JPH07119357A - 引戸における高さ調整装置 - Google Patents

引戸における高さ調整装置

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JPH07119357A
JPH07119357A JP26284993A JP26284993A JPH07119357A JP H07119357 A JPH07119357 A JP H07119357A JP 26284993 A JP26284993 A JP 26284993A JP 26284993 A JP26284993 A JP 26284993A JP H07119357 A JPH07119357 A JP H07119357A
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JP
Japan
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door
rail
sliding door
bolt
ball screw
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JP26284993A
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English (en)
Inventor
Takezo Ishida
丈三 石田
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Narita Mfg Ltd
Original Assignee
Narita Mfg Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアレールに吊下式に備えられた引戸におい
て、その引戸の高さ位置や傾斜の調整を容易に行う。 【構成】 引戸43の上端に戸吊具45,46を設け
る。戸吊具45,46は引戸43に固着した戸吊金47
と調整金51とからなる。戸吊金47には上下方向に長
穴状の取付穴49を形成する。取付穴49を通じて戸吊
金47と調整金51とをボルト53で締結する。調整金
51にはドアレール10に載置するローラ56を備え
る。戸吊金47と調整金51の上端には水平に折曲した
上壁47b,51bを形成する。上壁47bには調整ボ
ルト54を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊下げ式の引戸におい
て、その引戸の高さ位置を調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアの上端面に、その進行方向の
両端部に位置して戸吊具を設け、これにローラ(戸車)
を備え、該ローラを水平に架設されたドアレールに載置
して、ドアを垂下的に保持して開閉するようにした引戸
がある。
【0003】このような引戸は、2枚で1の出入口を開
閉する引戸においては、戸締装置で引戸を閉じたとき、
それらの戸先ゴムが相互に弾力的に密着するようになっ
ている。
【0004】しかし、応々にして、上記の戸吊具の取付
高さが一致しない場合がある。このような場合には、引
戸が傾斜し、両戸先ゴム相互の当接部の上方又は下方に
隙間が生じる。
【0005】このような隙間が生じた場合、従来におい
てはドアレールの傾斜で調整していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような調整
方法においては、その調整作業は極めて面倒であった。
そこで本発明は、引戸を組付けた状態において、戸先ゴ
ム相互間に隙間が生じた場合において、これらを容易に
調整できる装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためのもので、第1の発明は、引戸の上端に、そ
の進行方向の両端部に位置して戸吊具を設け、該戸吊具
に備えたローラをドアレール上に載置するものにおい
て、上記両戸吊具(45),(46)を、引戸(43)
の上端に起立的に固設した戸吊金(47)と、該戸吊金
(47)におけるドアレール側面に配した調整金(5
1)とで構成し、戸吊金(47)には上下方向の長穴か
らなる取付穴(49)を形成し、該取付穴(49)を通
じて戸吊金(47)と調整金(51)とをボルト(5
3)で締結するようにし、調整金(51)にはドアレー
ル(10)に載置するローラ(56)を備えたことを特
