JPH07119181A - 建設機械の作業機構駆動装置 - Google Patents

建設機械の作業機構駆動装置

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JPH07119181A
JPH07119181A JP5288797A JP28879793A JPH07119181A JP H07119181 A JPH07119181 A JP H07119181A JP 5288797 A JP5288797 A JP 5288797A JP 28879793 A JP28879793 A JP 28879793A JP H07119181 A JPH07119181 A JP H07119181A
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JP
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hydraulic
switching valve
flow path
valve
ports
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JP5288797A
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Inventor
Masaki Egashira
雅樹 江頭
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 上部旋回体と下部走行体との間に設けられる
スイベルジョイントを通る流路を少なくして、下部走行
体に設けた多数の油圧アクチュエータの作動を制御す
る。 【構成】 上部旋回体UB側に方向切換弁50を設け、
下部走行体LR側には、入力側に2ポートと出力側に4
ポートが設けられ、出力側の4ポートは2組の出力ポー
トを備えた第1段の流路切換弁51が設けられ、その下
流側には、2個の流路切換弁52a,52bを接続した
第2段の流路切換弁組52が配設されている。流路切換
弁には、合計8つの出力ポートを有し、これら各対の出
力ポートには油圧シリンダ42〜45が接続される。ス
イベルジョイント48には、方向切換弁50と第1段の
流路切換弁と間の2つの流路と、第1段の流路切換弁及
び第2段の流路切換弁組52とにパイロット信号を供給
する流路との4つの流路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上部旋回体と下部走行
体とから構成され、下部走行体に複数の油圧アクチュエ
ータで作動する作業機構を設けた建設機械における作業
機構の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1個の油圧ポンプから供給される圧油に
よって複数の油圧アクチュエータを動作させるための油
圧回路としては、通常、図4や図5に示したものが用い
られている。図中において、1は油圧ポンプ、2は作動
油タンク、3〜6は油圧シリンダである。油圧ポンプ1
によって、油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ3
〜6の作動が制御されが、このために油圧ポンプ1と各
油圧アクチュエータ3〜6との間には、制御バルブ装置
7が介装されている。制御バルブ装置7は、油圧ポンプ
1に並列に接続した4個の方向切換弁8〜11を備えて
いる。方向切換弁8〜11は、それぞれ油圧アクチュエ
ータ3〜6に対して圧油の給排を行うものであって、こ
れら油圧アクチュエータ3〜6は、ロッドを伸長させる
方向と、縮小させる方向とに圧油の方向を切り換えると
共に、油圧の給排を停止させる必要があるので、3位置
に切り換えられる。
【0003】即ち、油圧シリンダ3の作動制御を行う方
向切換弁8を例にとって説明すると、油圧シリンダ3の
ボトム室3aを油圧ポンプ1と接続し、ロッド室3bを
作動油タンク2に接続すると、ロッド3cが伸長し、逆
にボトム室3aを作動油タンク2と接続し、ロッド室3
bを油圧ポンプ1と接続すると、ロッド3cが縮小す
る。また、ボトム室3a及びロッド室3b共に油圧ポン
プ1及び作動油タンク2と遮断すると、この油圧シリン
ダ3の作動が停止する。方向切換弁8はこの3位置に切
り換えるものであり、切換位置(イ)の状態では、ボト
ム室3aが油圧ポンプ1と接続され、ロッド室3bが作
動油タンク2と接続される。また、切換位置(ロ)で
は、油圧ポンプ1はロッド室3bと、作動油タンク2は
ボトム室3aと接続される。さらに、中立位置(ハ)で
は、油圧ポンプ1及び作動油タンク2は、ボトム室3a
ともロッド室3bとも遮断されて、油圧シリンダ3は非
作動状態となる。また、油圧シリンダ4〜6を制御する
ための方向切換弁9〜11は、この方向切換弁8と全く
同じ構造となっている。
【0004】以上のように構成される方向切換弁8〜1
1を制御するために、操作部が設けられる。この操作部
は、図4に示したように、油圧パイロット方式で操作す
ることが可能であり、また図5に示したように、電気信
