JPH03221683A - 扉開閉制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人体等が扉に対して接近・離間したことを検
知して該扉を自動的に開閉駆動する扉開閉制御装置に関
する。

〔従来の技術〕

この種の扉開閉制御装置は、扉の前後に、人体等の有無
を検知するための検知エリアを形成して、この検知エリ
アへの人体等の進入・退出を判定し、扉を開閉制御する
ための信号を送出する検知装置を備えている。

この種の検知装置は、例えば、特開平１−９８９８４号
公報に開示されているような投受光装置を有している。

ここに開示されている投受光装置１０（第１３図）は投
光レンズ９の背部に、扉開閉方向に２列に配設された投
光素子１〜８からなる投光部１０Ａと受光レンズ９Ａの
背部に、扉開閉方向に２列に配設された受光素子ＩＡ〜
８Ａからなる受光部１０Ｂを有し、各投光素子１〜８は
その先軸を扉前方の床面に向けて該床面に赤外線を照射
することにより第１１図に示す如き区分照射域Ｃ１〜Ｃ
８からなる照射域Ｃを形威し、受光素子ＩＡ〜８Ａはそ
の光軸をそれぞれ対応する区分照射域Ｃ１〜Ｃ８の中心
に向け、対応する投光素子１〜８による照射空間内に、
第１２図（ａ）、（ｂｌに示す如く、斜線で示す検知エ
リア３１〜Ｓ８を形威し、全体として検知エリアＳを形
成する。

各投光素子１〜８は第１１図に示すように投光部素子切
換スイッチ５Ｗ−Ａにより高速で順次かつサイクリック
に、その投光を切換え制御され、投光している投光素子
に対応する受光素子の出力（アナログ出力）が受光素子
切換スイッチ５Ｗ−Ｂにより順次取り出されて、フィル
タでノイズ除去されたのち、デジタル値に変換され、そ
のデジタル平均値が制御部（マイクロコンピュータから
なる）で判定値と比較され、該出力のデジタル平均値が
人体レベルであると、ドア開信号をタイマ（設定時間Ｔ
ｏ）を通して、扉開閉駆動装置（ドアエンジンコントロ
ーラ）に送出して扉を開かせる。

第９図はこの検知装置を用いた扉開閉制御装置の従来例
を説明するための模式図である。同図において、２０は
扉開閉駆動装置ＤＲＩＶＥにより開閉制御される自動扉
である。３０Ａ、３０Ｂは上記した検知装置であって、
第１０図に示す如きブロック構成を有し、建物出入口の
例えば天井部の自動扉２０の両側に配設されており、検
知装置３０Ａが有する上記した投受光装置は自動扉２０
の前部に検知エリアＡを形威し、検知装置３０Ｂの上記
した投受光装置は自動扉２０の後部に検知検知エリアＢ
を形成する。

第１０図は、従来の扉開閉制御装置の１例の従来動作を
示す機能ブロック図で、３１Ａは検知装置３０Ａの検知
エリアＡ進入判定回路、３２Ａはドア開信号出力回路で
あり、３１Ｂは検知エリアＢ進入判定回路、３２Ｂはド
ア開信号出力回路、３３Ｂはラッチ機能付ゲート素子で
ある。このゲト素子３３Ｂはドア開信号出力回路３２Ａ
が送出するドア開信号ＳＡを供給されると出力禁止状態
となり、該信号が消滅したのち所定時間Ｔｙが経過する
まで、または人体ａが検知エリアＢから退出し、ドア開
信号出力回路３２Ｂが送出するドア開信号ＳＢが消滅す
るまで、出力禁止状態を維持する。

