JPH07119336B2 - 熱可塑性エラストマ−状組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマ−状組成物

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JPH07119336B2
JPH07119336B2 JP62161465A JP16146587A JPH07119336B2 JP H07119336 B2 JPH07119336 B2 JP H07119336B2 JP 62161465 A JP62161465 A JP 62161465A JP 16146587 A JP16146587 A JP 16146587A JP H07119336 B2 JPH07119336 B2 JP H07119336B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐フッ素系有機化合物ガス透過性が改善された
熱可塑性エラストマー状組成物に関し、更に詳しくはフ
ッ素系有機溶剤などを取扱う装置における可撓性部品な
どを製造するに適した組成物に関する。
(従来の技術) 近年、自動車用クーラーなどの冷凍機関係の冷媒として
広く使用されてきたフッ素系冷媒R-12が、大気成層圏オ
ゾン層の破壊因子の一つとして危惧されるに至り、代替
冷媒としてR-22,R-134などの使用が世界的に検討され始
めている。
従来のR-12を冷媒として使用する冷凍機システムでは、
冷媒用ホース内管材やシールなどにおける冷媒ガスと接
触して使用される部位には、一般にニトリルゴム(NB
R)などの耐油性ゴムが使用されてきた。
しかし、R-22やR-134などを冷媒として使用する新しい
冷凍機システムでは、NBRなどの従来使用されてきた耐
油性ゴムでは冷媒ガス透過量が大きく使用に耐えないか
ら、新しいゴム材料の開発が待たれていた。
一方、ポリアミド樹脂と塩素化ポリエチレンゴムからな
るエラストプラスチック組成物は知られている(特開昭
55-80451号)。この組成物は、ナイロンと塩素化ポリエ
チレンゴムとの合計100部当り約20〜40重量部のナイロ
ンおよび約80〜60重量部の塩素化ポリエチレンゴムのブ
レンドからなり、塩素化ポリエチレンゴムがトルエン抽
出量で40重量%以下になる程度に交叉結合されており、
かつ数平均径が50μm以下のゴム粒子として分散してな
るものである。また、ポリアミド樹脂とエピクロロヒド
リンゴムとからなるエラストプラスチック組成物も知ら
れている(特開昭57-5753号公報)。この組成物は、組
成物に熱可塑性を付与するのに充分な量のポロアミド樹
脂および該樹脂のマトリックス中に充分に小さい粒径で
分散された粒子形態のエピクロロヒドリンゴムを含み、
該ゴムが組成物にゴム様の弾性を付与するために硬化さ
れているものである。これらの組成物は、組成物に熱可
塑成形性が付与されており、成形物の引張強さ、伸びが
改善されるという利点を有しており、耐油性及び耐フッ
素系有機化合物ガス透過性のすぐれたポリアミド樹脂が
ブレンドされているところから、本発明者らは、これら
の公知の組成物についてのフッ素系冷媒ガス透過性が改
良されていることを期待したが、いづれも加工性が悪い
うえに、耐油性とR-22などのフッ素系有機化合物に対す
る耐ガス透過性のバランスが思わしいものではなかっ
た。すなわち、エラストマー状特性を発現させるべくゴ
ム分を増加すると耐油性または耐フッ素系有機化合物ガ
ス透過性が劣り、逆に耐油性及び耐フッ素系有機化合物
ガス透過性を共に向上すべくポリアミド樹脂成分を増や
すとエラストマー状特性が失われるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは前記欠点を解決すべく鋭意研究の結果、ポ
リアミド樹脂相中にゴム成分として少なくとも2種の特
定のゴムを架橋粒子として分散させた組成物はすぐれた
耐油性と耐フッ素系有機化合物ガス透過性とをバランス
よく発現させうることを見出し、この知見に基づきこれ
らに加えて機械的特性と加工性の優れた熱可塑性エラス
トマー状組成物を完成するに至った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、ポリアミド樹脂30〜65重量
%、およびブチルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,塩素化
ポリエチレンゴム,クロロスルホン化ポリエチレンゴム
およびエピクロロヒドリンゴムから選択される少なくと
も二種類を含むゴム70〜35重量%からなり、該樹脂中に
ゴムが、分散粒径が5μm以下、分散粒子の架橋度がゲ
ル含量で95%以上の架橋ゴム粒子として分散してなる熱