号によって操作できるようにすることも可能である。
【0005】まず、図4に示した油圧パイロット方式に
ついて説明すると、各油圧アクチュエータ3〜6の作動
を制御するために、操作レバー装置が設けられており、
この操作レバー装置は、4個の操作レバー12〜15
と、補助油圧ポンプ16とから構成される。操作レバー
12〜15には、一対のパイロット配管が接続されてお
り、方向切換弁8〜11には、その両端に油圧パイロッ
ト部が設けられると共に中立位置復帰ばねが設けられて
いる。
【0006】そこで、油圧シリンダ3の作動を制御する
方向切換弁8を例にとって説明すると、方向切換弁8の
切換操作を行う操作レバー12には、この方向切換弁8
の両パイロット部8a,8bに操作レバー12からのパ
イロット配管12a,12bが接続されている。操作レ
バー12の中立位置では、パイロット配管12a,12
bのいずれの側にも圧力が発生せず、従って復帰ばね8
c,8cの作用によって、方向切換弁8は中立位置
(ハ)に保持される。操作レバー12を、例えば矢印x
方向に傾倒させると、補助油圧ポンプ16からの圧油が
パイロット配管12aを介してパイロット部8aに供給
されることになって、この結果方向切換弁8は切換位置
(イ)に切り換わる。また、操作レバー12を矢印y方
向に傾倒させると、補助油圧ポンプ16からの圧油がパ
イロット配管12bを介してパイロット部8bに供給さ
れて、方向切換弁8は切換位置(ロ)に切り換わる。
【0007】図5に示した電気信号により方向切換弁8
〜11の切り換え制御を行うように構成したものであっ
て、このために、操作レバー装置を構成する操作レバー
21〜24はその位置に応じた電気信号を出力し、この
電気信号はコントローラ25に入力される。そして、方
向切換弁8〜11には油圧パイロット部に代えて電磁パ
イロット部が設けられており、コントローラ25からの
出力信号に基づいて各方向切換弁8〜11の電磁パイロ
ット部を励磁することによって、方向切換弁8〜11の
切換操作が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した4個の油圧ア
クチュエータの作動を制御するためには、図4で示した
油圧パイロット方式であっても、また図5に示した電気
信号方式であるにしても、4個の方向切換弁とパイロッ
トラインは8本必要とする。また、作動が制御される油
圧アクチュエータの数が増えれば、それに応じた数の方
向切換弁と、最大限油圧アクチュエータの数の2倍のパ
イロットラインを設けなければならず、このために油圧
回路を構成する部品点数が多くなる。
【0009】以上の油圧回路は、例えば建設機械の駆動
機構として用いられるが、建設機械は、下部走行体と、
この下部走行体上に旋回可能に設置した上部旋回体とか
ら構成したものがある。ここで、下部走行体としは、そ
の走行駆動は、油圧ポンプから供給される圧油により作
動する油圧モータにより行うのが一般的である。油圧ポ
ンプは上部旋回体側に設置される関係から、この油圧ポ
ンプからの圧油を方向切換弁を介して下部走行体に設け
た油圧モータに接続する必要があり、このために下部走
行体と上部旋回体との間にはスイベルジョイントを介装
する構成としている。従って、このスイベルジョイント
には左右の走行用の油圧モータに接続される各一対の配
管、合計4個の配管が接続される。
【0010】前述した建設機械において、下部走行体側
に作業機構を設け、この作業機構を油圧シリンダ等の油
圧アクチュエータで駆動するようにしたものがある。例
えば、図6に示したように、下部走行体30にブレード
31を設け、このブレード31を作動させるようにする
場合においては、ブレード31に、少なくともリフトシ
リンダ32,チルトシリンダ33及び左右のアングルシ
リンダ34,35を接続し、これら各シリンダ32〜3
5を作動させるように構成する。リフトシリンダ32は
下部走行体30のフレームに支承されており、またチル
トシリンダ33及びアングルシリンダ34,35のそれ
ぞれ一端も下部走行体30に設けたフレーム36に装着
されている。リフトシリンダ32を作動させると、フレ
ーム36と共にブレード31が昇降し、またチルトシリ
ンダ33を作動させると、ブレード31がフレーム35
に対して俯仰動作する。さらに、アングルシリンダ3
4,35を作動させると、ブレード31が左右に変位す
る。
【0011】ここで、アングルシリンダ34,35は左
右一対設けられており、左側のアングルシリンダ34を
伸長させ、右側のアングルシリンダ35を縮小させる
か、または左側のアングルシリンダ34を縮小させ、右
側のアングルシリンダ35を伸長させるかすると、ブレ
ード31は左右いずれかの方向に傾くようになる。そし
て、図7に示したように、ブレード31をその全長にわ
たって一体のもので形成すると、左右両側のアングルシ
リンダ34,35を同時に、しかも反対方向に作動させ
る必要がある。一方、図8に示したように、ブレード3
7を中央部で2分割して、左右のブレード構成体37
R,37Lで構成して、これらブレード構成体37R,
37Lをヒンジ38により開閉可能に連結したものがあ
り、この場合には左右のアングルシリンダ34,35は