この構成において、今、第１４図に示す如く、人体ａが
検知エリアＡから進入して、実線矢印で示す如く、自動
扉２〇−検知エリアＢと通過して行くものとする。

人体ａが検知エリアＡに進入すると、検知装置３０Ａの
検知エリアＡ進入判定回路３１Ａが人体ａを検知して、
人体検知信号Ｘを発生し、この人体検知信号Ｘを人力し
たドア開信号出力回路３２Ａがドア開信号ＳＡを図示し
ない扉開閉駆動装置ＤＲＩＶＥに送出する。これにより
、自動扉２０が開き始める。人体ａが、開いた自動扉２
ｏを通過して検知エリアＢに進入した場合、検知装置３
０Ｂの検知エリアＢ進入判定回路３１Ｂは人体ａを検知
し、ドア開信号出力回路３２Ｂがドア開信号ＳＢを送出
するが、ゲート素子２３Ｂが検知装置３０Ａのドア開信
号ＳＡにより禁止状態になっているので、このドア開信
号ＳＢは扉開閉駆動装置ＤＲＩＶＥには供給されず、自
動扉２０は人体ａが検知エリアＡを通過し、ドア開信号
ＳＡが消滅すると、閉動作を開始する。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように、ゲート素子３３Ｂはドア開信号ＳＡの消滅
後または検知エリアＢから人体ａが退出するまでは、出
力禁止状態にあるから、第１５図に示す如く、人体ａが
自動扉２０を通過する頃に、自動扉２０に向かう他の人
体すが検知エリアＢに進入した場合、人体すが検知エリ
アＢから出て自動扉２０を通過しようとしているにもか
かわらず、自動扉２０が閉じ始め、人体すが自動扉２０
に挟まれる恐れが出てくる。

即ち、この従来の構成では、人体が検知エリアＡに進入
したのち、検知エリアＢに自動扉２０に向う他の人体が
進入した場合、検知装Ｒ３０Ｂはこの他の人体が自動扉
２０を通過してきた人体であるか、これから自動扉２０
に向かう人体であるかの方向性を判別することができな
いので、上記他の人体が安全に自動扉２０を通過するの
を保証し得ないという問題があった。

本出願人は、この問題を解決するために、第７図に示す
如く、検知エリアＢを近扉検知エリアＢｌと遠扉検知エ
リアＢ２の２つに区分した扉開閉制御装置を、先に提案
した。

この構成では、検知装置３０Ａが形成する検知エリアＡ
に人が進入したことを条件として検知装置３０Ｂが出力
したドア開信号が消滅後所定時間経過するまで上記近扉
検知エリアＢ１をマスクして検知装置３０Ｂを出力禁止
状態とし、上記穴が検知エリアＡを経由して近扉検知エ
リアＢｌに移動したことを条件として該遠扉検知エリア
Ｂ２をマスクして人が該遠扉検知エリアＢ２を退出する
まで検知装置３０Ｂの出力禁止状態を継続させるように
する。

従って、人ａが一方の検知装置３０Ａが形成する検知エ
リアＡ側から扉に向かい、扉を通過して、近扉検知エリ
アＢ１から遠検知エリアＢ２を経由して非検知エリアへ
退出する場合、すなわち人ａが上記一方の検知エリアＡ
から扉を通過する場合は、該人ａが遠検知エリアＢ２を
経由して非検知エリアへ退出するまで、他方の検知装置
３０Ｂは出力禁止状態に拘束されてドア開信号を出力し
ない。従って、上記検知装置３０Ａが送出したドア開信
号が消滅後所定時間経過すると、扉は速やかに閉動作に
入る。

また、人が、遠扉検知エリアＢ２から近扉検知エリアＢ
ｌを経由して扉を通過する場合は、何れの検知エリアも
マスクされない。

第１の人ａが検知装置３０Ａが形成する検知エリアＡか
ら扉に向かい、この時、第２の人すが上記遠扉検知エリ
アＢ２に進入して扉に向かう場合、上記第２の人すが遠
扉検知エリアＢ２に進入すると、上記第１の人ａが検知
装置３０Ａが形成する検知エリアＡに進入したことに伴
う検知装置３０Ｂの出力禁止状態は解除され、該検知装
置３０Ｂは上記第２の人すが扉を通過し終えるまでドア
開信号を出力するので、第１の人ａは勿論該第２の人す
も安全に扉を通過することができる。

しかしながら、この構成では、第１の人ａが近扉検知エ
リアＢｌに進入した時、遠扉検知エリアＢ２がマスクさ
れるので、この時、第８図に示す如く、第２の人すが非
検知エリアから遠扉検知エリアＢ２に進入して扉に向か
った場合、検知装置３０Ｂは出力禁止状態にあるために
、扉が閉じ始めており、第２の人すが扉を安全に通過で
きない場合が生じるという問題があった。

