JPH07119544B2 - 扉開閉制御装置 - Google Patents

扉開閉制御装置

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JPH07119544B2
JPH07119544B2 JP2099382A JP9938290A JPH07119544B2 JP H07119544 B2 JPH07119544 B2 JP H07119544B2 JP 2099382 A JP2099382 A JP 2099382A JP 9938290 A JP9938290 A JP 9938290A JP H07119544 B2 JPH07119544 B2 JP H07119544B2
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清昭 杉山
祥一 中西
貴志 和田
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株式会社ナブコ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人体等が扉に対して接近・隔離したことを検
知して該扉の自動的に開閉駆動する扉開閉制御装置に関
する。
〔従来の技術〕
この種の扉開閉制御装置は、扉の前後に、人体等の有無
を検知するための検知エリアを形成して、この検知エリ
アへの人体等の進入・退出を判定し、扉の開閉制御する
ための信号を送出する検知装置を備えている。
この種の検知装置は、例えば、特開平1−98984号公報
に開示されているような投受光装置を有している。ここ
に開示されている投受光装置10(第6図)は投光レンズ
9の背部に、扉開閉方向に2列に配設された投光素子1
〜8からなる投光部10Aと受光レンズ9Aの背部に、扉開
閉方向に2列に配設された受光素子1A〜8Aからなる受光
部10Bを有し、角投光素子1〜8はその光軸を扉前方の
床面に向けて該床面に赤外線を照射することにより第7
図に示す如き区分照射域C1〜C8からなる照射域Cを形成
し、受光素子1A〜8Aはその光軸をそれぞれ対応する区分
照射域C1〜C8の中心に向け、対応する投光素子1〜8に
よる照射空間内に、第8図(a)、(b)に示す如く、
斜線で示す検知エリアS1〜S8を形成し、全体として検知
エリアSを形成する。各投光素子1〜8は第7図に示す
ように、投光素子切換スイッチSW−Aにより高速で順次
かつサイクリックに、その投光を切換え制御され、投光
している投光素子に対応する受光素子の出力(アナログ
出力)が受光素子切換スイッチSW−Bにより順次取り出
されて、フイルタでノイズ除去されたのち、デジタル値
に変換され、そのデジタル平均値が制御部(マイクロコ
ンピュータからなる)で判定値と比較され、該出力のデ
ジタル平均値が人体レベルであると、ドア開信号をタイ
マ(設定時間To)を通して、扉開閉駆動装置(ドアエン
ジンコントローラ)に送出して扉を開かせる。
第9図はこの検知装置を用いた扉開閉制御装置の従来例
を説明するための模式図である。同図において、20は扉
開閉駆動装置Dにより開閉制御される自動扉である。30
A、30Bは上記した検知装置であって、第10図に示す如き
ブロック構成を有し、建物出入口の例えば天井部の自動
扉20の両側に配設されており、検知装置30Aが有する上
記した投受光装置は自動扉20の前部に検知エリアAを形
成し、検知装置30Bの上記した投受光装置は自動扉20の
後部に検知エリアBを形成する。
第10図は、従来の扉開閉制御装置の1例の従来動作を示
す機能ブロック図で、31Aは検知装置、30Aは検知エリア
A進入判定回路、32Aはドア開信号出力回路であり、31B
は検知エリアB進入判定回路、32Bはドア開信号出力回
路、33Bはラッチ機能付ゲート素子である。このゲート
素子33Bはドア開信号出力回路32Aが送出するドア開信号
SAを供給されると出力禁止状態となり、該信号が消滅
したのち所定時間TYが経過するまで、または人体aが
検知エリアBから退出し、ドア開信号出力回路32Bが送
出するドア開信号SBが消滅するまで、出力禁止状態を
維持する。
この構成において、今、第11図に示す如く、人体aが検