個別的に動作させることができる。
【0012】ブレードの構造が図7に示したように、全
体が一体となったブレード31を用いる場合であれ、図
8のように、左右のブレード構成体37R,37Lを有
するブレード37を用いる場合であれ、下部走行体30
には4本の油圧シリンダ32〜35を設ける必要があ
る。このように4本の油圧シリンダを駆動するには、図
4及び図5に符号Jで示したように、スイベルジョイン
トには4本の油圧シリンダのボトム室及びロッド室に連
結される合計8本の配管の接続を行わなければならな
い。即ち、最低限、下部走行体における左右の走行用油
圧モータにおける各2本の配管と、ブレード31または
37の作動用の配管各4本、合計12本の配管をスイベ
ルジョイントJで接続しなければならないので、このス
イベルジョイントJの構成が極めて複雑かつ大型化する
という問題点がある。
【0013】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、下部走行体と上部旋
回体との間をスイベルジョイントで連結し、下部走行体
側に多数の油圧アクチュエータを設けたとしても、スイ
ベルジョイントにより接続される配管または配線の数を
少なくできるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、上部旋回体と下部走行体とを備えた建設
機械に、下部走行体側に作業機構を設け、この作業機構
を複数の油圧アクチュエータで作動させるために、上部
旋回体側には油圧源とこの油圧源に接続した方向切換弁
とを設け、また下部走行体には、一対の入力ポートと、
2組の対の出力ポートとを備え、これら入力側2ポート
を出力側のいずれかの組の出力側2ポートとを選択的に
接続する流路切換弁を設け、この流路切換弁を最上流側
の段として前記方向切換弁と接続し、その下流側には、
少なくとも1または同時に切り換わる複数個の流路切換
弁を含む弁組立体を1または複数段配置し、前記流路切
換弁及び各段の弁組立体は付勢手段によって常時は一の
切換位置に配置され、それらに供給されるパイロット信
号により他の切換位置に切り換わるようになし、最下段
の流路切換弁に前記各油圧アクチュエータを接続し、前
記方向切換弁と最上流側の流路切換弁とを結ぶ流路と、
前記各段の流路切換弁にパイロット信号を供給するため
の信号ラインとを、前記上部旋回体側と下部走行体側と
間に設けたスイベルジョイントを介して接続する構成と
したことを特徴としている。
【0015】
【作用】圧油の流れ方向において、油圧源に近い側に方
向切換弁を設けるが、この方向切換弁は上部旋回体側に
設ける。この方向切換弁の下流側にスイベルジョイント
を介して、下部走行体側に第1段の流路切換弁を1個設
ける。この第1段の流路切換弁は、方向切換弁の出力2
ポートを一対の入力ポートとし、この一対の入力ポート
を第1の組の一対の出力ポートと、第2の組の一対の出
力ポートとに選択的に接続できる。第1段の流路切換弁
の下流側に第2段の流路切換弁を設ける。ここで、第1
段の流路切換弁は、2組の対の出力ポートを備えている
ので、第1の組及び第2の組の各出力ポートを一対の入
力ポートとして、この入力ポートが選択的に接続される
2組の対の出力ポートと選択的に接続する2個の流路切
換弁を設ける。ここで、この2個の流路切換弁は同時に
切り換わるように連結されており、従って実質的には入
力側4ポートと出力側8ポートからなる単一の流路切換
弁で構成できる。
【0016】以上のように構成すれば、4つの組の出力
ポートができ、これら各組の出力ポートを油圧アクチュ
エータに接続すれば、1個の方向切換弁と、2段の流路
切換弁を設けることによって、4個の油圧アクチュエー
タの作動を制御できる。しかも、2段に設けた流路切換
弁は、出力側の2組のポートと選択的に接続することか
ら、これら各バルブは2位置に切り換われば良い。従っ
て、常時においては、一の切換位置となるように付勢手
段で付勢しておき、パイロット信号を供給した時に他の
切換位置に切り換わるようにする。これによって、スイ
ベルジョイントを介して接続されるパイロットラインは
2本で良くなる。この結果、方向切換弁と最上流側の流
路切換弁との間を接続する2本の流路と、2本のパイロ
ットラインの合計4本の配管とをスイベルジョイントを
介して接続することにより、下部走行体に設けられる4
個の油圧アクチュエータを駆動することができる。
【0017】また、第2段の流路切換弁の下流側に第3
段の流路切換弁を設ければ、最大限8組の出力ポートが
できるので、8個の油圧アクチュエータの作動制御を行
うことができる。この場合には、下部走行体側のパイロ
ットラインは3本となる。さらに、第4段,第5段等、
流路切換弁の設置段数を増やせば、最大限16個,42
個等の油圧アクチュエータの作動制御も可能になる。そ
して、各段の弁組立体は流路切換弁だけでなく、方向切
換弁を組み合わせることも可能である。また、第2段以
降の流路切換弁はその前段の流路切換弁の全ての出力ポ
ートに接続しなければならないものではなく、例えば第
3段の流路切換弁は第2段の流路切換弁の出力側8ポー