本発明は上記問題を解消するためになされたもので、自
動扉の両側から前後しであるいは同時に人体が該自動扉
に向かう場合、両者が安全に自動扉を通過することがで
き、従来に比して、安全性、信頼性の高い扉開閉制御装
置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、扉の一方側に人体検
知用の第１の検知エリアを形成して人体を検知した場合
に、上記扉を開閉駆動する扉開閉駆動装置に第１のドア
開信号を送出する第１の検知装置、上記扉の他方側に人
体検知用の第２の検知エリアを形成して人体を検知した
場合に、上記扉開閉駆動装置に第２のドア開信号を送出
する第２の検知装置を備える扉開閉制御装置において、
少なくとも一方の検知装置が形成する検知エリアを、上
記扉寄りの近扉検知エリアと遠扉検知エリアとの２段に
区分するとともに該遠扉検知エリアを、扉開閉方向に少
なくとも３つの小検知エリアに区画し、他方の検知装置
が形成する検知エリアに人が進入したことを条件として
該他方の検知装置が出力したドア開信号が消滅後所定時
間経過するまで上記近扉検知エリアをマスクして上記一
方の検知装置を出力禁止状態とし、上記穴が上記他方の
検知エリアを経由して上記近扉検知エリアに移動したこ
とを条件として上記遠扉検知エリアをマスクして人が該
遠扉検知エリアを退出するまで上記一方の検知装置の出
力禁止状態を継続させ、上記複数の小検知エリアのうち
の相隣らない２つの小検知エリアに人が進入した時には
、上記一方の検知装置の出力禁止状態を解除する構成と
したものである。

請求項２では、小検知エリアが、二人の人が反対方向に
すれ違うに充分な広さを有しないようにした。

［作用〕 本発明では、人が他方の検知装置が形成する検知エリア
側から扉に向かい、扉を通過して、近扉検知エリアから
遠検知エリアを経由して非検知エリアへ退出する場合、
人が上記一方の検知エリアに入ると、該人が遠検知エリ
アを経由して非検知エリアへ退出するまで、該一方の検
知装置は出力禁止状態に拘束されてドア開信号を出力し
ない。

従って、上記他方の検知装置が送出したドア開信号が消
滅後所定時間経過すると、扉は速やかに閉動作に入る。

また、人が、遠扉検知エリアから近扉検知エリアを経由
して扉を通過する場合は、何れの検知エリアもマスクさ
れない。

第１の人が上記他方の検知装置が形成する検知エリアか
ら扉に向かい、この時、第２の人が上記遠扉検知エリア
に進入して扉に向かう場合、上記第２の人が遠扉検知エ
リアに進入すると、上記第１の人が上記他方の検知装置
が形成する検知エリアに進入したことに伴う上記一方の
検知装置の出力禁止状態は解除され、該一方の検知装置
は上記第２の人が扉を通過し終えるまでドア開信号を出
力するので、上記第１の人は勿論該第２の人も安全に扉
を通過することができる。

また、第１の人が扉を通過して近扉検知エリアから遠扉
検知エリアに向かい、この時、第２の人が非検知エリア
から遠検知エリアに進入した場合、第１の人と第２の人
が、互いに隣接しない小検知エリアに進入した場合には
、上記一方の検知装置の出力禁止状態が解除されて該検
知装置がドア開信号を送出するので、第２の人が扉を安
全に通過することができる。

〔実施例］ 以下、本発明の１実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、検知装置３０Ｂは、第２図に示す如く
、自動扉２０の後方に、前後２段に、検知エリア（近扉
検知エリア）Ｂｌと検知エリア（遠扉検知エリア）Ｂ２
を形威し、この検知エリア　Ｂ２は中央の小検知エリア
Ｂ２ｂ、左右の小検知エリアＢ２ａおよびＢ２ｃからな
る。これらの小検知エリアは２人の人が入るには不充分
な広さである。

