JPH07118826A - 金属部材のイオン窒化方法 - Google Patents

金属部材のイオン窒化方法

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JPH07118826A
JPH07118826A JP28595293A JP28595293A JPH07118826A JP H07118826 A JPH07118826 A JP H07118826A JP 28595293 A JP28595293 A JP 28595293A JP 28595293 A JP28595293 A JP 28595293A JP H07118826 A JPH07118826 A JP H07118826A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属部材の表面粗度をほとんど変化させること
なく均一にイオン窒化する手段を提供する。 【構成】金属部材を所定の温度に保持し、アンモニアガ
スと水素ガス等の雰囲気下でグロー放電を行いイオン窒
化する方法において、グロー放電の発光分光分析により
NHラジカル/窒素イオン(N )の発光強度比を求
める。この発光強度比が10/1以上となるプラズマ状
態でイオン窒化する。 【効果】電流密度の低いグロー放電でも金属部材の表面
粗度を変化させることなく短時間にイオン窒化処理でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属部材の表面粗度
をほとんど変化させることなく均一にイオン窒化する金
属部材のイオン窒化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属部材のイオン窒化方法は、金属の表
面をイオン窒化して表面にその金属の窒化物層を形成
し、金属の表面の耐摩耗性や耐食性を向上させる方法で
あり、減圧窒化雰囲気中でのグロー放電を用いるのが一
般的である。しかし、イオン窒化処理を行うと、処理が
行われた金属部材の表面粗度が悪化し、必要に応じて窒
化処理後当該金属部材の表面を再度研磨しなければなら
なかった。その場合、微細なスリットや孔、溝等を有す
る金属部材においては、研磨がほとんど不可能な部材も
あった。
【0003】そこで、本発明者らは、金属部材の表面粗
度を可及的に平滑に保持したままイオン窒化する方法を
先に提案した(特願平5−27248号)。この方法
は、金属部材を300〜650℃の温度に保持して、ア
ンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の表面に0.
001〜2.0 mA/cm2 の電流密度のグロー放電を行い
イオン窒化することを特徴とするものであるが、このイ
オン窒化法における処理においても特に金属部材の表面
状態を非常に厳密に保持したまま、イオン窒化処理を行
うためには、特に0.5 mA/cm2 以下の電流密度の低い
グロー放電においてイオン窒化することが望ましい。し
かし、このような低い電流密度下では必ずしも窒化層形
成速度が早くない場合があり、長時間例えば10時間以
上の処理時間を必要とする場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のイ
オン窒化法において、0.5 mA/cm2 以下の電流密度の
低いグロー放電による窒化層形成速度の問題に鑑みて、
低い電流密度下においても金属部材の表面粗度をほとん
ど変化させることなく短時間に窒化処理が可能なイオン
窒化方法を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属部材を
300〜650℃の温度に保持して、アンモニアガスと
水素ガスを用い、金属部材の表面に0.001〜2.0
mA/cm2 の電流密度のグロー放電を行いイオン窒化する
方法において、金属部材の表面粗度をほとんど変化させ
ることなく短時間に窒化処理が可能な窒化処理がなされ
る最適なグロー放電状態をプラズマ発光分光分析法によ
り見い出し、効率的に早い窒化層形成速度を達成するイ
オン窒化する方法であり、その要旨は、金属部材の表面
近傍のグロー放電の発光分光分析を行い、NHラジカル
/窒素分子イオン(N )の発光強度比が10/1以
上となるプラズマ状態でイオン窒化することを特徴と
し、またこのイオン窒化方法におけるNHラジカルと窒
素分子イオン(N )の発光強度は、それぞれ波長3
36nm、391.4nmであることを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】この発明において、金属部材の反応温度を30
0〜600℃に限定しているのは、以下に示す理由によ
る。すなわち、金属部材を、窒素イオンと速やかに反応
させ、経済性が成り立つ収率で反応する反応温度まで加
