JPH0711845Y2 - 穿孔装置 - Google Patents
穿孔装置Info
- Publication number
- JPH0711845Y2 JPH0711845Y2 JP5533790U JP5533790U JPH0711845Y2 JP H0711845 Y2 JPH0711845 Y2 JP H0711845Y2 JP 5533790 U JP5533790 U JP 5533790U JP 5533790 U JP5533790 U JP 5533790U JP H0711845 Y2 JPH0711845 Y2 JP H0711845Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical blade
- punching device
- inner peripheral
- holder
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄筋コンクリート構造物における壁やスラブ
等を穿孔する穿孔装置に関するものである。
等を穿孔する穿孔装置に関するものである。
(従来の技術) 鉄筋コンクリート構造物において、空調施設、ガス、上
下水道、給排気及び配線等の配管用の貫通孔は、建物の
建築時に予め開ける場合もあるが、建物の建築後に開け
る場合は穿孔装置により開けられている。
下水道、給排気及び配線等の配管用の貫通孔は、建物の
建築時に予め開ける場合もあるが、建物の建築後に開け
る場合は穿孔装置により開けられている。
この穿孔装置で床スラブに配管用の貫通孔を開けるに
は、適宜厚さのコアを切断しつつ掘削し、最後のコアを
そのまま下に落下させるのを防止するため、貫通孔が貫
通する少し前に、床スラブの下側にバケツやシート等を
取り付けて残りのコアを受け止めていた。
は、適宜厚さのコアを切断しつつ掘削し、最後のコアを
そのまま下に落下させるのを防止するため、貫通孔が貫
通する少し前に、床スラブの下側にバケツやシート等を
取り付けて残りのコアを受け止めていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の穿孔装置は、床スラブに貫通孔が
貫通する少し前に、床スラブの下側にバケツやシート等
を取り付けて残りのコアを受け止めなければならないた
め、非常に手間がかかり、作業性が悪いという欠点があ
った。
貫通する少し前に、床スラブの下側にバケツやシート等
を取り付けて残りのコアを受け止めなければならないた
め、非常に手間がかかり、作業性が悪いという欠点があ
った。
本考案は上記のような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、鉄筋コンクリート構造物の建築後に、
空調施設、ガス、上下水道、給排気及び配線等の配管用
の貫通孔を床スラブや壁等に開ける場合、該貫通孔が貫
通する少し前に床スラブ等の下側にバケツやシート等を
取り付けることなく、開けることのできる穿孔装置を提
供することである。
り、その目的は、鉄筋コンクリート構造物の建築後に、
空調施設、ガス、上下水道、給排気及び配線等の配管用
の貫通孔を床スラブや壁等に開ける場合、該貫通孔が貫
通する少し前に床スラブ等の下側にバケツやシート等を
取り付けることなく、開けることのできる穿孔装置を提
供することである。
(課題を達成するための手段) 以上のような課題を達成するための、本考案の穿孔装置
は、下面開口の円筒刃を備えた穿孔装置において、該円
筒刃の下部内周面に僅かに窪んだ取り付け凹部を設け、
該取り付け凹部に内周面と同一面状に取り付けられる保
持具を取り外し自在に設け、該保持具が円筒刃の内周面
から内側へ僅かに突出した爪片を備えたことを特徴とす
る構成にすることである。
は、下面開口の円筒刃を備えた穿孔装置において、該円
筒刃の下部内周面に僅かに窪んだ取り付け凹部を設け、
該取り付け凹部に内周面と同一面状に取り付けられる保
持具を取り外し自在に設け、該保持具が円筒刃の内周面
から内側へ僅かに突出した爪片を備えたことを特徴とす
る構成にすることである。
(作用) 而して、上記のような構成によれば、円筒刃における下
部内周面の取り付け凹部から、保持具を取り外した状態
で床スラブを掘削してコアを取り出し、貫通孔が貫通す
る少し前に、円筒刃を該掘削孔から取り出して取り付け
凹部に保持具を取り付ける。
部内周面の取り付け凹部から、保持具を取り外した状態
で床スラブを掘削してコアを取り出し、貫通孔が貫通す
る少し前に、円筒刃を該掘削孔から取り出して取り付け
凹部に保持具を取り付ける。
次に、この保持具を取り付けた状態で残りを掘削する
と、その残りのコアが保持具の爪片で保持された状態で
貫通孔が貫通する。そして円筒刃を引き揚げて保持具を
外すことにより残りのコアを取り外す。
と、その残りのコアが保持具の爪片で保持された状態で
貫通孔が貫通する。そして円筒刃を引き揚げて保持具を