本実施例では、第１３図の投受光装置１０の投光素子１
と受光素子ＩＡが作る検知エリアを小検知エリアＢ２ａ
、投光素子２と受光素子２Ａが作る検知エリアを小検知
エリアＢ２ｂ、投光素子３と受光素子３Ａが作る検知エ
リアを小検知エリアＢ２ｃとし、各受光素子ＩＡ〜３Ａ
（図に受光部Ｂ２ａ−Ｂ２ｃで示す）の出力をＡ／Ｄ変
換したデジダル値ＭＢ２ａ　、　ＭＢ２ｂ　、　ＭＢ２
ｃを主制御部（マイクロコンピュータからなる）ＣＰＵ
で判定値ＫＢ２ａ　、　ＫＢ２ｂ　、、ＫＢ２ｃとそれ
ぞれ比較して、対応する判定値に達している場合には、
ある条件下で、人体検知信号Ｘを送出させ、投光素子５
〜７の組（図に、投光部Ｂ１で示す）と受光素子５Ａ〜
７Ａの組み（図に、受光部Ｂ１で示す）が作る検知エリ
アを検知エリアＢ１とし、受光素子５Ａ〜７Ａの出力を
Ａ／Ｄ変換したデジダル値の平均値ＭＨＩ　（以下、出
力平均値という）を主制御部ＣＰＵで判定値ＫＢＩと比
較して、判定値ＫＢＩに達している場合には、ある条件
下で、人体検知信号Ｘを送出させることにより、上記検
知エリアＢｌと８２（小検知エリアＢ２ａ−Ｂ２ｃに区
画されている）を得ている。ＣＰＵは第３図（ａ）およ
び０））に示す動作フローで表現されるプログラムを有
している。なお、投受光装置１０の投光素子４と８およ
び受光素子４Ａと８Ａは使用しない。

投光部Ｂｌの各投光素子５〜７は高速で所定の順序で、
かつサイクリックに点灯制御され、この点灯制御に同期
して受光部Ｂ１の対応する受光素子５Ａ〜７Ａの出力が
サンプリングされて、増幅部ＡＭＰ、ノイズ除去用のフ
ィルタ部ＢＰＦ　（ハンド・パス・フィルタ）を通した
のち、デジタル変換されてＣＰＵに取り込まれる。同様
に、投光部Ｂ２ａ〜投光部Ｂ２ｃの各投光素子１〜３は
高速で０Ｎ１０ＦＦ点灯制御され、この点灯制御に同期
して対応する受光部Ｂ２ａ〜受光部Ｂ２ｃの出力がサン
プリングされて、増幅部ＡＭＰ、バンドパス・フィルタ
部ＢＰＦを通したのち、デジタル変換されてＣＰＵに取
り込まれる。５ＷＩＣＨは受光素子ＩＡ〜３Ａ、４Ａ〜
７Ａの出力をサンプリングして取り出す受光部選択部、
ＯＵＴはＣＰｔＪから人体検知信号Ｘを受けて、ドア開
信号ＳＲを送出するドア開信号出力部であり、このドア
開信号ＳＢは人体検知信号Ｘの消滅役所定時間Ｔｏの経
過後にＯＦＦとなる。ＰＯＷＥＲは検知装置３０Ｂの電
源である。検知装置３０Ａは前記した従来の検知装置で
あり、これが出力するド゛ア開信号ＳＡは検知装置３０
ＡのＣＰＵに供給される。

なお、第４図に、上記実施例の動作を一目で理解し得る
ように、本実施例を、機能ブロックで表現して示してお
く。

この第４図におけるゲート素子２３Ｂ１はドア開信号Ｓ
Ａを受けている間は出力禁止状態となる。

また、ゲート素子２３Ｂ２はドア開信号ＳＢＩを受けて
いる間は出力禁止状態となる。２３Ｂ３はアンド素子で
あって、小検知エリアＢ２ａとＢ２ｃに人が同時に進入
している時に、ドア開信号ＳＢを扉開閉駆動装置ＤＲＩ
ＶＥへ通過させる。

次に、第■図の実施例の動作を、第３図（ａ）、（ｂ）
に示す動作フローを参照して説明する。

図示しない電源スィッチを投入すると、ＣＰＵの初期設
定が行われ、ＣＰＵの図示しないモード設定部には、Ｍ
ＯＤＥ＝Ｏが設定される。このＭＯＤＥ＝Ｏは検知エリ
アＡ、検知エリアＢｌおよびＢ２（小検知エリアＢ２ａ
−Ｂ２ｃ）のいずれにも人が進入していないモードであ
る。