熱するためには金属部材の温度を300〜600℃に加
熱する必要がある。その理由は、300℃未満ではイオ
ン窒化反応が極めて遅く、650℃を超えるといったん
形成された窒化物が分解し、イオン窒化が起こらないと
いう問題が生ずるからである。例えば、S45C構造用
鋼の場合では、550〜600℃が適している。加熱手
段としては、電気加熱、ガス加熱等があるが、電気加熱
が使い易い。加熱源としては、イオン窒化処理を行う真
空チャンバー内に配置するか、その外側に配置して加熱
すると、自動制御システムと組合わせてプログラムされ
た昇温や温度保持が容易にできる。
【0007】また、イオン窒化ガスとして、アンモニア
ガスと水素ガスを用いるのは、アンモニアガスはNとH
に分解し、直ちにNとHになるためイオン窒化反応
が十分に起こらないが、アンモニアガスはプラズマ化電
流密度が低い範囲においてアンモニアラジカルとして安
定であり、水素ガスは放電によるアンモニアガスのラジ
カル化を安定に行うための補助ガスとして作用するから
である。NH/H体積比は1/100〜2/1がよ
く、1/10〜1/3が好適である。すなわち、NH
/H体積比が2/1以上では、窒素分子イオン(N
)の発光強度が強くなりやすく、目的とするNHラジ
カル/窒素分子イオン(N )の発光強度比が10/
1以上となるプラズマ状態を達成することが不可能であ
り、またNH/H体積比が1/100未満ではイオ
ン窒化反応が十分に起こらないためである。
【0008】この発明においては、金属部材の表面近傍
のグロー放電の発光分光分析を行い、NHラジカル/窒
素分子イオン(N )の発光強度比が10/1以上と
なるプラズマ状態範囲内において金属部材の表面をイオ
ン窒化することにより、表面状態をほとんど変化させる
ことなく効率的に早い窒化層形成速度においてイオン窒
化することが可能となる。その理由は、以下に示す通り
である。
【0009】すなわち、NHラジカルはプラズマを用い
た窒化反応において、その反応性の高さを示すプラズマ
種であり、一方、窒素分子イオン(N )あるいは窒
素分子(N)は、イオン窒化される金属部材の表面を
加熱、活性化し、さらにそのスパッタリング作用により
表面粗度を上昇させる効果が強く、したがって、窒素分
子イオン(N )に対するNHラジカルの発光強度比
が高い程、表面状態を変化させずにイオン窒化反応によ
り効率的に窒化層を形成させることが可能となる。具体
的には、NHラジカル/窒素分子イオン(N )の発
光強度比が10/1以上であるプラズマ状態範囲内にお
いて、目的とするイオン窒化反応が可能であるが、発光
強度比が20/1以上ではより表面状態を保持したまま
効率的にイオン窒化反応が可能となる。
【0010】また、この発明において、金属部材の表面
にかけるプラズマ化電流を0.001〜2.0 mA/cm2
とするのは、この電流密度の範囲においてのみグロー放
電はアンモニアガスおよび水素ガスをプラズマ化するこ
とのみに使用でき、余剰熱を発生させることがないから
である。なお、電流密度が0.001 mA/cm2 未満で
は、プラズマ化を十分に起こすことができず、2.0 m
A/cm2 を超えると金属部材の表面で局部的な過熱状態が
生じたり、スリット内や溝内部に有効なイオン窒化処理
が行われない。
【0011】プラズマ化のためのグロー放電を発生する
放電は、直流放電、高周波放電のいずれでもよい。イオ
ン窒化を行う真空チャンバーは基本的にグロー放電用電
極、プラズマ化ガス用配管とを備え、真空ポンプに接続
された排気管を備えたものであれば特に限定されない。
【0012】また、この発明において、プラズマ発光分
光分析法により最適なプラズマ状態を決定するのに用い
るNHラジカルと窒素分子イオン(N )の発光強度
比の測定のために着目するNHラジカルと窒素分子イオ
ン(N )の各々の発光線は、用いるプラズマにおい
て測定されたプラズマ発光スペクトルの中に多数存在す
るが、その中において、それぞれ最も強度の高いものを
用いるのが効果的であることから、この発明ではNHラ
ジカルは波長336nm、窒素分子イオン(N )は
391.4nmとした。なお、窒素分子イオン
(N )の代りに測定される窒素分子(N)の発光
線の中で最も強度の高い発光線の強度を測定に用いても
差支えない。分光器は特に限定されない。
【0013】この発明において対象とする金属部材の材
料としては、主としてS15CK等の肌焼鋼、S45C
等の構造用鋼、SUP10等のばね鋼、SUJ2等の軸
受鋼、SACM1等の窒化鋼、SKD61等の熱間加工
用鋼、SKD11等の冷間加工用鋼、SKH51等の高
速度鋼、SUS301等の耐熱鋼、SCr20等の機械
部品鋼、SUS410等の耐熱耐酸鋼等、各種ある。
【0014】なお、この発明で対象とする金属部材の表
面の粗度がイオン窒化処理により変化がほとんどないこ
