JP2928998B2 - 吊扉用ローラ脱落防止装置 - Google Patents

吊扉用ローラ脱落防止装置

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JP2928998B2
JP2928998B2 JP8195997A JP8195997A JP2928998B2 JP 2928998 B2 JP2928998 B2 JP 2928998B2 JP 8195997 A JP8195997 A JP 8195997A JP 8195997 A JP8195997 A JP 8195997A JP 2928998 B2 JP2928998 B2 JP 2928998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊扉を開閉するため
の技術分野に属するものであり、より具体的には吊扉用
ローラの脱落を防止するための装置を改良したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動扉開閉装置などで広く知られている
吊扉開閉方式では、レールを有する長いベースを扉用開
口の上辺部沿いに取り付けたり、ローラを有するハンガ
を扉の上側に取り付けたりした後、ローラをレール上に
掛けるように乗せて扉を吊り支えている。こうして吊り
支えられた扉はこれをレール沿いに無理なく開閉させる
ことができるが、人や物が衝突するとか強風による煽り
を受けるとかといったように、大きな力が扉面に作用し
た場合にはローラがレールから外れてしまう。これはロ
ーラ付きハンガが不測の事態でベース側から脱落すると
いうことであり、そのために扉が扉用開口の正規位置か
ら離脱するという事態が発生する。
【0003】上記の対策として吊扉用ローラ脱落防止装
置がいくつか提案されている。ちなみに特開平7−23
8735号公報は、そのような装置の具体例として図7
に示すものを公開している。
【0004】特開平7−238735号公報に開示され
た従来装置は、図7を参照して以下のようなものであ
る。ベース101は下部前面に中空部102を有する。
下部平面板103は中空部102と一体のものであって
中空部102の下部前面から前方へ突出している。下部
平面板103の前縁には円弧状に隆起したレール104
が形成されている。脱落防止板105は下部平面板10
3との上下間隔を保持して中空部102の上部前面に取
り付けることができるものである。その種の取付用部材
としてビス106で締め付けられる二枚の固定金具10
7・108が中空部102の前面に組み込まれている。
ハンガ201はその上端側にローラ202を有するもの
である。図7の従来装置は、扉301を吊り支えてこれ
をレール沿いに開閉移動させるために、ベース101を
扉用開口の上辺部沿いに取り付けたり、ハンガ20側の
下端を扉上部に取り付けたりした後、ローラ202をレ
ール104上へ掛けるように乗せている。また、ローラ
202がレール104から外れるのを防止するために脱
落防止板105をローラ202の上部周面側に配し、こ
れを二つの固定金具107・108で固定している。
【0005】図7の従来装置においては、ローラ202
がレール104から外れるのを脱落防止板105が防止
する。したがって既述の外力が扉301の板面に作用し
たとしても、ローラ202がレール104から外れるよ
うな事態は殆ど起こらない。この従来装置は、また、そ
れ以前の従来技術にみられた種々の欠点を解消している
点でも望ましいといえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図7の従
来装置にも下記のような課題が残されている。その一つ
は脱落防止板105がベース101に対して別ものにな
っていることである。これはベース101以外に脱落防
止板105をも成形加工するということであるから部品
製造工程が増加する。それにベース101と脱落防止板
105との寸法を整合させるためにこれらの加工難度も
増す。他の一つはコストアップである。コストアップ
は、二つの固定金具107・108を要するという部品