可塑性エラストマー状組成物が提供される。
本発明で使用するポリアミド樹脂は、重合体鎖中に繰返
しアミド結合単位を有する単独重合体樹脂、共重合体樹
脂、多元共重合体樹脂を含み、高分子量の結晶性または
ガラス状の重合体樹脂である。ポリアミド樹脂の例とし
ては、ポリカプロラクタム(ナイロン−6)、ポリラウ
リルラクタム(ナイロン−12)、ポリヘキサメチレンア
ジピン酸アミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレン
アゼライン酸アミド(ナイロン−6,9)、ポリヘキサメ
チレンセバシン酸アミド(ナイロン−6,10)、ポリヘキ
サメチレンイソフタルアミド(ナイロン−6,IP)、ポリ
アミノウンデカン酸(ナイロン−11)およびナイロン−
6とナイロン−66の共重合体(ナイロン−6,66)などが
挙げられ、好ましくは150〜210℃の融点または軟化点を
有する結晶性ポリアミド樹脂である。
本発明で使用するゴムは、ブチルゴムすなわち通常不飽
和度が0.5〜2.5モル%のイソブチレン−イソプレン共重
合ゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴムすなわち前記の
ブチルゴムを塩素化または臭素化した塩素化ブチルゴム
(CIIR)、または臭素化ブチルゴム(BrIIR)など、塩
素化ポリエチレンゴム(CPE)すなわちポリエチレンを
塩素化した通常塩素含有量が30〜45重量%のゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)すなわちポリエ
チレンを塩素および二酸化イオウと反応させて得たゴ
ム、およびエピクロロヒドリンゴムすなわちエピクロロ
ヒドリン単独重合体ゴム(CO)、エピクロロヒドリン−
エチレンオキシド共重合体ゴム(ECO)、エピクロロヒ
ドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体ゴム、エピ
クロロヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジル
エーテル三元共重合体ゴム(ETCO)、およびエピクロロ
ヒドリン−プロピレンオキシド−アリルグリシジルエー
テル三元共重合体ゴムなどから選ばれるが、本発明では
これらのゴムの少なくとも2種が使用される。
本発明の目的を達成するためには、前記ゴムの組合せお
よび組合せ割合には特に制約はないが、R-22などに対し
て耐透過性のすぐれたハロゲン化ブチルゴムまたはブチ
ルゴムと耐油性のすぐれたエピクロロヒドリンゴムとの
組合せなどが好ましく用いられる。
本発明の熱可塑性エラストマー状組成物は、ポリアミド
樹脂30〜65重量%に架橋した前記のゴム粒子70〜35重量
%が分散されてなるものである。ポリアミド樹脂の含有
量が30重量%未満では耐油性、耐フッ素系冷媒ガス透過
性が劣るとともに熱可塑性が不充分となり、成形・加工
が困難となる。また65重量%を越えるとエラストマー状
の性質が失われる。好ましい組成割合は、ポリアミド樹
脂45〜55重量%、架橋該ゴム粒子55〜45重量%である。
本発明においては、架橋したゴム粒子がポリアミド樹脂
のマトリックス相中に均一に分散してなる構造を形成し
ていることが必要である。
かかる架橋ゴム粒子の分散粒径、粒子形状、分散形態お
よび分散粒子の架橋度に特には制限はないが、本発明の
目的を達成するためには、好ましくは、分散粒径が5ミ
クロン(μm)以下、分散粒子の架橋度はゲル含量で95
%以上である。ここでゴムのゲル含量はゴムの溶剤で溶
出しない不溶分のゴムに対する重量%を意味する。ま
た、架橋ゴム粒子は架橋度の高い架橋ゴム粒子と架橋度
の低い又は未架橋のゴム粒子のブレンドも包含する。特
に架橋度の高いゴム粒子と架橋度の低いまたは未架橋の
ゴム粒子のブレンドは組成物の熱可塑性を改善するので
成形・加工をより容易にするという利点をもつものであ
る。
本発明の組成物は、ポリアミド樹脂に架橋ゴム粉末をブ
レンドする方法またはポリアミド樹脂の存在下にゴムを
動的加硫する方法によって製造することができる。特に
好ましい製法は動的加硫法である。
架橋ゴム粉末のブレンド方法は、エマルジョンやサスペ
ンジョンなどのゴム粒子分散溶液中で架橋反応を行わせ
て得られた架橋ゴムの粉末またはゴムを混練しながら加
硫して得た架橋ゴムの粉末をポリアミド樹脂の溶融下で
ブレンドする方法である。動的加硫方法は、ポリアミド
樹脂の溶融下にゴムを混練しながら加硫剤を用いて加硫
する方法である。動的加硫は通常ゴムの素練り、混合に
使用するブラベンダーミキサー、バンバリーミキサー、
ニーダーなどの密閉式混合機または混練押出成形機など
により実施することができる。中でも高剪断力の混合機
を使用することが動的加硫ゴムの分散粒径を小さくする
