JP3405613B2 - 試料採取装置 - Google Patents

試料採取装置

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JP3405613B2
JP3405613B2 JP29452394A JP29452394A JP3405613B2 JP 3405613 B2 JP3405613 B2 JP 3405613B2 JP 29452394 A JP29452394 A JP 29452394A JP 29452394 A JP29452394 A JP 29452394A JP 3405613 B2 JP3405613 B2 JP 3405613B2
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伸宜 鎗田
勝 鵜飼
勝幸 金縄
隆夫 熊田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば、放射能環境
下の水中において、燃料集合体を構成するチャンネルボ
ックスの一部を試料として採取する試料採取装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】原子炉プラントにおける炉心は、原子炉
圧力容器と、この原子炉圧力容器内に収納され円柱状に
配列された複数個の燃料集合体とを有する。この燃料集
合体は図16に1で示すようなものであり、チャンネル
ボックス2と称される容器と、このチャンネルボックス
2内に収納された複数本の燃料棒3…とからなる。 【0003】上記チャンネルボックス1は、一辺寸法が
137.5ミリ、高さ寸法が約4メートルの角筒状の容
器である。このチャンネルボックス1の材料は、原子炉
プラントの運転上の安全性確保の観点から、燃料棒3か
らの熱、放射線および水力学的影響等を考慮の上、選定
される。 【0004】ところで、近年、使用済みの各燃料集合体
1のチャンネルボックス2の一部を試料として採取し、
その機械的性質等を調べ、データとして蓄積すること
で、上記チャンネルボックス2の材料の選定に役立てる
という考えがある。このような試料の採取は、放射能雰
囲気中の作業となり、人手では行えないことから、専用
のロボット(試料採取装置)で行う必要がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなロ
ボットを設計するにあたっては、原子炉プラントの性質
上、種々の解決(考慮)すべき課題がある。例えば、原
子炉プラントにおいては、ノイズ信号(雑電波)の発生
源となるような加工方法(レーザ加工等)は、プラント
の運転に悪影響を及ぼすので使用できないということが
ある。 【0006】このようなことから、油圧シリンダを用い
た打ち抜き加工方法を採用し、上記チャンネルボックス
2を所定の形状(図16(b)に4a、4bで示す)に
打ち抜くことで、その打ち抜き片を試料として採取する
という方法も考えられる。 【0007】しかし、この方法であると、この試料(4
a、4b)やチャンネルボックス2側の打ち抜き跡の周
縁部に「ばり」が生じ、その後の取扱いに支障を来たす
ことも考えられる。 【0008】また、上記燃料棒3の焼け具合は一定では
ないから、上記チャンネルボックス2のあらゆる部位か
ら試料を採取できるようにしたいという要望がある。し
かし、打ち抜きによって試料を採取する方法であると、
上記チャンネルボックス2の外面の平坦部については容
易に試料を採取できるが、曲面部分(図に4bで示す部
分)の打ち抜きは困難である。また、駆動源として油圧
シリンダを採用する場合には、試料採取装置自体が大型
化するということが考えられる。 【0009】一方、この試料採取装置の占有できるスペ
ースは限られており、この装置自体が核廃棄物になると
いうこともあるので、装置はできるだけコンパクトに構
成したいという要請もある。 【0010】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたものであり、放射能環境下における水中で、遠隔操
作により、チャンネルボックスの任意の切断部位に対し
て位置決めでき、このチャンネルボックスの平坦部およ
び曲面部のいずれからでもばりを生じさせずに試料を採
取でき、かつノイズ発生の少ないコンパクトな装置を提
供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の手段は、燃料集
合体を構成するチャンネルボックスの一部を試料として
採取する試料採取装置であって、プール水中に鉛直に垂
下された上記チャンネルボックスの側方に設置される
体と、この本体に設けられ、上記チャンネルボックスを
把持固定するクランプ機構と、上記本体に設けられ、上
記クランプ機構によって把持固定された上記チャンネル
ボックスの一部を試料として切削採取する切削機構部
と、上記本体に設けられ、上記切削機構部を駆動し、こ
の切削機構部を上記チャンネルボックスの所定の切削部
位に対して位置決めする駆動機構と、上記切削機構部と
上記駆動機構とを制御する制御部とを具備し、上記切削
機構部は回転駆動される先端部にスリットを有する円筒
形の刃先と、この円筒形の刃先の内側から水を吸引しフ
ィルタを通してろ過する吸引ポンプを備えたことを特徴
とする試料採取装置である。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【作用】本発明の手段によれば、制御部からの遠隔操縦
によりチャンネルボックスから試料を採取することがで
きる。また、鉛直に垂下されたチャンネルボックスに対
して側方からこれを把持して試料を採取する。このた
め、試料採取作業に要するスペースを小さく出来る利点
がある。また、切削機構部は回転駆動される先端部にス
リットを有する円筒形の刃先と、この円筒形の刃先の内
側から水を吸引しフィルタを通してろ過する吸引ポンプ
を備える。このため、切削時に生じる切削粉をプール水
中に散乱させて汚す事がない。また、採取された切断試
料は、吸引ポンプによって吸引される水流によって円筒
形の刃先に保持される。このため、試料の回収が容易と
なる。 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、燃料集合体の構成については従来の技
術の項ですでに説明したので、同一符号を付して新たな
説明は省略する。 【0035】まず、この装置の使用環境について説明す
る。図15に5で示すのは、原子炉に隣接して設けられ
た燃料貯蔵プールであり、このプール5は放射能遮蔽媒
体としての水によって満たされている。また、図に1で
示すのは、ラック6に保持された上記燃料集合体1であ
る。この燃料集合体1は、原子炉内からこの燃料貯蔵プ
ール5に取り出され、上記ラック6によって略垂直に保
持されたものである。 【0036】一方、図に8で示すのは、この発明の試料
採取装置である。この試料採取装置8は、ジブクレーン
9により吊り下げ保持されることによって上記燃料貯蔵
プール5内に沈められ、上記ラック6の側方に位置す
る。そして、水中で上記燃料棒3の取り除かれた後の上
記チャンネルボックス2の一部を試料として採取する作