増加や上記の部品製造に起因したものである。さらに他
の一つは、脱落防止板105をローラ202の上部周面
にあてがい、これを二つの固定金具107・108で固
定するという組立作業の煩わしさである。これら以外に
も、扉や出入口がローラ202の摩耗粉で汚損される不
具合がある。
【0007】[発明の目的]本発明はこのような技術上
の課題に鑑み、製作の簡略化・部品数の削減・コストダ
ウン・組立作業の省力化・ローラ摩耗粉対策などを満足
させたり、その他の有用性や有益性をも確保したりする
ことのできる吊扉用ローラ脱落防止装置を提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吊扉用ロー
ラ脱落防止装置は所期の目的を達成するために下記の課
題解決手段を特徴とする。すなわち本発明の請求項1に
記載された装置は、扉を吊り支えてこれをレール沿いに
開閉させるための手段として、扉用開口の上辺部沿いに
取り付けられた長いベースがその前面側にレールを有
し、扉上部に取り付けられたハンガがレールに対応する
ローラを有し、しかもハンガ側のローラがベース側のレ
ール上に乗せられているものにおいて、後側立面片と上
側平面片とを有する縦断面鈎形の長いアングル部、なら
びに、後側立面片と下側平面板と前側立面片と下側平面
板上のレールとを有する縦断面溝形の長いチャンネル部
が、アングル部を上位かつチャンネル部を下位にしてベ
ース前面の長さ方向沿いに設けられているとともに、上
下に向き合ったアングル部とチャンネル部との間にロー
ラ用の嵌め込み空間介在して該嵌め込み空間の前面側
がローラ出し入れ用の開放部により開放されている
と、および、ハンガが連係部材とローラ用支持部材とロ
ーラ用取付体とローラとを有するものであって、連係部
材の下部が扉上部に固定され、ローラ用支持部材の下部
が連係部材の上部に取り付けられ、さらに、水平な支軸
を介して前面にローラを付されたローラ用取付体がロー
ラ用支持部材の起立した前面に重ね合わされてこれに固
定されていること、および、ベース側の嵌め込み空間に
ハンガ側のローラが嵌め込まれてローラの下部周面がチ
ャンネル部側のレール上に乗せられていること、およ
び、ベースとハンガとの相対関係において、アングル部
やチャンネル部の各後側立面片とこれらに対面するロー
ラの一側面とが互いに近接平行し、チャンネル部の前側
立面片とこれに対面するローラの他側面とが互いに近接
平行し、かつ、アングル部の上側平面片がローラの上部
周面を覆っているとともに、ローラ用取付体の下端面と
チャンネル部における前側立面片の上端面とが互いに近
していることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に記載された装置は、請
求項1記載のものにおいて、ローラ用の取付体が前後に
重ね合わされた二枚の板材からなり、その前側の板材の
下端面とチャンネル部の前側立面片の上端面とが互いに
近接しているというものである。同じく請求項1を引用
する請求項3記載の装置は、アングル部の上側平面片と
ローラ上側周面との相対関係において、ローラ幅の1/
2程度、アングル部の上側平面片がローラ上側周面を覆
っているというものである。
【0010】[作用]本発明装置の場合は扉とローラと
がハンガを介して牽連関係にある。したがってハンガ側
のローラがベース側のレール上を走行するときには、扉
もその方向へ開閉移動する。本発明装置において、アン
グル部(鈎形部)とチャンネル部(溝形部)との間の空
間部に嵌まり込んでいるローラは、その一側面がアング
ル部やチャンネル部の各後側立面片に対面してこれらと
近接平行しているとともにその他側面がチャンネル部の
前側立面片に対面してこれと近接平行している。加えて
アングル部の上側平面片がローラの上側周面を覆ってい
たり、支持部材の下端面とチャンネル部前側立面片の上
端面とが互いに近接していたりする。すなわちこれは、
ローラ下部がチャンネル部に保持されていたりローラ上
部(片側)がアングル部に保持されていたりするという
ことであるから、扉板面と直交する方向の外力が扉に作
