JPH08135607A - コントロールバルブ用の油圧パイロット回路 - Google Patents

コントロールバルブ用の油圧パイロット回路

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JPH08135607A
JPH08135607A JP29900394A JP29900394A JPH08135607A JP H08135607 A JPH08135607 A JP H08135607A JP 29900394 A JP29900394 A JP 29900394A JP 29900394 A JP29900394 A JP 29900394A JP H08135607 A JPH08135607 A JP H08135607A
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Japan
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valve
pilot
oil passage
pressure
oil
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JP29900394A
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English (en)
Inventor
Yukiro Sasaki
征郎 佐々木
Shinya Hirose
晋也 広瀬
Shigeru Hirabayashi
繁 平林
Toshiaki Tei
暁明 程
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントロールバルブの開度量調整を、安価な
装置で行えるようにする。 【構成】 パイロット油路Aに、油路下手側ほど設定圧
が低くなる第一、第二シーケンス弁12、13、リリー
フ弁14を直列接続すると共に、前記各弁12、13、
14の設定圧が導かれる第一、第二、第三分岐油路B、
C、Dに第一、第二開閉弁15、16、逆止弁17をそ
れぞれ設け、これら開閉弁15、16を選択的に開くこ
とで、コントロールバルブ19のパイロットポート19
e、19fに供給されるパイロット圧油の圧力を制御で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧式建設機械等に設
けられる油圧アクチュエータへの圧油供給を切換えるた
めのコントロールバルブ用の油圧パイロット回路に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
油圧ショベル等の油圧式建設機械においては、ブームを
上下揺動せしめるためのブームシリンダ、バケットを前
後揺動せしめるためのバケットシリンダ等の各種油圧ア
クチュエータが設けられるが、これら油圧アクチュエー
タの作動は、コントロールバルブの切換え作動に伴う圧
油供給に基づいて行われることになる。そしてこの場
合、前記コントロールバルブの切換え作動を、パイロッ
トポンプからのパイロット圧油の供給によって行うよう
にしたものがある。
【0003】ところで、前記油圧アクチュエータの作動
速度は、コントロールバルブの開度量に基づいて制御さ
れることになるが、該コントロールバルブの開度量は、
前述したようなパイロット圧油でコントロールバルブを
切換えるものにおいては、コントロールバルブに供給さ
れるパイロット圧油の圧力に略比例することになる。こ
のため、油圧アクチュエータを速く大きく動かしたいよ
うな場合には、コントロールバルブの開度量を大きくす
べくパイロット圧油の圧力を大きくし、一方、油圧アク
チュエータを微作動させたいような場合には、コントロ
ールバルブの開度量を小さくすべくパイロット圧油の圧
力を小さくすることが、操作性の向上の点から要求され
る。
【0004】そこで従来、図5に示す如く、パイロット
ホンプ11からコントロールバルブ19のパイロットポ
ート19e、19fに至るパイロット供給回路に、入力
電流に略比例した圧力を出力する電磁比例制御弁28を
設け、該電磁比例制御弁28に入力する電流を調整する
ことでパイロット圧油の圧力をコントロールするように
したものがある。しかるに、この電磁比例制御弁28は
高価なものであるため、コストダウンの妨げになるとい
