JPH0711945U - 車両用リクライニングシート - Google Patents

車両用リクライニングシート

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JPH0711945U
JPH0711945U JP4283993U JP4283993U JPH0711945U JP H0711945 U JPH0711945 U JP H0711945U JP 4283993 U JP4283993 U JP 4283993U JP 4283993 U JP4283993 U JP 4283993U JP H0711945 U JPH0711945 U JP H0711945U
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JP
Japan
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seat
reclining
reclining mechanism
upper arm
seat back
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JP4283993U
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English (en)
Inventor
賀津行 松下
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】乗員の体形の如何にかかわらず良好な着座姿勢
を採れるリクライニングシートを提供する。 【構成】シ−トクッションの後端部にシ−トバックの下
端部をリクライニング機構を介して前後方向へ回動可能
に組付けてなる車両用リクライニングシートであり、シ
−トクッション11に固定したロアアーム13にアッパ
アーム14をその下部にて第1リクライニング機構20
を介して組付けるとともに、アッパアーム14をその上
部にてシ−トバック12に第2リクライニング機構30
を介して組付け、第2リクライニング機構30によるシ
−トバック12の傾斜角度の調整によりシ−トクッショ
ン11のクッション長を変更させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用リクライニングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用リクライニングシートは一般に、刊行物「自動車工学便覧第6編第1− 26頁(昭和58年9月30日自動車技術会発行)」に示されているように、シ −トクッションの後端部にシ−トバックの下端部をリクライニング機構を介して 前後方向へ回動可能に組付けて構成されている。かかる構成のリクライニングシ ートにおいては、リクライニング機構を構成するレリーズレバーの回動操作によ りラチェットに噛合するポールを同ラチェットから離間させてシ−トバックのシ −トクッションに対するロックを解除し、シ−トバックを前後方向に回動させて シ−トバックの傾斜角度を調整するものである。
【0003】 しかして、車両の乗員は自分の体形に応じた最適な着座姿勢を採るためシ−ト バックの前後方向の傾斜角度を調整するが、このような傾斜角度の調整とともに シートの前後方向の位置調整をするのが一般的である。例えば、シ−トバックの 前後方向の傾斜角度およびシートの前後方向の位置が中立状態である場合、小さ い体形の乗員にあっては、シ−トバックの後方への傾斜角度を小さく調整すると ともにシートを前方へ移動させる調整を行い、また大きな体形の乗員にあっては 、シ−トバックの後方への傾斜角度を大きく調整するとともにシートを後方へ移 動させる調整を行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、特に運転者が上記したごとくシートの調整を行った場合、体形が小 さい運転者にあっては、シ−トバックの傾斜角度が前傾になりすぎてステアリン グとの距離が近すぎるきらいがあるとともに、かかる状態では長時間の運転には 適さない。また、体形が大きい運転者にあっは、シ−トバックの傾斜角度が後傾 になりすぎてステアリングとの距離が遠すぎるきらいがあるとともに、かかる状 態では前方の視界を確保するのに頭部を起こす必要があって、この場合にも長時 間の運転には適さない。従って、本考案の目的はこれらの問題に対処することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シ−トクッションの後端部にシ−トバックの下端部をリクライニン グ機構を介して前後方向へ回動可能に組付けてなる車両用リクライニングシート であり、前記シ−トクッションに固定したロアアームにアッパアームをその下部 にて第1のリクライニング機構を介して組付けるとともに、同アッパアームをそ の上部にて前記シ−トバックに第2のリクライニング機構を介して組付けたこと を特徴とするものである。
【0006】
【考案の作用・効果】
このように構成した車両用リクライニングシートおいては、常態においては両 リクライニング機構のロック作用によりシ−トバックがシ−トクッションにロッ クされている。このような状態において、第1のリクライニング機構のロック解 除操作により、アッパアームのロアアームに対するロックを解除することができ る。この場合、アッパアームはシ−トバックにロック状態にあるため、第1のリ クライニング機構によるロックの解除により、シ−トバックをアッパアームとと ともに前後方向へ回動させて同シ−トバックの前後方向の傾斜角度を調整するこ とができる。また、当該リクライニングシートにおいて、第2のリクライニング 機構のロック解除操作によりアッパアームのシ−トバックに対するロックを解除 することができる。この場合、シ−トバックは第2のリクライニング機構の回動 支点を中心としてアッパアームに対して回動し、アツパアームに対する前後方向 の傾斜角度を調整することができる。また、上記した両リクライニング機構のロ ック解除操作を連動して行うこともでき、この場合にはシ−トバックの傾斜角度 を同時に2段階に行うことができる。