用したとしてもローラはレールから外れない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る吊扉用ローラ脱落防
止装置について、その実施形態を図面にしたがい説明す
る。
【0012】図1〜図6において、11は扉用開口、1
2は開口枠、21はボックス、31はベース、51はハ
ンガ、81は扉を示す。
【0013】扉用開口11として図1・図2に例示され
たものは正面四角形のものであり、これは建物その他の
出入口に該当する。代表例としてアルミニウム系の金属
成形品ないし金属加工品からなる開口枠12は、扉用開
口11を枠取りすべくこれに嵌め付けられたものであ
る。この開口枠12の上辺部13は一般に「無目鴨居」
のようにいわれている。
【0014】図1・図2に例示されたボックス21は、
扉自動開閉装置の分野において「エンジンボックス」と
称されているものであり、これも上記のごときアルミニ
ウム系の金属成形品ないし金属加工品からなる。ボック
ス21は、図2に明示されたリア部材22およびフロン
ト部材23と、図1に明示された二枚のサイド蓋24と
を有している。このようなボックス21は、リア部材2
2とフロント部材23とを前後に合体したりその両端面
を二枚のサイド蓋24で塞いだりすることにより、横方
向に長い断面略四角形の中空体になる。図2を参照し
て、ボックス21の下面にはその長さ方向に沿う開放部
25が形成されている。開放部25の幅は扉81の厚さ
を少し上回る。またリア部材22には、図2のごとく、
上隅部に近接して下向きに突出する押片26が上壁内面
に形成されているとともに、上向きの鈎形をなす受片2
7が後壁内面に形成されている。これら押片26・受片
27はボックス21の長さ方向に沿う長いものである。
【0015】図1〜図3に示されている横長のベース3
1もアルミニウム系の金属成形品ないし金属加工品から
なり、これにはアングル部32・チャンネル部36・レ
ール40・その他が一体に形成されている。ベース31
の具体的構成は図3を参照して以下のようなものであ
る。ベース前面の上下中間部に位置するアングル部32
は、後側立面片33と上側平面片34とを有する縦断面
鈎形の長いものであってベース31の長さ方向に沿うも
のである。しかもアングル部32は、ベース31の上下
中間部前面と後側立面片33の後面とにわたる支持片3
5を介してベース31と一体になっている。ベース前面
の下部に位置するチャンネル部36は、後側立面片37
と下側平面板38と前側立面片39とレール40とを有
する縦断面溝形の長いものであってベース31の長さ方
向に沿うものである。チャンネル部36もまた、ベース
31の前面下端部と後側立面片37の後面とにわたる支
持片41を介してベース31と一体になっている。な
お、下側平面板38上に形成されたレール40は丸みを
帯びた凸形の長いものである。アングル部32とチャン
ネル部36との相対関係では、自明のとおりアングル部
32が上位、チャンネル部36が下位である。上下に向
き合ったアングル部32とチャンネル部36との間には
後記ローラ用の嵌め込み空間42が生じており、嵌め込
み空間部42の前面側がローラ出し入れ用の開放部43
として開放されている。上記において、アングル部32
側の後側立面片33・支持片35やチャンネル部36側
の後側立面片37・支持片41で囲われた部分は、後述
の部品・部材・機器などを取り付けるときのスライド空
間部44になる。ベース31には上記以外のものとして
突片45やアングル部46・49なども備わっている。
突片45はベース31の上端からその前方へ向けて突出
するという態様でベース31と一体形成されている。一
方のアングル部46はベース前面における前記アングル
部32と突片45との間にあり、これは前方へ突き出て
上向きに曲がるという態様でベース31と一体形成され
ている。これら突片45とアングル部46との間の上下
部間は上記同様のスライド空間部47になり、両アング
ル部32・46の間の上下部間は、電線その他を配線す
るための配線空間部48になる。他方のアングル部49
は、チャンネル部36の後隅部外側から後方へ突き出て