徴とするものである。
【0008】第2の発明は、戸吊金(47)と調整金
(51)の夫々の上端をドアレール側へ水平に折曲し、
その戸吊金(47)の折曲した上壁(47b)には、調
節ボルト(54)を上下方向に貫通して螺装し、該調節
ボルト(54)の下端を調整金(51)における上記折
曲した上壁(51b)の上面に当接したことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】第1項の発明においては、図9に示すように、
ローラ(56)をドアレール(10)に載置した状態に
おいて、ボルト(53)を若干緩め、引戸(43)と共
に戸吊金(47)を上動又は下動して所定の高さ位置に
定め、その位置においてボルト(53)を締めて、戸吊
金(47)と調整金(51)を締付固着する。
【0010】したがって、引戸(43)が、その進行方
向の両側が相互に高低を生じるように傾斜している場合
には、その両側に備えた戸吊具(45),(46)の一
方又は双方を上記のように調整することにより、その引
戸(43)を正しい姿勢に調整できる。
【0011】また、第2項の発明のように調整ボルト
(54)を設けたものにおいては、図9に示すように、
ローラ(56)をドアレール(10)に載置した状態に
おいて、引戸(43)を上げる場合には、ボルト(5
3)を若干緩め、調節ボルト(54)を、これが下動す
るように回転する。すると、ドアレール(10)及び調
整金(51)は不動であるため、戸吊金(47)が引き
上げられ、これに固着された引戸(43)が引き上げら
れる。また、調整ボルト(54)を上記とは逆に回転す
ることにより、引戸(43)は下降する。
【0012】この調整ボルト(54)を設けたものにお
いては高さの微調整が容易に行える。
【0013】
【実施例】次に本発明を鉄道車輌の引戸に適用した図1
乃至図10に示す実施例について説明する。
【0014】10はドアレールで、出入口11の上部に
形成された天袋内に水平に架設され、図6に示すように
車体の外板12側に固定した取付部材13にボルト14
により固着されている。該ドアレール10は図1に示す
ように、出入口11の左右の入口柱15a,15bにお
ける内のり寸法よりも左右に長く形成されていると共
に、出入口11の中央部X−Xを中心として左側部10
aと右側部10bに2分割されている。該両ドアレール
は金属板で形成され、その胴部10c,10dを鉛直状
にして上記のようにボルト14で固定し、上端面10
e,10fが水平面に形成され、下部にレール部10
g,10hが折曲形成されている。
【0015】尚、該ドアレール10は、図11に示すよ
うに、上下に2分割してもよい。16はボールネジユニ
ットで、図1に示すように、出入口11の左右の入口柱
15a,15bにおける内のり寸法よりも左右に長く形
成されていると共に出入口11の中央部X−Xを中心と
して左側部16aと右側部16bに2分割されている。
【0016】左側部のボールネジユニット16aについ
て説明する。17は枠体で、その横断面形状が図6に示
すように、上壁18と背壁19からなる逆L字形に形成
され、左右端部には軸受板20,21が固設されてい
る。背壁19の背面には下向きのフック22が左右方向
の全長に亘って突出形成されている。そして、該フック
22を上記ドアレール10の上端面10eに引っ掛けた
後、ボルト23によりドアレール10に固着するように
なっている。
【0017】24は左側のボールネジで、上記両軸受板
20,21間に水平に架設されており、その両端のシャ
フト部は図2及び図4に示すように両軸受板20,21
にベアリング25,26を介して回転可能に支承されて
いる。また、該ボールネジ24の右端シャフト部には従
動側伝動歯車28が固設されている。
【0018】上記右側の軸受板21には、図3に拡大し
て示すように、上記ボールネジ24の右端シャフト部が
挿通する貫通穴29と、右側面が開口し上記伝動歯車及
び後述する主動側の伝動歯車28の軸方向の半面を収納
する収納室構成用凹部30と、左側面が開口し上記ベア
リング26を水密的に嵌合するための嵌合穴31が形成
されており、上記ベアリング26が嵌合穴31に水密的
に嵌合保持され、両伝動歯車28,28bが凹部30に
回転可能に収納されている。更に軸受板21の右側面に
は、上記凹部30の外周を囲むように環状の嵌合い用雌
部32が形成されている。
【0019】33は左側の移動部材で、これにボールネ