とが要求される物品としては、押出成形機用スクリュ
ー、撹拌機用スクリュー、プラスチック部品成形用金
型、自動車エンジンバルブ部品、アルミニウム押出用ダ
イス等である。
【0015】
【実施例】図1はこの発明を実施するためのイオン窒化
装置を示す概略図で、1は真空チャンバー、2は加熱ヒ
ーター、3は直流電極、4は金属部材、5は直流電源、
6は排気管、7は真空ポンプ、8はバルブ、9はノズ
ル、10は導入管、11はバルブ、12はマスフローコ
ントローラー、13は窓、14はレンズ、15は光ファ
イバー、16は分光器である。
【0016】すなわち、真空チャンバー1には、外周壁
に加熱ヒーター2が埋設され、内部に直流電源5に接続
された直流電極3が配置され、下部に排気管6が圧力調
整用バルブ8を介して真空ポンプ7に接続されている。
ガス、NHガス、Arガス等の原料ガスはそれぞ
れマスフローコントローラー12、バルブ11、導入管
10を介してノズル9から真空チャンバー1内に供給さ
れる。窓13は金属部材4の表面近傍のプラズマ発光を
観測するために設けられたもので、石英ガラス製でその
外側には同じく石英ガラス製のレンズ14が設置され、
このレンズの焦点位置に石英ガラス製の光ファイバー1
5の端面が配置され、この光ファイバーの一方は分光器
16の入光スリット部に接続されている。金属部材4は
直流電極3の上面に設置される。
【0017】実施例1 上記図1に示すイオン窒化装置を用いてイオン窒化処理
を行った結果を以下に示す。本実施例では、金属部材と
して表面を鏡面研磨したSKD61鋼の押出成形機用ス
クリュウ4aとSKH51鋼のパンチ4bを使用した。
押出成形機用スクリュウ4aは、直径23mm、長さ5
50mmの棒状、パンチ4bは直径30mm、長さ20
0mmの棒状である。
【0018】まず、真空ポンプ7により真空チャンバー
1内を10−3トールまで排気し、排気を続けながら水
素ガスを1000ml/分で供給し、1トールに維持し
た。同時に加熱ヒーター2で直流電極3と金属部材4
a、4bの表面が530℃に均一化されるまで1時間加
熱した。
【0019】次に、直流電源5からー400Vの電圧を
金属部材に印加して水素ガスによる直流グロー放電プラ
ズマを起こし、真空チャンバー1の内壁と金属部材の表
面を30分間清浄化した。続いて、真空チャンバー1内
に水素ガスを2000ml/分、アナモニアガス500
ml/分導入し、印加電圧ー400Vで水素ガスとアン
モニアガスの直流グロー放電プラズマを発生させた。こ
の時、分光器16により、金属部材表面近傍のプラズマ
発光分光分析にてNHラジカル(発光波長:336n
m)と窒素分子イオン(N )(発光波長:391.
4nm)の発光強度を速やかに測定しながら、印加電圧
を増加させた。この印加電圧の増加により、NHラジカ
ルと窒素分子イオン(N )の発光強度比が増加し、
ー550Vの時に20/1、ー600Vの時に40/1
となり、さらに印加電圧を増加させると発光強度比が急
激に低下し、ー650V以上の印加電圧では10/1以
下の発光強度比となった。
【0020】上記の測定終了後速やかに、NHラジカル
と窒素分子イオン(N )の発光強度比が20/1と
なるように印加電圧をー600Vに戻し、その状態でイ
オン窒化処理を実施した。その結果、金属部材4a、4
bの表面温度はプラズマにより若干上昇して2〜3℃だ
け530℃よりも高くなった。この間、プラズマが発生
している直流電極と金属部材の全表面を流れる電流は
0.38Aであり、直流電極と金属部材の全表面積(7
600cm)でその値を割ると、金属部材の表面に流
れる電流密度が計算され、その値は0.05mA/cm
と非常に低い値であることが明らかとなった。また、
この処理条件ではその状態を一定に維持していた。さら
に、金属部材4の表面でプラズマは均一に発生してい
た。また、それぞれの金属部材4間の狭い空間部では強
いプラズマの発生は認められなかった。
【0021】そして、イオン窒化処理を1時間継続した
後、プラズマを停止し、ガスの供給と加熱を停止して室
温まで冷却した後、各金属部材を取出し、平均表面粗度
と最大表面粗度(RaとRamax)を表面粗さ計で測
定(JIS B 0601−1982による)した結果
を表1に示す。表1の結果より明らかなごとく、いずれ
の金属部材も処理前後の表面粗度の変化はほとんどな
く、目視的にも表面粗度の変化は観察されなかった。
【0022】また、各金属部材を切断、研磨し、断面硬
度分布測定を行った結果を図2、図3に示す。図2はS
KD61鋼の押出成形機用スクリュウの断面硬度分布で
あり、約90μmの拡散層が形成されていることがわか
る。図3はSKH51鋼のパンチの断面硬度分布であ
り、約85μmの拡散層が形成されていることがわか
る。
【0023】実施例2 実施例1では、NHラジカルとN イオンの発光強度
比の測定によるイオン窒化処理条件の調査を速やかに実