のに有効であり、すぐれた物性を与える上で望ましい。
動的加硫は、2種類またはそれ以上のゴム成分をそれぞ
れの加硫剤で独立に加硫させてもよいが、また共加硫さ
せてもよく、加硫剤に特に制限はない。しかし、耐油性
と耐フッ素系有機化合物ガス透過性を高度にバランスさ
せる上では共加硫が好ましい。使用される加硫剤の例と
してはブチルゴムではイオウ/テトラメチルチウラムジ
スルフィド(TMTD)/2−メルカプトベンゾチアゾール
(MBT)などのイオウ加硫系、p−キノンジオキシムな
どのキノイド加硫系、メチロール化アルキルフェノール
ホルムアルデヒド樹脂などのフェノール樹脂加硫系な
ど、ハロゲン化ブチルゴムでは酸化亜鉛/TMTD等のチウ
ラム加硫系、チウラム加硫系/ジベンゾチアジルジスル
フィド(MBTS)によるチウラム・チアゾール加硫系、イ
オウ/TMTD/MBTSなどのイオウ加硫系、ジエチレントリア
ミンなどによるアミン加硫系、エチレンチオ尿素(NA-2
2)などによるチオ尿素加硫系、ジ−o−トリルグアニ
ジンのジカテコールホウ酸塩によるパーマラックス(Pe
rmalax)加硫系、フェノール樹脂加硫系、キノイド加硫
系、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(ZnEDC)加硫
系、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンなどのメ
ルカプトトリアジン加硫系など、塩素化ポリエチレンゴ
ムではチオ尿素加硫系、アミン加硫系、ジクミルペルオ
キシドなどのペルオキシド加硫系、メルカプトトリアジ
ン加硫系など、クロロスルホン化ポリエチレンゴムでは
酸化マグネシウム、酸化鉛(リサージ)などの金属酸化
物加硫系、ペンタエリスリトールなどのポリオール加硫
系、イオウ加硫系、ペルオキシド加硫系、水酸化カルシ
ウム/メタフェニレンビスマレイミドなどのビスマレイ
ミド/アミン加硫系、グリシジル基含有ポリエポキシ化
合物などのエポキシ加硫系など、エピクロロヒドリンゴ
ムではチオ尿素加硫系、メルカプトトリアジン加硫系、
アミン加硫系、アミン/イオウ加硫系、イオウ加硫系な
どを挙げることができる。
本発明の熱可塑性エラストマー状組成物は、ポリアミド
樹脂工業およびゴム工業で通常使用される配合剤を加え
ることによって組成物の性質を変えることができる。そ
のような配合剤の例としては、カーボンブラック,シリ
カ,クレー,二酸化チタン,炭酸カルシウム,その他顔
料などの充填剤・補強剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、加
硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、安定剤、滑剤、発泡
剤、粘着剤、可塑剤、伸展油、カップリング剤およびガ
ラス短繊維、セルロース短繊維、アラミドパルプなどの
不連続繊維などが挙げられる。好ましい添加方法は動的
加硫前にポリアミド樹脂またはゴムにこれらの配合剤を
添加し、マスターバッチとする方法である。特に、ポリ
アミド樹脂およびゴムへの可塑剤の添加は組成物のヒス
テリシス、永久ひずみ、耐熱性、耐油性、耐寒性を改善
する上で好ましく、ポリアミド樹脂50〜65重量%の組成
では可塑剤添加により組成物にすぐれたエラストマー状
特性を付与することができる。
本明細書で使用されている「エラストマー状」とは、室
温で元の長さの150%(1.5倍)に伸長し、10分間保持し
た後に伸びを解放し、30分以内に元の長さの130%(1.3
倍)に戻る性質を意味している。
(発明の効果) かくして本発明によれば、従来技術に比較して耐油性と
耐フッ素系有機化合物ガス透過性とのバランスがとれ、
機械的特性と加工性などに優れた熱可塑性エラストマー
状組成物が提供される。
本発明の熱可塑性エラストマー状組成物は耐油性を必要
とするタイヤ類、ホース類、シールおよびガスケット
類、ベルト類、ブーツ類、ロール類および特に耐フッ素
系有機化合物ガス透過性を必要とする上記その他の各種
部品等の用途に適している。本発明の組成物の他の用途
はポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂へのブレンドに有
用なことである。本発明の組成物を用いた上記の部品
は、押出し成形、射出成形、ブロー成形、圧縮成形など
通常の熱可塑性樹脂、エラストマーの製造方法によって
造ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
る。なお、実施例、比較例及び参考例中の部及び%はと
くに断りのないかぎり重量基準である。
実施例1〜5 エピクロロヒドリン単独重合体ゴム(日本ゼオン社製ゼ
クロン1000)100部、酸化マグネシウム3部および2−
