JPH0533500Y2 - - Google Patents

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JPH0533500Y2
JPH0533500Y2 JP1985166189U JP16618985U JPH0533500Y2 JP H0533500 Y2 JPH0533500 Y2 JP H0533500Y2 JP 1985166189 U JP1985166189 U JP 1985166189U JP 16618985 U JP16618985 U JP 16618985U JP H0533500 Y2 JPH0533500 Y2 JP H0533500Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エレベータのかご内の状況を監視
し、かご内の犯罪を未然に防止するエレベータの
防犯装置に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
エレベータかご内の乗客の数や位置を検出する
ものとして、特願昭59−107303号「状況監視装
置」がある。
まず最初に、上記の状況監視装置について説明
する。
状況監視装置は、視野を設定するための固定ス
リツトと、該固定スリツトに交差するスリツトを
有する回転板と、入射赤外線の変化に応動して信
号を出力する検知素子(焦電型赤外線検知素子)
とを備えた検知部と、該検知素子の出力信号を処
理して人の数や位置を判定する信号処理部とから
なる。
ピンホールは、固定スリツトと回転板のスリツ
トとの交差点に形成され、走査は回転板を回転さ
せることにより行なう。
また、視野の分割は固定スリツトを複数個設
け、回転板には各固定スリツトに対応するスリツ
トの位置をずらして配置し、ピンホール走査の時
期が各視野で異なるようにして、一つの検知素子
で各視野の検出を行なうようにしている。
第1図イは、状況監視装置の感知部の一実施例
の外観を示す図で、図中、1は感知部全体、2は
ケース、3はケース2の前面に取付けられた回転
板で、走査用モータ(図示せず)で一定速度で駆
動される。回転板3にはスリツトS1A〜S1C
及びS2A〜S2Cが設けられ、レテイクル板と
しての役割を果たしている。
第1図ロは、感知部1の回転板3を取り外した
状態を示す図で、ケース2の前面にはスリツト
LA〜LCが設けられており、回転板3の回転につ
れて、スリツトS1A及びS2AはスリツトLA
と交差し、同様にスリツトS1B及びS2Bはス
リツトLBと、スリツトS1C及びS2Cはスリ
ツトLCとそれぞれ交差する。4はケース2の内
部に固定された検知素子である。なお、回転板3
(レテイクル板)は、説明の都合上ケース2の外
側に取付けた状態を示したが、実際には意匠上等
によりケース2の内側に取付けた方が望ましい。
また、検知素子4は1個でもよいが各スリツトに
対応する数だけ取付けるようにしてもよい。
第2図は、第1図の部分拡大図でスリツトの交
差によりピンホールが形成される様子を示してい
る。ここではスリツトLAとS1Aとにより形成
されるピンホールPを示しており、回転板3が矢
印方向へ回転すると、それにつれてピンホールP
はスリツトLAの左端から右端まで移動する。同
様にして順次スリツトLB及びLCにもピンホール
が形成され、回転板3の回転につれて移動する。
第3図は、一例として感知部をかごの天井部に
取付けた状態を示す図である。5はエレベータの
かごで、ここでは視野をA〜Cゾーンの3つの視
野に分割し更に各ゾーンを後述の同期信号でa〜
cに区分し、合計9つの区画に分割している。A
ゾーンのa〜cの3つの区画は、スリツトLAと
検知素子4との距離及びスリツトLAの大きさに
よつて設定され、同様にBゾーンはスリツトLB
によつてCゾーンはスリツトLCによつてそれぞ
れ設定される。そして回転板3が回転すると、ピ
ンホールの移動によつてA〜Cゾーンが順次走査
され、この例では回転板3の1回転で各ゾーンが
それぞれ2回走査されることになる。
第4図は、1回の走査における各ゾーンについ
ての走査位置と、検知素子4の出力信号の波形と
の関係を横軸に時間をとつて示したもので、イは
各ゾーンの区画を示しロは検知素子の出力信号の
波形の一例を示している。ハ〜ルはそれぞれ各区
画に対応する同期信号で、これらは回転板3が一
定の周期で回転しているため、例えばフオトイン
タラプタとタイマー等により容易に得ることがで
きる。
なおt1はAゾーンの走査開始時点、すなわちス
リツトS1AとLAが交差し始める点を、t2はA
ゾーンの走査終了時点、すなわちスリツトS1A
とLAとが交差を終了する時点をそれぞれ示し、
同様にt3とt4はBゾーンの走査期間を、t5とt6
Cゾーンの走査期間を示す。
検知素子の出力波形は、ここではAゾーンのa
の区画に1人、Bゾーンのbの区画に2人存在す
る場合の波形を示している。図示のように、2人
が密接した状態で存在する場合は、検知素子の出
力は1人の場合のhに比べて約2hとほぼ2倍の
大きさとなるので、適当なしきい値を設定すれば
人の存在の有無や1人と2人の判別を行なうこと
ができ、更に前記各同期信号とそれぞれ論理積を