う問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコントロ
ールバルブ用の油圧パイロット回路を提供することを目
的として創案されたものであって、油圧アクチュエータ
の作動切換えをするコントロールバルブ用の油圧パイロ
ット回路であって、該油圧パイロット回路は、パイロッ
トポンプからのパイロット油路に油路下手側ほど順次設
定圧が低くなる複数のシーケンス弁を直列接続し、該各
シーケンス弁の油路上手側からそれぞれ分岐形成された
分岐油路を合流して合流油路とし、該合流油路を、コン
トロールバルブのパイロットポートに圧油供給をするた
めのパイロット切換えバルブのインポートに接続すると
共に、前記各分岐油路には、各対応する分岐油路の開閉
をする開閉弁を設けたことを特徴とするものである。
【0006】また本発明は、油圧アクチュエータの作動
切換えをするコントロールバルブ用の油圧パイロット回
路であって、該油圧パイロット回路は、パイロットポン
プからのパイロット油路に設定圧が異なる複数の電磁式
シーケンス弁を接続し、該最も上手側の電磁式シーケン
ス弁の油路上手側からコントロールバルブのパイロット
ポートに圧油供給をするパイロット切換えバルブのイン
ポートに接続される油路を分岐形成すると共に、前記各
電磁式シーケンス弁は、電磁作動状態で弁路を開成し、
電磁非作動状態ではパイロットポンプからの圧油を受け
て設定圧で弁路が開成するものとし、かつ、これら各電
磁式シーケンス弁は、選択的に電磁非作動状態となるよ
う制御する制御手段に接続されていることを特徴とする
ものでもある。
【0007】そして本発明は、この構成によって、コン
トロールバルブの開度量調整を、安価な装置でできるよ
うにしたものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1は油圧ショベルであって、該油
圧ショベル1には、クローラ式の下部走行体2、下部走
行体2の上方に旋回自在に支持される上部旋回体3、上
部旋回体3の前部に上下揺動自在に取付けられるブーム
4、ブーム4の先端部に前後揺動自在に取り付けられる
アーム5、アーム5の先端部に取付けられるバケット6
等の各種の油圧作動部が設けられており、さらに、前記
各油圧作動部を作動せしめる油圧アクチュエータとし
て、走行モータ(図示せず)、旋回モータ(図示せ
ず)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケット
シリンダ9等の各種油圧アクチュエータが設けられてい
るが、これらの基本的構成は何れも従来通りである。
【0009】扨、本発明が実施された油圧パイロット回
路について、図2に示す油圧回路図に基づいて説明する
が、該油圧回路図には、前記各種油圧アクチュエータの
うち任意に選択した油圧シリンダSへの圧油供給におけ
る油圧パイロット回路について示してある。ここで、1
0はメインポンプ、11はパイロットポンプ、22は油
タンクである。
【0010】また、Aは前記パイロットポンプ11から
のパイロット圧油が導かれるパイロット油路であって、
該パイロット油路Aには、パイロットポンプ11側から
順次第一シーケンス弁12、第二シーケンス弁13、リ
リーフ弁14が直列状に接続されているが、これら第
一、第二シーケンス弁12、13、リリーフ弁14は、
入口側の圧力が予め設定される設定圧P1、P2、P3
達すると弁路を開くものであって、その設定圧P1
2、P3は、高圧、中圧、低圧に、つまりパイロット油
路Aの下手側に配されるものほど順次低く(P1>P2
3)なるように設定されている。さらに、パイロット
ポンプ11と第一シーケンス弁12とのあいだの油路に
は、アキュムレータ21が設けられている。
【0011】一方、B、C、Dは前記パイロット油路A
の各シーケンス弁12、13、リリーフ弁14の油路上
手側からそれぞれ分岐形成される第一、第二、第三分岐
油路であって、各分岐油路B、C、Dには、前記シーケ
ンス弁12、13、リリーフ弁14の設定圧P1、P2
3のパイロット圧油がそれぞれ導かれるが、これら分
岐油路B、C、Dは、それぞれ後述の第一、第二開閉弁
15、16、逆止弁17を経た後、接続点E、Fにおい
て合流して合流油路Gに至っている。
【0012】前記第一、第二開閉弁15、16は、前述
したように第一、第二分岐油路B、Cにそれぞれ設けら
