中心に揺動する
と、前記ピン16がはまる位置は、前記L型孔22の長辺部
23から短辺末端24まで移動するようになつている。な
お、前記駆動アーム20は、前記ベース2の略中央に立設
されたピン25との間にスプリング26が張架されて、右方
に付勢されており、後述するスタブアーム27が右方から
当接するようになつている。また、前記ベース2の右側
後方には、ソレノイド28が後向きに固定されており、そ
のロツド29には揺動自在な前記スタブアーム27が取付け
られている。一方、このロツド29の前側にはピン30とス
トツパ31とが前記ベース2に立設されている。この時、
前記ソレノイド28に対する各部材27〜31の配置は、前述
したソレノイド10に対する各部材11〜19の配置と同一で
ある。ここで、前記スタブアーム27は、前記ベース2に
軸支された中央部32と、先端部33とが逆方向に曲折して
おり、例えば、クランク状に形成されている。このスタ
ブアーム27は、前記ピン30との間にスプリング34が張架
されて右回りに付勢されており、ストツパ31に当接して
停止している。すなわち、前記ソレノイド28が作動する
と、前記スタブアーム27を介して、前記駆動アーム20が
左右に揺動されるよう、各部材は配置されている。
このような構成において、この用紙カツター装置1は、
所望の切換操作によりフルカツトとスタブカツトとを行
なう。そこで、まず、単票のチケツト35などを得るた
め、用紙4をフルカツトする場合について第3図ないし
第5図を参考に説明する。この時、スタブアーム27は、
スプリング34の張力によりストツパ31と当接し、駆動ア
ーム20から離反している。そこで、駆動アーム20がスプ
リング26に引かれることにより、カツターアーム12のピ
ン16が、L型孔22の短辺末端24にはまる。この時、短辺
末端24とピン16とは、略遊びのない状態になつている。
このような状態で、例えば、機器内部に巻回してある用
紙4が、発行口3から所定量搬出される。この時、これ
を検出器(図示せず)が検知し、ソレノイド10が作動し
てロツド14を引き込み、カツターアーム12を左回りに揺
動させる。すると、駆動アーム20は前方に押出され、こ
れに押圧された可動刃7が左回りに回動する。そこで、
用紙4は、可動刃7と固定刃6との間で切断される。こ
の時、前述のように、ピン16と短辺末端24とが、略遊び
なくはまつているので、ソレノイド10の動作は可動刃7
まで的確に伝達される。これにより、例えば、可動刃7
は固定刃6と略完全に重なる位置まで回動されるので、
用紙4がフルカツトされることになる。
所望の切換操作によりフルカツトとスタブカツトとを行
なう。そこで、まず、単票のチケツト35などを得るた
め、用紙4をフルカツトする場合について第3図ないし
第5図を参考に説明する。この時、スタブアーム27は、
スプリング34の張力によりストツパ31と当接し、駆動ア
ーム20から離反している。そこで、駆動アーム20がスプ
リング26に引かれることにより、カツターアーム12のピ
ン16が、L型孔22の短辺末端24にはまる。この時、短辺
末端24とピン16とは、略遊びのない状態になつている。
このような状態で、例えば、機器内部に巻回してある用
紙4が、発行口3から所定量搬出される。この時、これ
を検出器(図示せず)が検知し、ソレノイド10が作動し
てロツド14を引き込み、カツターアーム12を左回りに揺
動させる。すると、駆動アーム20は前方に押出され、こ
れに押圧された可動刃7が左回りに回動する。そこで、
用紙4は、可動刃7と固定刃6との間で切断される。こ
の時、前述のように、ピン16と短辺末端24とが、略遊び
なくはまつているので、ソレノイド10の動作は可動刃7
まで的確に伝達される。これにより、例えば、可動刃7
は固定刃6と略完全に重なる位置まで回動されるので、
用紙4がフルカツトされることになる。
つぎに、半券を有するチケツト36などを得るため、用紙
4をスタブカツトする場合について第6図ないし第8図
を参考に説明する。この時、例えば、切換スイツチ(図
示せず)の操作により、機器をスタブカツトモードにす
る。すると、ソレノイド28が作動し、スプリング34の張
力に抗して、スタブアーム27を左回りに揺動する。する
と、このスタブアーム27の先端33が駆動アーム20を押圧