■］今、第５図（ａ）に破線で示す如く、人ａが検知エ
リアＡ側から自動扉２０に向かうものとする。

（ａ）人ａが検知エリアＡに進入すると、検知装置３０
Ａがドア開信号ＳＡを扉開閉駆動装置ＤＲＩＶＥと検知
装置３０ＢのＣＰＵに送出する。このドア開信号ＳＡに
より、扉開閉駆動装置ＤＲＩＶＥが作動して自動扉２０
が開き始める。上記ドア開信号ＳＡを入力されたＣＰＵ
ば、検知エリアＢｌおよび検知エリアＢ２に人が進入し
ていないので、モードをＭＯＤＥ＝３に切り換える（符
号ので示すステップ）。

このＭＯＤＥ＝３は検知エリアＡに人が進入したことを
条件として、ドア開信号ＳＡが消滅後所定時間経過する
まで、ドア開信号ＳＲ（人が検知エリアＢ１へ進入した
ことに伴うドア開信号）の発生を禁止するモード、換言
すれば、検知エリアＢｌをマスクするモードである。

（ｂ）人ａが自動扉２０を通過して検知エリアＢ１に進
入すると、受光素子５Ａ〜７Ａの出力平均値ＭＢＩが判
定（ｄＫＢｌに達するので、ＣＰＵはフラグ（検知エリ
アＢ１フラグ）を立てるが（符号（Ａ）で示すステップ
）、ＭＯＤＥ＝３であるので、人体検知信号Ｘを送出せ
ず、従って、検知エリアＢ１に人ａが進入しているにも
かかわらずドア開信号出力部ＯＵＴはドア開信号ＳＢを
出力せず、ＣＰＵはモードをＭＯＤＥ＝４に切り替える
（符号■〜■で示すステップ）。

このＭＯＤＥ＝４は、検知エリアＢ１に人ａが進入した
ことを条件として、人が検知エリアＢ１から退出するま
で、ドア開信号ＳＢ　　（人が検知エリアＢ２に進入し
たことによるドア開信号）の発生を禁止するモード、換
言すれば、検知エリアＢ２全体をマスクするモードでで
ある。

（Ｃ）人ａが検知エリアＢｌから検知エリアＢ２の例え
ば小検知エリアＢ２ａへ進むと、出力平均値ＭＢＩは判
定値ＫＢＩから外れるが、受光素子ＩＡの出力値Ｍ　Ｂ
２ａが判定値Ｋ　Ｂ２ａに達するので、ＣＰＵはフラグ
（検知エリアＢ２ミツラグ）を立てる（符号（Ｃ）で示
すステップ）。しかし、ＭＯＤＥ＝４であるので、検知
エリアＢ２へ人ａが進んだにもかかわらず、ドア開信号
出力部ＯＵＴはドア開信号ＳＲを出力せず、ＣＰＵはモ
ードをＭＯＤＥ＝５に切り換える（ステップ■から■）
）。

このＭＯＤＥ＝５は人が検知エリアＢ１から検知エリア
Ｂ２（小検知エリアＢ２ａもしくはＢ２ｂもしくはＢ２
　ｃ）へ移動したモードであり、ドア開信号ＳＢを発生
を禁止する動作を継続させるモード、すなわち、検知エ
リアＢ２全体のマスクを継続するモードである。

（ｄＪ人ａが検知エリアＢ２の小検知エリアＢ２ａから
非検知エリアへ退出すると、出力値Ｍ　Ｂ２ａが判定値
Ｋ　Ｂ２ａから外れるので、小検知エリアＢ２ａフラグ
を降ろして初期状態に戻り、モードはＭＯＤＥ＝Ｏに切
り換わる（ステップ■〜■）。

このように、人ａが検知エリアＡに進入して、自動扉２
０を通過し、検知エリアＢｌを、次いで検知エリアＢ２
を通過して検知エリアＢ２から退出する場合は、人ａが
検知エリアＢ１、Ｂ２に侵入しても、ドア開信号ＳＢは
発生せず、ドア開信号ＳＡにより、自動扉２０が開閉制
御され、人ａが自動扉１０を通過すると、該自動扉２０
は速やかに閉動作を開始して閉じる。