れる電磁式の二位値切換え弁であって、これら開閉弁1
5、16は、ソレノイド15a、16aに通電されてい
ない状態では、分岐油路B、Cを閉じる閉鎖位置に位置
しているが、ソレノイド15a、16aに通電される
と、分岐油路B、Cを開く開放位置に切換わるように構
成されている。また、前記逆止弁17は、前述したよう
に第三分岐油路Dに設けられているが、パイロット油路
Aから合流油路Gへのパイロット圧油の流れは許容する
が、逆方向への油の流れは阻止するように設定されてい
る。
【0013】ここで、前記開閉弁15、16のソレノイ
ド15a、16aへの通電は、圧力選定スイッチ20の
切換え操作に基づいてなされるようになっている。つま
り、この圧力選定スイッチ20は、例えばダイヤル切換
えやレバー切換え等によって高圧、中圧、低圧の選択切
換えができるものであり、そして、圧力選定スイッチ2
0を高圧状態に選択切換えしたときには、第一開閉弁1
5のソレノイド15aに通電されると共に、第二開閉弁
16のソレノイド16aには通電されないように設定さ
れており、この状態では、パイロットポンプ11からの
パイロット圧油が第一分岐油路Bを経由して合流油路G
に供給され、而して合流油路Gには高圧の設定圧P1
パイロット圧油が供給されるようになっている。また、
圧力選定スイッチ20を中圧状態に選択切換えをしたと
きには、第二開閉弁16のソレノイド16aに通電され
ると共に、第一開閉弁15のソレノイド15aには通電
されないように設定されており、この状態では、パイロ
ットポンプ11からのパイロット圧油が第二分岐油路C
を経由して合流油路Gに供給され、而して合流油路Gに
は中圧の設定圧P2のパイロット圧油が供給されるよう
になっている。さらに、圧力選定スイッチ20を低圧状
態に選択切換えしたときには、両開閉弁15、16のソ
レノイド15a、16aには通電されないように設定さ
れており、この状態では、パイロットポンプ11からの
パイロット圧油が第三分岐油路Dを経由して合流油路G
に供給され、而して合流油路Gには低圧の設定圧P3
パイロット圧油が供給されるようになっている。
【0014】一方、18は電磁式のパイロット切換えバ
ルブであって、該パイロット切換えバルブ18は三位置
切換え弁であるが、その第一ポート18aは前記合流油
路Gに、第二ポート18bは油タンク22に、第三ポー
ト18cは後述するコントロールバルブ19の伸長側パ
イロットポート19eに、第四ポート18dはコントロ
ールバルブ19の縮少側パイロットポート19fにそれ
ぞれ接続されており、さらにこのパイロット切換えバル
ブ18には、操作具(図示せず)の操作に伴って択一的
に通電される伸長側、縮少側の各ソレノイド18e、1
8fが設けられている。
【0015】そして前記パイロット切換えバルブ18
は、伸長側ソレノイド18eに通電されたときには、第
一ポート18aから第三ポート18cに通じる弁路、第
四ポート18dから第二ポート18bに通じる弁路がそ
れぞれ開き、これによって合流油路Gからのパイロット
圧油が、第一ポート18a、第三ポート18cを経てコ
ントロールバルブ19の伸長側パイロットポート19e
に供給される一方、縮少側パイロットポート19fから
の油が、第四ポート18d、第二ポート18bを経て油
タンク22に排出されるように構成されている。一方、
縮少側ソレノイド18fに通電されたときには、第一ポ
ート18aから第四ポート18dに通じる弁路、第三ポ
ート18cから第二ポート18bに通じる弁路がそれぞ
れ開き、これによって合流油路Gからのパイロット圧油
が、第一ポート18a、第四ポート18dを経てコント
ロールバルブ19の縮少側パイロットポート19fに供
給される一方、伸長側パイロットポート19eからの油
が、第三ポート18c、第二ポート18bを経て油タン
ク22に排出されるように構成されている。また、両ソ
レノイド18e、18fに通電されていない状態では、
パイロット切換えバルブ18は第一ポート18aが閉じ
ると共に、第三ポート18cおよび第四ポート18dと
第二ポート18bとが連通する中立状態となっている。
【0016】一方、19は前記メインポンプ10から油
圧シリンダSに至るメイン油路に設けられるコントロー
ルバルブであって、該コントロールバルブ19は三位置
切換え弁であるが、その第一ポート19aはメインポン