知エリアAから進入して、実線矢印で示す如く、自動扉
20から検知エリアBと通過して行くものとする。
人体aが検知エリアAに進入すると、検知装置30Aの検
知エリアA進入判定回路31Aが身体aを検知して、人体
検知信号Xを発生し、この人体検知信号Xを入力したド
ア開信号出力回路32Aがドア開信号SAを図示しない扉開
閉駆動装置Dに送出する。これにより、自動扉20が開き
始める。人体aが、開いた自動扉20を通過して検知エリ
アBに進入した場合、検知装置30Bの検知エリアB進入
判定回路31Bは人体aを検知し、ドア開信号出力回路32B
がドア開信号SBを送出するが、ゲート素子23Bが検知装
置30Aのドア開信号SAにより禁止状態になっているの
で、このドア開信号SBは扉開閉駆動装置Dには供給さ
れず、自動扉20は人体aが検知エリアAを通過し、ドア
開信号SAが消滅すると、閉動作を開始する。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにゲート素子33Bはドア開信号SAの消滅後所定
時間経過するまで、または検知エリアBから人体aが退
出するまでは、出力禁止状態にあるから、第12図に示す
如く、人体aが自動扉20を通過する頃に、自動扉20に向
かう他の人体bが検知エリアBに進入した場合、人体b
が検知エリアBから出て自動扉20を通過しようとしてい
るにもかかわらず、自動扉20が閉じ始め、人体bが自動
扉20に挟まれる恐れが出てくる。
即ち、この従来の構成では、人体が検知エリアAに進入
したのち、検知エリアBに自動扉20に向かう他の人体が
進入した場合、検知装置30Bはこの他の人体が自動扉20
を通過してきた人体であるか、これから自動扉20に向か
う人体であるかの方向性を判別することができないの
で、上記他の人体が安全に自動扉20を通過するのを保証
し得ないという問題があった。
本出願人は上記問題を解決するために、第13図に示す如
く、検知エリアBを近扉検知エリアB1と遠扉検知エリア
B2の2つに区分した扉開閉制御装置を、先に提案した。
この構成では、検知装置30Aが形成する検知エリアAに
人が進入したことを条件として検知装置30Bが出力した
ドア開信号が消滅後所定時間経過するまで上記近扉検知
エリアB1をマスクして検知装置30Bを出力禁止状態と
し、上記人が検知エリアAを経由して近扉検知エリアB1
に移動したことを条件として上記遠扉検知エリアB2をマ
スクして人が該遠扉検知エリアB2を退出するまで検知装
置30Bの出力禁止状態を継続させるようにしている。
従って、人aが他方の検知装置30Aが形成する検知エリ
アA側から扉に向かい、扉を通過して、近扉検知エリア
B1から遠扉検知エリアB2を経由して非検知エリアへ退出
する場合、人aが上記他方の検知エリアAに入り、該人
aが遠扉検知エリアB2を経由して非検知エリアへ退出す
るまで、一方の検知装置30Bは出力禁止状態に拘束され
てドア開信号を出力しない。そして、上記検知装置30A
が送出したドア開信号が消滅後所定時間(例えば0秒〜
0.5秒)経過すると、扉が速やかに閉動作に入る。
また、人が遠扉検知エリアB2から近扉検知エリアB1を経
由して扉を通過する場合は、何れの検知エリアもマスク
されない。
第1の人aが検知装置30Aが形成する検知エリアAから
扉に向かい、この時、第2の人bが上記遠扉検知エリア
B2に進入して扉に向かう場合、上記第2の人bが遠扉検
知エリアB2に進入すると、上記第1の人aが検知装置30
Aが形成する検知エリアAに進入したことに伴う検知装
置30Bの出力禁止状態は解除され、該検知装置30Bは上記
第2の人bが扉を通過し終えるまでドア開信号を出力す
るので、第1の人aは勿論該第2の人bも安全に扉を通
過することができる。
しかしながら、この構成では、第1の人aが近扉検知エ
リアB1に進入した時、遠扉検知エリアB2がマスクされる
ので、この時、第14図に示す如く、第2の人bが非検知
エリアから遠扉検知エリアB2に進入して扉に向かった場
合、検知装置30Bは出力禁止状態にあるために、扉が閉
じ始めており、第2の人bが扉を安全に通過できない場
合が生じるという問題があった。
