JPH07118952A - クレードル装置 - Google Patents

クレードル装置

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JPH07118952A
JPH07118952A JP26093093A JP26093093A JPH07118952A JP H07118952 A JPH07118952 A JP H07118952A JP 26093093 A JP26093093 A JP 26093093A JP 26093093 A JP26093093 A JP 26093093A JP H07118952 A JPH07118952 A JP H07118952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
cradle
cam
bobbin
cam follower
Prior art date
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Pending
Application number
JP26093093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Matsuoka
宏和 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP26093093A priority Critical patent/JPH07118952A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、操作部材をカム駆動するととも
に、アーム開放動作時に操作部材側のカムフォロアの変
位を許容しかつ少なくするようにして、ブレーキ操作系
の構成を簡素化しクレードル装置の小型化を図ることを
目的とする。 【構成】 開閉方向に揺動する少なくとも一方のクレー
ドルアーム13に装着されたブレーキ機構に、ブレーキの
作動および解除を操作するようアーム13に支持された操
作部材25と、アーム13の揺動支点近傍で操作部材25に取
り付けられたカムフォロア25aと、アーム13が開方向に
揺動したときカムフォロア25aから離隔する側に設けら
れ、アーム13が閉方向に揺動しボビン1aを保持したと
きカムフォロア25aを介して操作部材25を駆動するカム
27と、カム27にカムフォロア25aを付勢する弾性部材26
と、を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレードル装置、特に
クレードルアームにボビンホルダおよびこれを制動する
ブレーキ機構を装着し、ボビンの回転支持および満巻ボ
ビンの払出しを行うクレードル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、延伸仮撚機等では加工した糸条を
ボビンに巻き取り、巻取りパッケージとして所謂玉揚げ
(ドッフィング)を行う設備が付設されている。この巻
取り装置は、ボビンを一対のボビン保持部材を有するク
レードル装置によって回転自在に保持し、フリクション
ローラを用いて巻取り駆動するといった方式を採用して
いる。
【0003】この種のクレードル装置においては、ボビ
ン保持部材を一対のアームに支持させ、これらアームを
所定方向に回動させることにより、巻取り位置に空ボビ
ンを移動させたり巻取りパッケージを所定の払出し位置
(ボビン交換位置)に移動させたりしている。また、前
記アームをボビン軸方向で離隔する方向に相対移動させ
(以下、これを開放動作という)、払出し位置に移動し
た巻取りパッケージの保持状態を解除して払出しを行っ
ている。そして、その払出しに際しては、ボビンホルダ
とクレードルアームの間に介装したブレーキ機構によっ
て巻取り終了後のパッケージを制動するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクレードル装置にあっては、パッケージの回
転を停止するブレーキ機構として、クレードルアームの
回動によりボビンホルダを払出し位置に移動させるとと
もに外部の固定摩擦部材に押し当ててその回転を停止さ
せるものを採用していたため、ブレーキ作動位置を厳密
に規定する必要からアームの回動位置制御機構を含め構
成が複雑で大型化していた。
【0005】これに対しブレーキ機構をボビンホルダ側
に内蔵することが考えられるが、ボビンを着脱するため
のアームの開閉動作を考慮する必要があることから、ア
クチュエータ内蔵にするか複雑なリンケージを介して外
部から駆動することになり、何れにしてもが複雑で大型
になるという問題があった。そこで、本発明は、クレー
ドルアームの巻取り側および払出し側への回動を利用し
ブレーキ操作部材をカムによって駆動するとともに、ア
ームの開放動作に対してブレーキ操作部材側のカムフォ
ロアの変位量がきわめて少なくなるようにして、アーム
の開放動作に関係無くブレーキ操作できる構成の簡素な
操作機構を実現し、クレードル装置の小型化を図ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、少なくとも一方が揺動支点を中心に開閉方向に
揺動する一対のクレードルアームと、クレードルアーム
に装着され両アームの閉方向への揺動によりボビンの両
端部を回転自在に保持する一対のボビンホルダ、と、ボ
ビンホルダを制動するブレーキ機構と、を備えたクレー
ドル装置において、前記開閉方向に揺動する少なくとも
一方のクレードルアームに装着されたブレーキ機構に、
ブレーキの作動および解除を操作するよう該アームに支
持された操作部材と、該アームの揺動支点近傍で操作部