プ10に、第二ポート19bは油タンク22に、第三ポ
ート19cは油圧シリンダSの縮少側ポートSaに、第
四ポート19dは油圧シリンダSの伸長側ポートSbに
それぞれ接続されており、さらにこのコントロールバル
ブ19には、前述した縮少側、伸長側の各パイロットポ
ート19e、19fが設けられている。
【0017】そして前記コントロールバルブ19は、伸
長側パイロットポート19eにパイロット圧油が供給さ
れたときには、第一ポート19aから第四ポート19d
に通じる弁路、第三ポート19cから第二ポート19b
に通じる弁路がそれぞれ開き、これによってメインポン
プ10からの圧油が、第一ポート19a、第四ポート1
9dを経て油圧シリンダSの伸長側ポートSbに供給さ
れる一方、縮少側ポートSaからの油が、第三ポート1
9c、第二ポート19bを経て油タンク22に排出され
るように構成されている。一方、縮少側パイロットポー
ト19fにパイロット圧油が供給されたときには、第一
ポート19aから第三ポート19cに通じる弁路、第四
ポート19dから第二ポート19bに通じる弁路がそれ
ぞれ開き、これによってメインポンプ10からの圧油
が、第一ポート19a、第三ポート19cを経て油圧シ
リンダSの縮少側ポートSaに供給される一方、伸長側
ポートSbからの油が、第四ポート19c、第二ポート
19bを経て油タンク22に排出されるように構成され
ている。また、両パイロットポート19e、19fにパ
イロット圧油が供給されていない状態では、コントロー
ルバルブ19は第一〜第四ポート19a〜19dが全て
閉じた中立状態となっている。
【0018】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、油圧シリンダSの作動速度は、コントロールバ
ルブ19の開度量に基づいて制御されることになるが、
該コントロールバルブ19の開度量は、パイロットポー
ト19e、19fに供給されるパイロット圧油の圧力に
略比例することになる。従って、油圧シリンダSを速く
大きく動かしたいような場合には、圧力選定スイッチ2
0を高圧状態に選択切換えすればよく、これによって前
述したように、合流油路Gには第一分岐油路Bを経由し
た高圧のパイロット圧油が供給され、該パイロット圧油
がパイロット切換えバルブ18を経てコントロールバル
ブ19のパイロットポート19e、19fに供給される
ことになって、コントロールバルブ19の開度量は大き
くなり、油圧シリンダSを速く大きく動かすことができ
る。これに対し、油圧シリンダSを微作動させたいよう
な場合には、圧力選定スイッチ20を低圧状態に選択切
換えすることで、合流油路Gには第三分岐油路Dを経由
した低圧のパイロット圧油が供給されることになってコ
ントロールバルブ19の開度量は小さくなり、油圧シリ
ンダSの微作動を容易に行うことができる。また、圧力
選定スイッチ20を中圧状態に選択切換えすれば、合流
油路Gには第二分岐油路Cを経由した中圧のパイロット
圧油が供給されることになってコントロールバルブ19
の開度量を中程度のものとすることができ、油圧シリン
ダSの作動速度を、前記二者の中間のものとすることが
できる。
【0019】このように本発明が実施されたものにおい
ては、パイロット油路Aに設定圧の異なる第一、第二シ
ーケンス弁12、13、リリーフ弁14を直列接続して
圧力の異なる第一、第二、第三分岐油路B、C、Dを形
成すると共に、これら第一、第二、第三分岐油路B、
C、Dのうち必要な圧力の分岐油路BまたはCまたはD
を選択切換えしてコントロールバルブ19のパイロット
ポート19e、19fに供給することにより、コントロ
ールバルブ19の開度量調整を容易に行えることにな
る。この結果、電磁比例制御弁のような高価な装置を用
いることなく、コントロールバルブ19の開度量調整を
行えることになって、コストダウンに貢献することがで
き、特に小型低価格の建設機械等を提供する場合に好適
である。
【0020】しかもこのものにおいては、パイロットポ
ンプ11から第一シーケンス弁12に至る油路にアキュ
ムレータ21が設けられていて回路圧力を保持すること
ができるため、コントロールバルブ19に供給するパイ
ロット圧を低圧側から高圧側に切換えた場合でも素速く
応答できると共に、パイロット圧を切換えたときの衝撃
緩衝することができるという利点がある。
【0021】因みに、前記油圧シリンダS以外の他の油