【0007】 このように当該リクライニングシートにおいては、両リクライニング機構によ りシ−トバックの前後方向の傾斜角度を上下位置の異なる2つの回動支点でそれ ぞれ調整することができる。このため、第1のリクライニング機構によりシ−ト バックの後方傾斜角度を大きく調整した場合には、第2のリクライニング機構に よるシ−トバックの傾斜角度の調整によってシ−トクッションの深さを深くする ことができ、すなわちシ−トクッションのクッション長を長くすることができる 。また、第1リクライニング機構によりシ−トバックの後方傾斜角度を小さく調 整した場合には、第2のリクライニング機構によりシ−トクッションの深さを浅 くすることができ、すなわちシ−トクッションのクッション長を短くすることが できる。
【0008】 このため、体形の小さい乗員の場合には、シ−トクッションのクッション長を 短くするとともにシ−トバックの傾斜角度を中立状態に近い状態に調整して、ま た体形の大きい乗員の場合には、シ−トクッションのクッション長を長くすると ともにシ−トバックの傾斜角度を中立状態に近い状態に調整して、いずれの体形 の乗員にあっても長時間の乗車に快適な姿勢を作ることができる。また、シート が中立状態にある場合に、第2のリクライニング機構によるシ−トバックの傾斜 角度の調整により、腰椎部のサポート性を変更することができて、ランバーサポ ートの機能を発揮させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、図1〜図3には本考案 に係るリクライニングシートにおけるシ−トクッションとシ−トバックとの組付 構造が示されており、また図4および図5には当該組付構造を採用したリクライ ニングシートがそれぞれ示されている。当該組付構造においては、シ−トクッシ ョン11とシ−トバック12とがロアアーム13とアッパアーム14、および第 1リクライニング機構20と第2リクライニング機構30により組付けられてい る。
【0010】 当該組付構造においては、ロアアーム13がシ−トクッション11側に固定さ れている。また、アッパアーム14は第1ヒンジピン15および第1リクライニ ング機構20を介して、ロアアーム13に前後方向へ回動可能に組付けられてい る。また、アッパアーム14は第2ヒンジピン16および第2リクライニング機 構30を介して、シ−トバック12側のフレーム17に前後方向へ回動可能に組 付けられている。
【0011】 第1リクライニング機構20は公知のもので、図1および図2に示すように、 ラチェット21、ポール22、レリーズレバー23およびスパイラルスプリング 24を主要構成部材としている。ラチェット21は円弧状の歯部21aを備えた 扇形状のもので、第1ヒンジピン15上に嵌合した状態でアッパアーム14に固 定されている。ポール22は先端部にラチェット21の歯部21aに噛合可能な 歯部22aを備え、その基端部にてロアアーム12に搖動可能に組付けられて歯 部21aに対して噛合、離間可能になっている。レリーズレバー23はポール2 2に設けたカムピン22bが挿通するカム溝23aを備え、その長手方向の中間 部にてロアアーム13に上下方向へ回動可能に組付けられている。また、レリー ズレバー23はバネ付勢されていて、その付勢力にてカム溝23aおよびカムピ ン22bの作用によりポール22をラチェット21に弾撥的に噛合させている。 スパイラルスプリング24は第1ヒンジピン15上に同心的に配置され、同ピン 15とアッパアーム14とに掛止されている。
【0012】 これにより、第1リクライニング機構20においては、常態ではポール22が ラチェット21に弾撥的に噛合してアッパアーム14をロアアーム13にロック しており、レリーズレバー23のバネ力に抗する回動操作によりロアアーム13 に対するアッパアーム14のロックが解除される。すなわち、レリーズレバー2 3をバネ力に抗して回動操作すると、ポール22はカムピン22bおよびカム溝 23aの作用によりラチェット21から離間されてラチェット21との噛合が解 除され、アッパアーム14はロアアーム13に対するロックが解除されて前後方 向へ回動可能となる。
【0013】 第2リクライニング機構30は図1〜図3に示すように、ラチェット31、ポ ール32、レリーズアーム33、ローラ34および圧縮スプリング35を主要構 成部材としている。ラチェット31は略長方形状のもので、下端縁に円弧状の歯 部31aを備えているとともに、その中間部に円弧状の溝部31bを備えている 。ラチェット31は第2ヒンジピン16上に嵌合されて回動可能に組付けられて いるとともに、ボルト18aを介してシ−トバック12のフレーム17に固定さ れている。ラチェット31の溝部31bは第2ヒンジピン16を中心とする円弧 状に形成されていて、溝部31bにはアツパアーム14に設けたガイドピン18 bが挿通されている。
【0014】 ポール32はその先端部にラチェット31の歯部31aに噛合可能な歯部32 aおよびカムピン32bを備え、その基端部にてアッパアーム14に搖動可能に 組付けられてラチェット31の歯部31aに噛合、離隔可能になっている。レリ ーズアーム33はカム溝33aを備えているとともに、ローラ34が回転可能に 支持されていて、第1ヒンジピン15上に回動可能に嵌合して組付けられている 。圧縮スプリング35はレリーズアーム33とアッパアーム14間に掛止されて いて、ローラ34をポール32の背部に弾撥的に当接させてポール32をラチェ ット31に噛合させている。レリーズアーム33は操作ワイヤ36により第1リ クライニング機構20のポール22に連結されている。