ジナット34が備えられており、このボールネジナット
34を上記左側のボールネジ24に螺合してボールネジ
24の正逆回転により移動部材33が左右に移動するよ
うになっている。該移動部材33の下面には係止穴35
が形成されている。また、該移動部材33の背面には、
図6に示すように、リニアベアリング36が付設され、
これが前記枠体17における背壁19の内面に形成した
ガイド溝37に移動可能に嵌合している。このガイド溝
37は枠体17の長手方向の全長に亘って設けられてお
り、移動部材33が、ボールネジ24を中心として回動
することなく、起立姿勢を保って左右方向に移動するよ
うになっている。
【0020】次に右側のボールネジユニット16bにつ
いて説明する。該右側のボールネジユニット16bは、
上記左側のボールネジユニット16aとほぼ同一構造で
あり、上記部品と同一部品には同一の符号にbを付して
いる。
【0021】すなわち、17bは枠体で、その背面には
上記と同様のフック22が形成されている。20b,2
1bは軸受板、23bはボルト、24bは右側のボール
ネジ、25b,26bはベアリング、28bは主動側の
伝動歯車、33bは移動部材、34bはボールネジナッ
トで、これらは上記左側ボールネジユニット16aのも
のと同一構造である。また、右側のボールネジ24b
は、上記左側のボールネジ24と同方向にネジが刻まれ
ている。また、移動部材33bの背面には上記のリニア
ベアリング36と同一構造のリニアベアリングが付設さ
れ、これが上記のガイド溝37と同一構造のガイド溝に
嵌合している。更に該移動部材33bの下面には係合穴
35bが形成されている。
【0022】軸受板21bには図3に示すように、ボー
ルネジ24bの左端のシャフト部が挿通する貫通穴29
bと、収納室構成用凹部30bと、ベアリング26bを
水密的に嵌合する嵌合穴31bが形成されている。ま
た、上記凹部30bの外周には、上記軸受板21に形成
した雌部32に水密的に嵌合い用雄部38が環状に形成
されている。
【0023】尚左側のボールネジユニット16aのボー
ルネジ24は下段に、右側のボールネジユニット16b
のボールネジ24bは上段に位置して設けられており、
これに合せて上記貫通穴29と29b及び嵌合穴31と
31bは相互に上下に変位して形成されている。
【0024】そして、上記軸受板21と21bは、これ
らの凹部30と30bとで構成される収納室39内に両
伝動歯車28,28bを噛合して内蔵した状態で、その
雌部32と雄部38を嵌合いし、ボルト穴40及び40
bを通じてボルト40aにより連結されている。また、
上記収納室39内にはグリスなどの潤滑油が封入されて
いる。
【0025】右側のボールネジユニット16bにおける
枠体17bの右端には駆動モータ41が付設されている
と共にその駆動軸と上記ボールネジ24bとが連結部材
42により連結されており、駆動モータ41の正逆回転
によりボールネジ24bを正逆回転するようになってい
る。
【0026】次に引戸側について説明する。43は左側
の引戸、44は右側の引戸で、先ず左側の引戸43につ
いて説明する。
【0027】左側の引戸43の上面には、その左右部に
位置して戸吊具45,46が固設されている。該左側の
戸吊具45について、図9及び図10により詳述する。
47は戸吊金で、鉛直状の胴部47aと、その上下端を
前記ドアレール10側へ折曲してなる上壁47bと下壁
47cとからなり、その下壁47cが右側の引戸43に
固着されている。胴部47aの四隅部には上下方向に長
い長穴状の取付穴49が表裏方向に貫通形成されてい
る。また中央下部には後述するナットが位置する窓50
が形成されている。
【0028】51は調整金で、上記戸吊金47の裏面、
すなわちドアレール10側に配置されている。該調整金
51は、鉛直状の胴部51aと、その上端をドアレール
10側へ水平に折曲してなる上壁51bとからなる。胴
部51aの四隅部にはねじ穴52が形成され、上記戸吊
金47の取付穴49からボルト53をねじ穴52に締め
付けることにより、調整金51を戸吊金47に締結でき
るようになっている。また、上記の取付穴49は上下方
向の長穴であるため、調整金51を戸吊金47に対して
上下に変位させて、その位置をボルト53で締結でき
る。
【0029】54は調節ボルトで、上記戸吊金47の上
壁47bに鉛直方向に螺装され、その下端が調整金51
の上壁51bの上面に当接している。55は緩み防止ナ
ットである。
【0030】56はローラで上記調整金51の裏面、す