とれば、各区画毎の人数に対応した信号を得るこ
とができる。
このように、上記の状況監視装置を利用すれば
かご内の乗客の数と位置を検出することができる
ので、これを利用し、かご内に2名の乗客が存在
するときあるいは2名の乗客が接近した状態で存
在するときに、警報を発したり、かごを最寄階へ
停止させたり等の防犯運転を行なうことが考えら
れる。
しかしながら、犯罪が発生するケースとしては
乗客が2名でかつこれらの乗客が接近した状態で
ある場合が確かに多いが、逆にこのような状態に
なつたときに必ず犯罪が発生するというわけでは
なく、従つてこうした場合に常に防犯運転に切り
換えるとすると、防犯を重視するあまり却つて乗
客の反感をかうことにもなりかねない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決することを目的と
し、犯罪や暴力が発生するときの状況として、か
ご内に乗客が2名だけでかつ乗客の急な移動や激
しい動作を伴うケースが大部分であり、またこの
ような状況を検出した場合には、ほぼ間違いなく
犯罪や暴力の発生と見なすことができる点に着目
してなされたものである。
本考案はこのため、前記状況監視装置に分割フ
レネルレンズと検知素子(焦電型赤外線検知素
子)と、この検知素子の出力信号からかご内の乗
客の動きを検出する動き検出回路とを設け、状況
監視装置によりかご内の乗客が2名であることを
検出するとこの動き検出回路を作動させ、乗客の
動作や移動の速度が所定値より大きいとき、警報
を発したりかごを最寄階へ停止させる等の防犯運
転に切り換えるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第5図は、本考案の全体の構成を示すブロツク
図である。なお第1図と同一のものは同一符号に
て示している。
第5図において、6は回転板3を一定速度で駆
動する走査用モータ、7は前置増幅器、8はコン
パレータ、9は人数検出回路、10はかご内乗客
が2人のとき出力信号10a及び10bを発する
出力回路、11は分割フレネルレンズ、12は焦
電型赤外線検知素子、13は前置増幅器、14は
ノイズを除去するためのフイルタ、15はコンパ
レータからなり検知素子の出力周波数が所定値以
上すなわちかご内乗客の動きが激しいときに出力
信号15aを発する動き検出回路、16は信号1
0bにより閉路する接点である。
以上の構成において次に動作を説明する。
前述の説明から明らかなように、コンパレータ
8のしきい値を適当に設定し、さらに人数検出回
路9において第4図ハ〜ルの同期信号を用いて論
理積をとることにより、検知素子4の出力からか
ご内の各区画毎に人の存在の有無や或いは1人と
2人の判別を行なうことができる。出力回路10
では、人数検出回路9からの信号によりかご内の
乗客が2人のときのみ出力信号10a及び10b
を発する。信号10bにより接点16は閉路する
が、この段階ではまだ防犯運転への切り換えは行
なわず、例えば信号10aにより乗場や管理人室
等に設けた表示装置を作動させ、注意を促す程度
に留める。
一方、状況監視装置のケース2には分割フレネ
ルレンズ11と検知素子12とが組み込まれてお
り、かご内の輝度空間分布が分割フレネルレンズ
11を介して検知素子12に入射される。そして
検知素子12により入射赤外線の変化分が電気信
号として取り出され、前置増幅器13、フイルタ
14を介して動き検出回路15でその出力周波数
を判別することにより乗客の動きが検出される。
この原理については、特開昭57−102481号「エレ
ベータかご内異常検出装置」や特開昭57−125496
号「状況検出装置」等に詳細に説明されているの
でここでは説明を省略する。
かご内の乗客の動きは通常(特に運転中)は緩
慢であり、従つて検知素子12の出力周波数は低
い値であるが、乗客の移動や動作が激しくなると
検知素子12の出力周波数が高くなり、これが所
定値を超えると動き検出回路15で検出され、出
力信号15aが発せられる。いま接点16は閉路
しているので、この信号15aは接点16を介し
防犯運転指令として出力される。
すなわち、かご内の乗客が2名でかつこれらの
乗客の動きが激しいときに防犯運転指令が発せら
れ、警報装置を作動させたりかごを最寄階に停止
させ戸開を行なうなどの防犯運転に切り換えられ
ることになる。
なお、上記実施例において乗客の動きを検出す
るための光学系として分割フレネルレンズを用い
たのは、装置の小型化が図れることと視野の調整
が容易であることによるものであるが、必ずしも
これに限る必要はなく、マルチミラーや前述の特
開昭57−125496号「状況検出装置」に示された多
数のカツト面を有する広立体角プリズム等であつ
ても同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例では分割フレネルレンズと検
知素子とを状況監視装置に組み込んでいるが、勿
論これらを状況監視装置とは別個に構成するよう
にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、犯罪が発生すると予想される
検出状況と字際に犯罪が発生する場合の状況とを