外すことにより残りのコアを取り外す。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の穿孔装置の正面図、第2図及び第3図
は円筒刃の平面図及び断面図である。
は円筒刃の平面図及び断面図である。
穿孔装置Aは支持部材aに上下動自在な軸受部bを介し
て円筒刃1を備え、該円筒刃1が駆動モータMにより高
速回転して床スラブmに貫通孔Hを穿孔するものであ
る。
て円筒刃1を備え、該円筒刃1が駆動モータMにより高
速回転して床スラブmに貫通孔Hを穿孔するものであ
る。
円筒刃1は、下面が開口し且つ上面が閉塞した筒体1aの
下端にダイヤモンドビット1cを備えると共に、上面には
駆動モータMで回転する回転軸1bを備えている。
下端にダイヤモンドビット1cを備えると共に、上面には
駆動モータMで回転する回転軸1bを備えている。
また、該円筒刃1における下部の内周面には、該内周面
から僅かに窪んだ取り付け凹部2が設けられ、該取り付
け凹部2には保持具3が取り外し自在に取り付けられて
いる。
から僅かに窪んだ取り付け凹部2が設けられ、該取り付
け凹部2には保持具3が取り外し自在に取り付けられて
いる。
該保持具3は一端が切離され、かつ厚さが前記取り付け
凹部2の深さと同一のリング状で、外側に付勢されるバ
ネ性を備えることにより、取り付け凹部2に嵌着されて
いる。また、一端の突片3aを他端の凹部3bに挿入するこ
とによりリング状に連結される。よって、保持具3は円
筒刃1の内面と同一面状に取り付けられると共に、ドラ
イバー等により突片3aを凹部3bから引き抜いて内側に縮
めることにより取り付け凹部2から容易に取り外すこと
ができる。
凹部2の深さと同一のリング状で、外側に付勢されるバ
ネ性を備えることにより、取り付け凹部2に嵌着されて
いる。また、一端の突片3aを他端の凹部3bに挿入するこ
とによりリング状に連結される。よって、保持具3は円
筒刃1の内面と同一面状に取り付けられると共に、ドラ
イバー等により突片3aを凹部3bから引き抜いて内側に縮
めることにより取り付け凹部2から容易に取り外すこと
ができる。
また、保持具3の下部には爪片4が4つ設けられ、該爪
片4が上方へ向うに従って内側へ傾斜して、円筒刃1の
内周面から僅かに内側へ突出することにより、掘削した
コアnを引っ掛けて保持する(第10図参照)。
片4が上方へ向うに従って内側へ傾斜して、円筒刃1の
内周面から僅かに内側へ突出することにより、掘削した
コアnを引っ掛けて保持する(第10図参照)。
尚、保持具3は円筒刃1に応じて任意の大きさに形成す
ることができ、また爪片4は4つに限らず、必要に応じ
て任意の数設けることもできる。
ることができ、また爪片4は4つに限らず、必要に応じ
て任意の数設けることもできる。
次に、この穿孔装置Aで床スラブmに貫通孔Hを開ける
方法について説明する。
方法について説明する。
先ず初めに、床スラブmの厚さを測定する。そして、円
筒刃1を高速回転させながら、ハンドルcを操作して該
円筒刃1を下側に降ろし、床スラブmを掘削する(第7
図)。
筒刃1を高速回転させながら、ハンドルcを操作して該
円筒刃1を下側に降ろし、床スラブmを掘削する(第7
図)。
次に、所定の深さ掘削した後に、その深さ分のコアnを
切断して引き抜くと共に、円筒刃1も引き抜いて、所定
の深さの掘削孔H1を形成する(第8図)。
切断して引き抜くと共に、円筒刃1も引き抜いて、所定
の深さの掘削孔H1を形成する(第8図)。
次に、該円筒刃1の取り付け凹部2に保持具3を取り付
けると共に、円筒刃1を再び高速回転させながら、前記
掘削孔H1内に挿入して貫通孔Hを開ける。
けると共に、円筒刃1を再び高速回転させながら、前記
掘削孔H1内に挿入して貫通孔Hを開ける。
この時、残りのコアn1は保持具2の爪片4で引っ掛けら
れて円筒刃1に保持される(第9図及び第10図)。
れて円筒刃1に保持される(第9図及び第10図)。
そして、円筒刃1を前記掘削孔H1から引き抜いて、保持
具3の突片3aを凹部3bから外して内側に押すと、前記爪
片4の突出分だけ、内側に縮むので円筒刃1から外れ
て、残りのコアn1を取り出すことができる(第11図)。
具3の突片3aを凹部3bから外して内側に押すと、前記爪
片4の突出分だけ、内側に縮むので円筒刃1から外れ
て、残りのコアn1を取り出すことができる(第11図)。
よって、床スラブmに貫通孔Hを開ける際に、最後のコ
アn1を入れるためのバケツ等を床スラブmの下側に取り
付ける必要がない。
アn1を入れるためのバケツ等を床スラブmの下側に取り
付ける必要がない。
(考案の効果) 本考案は以上の様な構成にしたことにより下記の効果を
有する。
有する。
円筒刃の下部内周面に僅かに窪んだ取り付け凹部を
設け、該取り付け凹部に内周面と同一面状に取り付けら
れる保持具を取り外し自在に設け、該保持具が円筒刃の
内周面から内側へ僅かに突出した爪片を備えたことによ
り、床スラブ等に貫通孔を開ける際に、最後のコアを円
筒刃に保持したままで引き抜くことができるので、従来