【0015】 これにより、第2リクライニング機構30においては、常態ではポール32が ラチェット31に弾撥的に噛合してアッパアーム14をシ−トバック12側にロ ックしており、第1リクライニング機構20のポール22の搖動によりレリーズ アーム33がスプリング35に抗して回動し、アッパアーム14に対するシ−ト バック12のロックが解除される。すなわち、レリーズアーム33がスプリング 35に抗して回動すると、ポール32はカムピン32b、カム溝33aおよびロ ーラ34の作用によりラチェット31から離間してラチェット31との噛合が解 除され、シ−トバック12はアッパアーム14に対するロックが解除されて前後 方向へ回動可能となる。
【0016】 このように構成した車両用リクライニングシートにおいては、第1リクライニ ング機構20のレリーズレバー23をバネ力に抗して回動操作すると、同リクラ イニング機構20のポール22が搖動してラチェット21から離間してアッパア ーム14のロアアーム13に対するロックが解除される。また、第2リクライニ ング機構30においては、ポール22の搖動により第2リクライニング機構30 のレリーズアーム33が回動してポール32を搖動させ、ポール32をラチェッ ト31から離間させ、シ−トバック12のアッパアーム14に対するロックを解 除させる。
【0017】 このため、当該リクライニングシートにおいては、アッパアーム14は第1ヒ ンジピン15を中心として前後方向へ回動可能であり、かつシ−トバック12は 第2ヒンジピン16を中心として前後方向へ回動可能である。従って、当該リク ライニングシートにおいては、シ−トバック14を例えば図4および図5に示す 状態に調整することができる。
【0018】 図4に示すシートは小さい体形の乗員の調整状態を示しており、中立状態にあ るシ−トバック12の前後方向の傾斜角度を第1リクライニング機構20により 2点鎖線で示すように調整する。この場合、シ−トバック14を第2リクライニ ング機構30により、実線で示す状態に後方へ回動して傾斜角度を調整すること ができる。シ−トバック12の実線で示す状態では、シ−トバック12の下端部 が2点鎖線で示す状態に比較して前方に位置し、シ−トクッション11のクッシ ョン長が短くなり、体形の小さい乗員に対するシートの前後方向の位置が最適と なるとともにシ−トバックの傾斜角度を略中立状態にし得て、当該乗員は最適な 着座姿勢をとることができる。
【0019】 図5に示すシートは大きな体形の乗員の調整状態を示しており、中立状態にあ るシ−トバック12の前後方向の傾斜角度を第1リクライニング機構20により 2点鎖線で示すように調整する。この場合、シ−トバック12を第2リクライニ ング機構30により、実線で示す状態に前方へ回動して傾斜角度を調整すること ができる。シ−トバック12の実線で示す状態では、シ−トバック12の下端部 が2点鎖線で示す状態に比較して後方に位置し、シ−トクッション11のクッシ ョン長が長くなり、体形の大きな乗員に対するシートの前後方向の位置が最適と なるとともにシ−トバックの傾斜角度を略中立状態にし得て、当該乗員は最適な 着座姿勢をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るリクライニングシート
を構成するシ−トクッションとシ−トバックの組付構造
を示す側面図である。
【図2】同組付構造における図1の矢印2−2線方向の
断面図である。
【図3】同組付構造における図1の矢印3−3線方向の
断面図である。
【図4】同リクライニングシートの一作動状態を示す側
面図である。
【図5】同リクライニングシートの他の作動状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
11…シ−トクッション、12…シ−トバック、13…
ロアアーム、14…アッパアーム、15…第1ヒンジピ
ン、16…第2ヒンジピン、20…第1リクライニング
機構、30…第2リクライニング機構、21,31…ラ
チェット、22,32…ポール、23…レリーズレバ
ー、33…レリーズアーム、24…スパイラルスプリン
グ、35…圧縮スプリング、36…操作ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シ−トクッションの後端部にシ−トバック
    の下端部をリクライニング機構を介して前後方向へ回動
    可能に組付けてなる車両用リクライニングシートであ
    り、前記シ−トクッションに固定したロアアームにアッ
    パアームをその下部にて第1のリクライニング機構を介
    して組付けるとともに、同アッパアームをその上部にて
    前記シ−トバックに第2のリクライニング機構を介して
    組付けたことを特徴とする車両用リクライニングシー
    ト。
JP4283993U 1993-08-04 1993-08-04 車両用リクライニングシート Pending JPH0711945U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4283993U JPH0711945U (ja) 1993-08-04 1993-08-04 車両用リクライニングシート

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JPH0711945U true JPH0711945U (ja) 1995-02-28

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JP (1) JPH0711945U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011042267A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Toyota Boshoku Corp 車両用シートリクライニング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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