ジメチルアミノ−4,6−ジチオール−s−トリアジン1.6
部を低温ロールで混合して、マスターバッチIを作成し
た。また、塩素化ブチルゴム(エクソン社製クロロブチ
ル1066)100部、酸化マグネシウム3部、ジベンゾチア
ジルジスルフィド1.5部、p−キノンジオキシム1.4部お
よびイオウ0.8部を低温ロールで混合してマスターバッ
チIIを作成した。次いで表1の実施例1〜5に示すエピ
クロロヒドリン単独重合体ゴムと塩素化ブチルゴムのブ
レンド割合になるようにマスターバッチIおよびIIを低
温ロールで夫々混合した。これらのそれぞれとナイロン
11(東レ社製リルサンBESN O TL)とを表1の実施例1
〜5に示すブレンド割合となるようにブラベンダーミキ
サー中で混合した。先ずナイロン−11を200℃としたブ
ラベンダーミキサー(回転数100rpm)に投入し3分間混
練して溶融させた後、上記のマスターバッチIとIIの混
合物を投入し、18分間混合して動的加硫を実施した。ゴ
ムマスターバッチ投入後約7〜10分間でブラベンダート
ルクは最大となり、加硫が行われたことが認められた。
得られた組成物を180℃のロールを用いてシート出し
し、シートの平滑性で組成物の熱可塑性を評価した。次
いで、シートを205℃でプレスして物性評価用の試料を
作成した。
強度特性はJIS K 6301に準じて評価した。フッ素系有機
化合物ガスの透過量は、内容積20.3mlのステンレス(SU
S-304)製透過セルに通気性多孔質金属で支持したシー
ト状試料で密閉し、30℃で24時間放置した後の重量変化
より求めた。以上の結果を表1に示した。
比較例1〜6 実施例1〜5と同様にして比較例1〜6の組成物を調製
し、特性を評価し表1に示す結果を得た。
実施例6〜10および比較例7〜12 クロロスルホン化ポリエチレンゴム(デュポン社製ハイ
パロン40S)100部と酸化マグネシウム3.5部、ペンタエ
リスリトール3部、ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド1部及びイオウ1部とを低温ロール上で混合し
マスターバッチIIIを作成した。同様に、塩素化ポリエ
チレンゴム(昭和電工社製エラスレン301A)100部、酸
化マグネシウム3.5部、2−ジメチルアミノ−4,6−ジチ
オール−s−トリアジン1.8部及びイオウ0.5部から成る
マスターバッチIV及び塩素化ブチルゴム(エクソン社製
クロロブチル1066)100部、酸化マグネシウム3.5部、ジ
ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド1.7部、p−
キノンジオキシム1.3部及びイオウ0.8部から成るマスタ
ーバッチVを作成した。また更に、塩素化ブチルゴムの
代りにブチルゴム(エクソン社製ブチル268)を用いる
ほかはマスターバッチVと同様にしてマスターバッチVI
を作成した。
実施例1〜5と同様にしてナイロン−6,66(宇部興産社
製UBE ナイロン5013B)とゴム成分のブレンド割合が表
2の実施例6〜10記載のブレンド割合となる様にナイロ
ン−6,66と上記の各マスターバッチとをブランベンダー
ミキサー中で混合し、ゴム成分の動的加硫を行った。同
様にして比較例7〜12の組成物も作成した。これらの組
成物の物性を評価し、表2に示す結果を得た。
表1において、ポリアミド樹脂の含有量が同一である実
施例1及び2と比較例2及び3との対比より、実施例は
いずれも引張強さが改善されると共に耐油性と耐フッ素
系冷媒ガス透過性のバランスが優れていることがわか
る。実施例4と比較例4及び5との対比からも同様のこ
とが言える。
また表2において、実施例7,9及び10と比較例9〜12と
の対比からも本発明の組成物が優れた引張強さと耐油性
と耐フッ素系冷媒ガス透過性のバランスが優れているこ
とがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド樹脂30〜65重量%、およびブチ
    ルゴム,ハロゲン化ブチルゴム,塩素化ポリエチレンゴ
    ム,クロロスルホン化ポリエチレンゴムおよびエピクロ
    ロヒドリンゴムから選択される少なくとも二種類を含む
    ゴム70〜35重量%からなり、該樹脂中に該ゴムが、分散
    粒径が5μm以下、分散粒子の架橋度がゲル含量で95%
    以上である架橋ゴム粒子として分散してなる熱可塑性エ
    ラストマー状組成物。
JP62161465A 1987-06-29 1987-06-29 熱可塑性エラストマ−状組成物 Expired - Lifetime JPH07119336B2 (ja)

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