材に取り付けられたカムフォロアと、該アームが開方向
に揺動したときカムフォロアから離隔する側に設けら
れ、該アームが閉方向に揺動し、ボビンを保持したとき
カムフォロアを介して操作部材を駆動するカムと、該カ
ムにカムフォロアを付勢する弾性部材と、を設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、ブレーキ機構の操作部材が、開閉
方向に揺動するクレードルアームの揺動支点近傍でカム
フォロアを介してカムに操作される。したがって、クレ
ードアームの巻取り側又は払い出し側への回動に伴って
ブレーキの作動およびその解除が操作される。また、開
閉動するアームが開方向に揺動したときには、カムフォ
ロアがカムから離隔する。したがって、アームの開放動
作に何等の支障もない。このように前記操作部材がクレ
ードルアームの回転を利用してカムにより駆動するとと
もに、アーム開放時のカムフォロアの変位を少なくする
ことができるから、アクチュエータを内蔵したりカムの
幅を広くしたりする必要がなく、ブレーキ機構の大幅簡
素化とこれによる装置の小型化とが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1〜図4は本発明に係るクレードル装
置の一実施例を示す図である。まず、その構成を説明す
る。図1において、1は所定の糸条を糸条巻取り用ボビ
ン1aに巻き取ったパッケージ、11、12はボビン1aの
両端部に係合してボビン1aを回転可能に保持する一対
のボビンホルダであり、ボビンホルダ11、12は一対のク
レードルアーム13、14に回転自在に支持されている。こ
れらクレードルアーム13、14はクレードル軸15を中心と
して所定の巻取り位置と払出し位置の間で回動するとと
もに、少なくとも一方、例えばクレードルアーム13がボ
ビン1aの軸方向に開閉動作する。そして、この開閉動
作によって両アーム13、14は空ボビン供給ユニット50か
ら受渡しアーム51によって受け渡されるボビン1aを保
持したり、その保持を解除したりすることができる。ま
た、巻取り側に移動した空ボビン1aは、図示しないフ
リクションローラに当接し、これによって前記糸条のボ
ビン1aへの巻取りが可能になる。さらに、巻取り済み
のパッケージ1は、クレードルアーム13、14の回動によ
り払出し側に移動されるとともにアーム13の開放動作に
より保持状態を解除され、パッケージストッカ16の左右
ガイド部17、18上に払い出されて、自らの転動により両
ガイド部17、18沿いに排出される。そして、排出された
パッケージ1は、所定位置で転ガイド部材17、18により
停止され、パッケージストッカ16内にストックされる。
【0009】一方、図2〜図4に示すように、クレード
ルアーム13、14のうち開閉方向に揺動するクレードルア
ーム13には、ボビンホルダ11を制動するドラムブレーキ
方式のブレーキ機構20が設けられている。具体的には、
このブレーキ機構20は、クレードルアーム13とボビンホ
ルダ11の間に介装されており、クレードルアーム13に固
定されてブレーキトルクを受けるバッキングプレート21
と、アンカーピン22を介してこのプレート21に一端で揺
動可能に支持され、ボビンホルダ11の内周面部(ドラム
に相当する)に当接および離隔するよう揺動する一対の
ブレーキアーム23a、23bと、一端部でクレードルアー
ム13に回動可能に支持されるとともに他端部にカムフォ
ロア25aを装着され、リンケージ24を介してブレーキア
ーム23a、23bを揺動させる、すなわちブレーキの作動
および解除を操作する操作部材25と、この操作機構25を
常時ブレーキ作動方向に付勢する弾性部材26と、クレー
ドルアーム13と相対的に回動し、クレードルアーム13が
図2中でカムフォロア25aが仮想線で示す位置より巻取
り側の所定回動範囲(以下、所定回動範囲Aという)内
に回動したとき操作部材25をブレーキ解除方向に駆動す
るとともに、クレードルアーム13がその所定回動範囲A
内から外れたとき弾性部材26による操作部材25のブレー
キ作動方向への操作を許容するカム27と、から構成され
ている。また、リンケージ24は、トグルリンク24a、24
bおよび24cと、これらのリンク24a〜24cを介してブ
レーキアーム23a、23bを揺動させるようクレードルア
ーム13に回動自在に取り付けられた回動部材24dと、回
動部材24eと操作部材25を連動させるよう両者を連結す
る連結リンク24eと、を有している。
【0010】すなわち、開閉方向に揺動する少なくとも
一方のクレードルアーム13に装着されたブレーキ機構20
は、ブレーキの作動および解除を操作するようクレード
ルアーム13に支持された操作部材25と、このアーム13の
揺動支点近傍で操作部材25に取り付けられたカムフォロ
ア25aと、このアーム13が開方向に揺動したときカムフ
ォロア25aから離隔する側に設けられ、アーム13が閉方
向に揺動してボビン1aを保持したときカムフォロア25
aを介して操作部材25を駆動するカム27と、このカム27
にカムフォロア25aを付勢する弾性部材26とが設けられ
ている。
【0011】また、図示はしないが、開閉方向に揺動し
ないクレードルアーム14とボビンホルダ12の間にもドラ
ムブレーキ方式のブレーキ機構が介装されており、この
ブレーキ機構はブレーキ機構20と同様に、クレードルア
ーム14と固定ブレーキカムとの相対回動により、クレー
ドルアーム14が巻取り位置側の前記所定回動範囲A内に
回動したときブレーキ解除方向に駆動され、クレードル
アーム14が所定回動範囲A内から外れたときブレーキ作
動する。
【0012】なお、カム27および前記固定ブレーキカム