圧アクチュエータ用のコントロールバルブへのパイロッ
ト圧油供給においても、パイロット油路Aに前記第一、
第二、第三分岐油路と同様にして圧力の異なる分岐油路
H、J、Kを分岐形成し、これら各分岐油路H、J、K
を経由して他の油圧アクチュエータ用コントロールバル
ブにパイロット圧油を供給するよう構成することによ
り、前記油圧シリンダS用コントロールバルブ19の場
合と同様に他の油圧アクチュエータ用コントロールバル
ブの開度量調整を行うことができる。
【0022】尚、本発明は上記第一実施例に限定されな
いことは勿論であって、図3に示す第二実施例の如く、
シーケンス弁12、13の代わりに減圧弁23、24を
用いても同様に実施することができる。さらに、図4に
示す第三実施例のように構成することもできる。つま
り、この第三実施例のものにおいては、パイロットポン
プ11からのパイロット油路Aに、高圧、中圧、低圧に
設定される第一、第二の電磁式シーケンス弁25、2
6、リリーフ弁27を油路下手側ほど設定圧が低くなる
よう順次直列接続すると共に、最も上手側の第一電磁式
シーケンス弁25の油路上手側からパイロット切換えバ
ルブ18に至る分岐油路Lが形成されている。ここで、
前記電磁式シーケンス弁25、26は、ソレノイド25
a、26aに通電されている電磁作動状態では常時弁路
を開成し、ソレノイド25a、26aに通電されていな
い電磁非作動状態では設定圧で弁路が開成する構成にな
っている。そしていま、高圧のパイロット圧油をコント
ロールバルブ19のパイロットポート19e、19fに
供給したい場合には、第一電磁式シーケンス弁25を電
磁非作動状態としておけば、パイロット油路Aの圧力は
第一電磁式シーケンス25の設定圧となって分岐油路L
には高圧のパイロット圧油が流れ、該高圧のパイロット
圧油がパイロットポート19e、19fに供給されるこ
とになる。また中圧のパイロット圧油をパイロットポー
ト19e、19fに供給したい場合には、第一電磁式シ
ーケンス弁25を電磁作動状態として開成しておくと共
に、第二電磁式シーケンス弁26を電磁非作動状態とし
ておけば、パイロット油路Aの圧力は第二電磁式シーケ
ンス26の設定圧となって分岐油路Lには中圧のパイロ
ット圧油が供給されることになる。一方、低圧のパイロ
ット圧油をパイロットポート19e、19fに供給した
い場合には、第一、第二電磁式シーケンス弁25、26
共に電磁作動状態として開成しておけば、パイロット油
路Aの圧力はリリーフ弁27の設定圧となって分岐油路
Lには低圧のパイロット圧油が供給されることになる。
そして、このように構成した第三実施例のものにおいて
も、前記第一実施例と同様の効果を奏することになる。
【0023】また、前記第一実施例においては、分岐油
路B、Cを開閉する第一、第二開閉弁15、16の切換
えを、圧力切換えスイッチ20の切換え操作に基づいて
行うように構成したが、マイクロコンピュータ等で構成
される制御部からの指令に基づいて切換えられるように
構成することもできる。また第三実施例においても同様
に、第一、第二電磁式シーケンス弁25、26の電磁作
動状態−非作動状態の切換えは、切換えスイッチ等の操
作に基づいて行うように構成することもできるし、制御
部からの指令に基づいて行うように構成することもでき
る。
【0024】さらに、前記各実施例では、コントロール
バルブに供給されるパイロット圧油の圧力を高圧、中
圧、低圧の三段階に切換えできるように構成されている
が、二段階、あるいは四段階以上に切換えるように構成
することも勿論できる。また、前記各実施例におけるシ
ーケンス弁、減圧弁、電磁式シーケンス弁の設定圧は、
各弁に設けられる弾機の付勢力によって定められるが、
該弾機の付勢力を調整することにより種々の設定圧を得
ることもできる。
【0025】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、パイロットポンプからのパイロッ
ト油路には、複数のシーケンス弁が油路下手側ほど順次
設定圧が低くなるよう直列接続されており、そして各シ
ーケンス弁の設定圧が導かれる分岐油路のうち必要な圧
力の分岐油路を選択してコントロールバルブのパイロッ
トポートに供給することで、コントロールバルブの開度
量調整を行うことができ、而して油圧アクチュエータの
作動速度を各種作業に対応すべく制御できることにな