なわちドアレール10側に回転可能に備えられており、
ドアレール10のレール部10g上に載置され、該レー
ル部10g上を転動するようになっている。
【0031】57は外れ止め用ローラで、ドアレール1
0におけるレール部10gの下部に位置して、上記調整
金51に回転可能に具備されている。すなわち、座板5
8に外れ止め用ローラ57を回転軸59により回転可能
に支持し、座板58に固着した取付軸60を上記調整金
51に回転可能に貫通して上記戸吊金47に形成した窓
50から突出させ、かつ、該突出部に刻設したねじに回
転止めナット61を螺着して取付けられている。また、
取付軸60の見付面にはスリ割り62が形成されてい
る。
【0032】上記回転軸59と取付軸60とは偏心して
おり、ドライバ等をスリ割り62に嵌合して取付軸60
を回転することにより、ローラ57が昇降し、図9に示
すように、該ローラ57の上面とレール部10gの下面
との対向間隔D1 が、レール部10gにおける曲げ高さ
2 に対して大小に変化するようになっている。
【0033】図1において右側の戸吊具46も上記左側
の戸吊具45と同様に形成され、そのローラがドアレー
ル10に載置されているが、この右側の戸吊具46にお
ける戸吊金47には、図2に示すように側方(右側)に
延長してなる延長部47dが形成されている。そして、
該延長部47dには、左右方向の長穴63を形成した調
節板64が、その長穴63を通じてボルト65により取
付けられている。該調節板64の側部には部材66が固
着され、その上端にピン67が突設されている。そし
て、該ピン67が前記移動部材33に形成した係止穴3
5に嵌入している。 68は連結棒で、左側の戸吊具4
5における調整金51と右側の戸吊具46における調整
金51とを連結している。
【0034】右側の引戸44の上端にも、上記左側の引
戸43における左側の戸吊具45と同様の戸吊具45b
と、右側の戸吊具46と同様の戸吊具46bが具備され
ている。図2における戸吊具46bにおいて、上記戸吊
具46と同様な部品については同一符号にbを付してあ
る。
【0035】次に本実施例の組付けについて説明する。
先ず、図1において、左側のドアレール10における左
側部を、出入口11から入口柱15aと外板12との間
隙に差し入れた後、水平姿勢にしてボルト14により外
板12に固設した部材13に固着する。同様に右側のド
アレール10bも、上記左側のドアレール10と同一高
さ位置で、かつ一連になるようにして固着する。
【0036】次で左側のボールネジユニット16におけ
る左側部を、出入口11から入口柱15aとドアレール
10との間隙に差し入れた後、その背面に形成したフッ
ク22をドアレール10の上端面10eに、図6に示す
如く引っ掛けて、そのボールネジユニット16を仮設置
する。
【0037】また、右側のボールネジユニット16bも
同様にして仮設置する。そして、両ボールネジユニット
16と16bにおける軸受板21と21bとを、出入口
11の中央部において、雌部32と雄部38とを嵌合し
て相互に接触させ、ボルト40aにより締結する。この
締結により、段差のあるボールネジ24と24bとに備
えられた両伝動歯車28と28bとが噛合されると共
に、その収納室39は密閉される。また、該収納室39
にはグリス等の潤滑油が充てんされる。
【0038】そして、上記両ボールネジユニット16と
16bをドアレール10に、所定位置においてボルト2
3によって本締めし、固定する。次で、図9に示すよう
に、戸吊金47に調整金51を組付けてなる戸吊具45
及び46を具えた左側の引戸43を持ち上げ、そのロー
ラ56をドアレール10のレール部10gに正面側から
載置する。このとき、外れ防止用ローラ57は下降さ
れ、図9において、間隙D1 はレール部10gにおける
曲げ高さD2 よりも大きくしてある。
【0039】尚、戸吊具45における調整金51を組付
ける際には、調整金51のねじ穴52と戸吊金47の取
付穴49とを合致させるが、この合致させるために調整
金51を移動すると、これに固着した連結棒68によ
り、右側の戸吊具46における調整金51も同様に移動
する。そのため、一方(左側)の調整金51の位置調整
が完了すると、他方(右側)の調整金51の位置調整も
同時に完了する。したがって、両調整金51,51の取
付け及び取外し作業が容易になる。
【0040】上記のようにローラ56をドアレール10
に載置した後、取付軸60をドライバ等で回転する。こ