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、自
動扉の両側から前後してあるいは同時に人体が該自動扉
に向かう場合、両者が安全に自動扉を通過することがで
き、従来に比して、安全性、信頼性の高い扉開閉制御装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、扉の一方側に人体検
知用の第1の検知エリアを形成して人体を検知した場合
に、上記扉を開閉駆動する扉開閉駆動装置に第1のドア
開信号を送出する第1の検知装置、上記扉の他方側に人
体検知用の第2の検知エリアを形成して人体を検知した
場合に、上記扉開閉駆動装置に第2のドア開信号を送出
する第2の検知装置を備える扉開閉制御装置において、
少なくとも一方の前記検知装置が形成する検知エリア
を、上記扉寄りの近扉検知エリアと遠扉検知エリアとの
2段に区分すると共に、該遠扉検知エリアの外側に第3
の検知エリアを形成する第3の検知装置を設け、他方の
検知装置が形成する検知エリアに人が進入したことを条
件として該他方の検知装置が出力したドア開信号が消滅
後所定時間経過するまで上記近扉検知エリアをマスクし
て上記一方の検知装置を出力禁止状態とし、上記人が上
記他方の検知エリアを経由して上記近扉検知エリアに移
動したことを条件として上記遠扉検知エリアをマスクし
て人が該遠扉検知エリアを退出するまで上記一方の検知
装置の出力禁止状態を継続させ、上記人が上記他方の検
知エリアを経由して上記一方の検知エリアに移動した時
に第3の検知エリアに人が進入したことを条件として上
記一方の検知装置の出力禁止状態を解除する構成とした
ものである。
〔作用〕
本発明では、人が他方の検知装置が形成する検知エリア
側から扉に向かい、扉を通過して、近扉検知エリアから
遠扉検知エリアを経由して非検知エリアへ退出する場
合、人が上記他方の検知エリアに入り、該人が遠扉検知
エリアを経由して非検知エリアへ退出するまで、一方の
検知装置は出力禁止状態に拘束されてドア開信号を出力
しない。従って、上記他方の検知装置が送出したドア開
信号が消滅後所定時間経過すると、扉は速やかに閉動作
に入る。
また、人が、遠扉検知エリアから近扉検知エリアを経由
して扉を通過する場合は、何れの検知エリアもマスクさ
れない。
第1の人が上記他方の検知装置が形成する検知エリアか
ら扉に向かい、この時、第2の人が上記遠扉検知エリア
に進入して扉に向かう場合、上記第2の人が遠扉検知エ
リアに進入すると、上記第1の人が上記他方の検知装置
が形成する検知エリアに進入したことに伴う上記一方の
検知装置の出力禁止状態は解除され、該一方の検知装置
は上記第2の人が扉を通過し終えるまでドア開信号を出
力するので、上記第1の人は勿論該第2の人も安全に扉
を通過することができる。
また、第1の人が扉を通過して近扉検知エリアに向か
い、この時、第2の人が第3の検知装置が形成する第3
の検知エリアを通って遠扉検知エリアに進入しようとし
た場合、第1の人の通行により一方の検知装置の出力禁
止状態が順次継続されているが、第1の人が一方の検知
エリアに存在する時に第2の人が第3の検知エリアに進
入した場合には、上記一方の検知装置の出力禁止状態が
解除されて該検知装置がドア開信号を送出するので、扉
は開作動状態にあり、第2の人が扉を安全に通過するこ
とができる。
このように、他方の検知エリアから扉を通過しようとす
る人に対して、第3の検知装置の検知エリアにより遠扉
検知エリアに進入しようとする対向する人がいるかどう
かを検知し、該対向する人がいる場合には、近扉検知エ
リアに人が存在することを条件としてドア開信号を出力
しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、検知装置30Bは、第2図に示す如く、
自動扉20の後方に前後2段に検知エリア(近扉検知エリ
ア)B1と検知エリア(遠扉検知エリア)B2を形成し、こ
の遠扉検知エリアB2の外側に検知装置30Cによる第3の
検知エリアCを形成する。本実施例では、第6図の投受
光装置10の投光素子1〜4の組(図に投光部B2で示す)
と受光素子1A〜4Aの組(図に受光部B2で示す)が作る検