る。この結果、電磁比例制御弁のような高価な装置を用
いることなく、コントロールバルブの開度量調整を行え
ることになって、コストダウンに貢献できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図である。
【図2】コントロールバルブ用のパイロット回路図であ
る。
【図3】第二実施例におけるントロールバルブ用のパイ
ロット回路図である。
【図4】第三実施例におけるントロールバルブ用のパイ
ロット回路図である。
【図5】第四実施例におけるントロールバルブ用のパイ
ロット回路図である。
【符号の説明】
11 パイロットポンプ 12 第一シーケンス弁 13 第二シーケンス弁 14 リリーフ弁 15 第一開閉弁 16 第二開閉弁 17 逆止弁 18 パイロット切換えバルブ 19 コントロールバルブ 21 アキュムレータ 25 第一電磁式シーケンス弁 26 第二電磁式シーケンス弁 27 リリーフ弁 A パイロット油路 B 第一分岐油路 C 第二分岐油路 D 第三分岐油路 G 合流油路 S 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 程 暁明 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータの作動切換えをする
    コントロールバルブ用の油圧パイロット回路であって、
    該油圧パイロット回路は、パイロットポンプからのパイ
    ロット油路に油路下手側ほど順次設定圧が低くなる複数
    のシーケンス弁を直列接続し、該各シーケンス弁の油路
    上手側からそれぞれ分岐形成された分岐油路を合流して
    合流油路とし、該合流油路を、コントロールバルブのパ
    イロットポートに圧油供給をするためのパイロット切換
    えバルブのインポートに接続すると共に、前記各分岐油
    路には、各対応する分岐油路の開閉をする開閉弁を設け
    たことを特徴とするコントロールバルブ用の油圧パイロ
    ット回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各分岐油路に設けら
    れる開閉弁のうち、設定圧が最も低い分岐油路に設けら
    れる開閉弁はパイロット切換えバルブ方向にのみパイロ
    ット圧油を流す逆止弁または弁路の開閉切換えができる
    開閉切換えバルブとし、残りの分岐油路に設けられる開
    閉弁は弁路の開閉切換えができる開閉切換えバルブと
    し、さらにこれら各開閉切換えバルブは、選択的に弁路
    を開くよう制御する制御手段に接続されていることを特
    徴とするコントロールバルブ用の油圧パイロット回路。
  3. 【請求項3】 油圧アクチュエータの作動切換えをする
    コントロールバルブ用の油圧パイロット回路であって、
    該油圧パイロット回路は、パイロットポンプからのパイ
    ロット油路に設定圧が異なる複数の電磁式シーケンス弁
    を接続し、該最も上手側の電磁式シーケンス弁の油路上
    手側からコントロールバルブのパイロットポートに圧油
    供給をするパイロット切換えバルブのインポートに接続
    される油路を分岐形成すると共に、前記各電磁式シーケ
    ンス弁は、電磁作動状態で弁路を開成し、電磁非作動状
    態ではパイロットポンプからの圧油を受けて設定圧で弁
    路が開成するものとし、かつ、これら各電磁式シーケン
    ス弁は、選択的に電磁非作動状態となるよう制御する制
    御手段に接続されていることを特徴とするコントロール
    バルブ用の油圧パイロット回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、最も低圧のシーケン
    ス弁は非電磁式のリリーフ弁としたことを特徴とするコ
    ントロールバルブ用の油圧パイロット回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、パイロットポ
    ンプから最初のシーケンス弁または電磁式シーケンス弁
    に至る油路にアキュムレータを設けたことを特徴とする
    コントロールバルブ用の油圧パイロット回路。
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