下向きに曲がるという態様でベース31と一体になって
いる。これら突片45や各アングル部46・49もベー
ス31の長さ方向に沿う長いものである。
【0016】図1〜図4とくに図4に明示されているよ
うに、ハンガ51は連係部材52・ローラ用支持部材5
8・ローラ用取付体69・支軸71・ローラ72などを
主体にして構成されている。これらのうちローラ72
を除く部品や部材は金属製であるが、ローラ72の場合
は硬質のゴム製または合成樹脂製であって周面に凹部を
有する。連係部材52はクランク形に折れ曲がった下側
部53・中間部54・上側部55などが一体になったも
のである。下側部53は傾斜した中間部54の下端から
後方へ向けて突出しており、上側部55は傾斜した中間
部54の上端から前方へ向けて突出している。下側部5
3や上側部55には取付孔56・57がそれぞれ二つあ
て開けられている。ローラ用の支持部材58は、水平な
下側取付座59と垂直な前側取付座62とが直角に交差
したアングル形状のものである。下側取付座59には、
円形の貫通孔60が中央部にあったり前後方向に長い長
孔61が両側部にあったりする。前側取付座62の中央
部は窓孔63で開口されており、窓孔63の下辺部から
後方へ突出した突出座部64が下側取付座59と平行し
ている。この突出座部64にはネジ孔65が形成されて
いてボルト66がネジ孔65にねじ込まれている。その
他、前側取付座62には、上下方向に長い長孔67が窓
孔63の両側にあったり、上辺部から下方へ向けて切り
込まれた二つの縦溝68が両端寄りにあったりする。ロ
ーラ用の取付体69はブラケットと称されている大小二
枚の細長い板材70・74からなる。相対的に小さい板
材70の前面両側部には、二つのローラ72がそれぞれ
の支軸71を介して回転自在に取り付けられており、通
孔73が板面の中央部(両支軸71の間)に開けられて
いる。相対的に大きい板材74は、その前面中央から前
方へ突出した雄ネジ(ボルト)75と、その下辺中央部
から後方へ突出した二股片76と、二股片76の両側か
ら後方へ突出した二本の雄ネジ(ボルト)77とを有
し、各雄ネジ75・77にはこれらと対をなす雌ネジ
(ナット)78・79が付帯する。そのほか、板材74
の上部両隅にはネジ孔80がそれぞれ形成されている。
ローラ用取付体69の場合は、板材74側の雄ネジ75
を板材70側の通孔73に通しながら板材70の後面
(背面)と板材74の前面とを重ね合わせた後、通孔7
3を貫通した雄ネジ75の端部から雌ネジ78を締め付
けることにより両板材70・74が合体される。このよ
うにして組み立てられたローラ用取付体69をローラ用
支持部材58の前側取付座62に組み付けるときには、
図2のごとく、板材74側の二股片76を前側取付座6
2の前面側から窓孔63に通して該二股片76をボルト
66頭部と突出座部64上面との間に介入させるという
ことや、板材74側の両雄ネジ77を前側取付座62の
前面側から両長孔67に通すということを同時に行っ
て、板材74の裏面を前側取付座62の前面に重ね合わ
せた後、これらをボルト66とネジ孔65や二対の雄ネ
ジ77・雌ネジ79などで締め付けて相互に固定する。
上記のようにして取付体69を保持したローラ用支持部
材58を連係部材52に組み付けるときも図2のごと
く、支持部材58の下側取付座59を連係部材52の上
側部55上に載せて下側取付座59の両長孔61を上側
部55の両取付孔57に一致させた後、各孔61・57
を貫通した各ボルトB4とこれらに対応するナットN1
とで下側取付座59を上側部55上に固定する。かくて
部品部材の組み立てを終えたハンガ51は側面からみて
図2のような態様のものになる。
【0017】図1・図2に例示された扉81は、板ガラ
ス82の上辺部と下辺部または周囲部にフレーム(前記
と同じ材質の金属製框材)が取り付けられたものであ
る。このような扉81は周知である。図においては、板
ガラス82の上辺部に取り付けられた上部フレーム(横
框材)83のみが示されている。
【0018】上述したボックス21の場合は、リア部材
22が開口枠12の上辺部13に取り付けられたり、ベ
ース31がリア部材22に取り付けられたり、各種部品