知エリアを遠扉検知エリアB2とし、受光素子1A〜4Aの出
力をA/D変換したデジタル値の平均値MB1(以下、出力
平均値という)を主制御部(マイクロコンピュータから
なる)CPUで判定値KB1と比較して、判定値KB1に達し
ている場合には、ある条件下で、人体検知信号Xを送出
させ、投光素子5〜8の組(図に投光部B1で示す)と受
光素子5A〜8Aの組(図に受光部B1で示す)が作る検知エ
リアを近扉検知エリアB1とし、受光素子5A〜8Aの出力を
A/D変換したデジタル値の平均値MB2(以下、出力平均
値という)を主制御部CPUで判定値KB2と比較して、判
定値KB2に達している場合には、ある条件下で人体検知
信号Xを送出させることにより、上記検知エリアB1とB2
を得ている。CPUは第4図(a)および(b)に示す動
作フローで表現されるプログラムを有している。投光部
B1の各投光素子5〜8は高速で所定の順序で、かつサイ
クリックに点灯制御され、この点灯制御に同期して受光
部B1の対応する受光素子5A〜8Aの出力がサンプリングさ
れて、増幅部AMP、ノイズ除去用のフィルタ部BPF(バン
ド・バス・フィルタ)を通したのち、デジタル変換され
てCPUに取り込まれる。同様に、投光部B2の各投光素子
1〜4は所定の順序で、かつサイクリックに点灯制御さ
れ、この点灯制御に同期して受光部B2の対応する受光素
子1A〜4Aの出力がサンプリングされて、増幅部AMP、フ
ィルタ部BPFを通したのち、デジタル変換されてCPUに取
り込まれる。SWは受光素子1A〜8Aの出力をサンプリング
して取り出す受光部選択部、OUTはCPUから人体検知信号
Xを受けてドア開信号SBを送出するドア開信号出力部
であり、このドア開信号SBは人体検知信号Xの消滅後
所定時間T0の経過後にOFFとなる。Pは検知装置30Bの電
源部である。検知装置30A、30Cは前記した従来の検知装
置であり、これらが出力するドア開信号SA、SCは検知
装置30BのCPUにそれぞれ供給される。
なお、第3図に、上記実施例の動作を一目で理解し得る
ように、本実施例を、機能ブロックで表現して示してお
く。
この第3図におけるゲート素子33B1はドア開信号SAを
受けている間は出力禁止状態となり、ゲート素子33B2は
ドア開信号SB1を受けている間は出力禁止状態となる。
また、検知装置30Cに人がいる場合は、そのドア開信号
SCによりドア開信号SB1の出力禁止状態を解除する。
次に、第1図の実施例の動作を、第4図(a)、(b)
に示す動作フローを参照して説明する。
図示しない電源スイッチを投入すると、CPUの初期設定
が行なわれ、CPUの図示しないモード設定部には、MODE
=0が設定される。このMODE=0は検知エリアA、検知
エリアB1およびB2のいずれにも人が進入していないモー
ドである。
I)今、第5図(a)に示す如く、人aが検知エリアA
側から自動扉20に向かうものとする。
(A)人aが検知エリアAに進入すると、検知装置30A
がドア開信号SAを扉開閉駆動装置Dと検知装置30BのCP
Uに送出する。このドア開信号SAにより、扉開閉駆動装
置Dが作動して自動扉20が開き始める。上記ドア開信号
SAを入力されたCPUは、検知エリアB1および検知エリア
B2に人が進入しないので、モードをMODE=3に切り換え
る(符号(1)〜(2)で示すステップ)。
このMODE=3は検知エリアAに人が進入したことを条件
として、ドア開信号SB1が消滅するまで、ドア開信号S
B1(人が検知エリアB1へ進入したことに伴うドア開信
号)の発生を禁止するモード、換言すれば、検知エリア
B1をマスクするモードである。
(B)人aが自動扉20を通過して検知エリアB1に進入す
ると、受光素子5A〜8Aの出力平均値MB1が判定値KB1に
達するので、CPUはフラグ(検知エリアB1フラグ)を立
てるが(符号Aで示すステップ)、MODE=3であり、か
つ検知エリアCには人が存在しないので、人体検知信号
Xを送出せず、従って検知エリアB1に人aが進入してい
るにもかかわらずドア開信号出力部OUTはドア開信号SB
1を出力せず(符号A〜Dに示すステップ)、CPUはモー
ドをMODE=4に切り換える(符号3〜4で示すステッ
プ)。