トのうち、いずれかの組の出力ポートに接続される入力
側2ポートと、出力側4ポートとを備え、この出力側4
ポートの各対のポートに2個の油圧アクチュエータと接
続し、第2段の流路切換弁における他の3つの対の出力
ポートを3個の油圧アクチュエータと接続すれば、5個
の油圧アクチュエータの作動制御を行うことができる。
要するに、スイベルジョイントには、方向切換弁からの
2本の流路と、流路切換弁を含む弁組立体の段数に応じ
た数のパイロットラインとを接続すれば良いものとな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1は建設機械における作業機構駆
動装置を電気信号に基づいて作動させる電磁作動方式と
したものを示す。図1において、40は油圧ポンプ、4
1は作動油タンク、42〜45は油圧アクチュエータと
しての油圧シリンダである。1個の油圧ポンプ40から
供給される圧油によって4個の油圧シリンダ42〜45
が駆動されるが、その作動を制御するために、油圧ポン
プ40及び作動油タンク41と油圧シリンダ42〜45
との間には、制御バルブ装置が介装されており、またこ
の制御バルブ装置の切換操作を行うために、操作装置が
設けられている。ここで、図中において、UBは上部旋
回体側、LRは下部走行体側を示し、また48は上部旋
回体UBと下部走行体LRとの間に介装されたスイベル
ジョイントである。
【0019】制御バルブ装置は、油圧ポンプ40側を上
流側、油圧シリンダ42〜45を下流側としたときに、
最上流側に方向切換弁50が設けられている。この方向
切換弁50は、油圧ポンプ40からの圧油の供給配管
と、作動油タンク41への戻り配管とが接続された2つ
の入力ポートを出力側の2つのポートに切り換え接続す
るものである。方向切換弁50の下流側には第1段の流
路切換弁51が設けられている。ここで、油圧ポンプ4
0,作動油タンク41及び方向切換弁50はいずれも上
部旋回体UB側に設けられ、下部走行体LR側に配置さ
れており、方向切換弁50と流路切換弁51との間の流
路は、スイベルジョイント48を介して接続されてい
る。
【0020】第1段の流路切換弁51は入力側に2ポー
トと出力側に4ポートを有し、出力側の4ポートは2つ
のポートが対になって、2組の対の出力ポートとなった
ものである。流路切換弁51における入力側2ポートは
方向切換弁50の出力2ポートに接続され、この流路切
換弁51の切り換えによりこの入力側2ポートは2組の
対からなる出力ポートのいずれかの対の出力ポートが入
力側2ポートと選択的に接続される。従って、流路切換
弁51の切換位置は2位置となる。第1段の流路切換弁
51の下流側には、第2段の弁組立体として、2個の流
路切換弁52a,52bを連結した第2段の流路切換弁
組52が配設されている。この第2段の流路切換弁組5
2を構成する流路切換弁52a,52bは第1段の流路
切換弁51と同じ構造のものであって、流路切換弁52
a,52bには、この第1段の流路切換弁51における
2組の対の出力ポートのそれぞれの対と接続した各2つ
の入力ポートと、2組の対の出力ポートとを備えてお
り、これによって、第2段の流路切換弁組52を構成す
る流路切換弁52a,52bの出力側は4組の対の、合
計8つの出力ポートを有し、これら各対の出力ポートは
油圧シリンダ42〜45のボトム室とロッド室にそれぞ
れ接続されている。
【0021】次に、操作装置は、4本の操作レバー53
〜56を有し、これら操作レバー53〜56を操作する
ことによって、制御バルブ装置を構成する方向切換弁5
0は圧油の流れ方向を切り換えるものであって、電磁パ
イロット部50a,50bを有する。この方向切換弁5
0は操作装置47の操作レバー53〜56からの信号に
基づいて切り換わるものであって、2つの切換位置
(イ),(ロ)と、中立位置(ハ)との3位置に切り換
わるようになっている。
【0022】一方、第1段の流路切換弁51及び第2段
の流路切換弁組52は、油圧シリンダ42〜45のいず
れを作動させるかの選択を行うものであって、油圧パイ
ロット部51P,52Pを備えている。常時には復帰ば
ね51S,52Sによって図示の位置(イ)に保持され
ており、油圧パイロット部51P,52Pに油圧パイロ
ット信号が供給されると、他の位置(ロ)に切り換わ
る。これら油圧パイロット部51P,52Pに圧油を給
排するために、制御弁57,58が設けられ、この制御
弁57,58には油圧パイロット配管59,60が接続
されている。制御弁57,58は補助油圧ポンプ61か
ら供給される圧油をパイロット配管59,60を介して
油圧パイロット部51P,52Pに供給する位置(イ)
と、パイロット配管59,60を作動油タンク41に接
続する位置(ロ)との2位置に切り換えるためのもので
ある。制御弁57,58は上部旋回体UB側に位置し、
パイロット配管59,60はスイベルジョイント48を
介して下部走行体LRに配置されている第1段の流路切
換弁51及び第2段の流路切換弁組52の油圧パイロッ
ト部51P,52Pに接続されている。
【0023】操作レバー53〜56はコントローラ62
と電気的に接続されており、コントローラ62は、操作