の穿孔作業におけるバケツやシート等を使用する必要が
なく、作業性の向上を図ることができる。
設け、該取り付け凹部に内周面と同一面状に取り付けら
れる保持具を取り外し自在に設け、該保持具が円筒刃の
内周面から内側へ僅かに突出した爪片を備えたことによ
り、床スラブ等に貫通孔を開ける際に、最後のコアを円
筒刃に保持したままで引き抜くことができるので、従来
の穿孔作業におけるバケツやシート等を使用する必要が
なく、作業性の向上を図ることができる。
最後のコアを円筒刃内に保持することができるの
で、貫通孔を一連の穿孔作業で一気に開けることができ
る。
で、貫通孔を一連の穿孔作業で一気に開けることができ
る。
第1図は本考案の穿孔装置の正面図、第2図は円筒刃の
平面図、第3図は同断面図、第4図は保持具を円筒刃か
ら取り外した状態の分解斜視図、第5図は保持具の平面
図、第6図は同正面図、第7図〜第11図は穿孔装置の使
用状態を示す断面図である。 また図中、 A:穿孔装置 1:円筒刃 2:取り付け凹部 3:保持具 4:爪片 である。
平面図、第3図は同断面図、第4図は保持具を円筒刃か
ら取り外した状態の分解斜視図、第5図は保持具の平面
図、第6図は同正面図、第7図〜第11図は穿孔装置の使
用状態を示す断面図である。 また図中、 A:穿孔装置 1:円筒刃 2:取り付け凹部 3:保持具 4:爪片 である。
Claims (1)
- 【請求項1】下面開口の円筒刃を備えた穿孔装置におい
て、該円筒刃の下部内周面に僅かに窪んだ取り付け凹部
を設け、該取り付け凹部に内周面と同一面状に取り付け
られる保持具を取り外し自在に設け、該保持具が円筒刃
の内周面から内側へ僅かに突出した爪片を備えたことを
特徴とする穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5533790U JPH0711845Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 穿孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5533790U JPH0711845Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 穿孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0417013U JPH0417013U (ja) | 1992-02-12 |
JPH0711845Y2 true JPH0711845Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31578199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5533790U Expired - Lifetime JPH0711845Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | 穿孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711845Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001939U (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 코디아산업 주식회사 | 코어 드릴용 코어비트 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3405613B2 (ja) * | 1994-11-29 | 2003-05-12 | 株式会社東芝 | 試料採取装置 |
JP5940961B2 (ja) * | 2012-11-19 | 2016-06-29 | 株式会社コンセック | コアビット |
JPWO2014155649A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-02-16 | 株式会社日立製作所 | 穿孔装置および穿孔方法 |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP5533790U patent/JPH0711845Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001939U (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 코디아산업 주식회사 | 코어 드릴용 코어비트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0417013U (ja) | 1992-02-12 |
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