の回転により、該軸60と回転軸59が偏心しているこ
とによって、外れ防止用ローラ57が上動し、図9のよ
うに間隙D1 がレール部10の曲げ高さD2 よりも小さ
くなり、ローラ56がドアレール10から外れることが
防止される。
【0041】次で、調節板64に備えたピン67を、移
動部材33に形成した係止穴35に嵌合する。また、右
側の引戸44に備えた吊金具45b,46bにおけるロ
ーラ56bも上記と同様にドアレール10に載置すると
共に、ピン67bを移動部材33bに形成した係止穴3
5bに嵌合する。
【0042】次に、上記のように両引戸43と44が設
置された状態において、その両引戸43と44の左右が
上下方向に変位していると、その両引戸43と44にお
ける戸先ゴム43aと44aの相互の接触面に隙間が生
じる。このような場合には、その隙間が生じないように
引戸の姿勢を調整する必要がある。
【0043】この調節操作について説明する。図9にお
いて、ボルト53と緩み防止ナット55を若干緩め、こ
の状態で調節ボルト54を、これが下降するように締め
込むと戸吊金47が上昇する。また、調節ボルト54
を、これが上昇するように緩めると戸吊金47が下降す
る。そのため、引戸の上った側の調節ボルト54を締め
込むか、或いは引戸の下った側の調節ボルト54を緩め
ることにより引戸の姿勢を正しくして上記の隙間をなく
すことができる。そして、この調節後にボルト53を締
める。
【0044】また、右側の引戸44についても同様の調
節が可能である。更に、左右の引戸43と44に、相互
に上下方向の段差がある場合にも、上記の調節ボルト5
4によりその引戸43,44を上下動して、両上端面を
一直線上に揃えることができる。
【0045】以上のように組付けられた状態において、
駆動モータ41を一方向に回動すると、右側のボールネ
ジ24bが一方向に回転し、その先端に備えた主動側の
伝動歯車28bが回転し、これに噛合した従動側の伝動
歯車28が他方向に逆回転し、左側のボールネジ24
が、上記右側のボールネジ24bに付して逆回転する。
【0046】そのため、図1に示すように、右側の移動
部材33bを開方向(矢印A方向)へ移動するように右
側のボールネジ24bを回転すると、左側の移動部材3
3も開方向(矢印B方向)へ移動し、両移動部材33,
33bに係合された両戸吊具46b,46も開方向へ牽
引される。すると、戸吊具46,46bに具備されたロ
ーラ56,56bがドアレール10上を転動し、両戸吊
具46,46bに保持された両引戸43,44が開移動
する。
【0047】また、駆動モータ41を上記とは逆の方向
に回動することにより、両引戸43,44は閉移動す
る。次に図12及び図13に示す他の実施例について説
明する。
【0048】本実施例は上記戸吊具45,46の変形例
である。図において、113はドアレールの取付部材で
上記実施例の取付部材13に相当する。110は該取付
部材113に固着したドアレールで、上記実施例と同様
に水平に配置されているとともに、横断面形状がC型に
形成され、かつ長手方向(紙面の表裏方向)の両端が開
放されている。
【0049】145は戸吊具で、戸吊金147と調整金
151とからなる。戸吊金147は上記実施例と同様に
上壁147bと長穴状の取付穴149を有し、上壁14
7bには調節ボルト154が備えられている。調整金1
51は戸吊金147の裏面に嵌合され、取付穴149及
びボルト153により、上記実施例と同様に戸吊金14
7に取付けられている。
【0050】上記調整金151の裏面にはリニアベアリ
ング156が付設されており、これが上記のドアレール
110に嵌合されている。本実施例における組付けは、
先ず戸吊金147と分解された状態のローラ付調整金1
51を、ドアレール110の両端開放部からドアレール
110に挿入する。次で、引戸43に固設された戸吊金
147を、その調節ボルト154を介して調整金151
の上面に引っ掛ける。次で、戸吊金147の取付穴14
9を通じてボルト153を調整金151に螺着し、該ボ
ルト153を締め付けて、戸吊金147を調整金151
側へ引き寄せる。そして、該ボルト153の仮締め状態
において、調整ボルト154により高さ方向の微調節を
した後、ボルト153を本締めする。
【0051】本実施例は、上記実施例で示す外れ防止用
ローラは付設されていない。次に図14に示す実施例に
ついて説明する。本実施例は、左右のボールネジ24,
24bを同一線上に配置した例で、左側のボールネジの