レバー53〜56の操作を検出して、方向切換弁50,
制御弁57,58を電磁的に切り換えて、油圧シリンダ
42〜45の作動を制御するためのものである。このた
めに、コントローラ62と、方向切換弁50の電磁パイ
ロット部50a,50b、及び制御弁57,58の電磁
パイロット部57P,58Pとの間は信号ケーブル63
〜66で接続されている。制御弁57,58は常時には
復帰ばね57S,58Sの作用によって位置(ロ)の状
態に保持されており、電磁パイロット部57P,58P
に作動信号が入力されると、これら制御弁57,58は
位置(ロ)に切り換わって、パイロット配管59,60
から第1段の流路切換弁51及び第2段の流路切換弁組
52に位置(イ)から位置(ロ)への切換信号が入力さ
れるようになっている。
【0024】而して、操作レバー53〜56の非操作状
態では、方向切換弁50は位置(ハ)に保持され、かつ
制御弁57,58は位置(ロ)に保持される。この状態
においては、油圧ポンプ40からの圧油はいずれの油圧
シリンダ42〜45にも供給されず、非作動状態に保持
される。操作レバー53をX方向に操作すると、信号ケ
ーブル63を介して方向切換弁50の電磁パイロット部
50aに駆動信号が入力されることになる。この結果、
方向切換弁50が位置(イ)に切り換わって、油圧ポン
プ40から供給される圧油は、スイベルジョイント48
を介して下部走行体LR側に供給され、油圧シリンダ4
2のボトム室側に圧油が供給され、またロッド室側は作
動油タンク41と接続されて、油圧シリンダ42は伸長
する方向に作動する。また、操作レバー53をY方向に
操作すると、信号ケーブル64を介して方向切換弁50
の電磁パイロット部50b側に駆動信号が入力される。
この結果、油圧シリンダ42には、そのロッド室側が油
圧ポンプ40と接続され、かつボトム室側が作動油タン
ク41と接続される状態に切り換わって、油圧シリンダ
42が縮小する。なお、この操作レバー53の操作時に
は、第1段の流路切換弁51,第2段の流路切換弁組5
2は共に位置(イ)に保持される。
【0025】次に、操作レバー54をX方向に操作する
と、方向切換弁50が位置(イ)に切り換わると共に、
信号ケーブル66を介して制御弁58の電磁パイロット
部58Pにも駆動信号が供給されて、制御弁58は位置
(ロ)から位置(イ)に切り換わる。これによって、補
助油圧ポンプ61からの圧油がパイロット配管60を介
して第2段の流路切換弁組52のパイロット部52Pに
供給されて、この第2段の流路切換弁組52は位置
(イ)から位置(ロ)に切り換わって、油圧シリンダ4
3のボトム室側に圧油が供給され、ロッド室側が作動油
タンク41と接続されて、油圧シリンダ43が伸長す
る。また、操作レバー54をY方向に変位させると、方
向切換弁50が位置(ロ)に切り換わると共に、制御弁
58は位置(イ)に切り換わり、第2段の流路切換弁組
52は位置(ロ)となり、油圧シリンダ43のロッド室
側が油圧ポンプ40と接続され、ボトム室側が作動油タ
ンク41に接続されて、この油圧シリンダ43が縮小す
る。なお、この操作レバー54の操作時には、第1段の
流路切換弁51は位置(イ)に保持される。
【0026】さらに、操作レバー55をX方向に操作す
ると、方向切換弁50が位置(イ)に切り換わると共
に、信号ケーブル65を介して制御弁57の電磁パイロ
ット部57Pに駆動信号が入力されて、この制御弁57
が位置(ロ)から位置(イ)に切り換わる。この結果、
パイロット配管59を介して第1段の流路切換弁51の
パイロット部51Pに圧油が供給されて、この第1段の
流路切換弁51が位置(ロ)に切り換わる。これによっ
て、油圧シリンダ44のボトム室側が油圧ポンプ40
と、またロッド室側が作動油タンク41と接続されて、
油圧シリンダ44が伸長する。そして、操作レバー55
をY方向に操作すると、方向切換弁50は、位置(ロ)
に切り換わると共に、制御弁57が位置(イ)に切り換
わることによって、第1段の流路切換弁51が位置
(ロ)に切り換わって、油圧シリンダ44は、そのボト
ム室が作動油タンク41に、ロッド室側が油圧ポンプ4
0に接続されて、この油圧シリンダ44は縮小する。そ
して、この操作レバー55の操作時には、第2段の流路
切換弁組52は位置(イ)に保持される。
【0027】操作レバー56をX方向に操作すると、方
向切換弁50が位置(イ)に切り換わると共に、信号ケ
ーブル65,66を介して制御弁57,58の電磁パイ
ロット部57P,58Pに駆動信号が入力されて、これ
ら制御弁57,58が同時に位置(ロ)に切り換わっ
て、パイロット配管59,60に圧力が発生して、第1
段の流路切換弁51及び第2段の流路切換弁組52が位
置(ロ)に切り換わる。従って、油圧シリンダ45のボ
トム室側が油圧ポンプ40と、ロッド室側が作動油タン
ク41とそれぞれ接続されて、油圧シリンダ45が伸長
する。また、操作レバー56をY方向に操作すると、方
向切換弁50は位置(ロ)に、また第1段の流路切換弁
51及び第2段の流路切換弁組52が位置(ロ)になっ
て、油圧シリンダ45のロッド室側が油圧ポンプ40と