および各種機器がリア部材22やベース31に取り付け
られたり組み付けられたりしてから、フロント部材23
・両サイド蓋24などがリア部材22に装着されるとい
うものである。はじめの取り付けに際しては、図2のご
とくリア部材22が開口枠上辺部13の取付面にあてが
われた後、ビスB1がリア部材22側から上辺部13側
にわたってねじ込まれる。つぎにベース31がリア部材
22に取り付けられる。具体的には図2のごとく、ベー
ス上部側の突片45がリア部材22の後壁上部と押片2
6との間に挿入されたりベース下部側のアングル部49
がリア部材22の受片27に掛けられたりした後、ベー
ス31とリア部材22とを貫通する複数本のビスB2が
ベース31側から上辺部13側にわたってねじ込まれ
る。このような取り付けを終えたベース31は開口枠1
2の上辺部13に沿うものである。したがってレール4
0を有するベース31は、扉用開口11の上辺部沿いに
取り付けられているということになる。図1を参照して
ベース31よりも長いリア部材22の左端部側には、減
速機構付きのモータMや原動プーリP1を取り付けるた
めのスペースが生じている。かかるリア部材22の左端
部内には、周知の歯車伝動系で繋がれたモータMと原動
プーリP1とが取り付けられている。具体的には、モー
タMや原動プーリP1の各取付板をリア部材22の内面
にあてがい、該各取付板をビス止めすることでリア部材
22に取り付けられる。原動プーリP1と対応する従動
プーリP2は、図1においてベース31の右端部側に取
り付けられている。具体的には従動プーリP2の取付板
をスライド空間部44に嵌め込んでこれをビス止めする
ことによりベース31に取り付けられる。図1において
原動プーリP1と従動プーリP2とにわたって掛け回さ
れたベルトVは実質的にエンドレスのものであるが、そ
の下辺部の中間に張力調整式の牽引手段を介在させてい
る。この牽引手段は二つの端末金具K1・K2と調整ネ
ジ棒Rと連結金具K3とからなり、連結金具K3には調
整ネジ棒Rと対応するネジ部Nが設けられている。二つ
の端末金具K1・K2は切断されたベルトVの両端部に
取り付けられていて、一方の端末金具K1には調整ネジ
棒Rが連結されたり他方の端末金具K2が連結金具K3
に固定されたりする。また調整ネジ棒Rと連結金具K3
のネジ部Nとがネジ結合される。かかる牽引手段は、ベ
ルトVの動きを扉81に伝えてこれを開閉方向に牽引す
るものであるため、後述のごとく連結金具K3を介して
扉81に連結される。なおベルトVとしては、内面に多
数の歯を有する歯付きベルト(タイミングベルト)が用
いられる。したがって原動プーリP1や従動プーリP2
もタイミングベルトに対応するものが用いられる。
【0019】ハンガ51は段落番号[0016]で述べ
たようにして組み立てられている。ハンガ51としては
複数(例:二つ)のものが図1・図2のごとく扉81の
上部フレーム83に取り付けられている。具体的には図
2において、連係部材52の下側部53を上部フレーム
83の上面にあてがい、下側部53側から上部フレーム
83にわたってボルトB3をねじ込むということによ
り、ハンガ51が上部フレーム83に取り付けられる。
ハンガ51を介してローラ72を上部に付された扉81
は図5のようにしてベース31に吊り掛けられる。はじ
めは図5(A)のように、アングル部32とチャンネル
部36との間にあるローラ用嵌め込み空間42の開放部
43に対してハンガ51側のローラ72を少し傾けて臨
ませ、ローラ72をその下部側からチャンネル部36内
へ落とし込むようにして入れる。この状態においてはロ
ーラ72の下部周面がチャンネル部36内のレール40
上に掛かり、ローラ72の前面頂部がアングル部上側平
面片34の前端に接する。ついで図5(B)のように、
ローラ72の下部周面をレール40に深く掛けながらロ
ーラ72の頂部側を上側平面片34の下面に沿って反時
計回り方向へ少し変位させ、ローラ72を図5(C)の
ように起立させる。かくて嵌め込み空間42内に嵌め込
まれたローラ72はレール40上に乗った状態でアング
ル部32やチャンネル部36により保持される。これは