連結側端にピン200を突設し、左側のボールネジ24
bの連結側端に、上記ピン200が嵌合する溝201を
形成した受部材202を備え、ピン200を溝201に
嵌合して自在継手型式で両ボールネジ24,24bを一
直線上に連結したものである。この実施例においては、
左右のボールネジ24,24bにおけるねじの刻設方向
は相互に逆方向になっている。その他の構造は上記実施
例と同様である。
【0052】尚、上記実施例におけるドアレール10及
び110は、上記のように左右に2分割してもよく、ま
た1本ものであってもよい。
【0053】更に、上記実施例においては、ボールネジ
ユニット16を左右に2分割して、これを車体に組付け
の際に連結するようにしたが、左右に分割されたボール
ネジユニットを工場において連結して一体化してもよ
く、更に分割することなく一体に形成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明においては、引戸の傾斜や高さの調整が、引戸と共
に戸吊金を上下動する操作とボルトの締結操作で容易に
行える。したがって、戸先ゴム相互に間隙を生じた場合
の調整も容易に行える。
【0055】更に請求項2記載の発明においては、上記
の調整において、微調整が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す室内側から見た図。
【図2】 ボールネジユニットの分割部を示す一部破断
した拡大図。
【図3】 分割部における軸受板を示す断面図。
【図4】 左側ボールネジユニットの左側部を示す図。
【図5】 右側ボールネジユニットの右側部を示す図。
【図6】 図2におけるY−Y線拡大断面図。
【図7】 左側ボールネジユニットの右側の軸受板部を
示す側面図。
【図8】 図7における正断面図。
【図9】 戸吊具の拡大側断面図。
【図10】 戸吊具を分解した斜視図。
【図11】 ドアレールの他の実施例を示す側断面図。
【図12】 戸吊具の他の実施例を示す側断面図。
【図13】 図12における右側から見た図。
【図14】 (a)はボールネジ相互の連結の他の実施
例を示す要部断面、(b)は(a)におけるZ−Z線の
断面図。
【図15】 従来構造を示す図。
【符号の説明】
10…ドアレール 43…引戸 45…戸吊具 47…
戸吊金 47b…上壁 49…取付穴 51…調整金 51b…上壁 53…ボ
ルト 54…調節ボルト 56…ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】本実施例は、上記実施例で示す外れ防止用
ローラは付設されていない。次に図14に示す実施例に
ついて説明する。本実施例は、左右のボールネジ24,
24bを同一線上に配置した例で、左側のボールネジ2
4の連結側端にピン200を突設し、側のボールネジ
24bの連結側端に、上記ピン200が嵌合する溝20
1を形成した受部材202を備え、ピン200を溝20
1に嵌合して自在継手型式で両ボールネジ24,24b
を一直線上に連結したものである。この実施例において
は、左右のボールネジ24,24bにおけるねじの刻設
方向は相互に逆方向になっている。その他の構造は上記
実施例と同様である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸の上端に、その進行方向の両端部に
    位置して戸吊具を設け、該戸吊具に備えたローラをドア
    レール上に載置するものにおいて、 上記両戸吊具を、引戸の上端に起立的に固設した戸吊金
    と、該戸吊金におけるドアレール側面に配した調整金と
    で構成し、戸吊金には上下方向の長穴からなる取付穴を
    形成し、該取付穴を通じて戸吊金と調整金とをボルトで
    締結するようにし、調整金にはドアレールに載置するロ
    ーラを備えたことを特徴とする引戸における高さ調整装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、戸吊金と調整金の夫
    々の上端をドアレール側へ水平に折曲し、その戸吊金の
    折曲した上壁には、調節ボルトを上下方向に貫通して螺
    装し、該調節ボルトの下端を調整金における上記折曲し
    た上壁の上面に当接したことを特徴とする引戸における
    高さ調整装置。
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