■〕次に、検知エリア８２側から、第５図（ａ）に実線
で示す如く、人すが自動扉２０に向かう場合について説
明する。

（ｅ）人すが非検知エリアから検知エリアＢ２の例えば
小検知エリアＢ２ｃに進入すると、受光素子３Ａの出力
値ＭＢ２ｃが判定値Ｋ　Ｂ２ｃに達するので、ＣＰＵは
フラグ（車検知エリアＢ２ｃフラグ）を立てる（符号（
Ｃ）°に示すステップ）。この時、ＭＯＤＥ＝Ｏである
ので（ステップ（Ｆ））、ＣＰＵは人体検知信号Ｘを出
力しく符号（Ｇ）で示すステップ）、この出力を受けた
ドア開信号出力部ＯＵＴはドア開信号ＳＢを扉開閉駆動
装置ＤＲＩＶＥに出力する。同時にＣＰＵはＭＯＤＥ＝
１に切り換える（ステップ■〜■）。

このＭＯＤＥ＝１は、検知エリアＢｌおよび検知エリア
Ａにおける人の存在の有無にかかわらず、非検知エリア
から検知エリアＢ２に人が進入したことを条件として、
ドア開信号ＳＲを発生させるモードである。

（ｆ）人すが検知エリアＢ２の小検知エリアＢ２ｃを通
過して検知エリアＢ１に進入すると、出力値Ｍ　Ｂ２ｃ
は判定値Ｋ　Ｂ２ｃから外れるが、受光素子５Ａ〜７Ａ
の出力の出力平均値ＭＢＩが判定値ＫＢＩに達するので
、ＣＰＵは検知エリアＢ１フラグを立てて（符号（Ａ）
で示すステップ）、ＭＯＤＥ＝１であるので（ステップ
（Ｂ））、人体検知信号Ｘを出力し続け、ドア開信号Ｓ
Ｂは送出され続け、自動扉２０は開いたままとなる。モ
ードはＭＯＤＥ＝２に切り換えられる（符号［相］〜■
で示すステップ）。

このＭＯＤＥ＝２は人が検知エリアＢ２から検知エリア
Ｂ１へ移動したモードであり、発生しているドア開信号
ＳＲを継続して発生させるモードである。

（の人すが検知エリアＢ１を退出して出力平均値ＭＢＩ
が判定値ＫＢＩから外れ、その後、所定時間Ｔｏが通過
すると、ＣＰＵは検知エリアＢ１フラグを下ろす（ステ
ップ（Ｈ））。これによりドア開信号ＳＢは消滅して自
動扉２０は閉じる（ステップ（Ｉ））。この時、ＣＰＵ
は検知エリアＡに人が存在せず、ドア開信号ＳＡが発生
していない場合は、所定時間の経過後に、ＭＯＤＥ＝０
に切り換え、検知エリアＡに人が存在し、ドア開信号Ｓ
Ａが発生している場合には、ＭＯＤＥ＝３に切り換える
（ステップ＠〜０）。

■〕次に、自動扉２０の両側から人が該自動扉２０に向
かう場合、すなわち、人ａが検知エリアＡに進入してい
る状態もしくは人ａが検知エリアＢｌに進入する前の状
態で、人すが反対方向から検知エリアＢ１に進入する場
合について説明する。

Ｑ′１）人ａが検知エリアＡに存在する状態はＭＯＤＥ
＝３の状態であり（ステップの）、ドア開信号ＳＡによ
り自動扉２０は開動作にあり、かつ、ドア開信号ＳＢ　
　（人が検知エリアＢ１に進入したことによるドア開信
号）は出力禁止状態にある。人すが検知エリアＢ２の小
検知エリアＢ２ｃに進入すると、前記したように車検知
検知エリアＢ２ｃフラグが立てられ、検知装置３０Ｂは
ドア開信号ＳＢを出力する（ステップ（Ｊ））。モード
はＭＯＤＥ＝３からＭＯＤＥ＝１となり（ステップ■〜
＠）、ドア開信号ＳＢ　　（人が検知エリアＢ１に進入
したことによるドア開信号）の出力禁止状態（検知エリ
アＢｌのマスク状態）は解除される。

（ｉ）人すが検知エリアＢ２から８１へ進むと、検知エ
リアＢｌフラグがセットされ（その後に、検知エリアＢ
２フラグはリセットされる）、ＭＯＤＥ＝１であるので
、人すが検知エリアＢｌを通過して所定時間が経過する
まで、ドア開信号ＳＢが出力され続ける。即ち、人ａが
自動扉２０を通過しても、該自動扉２０は閉しず、人す
が自動扉２０を通過するまで、ドア開信号ＳＢが送出さ
れ続けることになる。