することにより、相対的に、ピン16が短辺末端24から長
辺部23まで移動する。この時、ピン16は、L型孔22の長
辺部23内を前後方向に摺動自在となる。このような状態
で、前述のフルカツトの場合と略同様な手順により、ス
タブカツトが行なわれる。この時、上述のように、ピン
16は長辺部23内を摺動するので、可動刃7まで伝達され
るソレノイド10の動作は一部吸収されることになる。こ
れにより、例えば、可動刃7は、その縁が固定刃6と重
なる程度の位置で停止する。ここで、可動刃7は先端近
傍に曲折部8を有するため、この部分が用紙4に食込ま
ず、用紙4はスタブカツトされることになる。
4をスタブカツトする場合について第6図ないし第8図
を参考に説明する。この時、例えば、切換スイツチ(図
示せず)の操作により、機器をスタブカツトモードにす
る。すると、ソレノイド28が作動し、スプリング34の張
力に抗して、スタブアーム27を左回りに揺動する。する
と、このスタブアーム27の先端33が駆動アーム20を押圧
することにより、相対的に、ピン16が短辺末端24から長
辺部23まで移動する。この時、ピン16は、L型孔22の長
辺部23内を前後方向に摺動自在となる。このような状態
で、前述のフルカツトの場合と略同様な手順により、ス
タブカツトが行なわれる。この時、上述のように、ピン
16は長辺部23内を摺動するので、可動刃7まで伝達され
るソレノイド10の動作は一部吸収されることになる。こ
れにより、例えば、可動刃7は、その縁が固定刃6と重
なる程度の位置で停止する。ここで、可動刃7は先端近
傍に曲折部8を有するため、この部分が用紙4に食込ま
ず、用紙4はスタブカツトされることになる。
なお、例えば、ロール紙を連続にスタブカツトしてもチ
ケツト36を得ることにならないが、これは、機器がスタ
ブカツトとフルカツトとを交互に行なうことなどによ
り、容易に解決される。
ケツト36を得ることにならないが、これは、機器がスタ
ブカツトとフルカツトとを交互に行なうことなどによ
り、容易に解決される。
考案が解決しようとする問題点 上述のような用紙カツター装置1は、所望により、フル
カツトとスタブカツトとを行なうことが可能なので、単
票のチケツト35や半券を有するチケツト36などを得るこ
とができ、効果的なものである。ここで、前述のよう
に、従来の用紙カツター装置1では、ピン16をL型孔22
の長辺部23内で自在に揺動させることにより、可動刃7
の回動量を減らし、可動刃7の曲折部8から先端までが
用紙4を切断しないことにより、スタブカツトを行なつ
ている。しかし、長辺部23内におけるピン16の摺動量は
確定的なものではなく、スタブカツト時の可動刃7の回
動量は変動しがちである。ここで、前述のような可動刃
7では、その回動量が微小に変化した場合、曲折部8か
ら先の部分が、用紙4に大きく食込むことになる。すな
わち、チケツト36の切込み量は不揃いとなり、発行した
チケツト36に、切込み量が不足して良好に二分できない
ものや、切込みすぎて最初から半券が切断されているも
のなどが存することになる。
カツトとスタブカツトとを行なうことが可能なので、単
票のチケツト35や半券を有するチケツト36などを得るこ
とができ、効果的なものである。ここで、前述のよう
に、従来の用紙カツター装置1では、ピン16をL型孔22
の長辺部23内で自在に揺動させることにより、可動刃7
の回動量を減らし、可動刃7の曲折部8から先端までが
用紙4を切断しないことにより、スタブカツトを行なつ
ている。しかし、長辺部23内におけるピン16の摺動量は
確定的なものではなく、スタブカツト時の可動刃7の回
動量は変動しがちである。ここで、前述のような可動刃
7では、その回動量が微小に変化した場合、曲折部8か
ら先の部分が、用紙4に大きく食込むことになる。すな
わち、チケツト36の切込み量は不揃いとなり、発行した
チケツト36に、切込み量が不足して良好に二分できない
ものや、切込みすぎて最初から半券が切断されているも
のなどが存することになる。
さらに、この可動刃7のような一部が曲折した刃は、加
工が困難でコストがかかるため、機器が高価なものとな
る。
工が困難でコストがかかるため、機器が高価なものとな
る。
問題点を解決するための手段 駆動手段が接続され用紙に直交する面内で回動する可動