接続され、ボトム室側が作動油タンク41と接続され
て、この油圧シリンダ45が伸長する。
【0028】ところで、例えば操作レバー53をX方向
に操作して、方向切換弁50を位置(イ)に、また第2
段の流路切換弁組52を位置(ロ)に切り換えて、油圧
シリンダ43を伸長させている時に、操作レバー54が
X方向に操作されると、第1段の流路切換弁51も位置
(ロ)に切り換わることになり、この結果作動中の油圧
シリンダ43が停止して、油圧シリンダ45が伸長する
方向に変位する等といった不都合を生じる。このような
事態の発生を防止するために、コントローラ62におい
ては、操作レバー53〜56のいずれかが単独操作され
た時にのみ信号の出力が行われ、2以上の操作レバーが
操作されると、全ての信号の出力が停止するように設定
されており、これにより複合操作禁止機構が構成され
る。また、1本の操作レバーが操作されている時には、
他の操作レバーを機械的にロックするように構成しても
良い。
【0029】以上のように、4本の油圧シリンダ42〜
45の作動を制御する上で、スイベルジョイント48に
おいては、方向切換弁50からの2本のメイン流路と、
制御弁57,58からの2本のパイロット流路との合計
4本の流路を設ければ良いから、前述した従来技術では
8本の流路を設けなければならないのに比較して、その
構成を極めて簡略化できる。そして、以上の油圧シリン
ダ42〜45は、例えば図8に示したブレード構成体3
7R,37Lを有するブレード37を駆動するためのリ
フトシリンダ,チルトシリンダ及び左右のアングルシリ
ンダとして用いることができる。
【0030】一方、図7に示したブレード31を用いる
場合には、左右のアングルシリンダは同時に、しかも相
互に反対方向に動作しなければならない。このために
は、油圧回路を図2に示したように構成すれば良い。即
ち、同時に切り換わる第2段の弁組立体70として、1
個の流路切換弁70aと、2個の方向切換弁70b,7
0cとで構成し、第1段の流路切換弁50における2つ
の出力側ポートを方向切換弁70b,70cに分流し、
方向切換弁70b,70cには、それぞれ油圧シリンダ
44,45に接続する。そして、これら方向切換弁70
b,70cの作動油の流れ方向は反対方向となるように
設定する。また、操作レバーは3本とし、操作レバー5
3は油圧シリンダ42の作動用で、また操作レバー54
は油圧シリンダ43の作動用とするが、残りの1本の操
作レバー55′は油圧シリンダ44,45を同時に、反
対方向に作動させるためのものとする。これら以外の構
成については、図1で説明したものと同じであるから、
同一または均等な構成要素については、同じ符号を付し
て、その説明を省略する。
【0031】而して、操作レバー55′をX方向に操作
すると、方向切換弁50は位置(イ)となり、また第1
段の流路切換弁51が位置(ロ)に切り換わって、油圧
シリンダ44にはボトム室側が油圧ポンプ40と、ロッ
ド室側が作動油タンク41と接続されて、この油圧シリ
ンダ44が伸長し、これと同時に油圧シリンダ45に
は、そのロッド室側が油圧ポンプ40と接続され、ボト
ム室側が作動油タンク41と接続されるから、この油圧
シリンダ45は縮小する。また、操作レバー55′をY
方向に切り換えると、方向切換弁50は位置(イ)とな
り、第1段の流路切換弁51及び第2段の弁組立体70
が位置(ロ)に切り換わって、油圧シリンダ44が縮小
し、油圧シリンダ45が伸長する。従って、これら油圧
シリンダ44,45を左右のアングルシリンダとし、油
圧シリンダ42,43をそれぞれリフトシリンダ及びチ
ルトシリンダとすれば、ブレード31を作動させること
ができる。勿論、この場合にも、スイベルジョイント4
8は4本の流路を設けるだけで良いので、このスイベル
ジョイント48の構成を簡略化、小型化できる。
【0032】次に、図3に油圧パイロット方式で制御さ
れるように構成した作業機構駆動装置の油圧回路を示
す。この実施例においては、下部走行体LRに設けられ
る回路構成部は図1と同様であるので、それに対応する
構成部材には、同じ符号を付して、説明を省略する。ま
た、操作レバーも同様であるので、図1と対応する符号
を用いる。
【0033】而して、操作装置を構成する操作レバー5
3〜56は、補助油圧ポンプ61からの圧油を制御する
ものであって、制御バルブ装置には、これら操作レバー
53〜56に接続した各一対の流路80a,80b,8
1a,81b,82a,82b,83a,83bが設け
られている。これらの流路にはそれぞれ制御弁84a,
84b,85a,85b,86a,86b,87a,8
7bの油圧パイロット部に接続されている。これら制御
弁84a,84b,85a,85b,86a,86b,
87a,87bには補助油圧ポンプ61からのパイロッ
ト配管88a,88b,88cからの分岐流路89a,
89b,89cが接続されている。パイロット配管88
aは方向切換弁90の油圧パイロット部90Pに、また
パイロット配管88bは第1段の流路切換弁51の油圧
パイロット部51Pに、さらにパイロット配管88cは
第2段の流路切換弁組52の油圧パイロット部52Pに
それぞれ接続されている。従って、前述した図1の実施