■〕人ａが検知エリアＡから検知エリアＢの例えば小検
知エリアＢ２ａに進んだ時に、第５図（ｂ）に示す如く
、人すが検知エリアＢに進入したとする。

小検知エリアＢ２ａ−Ｂ２ｃは二人の人が同時に進入し
得る広さでは無いので、今、人すは小検知エリアＢ２ｂ
か、もしくは小検知エリアＢ２ｃに進入することになる
。今、人すは小検知エリアＢ２ｃに進入したものとする
と、ＭＯＤＥ＝５であるので（ステップ■）、ドア開信
号ＳＢは出力されないが、隣接しない小検知エリアＢ２
ａとＢ１０とに人が共に存在するので、ステップ■を経
て、ＭＯＤＥ＝１に切り換わり、検知装置３０Ｂの出力
禁止状態が解除されて、ドア開信号ＳＢが扉開閉駆動装
置ＤＲＩＶＥに送出され（ステップ（Ｋ）または（Ｇ）
）、自動扉２０は開放される。

伽）人すが検知エリアＢ１に進むと、ドア開信号ＳＢは
出力され続け、ステップ［相］から■に進んで、ＭＯＤ
Ｅ＝２となり、人すは自動扉２ｏを通過する。

なお、人ａと人すとが、相隣り合う小検知エリア例えば
Ｂ２ａとＢ２ｂのみにそれぞれ進入した場合は、上記（
ｊ）項で説明した検知装置３０Ｂの出力禁止状態の解除
動作は行われない。これは、人ａもしくは人すが３つの
小検知エリアＢ２ａ−Ｂ２ｃにまたがって通過すること
は無いが、第６図に示す如く、−人の人が小検知エリア
Ｂ２ａと８２ｂ、小検知エリアＢ２ｂとＢ１０にまたが
って一人の人が通過する可能性があり、このようなモー
ドを対面通行と誤判定するのを防止するためである。−
人の人が隣接する小検知エリアにまたがって通過する場
合は、ステップ１７を経てＭＯＤＥ＝５に切り換わり、
ドア開信号ＳＢの出力禁止状態は継続される。

このように、本実施例では、非検知エリアから検知エリ
アＡに人が侵入した場合には、検知エリアＢ１をマスク
し、この人が検知エリアＢ１に進入すると、検知エリア
Ｂ２をマスクするので、上記穴が自動扉２０を通過する
と、速やかに自動扉２０を閉じさせることができ、人が
検知エリアＡ側から検知エリアＢｌ側に向かっている時
に、他の人が非検知エリアから検知エリアＢ２に進入し
た場合には、上記マスク動作が解除され、検知エリアＡ
からの人が自動扉２０を通過してドア開信号ＳＡが消滅
しても、ドア開信号ＳＢが扉開閉駆動装置ＤＲＩ　ＶＥ
に送出されるので、自動扉２０は閉することなく、上記
他の人は安全に自動扉２０を通過することができる。

また、自動扉２０を通過して検知エリアＢ１から検知エ
リアＢ２に進入した時に、同時に他の人が非検知エリア
から検知エリアＢ２に進入した場合、両者が検知エリア
Ｂの離れた小検知エリアＢ２ａとＢ１０のそれぞれに進
入した場合には、両者は検知エリアＢを対面通行する人
であると判定して、ドア開信号ＳＲの出力停止を解除す
るので、非検知エリアから検知エリアＢに進入して自動
扉２０に向かう上記他の人が自動扉２０を通過するまで
、該自動扉２０は開放され、上記他の人も安全に自動扉
２０を通過することができる。

なお、上記実施例は、検知装置３０Ｂの検知エリアを２
段に区分した場合であるが、検知装置３０Ｂ側だけでな
く、検知装置３０Ａの検知エリアも２段に区分して該検
知装置３０Ａが上記した動作フローに従う動作を実行す
る構成としてもよい。

また、上記実施例では、検知装置３０Ｂの検知エ１１７
を２段に区分しているが、区分段数は必要に応じて増や
せばよい。

また、小検知エリアの区分数は、実施例の３つる限定さ
れるものではなく、４以上の小検知エリアに区分しても
良い。

また、上記実施例では、投受光装置１０の受光素子ＩＡ
〜３Ａの出力を区分して小検知エリアを形成しているが
、小検知エリアの区分方法は、これに限定されるもので
は無い。