すなわち、ハンガ51を介して扉81がベース31に吊
り掛けられたということである。その後は図1のよう
に、前述した連結金具K3とハンガ51とを結合すると
か、または、連結金具K3を扉81の上部フレーム83
に直接止め付けるとかの手段で扉81がベルトVに連結
される。その他、図1におけるベース31の左端に端末
板Eが取り付けられたり、端末板Eと衝突するストッパ
Sが同図左側のハンガ51に取り付けられたりする。
【0020】図1を参照してベース31には、制御盤
(コントロ−ルボックス)Cや電気系統のコネクタHが
取り付けられる。これは前記と同様、これらの取付板を
スライド空間部47に嵌め込んでビス止めするというも
のである。ベース31の配線空間部48には図2のごと
く電線Dなどが収納される。そして他の必要な部品・部
材の取り付けを終えた後、ボックス21のリア部材22
に対して両サイド蓋24が施されたりフロント部材23
が装着されたりする。
【0021】本発明装置においてモータMを正逆回転さ
せたときは、ベルトVが時計回り方向へ回転したり反時
計回り方向へ回転したりしながら扉81をこれの開閉方
向へ牽引する。すなわち、モータM→ベルトV→連結金
具K3→上部フレーム83といったように、モータMの
動力が扉81に伝わるので、ローラ72付きのハンガ5
1を介してベース31のレール40上に吊り掛けられて
いる扉81は所定の方向へ開閉移動する。
【0022】本発明装置においてアングル部32とチャ
ンネル部36との間の空間部42に嵌まり込んでいるロ
ーラ72は、仮に扉板面と直交する方向の力が扉81に
作用したとしても、図6を参照して述べる以下の理由に
よりレール40から外れることがない。
【0023】図6(A)において、x1 はレール40
の頂点とローラ72の下部とが接している点、x2
接点x1 から最も遠いローラ頂点、x3 は上側平面片
34(アングル部32側)の下部エッジ、x4 は前側立
面片39(チャンネル部36側)の外部エッジ、x5
はエッジx4 に対する衝突部(板材70下面の一
部)、r1 は接点x1 からローラ頂点x2 までの直
線距離(半径)を示す。
【0024】図6(B)において、r2 は板材70の
衝突部x5 が前側立面片39のエッジx4 に衝突した
ときの接点(x4 またはx5 )からローラ頂点x2
までの直線距離(半径)、r3 はローラ72が接点x4
・x5 を支点にして半径r2で回転するときの軌跡円
を示す。
【0025】図6(A)においてF1 の力が扉81に
作用したときには、ローラ72が接点x1 を支点し
て、かつ、r1 を半径にしてF2 の力で時計回り方向
へ回転する。このときローラ72がアングル部32の上
側平面片34下より脱出するための条件は、当該ローラ
72がα角以上回転することである。しかしローラ72
の変位量がα角に達するよりも前、時計回り方向へβ角
回転した板材70の衝突部x5 がβ<αにより前側立
面片39のエッジx4 に衝突するので、ローラ72は
上側平面片34下より脱出することができない。板材7
0の衝突部x5 がエッジx4 に衝突した以降は、図6
(B)においてローラ72がエッジx4 と衝突部x5
の接点を支点して、かつ、r2 を半径にして時計回り
方向へ回転しようとする。この場合にローラ頂点x2
が描く軌跡円r3 は図6(B)を参照して上側平面片
34と重なり合うものである。すなわちローラ72は、
図6(B)において頂点x2 を上側平面片34の前端
部下面に衝突させるものであるから、この場合も上側平
面片34下より脱出することができない。ゆえにF1
2 の力が扉81やローラ72に作用したとしてもロ
ーラ72がレール40から外れることがなく、かかる事
態を未然に防止することができる。図6(A)において
とF2 と反対方向の力がローラ72に作用した場合
は、ローラ72の頂点x2 がアングル部32の隅部内
面に衝突する。したがって、このケースにおいてもロー
ラ72はレール40から外れない。このようにしてレー
ル40上からのローラ脱落が防止される場合には、この
種の脱落事故にともないがちなローラ72の損傷(とく
にローラ周面の損傷)も発生しない。