刃とこの可動刃が擦り合う固定刃とを設けた切断ユニツ
トを用紙の幅方向に移動自在に設け、可動刃と固定刃と
が用紙をフルカツトする位置とスタブカツトする位置と
に切断ユニツトを保持する位置決め手段を設けた。
刃とこの可動刃が擦り合う固定刃とを設けた切断ユニツ
トを用紙の幅方向に移動自在に設け、可動刃と固定刃と
が用紙をフルカツトする位置とスタブカツトする位置と
に切断ユニツトを保持する位置決め手段を設けた。
作用 可動刃と固定刃とが用紙をフルカツト,スタブカツトす
る位置に切断ユニツトが保持されることにより、上記両
カツトの切換えを、曲折した刃の回動量の変化により行
なうことを要しないので、スタブカツトした用紙の切込
み量が均一であり、かつ、可動刃の形状を単純化でき
る。
る位置に切断ユニツトが保持されることにより、上記両
カツトの切換えを、曲折した刃の回動量の変化により行
なうことを要しないので、スタブカツトした用紙の切込
み量が均一であり、かつ、可動刃の形状を単純化でき
る。
実施例 本考案の一実施例を第1図ないし第2図に基づいて説明
する。なお、前述の従来例と同一の部分は、同一の名
称,符号を用い、説明も省略する。この用紙カツター装
置37では、固定刃6,可動刃38はカツターベース39に取付
けられており、これらの部材6,38,39が切断ユニツト40
を構成している。ここで、このカツターベース39は、四
隅には左右方向に長い摺動孔41,略中央には長孔3と略
同形状の溝42,右後方の縁にはノコ刃状のラツク部43が
形成されている。そこで、四本のボルト44が摺動孔41を
挿通してベース2に固定され、モータ45に取付けられた
ピニオンギヤ46が前記ラツク部43と噛合することによ
り、前記切断ユニツト40は左右方向、つまり、用紙4の
幅方向に平行移動されるようになつている。なお、ここ
では、このモータ45は、その駆動軸に取付けられた前記
ピニオンギヤ46だけがベース2の表面に存出するよう、
ベース2の裏面に垂直に固定されている。一方、ソレノ
イド10と、この周辺の部材11〜19は、前述した用紙カツ
ター装置1と同様に構成されている。なお、この用紙カ
ツター装置37の駆動アーム47は、両端に取付孔48,49が
穿設された長板状に形成されており、これら取付孔48,4
9には、前記可動刃39の中央に立設されたピン50と、カ
ツターアーム12のピン16とが取付けられている。ここ
で、ソレノイド10,カツターアーム12,前記駆動アーム47
から構成された駆動手段51は、ソレノイド10の動作を前
記可動刃39まで遊びなく伝達し、前記可動刃39を一定量
回動するようになつている。
する。なお、前述の従来例と同一の部分は、同一の名
称,符号を用い、説明も省略する。この用紙カツター装
置37では、固定刃6,可動刃38はカツターベース39に取付
けられており、これらの部材6,38,39が切断ユニツト40
を構成している。ここで、このカツターベース39は、四
隅には左右方向に長い摺動孔41,略中央には長孔3と略
同形状の溝42,右後方の縁にはノコ刃状のラツク部43が
形成されている。そこで、四本のボルト44が摺動孔41を
挿通してベース2に固定され、モータ45に取付けられた
ピニオンギヤ46が前記ラツク部43と噛合することによ
り、前記切断ユニツト40は左右方向、つまり、用紙4の
幅方向に平行移動されるようになつている。なお、ここ
では、このモータ45は、その駆動軸に取付けられた前記
ピニオンギヤ46だけがベース2の表面に存出するよう、
ベース2の裏面に垂直に固定されている。一方、ソレノ
イド10と、この周辺の部材11〜19は、前述した用紙カツ
ター装置1と同様に構成されている。なお、この用紙カ
ツター装置37の駆動アーム47は、両端に取付孔48,49が
穿設された長板状に形成されており、これら取付孔48,4
9には、前記可動刃39の中央に立設されたピン50と、カ
ツターアーム12のピン16とが取付けられている。ここ
で、ソレノイド10,カツターアーム12,前記駆動アーム47
から構成された駆動手段51は、ソレノイド10の動作を前
記可動刃39まで遊びなく伝達し、前記可動刃39を一定量
回動するようになつている。
このような構成において、用紙カツター装置37の動作に
ついて説明する。まず、用紙4をフルカツトする場合に