また、上記実施例では、ＣＰＵを備える検知装置３０Ａ
、３０Ｂを用い、ソフトウェアで人体検知を行っている
が、ハードウェアで人体検知を行う検知装置を用いても
良いことはいうまでもない。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明した通り、扉の両側に形成する検知エ
リアの少なくとも一方の検知エリアを近扉検知エリアと
連覇検知エリアの前後２段に区分するとともに連覇検知
エリアを複数の小検知エリアに再区分し、他方の検知エ
リアに人が進入した場合には、近扉検知エリアをマスク
し、この検知エリアに進入した人が近扉検知エリアに進
入した場合には、連覇検知エリアをマスクし、非検知エ
リアから上記連覇検知エリアに人が進入した場合は、無
条件に上記マスク動作が解除される構成とした上、連覇
検知エリアの相隣り合わない小検知エリアに人が同時に
もしくは前後して進入した場合には、扉を通過した人と
これから扉に向かう人とが連覇検知エリアに進入したも
のと判定して連覇検知エリアのマスクを解除するように
したことにより、扉の両側から該扉に向かって人が進ん
で来ても、また、連覇検知エリアの両側から人が進んで
きても、一方の人が扉を通過しようとしているにもかか
わらす該扉が閉動作に入ることはなく、両方の人が安全
に扉を通過することができので、従来に比し、安全性お
よび信頼性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は上
記実施例における検知エリアを説明するための模式図、
第３図（ａ）と（ｂ）は上記実施例におけるＣＰＵのプ
ログラムのの動作フロー図、第４図は上記実施例を機能
ブロックで示した図、第５図（ａ）と（ｂ）および第６
図は上記実施例の動作を説明するための人と検知エリア
の関係を示す図、第７図は検知エリアを２つに区分した
扉開閉制御装置の検知エリアを示す図、第８図は従来の
扉開閉制御装置の検知エリアを説明するための図、第９
図は従来の問題点を説明するための検知エリアと人との
関係を示す図、第１０図は従来の扉開閉制御装置を機能
ブロックで示した図、第１１図および第１２図は従来の
検知エリア形成方法を説明するためのブロック図と形成
された検知エリアの図、第１３図は上記従来の扉開閉制
御装置に使用されている投受光装置の１例を示す図、第
１４図および第１５図は上記従来の扉開閉制御装置の動
作を説明するための人と検知エリアの関係を示す図であ
る。 １〇−投受光装置、２０−・・自動扉、３０Ａ、３０　
Ｂ−検知装置、 ｃ　ｐ　ｕ−−一主制御部、 Ａ、Ｂｌ、Ｂ２・・・検知エリア、 Ｂ２−検知エリア、 Ｂ　２　ａ−Ｂ　２　ｃ−小検知エリア。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）扉の一方側に人体検知用の第１の検知エリアを形
   成して人体を検知した場合に、上記扉を開閉駆動する扉
   開閉駆動装置に第１のドア開信号を送出する第１の検知
   装置、上記扉の他方側に人体検知用の第２の検知エリア
   を形成して人体を検知した場合に、上記扉開閉駆動装置
   に第２のドア開信号を送出する第２の検知装置を備える
   扉開閉制御装置において、少なくとも一方の検知装置が
   形成する検知エリアを、上記扉寄りの近扉検知エリアと
   遠扉検知エリアとの２段に区分するとともに該遠扉検知
   エリアを扉開閉方向に少なくとも３つの小検知エリアに
   区画し、他方の検知装置が形成する検知エリアに人が進
   入したことを条件として該他方の検知装置が出力したド
   ア開信号が消滅後所定時間経過するまで上記近扉検知エ
   リアをマスクして上記一方の検知装置を出力禁止状態と
   し、上記人が上記他方の検知エリアを経由して上記近扉
   検知エリアに移動したことを条件として上記遠扉検知エ
   リアをマスクして人が該遠扉検知エリアを退出するまで
   上記一方の検知装置の出力禁止状態を継続させ、上記複
   数の小検知エリアのうちの相隣り合わない２つの小検知
   エリアに人が進入した時には、上記一方の検知装置の出
   力禁止状態を解除することを特徴とする扉開閉制御装置
   。
2. （２）小検知エリアは、２人の人が反対方向に通過する
   に充分な広さを有していないことを特徴とする請求項１
   記載の扉開閉制御装置。