【0026】長期間の使用におけるローラ72は、その
周面の凹部がレール40との摩擦で摩耗する。ローラ周
面の凹部が一定の摩耗量に達したときは、ローラ72の
両側部がチャンネル部36の下側平面板38上に接触
(二点接触)するので、この段階でも、扉を吊り支えな
がら走行するローラ72の耐久性は確保される。以降も
ローラ72が摩耗した場合には、ローラ用取付体69の
下面(板材70の下面)が前側立面片39(チャンネル
部36側)の上面に接触する。ローラ40の摩耗がこの
レベルに達したときは、扉81の開閉に際し、上記二者
の接触部間で摩擦音が発生する。かかる摩擦音はローラ
交換時期の報知になる。
【0027】上記においてレール40からのローラ離脱
を防止するための主要部は、アングル部32の上部平面
片34やチャンネル部36の前側立面片39であり、ベ
ース31におけるローラ用嵌め込み空間42の開放部4
3の大きさも両片34・39を備えたアングル部32や
チャンネル部36の寸法により定まる。ベース31にお
けるこれら各部は、自明のとおり、ローラ72の大きさ
に対応して設定されるものである。またハンガ51にお
いて、ローラ用取付体69が両板材70・74のうちの
いずれか一枚からなり、その単一板材の前面にローラ7
2が取り付けられる場合でも、連係部材52の曲げ形状
や寸法・連係部材52の上側部55に対するローラ用支
持部材58の取付位置・単一板材(70または74)の
寸法・その他が適切に設定されるので、図6(A)
(B)で述べたような二様の衝突が生じるようになる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る吊扉用ローラ脱落防止装置
は、既述のとおり、ベース前面の長さ方向沿いに設けら
れた上位のアングル部や下位のチャンネル部に依存して
レール上からのローラ脱落を防止することができ、ひい
ては、扉が扉用開口の正規位置から離脱するという事態
を回避することができる。その上、アングル部が鈎形、
チャンネル部が溝形であってこれらがベースと一体に形
成されているから、つぎのような効果を有する。
【0029】アングル部・チャンネル部により形成され
たローラ用の嵌め込み空間やローラ出し入れ用の開放部
は、ローラを嵌めやすく抜け難いものにしている。これ
は定常的な嵌め込み状態に保持される吊扉用ローラの脱
落防止装置として有用性の高いものが得られるというこ
とである。
【0030】鈎形のアングル部や溝形のチャンネル部は
ベースと一体成形ないし一体加工する際に難度をともな
わない。したがってローラ脱落防止機能のあるベースの
製作が簡略化する。
【0031】ローラ脱落防止用の部品を別途形成してこ
れをベースに組み付けるということがない。これは部品
数の削減や組立作業の省力化に通じる。アングル部・チ
ャンネル部・レールなどを備えたベースは、また、既存
のローラ付きハンガに対してこれの改造を要求すること
なくそのまま受け入れるという互換性や汎用性を有して
いる。
【0032】上述した製作の簡略化・部品数の削減・組
立作業の省力化・互換性・汎用性などを製品コストに有
利に反映させることができる。すなわち、これらが製品
をコストダウンさせる。
【0033】ベースにあって溝形をなすチャンネル部
は、ローラの摩耗にともなって発生する摩耗粉を外部へ
落下させたり飛散させたりしない。ということはローラ
の摩耗粉対策も有効に行われるということである。
【0034】長期間の使用においては、ローラ摩耗によ
りローラの外径が漸減したり、ローラ外径の減少にとも
なってハンガが徐々に下降したりする。ローラの摩耗量
が一定値になったときはローラ用取付体の下面が前側立
面片(チャンネル部側)の上面に接触する。すなわちこ
れは、扉を開閉するときに、接触状態にある上記二者間
で摩擦音が発生するということである。かかる摩擦音
は、たとえばローラの摩耗量が一定値に達したこと、す
なわち、ローラの交換時期が到来したことを報知するの
で、その交換時期を知る上で都合よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態として当該装置を備え