ついて第1図を参考に説明する。この時、モータ45に内
蔵されたゼンマイ(図示せず)の力によつて、ピニオン
ギヤ46は常時右回りに付勢されており、これと噛合して
いるカツターベース38は右方に付勢されている。この
時、カツターベース38の長孔41にはボルト43が挿通され
ているので、切断ユニツト40は所定位置に保持されてい
る。このような状態で、カツターアーム12,駆動アーム4
7を介して、ソレノイド10が可動刃39を一定量回動させ
る。この時、切断ユニツト40が所定位置に保持されてい
ることにより、可動刃39は用紙4の全幅を横切るように
回動するので、用紙4はフルカツトされることになる。
ついて説明する。まず、用紙4をフルカツトする場合に
ついて第1図を参考に説明する。この時、モータ45に内
蔵されたゼンマイ(図示せず)の力によつて、ピニオン
ギヤ46は常時右回りに付勢されており、これと噛合して
いるカツターベース38は右方に付勢されている。この
時、カツターベース38の長孔41にはボルト43が挿通され
ているので、切断ユニツト40は所定位置に保持されてい
る。このような状態で、カツターアーム12,駆動アーム4
7を介して、ソレノイド10が可動刃39を一定量回動させ
る。この時、切断ユニツト40が所定位置に保持されてい
ることにより、可動刃39は用紙4の全幅を横切るように
回動するので、用紙4はフルカツトされることになる。
つぎに、用紙4をスタブカツトする場合について第2図
を参考に説明する。この時、例えば、切換スイツチ(図
示せず)の操作により、機器はスタブカツトモードに入
る。すると、モータ45が作動し、ゼンマイの反力に抗し
て、ピニオンギヤ46を左回りに回転させる。すると、こ
のピニオンギヤ46と噛合しているカツターベース38は、
左方に平行移動し、停止する。この時、このカツターベ
ース38の移動量は、摺動孔41の長さによつて限定されて
おり、そのため、常に一定である。このような状態で、
切断ユニツト40が用紙4の幅方向に移動して、所定位置
に保持されていることにより、回動する可動刃39の先端
は用紙4の縁より内側を通る。従つて、用紙4は、一部
が切断されず、スタブカツトされることになる。
を参考に説明する。この時、例えば、切換スイツチ(図
示せず)の操作により、機器はスタブカツトモードに入
る。すると、モータ45が作動し、ゼンマイの反力に抗し
て、ピニオンギヤ46を左回りに回転させる。すると、こ
のピニオンギヤ46と噛合しているカツターベース38は、
左方に平行移動し、停止する。この時、このカツターベ
ース38の移動量は、摺動孔41の長さによつて限定されて
おり、そのため、常に一定である。このような状態で、
切断ユニツト40が用紙4の幅方向に移動して、所定位置
に保持されていることにより、回動する可動刃39の先端
は用紙4の縁より内側を通る。従つて、用紙4は、一部
が切断されず、スタブカツトされることになる。
なお、この用紙カツター装置37では、モータ45内にゼン
マイが収納されているので、モータ45への通電が切られ
ると、機器は自動的にフルカツトモードに復元するよう
になつている。
マイが収納されているので、モータ45への通電が切られ
ると、機器は自動的にフルカツトモードに復元するよう
になつている。
また、本実施例では、切断ユニツト40を可動刃39,固定
刃6,カツターベース38の三部材から構成したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、例えば、可動刃39を
軸着した固定刃に、長孔,ラツク部等を形成して、カツ
ターベース38を省略することなども可能である。
刃6,カツターベース38の三部材から構成したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、例えば、可動刃39を
軸着した固定刃に、長孔,ラツク部等を形成して、カツ
ターベース38を省略することなども可能である。
考案の効果 本考案は、可動刃と固定刃とが用紙をフルカツト,スタ
ブカツトする位置に切断ユニツトが保持されることによ
り、曲折した刃の回動量を減少させてスタブカツトを行
なうことなどを要しないので、スタブカツトした用紙の
切込み量が常に均一で安定するため、バラツキがなく良
好なチケツトなどを発行でき、なおかつ、可動刃の形状