このMODE=4は、検知エリアB1に人aが進入したことを
条件として、人が検知エリアB2から退出するまで、ドア
開信号SB2(人が検知エリアB2に進入したことによるド
ア開信号)の発生を禁止するモード、換言すれば、検知
エリアB2をマスクするモードである。
(C)人aが検知エリアB1から検知エリアB2へ進むと、
出力平均値MB1は判定値KB1から外れるが、受光素子1A
〜4Aの出力平均値MB2が判定値KB2に達するので、CPU
はフラグ(検知エリアB2フラグを)立てる(符号Eで示
すステップ)。しかし、MODE=4であるので、検知エリ
アB2へ人aが進んだにもかかわらず、ドア開信号出力部
OUTはドア開信号SBを出力せず(符号F〜Gで示すステ
ップ)、CPUはモードをMODE=5に切り換える(符号
(5)〜(6)で示すステップ)。
このMODE=5は人が検知エリアB1から検知エリアB2へ移
動したモードであり、ドア開信号SBの発生を禁止する
動作を継続させるモード、すなわち、検知エリアB2のマ
スクを継続するモードである。
(D)人aが検知エリアB2から退出すると、出力平均値
MB2が判定値KB2から外れるので、初期状態に戻り、モ
ードはMODE=0に切り換わる。
このように、人aが検知エリアAに進入して、自動扉20
を通過し、検知エリアB1を、次いで検知エリアB2を通過
して検知エリアB2から退出する場合は、人aが検知エリ
アB1、B2に進入しても、ドア開信号SBは発生せず、ド
ア開信号SAにより、自動扉20が開閉制御され、人aが
自動扉20を通過すると、該自動扉20は速やかに閉動作を
開始して閉じる。
II)次に、第5図(b)に示す如く、検知エリアB2側か
ら人bが自動扉20に向かう場合について説明する。
(E)人bが非検知エリアから検知エリアCに進入する
と、検知装置30Cがドア開信号SCを送出するが、検知エ
リアA,B1,B2には人が存在しないので自動扉20は開放し
ない。またモードもMODE=0のまま保持される。
(F)人bが検知エリアCから検知エリアB2に進入する
と、受光素子1A〜4Aの出力平均値MB2が判定値KB2に達
するので、CPUはフラグ(検知エリアB2フラグ)を立て
る(符号Eに示すステップ)。この時、MODE=0である
ので、CPUは人体検知信号Xを出力し(符号Hで示すス
テップ)、この出力を受けたドア開信号出力部OUTはド
ア開信号SBを扉開閉駆動装置Dに出力する。同時にCPU
はMODE=1に切り換える(符号(1)から(7)に示す
ステップ)。
このMODE=1は、検知エリアB1および検知エリアAにお
ける人の存在の有無にかかわらず、検知エリアCから検
知エリアB2に人が進入したことを条件として、ドア開信
号SBを発生させるモードである。
(G)人bが検知エリアB2を通過して検知エリアB1に進
入すると、出力平均値MB2が判定値KB2から外れるが、
受光素子5A〜8Aの出力の出力平均値MB2が判定値KB2に
達するので、CPUは検知エリアB1フラグを立てて(符号
Aに示すステップ)、人体検知信号Xを出力し続け、ド
ア開信号SBは送出されるので、自動扉20は開いたまま
となる。モードはMODE=2に切り換えられる(符号
(8)に示すステップ)。
このMODE=2は人が検知エリアBから検知エリアB1へ移
動したモードであり、発生しているドア開信号SBを継
続して発生させるモードである。
(H)人bが検知エリアB1を退出して出力平均値MB1が
判定値KB1から外れ、その後、所定時間T0が通過する
と、CPUは検知エリアB1フラグを下ろす。これによりド
ア開信号SBは消滅して自動扉20は閉じる。この時、CPU
は検知エリアAが人に存在せず、ドア開信号SAが発生
していない場合は、所定時間の経過後に、MODE=0に切
り換え、検知エリアAに人が存在し、ドア開信号SAが
発生している場合には、MODE=3に切り換える(符号
(9)に示すステップ)。
III)次に、第5図(c)に示すように、自動扉20の両
側から人が該自動扉20に向かう場合、すなわち、人aが
検知エリアAに進入している状態もしくは人aが検知エ
リアB1に進入する前の状態で、人bが反対方向から検知
エリアB2に進入する場合について説明する。