た扉自動開閉機構を略示した正面図である。
【図2】本発明装置の一実施形態を示した要部拡大縦断
面図である。
【図3】本発明装置におけるベースの要部を示した斜視
図である。
【図4】本発明装置におけるハンガを分解して示した斜
視図である。
【図5】本発明装置においてローラをレールに掛ける場
合の手順を略示した縦断面図である。
【図6】本発明装置におけるローラ脱落防止作用を略示
した縦断面図である。
【図7】従来装置の要部を示した縦断面図である。
【符号の説明】
11 扉用開口 12 開口枠 13 開口枠の上辺部 21 ボックス 22 ボックスのリア部材 23 ボックスのフロント部材 24 ボックスのサイド蓋 25 ボックスの開放部 31 ベース 32 アングル部 33 アングル部の後側立面片 34 アングル部の上側平面片 36 チャンネル部 37 チャンネル部の後側立面片 38 チャンネル部の下側平面板 39 チャンネル部の前側立面片 40 レール 42 ローラ用の嵌め込み空間 43 ローラ出し入れ用の開放部 51 ハンガ 52 連係部材 58 ローラ用の支持部材 69 ローラ用の取付体 70 板材(ローラ用取付体の一部) 71 ローラの支軸 72 ローラ 74 板材(ローラ用取付体の一部) 81 扉 83 扉の上部フレーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉を吊り支えてこれをレール沿いに開閉さ
    せるための手段として、扉用開口の上辺部沿いに取り付
    けられた長いベースがその前面側にレールを有し、扉上
    部に取り付けられたハンガがレールに対応するローラを
    し、しかもハンガ側のローラがベース側のレール上に
    乗せられているものにおいて、後側立面片と上側平面片
    とを有する縦断面鈎形の長いアングル部、ならびに、後
    側立面片と下側平面板と前側立面片と下側平面板上のレ
    ールとを有する縦断面溝形の長いチャンネル部が、アン
    グル部を上位かつチャンネル部を下位にしてベース前面
    の長さ方向沿いに設けられているとともに、上下に向き
    合ったアングル部とチャンネル部との間にローラ用の嵌
    め込み空間介在して該嵌め込み空間の前面側がローラ
    出し入れ用の開放部により開放されていること、およ
    び、ハンガが連係部材とローラ用支持部材とローラ用取
    付体とローラとを有するものであって、連係部材の下部
    が扉上部に固定され、ローラ用支持部材の下部が連係部
    材の上部に取り付けられ、さらに、水平な支軸を介して
    前面にローラを付されたローラ用取付体がローラ用支持
    部材の起立した前面に重ね合わされてこれに固定されて
    いること、および、ベース側の嵌め込み空間にハンガ側
    のローラが嵌め込まれてローラの下部周面がチャンネル
    部側のレール上に乗せられていること、および、ベース
    とハンガとの相対関係において、アングル部やチャンネ
    ル部の各後側立面片とこれらに対面するローラの一側面
    とが互いに近接平行し、チャンネル部の前側立面片とこ
    れに対面するローラの他側面とが互いに近接平行し、か
    つ、アングル部の上側平面片がローラの上部周面を覆っ
    いるとともに、ローラ用取付体の下端面とチャンネル
    部における前側立面片の上端面とが互いに近接している
    ことを特徴とする吊扉用ローラ脱落防止装置。
  2. 【請求項2】 ローラ用の取付体が前後に重ね合わされ
    た二枚の板材からなり、その前側の板材の下端面とチャ
    ンネル部の前側立面片の上端面とが互いに近接している
    請求項1記載の吊扉用ローラ脱落防止装置。
  3. 【請求項3】 アングル部の上側平面片とローラ上側周
    面との相対関係において、ローラ幅の1/2程度、アン
    グル部の上側平面片がローラ上側周面を覆っている請求
    項1記載の吊扉用ローラ脱落防止装置。
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