は共にクレードル軸15を回転自在に支持するフレーム
(図示していない)の側板部に設けられている。また、
図2および図3において、41はクレードルアーム13を開
閉動作させるためのカム(図示していない)に係合する
フォロアである。次に、その作用を説明する。
【0013】本実施例では、クレードルアーム13、14が
クレードル軸15を中心に巻取り位置側の所定回動範囲A
内に回動したとき、クレードルアーム13とカム27との相
対的な回動により弾性部材26の付勢力に抗して操作部材
25がブレーキ解除方向に駆動されるとともに、クレード
ルアーム14側のブレーキ機構がブレーキ解除方向に駆動
され。したがって、所定回動範囲A内ではボビンホルダ
11、12が制動されず、これらに保持されたボビン1aが
回転中の前記フリクションローラにより駆動されると、
糸条の巻取りが可能になる。
【0014】また、回転駆動されたボビン1aに対して
の所定の巻取りが終了し、巻取りパッケージ1ができあ
がると、クレードルアーム13、14が巻取り位置から払出
し位置側へ回動され、この回動角度が所定値に達すると
両アーム13、14が所定回動範囲A内から外れるが、この
とき、カム27が弾性部材26による操作部材25のブレーキ
作動方向への操作を許容するとともに、クレードルアー
ム14側のブレーキ機構が作動する。したがって、ボビン
ホルダ11、12が共に制動され、パッケージ1の払出しに
先だってその回転が停止される。したがって、払い出さ
れたパッケージ1がパッケージストッカ16内に急排出さ
れることがなく、排出時の衝撃等が抑えられる。
【0015】さらに、払出しに際してクレードルアーム
13が開方向に揺動したとき、カムフォロア25aがカム27
から離隔するから、複雑なリンケージを設けていないに
も拘らず、アーム13の開放動作にも前記フリクションロ
ーラに接近・離隔するアーム13の回動にも何等支障がな
い。このように本実施例では、クレードルアーム13の回
転を利用して操作部材25をカム27により駆動するととも
に、アーム13の開放時におけるカムフォロア25aの変位
を許容し、かつ少なくすることができるから、アクチュ
エータを内蔵したり前記カムの幅を広くしたりする必要
がない。したがって、ブレーキ機構の大幅な簡素化とこ
れによるクレードル装置全体の小型化とが可能になる。
さらに、カム27のカム形状により前記所定回動範囲Aを
適宜設定し、所望位置でブレーキを作動又は解除させる
ことができ、自動化を容易にすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、開閉方向に揺動するク
レードルアームの揺動支点近傍でブレーキ機構の操作部
材をカムフォロアを介してカムに操作させるとともに、
該アームが開方向に揺動したときにはカムフォロアがカ
ムから離隔するようにしているので、操作部材をクレー
ドルアームの回転を利用してカムにより駆動し、さらに
アーム開放時のカムフォロアの変位を許容し、かつ、少
なくすることができる。その結果、ブレーキ機構にアク
チュエータを内蔵したり、カム面の幅を広くしたりする
必要がなく、ブレーキ機構の大幅な簡素化とそれによる
クレードル装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクレードル装置の一実施例を示す
その外観斜視図である。
【図2】開閉方向に揺動するその一方のクレードルアー
ムの左側面図である。
【図3】その一方のクレードルアームの揺動支点部を示
す部分正面図である。
【図4】そのブレーキ機構のリンケージを示す一方のク
レードルアームの右側面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ 1a ボビン 11、12 ボビンホルダ 13 クレードルアーム(開閉方向に揺動する一方のク
レードルアーム) 14 クレードルアーム 20 ブレーキ機構 21 バッキングプレート 23a、23b ブレーキアーム 24 リンケージ 25 操作部材 25a カムフォロア 26 弾性部材 27 カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が揺動支点を中心に開閉方
    向に揺動する一対のクレードルアーム(13、14)と、クレ
    ードルアーム(13、14)に装着され両アーム(13、14)の閉
    方向への揺動によりボビン(1a)の両端部を回転自在に
    保持する一対のボビンホルダ(11、12)と、ボビンホルダ
    (11、12)を制動するブレーキ機構(20)と、を備えたクレ
    ードル装置において、 前記開閉方向に揺動する少なくとも一方のクレードルア
    ーム(13)に装着されたブレーキ機構(20)に、ブレーキの
    作動および解除を操作するよう該アーム(13)に支持され
    た操作部材(25)と、該アーム(13)の揺動支点近傍で操作
    部材(25)に取り付けられたカムフォロア(25a)と、該ア
    ーム(13)が開方向に揺動したときカムフォロア(25a)か
    ら離隔する側に設けられ、該アーム(13)が閉方向に揺動
    し、ボビン(1a)を保持したときカムフォロア(25a)を
    介して操作部材(25)を駆動するカム(27)と、該カム(27)
    にカムフォロア(25a)を付勢する弾性部材(26)と、を設
    けたことを特徴とするクレードル装置。
JP26093093A 1993-10-19 1993-10-19 クレードル装置 Pending JPH07118952A (ja)

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