ほぼ一致させることができるので、誤動作によつ
て乗客が不信感を抱いたりすることを極力減らす
ことができると共に、かご内の犯罪の防止に非常
に大きな効果を発揮し、特に犯罪の集中する夜間
に本考案を適用すると効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は状況監視装置の感知部の外観を示す
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は状況
監視装置の感知部をエレベータのかごに取付けた
状態を示す図、第4図は各ゾーンについての走査
位置と検知素子の出力信号の波形との関係の一例
を示す図、第5図は本考案の全体の構成の一実施
例を示す図である。 1……感知部、2……ケース、3……回転板、
4,12……検知素子、7,13……前置増幅
器、8……コンパレータ、9……人数検出回路、
10……出力回路、11……分割フレネルレン
ズ、14……フイルタ、15……動き検出回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータのかご内を複数の視野に分割し、そ
    れぞれの視野を設定するための固定スリツトと、
    該固定スリツトのそれぞれに対応し固定スリツト
    と交差してピンホールを形成する複数のスリツト
    を有するとともに、各ピンホールが同時に形成さ
    れることのないように各スリツトの位置をずらし
    て配置した回転板と、該回転板を一定の速度で駆
    動する手段と、該回転板の回転と同期した信号を
    出力する手段と、前記各視野から前記ピンホール
    を介して入射された入射赤外線の変化に応動して
    信号を出力する第1の焦電型赤外線検知素子と、
    該赤外線検知素子の出力信号と前記回転板の同期
    信号により前記かご内の乗客が2人であることを
    検出すると出力信号を発する人数検出回路と、分
    割フレネルレンズ等の光学系を介して前記かご内
    を視野とする第2の焦電型赤外線検知素子と、前
    記人数検出回路の出力信号により動作し、該第2
    の赤外線検知素子の出力信号の周波数からかご内
    乗客の動きを検出する動き検出回路と、該動き検
    出回路により乗客の動きが所定値より大きいこと
    を検出したとき防犯運転に切り換える手段とを備
    えたことを特徴とするエレベータの防犯装置。
JP1985166189U 1985-10-28 1985-10-28 Expired - Lifetime JPH0533500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985166189U JPH0533500Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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JP1985166189U JPH0533500Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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Publication Number Publication Date
JPS6274663U JPS6274663U (ja) 1987-05-13
JPH0533500Y2 true JPH0533500Y2 (ja) 1993-08-25

Family

ID=31096921

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985166189U Expired - Lifetime JPH0533500Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015094A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかご内監視装置
JP2010254455A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Hitachi Ltd エレベーター制御装置及びこのエレベーター制御装置を備えてなるエレベーター装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60183478A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 フジテツク株式会社 エレベ−タの防犯装置
JPS61119580A (ja) * 1984-11-13 1986-06-06 株式会社日立製作所 エレベ−タ−の防犯装置

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JPS6274663U (ja) 1987-05-13

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