例と同様に、スイベルジョイント48を介して接続され
る流路の数は4本となる。
【0034】方向切換弁90は、図1の実施例とは異な
り、位置(イ)と位置(ロ)との2位置に切り換わるも
のであり、常時においては、復帰ばね90Sの作用によ
って、位置(ロ)に付勢されている。そして、この方向
切換弁90の上流側には開閉弁91が設けられており、
この開閉弁91は油圧ポンプ40と方向切換弁90との
間の流路を通断するものであって、閉鎖位置(イ)にあ
る時には、油圧ポンプ40からの圧油は供給されず、従
って全ての油圧シリンダ42〜45は非作動状態に保た
れる。また、開閉弁91が開放位置(ロ)に切り換わる
と、方向切換弁90を介してスイベルジョイント48か
ら下部走行体LR側に圧油が供給されて、油圧シリンダ
42〜45のいずれかが作動することになる。
【0035】操作レバー53〜56により切り換わる制
御弁84a,84b,85a,85b,86a,86
b,87a,87bは、方向切換弁90による圧油の供
給方向と、第1段の流路切換弁51及び第2段の流路切
換弁組52による油圧シリンダ42〜45のいずれに圧
油を供給するかの選択を行わせるためのものである。即
ち、操作レバー53〜56をX方向またはY方向に操作
すると、それに応じて、第2の補助油圧ポンプ92(補
助油圧ポンプ61と共用することもできる)から流路8
0a,80b,81a,81b,82a,82b,83
a,83bのいずれかに圧力が発生して、この圧力が制
御弁84a,84b,85a,85b,86a,86
b,87a,87bの油圧パイロット部に作用して、レ
バー操作に対応する制御弁が切り換わると、補助油圧ポ
ンプ61からパイロット配管88a,88b,88cに
供給される圧油は全て作動油タンク41に還流させて、
方向切換弁90,第1段の流路切換弁51,第2段の流
路切換弁組52のいずれにも圧油が供給されず、それら
が図示の状態に保持されるか、あるいは方向切換弁9
0,第1段の流路切換弁51,第2段の流路切換弁組5
2における油圧パイロット部のいずれか1つまたは2つ
に圧油が供給されることにより切り換わるか、さらには
これら方向切換弁90,第1段の流路切換弁51,第2
段の流路切換弁組52の全ての油圧パイロット部に圧油
が供給されて、全てが切り換わるかして、油圧シリンダ
42〜45のいずれかが作動することになる。なお、操
作レバー53〜56の操作と、油圧シリンダ42〜45
の作動との関係は、図1に示した実施例と同じであるの
で、その説明は省略する。
【0036】この油圧回路においても、操作レバー53
〜56の2以上が同時に操作されると、方向切換弁90
側への圧油の供給が遮断されて、全ての油圧シリンダ4
2〜45の作動が停止する複合操作禁止手段を備えてい
る。即ち、開閉弁91は、この方向切換弁90への圧油
の供給及び供給の停止を行うために設けられており、こ
のために、流路80a,80b間、流路81a,81b
間、流路82a,82b間及び流路83a,83bの位
置にはそれぞれシャトル弁93a〜93dが介装され、
さらにこれらシャトル弁93a〜93dからの流路には
シャトル弁93e,93fが、さらにこれらのシャトル
弁93e,93fからの流路にはシャトル弁93gが設
けられ、このシャトル弁93gからの流路が開閉弁91
の油圧パイロット部91aに接続されている。従って、
操作レバー53〜56が操作されて、流路80a,80
b,81a,81b,82a,82b,83a,83b
のいずれかに圧力が発生すると、第2の補助油圧ポンプ
92からの圧力が開閉弁91の油圧パイロット部91a
に作用して、この開閉弁91が開放位置(ロ)に切り換
わる。即ち、操作レバー53〜56のうちのいずれかが
X方向またはY方向に操作されると、それを検出して方
向切換弁90に自動的に圧油が供給される状態となる。
【0037】さらに、制御バルブ装置46′には制御弁
94a〜94dが設けられており、これら各制御弁94
a〜94dの油圧パイロット部にはシャトル弁93a〜
93dからの流路が接続され、制御弁94a〜94dに
は補助油圧ポンプ61から開閉弁91の油圧パイロット
部91bに圧油を供給するパイロット配管95から分岐
する流路が接続されている。また、開閉弁91には、こ
の油圧パイロット部91b側に付勢ばね91Sが設けら
れており、この付勢ばね91Sの作用によって、開閉弁
91は、油圧パイロット部91a,91bの双方に圧油
が供給されないか、または双方に圧油が供給された時に
は、閉鎖位置(イ)に保持され、油圧パイロット部91
a側にのみ圧油が供給された時に、開放位置(ロ)に切
り換わるものである。従って、操作レバー53〜56の
いずれか1つが操作された時には、制御弁94a〜94
dのいずれか1個が切り換わって、パイロット配管95
は作動油タンク41と接続されるが、2つ以上の操作レ
バーが同時に操作されると、制御弁94a〜94dが複
数個切り換わって、パイロット配管95に圧油が供給さ
れて、開閉弁91は閉鎖位置(イ)に切り換わることに
なる。
【0038】なお、前述した各実施例においては、流路
切換弁を2段設けるように構成したが、3段設けるよう