(I)人aが検知エリアAに存在する状態はMODE=3の
状態であり、ドア開信号SAにより自動扉20は閉動作に
あり、かつドア開信号SB(人が検知エリアB1に進入し
たことによるドア開信号)は出力禁止状態にある。人b
が検知エリアCから検知エリアB2に進入すると、前記し
たように検知エリアB2フラグが立てられ、検知エリア30
Bはドア開信号SBを出力する。モードはMODE=3からMO
DE=1となり(符号(10)に示すステップ)、ドア開信
号SB(人が検知エリアB1に進入したことによるドア開
信号)の出力禁止状態(検知エリアB1にマスク状態)は
解除される。
(J)人bが検知エリアB2からB1へ進むと、検知エリア
B1フラグがセットされ(その後に、検知エリアB2フラグ
はリセットされる)、MODE=1であるので、人bが検知
エリアB1を通過して所定時間が経過するまで、ドア開信
号SBが出力され続ける。即ち、人aが自動扉20を通過
しても、該自動扉20は閉じず、人bが自動扉20を通過す
るまで、ドア開信号SBが送出され続けることになる。
IV)第5図(d)に示すように、自動扉20の両側から人
が自動扉20に向かう場合に、人aが検知エリアB1に進入
している状態で、人bが反対方向から検知エリアB2に進
入する場合について説明する。
(K)人aが検知エリアB1に存在する状態は前述のとお
りMODE=4の状態であり、自動扉20は閉動作にあり、か
つドア開信号SB(人が検知エリアB2に進入したことに
よるドア開信号)は出力禁止状態にある。人bが非検知
エリアから検知エリアCに進入すると、符号BからCに
進み検知エリアCに人が存在するので、ドア開信号が所
定時間出力され、自動扉20は開動作に切り替わる。
(L)人bが検知エリアCから、人aが検知エリアB1か
ら検知エリアB2に進むと、検知エリアB1フラグがリセッ
トされ、検知エリアB2フラグはセットされる(符号Fに
示すステップ)。MODE=4であるので、ドア開信号は出
力されないが(符号FからGに示すステップ)、ドア開
信号は所定時間出力され続けているので、ドアは開状態
にある。モードはMODE=5に切り換えられる(符号
(5)〜(6))に示すステップ)。
(M)さらに、人aが検知エリアCに進み、人bが検知
エリアB1に進むと、検知エリアB1フラグがセットされ、
MODE=5であり検知エリアCに人が存在するので、ドア
開信号が出力されドアは開状態を保持される(符号A,B
からCに示すステップ)。モードはMODE=2に切り換え
られる(符号(11)〜(12)に示すステップ)。
このように、本実施例では、非検知エリアから検知エリ
アAに人が進入した場合には、検知エリアB1をマスク
し、この人が検知エリアB1に進入すると、検知エリアB2
をマスクするので、上記人が自動扉20を通過すると、速
やかに自動扉20を閉じさせることができ、人が検知エリ
アA側から検知エリアB1側に向かっている時に、他の人
が検知エリアCから検知エリアB2に進入した場合には、
上記マスク動作が解除され、検知エリアAからの人が自
動扉20を通過してドア開信号SAが消滅しても、ドア開
信号SBが扉開閉駆動装置Dに送出されるので、自動扉2
0は閉じることなく、上記他の人は安全に自動扉20を通
過することができ、さらに、人が検知エリアA側から検
知エリアB1に進んだ時に、他の人が非検知エリアから検
知エリアCに進入した場合には、上記他の人は扉を通過
しようとしている人であると判断して、上記マスク状態
に係わらずドア開信号を出力して自動扉を開放させ、上
記他の人を安全に自動扉を通過することができる。
なお、上記実施例は、検知装置30Bに検知エリアを2段
に区分し、新たに検知エリアCを追加した場合である
が、検知装置30B側だけでなく、検知装置30Aの検知エリ
アも2段に区分し、検知エリアCを追加して該検知装置
30Aが上記した動作フローに従う動作を実行する構成と
してもよい。また、上記実施例では、検知装置30Bの検
知エリアを2段に区分しているが、区分段数は必要に応
じて増やせばよい。
また、上記実施例では、投受光装置10の受光素子1A〜8A
の出力を、受光素子1A〜4Aの出力と受光素子5A〜8Aの出
力を区分して処理することにより、検知装置30Bの検知