施した後、連続してイオン窒化処理を行ったが、図4に
示すごとく、プラズマ発生印加電圧と、NHラジカルと
イオンの発光強度比との関係を求め、その関係よ
り求めた条件と同様の処理条件によりイオン窒化処理を
実施することによっても、全く同様のイオン窒化処理状
態を得ることが可能であった。
【0024】比較例1 実施例1と同じ装置により同じ金属部材を用い、同様の
条件によりNHラジカルとN イオンの発光強度比の
測定を実施した。その際、印加電圧をー650V以上に
すると、NHラジカルとN イオンの発光強度比は3
/1となり、ー700Vでは2/1となった。この条件
において1時間窒化処理を実施し、窒化処理後、金属部
材の表面粗度と断面硬度分布測定を行なった。表面粗度
の測定結果を表2に示す。表2の結果より明らかなごと
く、両金属部材とも約5〜10倍、表面粗度が増加し、
目視的にも曇りが発生していることが確認され、表面粗
度が増加していることが判明した。また、断面硬度分布
の測定結果より、SKD61鋼の押出成型機用スクリュ
は約100μmの拡散層が、また、SKH51鋼のパン
チは約95μmの拡散層が形成されていることが明かと
なった。これらのことより、比較例1では、実施例1に
比べ表面粗度は大きく増加するにもかかわらず、実施例
1とほぼ同程度の拡散層しか形成されないことが明らか
となった。
【0025】比較例2 実施例1と同じ装置により同じ金属部材を用い、同様の
条件によりNHラジカルとN イオンの発光強度比の
測定を実施した。その際、印加電圧をー450Vにする
と、プラズマの発光は非常に弱く、NHラジカルとN
イオンの発光強度は殆どノイズレベルであり、測定不
可能であった。この条件において1時間窒化処理を実施
し、窒化処理後、金属部材の断面硬度分布と表面粗度を
測定した。その結果、金属部材の表面粗度は処理前と殆
ど変化が見られなかったものの、断面硬度分布の測定結
果より、約10から15μm程度の拡散層しか形成され
ていないことが明かとなった。また、同処理条件におい
て、12時間処理を実施することにより、実施例1とほ
ぼ同等の拡散層を形成することが可能であり、短時間で
イオン窒化処理を行うことは不可能であることが明らか
となった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明方法によ
れば、イオン衝撃がおだやかで金属部材の表面をスパッ
タリングすることなく、表面粗度がイオン窒化処理前と
ほとんど変化が生じないイオン窒化処理を短時間で行う
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するためのイオン窒化装置の全
体構成を示す概略図である。
【図2】この発明の実施例1におけるSKD61鋼の押
出成形機用スクリュウのイオン窒化処理後の断面硬度分
布測定結果を示す図である。
【図3】同上実施例1におけるSKH51鋼のパンチの
イオン窒化処理後の断面硬度分布測定結果を示す図であ
る。
【図4】この発明の実施例2におけるプラズマ発生印加
電圧と、NHラジカルとN イオンの発光強度比との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 真空チャンバー 2 加熱ヒーター 3 直流電極 4 金属部材 5 直流電源 6 排気管 7 真空ポンプ 8 バルブ 9 ノズル 10 導入管 11 バルブ 12 マスフローコントローラー 13 窓 14 レンズ 15 光ファイバー 16 分光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 芳朗 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 (72)発明者 柳沼 良和 東京都府中市住吉町3−4−6 日本電子 工業株式会社府中工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材を300〜650℃の温度に保
    持し、アンモニアガスと水素ガスを用い、金属部材の表
    面に0.001〜2.0 mA/cm2 の電流密度のグロー放
    電を行いイオン窒化する金属部材のイオン窒化方法にお
    いて、該金属部材の表面近傍のグロー放電の発光分光分
    析を行い、NHラジカル/窒素分子イオン(N )の
    発光強度比が10/1以上となるプラズマ状態でイオン
    窒化することを特徴とする金属部材のイオン窒化方法。
  2. 【請求項2】 NHラジカルと窒素分子イオン
    (N )の発光強度は、それぞれ波長336nm、3
    91.4nmであることを特徴とする請求項1記載の金
    属部材のイオン窒化方法。
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