業を行うようになっている。 【0037】また、上記貯蔵プール5の外には、運転室
10が設けられている。この運転室10内には、上記試
料採取装置8に接続された制御装置11(制御部)が配
設されている。この制御装置11は、本体12と、この
本体に接続されたモニター13と、上記本体12に必要
な情報を入力するための操作盤14とからなる。 【0038】すなわち、上記試料採取装置8は、上記運
転室10内の作業者が上記モニター13を見つつ上記操
作盤を14を操作することによって水中で遠隔操縦され
るようになっている。 【0039】上記試料採取装置8は、上述した環境下で
所望の作業を行うために以下に説明する構成を有する。
図1は、この試料採取装置8を示す外観斜視図であり、
図2は平面図、図3は側面図を示すものである。この試
料採取装置8は、ケース16(本体)と、このケース1
6の前面に設けられ上記チャンネルボックス2を握持す
るクランプ機構17と、このケース16内に収納され上
記チャンネルボックス2から試料を採取する試料採取機
構18(単体は図6に示す)とからなる。 【0040】すなわち、この試料採取装置は、上記クラ
ンプ機構17を用い、図2に示す位置に上記チャンネル
ボックス2を固定した後、このチャンネルボックス2の
側面に対して上記試料採取機構18をXYZ方向に位置
決めし、この試料採取機構18に設けられた工具100
(図2に示す)を上記チャンネルボックス2に対して前
進させることで、上記チャンネルボックスの一部を試料
として採取するようになっている。 【0041】以下、詳しく説明する。上記ケース16
は、立方体状に組み立てられたフレーム20を有し、こ
のケース16の上部に位置するフレーム20間には、図
1に21で示す保持板が水平に架設され溶接されてい
る。そして、この保持板21の上面の中央部には上記ジ
ブクレーン9から延出されたワイヤ9a(図15に示
す)の下端が接続される接続部22が突設されている。 【0042】また、上記ケース16の前面側には、互い
にX方向(左右)に離間して設けられた一対の前面板2
4が面方向を垂直にした状態で上記フレーム20に溶接
されている。そして、この一対の前面板24には、上記
クランプ機構17が取り付けられている。 【0043】次に、このクランプ機構17について説明
する。このクランプ機構17は、左側の前面板24の上
端部および下端部それぞれに取着された一対の左側アー
ム機構17aと、右側の前面板24の上端部および下端
部にそれぞれに取着された一対の右側アーム機構17b
の、計4つのアーム機構からなる。 【0044】各アーム機構17a、17bは、左側と右
側とでは左右対称形状をなすが、すべて同一の構成を有
するので同一の符号を付して説明する。このアーム機構
17a、17bは、X方向に沿って駆動されるアーム2
5と、このアーム25を保持するスライダ26と、この
スライダ26(アーム25)をX方向にスライド自在に
保持するガイド棒27と、このアーム25を駆動するエ
アシリンダ28とを有する。 【0045】上記アーム25とスライダ26は、図に2
6aで示すピンによって連結され、このピン26aをこ
のスライダ26から取り外すことで、このスライダ26
と上記アーム25とを分離することができるようになっ
ている。 【0046】一方、上記アーム25の握持面は、図4
(b)に示すように、上記チャンネルボックス2をその
各辺をX方向およびY方向に平行にした状態(第1の状
態)、および、図5(b)に示すように各辺X方向およ
びY方向に対して45°傾けた状態(第2の状態)で握
持できるように形成されている。 【0047】すなわち、上記アーム25は、X方向およ
びY方向に平行に形成されたX握持面25aおよびY握
持面25bと、上記Y握持面25bを略くの字状に切り
欠いて設けられたXY握持面25cとを有する。そして
各握持面25a〜25cには、ポリイミド系の樹脂等の
合成樹脂で成形された保護部材30が貼り付けられてい
る。 【0048】したがって、このクランプ機構17は、上
記アーム25のX握持面25aおよびY握持面25bを
使用することで、図4(b)に示すように上記チャンネ
ルボックス1を上記第1の状態で握持できるようになっ
ている。また、XY握持面25cを用いることで、図5
(b)に示すように上記第2の状態で握持できるように
なっている。 【0049】なお、図1、図4(a)、(b)に示すよ
うに、上記ケースの前面の上部に設けられたフレーム2
0には、上記チャンネルボックス2の背面を受ける一対
の背面支持機構31が設けられている。この背面支持機
構31は、上記フレーム20内に埋設されたエアシリン
ダ32と、このエアシリンダ32の駆動軸に固定された
支持片33とからなる。 【0050】この支持片33は緩衝材として機能するよ
うに、ゴムあるいは合成樹脂によって成形されている。
この背面支持機構31は、図4(b)に示すように、上
記チャンネルボックス2が上記第1の状態で握持された
際に作動し、上記支持片33を上記チャンネルボックス
2の背面(X方向に平行な面)に押し付けることで、こ
のチャンネルボックス2をバックアップ支持するように
なっている。 【0051】また、図1および図4(a)に示すよう
に、上記クランプ機構17が設けられた前面板24から
は、上記チャンネルボックス2を上記アーム機構17
a、17bのアーム25間に案内する帯状の一対のガイ
ド35(案内部材)がこのケース16の前方方向に略水
平に突設されている。 【0052】図4(a)に示すように、この一対のガイ
ド35の対向面には、それぞれ保護部材36が貼着され
ている。そして、この一対のガイド35は、Y方向と平
行に設けられた基端部35aを有し、この基端部35a
どうしの間隔は、上記保護部材36を貼着した状態で上
記チャンネルボックス2の一辺の寸法と略等しく形成さ
れている。 【0053】また、このガイド35は、Y方向およびX
方向と45°の角度を成して傾斜する中途部35bを有
する。この中途部35bは、図5(a)に示すように、
上記チャンネルボックス2を上記第2の状態で握持する
際に、このチャンネルボックス2の側面を受け止める役
割を有する。 【0054】なお、このガイド35の先端部35cの間
隔は、少なくとも、上記チャンネルボックス2の対角寸
法よりも大きく形成され、先端に向かって次第にその間
隔が広げられるように設定されている。 【0055】そして、このガイド35は、上記先端部3
5c間に上記チャンネルボックス2を位置させた後、こ
の試料採取装置を上記チャンネルボックス2側に駆動す
ることで、このチャンネルボックス2を上記アーム25
間に案内するようになっている。 【0056】そして、上記チャンネルボックス2を第1
の状態で握持する場合には、上述したように、このチャ
ンネルボックス2を上記基端部35a間に挿入し(図4
(a))、上記クランプ機構17を作動させる(図4
(b))。また、第2の状態で握持する場合には上記チ
ャンネルボックス2の側面を上記中途部35bに当接さ
せた後(図5(a))、上記クランプ機構17を作動さ
せる(図5(b))。 【0057】そして、この試料採取装置は、このクラン
プ機構17でチャンネルボックス2を握持したならば、