にしても良い。そして、3段目の流路切換弁は1個設け
ると、5個の油圧アクチュエータの作動を制御でき、2
個設ければ、6個の油圧アクチュエータを、最大限の4
個を設ければ、8個の油圧アクチュエータの作動を制御
できるようになる。また、制御バルブ装置で作動が制御
される油圧アクチュエータとしては、油圧シリンダ42
〜45としたが、この油圧アクチュエータの構成はこれ
に限るものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
下部走行体に設けられ、作業機構を作動させるために設
けられる油圧配管の数を最小限のものとすることができ
るので、下部走行体と上部旋回体との間に介装されるス
イベルジョイントの構成を簡略化、小型化することがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す作業機構駆動装置
の油圧回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す作業機構駆動装置
の油圧回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す作業機構駆動装置
の油圧回路図である。
【図4】従来技術による作業機構駆動装置の油圧回路図
である。
【図5】図4とは異なる従来技術による作業機構駆動装
置の油圧回路図である。
【図6】作業機構の一例としてのブレードの構成説明図
である。
【図7】ブレードの背面図である。
【図8】他の方式によるブレードに背面図である。
【符号の説明】
40 油圧ポンプ 41 作動油タンク 42〜45 油圧シリンダ 48 スイベルジョイント 50,90 方向切換弁 51 第1段の流路切換弁 52 第2段の流路切換弁組 52a,52b,70a 流路切換弁 53〜56 操作レバー 57,58,84a〜87a,84b〜87b,94a
〜94d 制御弁 59,60 パイロット配管 61,92 補助油圧ポンプ 62 コントローラ 70 第2段の弁組立体 70b,70c 方向切換弁 91 開閉弁 93a〜93g シャトル弁 UB 上部旋回体 LR 下部走行体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体と下部走行体とを備えた建設
    機械に、下部走行体側に作業機構を設け、この作業機構
    を複数の油圧アクチュエータで作動させるために、上部
    旋回体側には油圧源とこの油圧源に接続した方向切換弁
    とを設け、また下部走行体には、一対の入力ポートと、
    2組の対の出力ポートとを備え、これら入力側2ポート
    を出力側のいずれかの組の出力側2ポートとを選択的に
    接続する流路切換弁を設け、この流路切換弁を最上流側
    の段として前記方向切換弁と接続し、その下流側には、
    少なくとも1または同時に切り換わる複数個の流路切換
    弁を含む弁組立体を1または複数段配置し、前記流路切
    換弁及び各段の弁組立体は付勢手段によって常時は一の
    切換位置に配置され、それらに供給されるパイロット信
    号により他の切換位置に切り換わるようになし、最下段
    の流路切換弁に前記各油圧アクチュエータを接続し、前
    記方向切換弁と最上流側の流路切換弁とを結ぶ流路と、
    前記各段の流路切換弁にパイロット信号を供給するため
    の信号ラインとを、前記上部旋回体側と下部走行体側と
    間に設けたスイベルジョイントを介して接続する構成と
    したことを特徴とする建設機械の作業機構駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記2段目以降における弁組立体には、
    前記流路切換弁の加えて、方向切換弁を1乃至複数個設
    ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の建設機
    械の作業機構駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記各油圧アクチュエータのうち、いず
    れかの油圧アクチュエータの作動中に、他の油圧アクチ
    ュエータを作動させるための信号が出力された時に、全
    ての油圧アクチュエータを停止させる複合操作禁止手段
    を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載の建
    設機械の作業機構駆動装置。
JP5288797A 1993-10-26 1993-10-26 建設機械の作業機構駆動装置 Pending JPH07119181A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283853A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nabtesco Corp 建設機械の走行モータ制御装置

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