エリアを2段に区分しているが、検知エリアの区分方法
は、これに限定されるものではない。
また、上記実施例では、CPUを備える検知装置30A、30B
を用い、ソフトウエアで人体検知を行なっているが、ハ
ードウエアで人体検知を行なう検知装置を用いても良い
ことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明した通り、扉の両側に形成する検知エ
リアの少なくとも一方の検知エリアを近扉検知エリアと
遠扉検知エリアの前後2段に区分すると共に、該遠扉検
知エリアの外側に第3の検知エリアを設け、他方の検知
エリアに人が進入した場合には、近扉検知エリアをマス
クし、この検知エリアに進入した人が近扉検知エリアに
進入した場合には、遠扉検知エリアをマスクし、非検知
エリアから上記遠扉検知エリアに人が進入した場合は、
無条件に上記マスク動作が解除される構成とし、さらに
近扉検知エリアに人が進入したときに第3の検知エリア
に他の人が進入した場合には、無条件にドア開信号を出
力することにより、扉の両側から該扉に向かって人が進
んで来ても、一方の人が扉を通過しようとしているにも
かかわらず該扉が閉動作に入ることはなく、両方の人が
安全に扉を通過することができるので、従来に比し、安
全性および信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は上
記実施例における検知エリアを説明するための模式図、
第3図は上記実施例を機能ブロックで示した図、第4図
(a)、(b)は上記実施例におけるCPUのプログラム
の動作フロー図、第5図は上記実施例の動作を説明する
ための人と検知エリアの関係を示す図、第6図は上記従
来の扉開閉制御装置に使用されている投受光装置の1例
を示す図、第7図および第8図は従来の検知エリア形成
方法を説明するためのブロック図と形成された検知エリ
アの図、第9図は従来の問題点を説明するための検知エ
リアと人との関係を示す図、第10図は従来の扉開閉制御
装置を機能ブロックで示した図、第11図および第12図は
上記従来の扉開閉制御装置の動作を説明するための人と
検知エリアの関係を示す図、第13図は検知エリアを2つ
に区分した扉開閉制御装置の検知エリアを示す図、第14
図は従来の扉開閉制御装置の検知エリアを説明するため
の図である。 10……投受光装置、20……自動扉 30A,30B,30C……検知装置 CPU……主制御部 A,B1,B2,C……検知エリア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の一方側に人体検知用の第1の検知エリ
    アを形成して人体を検知した場合に、上記扉を開閉駆動
    する扉開閉駆動装置に第1のドア開信号を送出する第1
    の検知装置、上記扉の他方側に人体検知用の第2の検知
    エリアを形成して人体を検知した場合に、上記扉開閉駆
    動装置に第2のドア開信号を送出する第2の検知装置を
    備える扉開閉制御装置において、少なくとも一方の前記
    検知装置が形成する検知エリアを、上記扉寄りの近扉検
    知エリアと遠扉検知エリアとの2段に区分すると共に、
    該遠扉検知エリアの外側に第3の検知エリアを形成する
    第3の検知装置を設け、他方の検知装置が形成する検知
    エリアに人が進入したことを条件として該他方の検知装
    置が出力したドア開信号が消滅後所定時間経過するまで
    上記近扉検知エリアをマスクして上記一方の検知装置を
    出力禁止状態とし、上記人が上記他方の検知エリアを経
    由して上記近扉検知エリアに移動したことを条件として
    上記遠扉検知エリアをマスクして人が該遠扉検知エリア
    を退出するまで上記一方の検知装置の出力禁止状態を継
    続させ、人が上記他方の検知エリアを経由して上記一方
    の検知エリアに移動した時に第3の検知エリアに人が進
    入したことを条件として上記一方の検知装置の出力禁止
    状態を解除することを特徴とする扉開閉制御装置。
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