上記ケース16内に設けられた前記採取機構18を作動
させることで、前記工具100を用いて上記チャンネル
ボックス2から試料を採取する作業を行うようになって
いる。 【0058】次に、この採取機構18について説明す
る。この採取機構18は、図1および図2に示すように
上記ケース16の下端部に位置するフレーム20間にX
方向に沿って架設された一対のXガイドレール36に取
着される。 【0059】すなわち、この採取機構18は、図6に示
すように、上記一対のXガイドレール36に図に41で
示すスライダを介してX方向移動自在に取着されるX移
動体37と、このX移動体37にZ(上下)方向移動自
在に取着されたZ移動板38と、このZ移動板38にY
方向移動自在に取着された試料採取ヘッド39(切削機
構部)とからなる。 【0060】上記X移動体37は、上面に上記スライダ
41が固定されてなる底板42と、この底板42の上記
ケース16の前面側に立設された左右一対の垂直板43
とからなる。 【0061】また、このX移動体37は、上記ケース1
6の背面側に設けられたX駆動機構44によって位置決
め駆動されるようになっている。このX駆動機構44
は、図7(a)、(b)に示すように、底板42から立
設されたブラケット45と、このブラケット45に軸線
を水平にして固定されたX駆動モータ46と、このX駆
動モータ46の回転駆動軸に取着されたピニオンギア4
7とからなる。 【0062】なお、この採取機構18をケース16内に
組み付けた際には、図2に示すように、上記ピニオンギ
ア47は、上記ケース16の背面側に位置するフレーム
20にX方向に沿って固定されてなるラック48と噛合
するように構成されている。 【0063】なお、上記X駆動モータ46は、浸水によ
るショートや作動不良の発生を防止するために図8に示
すように構成されている。図に50で示すのは、このモ
ータ46のケースである。このケース50は円筒形状を
なし、その両端は第1、第2の蓋体51、52によって
気密(水密)に閉塞されている。 【0064】第1の蓋体51には、このケース50内に
エアを供給するためのプラグ53が設けられている。こ
のプラグ53には、図示しないエア供給装置から延出さ
れてなるチューブ54が接続され、このエア供給装置を
作動させることで、このケース50内にエアを圧送し、
このケース50内の圧力を少なくとも大気圧以上に保つ
ようになっている。 【0065】また、上記第2の蓋体52は前述したブラ
ケット45に固定されている。この第2の蓋体52に
は、図に55で示す回転軸が回転自在に保持されてい
て、この回転軸55の先端部は上記ブラケット45を貫
通してこの試料採取装置の背面側に導出されている。そ
してこの回転軸55の先端部には、上記ピニオンギア4
7が固定されている。 【0066】一方、上記ケース50内には、モータ本体
56(パルスサーボモータ)が固定されている。このモ
ータ本体56の駆動軸56aは、上記第2の蓋体52の
方向へ導出され、上記回転軸55の後端部に連結されて
いる。したがって、このモータ46は、上記モータ本体
56を作動させることで上記回転軸55を介して、上記
ピニオンギア47を回転駆動することができるようにな
っている。 【0067】そして、前述したように、このピニオンギ
ア47を上記ケース16側に設けられたラック48と噛
合させることで、このX移動体37(試料採取機構1
8)は上記ケース16に対してX方向に位置決め駆動さ
れるようになっている。 【0068】また、図7(b)に示すように、上記ブラ
ケット45には、上記X移動体37が位置決めされた際
に、上記ピニオンギア47と係合してこのピニオンギア
47を固定(ロック)する第1のロック機構58が設け
られている。 【0069】この第1のロック機構58は、エアシリン
ダ59と、このエアシリンダ59によって駆動され上記
ピニオンギア47に押し付けられる係合体60とからな
る。 【0070】すなわち、この第1のロック機構58は、
上記X移動体37が位置決めされ停止されたならば、上
記エアシリンダ59を作動させ、上記係合体60を上記
ピニオンギア47に押し付け係合させることで、このピ
ニオンギアをロックする。このことで、上記X移動体3
7は移動不能に保持されることとなる。 【0071】一方、上記X移動体37の上記垂直板43
の前面側には、図6に示すように上記Z移動板38が設
けられている。このZ方向移動板38は、上記垂直板4
3の上下端部に突設されたブラケット61間に立設され
てなるZガイド62に、Zスライダ63を介してZ方向
移動自在に取着されている。 【0072】また、このZ移動板38は、図7(a)に
65で示すZ駆動機構65によって上下方向に駆動され
るようになっている。このZ駆動機構65は、上記垂直
板43から突設されたブラケット66と、このブラケッ
ト66に固定されたZ駆動モータ67と、このZ駆動モ
ータ67の回転軸に固定されたピニオンギア68とから
なる。そして、上記Z移動板38の側面には、このピニ
オンギア68と噛合するラック70がZ方向に沿って設
けられている。 【0073】すなわち、この試料採取機構18は上記Z
駆動モータ67を作動させ、上記ピニオンギア68とラ
ック70とを噛合させることより上記Z移動板38を上
下方向に駆動するようになっている。 【0074】なお、このZ駆動機構65のZ駆動モータ
67は、図8に示す前記X駆動機構44のX駆動モータ
46と略同一の構成を有するので、ここではその説明は
省略する。すなわち、このZ駆動モータ67も内部が所
定圧力以上に加圧されるケースと、このケース内に収納
されたモータ本体とを有するものであり、水密構造とな
っている。 【0075】また、上記ブラケット66には、上記Z移
動板38が位置決めされた際に、上記ピニオンギア68
と係合してこのピニオンギア68を固定(ロック)する
第2のロック機構72が設けられている。 【0076】この第2のロック機構72も、前述した第
1のロック機構58と略同一の構成を有し、上記ブラケ
ット66に固定されたエアシリンダ73と、このエアシ
リンダ73の駆動軸の先端に固定された係合体74とか
らなる。 【0077】すなわち、上記Z移動板38がZ方向に位
置決めされ停止されたならば、この第2のロック機構7
2は上記エアシリンダ73を作動させ、上記係合体74
を上記ピニオンギア68に押し付け、ロックする。この
ことで、このZ移動板38は上記X移動体37に対して
移動不能に保持されることとなる。 【0078】また、このZ移動板38には、前述したよ
うに試料採取ヘッド39がY方向移動自在に取り付けら
れている。この試料採取ヘッド39は、上記Z移動板3
8の前面側に図6に示すように面方向を垂直にして配設
された保持板76と、この保持板76の背面に固定さ
れ、後端部を上記Z移動板38を貫通してこのZ移動板
38の背面側に導出させた工具駆動部77とを有する。 【0079】この工具駆動部77の後端部には図7
(a)に78で示す一対のブラケットが突設され、各ブ
ラケット78の前面と上記保持板76の背面との間に
は、Y方向に沿って設けられたYガイド棒79が上記Z
移動板38を貫通する状態で架設されている。 【0080】このYガイド棒79は、上記Z移動板38