を単純化できるため、可動刃の製作が容易なので、コス
トの低減が期待でき、機器を安価なものとすることがで
きる。
ブカツトする位置に切断ユニツトが保持されることによ
り、曲折した刃の回動量を減少させてスタブカツトを行
なうことなどを要しないので、スタブカツトした用紙の
切込み量が常に均一で安定するため、バラツキがなく良
好なチケツトなどを発行でき、なおかつ、可動刃の形状
を単純化できるため、可動刃の製作が容易なので、コス
トの低減が期待でき、機器を安価なものとすることがで
きる。
第1図は本考案の一実施例を示すフルカツト時の斜視
図、第2図はスタブカツト時の斜視図、第3図は従来例
のフルカツト時の斜視図、第4図は要部の斜視図、第5
図はフルカツトされた用紙の斜視図、第6図はスタブカ
ツト時の斜視図、第7図は要部の斜視図、第8図はスタ
ブカツトされた用紙の斜視図である。 2…ベース、3…長孔、4…用紙、6…固定刃、10…駆
動源、37…用紙カツター装置、38…可動刃、40…切断ユ
ニツト、41,43…位置決め手段、51…駆動手段
図、第2図はスタブカツト時の斜視図、第3図は従来例
のフルカツト時の斜視図、第4図は要部の斜視図、第5
図はフルカツトされた用紙の斜視図、第6図はスタブカ
ツト時の斜視図、第7図は要部の斜視図、第8図はスタ
ブカツトされた用紙の斜視図である。 2…ベース、3…長孔、4…用紙、6…固定刃、10…駆
動源、37…用紙カツター装置、38…可動刃、40…切断ユ
ニツト、41,43…位置決め手段、51…駆動手段
Claims (1)
- 【請求項1】駆動手段が接続され用紙に直交する面内で
回動する可動刃とこの可動刃が擦り合う固定刃とを設け
た切断ユニツトを前記用紙の幅方向に移動自在に設け、
前記可動刃と前記固定刃とが前記用紙をフルカツトする
位置とスタブカツトする位置とに前記切断ユニツトを保
持する位置決め手段を設けたことを特徴とする用紙カツ
ター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8935888U JPH0711996Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 用紙カッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8935888U JPH0711996Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 用紙カッター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210953U JPH0210953U (ja) | 1990-01-24 |
JPH0711996Y2 true JPH0711996Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31313909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8935888U Expired - Lifetime JPH0711996Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 用紙カッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711996Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5833380A (en) | 1995-11-21 | 1998-11-10 | Seiko Epson Corporation | Printer having cutting apparatus and protective device for use in a printer |
-
1988
- 1988-07-05 JP JP8935888U patent/JPH0711996Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210953U (ja) | 1990-01-24 |
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