の背面に固着された筒状のスライダ80によってY方向
移動自在に保持されている。すなわち、このような構成
によって上記試料採取ヘッド39は、上記Z移動板38
に対してY方向移動自在に保持されている。 【0081】また、この試料採取ヘッド39は、図7
(b)に示すように上記一対のスライダ80の下方に設
けられた一対のYエアシリンダ82(図には一方のみ図
示)によってY方向に進退駆動されるようになってい
る。このYエアシリンダ82は、図9に示すように、上
記Z移動板38の背面に固着されていると共に、その駆
動軸82aを上記Z移動板38を貫通して上記試料採取
ヘッド39の保持板76の裏面側に固着している。 【0082】したがって、このYエアシリンダ82が作
動し、上記駆動軸82aを突没させることで、この試料
採取ヘッド39は、ガイド棒79とスライダ80とによ
りY方向に案内されつつ駆動されるようになっている。 【0083】次に、この試料採取ヘッド39の工具駆動
部77の構成について、図10を参照してさらに詳しく
説明する。この試料採取ヘッド39は、前述した工具1
00(図6参照)を保持し、この工具100を回転駆動
する機能を有する。また、浸水によるショートを防止す
るために以下のような構成を有する。 【0084】図中85で示すのはこの装置の前面側に開
放するケースである。この図には図示しないが、このケ
ース85の外面には前記Yガイド棒79を保持する前述
したブラケット78が突設されている。また、このケー
ス85の開放側は図に86で示す蓋体によって閉塞され
ている。 【0085】この蓋体86は、上記保持板76(図6参
照)に取り付けられている。そしてこの蓋体86には図
に87で示す主軸がその一端部を上記ケース85の外側
に突出させた状態で回転軸受88により回転自在に保持
されている。そしてこの蓋体86の外面には、上記主軸
87の基端部を覆うカバー90が固定されている。 【0086】上記主軸87には、この主軸87の先端面
に開放する工具取付孔91が設けられている。そして、
この工具取付孔91の後端部には、この工具取付孔91
とこの主軸87の外面とを連通させる貫通孔92が、こ
の主軸87の直径方向に沿って穿設されている。 【0087】この貫通孔92は、上記主軸87の外面と
上記カバー90とによって区画された空間に連通するよ
うになっている。また、このカバー90の外面には、こ
のカバー90の内側と連通する吸引管94が取着されて
いる。 【0088】一方、上記蓋体86の上記ケース85内に
対向する面には、駆動軸95aを上記主軸87に連結し
てなる回転駆動用エアモータ95が固定されている。こ
のエアモータ95は、上記ケース85のサイズと比較し
てかなり小さいサイズで設けられ、上記ケース85の内
面との間に空間部を区画している。 【0089】また、このケース85の後端部には、この
ケース内に連通するプラグ97が固定されており、この
プラグ97は、図に二点鎖線で示すチューブ98を介し
て図示しない加圧装置に接続されている。 【0090】すなわち、この加圧装置を作動させること
によって、上記ケース85内には一定圧力以上に加圧さ
れたエアが圧送され、上記モータの周囲を一定の圧力以
上に保持し、上記ケース内への水の侵入を防止するよう
になっている。 【0091】次に、上記主軸87に取り付けられる上記
工具100について説明する。この工具100は、図1
1(a)、(b)に示すように、長さ方向中途部に段差
100aが設けられた段付き円筒形状をなし、先端部1
01の外径は後端側102の外径よりも大きくなるよう
に形成されている。 【0092】また、この工具100の先端部101は、
この装置の前面側に開放するカップ状に形成され、その
周壁の肉厚は約0.25mmに形成されている。そし
て、この先端部101の最先端は、リング状の刃先10
3となっている。 【0093】図12は、この刃先103を拡大して示す
模式図である。この工具の刃先103は上記先端部10
1の内面から外面へ向かって傾斜するように尖鋭化さ
れ、その刃先角度は約30°に設定されている。 【0094】また、この刃先103の少なくとも表面
は、ダイヤモンド砥粒で形成され、砥石としての機能を
発揮するようになっている。一方、上記先端部103の
周壁には、図11(a)に示すように、この先端部10
3の内面から外面へと貫通するスリット104が、上記
刃先103からこの工具100の後端側へ向かって所定
の寸法で設けられている。また、このスリット104
は、円周方向に沿って所定の間隔で設けられている。 【0095】このスリット104は、後述するように、
この工具100の外側に発生した切り屑をこの工具10
0内に吸引する切り屑回収手段としての機能を有する。
また、工具100の後端部102には、上記カップ状の
先端部101内からこの工具100の後端面に連通する
連通孔105が設けられている。この連通孔105は、
後述するように、この工具100の先端部101に吸引
力を発生させるためのバキューム孔として用いられるよ
うになっている。 【0096】この工具100は、図10(a)および同
図(b)に示すように、上記工具駆動部77の主軸87
に取り付けられるようになっている。すなわち、この工
具100は、図10(b)に示すように、上記後端部1
02を上記主軸87の先端面に開口する取着孔91内に
挿着され、図に106で示すピンによってこの主軸87
に固定されるようになっている。 【0097】したがって、この工具100は、上記ピン
106を用いることによって、この主軸87に容易に着
脱できるようになっている。一方、図10(b)に示す
ように、この工具100の後端面に開放する連通孔10
5は、この主軸87に設けられた吸引孔92を通して上
記カバー90内に連通するようになっている。 【0098】また、このカバー90に取着された前記吸
引管94には、図10に示すようにバキュームホース1
07が接続され、このバキュームホース107は、図2
に示すように108で示す切り屑濾過部(フィルタ)を
介して吸引ポンプ109に接続されている。 【0099】すなわち、この試料採取装置は、この吸引
ポンプ109を作動させることで、上記バキュームホー
ス107、吸引管92、カバー90内、吸引孔92およ
び連通孔105を介して、図10に矢印で示すように、
上記工具100の先端部101内に吸引力を発生させる
ことができるようになっている。 【0100】このようにして発生した吸引力は、採取し
た試料を工具100の先端部101に吸着保持するこ
と、および、この工具100の外側に発生した切り屑を
上記スリット104を介して回収することに用いられる
ようになっている。 【0101】なお、上記スリット104から上記工具1
00の先端部101内に吸い込んだ切り屑は、プール内
の水と共に上記吸引管92およびバキュームホース10
7を通って切り屑濾過部108に導かれる。そして、上
記切り屑は、切り屑濾過部108によって上記水と分離
され回収されるようになっている。 【0102】なお、この切り屑濾過部108を通過した
水は、上記吸引ポンプ109を通過した後、再び上記プ
ール5内に戻されるようになっている。次に、この試料
採取装置と、上記制御装置11との接続について説明す
る。 【0103】まず、上記試料採取機構部18に設けら
れ、上記工具をXZ方向に位置決めするためのX、Z駆
動モータ46、67は、パルスモータであり、図示しな
いドライバを介して上記制御装置11に接続されてい
る。 【0104】この制御装置11の操作盤14にはジョイ
スティックが設けられていて、作業者はこのジョイステ
ィックを操作することにより、上記X、Z駆動モータ4
6、67を作動させることができ、上記工具100の位
置決めを行えるようになっている。 【0105】なお、上記X、Z駆動モータ46、67に
よる位置決めの作動限界は、図示しないリミットセンサ
により検出されるようになっていて、この検出信号は操
作盤14に表示されるようになっている。 【0106】作業者は、これに基づいて上記チャンネル
ボックス2の握持状態(第1の状態あるいは第2の状
態)を変更する等して、このチャンネルボックス2の所
望の位置に上記工具100を対向させるようにすること
ができる。 【0107】また、工具駆動部39に設けられたエアシ
リンダ82およびエアモータ95は、電磁弁を介して図
示しないエア供給源に接続され、上記電磁弁は上記制御
装置11に接続されている。作業者は、上記操作盤14
に設けられたスイッチを操作することで、各エアシリン
ダ82およびエアモータ95を作動させることができる
ようになっている。 【0108】また、工具100の待機位置、切削中、切
削完了に対応する位置には図示しないリミットセンサが
設けられていて、この検出信号も操作盤14上に表示さ
れる。したがって、作業者は、チャンネルボックス2の
切削状態を一目で確認することができるようになってい
る。 【0109】さらに、上記工具100の押し付け力、回
転数、後退力の調節は、上記制御盤14上で、各エアシ
リンダ46あるいはエアモータ95に供給する空気圧を
調整することで行えるようになっている。この実施例で
は、上記工具100の押し付け力は20N〜30N、工
具の回転数は200〜300rpmに設定される。 【0110】一方、上記第1、第2のロック機構58、
73のエアシリンダも、電磁弁を介してエア供給装置に
接続されている。そして、上記電磁弁は、上記制御装置
11に接続されている。したがって、作業者は、制御盤
のスイッチを操作することで、ロックのON、OFF切
り換えることができるようになっている。 【0111】なお、上記ロック機構58、73にも、図
示しないリミットセンサが設けられていて、このリミッ
トセンサによる検出結果は、上記操作盤14に表示され
るようになっている。したがって、作業者は、上記ロッ
クのON/OFFを操作盤14上で確認することができ
るようになている。 【0112】さらに、上記試料採取機構の保持板76の
前面には、図2あるいは図7に115で示す撮像カメラ
が固定されている。この撮像カメラ115は、撮像面を
上記工具100側に向け、上記チャンネルボックス2の
所定の試料採取部位を撮像できるように構成されてい
る。 【0113】この撮像カメラ115は、上記制御装置1
1に接続され、その撮像結果は、上記モニター13に映
し出されるようになっている。したがって、作業者は、
このモニター13に映し出された画像に基づいてチャン
ネルボックス2の握持状態のチェックや上記工具100
の位置決め等の操作を行えるようになっている。 【0114】次に、この装置を用いた試料採取動作につ
いて説明する。この試料採取動作は、チャック機構17
によるチャンネルボックス2の握持、チャンネルボック
ス2に対する工具100の位置決め、チャンネルボック
ス2の切削、切削により得た試料の回収、の各工程から
なる。以下、順に説明する。 【0115】まず、チャンネルボックス2の握持を行う
前に、作業者は、上記チャンネルボックス2のどの部分
から試料を採取するかを決定する。上記チャンネルボッ
クス2の平坦部(例えば図16に示す4a)から試料を
採取する場合には、前記第1の状態で上記チャンネルボ
ックス2を握持する必要があり、曲面部(例えば図16
に示す4b)から試料を採取する場合には前記第2の状
態で上記チャンネルボックス2を握持する必要がある。 【0116】例えば、第1の状態でチャンネルボックス
2を握持させる場合には、作業者は、上記ジブクレーン
9を作動させ、上記チャンネルボックス2の側面を上記
試料採取装置8と平行にした状態で、このチャンネルボ
ックス2を上記一対のガイド35の先端部35c間に位
置させる。 【0117】ついで、上記試料採取装置8を上記チャン
ネルボックス2側に駆動する。このことで、図4(a)
に示すように、上記チャンネルボックス2は、上記ガイ
ド35に沿って、このガイド35の基端部35a間に挿
入される。 【0118】ついで、上記チャック機構17および上記
背面支持機構31を作動させることで、図4(b)に示
すように、上記チャンネルボックス2を第1の状態で握
持することができる。 【0119】また、例えば第2の状態で上記チャンネル
ボックス2を握持させる場合には、作業者は、上記ジブ
クレーン9を作動させ、上記チャンネルボックス2の側
面を上記試料採取装置8に対して約45°傾けた状態
で、このチャンネルボックス2を上記一対のガイド35
の先端部35c間に位置させる。 【0120】ついで、上記試料採取装置8を上記チャン
ネルボックス2側に駆動する。このことで、図5(a)
に示すように、上記チャンネルボックス2は、上記ガイ
ド35に沿って案内され、その側面を上記ガイド35の
中途部35bに当接させる。 【0121】ついで、上記チャック機構17および上記
背面支持機構31を作動させることで、図5(b)に示
すように、上記チャンネルボックス2を第2の状態で握
持することができる。 【0122】このようにして、上記チャンネルボックス
2を握持したならば、作業者は、上記撮像カメラ115
により捕らえられ上記モニター13に映し出された映像
に基づいて、上記工具100の位置決めを行う(図4
(b)、図5(b))。 【0123】すなわち、前記ピニオンギア47、68お
よびラック48、70とからなる上記X駆動機構44お
よびZ駆動機構65を作動させることで、上記試料採取
ヘッド39(工具駆動部77)に保持された工具100
を上記チャンネルボックス2に対してXZ方向に位置決
めする。 【0124】なお、上記X駆動機構44のXモータ46
およびZ駆動機構65のZモータ67内には、この試料
採取装置8が水中に沈められた時から、エアが圧送さ
れ、浸水によるショート不良等の発生が有効に防止され
るようになっている。 【0125】工具100の位置決めが成されたならば、
上記第1、第2のロック機構58、72を作動させ、上
記ピニオンギア47、68をロックする。このことで、
上記工具100(試料採取ヘッド39)はXZ方向に移
動不能に保持される。 【0126】このようにして上記工具100が上記チャ
ンネルボックス2に対して位置決めされたならば、作業
者は、上記試料採取ヘッド39を作動させる。すなわ
ち、上記ケース16の背面側に設けられた吸引ポンプ1
09を作動させ上記工具100の先端部101に吸引力
を発生させると共に、上記エアモータ95を作動させ上
記工具100を回転駆動する。 【0127】上記工具100の先端部101から吸い込
まれたプール5内の水は、上記バキュームホース10
7、切り屑濾過部108および上記ポンプ109を通過
して再びこのプール5内に戻されるようになっている。 【0128】ついで、作業者は上記Z移動板38の裏面
に固定された一方のエアシリンダ82を作動させること
で、上記工具100を前進させる(図4(b)、図5
(b)参照)。このことで、上記回転する工具100の
刃先103が上記チャンネルボックス2の側面に押し付
けられ、切削が開始される。 【0129】上記工具100の刃先は先端に向かって尖
鋭化されたリング状の砥石であり、これが回転しつつ上
記チャンネルボックス2に押し付けられるから、上記チ
ャンネルボックス2は円板状に切削されることとなる。
そしてこのとき工具100の外側に発生した切り屑は、
上記スリット104を通ってこの工具100の先端部1
01内に吸引される。そして、この切り屑は上記切り屑
濾過部108を通ることによって回収される。 【0130】前記第1の状態で保持されたチャンネルボ
ックス2を切削する場合には、上記工具100は、図1
2(a)に示す状態で、上記チャンネルボックス2の側
壁を切り進んでいく。そして、刃先103の最尖鋭部が
上記チャンネルボックス2の内面に達した時点で、この
切削は終了する。すなわち、この工具100は、このチ
ャンネルボックス2から円板状の試料4aをくりぬくこ
とができる。 【0131】この実施例では、上述したように、押し付
け力20N〜30N、回転数200rpm〜300rp
mで上記工具100を駆動し、約3〜4時間かけて上記
試料4aをくりぬくようにしている。 【0132】上記工具100の先端部101には、吸引
力が発生しているから、くりぬかれた円板状の試料4a
は、図12(b)に示すように、上記先端部101に吸
着保持される。この状態で上記エアシリンダ82を作動
させ、上記工具100を後退させることで、この試料4
aを上記チャンネルボックス2から採取することができ
る。 【0133】一方、第2の状態で握持されたチャンネル
ボックス2を切削する場合には、図13(a)、(b)
に示すようにして行う。すなわち、上記工具100は、
上記刃先103を上記チャンネルボックスの曲面部に対
向させた後、先端部101に吸引力を発生させつつ回転
駆動され、上記刃先103を上記チャンネルボックス2
の曲面部に押し付ける。 【0134】このことで、この工具100の刃先103
は、図13(a)に示す状態で上記チャンネルボックス
2を切り進んでいく。そして、上記刃先103の最尖鋭
部が、このチャンネルボックス2の内面に達した時点で
この切削は終了する。そして、このチャンネルボックス
2からくりぬかれてなる試料4bは上記工具100の先
端部101に吸着保持される。 【0135】ついで、図13(b)に示すように、上記
工具100を後退させることで、上記チャンネルボック
ス2から試料4bを採取することができる。このような
動作により、試料の採取が行われたならば、以下に説明
する動作により試料の回収作業が行われる。 【0136】まず、作業者は、上記チャック機構107
のアーム25を開駆動することでこの試料採取装置8を
チャンネルボックス2から離脱させる。ついで、上記ジ
ブクレーン9を作動させ、上記試料採取装置8を上記プ
ール5の水面近くまで引き上げる。 【0137】次に、この位置で、上記工具100の先端
部に放射能遮断部材としての鉛製のカップを被せた後、
上記工具100を固定していたピン106を上記主軸8
7から引き抜いてこの工具100を試料採取装置8から
取り外す。 【0138】そして、この工具100を上記鉛製のカッ
プを被せた状態で上記プール5内から引き上げる。この
ことで、試料4a、4bの回収が行われる。続けて上記
チャンネルボックス2の他の部位から試料4a、4bを
採取する場合には、新たな工具100を上記試料採取装
置8の主軸87に取り付けて行うようにする。 【0139】次に、上記チャンネルボックス2を離脱で
きない等の非常事態が生じた場合の動作について説明す
る。この場合には、上記チャック機構17に設けられた
ピン26aを引き抜くことで、上記アーム25をこのア
ーム25を保持するスライダ26から分離する。すなわ
ち、上記ピン26aの頭部には図2に示すようにリング
状の被引っ掛け部材が固定されており、作業者は、例え
ば、先端部に鍵状の引っ掛け部が形成されてなる図示し
ない引っ掛け棒をプール5内に挿入し、上記引っ掛け部
を上記ピンに26aに形成された被引っ掛け部に引っ掛
けた後、上記引っ掛け棒を引き上げることで、上記ピン
26aを上記スライダ26から引き抜く。 【0140】このような動作により、少なくとも図に示
す右側アーム機構17aのアーム25をスライダ26か
ら離脱することで、上記チャンネルボックス2の握持状
態を解除することができる。 【0141】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。第1に、放射能環境下におけるチャンネル
ボックス2からの試料4a、4bの採取を、遠隔操縦に
より安全に行なうことが可能になる。 【0142】すなわち、作業者は、上記運転室10に設
けられたモニター13を見つつ操作盤14を操作するこ
とで試料採取装置8の遠隔操縦(工具100の位置決
め、駆動等)をすることができる。また、上記操作盤1
4を通じてこの試料採取装置8に関するあらゆる設定
(工具100の位置決め、切削速度、押し付け力等の設
定)を行える。 【0143】したがって、チャンネルボックス2からの
試料の採取を適確かつ安全に行うことができる効果があ
る。第2に、チャック機構17のアーム25にX握持面
25a、Y握持面25bおよびXY握持面25cを形成
することで、上記チャンネルボックス2を図4(b)、
図5(b)に示すよう2つの状態(第1、第2の状態)
で握持することが可能になる。 【0144】このことにより、このチャンネルボックス
2の平坦部(図16に示す4a)、曲面部(図16に示
す4b)を問わず、このチャンネルボックス2のあらゆ
る部位から、上記試料4a、4bの採取を行える。 【0145】したがって、チャンネルボックスの材料の
選定に有効に役立つデータの構築を行うことが可能にな
る。第3に、チャック機構17の上下のアーム機構17
a、17bの間に、上記チャンネルボックス2を握持位
置に案内するガイド35を設けたので、上記チャンネル
ボックス2を所望の状態で正確に握持することが可能に
なる効果もある。 【0146】すなわち、このガイド35には、上記第1
の状態に対応する基端部35aと、第2の状態に対応す
る中途部35b(傾斜面)を設けたので、上記各アーム
機構17a、17bを作動させる前に、上記チャンネル
ボックスを各第1、第2の状態に応じた正確な位置に保
持することができる。 【0147】したがって、上記チャンネルボックス2の
握持ミスが生じることを少なくすることができ、安全な
作業を行える効果がある。第4に、何らかの原因で、上
記チャック機構17に上記チャンネルボックス2の握持
状態を解除できない等の非常事態が発生した場合には、
上記各アーム機構17a、17bのアーム25とスライ
ダ26とを連結するピン26aを引き抜くことで、この
試料採取装置8から上記チャンネルボックス2を離脱さ
せることができる。 【0148】このことにより、試料採取運転中の安全性
が確保できる効果がある。第5に、試料採取運転中に、
原子炉プラントの運転に影響を与える恐れのあるノイズ
が発生することを有効に防止でき、かつこの試料採取装
置をコンパクトに構成することができる効果がある。 【0149】すなわち、この発明では、工具100の駆
動源としてエアモータ95およびエアシリンダ82を用
いるようにしたので、レーザ等の加工手段を用いる場合
のようにノイズ(雑電波)を発生させることが少ない。
したがって、原子炉プラント運転に影響を及ぼすことは
ない。 【0150】また、油圧シリンダによる打ち抜き方法を
用いて試料を採取するということも考えられるが、この
方法であると、打ち抜きにかなり大きな力を要するた
め、装置が大掛かりになるということがある。 【0151】この発明では、上記エアモータ95を用
い、リング状に形成された砥石としての機能を持つ刃先
103を有する工具100を回転させ、一定の時間(例
えば3〜4時間)をかけて試料を採取するようにしたの
で、上記駆動源であるエアモータ95は大型である必要
はない。したがって、装置をコンパクトに構成すること
ができる。 【0152】このことは、この装置自体が将来核廃棄物
となるべき性格のものであることを考慮すると、有効な
効果と考えられる。さらに、打ち抜きの場合のように大
きな振動が生じたりするということがないので、原子炉
運転に影響を及ぼすことが少ない。 【0153】第6に、採取した試料4a、4bをプール
5内に脱落させることなく、確実に回収することができ
る効果がある。すなわち、この作業は、放射能環境下の
プール5内で行われるため、採取した試料4a、4bが
脱落したりすると、その回収が困難になる。 【0154】しかし、この発明では、先端部101がカ
ップ状に形成されてなる工具100を用い、この先端部
101に吸引力を発生させるようにしたので、採取した
試料4a、4bをそのままこの先端部101に吸着保持
することができる。 【0155】したがって、採取した試料4a、4bの脱
落を有効に防止することができる効果がある。第7に、
切削により発生した切り屑を、このプール5内に飛散さ
せることなく、有効に回収できる効果がある。 【0156】すなわち、この発明では、切削により上記
試料4a、4bを採取するようにしているので、切り屑
が発生する。この切り屑を回収せず、そのままにしてお
くと、この切り屑がプール5内に飛散し、チャンネルボ
ックス2やこのプール5の側壁や底壁に付着するという
不具合が発生するおそれがある。 【0157】しかし、この発明によれば、工具100の
先端部101に吸引力を発生させると共に、この先端部
101に複数のスリット104を設け、上記切り屑を、
このスリット104を通してこの工具内に吸い込むよう
にした(図12、図13に点線で示す)。そして、この
切り屑は、ケース16の背面側に設けられた切り屑濾過
部108で濾過し回収するようにした。 【0158】このことで、発生した切り屑が、プール5
内に飛散することを有効に防止でき、上述した不具合の
発生を防止することが可能になる。第8に、工具100
の刃先角度を、30度と、45°以下に設定したこと
で、採取した試料4a、4bの周縁部や上記チャンネル
ボックス2の採取跡に「ばり」が発生することを有効に
防止できる効果がある。 【0159】すなわち、この装置では、前記第1の状態
だけでなく第2の状態で握持されたチャンネルボックス
2からも試料4a、4bを採取することを予定してい
る。第1の状態で握持されたチャンネルボックス2から
上記試料4aを採取する場合には、図12に示すように
試料採取面は傾いていないから、尖鋭化された上記刃先
103の最先端が上記チャンネルボックス2の内面に達
した時点で切削を終了することができる。したがって、
刃先角度が45°以上であっても「ばり」が発生する恐
れは少ない。 【0160】しかし、上記第2の状態のように、試料採
取面が45°の傾きを持って握持されている場合には、
上述した刃先角度が45°以上の工具では、ばり発生の
おそれが高くなる。 【0161】図14(a)は、刃先角度が45°に形成
された刃先103を用いて第2の状態のチャンネルボッ
クス2を切削する場合を示す拡大断面図である。この場
合には、上記刃先103の傾斜面と上記チャンネルボッ
クスの試料採取面の傾斜角度が等しいので、最終的に
は、図に116で示す範囲を同時に打ち抜く必要があ
る。したがってこの部分116の縁部にばりが生じる恐
れが高くなる。 【0162】一方、図14(b)は、この発明の場合、
すなわち、刃先角度が30°に設定されてなる刃先10
3を有する工具100を用いた場合である。この場合で
は、上記試料採取面の傾斜角度よりも上記刃先角度の方
が小さいので、上述した上記第1の状態の場合と同じ
く、この刃先103の最尖鋭部が上記チャンネルボック
ス2の内面に達した時点で切削は終了する。 【0163】したがって、図14(a)に116で示し
た箇所のように、同時に打ち抜かれる部位がなくて済む
ので、ばりが発生する恐れは小さい。このように、刃先
角度が45°以下に設定されてなる工具100を用いる
ことで、採取した試料4a、4bの周縁部にばりが発生
することを抑制することができ、この試料4a、4bを
後処理することなく使用することができるから、試料4
a、4bの取扱いが非常に容易になる効果がある。 【0164】第9に、この装置では、上下一対のアーム
機構17a、17b(合計4つのアーム25)を用いて
上記チャンネルボックス2を握持するようにしたので、
このチャンネルボックス2を安定的に保持することがで
きる効果がある。 【0165】すなわち、左右一対のアーム25だけであ
ると、上記チャンネルボックス2の握持時あるいは握持
後の安定性が悪く、このチャンネルボックス2が誤って
傾いて握持されたり握持後に傾いたりすることが考えら
れる。 【0166】しかし、この実施例では、上下一対の計4
つのアーム25を用いて、上記チャンネルボックス2の
所定長さ寸法離間した2か所をそれぞれ握持するように
したので、このチャンネルボックス2を安定的に握持す
ることができる効果がある。 【0167】したがって上記チャンネルボックス2が傾
いていている場合であっても良好な握持が行え、また、
試料採取作業中に上記チャンネルボックス2が傾いてし
まうことを有効に防止できる。 【0168】したがって、上記試料の採取を安全に行え
る効果がある。なお、この発明は、上記一実施例に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。 【0169】例えば、上記一実施例では、上記工具10
0(試料採取ヘッド39)を駆動する機構として、ピニ
オンギア47およびラック48の組み合わせからなるX
駆動機構44およびY駆動機構65を用いたが、このX
駆動機構およびY駆動機構はこのような構成に限定され
るものではなく、例えばボールねじ機構が内蔵されたリ
ニアガイド機構であっても良い。要は、上記工具100
を任意の位置に位置決めできる機構であれば良い。 【0170】また、上記工具100を駆動する機構は、
エアモータ95およびエアシリンダ82であったが、こ
れに限定されるものではなく、他の駆動機構であっても
良い。例えば、ラックとピニオンギアとの組み合わせに
より進退させるような機構であっても良い。 【0171】また、上記一実施例では、上記工具100
をチャンネルボックス2に押し付ける構成であったが、
反対に上記チャンネルボックス2を回転する工具100
に押し付ける構成であっても良い。 【0172】さらに、上記ロック機構58、72は、上
述した構成に限定されるものではなく、上記試料採取ヘ
ッド39の移動をロックできる機構であれば他の構成の
ものであっても適用可能である。 【0173】例えば、上記ロック機構58、72では、
係合体の駆動手段としてシリンダを利用しているが、こ
れに限定されるものではなく、ばね機構によりピニオン
ギアに係合体を押し付けることで、このピニオンギアを
ロックするようにしても良い。 【0174】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の試料採
取装置は、チャンネルボックスからの試料の採取を遠隔
操縦により行えるようにした装置であって、上記チャン
ネルボックスを第1、第2の状態で握持し、平坦部だけ
でなく曲面部からも試料を採取できるようにすると共
に、先端部にリング状に形成された刃先角度45°以下
の刃先を有する工具を用い、この先端部に吸引力を発生
させながら切削を行うことで、発生した切り屑を回収
し、採取した試料を吸着保持するようにしたものであ
る。 【0175】このような構成によれば、放射能環境下に
おける試料の採取を安全かつ確実に行える。また、チャ
ンネルボックスのあらゆる部位から試料を採取すること
ができるから有効なデータの構築に役立てることが可能
になる。 【0176】さらに、原子炉の運転に運転に影響を与え
る恐れのあるノイズを発生させることがないので、試料
の採取を安全に行える。さらに、採取した試料の脱落を
防止でき、試料の回収を安全に行える。 【0177】また、切削により生じた切り屑が周囲に飛
散してしまうことを有効に防止できる効果もある。さら
に、採取した試料や採取跡にばりが発生することを有効
に防止できるので、試料等の取扱いが容易になる。 【0178】また、この発明の試料採取装置は、上記チ
ャンネルボックスを上記第1、第2の状態で上記チャッ
ク機構に案内する案内部材を有するので、上記チャンネ
ルボックスの握持を容易かつ確実に行うことができる。
さらに、非常事態には、アームに設けられたピンを引き
抜くことで、握持状態を解除できるから安全性が高い。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例を示す全体斜視図。 【図2】同じく、上面図。 【図3】同じく、側面図。 【図4】同じく、チャンネルボックスを第1の状態で握
持する場合を示す上面工程図。 【図5】同じく、チャンネルボックスを第2の状態で握
持する場合を示す上面工程図。 【図6】同じく、試料採取機構を示す斜視図。 【図7】同じく、上面図および側面図。 【図8】同じく、X駆動機構の駆動モータを示す一部縦
断面を有する側面図。 【図9】同じく、試料採取機構の要部を拡大して示す縦
断面図。 【図10】同じく、工具駆動部を示す縦断面図。 【図11】同じく、工具を示す斜視図および縦断面図。 【図12】同じく、第1の状態で握持されたチャンネル
ボックスの試料採取工程を拡大して示す概略縦断面図。 【図13】同じく、第2の状態で握持されたチャンネル
ボックスの試料採取工程を拡大して示す概略縦断面図。 【図14】同じく、刃先角度設定の効果を説明する縦断
面図。 【図15】同じく、試料採取の環境を示す概略全体図。 【図16】一般的な燃料集合体およびチャンネルボック
スを示す一部縦断面を有する外観斜視図。 【符号の説明】 1…燃料集合体 2…チャンネルボ
ックス 11…制御装置(制御部) 13…モニター
(認識手段) 16…ケース(本体) 17…クランプ機
構(クランプ機構部) 25…アーム 25a…X握持面
(第1の握持面) 25b…Y握持面(第1の握持面) 25c…XY握持
面(第2の握持面) 26a…ピン 28…エアシリン
ダ(開閉駆動部) 35…ガイド(案内部材) 35a…基端部 35b…中途部 35c…先端部 39…試料採取ヘッド(切削機構部)44…X駆動機構
(駆動機構) 47…ピニオンギア 48…ラック 50…ケース(水密容器) 56…モータ 58…第1のロック機構(ロック機構) 65…Y駆動機構(駆動機構) 72…第2のロッ
ク機構(ロック機構) 77…工具駆動部(工具駆動体) 82…Yエアシリ
ンダ(進退駆動機構) 85…ケース(水密容器) 87…主軸 95…エアモータ(切削機構部の駆動モータ) 100…工具 101…先端部 103…刃先 104…スリット(切り屑回収手段、貫通孔) 105…連通孔(吸引孔) 108…切り屑濾
過装置(切り屑回収部) 109…吸引ポンプ(吸引装置) 115…撮像カメ
ラ(認識手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊田 隆夫 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株式会社東芝生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−101811(JP,A) 特開 昭63−200992(JP,A) 特開 昭59−178399(JP,A) 特開 昭63−102867(JP,A) 特開 平5−209990(JP,A) 特開 平3−249540(JP,A) 実開 平4−17013(JP,U) 実開 平2−236200(JP,U) 実開 昭63−58000(JP,U) 特公 昭63−22553(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/36 G21C 3/30 G21C 17/00 - 19/02 G21F 7/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】燃料集合体を構成するチャンネルボックス
    の一部を試料として採取する試料採取装置であって、プール水中に鉛直に垂下された上記チャンネルボックス
    の側方に設置される 本体と、 この本体に設けられ、上記チャンネルボックスを把持固
    定するクランプ機構と、 上記本体に設けられ、上記クランプ機構によって把持固
    定された上記チャンネルボックスの一部を試料として切
    削採取する切削機構部と、 上記本体に設けられ、上記切削機構部を駆動し、この切
    削機構部を上記チャンネルボックスの所定の切削部位に
    対して位置決めする駆動機構と、 上記切削機構部と上記駆動機構とを制御する制御部とを
    具備し、 上記切削機構部は回転駆動される先端部にスリットを有
    する円筒形の刃先と、この円筒形の刃先の内側から水を
    吸引しフィルタを通してろ過する吸引ポンプを備えた
    とを特徴とする試料採取装置。
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